JP4564687B2 - 容器組立装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、底板上に一対の内フラップおよび外フラップが折畳まれた容器を組立てるような容器組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、従来の段ボール箱(紙箱)に代えて何回でも再利用できるポリエチレン系合成樹脂による容器が開発された。
この容器は、底板上に起伏可能に一対の内フラップと、一対の外フラップとを備えると共に、立設された内外両フラップの対応部に、これら両フラップを固定する係止爪などの可動係止部材と、係止突起などの固定係止部とを設ける一方、底板、内フラップ、外フラップをそれぞれ内部中空状に構成して、断熱性および、ある程度の弾力を有するように構成されている。
【0003】
上述の容器は底板上に一対の内フラップおよび外フラップを折畳んだ折畳み状態と、これら両フラップを立設させて、可動係止部材を固定係止部に係合させて、上方が開放された有底角筒状の箱状態とを得ることができる。
そこで、このような合成樹脂製の容器を上述の折畳み状態から上述の箱状態に自動的に組立てる組立装置の開発が要請されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、折畳まれた外ストラップの下部に挿入されて一対の外フラップを所定量開放する開放手段と、所定量開放された外フラップを立設状態に開放する立設手段と、この立設手段の次段に設けられて内フラップを手動にて立設する手動エリアと、このエリアの次段に設けられて可動係止部材を固定係止部に係止させて容器を箱状と成す係合手段とを設けることにより、半自動で容器を箱状に組立てることができ、また手動エリアを検査、清掃などのエリアに設定することも可能な容器組立装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による容器組立装置は、底板上に起伏可能に立設された内外両フラップの対応部に該両フラップを固定する可動係止部材と固定係止部とが設けられ、上記底板上に一対の内フラップおよび外フラップが折畳まれた容器を組立てる容器組立装置であって、折畳まれた外フラップの下部に挿入されて一対の外フラップを所定量開放する開放手段と、上記所定量開放された外フラップを立設状態に開放する立設手段と、上記立設手段の次段に設けられ内フラップをマニュアル立設する手動エリアと、上記手動エリアの次段に設けられて可動係止部材を固定係止部に係止されて容器を箱状と成す係合手段とを備えたものである。
【0006】
上記構成の可動係止部材は、内外両フラップの対応部において何れか一方のフラップに設けられた係止爪で構成することができ、固定係止部は何れか他方のフラップに設けられた係止突起(係止凸部)または係止凹部で構成することができる。さらに、上述の内外両フラップの対応部は、有底箱形のコーナ部分に設定されることが望ましい。
【0007】
上記構成によれば、開放手段は折畳まれた外フラップの下部に挿入されて一対の外フラップを所定量開放し、立設手段は所定量開放された外フラップを立設状態に開放し、手動エリアでは内フラップが手動操作にてマニュアル立設され、この手動エリアの次段に設けられた係合手段は可動係止部材を固定係止部に係止させて、容器を箱状と成す。
【0008】
このように、半自動で容器を箱状に組立てることができ、また上述の手動エリアを容器の検査、清掃、容器に付設されたラベルの除去、交換エリアに設定することも可能となる。さらに装置全体を全自動に成す構成と比較して、装置構造の大幅な簡略化を図ることができる。
【0009】
この発明の一実施態様においては、上記開放手段は容器を搬送する搬送手段に取付けられた開放部材により構成されたものである。
上記構成によれば、搬送手段の搬送力を有効利用して、容器の外フラップを所定量開放することができる。
【0010】
この発明の一実施態様においては、上記開放手段よる外フラップの開放時に容器を規制する規制手段が設けられたものである。
上記構成の規制手段は、容器の背面に対して出没する規制ローラやストッパまたは容器の底板を両サイドから位置規制するアクチュエータなどにより構成することができる。
上記構成によれば、開放手段による外フラップの開放時に、この開放力で容器が移動しないように規制するので、外フラップの開放を確実に行なうことができる。
【0011】
この発明の一実施態様においては、上記立設手段は所定量開放状態の外フラップを立設状態に案内するガイド部材で構成されたものである。
上記構成によれば、立設手段をガイド部材で構成したので、構造が簡単となるうえ、電気、油圧、空気圧等の駆動源を要することなく、所定量開放状態の外フラップを立設状態と成すことができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記開放手段による外フラップの開放位置には上下複数段に積層された容器を1個ずつ所定部に供給する供給手段が設けられたものである。
上記構成によれば、上下方向に積層された複数の容器を供給手段にて順次1個ずつ所定部に供給することができる。
【0013】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は容器組立装置を示すが、まず図1〜図4を参照して、容器それ自体の構造について説明する。
図1〜図4に示すように、この容器Aは底板1と、この底板1に支軸2,2を介して起伏可能に設けられた一対の内フラップ3,3と、上述の底板1に支軸4,4を介して起伏可能に設けられた一対の外フラップ5,5とを備えている。
【0014】
上述の底板1、内フラップ3、外フラップ5はポリエチレン系の合成樹脂により内部中空に形成されており、断熱性および、ある程度の弾力を有するように構成されている。
【0015】
図1は底板1上に内フラップ3および外フラップ5をこの順に折畳んだ状態の平面図、図2は図1の右側面図、図3は一対の外フラップ5,5のみを立設させた状態で示す平面図、図4は内外の両フラップ3.5を立設させた状態で示す右側面図である。
【0016】
図4に示すように、底板1上に起伏可能に立設された内外両フラップ3,5の対応部つまり有底箱形のコーナ部上部において、上述の内フラップ3には支軸6を介して可動係止部材としての係止爪7を回動可能に取付ける一方、外フラップ5には固定係止部としての係止凸部8を一体形成し、図4に実線で示す係止爪7を支軸6を中心として図4の仮想線位置へ回動すると、係止爪7で係止凸部8を係止して、内外両フラップ3,5を固定すべく構成している。
【0017】
また外フラップ5の容器内面側の両端部には、図3に示すように、立設された内フラップ3を仮保持する突片9と突出量の小さい突起10とがそれぞれ一体形成されており、突起10を乗り越えて立設される内フラップ3は、これら両者9,10間で仮保持されるように形成している。
さらに上述の内フラップ3の容器外面側には、容器A把持用の凹部11が形成されている。
【0018】
図5は、図1、図2に示すように折畳まれた容器Aを箱状に組立てる容器組立装置の全体構成を示し、この容器組立装置は、折畳まれた容器Aを上下多段に積層する積層部12と、所定部(図7に示す搬送ガイド25,25上面参照)に1個ずつ供給された容器Aの外フラップ5を開放する開放部13と、外フラップ5が立設開放された後に、内フラップ3を手動操作にて立設する手動エリア14と、手動エリア14の次段に設けられて上述の係止爪7を係止凸部8に係合させて容器Aを箱状と成す成形部15とを備えている。
【0019】
上述の積層部12は次のように構成している。
すなわち、複数のフレームを組合わせて開放部13の装置本体16を構成する一方、この装置本体16には架構17(図5参照)を立設し、図6、図7、図8に示すように上述の架構17および装置本体16に支持部材18,19を介して合計4本のガイド板20,20,21,21を立設している。
【0020】
これら4本のガイド板20,21で図8に示すように、上下方向に複数段に積層された容器Aのコーナ部と外面中間部とを案内すべく構成している。
また積層された容器Aのうち最下層の容器Aは図7に示すように対向配置したガイド付きエアシリンダ22,22の押圧部23にて両側から押圧保持するように構成している。
【0021】
上述の一対の押圧部23の対向面にはゴム等の摩擦係数が大きい押圧パッド24を設け、これら各要素22,23,24にて積層容器の全体を保持するチャックが構成されている。
【0022】
上述の積層部12の下方には、積層部12に積層された容器Aを順次1個ずつ所定部としての搬送ガイド25,25(図7参照)上に供給する供給手段26(いわゆる段ばらし手段)を設けている。
【0023】
上述の供給手段26は、図6、図7、図9、図10に示すように、モータおよびギヤボックスから成る駆動源27と、この駆動源27の出力軸に設けられたクランク28と、ガイド筒29およびガイド棒30で案内された昇降板31と、上述のクランク28の遊端と昇降板31の下部とを連結する連結ロッド32とを備えている。
【0024】
また昇降板31の下部にはブラケット33を介して金属ブロック34を取付ける一方、この金属ブロック34が上下動する軌跡面と対向するように近接スイッチ35,36,37を配設している。
【0025】
上述の駆動源27の出力軸は図10に矢印で示す反時計方向(一方向)にのみ回転するもので、図10に示す昇降板31の下死点から駆動源27の駆動により、昇降板31が図11に示すように上死点に達すると、この昇降板31上に最下層の容器Aが上載される。
【0026】
また、この時点では図11に示すように金属ブロック34が近接スイッチ35に近接して、該近接スイッチ35をONにするので、このON信号にて各要素22,23,24からなるチャックを開放する。
【0027】
次に図12に示すように上死点の昇降板31が所定量下降して、下から2番目の容器Aとチャックの押圧部23とが対向した時、金属ブロック34でON操作される近接スイッチ36の出力で、各要素22,23,24からなるチャックを閉成し、図12に示すように下から2番目の容器Aを押圧保持する。
【0028】
図12に示す状態から昇降板31がさらに下降すると、図13に示すように、最下層の1つの容器Aは一対の搬送ガイド25,25上に上載供給されると共に、図13の状態下において金属ブロック34が近接スイッチ37に近接するので、この近接スイッチ37の出力により後述する搬送手段40を起動する。
なお、上述の起動源27は装置本体16を構成する複数のフレームのうちのフレーム38に搭載され、ガイド筒29はフレーム39に取付けられている。
【0029】
次に、図6、図7、図14、図15を参照して容器Aを搬送する搬送手段40の構成について説明する。
この搬送手段40は図6、図14、図15に示す一対の原動スプロケット41,41と、図6、図7、図15に示す一対の従動スプロケット42,42と、これら各スプロケット41,42間に張架された2条のエンドレス状のチェーン43,43と、モータ44の駆動力を原動スプロケット41に伝達する動力伝達手段45とを備えている。
【0030】
この実施例では上述の動力伝達手段45はスプロケット46,47とチェーン48とで構成しているが、プーリ(Vプーリ、タイミングプーリ)とベルト(Vベルト、タイミングベルト)とで構成してもよい。
【0031】
上述の各スプロケット41,42は図7、図14に示す如く、軸および軸受を介して一対の側板49,49に設けられている。
搬送手段40の搬送始端側には、図6、図7に示す如く、最下層の容器Aが1個ずつに分離されて搬送ガイド25上に供給される時、この容器Aの横ずれを規制する一対の規制板50,50が上述の側の側板49に取付けられている。
【0032】
また搬送手段40の搬送終端側には、図6、図14、図15に示す如く、容器Aの底部を案内する複数のローラ51…が設けられている。
さらに搬送手段40の中間部から終端部にかけて、図6、図14、図15に示すように、容器Aの両側部を案内する一対かつ平行のガイド棒52,52が設けられている。このガイド棒は丸棒や丸パイプにて形成することができる。
【0033】
上述の開放部13には、折畳まれた外フラップ5の下部に挿入されて一対の外フラップ5,5を所定量開放する開放手段としての開放部材53が設けられている。
【0034】
この実施例では上記開放部材53は容器Aを搬送する搬送手段40に取付けられているので、図6、図16を参照して、この開放部材53の構成について説明する。
【0035】
この開放部材53はチェーン43にブラケット54を介して連設されていて、ブラケット54にはスプリングリテーナ55とストッパ部材56とを立設固定すると共に、このブラケット54に設けた支軸57に上述の開放部材を枢着している。
【0036】
また開放部材53の下部に形成した凹部53aにはピン58を設け、このピン58と上述のスプリングリテーナ55との間に付勢手段としてのコイルスプリング59を張架して、開放部材53を常時ストッパ部材56の上面にバネ付勢すると共に、該開放部材53はバネ力に抗して図16の時計方向(上方)への回動が許容されるように構成している。
【0037】
さらに上述の開放部材53の先端部には前高後低状の傾斜部53bが形成されている。
上述の開放部材53は2条のチェーン43,43の対応部にそれぞれ設けられており、内外両フラップ3,5を折畳んだ状態の容器Aにおいて、図2、図16に示すように外フラップ5の突片9下部と、内フラップ3の下端テーパ部3aとの間のギャップgに挿入されて、チェーン43が図16の矢印方向へ移動する時の搬送力により、開放部材53が支軸57を支点として上方へ回動することで、一対の外フラップ5,5を図14に仮想線で示す如く所定量開放するものである。
【0038】
上述の開放部材53による外フラップ5,5の所定量開放時に、容器Aが搬送方向に逃げないように該容器Aの底板1をその背後両サイドから位置規制する規制ローラ60,60を設けている。
【0039】
この規制ローラ60は図15に示すように軸61に支持されたローラアーム62に取付けられたもので、図示しない付勢手段により常時図15の実線位置(ローラ60の一部と容器Aの底板1とがオーバラップし、ローラ60で容器Aの移動を規制する位置)に付勢されており、開放部材53による外フラップ5の所定量開放後において容器Aが図15の矢印方向へ搬送される際には、ローラ6は付勢手段の付勢力に抗して後退すべく構成している。
【0040】
図6、図15に示す一対のガイド棒52,52間の上方には、所定量開放された外フラップ5を完全に立設状態に開放する立設手段としてのガイド部材63を設けている。
【0041】
このガイド部材63は図6、図8、図14に示すように、平面から見て略台形状でかつ開放先行側(図6、図8の右側)が下方に傾斜したガイド板64と、このガイド板64に接合された一対のガイド棒65とを備えている。
【0042】
図8に示すように上述のガイド棒65はガイド板64の下部に接合される接合部65aと、立設状態に開放される一対の外フラップ5,5間の内側寸法はに略等しい離間寸法で平行に延びる平行部65bと、上述の接合部65aと平行部65bとの間を連設するスラント部65cとを備えている。ここで、上述のガイド棒65は丸パイプまたは丸棒にて形成することができる。
【0043】
而して、開放部材53で容器Aの外フラップ5,5が図14に仮想線で示す如く所定量開放された後、該開放部材53で押圧搬送される容器Aの外フラップ5と内フラップ3との所定空間α(図14参照)内に、まずガイド板64が相対的に挿入され、次いで容器Aの搬送にともなってガイド棒65の一対のスラント部65cおよび一対の平行部65bが順次相対的に挿入されるので、容器Aが一対の平行部65bの位置へ搬送された時、外フラップ5,5は図3に示すように完全に立設状態に開放される。
【0044】
なお、上述のガイド部材63は支持部材66を介して装置本体16の上部フレームに支持されている。
上述の立設手段としてのガイド部材63の次段には図5、図17に示すように、容器Aの内フラップ3を手動操作にてマニュアル立設する手動エリア14が設けられている。
【0045】
この手動エリア14から成形部15にかけて一体または一体的で、かつ一対の側板67,67を略水平に横架し、これら一対の側板67,67間には複数のローラ68…を等間隔に配置している。
【0046】
また、上述の手動エリア14の所定部にはエアシリンダ69の駆動力にて前後のローラ68,68間から上方へ突出して、容器Aを停止させるストッパ70が設けられている。この実施例ではストッパ70を前後二箇所に設けたが、ストッパ70の配設位置および配設数量はこれに限定されるものではない。
【0047】
さらに、複数のローラ68…の上方には容器Aの底板1両サイドを位置ずれしないように案内するガイド棒71,71が平行に設けられ、側板67は支持脚72,72により支持されている。
【0048】
而して、上述の手動エリア14では、作業者が手作業にて内フラップ3を立設操作する。また、この手動エリア14では容器Aの検査、清掃、容器に付設されたラベル(内フラップの前後両面にラベルを設けるような場合)の除去または変換を行なうこともでき、汚れている容器Aは作業者の手作業にて図示しない洗浄ラインに移載するように構成してもよい。
【0049】
上述の手動エリア14の次段には図4に示す係止爪7を係止凸部8に係止させて容器Aを箱状と成す成形部15が設けられているので、次に図17、図18、図19を参照して、この成形部15の構成について説明する。
【0050】
この成形部15は複数のフレームを組合わせて該成形部15の装置本体73を構成し、これら複数のフレームのうちの1つの水平フレーム74にはガイド付きエアシリンダ75、断面門形状のブラケット76およびロッド77を介して前後一対のリフト部材78を取付けている。
【0051】
上述のリフト部材78は図17、図18に示すように前後のローラ68,68間から上方へ突出して、容器Aを上方へ持ち上げるもので、このリフト部材78による容器Aの上方持上げ位置と対向するように、内倒れ防止板79(内倒れ防止手段)を設けている。
【0052】
この内倒れ防止板79はロッド80および付勢手段81を介して装置本体73のトップデッキ部材82に支持されており、内フラップ3,3が容器Aの内方に倒れるのを防止するためのものである。
【0053】
また上述の水平フレーム74にはブラケット83、エアシリンダ84を介してストッパ85を設け、このストッパ85がローラ68,68間から上動した際に、手動エリア14から搬送される容器Aを成形部15の所定位置で停止させるように構成している。
【0054】
さらに複数のフレームのうち四隅部において上下方向に延びる縦フレーム86にはブラケット87およびホルダ88を介して一対のガイド棒89を取付けており、これら一対のガイド棒89,89にて容器Aの外フラップ5,5における上部外面を案内すべく構成している。
【0055】
上述の装置本体73の上部には一対のチャンネル90,90を横架し、図19に示すように、これら一対のチャンネル90,90の前後相互間には容器Aの搬送方向と直交するように合計2本のガイド部材91,91を横架している。
これらのガイド部材91には軸受ブロック92,92を介してスライダ93を取付けている。
【0056】
上記スライダ93は図18、図19に示すように内倒れ防止板79を隔ててその上部に合計2つ設けられたもので、図17、図18に示す如く該スライダ93の下部にはローラホルダ94を介してローラ95が設けられている。
【0057】
上述のローラ95は容器Aの合計4つの係止爪7とそれぞれ対応するように合計4個設けられており、スライダ93の上部中間に設けた連結部96とチャンネル90との間にはエアシリンダ97を取付けている。
【0058】
而して、上述のエアシリンダ97のピストンロッド98をヘッドカバー側へ吸引動(没入動)させた時、図18に示すローラ95を同図の実線位置から同図の仮想線位置へ移動させて、係止爪7を図4に示す実線位置から支軸6を支点として伏動させて、図4に仮想線で示す如く該係止爪7を係止凸部8に係止させ、容器Aを箱状に成形すべく構成している。
【0059】
このように構成した容器組立装置の作用を以下に詳述する。
図1、図2に示すように底板1上に内外の両フラップ3,5が折畳まれた合成樹脂製の容器Aは、図6、図7に示す如く積層部12に上下方向に積層され、ガイド板20,21(図8参照)でそのコーナ部および外面中間部が保持されると共に、各要素22,23,24(図7参照)から成るチャックにて最下層の容器Aが押圧保持されている。
【0060】
供給装置26を駆動すると、この供給装置26は既に説明したように図11、図12の状態を経て図13、図14に示す如く駆動されるので、積層部12の最下層の容器Aは所定部としての搬送ガイド25,25(図7参照)上に1つのみが供給され、積層部12の他の容器Aは近接スイッチ36のON時のチャック閉成によりエアシリンダ22で保持される。
【0061】
図13に示すように最下層の容器Aが搬送ガイド25,25上に1つのみ供給されて近接スイッチ37がONになった時点で、搬送手段40が駆動されるので、該搬送手段40を構成する2条のチェーン43に設けられた開放部材53がチェーン43と共に前進し、容器Aの背面がローラ60(図15参照)でバックアップされた状態下において、上述の開放部材53が外フラップ5の下部に挿入され、一対の外フラップ5,5を図14に仮想線で示す如く所定量開放する。
【0062】
上述開放部材53で外フラップ5,5が所定量開放されると、容器Aには図14に示すような所定空間αが形成され、容器Aの前進にともなって図8、図14に示すガイド部材63が上記所定空間α内に相対的に挿入されるので、容器Aが一対のガイド棒65の平行部65bに達した時点で、一対の外フラップ5,5は図3に示す如く完全に立設状態に開放される。
【0063】
上述のガイド棒65の一部は図5に示すように手動エリア14の始端部まで延設されており、このガイド棒65が容器Aから外れた時点において、容器Aはストッパ70で停止される。
【0064】
上述の手動エリア14では、作業者が手作業にて内フラップ3,3を立設する。立設された内フラップ3,3は図3に示す突片9と突起10との間に仮保持される。また、この手動エリア14では容器Aの検査、清掃、ラベルの除去または交換を行なうことができる。
【0065】
上述の手動エリア14から成形部15に搬送された容器Aは、前後一対のリフト部材78で図18に仮想線で示す成形位置までリフトアップされ、内倒れ防止板79で内フラップ3,3の内方への傾倒が防止された状態下において、エアシリンダ97を操作すると、ローラ95が内フラップ3の上辺に沿ってその上辺部内方から上辺部外方へ移動するので、図4に示す係止爪7が支軸6を支点として伏動して、図4に仮想線で示すように該係止爪7を係止凸部8に係止させて、容器Aを有底角筒状の箱形に組立てることができる。
【0066】
以上要するに、容器組立装置は、底板1上に起伏可能に立設された内外両フラップ3,5の対応部に該両フラップ3,5を固定する可動係止部材(係止爪7参照)と固定係止部(係止凸部8参照)とが設けられ、上記底板1上に一対の内フラップ3,3および外フラップ5,5が折畳まれた容器Aを組立てる容器組立装置であって、折畳まれた外フラップ5の下部に挿入されて一対の外フラップ5,5を所定量開放する開放手段(開放部材53参照)と、上記所定量開放された外フラップ5を立設状態に開放する立設手段(ガイド部材63参照)と、上記立設手段(ガイド部材63参照)の次段に設けられ内フラップ3をマニュアル立設する手動エリア14と、上記手動エリア14の次段に設けられて可動係止部材(係止爪7参照)を固定係止部(係止凸部8参照)に係止されて容器Aを箱状と成す係合手段(ローラ95参照)とを備えたものである。
【0067】
この構成によれば、開放手段(開放部材53参照)は折畳まれた外フラップ5の下部に挿入されて一対の外フラップ5,5を所定量開放し、立設手段(ガイド部材63参照)は所定量開放された外フラップ5を立設状態に開放し、手動エリア14では内フラップ3が手動操作にてマニュアル立設され、この手動エリア14の次段に設けられた係合手段(ローラ95参照)は可動係止部材(係止爪7参照)を固定係止部(係止凸部8参照)に係止させて、容器Aを箱状と成す。
【0068】
このように、半自動で容器Aを箱状に組立てることができ、また上述の手動エリア14を容器Aの検査、清掃、容器Aに付設されたラベルの除去、交換エリアに設定することも可能となる。さらに装置全体を全自動に成す構成と比較して、装置構造の大幅な簡略化を図ることができる。
【0069】
また、上記開放手段(開放部材53参照)は容器Aを搬送する搬送手段40に取付けられた開放部材53により構成されたものである。
この構成によれば、搬送手段40の搬送力を有効利用して、容器Aの外フラップ5を所定量開放することができる。
【0070】
さらに、上記開放手段(開放部材53参照)よる外フラップ5の開放時に容器Aを規制する規制手段(規制ローラ60参照)が設けられたものである。
この構成によれば、開放手段(開放部材53参照)による外フラップ5の開放時に、この開放力で容器Aが移動しないように規制するので、外フラップ5の開放を確実に行なうことができる。
【0071】
加えて、上記立設手段(ガイド部材63参照)は所定量開放状態の外フラップ5を立設状態に案内するガイド部材63で構成されたものである。
この構成によれば、立設手段をガイド部材63で構成したので、構造が簡単となるうえ、電気、油圧、空気圧等の駆動源を要することなく、所定量開放状態の外フラップ5を立設状態と成すことができる。
【0072】
また、上記開放手段(開放部材53参照)による外フラップ5の開放位置には上下複数段に積層された容器Aを1個ずつ所定部(搬送ガイド25,25の上部参照)に供給する供給手段26が設けられたものである。
この構成によれば、上下方向に積層された複数の容器Aを供給手段26にて順次1個ずつ所定部に供給することができる。
【0073】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の容器Aの可動係止部材は、実施例の係止爪7に対応し、
以下同様に、
容器Aの固定係止部は、係止凸部8に対応し、
開放手段は、開放部材53に対応し、
立設手段は、ガイド部部材63に対応し、
係合手段は、ローラ95に対応し、
規制手段は、規制ローラ60に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0074】
【発明の効果】
この発明によれば、折畳まれた外ストラップの下部に挿入されて一対の外フラップを所定量開放する開放手段と、所定量開放された外フラップを立設状態に開放する立設手段と、この立設手段の次段に設けられて内フラップを手動にて立設する手動エリアと、このエリアの次段に設けられて可動係止部材を固定係止部に係止させて容器を箱状と成す係合手段とを設けたので、半自動で容器を箱状に組立てることができ、また手動エリアを検査、清掃などのエリアに設定することも可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内外両フラップを折畳んだ容器の平面図。
【図2】 図1の右側面図。
【図3】 外フラップのみを立設させた容器の平面図。
【図4】 容器の側面図。
【図5】 本発明の容器組立装置を示す全体側面図。
【図6】 図5の要部拡大側面図。
【図7】 図6の右側面図。
【図8】 図6のB−B線矢視図。
【図9】 供給手段を示す側面図。
【図10】 昇降板の下死点を示す説明図。
【図11】 昇降板の上死点を示す説明図。
【図12】 最下層の容器が昇降板に上載された時点の説明図。
【図13】 最下層の容器を所定部に供給した時点の説明図。
【図14】 開放手段による外フラップの開放状態を示す側面図。
【図15】 図6のC−C線矢視図。
【図16】 開放手段の拡大図。
【図17】 図5の要部拡大断面図。
【図18】 図17のD−D線矢視断面図。
【図19】 図17の要部平面図。
【符号の説明】
A…容器
1…底板
3…内フラップ
5…外フラップ
7…係止爪(可動係止部材)
8…係止凸部(固定係止部)
14…手動エリア
26…供給手段
40…搬送手段
53…開放部材(開放手段)
60…規制ローラ(規制手段)
63…ガイド部材(立設手段)
95…ローラ(係合手段)

Claims (5)

  1. 底板上に起伏可能に立設された内外両フラップの対応部に該両フラップを固定する可動係止部材と固定係止部とが設けられ、
    上記底板上に一対の内フラップおよび外フラップが折畳まれた容器を組立てる容器組立装置であって、
    折畳まれた外フラップの下部に挿入されて一対の外フラップを所定量開放する開放手段と、
    上記所定量開放された外フラップを立設状態に開放する立設手段と、
    上記立設手段の次段に設けられ内フラップをマニュアル立設する手動エリアと、上記手動エリアの次段に設けられて可動係止部材を固定係止部に係止されて容器を箱状と成す係合手段とを備えた
    容器組立装置。
  2. 上記開放手段は容器を搬送する搬送手段に取付けられた開放部材により構成された
    請求項1記載の容器組立装置。
  3. 上記開放手段よる外フラップの開放時に容器を規制する規制手段が設けられた請求項1または2記載の容器組立装置。
  4. 上記立設手段は所定量開放状態の外フラップを立設状態に案内するガイド部材で構成された
    請求項1,2または3記載の容器組立装置。
  5. 上記開放手段による外フラップの開放位置には上下複数段に積層された容器を1個ずつ所定部に供給する供給手段が設けられた
    請求項1,2,3または4記載の容器組立装置。
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