JPH1143440A - 脳機能改善剤 - Google Patents

脳機能改善剤

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JPH1143440A
JPH1143440A JP9202718A JP20271897A JPH1143440A JP H1143440 A JPH1143440 A JP H1143440A JP 9202718 A JP9202718 A JP 9202718A JP 20271897 A JP20271897 A JP 20271897A JP H1143440 A JPH1143440 A JP H1143440A
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JP
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fraction
compound
group
improving agent
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Application number
JP9202718A
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English (en)
Inventor
Haruki Yamada
陽城 山田
Takeshi Yabe
武士 矢部
Hiroaki Kiyohara
寛章 清原
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Kitasato Institute
Original Assignee
Kitasato Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンジサポニンA、B、E、F、Gまたはこ
れらの混合物よりなる脳機能改善剤を得るものである。 【解決手段】 オンジサポニンA、B、E、F、Gまた
はこれらの混合物を有効成分とする脳機能改善剤であっ
て、経口投与剤または非経口投与剤の型で投与される。
オンジサポニンA、B、E、F、Gまたはこれらの混合
物は脳内アセチルコリントランスフェラーゼ発現および
NGF産生促進作用を有し、脳機能改善剤として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脳神経細胞群のコ
リンアセチルトランスフェラーゼ(以下ChATと略す
ることもある)発現および神経成長因子(以下NGFと
略することもある)産生促進作用を有し、アルツハイマ
ー病や老人性痴呆症を中心とする脳疾患に有用な脳機能
改善剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルツハイマー病や老人性痴呆症などの
痴呆症は、種々の因子が複雑に絡み合って神経細胞死が
生じる多因子複合疾患である。その原因の詳細は依然と
して不明のままであり、その治療薬の開発に関して確立
された方法論は存在せず、臨床応用レベルで満足のいく
痴呆症治療薬(本発明でいう脳機能改善薬)は皆無とい
っても良いのが現状である。
【0003】これらの痴呆症では、マイネルト基底核で
のコリン作動性ニューロンの脱落やアセチルコリン合成
酵素であるコリンアセチルトランスフェラーゼ(cho
line acetyltransferase;Ch
AT)活性の低下が認められており、コリン作動系の異
常による脳内アセチルコリン量の低下が、アルツハイマ
ー症で見られる痴呆症状の直接の原因であると考えられ
ている。すなわち、コリン作動性神経細胞の脱落を防ぐ
か、残存しているニューロンの機能を賦活化することに
より脳内アセチルコリン量を高めることができれば、痴
呆症状を改善できる可能性が考えられる。
【0004】レシチンより合成されたコリンはacet
yl−CoAとともにコリン作動性ニューロンに取り込
まれ、ChATの触媒作用によりアセチルコリンが合成
され、神経終末に貯蔵される。さらに合成されたアセチ
ルコリンは電気的刺激によりシナプス間隙に放出されて
受容体に作用し、その後、シナプス前終末部および後部
に存在するアセチルコリンエステラーゼによってコリン
と酢酸に分解される。分解されたコリンは高親和性取込
み機構によりシナプス前終末部に取り込まれ、アセチル
コリン生合成に再利用される。
【0005】したがって、これらの段階のいずれかに作
用し、アセチルコリン量を増加させるような薬物が治療
薬として考えられる。これまでに(1)アセチルコリン
前駆体、(2)アセチルコリンエステラーゼ阻害薬、
(3)アセチルコリン受容体賦活薬、(4)ChAT賦
活薬、(5)アセチルコリン遊離促進薬などが治療薬と
して期待され、実際に臨床など試されてきたが、副作用
や作用時間の短さなどの問題点があり、現段階では日本
国で認可されている薬物は未だにない。
【0006】また、中枢のコリン作動性神経細胞に対し
て分化誘導、生存維持、機能調節作用などを有する内因
性の因子としてnerve growth facto
r(以下NGFと略する)やbrain derive
d neurotrophic factor(以下B
DNFと略することもある)などの神経栄養因子類が知
られており、アルツハイマー病などの痴呆症治療への応
用が期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の神経栄養因子類は、ペプチド性因子であるために脳血
液関門を通過できず脳内投与を行わなければならないな
どの問題点があり、従って経口投与でChAT発現促進
などの神経栄養因子様活性を示すかもしくは神経栄養因
子を誘導するような薬物の開発が期待されていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、痴呆症治
療薬としての脳機能改善剤を開発すべく鋭意検討を行っ
ており、ChAT発現およびNGF産生促進作用を有す
る物質の探索を行ってきた結果、下記式(I)、(I
I)、(III)、(IV)および(V)の化合物で表され
るある種のサポニンに、ChAT発現およびNGF産生
促進作用があることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】すなわち、本発明は下記式(I)
【化6】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤に関す
る。
【0010】更に本発明は下記式(II)
【化7】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤に関す
る。
【0011】更にまた本発明は下記式(III)
【化8】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤に関す
る。
【0012】更にまた本発明は下記式(IV)
【化9】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤に関す
る。
【0013】更にまた本発明は下記式(V)
【化10】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤に関す
る。
【0014】更にまた本発明は、請求項1ないし5に記
載の化合物を少なくとも2種以上含むことを特徴とする
脳機能改善剤に関し、更にまたオンジおよびセネガより
調製したサポニンを含む脳機能改善剤に関する。
【0015】前記の式(I)〜(V)で表される本発明
の化合物は、例えば以下のようにして得ることができ
る。すなわち、各式の化合物含有生薬であるオンジ(P
olygalae Radix)、その原植物であるP
olygala tenuifolia Willd.
またはセネガ(Senega)、またはその原植物であ
るPolygala senega L.、またはその
他の同属植物をメタノール、エタノール、ブタノールな
どの低級アルコール、クロロホルム等の有機溶媒または
水で抽出し、溶媒を留去した後、抽出エキスにつきシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーなどを行うことにより
各式の化合物を得ることができる。
【0016】また、場合によっては、含水有機溶媒で抽
出を行った後、ヘキサン等の炭化水素類を用いて脱脂
後、クロロホルム、ブタノールまたは水とクロロホル
ム、水とブタノールなどの混合溶媒で分配し、有機溶媒
可溶部の溶媒を留去し、抽出エキスにつきカラムクロマ
トグラフィーを行っても良い。さらに必要に応じて、メ
タノール等を用いて再結晶することにより精製しても良
い。
【0017】このようにして得られる請求項1〜5に記
載の式(I)〜(V)で表される化合物は既知化合物で
あり、去痰薬として気管支炎、気管支喘息、鎮静強壮薬
として用いられ、またストレス性潰瘍に対する有効性も
知られている。しかしながら、これらの化合物が脳機能
改善作用を有することは、本発明者らにより初めて解明
されたものであり、従来まったく知られていなかったこ
とである。上記式(I)〜(V)で表される化合物の製
造は以下のようにして行われる。
【0018】(1)上記の式(I)〜(V)で表される
化合物は各々オンジサポニンA、B、E、FおよびGと
呼ばれ、例えば以下のように庄司らの方法に準じて得る
ことができる[Chem.Pharm.Bull.,2
9,2431−2441(1981)、Chem.Ph
arm.Bull.,30,810−821(198
1)]。
【0019】すなわち、庄司らの方法に準じてオンジ5
00gをメタノール1リットルを用いて還流し、メタノ
ール可溶性画分を得る。残渣について同様の操作を6回
繰り返し、メタノール可溶性画分を減圧乾固することに
よりメタノールエキスを得る(収量;150g、収率;
30%)。得られたメタノールエキスを精製水に溶解
後、ベンゼン1リットルを用いて振とう抽出する操作を
3回繰り返し、脂質画分を除去する。得られた水層をさ
らに水飽和ブタノール1.5リットルを用いて振とう抽
出する操作を6回繰り返し、ブタノール可溶性画分を得
た。
【0020】このブタノール可溶性画分を減圧乾固後、
再度ブタノール3リットルに溶解し、約1/5にまで減
圧濃縮し、析出した沈殿を粗サポニン画分として分取す
る(収量;40g、収率;8%)。この粗サポニン画分
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにおいて水飽和
ブタノールを用いて分画し、オンジサポニンD、E、F
およびGの混合物画分(フラクションNo.1)とオン
ジサポニンA、B及びCの混合物画分(フラクションN
o.2)を得ることができる。
【0021】これらの混合物画分(フラクションNo.
1)及び(フラクションNo.2)を各々シリカゲルク
ロマトグラフィーにより分画し[溶出液;クロロホル
ム:メタノール:エタノール:10%酢酸=8:4:
1:2(上層を使用)]、フラクションNo.1からは
粗精製オンジサポニンF画分、G画分およびD、E混合
物画分を、またフラクションNo.2からは粗精製オン
ジサポニンA画分、B画分およびC画分を得る。オンジ
サポニンD、E混合物画分はさらにシリカゲルクロマト
グラフィーにより分画し[溶出液;ブタノール:酢酸エ
チル:水=4:1:2(上層を使用)]、粗精製オンジ
サポニンD画分およびE画分を得ることができる。
【0022】これらの粗精製オンジサポニン画分をさら
にセファデックスLH−20を用いて精製し(溶出液;
メタノール)、精製オンジサポニンA(収率:0.52
%)、精製オンジサポニンB(収率:0.77%)、精
製オンジサポニンE(収率:0.28%)、精製オンジ
サポニンF(収率:0.94%)、および精製オンジサ
ポニンG(収率:0.11%)をそれぞれ得ることがで
きる。
【0023】(2)また、式(I)〜(V)で表される
化合物はオンジの水抽出や種々のカラムを用いた高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)によっても精製する
ことができる。すなわち、オンジ500gを精製水10
リットルで液量が半量になるまで煎出した後、ステンレ
スメッシュを用いてろ過し、残渣について再度精製水1
0リットルを加え、同様の操作を行う。抽出液は合わせ
てガラス繊維ろ紙を用いてろ過し、得られたろ液を凍結
乾燥することにより、熱水抽出エキスを得る。
【0024】この熱水抽出エキス133.90gを精製
水1.79リットルで溶解させ、遠心分離することによ
り上清を得る。上清に4倍量のエタノールを加え、室温
で一晩攪拌することにより、エタノール沈殿を行う。沈
殿を分別するため、この溶液を一日間静置することによ
り沈殿を沈降させ、上清と沈殿を分別し、さらに分別で
きなかった部分については遠心分離を行う。得られた上
清については、エタノールを減圧留去することにより、
エタノール沈殿上清画分を得る。
【0025】このエタノール沈殿上清画分を水1リット
ルで再溶解した後、ヘキサン600mlを用いて振とう
抽出し、脂質画分を除去する。水層について、さらにク
ロロホルム1リットル、次いで水飽和ブタノールを用い
て振とう抽出し、溶媒を減圧留去することにより、クロ
ロホルム可溶性画分およびブタノール可溶性画分を得
る。これらのクロロホルム可溶性画分およびブタノール
可溶性画分を水1リットルで懸濁後、透析膜(排斥分子
量;10,000)を用いて、10日間精製水に対し透
析し、透析内液の溶媒を減圧留去することにより、クロ
ロホルム可溶性およびブタノール可溶性の非透析性活性
画分を得ることができる。
【0026】これらのクロロホルム可溶性およびブタノ
ール可溶性の非透析性活性画分をハイドロキシアパタイ
トカラムを用いたHPLCにより水とアセトニトリルの
混合溶媒を溶出液として分画し、前記式(I)〜(V)
で表される化合物の混合物を得る。さらにこれらの活性
混合物画分をフェニルカラムを用いたHPLCにより水
とアセトニトリルの混合溶媒を溶出液として分画し、式
(I)〜(V)で表される化合物を含む精製画分を得る
ことができる。この精製法のうち、ハイドロキシアパタ
イトを用いたHPLCの過程を経なくても式(I)〜
(V)で表される化合物は精製できる。
【0027】(3)式(I)および(II)で表される化
合物はオンジサポニンAおよびBであり、すでにセネガ
(Polygala senega L.)から各々セ
ネギンIVおよびセネギンIII として精製されており、
例えば以下のように庄司らの方法に準じて得ることがで
きる[薬学雑誌、91、1564−1574(197
3)]。
【0028】すなわち、ヒロハセネガ(Polygal
a senega L.var.latifolia
Torry et Gray)の乾燥根500gを熱メ
タノール3リットルで3回繰り返し抽出し、得られた抽
出エキスの溶媒を留去する。この抽出物を水に懸濁させ
ベンゼンを用いて振とう抽出後、水可溶物をさらに水飽
和ブタノールで振とう抽出する。
【0029】次いで、ブタノール抽出液の溶媒を留去
し、淡黄色粉末を得る。この淡黄色粉末をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、水飽和酢酸エチルに順
次5%、10%、20%および50〜100%の濃度で
メタノールを加えた溶媒により溶出させ、50〜100
%メタノール溶出画分の溶媒を留去して粗サポニンを得
る。
【0030】この溶出画分中にはシリカゲル薄層クロマ
トグラフィーによりRf値0.14(セネギンIII)およ
び0.11(セネギンIV)(展開溶媒;ブタノール:
酢酸:水=4:1:5、上層を使用)に展開されるサポ
ニンを含んでいる。この粗サポニンをケイ酸カラムクロ
マトグラフィーに付し、上記の薄層クロマトグラフィー
でモニターしながら、クロロホルム:メタノール:水=
7:3:1(下層を使用)により溶出させ、エタノール
から再結晶することによりセネギンIII およびセネギン
IVを得ることができる。
【0031】次に、式(I)〜(V)で表される化合物
がChAT発現およびNGF産生促進活性を有し、脳機
能改善剤として有用であることについて具体的に説明す
る。
【0032】実験例1 NGF産生促進作用 妊娠17−18日目のWistar系ラットの頚動脈を
切り屠殺した後に、腹部を切開し子宮をDullbec
co’s modified Eagle mediu
m(DMEM)の入ったシャーレに取り出し、以降、無
菌的に胎児を取り出し、脳を摘出した。実体顕微鏡下で
大脳皮質部分を切り出し、メスでよく刻んだ後に、0.
25%trypsin−EDTA5mlを加え30分間
インキュベーションした。DMEMで2回洗浄した後に
10%FBSを含むDMEM10mlを加え、ピペッテ
ィングにより細胞を分散させ培養用フラスコ(75cm
2)で5%CO2 下、37℃で培養を行った。
【0033】1〜2週間予備培養した大脳皮質初代培養
細胞を継代培養を行うことにより、残存する神経細胞を
除去することによりアストログリア培養細胞を得た。ま
た、混在するマイクログリアやオリゴデンドログリアは
振とう法により除去した。このアストログリア細胞の培
養がコンフルエントに達した後に無血清培地(insu
lin、transferin、selenium、ウ
シ血清アルブミン)に切り替え、細胞を静止期に誘導し
た後に式(I)〜(V)で表される化合物の水溶液を加
えて24時間、5%CO2 下、37℃で培養した。本培
養液上清中のNGF量を抗NGF抗体を用いた二抗体サ
ンドイッチ酵素免疫測定法により測定した。なお、対照
として、化合物の滅菌蒸留水のみを加えた培養細胞を用
いた。
【0034】図1は式(I)〜(V)(オンジサポニン
A、B、E、FおよびG)で表される化合物のNGF産
生に対する影響を示したものであるが、オンジサポニン
FおよびGは同程度に最も強くアストログリア細胞のN
GF産生を増強した。また、オンジサポニンA、Bおよ
びEもNGF産生を高めていたが、オンジサポニンAの
活性は最も弱かった。
【0035】実験例2 ChAT発現促進作用 妊娠17日目のラットの頚動脈を切り屠殺した後に、腹
部を切開し子宮をDullbecco’s modif
ied Eagle medium(DMEM)とHa
m’s F12の等比混合培地(DF培地)の入ったシ
ャーレに切り出し、以降、無菌的に胎児を取り出し、脳
を摘出した。実体顕微鏡下で中隔野あるいは前脳基底野
部分を切り出し、メスでよく刻んだ後に、0.02%L
−システインで活性化した1.5U/mlのパパイン酵
素液を加え30分間、37℃でインキュベーションし
た。
【0036】この前脳基底野初代培養細胞に5%牛胎児
血清および5%馬血清を含むDF培地を加え、ピペッテ
ィングにより細胞を分散させ4×106 cells/w
ellとなるように6穴のプレート(プライマリア、フ
ァルコン)に加えた。本プレートを5%CO2 下、37
℃で一週間予備培養後、式(I)〜(V)で表される化
合物の水溶液を加えて、6時間同様の条件で培養した。
なお、対照として滅菌蒸留水のみを加えた培養細胞を用
いた。
【0037】この前脳基底野初代培養細胞からAGPC
法により総RNA画分を調製し、First stra
nd cDNA Synthesis Kit(ファル
マシア社製)によりcDNAを合成した。PCR反応は
cDNA2.5μl、TaqDNA Polymera
se0.25μl、5倍濃度のPCR緩衝液10μl、
25mM dNTPs0.5μl、2pmol/μl
sense primer及び2pmol/μl do
wn stream primerを2.5μlずつ加
えて、蒸留水で全量を50μlとし、27回の増幅を行
った。
【0038】また、PCR反応は(1)熱変性;94
℃、30秒、(2)アニーリング;55℃、1分、
(3)伸長反応;72℃、1分の条件で行った。使用し
たセンスプライマー(A)とアンチセンスプライマー
(B)は、それぞれ公知のcDNA配列に基づいて合成
した[Berrard他、Proc.Nat.Aca
d.Sci.USA、84,9280−9284(19
87);Danielson他、DNA、7,261−
277(1988)]。
【0039】合成したプライマーの塩基配列を下記に示
す。 ChAT(sense):5’−GGAGCCACCT
GAGATGTTCATGGAT−3’ ChAT(antisense):5’−CACAGA
CGAGGCTCTTTGGCAGCT−3’ cyclophilin(sense):5’−GGT
CAACCCCACCGTGTCTTCGA−3’ cyclophilin(antisense):5’
−AACGGTTAGGTCGGTAAGTCAGAA
C−3’
【0040】得られたPCR産物は、1.5%アガロー
スゲル電気泳動により分離した後、Syber Gre
en(タカラ社製)により染色を行い、257nmの紫
外線照射により得られる蛍光をポラロイドフィルム上に
検出した。得られた電気泳動像をスキャナーによりマッ
キントッシュコンピューター上に取り込んだ後に、NI
H imageにより染色強度を数値化した。
【0041】図2は式(I)〜(V)で表される化合物
のうち、式(IV)(オンジサポニンF)のChAT発
現に対する影響を示したものであるが、1μg/mlお
よび10μg/mlの用量においてオンジサポニンFは
対照に比べ、ChATのメッセンジャーRNAの発現を
促進していることが明らかとなり、この効果は同時に用
いたNGF(100ng/ml)より強いことが示され
た。
【0042】実験例3 ChAT発現促進作用 前記の実験例2と同様に調製した24穴プレートの前脳
基底野初代培養細胞1×106 cell/wellに式
(I)〜(V)で表される化合物を含むサポニン画分
(前記(2)のクロロホルム可溶性およびブタノール可
溶性の非透析性活性画分)の水溶液を加え、5%CO2
下、37℃で3日間培養した。なお、対照として、本発
明に用いられる化合物を含まない滅菌蒸留水を加えた。
本培養神経細胞中のChAT活性をFonnumの方法
の変法により測定した[J.Neurochemist
ry,24,407−409(1975)]。
【0043】すなわち、前脳基底野の初代培養細胞をリ
ン酸緩衝化生理食塩水で洗浄した後に、1%トリトンX
−100を含む5mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.
6)で可溶化した。この可溶化液に0.2M食塩、8m
M塩化コリン、1mM EDTA、0.1mMエゼリ
ン、0.5%トリトンX−100、25μM[1−
14C]acetyl−CoAを含む反応液を加え37
℃、30分間インキュベーションした。
【0044】反応終了後、300μlの氷冷した1mM
EDTA含有50mMカリウムリン酸緩衝液(pH
6.5)を加え、直ちに5mg/mlの四フェニルホウ
酸ナトリウムを含むアセトニトリル溶液1mlとトルエ
ン2mlを加え攪拌した後に、3000rpmで10分
間遠心した。有機溶媒層1mlをトルエン系シンチレー
ターと混合し放射活性を液体シンチレーションカウンタ
ーで測定した。
【0045】図3は式(I)〜(V)で表される化合物
を含むサポニン画分として前記(2)のクロロホルム可
溶性およびブタノール可溶性の非透析性活性画分のCh
AT発現に対する影響を示したものであるが、これらの
オンジサポニンA、B、E、FおよびGを含む粗サポニ
ン画分はChAT活性を上昇させ、ChAT発現促進活
性を有することが明らかとなった。
【0046】実験例4 活性サポニンの溶血性試験 従来サポニン類は溶血毒として知られている。そこで、
本発明の活性サポニンの毒性を検討するために以下のよ
うに溶血性を測定した。綿羊赤血球をリン酸緩衝化生理
食塩水で3回洗浄した後、同緩衝液で2.5倍に希釈
し、実験に用いた。100μlの式(I)〜(V)で表
される化合物の水溶液(200、100、50、25、
6.25、3.125μg/mlリン酸緩衝化生理食塩
水溶液)を分注した96穴のV底マイクロプレートに、
25μlの綿羊赤血球懸濁液を加え、30分間室温で放
置した後、1000rpmで5分間遠心した。その上清
50μlを平底プレートに移し、バイオラッドマイクロ
タイタープレートリーダーで490nmの吸光度を測定
した。
【0047】図4は式(I)〜(V)で表される化合物
の溶血反応を示したものであるが、溶血した綿羊赤血球
からのヘモグロビンの放出により490nmの吸光度を
上昇させた。また、式(I)〜(V)で表される化合物
間で溶血性に大きな違いが認められた。オンジサポニン
EおよびFでは200μg/mlにおいてもほとんど溶
血性は認められなかったのに対し、オンジサポニンGで
は中程度の溶血性が認められ、オンジサポニンAおよび
Bは試験した化合物のうち最も強い溶血性を示した。
【0048】次に、本発明による請求項1〜7に記載の
脳機能改善剤の投与量および製剤化について説明する。
請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物はそのま
ま、あるいは慣用の製剤担体と共に動物および人に投与
することができる。投与形態としては、特に限定がな
く、必要に応じて適宜選択して使用され、経口剤として
は例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤など
が挙げられ、非経口剤としては注射剤、座剤などが挙げ
られる。
【0049】経口剤としての所期の効果を発揮するため
には、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なるが、
通常成人で式(I)〜(V)で表される化合物もしくは
混合物の重量として1mg〜5gを一日数回に分けての
服用が適当と思われる。経口剤は、例えばデンプン、乳
糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、
コーンスターチ、無機塩類などを用いて常法に従って製
造される。この種の製剤には、前記のごとく賦形剤の他
に、適宜、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動
性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することがで
きる。
【0050】結合剤としては、例えばデンプン、デキス
トリン、アラビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結
晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、マクロゴール等が挙げられる。崩壊剤としては、例
えばデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置
換ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
【0051】界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸
ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポ
リソルベート80などが挙げられる。滑沢剤としては、
例えばタルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸
エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレング
リコール等が挙げられる。流動性促進剤としては、例え
ば軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成
ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム等が挙げられ
る。
【0052】また、式(I)〜(V)で表される化合物
もしくは混合物は、懸濁液、エマルジョン剤、シロップ
剤、エリキシル剤としても投与することができ、これら
の各種剤形には矯味剤、矯臭剤、着色剤を含有しても良
い。非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患
者の年齢、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人
で式(I)〜(V)で表される化合物もしくは混合物の
重量として0.01mg〜1gまでの静注、点滴、皮下
注射、筋肉注射が適当と思われる。
【0053】非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤
として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶
液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、
トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール等を用いることができる。更に必要に応じ
て、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。
【0054】また、非経口剤は安定性の点から、バイア
ル等に充填後、冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分
を除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製する
こともできる。さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、
安定化剤、防腐剤、無通化剤などを加えても良い。その
他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏などの塗布剤、
直腸内投与のための座剤等が挙げられ、これらは常法に
従って、製造される。
【0055】
【発明の実施の態様】以下に実施例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。 実施例1 (1)コーンスターチ 44.0g (2)結晶セルロース 40.0g (3)カルボキシメチルセルロースカルシウム 5.0g (4)軽質無水ケイ酸 0.5g (5)ステアリン酸マグネシウム 0.5g (6)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 10.0g ────────────── 計 100.0g
【0056】上記の処方に従って(1)〜(6)を均一
に混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠
剤を得た。この錠剤の一錠には請求項1〜7に記載の化
合物もしくは混合物20mgが含有されており、成人一
日10〜25錠を数回に分けて服用する。
【0057】 実施例2 (1)結晶セルロース 84.5g (2)ステアリン酸マグネシウム 0.5g (3)カルボキシメチルセルロースカルシウム 5.0g (4)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 10.0g ────────────── 計 100.0g
【0058】上記の処方に従って(1)、(4)および
(2)の一部を均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕
し、(3)および(2)の残量を加えて混合し、打錠機
にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。この錠
剤の一錠には、請求項1〜7に記載の化合物もしくは混
合物20mgが含有されており、成人一日10〜25錠
を数回に分けて服用する。
【0059】 実施例3 (1)結晶セルロース 49.5g (2)10%ヒドロキシプロピルセルロース エタノール溶液 35.0g (3)カルボキシメチルセルロースカルシウム 5.0g (4)ステアリン酸マグネシウム 0.5g (5)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 10.0g ────────────── 計 100.0g
【0060】上記の処方に従って(1)、(2)および
(5)を均一に混合し、常法によりねつ和し、押し出し
造粒機により造粒し、乾燥・粉砕した後、(3)および
(4)を混合し、打錠機にて圧縮成型して、一錠200
mgの錠剤を得た。この錠剤一錠には、請求項1〜7に
記載の化合物もしくは混合物20mgが含有されてお
り、成人一日10〜25錠を数回に分けて服用する。
【0061】 実施例4 (1)コーンスターチ 34.5g (2)ステアリン酸マグネシウム 50.0g (3)カルボキシメチルセルロースカルシウム 5.0g (4)軽質無水ケイ酸 0.5g (5)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 10.0g ────────────── 計 100.0g
【0062】上記の処方に従って(1)〜(5)を均一
に混合し、圧縮成型機にて圧縮成型後、粉砕機により粉
砕し、篩い分けして顆粒剤を得た。この顆粒剤1gに
は、請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物100
mgが含有されており、成人一日2〜5gを数回に分け
て服用する。
【0063】 実施例5 (1)結晶セルロース 55.0g (2)10%ヒドロキシプロピルセルロース エタノール溶液 35.0g (3)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 10.0g ────────────── 計 100.0g
【0064】上記の処方に従って(1)〜(3)を均一
に混合し、ねつ和した。押し出し造粒機により造粒後、
乾燥し、篩い分けして顆粒剤を得た。この顆粒剤1gに
は、請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物100
mgが含有されており、成人一日2〜5gを数回に分け
て服用する。
【0065】 実施例6 (1)コーンスターチ 89.5g (2)軽質無水ケイ酸 0.5g (3)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 10.0g ────────────── 計 100.0g
【0066】上記の処方に従って(1)〜(3)を均一
に混合し、200mgを2号カプセルに充填した。この
カプセル剤1カプセルには、請求項1〜7に記載の化合
物もしくは混合物20mgが含有されており、成人一日
10〜25カプセルを数回に分けて服用する。
【0067】 実施例7 (1)大豆油 5.0g (2)注射用蒸留水 89.5g (3)ダイズリン脂質 2.5g (4)グリセリン 2.0g (5)請求項1〜7に記載の化合物もしくは混合物 1.0g ────────────── 計 100.0g
【0068】上記の処方に従って(5)を(1)および
(3)に溶解し、これに(2)と(4)の溶液を加えて
乳化し、注射剤を得た。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の脳機能
改善剤は、脳神経細胞群のコリンアセチルトランスフェ
ラーゼ発現および神経成長因子産生促進活性を有し、ア
ルツハイマー病や老人性痴呆症を中心とする脳疾患に有
用な薬剤が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる化合物のNGF産生促進作
用を示したものである。
【図2】本発明に用いられる化合物オンジサポニンFの
コリンアセチルトランスフェラーゼメッセンジャーRN
A発現促進作用を示したものである。
【図3】本発明に用いられる化合物オンジサポニン画分
のコリンアセチルトランスフェラーゼ発現促進作用を示
したものである。
【図4】本発明に用いられる化合物の溶血性を示したも
のである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤。
  2. 【請求項2】 下記式(II) 【化2】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤。
  3. 【請求項3】 下記式(III) 【化3】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤。
  4. 【請求項4】 下記式(IV) 【化4】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤。
  5. 【請求項5】 下記式(V) 【化5】 で表される化合物を有効成分とする脳機能改善剤。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5に記載の化合物を少な
    くとも2種以上含むことを特徴とする脳機能改善剤。
  7. 【請求項7】 オンジおよびセネガより調製したサポニ
    ン含むことを特徴とする脳機能改善剤。
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