JPH1143114A - 容器組立装置 - Google Patents

容器組立装置

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JPH1143114A
JPH1143114A JP21598797A JP21598797A JPH1143114A JP H1143114 A JPH1143114 A JP H1143114A JP 21598797 A JP21598797 A JP 21598797A JP 21598797 A JP21598797 A JP 21598797A JP H1143114 A JPH1143114 A JP H1143114A
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JP
Japan
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container
side plates
locking
bottom plate
building
Prior art date
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Application number
JP21598797A
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English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Yoshimi Daitou
祥見 大東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical MKV Co
Ishii Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
Ishii Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical MKV Co, Ishii Corp filed Critical Mitsubishi Chemical MKV Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展開状態の容器(コンテナ)下面を離間支持す
る複数の支持部材と、組立時に下降して容器の底板上面
を押圧する押圧部材と、組立時に上昇して容器の各側板
を折曲部を介して起立させる起立部材とを備えること
で、容器を自動的に組立ることができる容器組立装置の
提供を目的とする。 【解決手段】底板2の四辺に折曲部3〜6を介して側板
7〜10がそれぞれ連設された展開状態の容器1を箱形
に組立てる容器組立装置であって、展開状態の容器1下
面を離間支持する複数の支持部材2223と、組立時に
下降して底板2上面を押圧する押圧部材42と、組立時
に上昇して各側板7〜10を折曲部3〜6を介して起立
させる起立部材43とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばその内部
に各種の収納物を収納して輸送、保管、陳列等に供され
る組立て可能な容器(コンテナ)を自動的に組立てる容
器組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、収納物を輸送または保管する手段
としては、例えば箱形に製函された段ボール製の箱が知
られており、この段ボール箱の内部に収納物を箱詰めし
て輸送や保管に用いるのが一般的である。しかし、段ボ
ール製の箱体を用いた場合、輸送時や保管時に箱体が破
損または変形しやすく、さらには箱体が水分を含むと箱
体強度が低下する欠点があった。
【0003】そこで、近年、組立て展開可能に形成され
た合成樹脂製の通い容器(いわゆるコンテナ)が発明さ
れており、このコンテナは収納物の輸送、保管、陳列等
に供される。上述の容器(コンテナ)の構成を図8乃至
図13を参照して説明すると、次の通りである。
【0004】すなわち、このコンテナ1は図9に展開し
た状態で示すように、底板2の四辺に折曲部3,4,
5,6を介して側板7,8,9,10がそれぞれ連設さ
れると共に、図10に示す如く底板2および各側板7〜
10は軽量化を目的としてその内部が中空に形成されて
いる。
【0005】また図10に示す如く底板2の四周(図1
0では2辺のみを示す)には45度に傾斜するスラント
部2aを一体形成し、これに対向する各側板7〜10
(図10では2つの側板8,10のみを示す)の底板2
側の端面を45度に傾斜するスラント部11と成して、
図10に示す状態から図11に示すように折曲部3〜6
を介して各側板7〜10を起立させた時、底板2と各側
板7〜10との成す角度が直角になるように構成されて
いる。
【0006】さらに図9に示すように短辺側の2つの側
板8,10にはコンテナ1の組立時に取手となる把持部
12を一体形成すると共に、これら各把持部12の両サ
イドには係止凹部としての開口13が形成されている。
また開口13の一側には図12、図13に示すようにネ
ック部14を介して変位可能な舌片15が一体的に連設
されている。
【0007】図9、図12、図13に示す如く短辺側の
側板8,10と隣設する長辺側の2つの側板7,9の両
外側端には係止凸部としての断面L字状の係止片16が
これら側板7,9からの両外方へ突出するように一体形
成されている。そして、底板2四辺の折曲部3〜6を介
して側板7〜10を起立させた後に、図12に示す状態
から図13に示すように対向する側板対(側板8,10
参照)を図12の矢印a方向(係止片16と開口13と
が係止する方向)へ押圧付勢すると、図13に示す如く
係止片16が開口13の口縁13aに係止され、図8、
図11に示す如き箱形のコンテナ1に組立てられる。
【0008】なお、図8、図10に示すように各側板7
〜10の組立時における上端、換言すれば展開時におけ
る外端はそれぞれ薄片7a,8a,9a,10aに形成
されている。このような構成のコンテナ1を従来におい
ては作業者の手作業により組立ていたので、組立作業性
が悪いうえ、組立に長時間を要する問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、展開状態の容器(コンテナ)下面を離間支
持する複数の支持部材と、組立時に下降して容器の底板
上面を押圧する押圧部材と、組立時に上昇して容器の各
側板を折曲部を介して起立させる起立部材とを備えるこ
とで、容器を自動的に組立ることができる容器組立装置
の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、隣設する側板の一方
に係止凹部が、他方に係止凸部がそれぞれ形成された容
器を箱形に組立てるものであって、起立部材による各側
板の起立後に、対向する一対の側板対のうちの何れかの
側板対を両係止部(係止凹部、係止凸部参照)の係止方
向へ押圧付勢する付勢部材を設けることで、側板の起立
後に係止凹部に対して係止凸部を係入させることがで
き、容器の確実な箱形状を保持することができる容器組
立装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、底板の四辺に折曲部を介して側板がそれぞれ
連設された展開状態の容器を箱形に組立てる容器組立装
置であって、展開状態の容器下面を離間支持する複数の
支持部材と、組立時に下降して底板上面を押圧する押圧
部材と、組立時に上昇して各側板を折曲部を介して起立
させる起立部材とを備えた容器組立装置であることを特
徴とする。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、隣設する側板の一方
に係止凹部が、他方に係止凸部がそれぞれ形成され、起
立部材による各側板の起立後に、対向する一対の側板対
のうちの何れかの側板対を上記両係止部の係止方向へ押
圧付勢する付勢部材が設けられた容器組立装置であるこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、底板の四辺に折曲部を介して側板がそれぞれ
連設された展開状態の容器はその下面が複数の支持部材
により離間支持され、この容器の組立に際しては押圧部
材が下降して底板上面を押圧し、支持部材と押圧部材と
で底板を挟持すると共に、起立部材が上昇して各側板を
折曲部を介して起立させる。このため、展開状態の容器
を箱形に自動的に組立ることができる効果がある。
【0014】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、起立部材によ
る各側板の起立後に付勢部材が側板対を両係止部(係止
凹部、係止凸部参照)の係止方向へ押圧付勢するので、
側板の起立後において係止凹部に対して係止凸部を係入
させることができて、容器の確実な箱形状を保持するこ
とができる効果がある。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は図8〜図13で既に示したコンテナ1を
自動的に組立る容器組立装置を示し、図1、図2におい
て、の容器組立装置はフレームを組合せて構成して装置
本体21に図示左側の第1ステーションST1と図示右
側の第2ステーションST2とを設定している。
【0016】図2に示すように第1ステーションST1
から第2ステーションST2にかけて図示の左右方向に
水平に延びる2本の支持部材22を離間配置すると共
に、これら2本の支持部材22の外方にあって第1ステ
ーションST1の中途部から第2ステーションST2に
かけて図示の左右方向に延びる2本の支持部材23を離
間配置している。外側に位置する2本の支持部材23は
図1に示すように第1ステーションST1側が低く、第
2ステーションST2側が高く(但し、内側に位置する
他の2本の支持部材22と同一高さ)なるように構成さ
れている。
【0017】第1ステーションST1においては図1、
図2に示すように内側の2本の支持部材22上に複数の
コンテナ1(容器)を展開した状態で多層に積層し、積
層されたコンテナ1の側板8,10の外端部を一対のガ
イド板24にてガイドすべく構成している。これら一対
のガイド板24は図1に示す如くその下部に切欠き25
を有し、この切欠き25を利用して、積層されたコンテ
ナ1から最下層の1枚(1個)のコンテナ1のみを分離
する左右一対の分離装置26(図3参照)が設けられて
いる。
【0018】図2、図3に示すようにコンテナ1の側板
8,10に対応して装置本体21の左右に位置する2つ
の分離装置26は対称構造に形成されている。すなわ
ち、この分離装置26は図3に示すように下から2番目
のコンテナ1の側板8,10の薄片8a,10aを受け
る逆L字状の上爪27と、一番下のコンテナ1の側板
8,10の薄片8a,10aを受ける逆L字状の下爪2
8とを有し、上爪27と、下爪28とにそれぞれ別々に
連結されたアーム29,30(図2参照)を共通軸31
に枢着し、アーム29,30の下端にはそれぞれ別々に
アクチュエータ32,33を連結して、これらの各アク
チュエータ32,33で上爪27と下爪28とをそれぞ
れ独立駆動すべく構成している。
【0019】そして、まず左右一対の下爪28を一番下
のコンテナ1の側板8,10の薄片8a,10aから外
方へ外すと、側板8,10は折曲部4,6を支点として
図3の実線状態から同図に仮想線で示す如く斜め下方へ
傾斜し、傾斜した側板8,10の下面は外側の2本の支
持部材22で支持されて、最下層の1枚のみのコンテナ
1の分離が可能となる。
【0020】次に下爪28を図3に示す元の状態に復動
させた後に、左右一対の上爪27を下から2番目のコン
テナ1の側板8,10の薄片8a,10aから外方へ外
すと、この下から2番目のコンテナ1の側板8,10に
おける薄片8a,10aは下爪に上載される。
【0021】次に上爪27を図3に示す元の状態に復動
させて、これよりも上層側のコンテナ1を上爪27で支
持する。このような動作を次に述べるプッシャ34のコ
ンテナ1枚繰出し毎に繰返すことで、上下に積層された
複数のコンテナ1はその最下層のものから順次1枚出し
させる。
【0022】プッシャ34は図2、図3に示すように最
下層のコンテナ1における傾斜した側板8,10を、下
から2番目のコンテナ1の側板8,10と干渉しないよ
うに第1ステーションST1から第2ステーションST
2へ押出すもので、左右一対のプッシャ34は支持ブラ
ケット35および平板36を介してロッドレスシリンダ
37に連結されている。
【0023】図2、図3に示すようにロッドレスシリン
ダ37は装置本体21の中央部において第1ステーショ
ンST1から第2ステーションST2の中途部にわたっ
て水平状に取付けられている。このロッドレスシリンダ
37の左右にガイドロッド38を離間させて平行に張架
し、平板36の下面に取付けたスライダ39(図3参
照)をガイドロッド38に摺動可能に遊嵌して、平板3
6およびプッシャ34を水平方向に往復動すべく構成し
ている。
【0024】またプッシャ34は図1に示す如く逆L字
状に構成され、支持ブラケット35間の支軸40に枢着
されると共に、コイルスプリング41にて上方へバネ付
勢されている。つまり最下層のコンテナ1が1枚出しさ
れた時点では該コンテナ1の側板8,10は図3に仮想
線で示す如く傾斜しているが、左右一対のプッシャ34
にてコンテナ1を第1ステーションST1から第2ステ
ーションST2に押出す時、側板8,10は外側に位置
する2本の支持部材23でその下面が支持され、これら
側板8,10の姿勢は傾斜状態から水平状態に変位す
る。
【0025】この傾斜状態から水平状態への変位に追従
して、確実な押出力を確保すべく、プッシャ34をコイ
ルスプリング41にて上方へバネ付勢すべく構成したも
のである。ところで、第2ステーションST2において
は図2に示すように、展開された状態のコンテナ1の下
面が離間構造の合計4本の支持部材22,22,23,
23にて支持される。
【0026】この第2ステーションST2には図1、図
4に示すように、コンテナ1の組立時に上方から底板2
の上面に向けて下降して、この底板2の上面を押圧する
押圧部材42と、組立時に下方から上昇して各側板7〜
10を折曲部3〜6を介して起立させる起立部材43と
を備えている。
【0027】まず、図4、図5を参照して押圧部材42
側の構成について述べると、架構44にエアシリンダ4
5を立設し、このエアシリンダ45のピストンロッド4
6の先端には昇降ユニット47を取付けている。この昇
降ユニット47はガイドレール48に沿って上下動可能
なスライダ49と、このスライダ49に連結板50を介
して取付けられた平板51と、この平板51の下面から
下方に向けて吊設された断面がL字状の合計4本のバッ
クアップ52と、平板51の中央部に設けられた筒軸5
3と、この筒軸53内に挿通されて上下方向に延びるロ
ッド54と、一対の連結板50間に張架された支軸55
に枢着され、両端にローラ56,57を有するリンク5
8とを備えている。
【0028】また筒軸53の下面と、ロッド54に嵌合
したスプリングリテーナ59の上面との間にはスプリン
グ60を張架し、このロッド54の下端に押圧部材42
を水平状に取付けている。一方、エアシリンダ45を立
設した架構44側には断面がL字状の操作片61を固定
している。
【0029】そして、図4に示す昇降ユニット47の上
昇時にはリンク58一端のローラ57が操作片61に当
接し、スプリング60の押下げ力に抗してリンク58他
端のローラ56でロッド54上端の鍔部54aを上方へ
押上げ、このロッド54下端の押圧部材42をバックア
ップ板52の全高範囲内に収納し、エアシリンダ45の
ピストンロッド46を下方へ突出して昇降ユニット47
を下降させた時(図5参照)には、リンク58一端のロ
ーラ57が操作片61から離れ、ロッド54および押圧
部材42はスプリング60のバネ力により下方へ押下げ
られて、バックアップ板52の下端位置よりもさらに下
方へ押下げられた押圧部材42でコンテナ1の底板2を
押圧支持すべく構成している。
【0030】このように構成することで、エアシリンダ
45によるストロークの短縮を図ると共に、支持部材2
2と押圧部材42との間でコンテナ1の底板2を弾力的
に挟持することができる。なお、合計4本のバックアッ
プ板52は起立される各側板7〜10の内側四隅部に位
置するものである。
【0031】次に図2、図4、図5を参照して起立部材
43側の構成について述べる。起立部材43は図2に示
すように1つの側板に対して2本、コンテナ1個当り合
計8本を有し、それぞれの起立部材43が内側の2本の
支持部材22および外側の2本の支持部材23に対して
相互干渉しないようにブラケット62を介してベース6
3に固定されている。また、これらの各起立部材43は
その上部が外方へ円弧状に曲率形成されている。
【0032】一方、図4、図5に示すように起立部材昇
降用のエアシリンダ64を設け、このエアシリンダ64
のピストンロッド65の上端にブラケット66,67、
昇降フレーム68、ブラケット69を介してベース63
を連結している。昇降フレーム68の両端には図2に示
す如くスライダ70を取付け、このスライダ70を前述
のガイドレール48における下域部に摺動自在に嵌合し
ている。
【0033】そして、図4に示すエアシリンダ64のノ
ーマル状態から図5に示す如くエアシリンダ64のピス
トンロッド65を上方へ突出動させると、各要素66,
67,68,69,63,62を介して合計8本の起立
部材43が同時かつ一体的に上昇して、側板7〜10を
折曲部3〜6を介して起立させるように構成している。
【0034】ところで、第2ステーションST2には図
6、図7に示すように、起立部材43による各側板7〜
10の起立後に、対向する一対の側板対(この実施例で
は側板8と側板10)を、開口13(係止凹部)が係止
片16(係止凸部)へ係止される方向(図12の矢印a
方向参照)へ押圧付勢する付勢部材71が設けられてい
る。
【0035】すなわち、図6、図7に示すように、昇降
ユニット47の外方の左右上部に位置するように架構4
4に支持ブラケット72を吊設固定し、これらの各支持
ブラケット72には別の水平ブラケット73を介して付
勢用のエアシリンダ74を枢着支持している。
【0036】また支持ブラケット72に取付けた連結ブ
ラケット75には支軸76を介してアーム77を回動可
能に支持し、このアーム77の下端に付勢部材71を取
付けると共に、エアシリンダ74のピストンロッド78
の先端をアーム77にピン連結している。
【0037】ここで、コンテナ1の側板8,10には図
9に示す如くそれぞれ2個の開口13が存在するので、
1つの側板当り2つの付勢部材71,71を有し(図1
参照)、これら付勢部材71で開口13のネック部14
または開口13近傍を押圧付勢すべく構成している。
【0038】そして、各側板7〜10の起立後におい
て、図6に示すエアシリンダ74のノーマル状態から図
7に示す如くエアシリンダ74のピストンロッド78を
突出動させると、支軸76を支点としてアーム77が回
動し、付勢部材71で側板8,10を押圧(押圧方向は
図12の矢印a方向に相当)し、開口13に対して係止
片16を係入させるように構成したものである。
【0039】なお、図2、図6、図7における79は第
2ステーションST2において合計4本の支持部材2
2,23上に位置する展開状態のコンテナ1の側板8,
10の外端部をガイドするガイド部材である。図示実施
例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明す
る。
【0040】図3に示す左右一対の分離装置26の作用
で、上下に積層された多数のコンテナ1のうち最下層の
コンテナ1の側板8,10が同図に仮想線で示すように
傾動分離されると、駆動源としてロッドレスシリンダ3
7の駆動によりプッシャ34が傾斜状の側板8,10を
第1ステーションST1側から第2ステーションST2
側へ押圧するので、展開された状態のコンテナ1はその
下面が合計4本の支持部材22,23で受け止められた
状態を維持しつつ第1ステーションST1から第2ステ
ーションST2へ押圧搬送され、ストッパを兼ねるガイ
ド部材79により定位置で停止する。つまり、図1、図
4に示す押圧部材42と起立部材43との上下方向の略
中間位置(定位置)で停止する。
【0041】次に図4に示すノーマル位置(上昇位置)
の昇降ユニット47を図5に示すように下降して、この
昇降ユニット47に備えられた押圧部材42で展開状態
のコンテナ1における底板2の上面を押圧する。この押
圧により底板2は内側に位置する2本の支持部材22と
該押圧部材42とで上下方向から挟持されるので、この
底板2の不所望の動き(上方への逃げ)を止めることが
できる。
【0042】次に図4に示すノーマル位置(下降位置)
の起立部材43をエアシリンダ65の駆動により図5に
示すように上昇させると、コンテナ1における底板2の
四辺に折曲部3〜6を介してそれぞれ連設された各側板
7〜10(図9参照)は、折曲部3〜6を起立支点とし
て起立される。この場合、側板一枚当り各2本の起立部
材43にて起立動作が行われるので、安定した側板7〜
10の起立状態を確保することができる。
【0043】次に昇降ユニット47の下降状態および起
立部材43の上昇状態が確保された図6に示す状態から
付勢用のエアシリンダ74を駆動して、付勢部材71に
より図7に示す如く対向する一対の側板対(側板8と側
板10参照)を押圧付勢すると、係止凹部としての開口
13が図12の矢印a方向へ移動して、この開口13の
口縁13aに係止凸部としての係止片16が係入され、
コンテナ1は図8、図11に示すように確実な箱形状に
自動組立される。
【0044】なお、コンテナ1の自動組立完了後にあっ
ては、各要素71,47,43を図6、図4に示すノー
マル状態に復動させると、箱形状に自動組立されたコン
テナ1を図1、図2の右方へ取出すことができる。
【0045】以上要するに上記実施例の容器組立装置に
よれば、底板2の四辺に折曲部3〜6を介して側板7〜
10がそれぞれ連設された展開状態のコンテナ1はその
下面が複数の支持部材22,23により離間支持され、
このコンテナ1の組立に際しては押圧部材42が下降し
て底板2の上面を押圧し、支持部材22と押圧部材42
とで底板2を挟持すると共に、起立部材43が上昇して
各側板7〜10を折曲部3〜6を介して起立させる。こ
のため、展開状態のコンテナ1を箱形に自動的に組立る
ことができる効果がある。
【0046】また、起立部材43による各側板7〜10
の起立後に付勢部材71が側板対(側板8,10参照)
を両係止部(係止凹部としての開口13、係止凸部とし
ての係止片16参照)の係止方向(図12の矢印a方向
参照)へ押圧付勢するので、側板7〜10の起立後にお
いて係止凹部(開口13参照)に対して係止凸部(係止
片16参照)を係入させることができて、コンテナ1の
確実な箱形状を保持することができる効果がある。
【0047】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の容器は、実施例のコンテナ1に対
応し、以下同様に、係止凹部は、開口13に対応し、係
止凸部は、係止片16に対応し、対向する一対の側板対
のうちの何れかの側板対は、短辺側の2つの側板8,1
0の対に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【0048】例えば、上記実施例においては短辺側の側
板8,10(一方の側板)に開口13を形成し、長辺側
の側板7,9(他方の側板)に係止片16を形成した
が、この逆の構成すなわち短辺側の側板8,10に係止
片16を、また長辺側の側板7,9に開口13をそれぞ
れ形成する構成であってもよく、短辺と長辺との区別が
ない平面視正方形の底板2と成してもよい。
【0049】また押圧部材42の図示のエアシリンダ4
5による駆動に代えて、油圧シリンダやチェーン駆動機
構等による他の駆動源を用いて昇降操作すべく構成して
もよい。さらに起立部材43も同様に図示のエアシリン
ダ64による駆動に代えて、油圧シリンダやチェーン駆
動機構等による他の駆動源を用いて昇降操作するように
構成してもよい。
【0050】加えて付勢部材71を駆動する駆動源は、
上記実施例にあってはスラント配置された一対のエアシ
リンダ74に設定したが、これは水平対向状態に配置さ
れた流体シリンダ等の他の駆動源に変えてもよい。さら
に支持部材22,23としてはパイプもしくはロッドを
用いることができるが、断面円形のパイプを用いた場合
には、中実のロッドに対して軽量化、加工の容易化を図
ることができると共に、コンテナ1下面との摺接抵抗の
低減を達成することができる。
【0051】なお、第1ステーションST1から第2ス
テーションST2へ展開された状態のコンテナ1を自動
供給する実施例の構成に代えて、第1ステーションST
2の定位置へ展開された状態のコンテナ1を手作業にて
供給すべく構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器組立装置を示す側面図。
【図2】 容器組立装置の平面図。
【図3】 図2のA−A線矢視断面図。
【図4】 図1の要部拡大図。
【図5】 起立部材による側板の起立動作を示す説明
図。
【図6】 図1のB−B線矢視に相当する説明図。
【図7】 付勢部材による側板の押圧動作を示す説明
図。
【図8】 箱形に組立てられたコンテナの斜視図。
【図9】 コンテナの展開状態を示す平面図。
【図10】 図9のC−C線矢視断面図。
【図11】 側板の起立状態を示す断面図。
【図12】 係止凹部と係止凸部との未係止状態を示す
説明図。
【図13】 図8のD−D線矢視断面図。
【符号の説明】
1…コンテナ(容器) 2…底板 3〜6…折曲部 7〜10…側板 13…開口(係止凹部) 16…係止片(係止凸部) 22,23…支持部材 42…押圧部材 43…起立部材 71…付勢部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板(2)の四辺に折曲部(3)〜(6)
    を介して側板(7)〜(10)がそれぞれ連設された展
    開状態の容器(1)を箱形に組立てる容器組立装置であ
    って、展開状態の容器(1)下面を離間支持する複数の
    支持部材(22)(23)と、組立時に下降して底板
    (2)上面を押圧する押圧部材(42)と、組立時に上
    昇して各側板(7)〜(10)を折曲部(3)〜(6)
    を介して起立させる起立部材(43)とを備えた容器組
    立装置。
  2. 【請求項2】隣設する側板の一方に係止凹部(13)
    が、他方に係止凸部(16)がそれぞれ形成され、起立
    部材(43)による各側板(7)〜(10)の起立後
    に、対向する一対の側板対のうちの何れかの側板対を上
    記両係止部(13)(16)の係止方向へ押圧付勢する
    付勢部材(71)が設けられた請求項1記載の容器組立
    装置。
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