JPH1142700A - 中空成形機の型締装置 - Google Patents
中空成形機の型締装置Info
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- JPH1142700A JPH1142700A JP9201835A JP20183597A JPH1142700A JP H1142700 A JPH1142700 A JP H1142700A JP 9201835 A JP9201835 A JP 9201835A JP 20183597 A JP20183597 A JP 20183597A JP H1142700 A JPH1142700 A JP H1142700A
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- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 claims description 6
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/56—Opening, closing or clamping means
-
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- B29C2049/5636—Opening, closing or clamping means using closing means as clamping means
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- B29C49/56—Opening, closing or clamping means
- B29C49/561—Characterised by speed, e.g. variable opening closing speed
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の中空成形機の型締装置は、トグル機
構、金型、リアプレート等がロッドの上方に位置してい
るため、型締め時にロッドが曲折し、金型の各金型部間
でズレが生じ、パーティングラインの喰違い、バリの喰
切れ不良等が発生し、成形品の歩留まり及び品質が低下
していた。 【解決手段】 本発明による中空成形機の型締装置は、
トグル機構(9)の両端の各クレビス(7a,7b)は上部ロッド
(19a)と下部ロッド(19b)との中間位置に配設され、トグ
ル機構(9)の各トグル片(7,8)はパリソン(6)が垂下する
方向に直交する水平方向に移動しつつ曲折して金型(1)
を開閉し、各ロッド(19a,19b)の縮み力で型締めを行う
ことにより、パーティングラインのズレ及びバリ喰切り
不良等を防止する構成である。
構、金型、リアプレート等がロッドの上方に位置してい
るため、型締め時にロッドが曲折し、金型の各金型部間
でズレが生じ、パーティングラインの喰違い、バリの喰
切れ不良等が発生し、成形品の歩留まり及び品質が低下
していた。 【解決手段】 本発明による中空成形機の型締装置は、
トグル機構(9)の両端の各クレビス(7a,7b)は上部ロッド
(19a)と下部ロッド(19b)との中間位置に配設され、トグ
ル機構(9)の各トグル片(7,8)はパリソン(6)が垂下する
方向に直交する水平方向に移動しつつ曲折して金型(1)
を開閉し、各ロッド(19a,19b)の縮み力で型締めを行う
ことにより、パーティングラインのズレ及びバリ喰切り
不良等を防止する構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形機の型締
装置に関し、特に、電動機駆動によるトグル機構を上部
ロッドと下部ロッドの中間に設けて型開閉を行うと共に
ロッドの縮み力によって型締めすることにより、成形品
汚損のないスムーズで高精度な型締を行うと共に、金型
の合わせ面の経時変化によるずれによるパーティングラ
イン等の発生を防止するための新規な改良に関する。
装置に関し、特に、電動機駆動によるトグル機構を上部
ロッドと下部ロッドの中間に設けて型開閉を行うと共に
ロッドの縮み力によって型締めすることにより、成形品
汚損のないスムーズで高精度な型締を行うと共に、金型
の合わせ面の経時変化によるずれによるパーティングラ
イン等の発生を防止するための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の中空成形
機の型締装置としては、例えば、図４及び図５に示す特
開平６−８６９号公報に開示された構成を挙げることが
できる。すなわち、図４及び図５において符号１で示さ
れるものは第１金型部２及び第２金型部３からなる開閉
自在な金型であり、この金型１のキャビティ１ａ内に
は、押出機４のクロスヘッド５から垂下するパリソン６
が供給されるように構成されている。前記第２金型部３
は、一対の曲折自在な第１、第２トグル片７，８からな
るトグル機構９に第２金型保持体１０及び第１クレビス
７ａを介して接続されており、前記各トグル片７，８を
曲折自在に接続した軸支部１１を保持するガイドブロッ
ク１２は、一対の中心位置決めガイドバー１３，１４に
よって案内されるように構成されている。前記ガイドブ
ロック１２は、電動機１５によって回転するボールねじ
等の送りねじ体１６によって軸方向に往復動できるよう
に構成され、前記第１金型部２には第１金型保持体１７
が設けられている。前記第２トグル片８に第２クレビス
８ａを介して接続されたリアプレート１８には一対のロ
ッド１９，２０が接続され、各ロッド１９，２０は前記
第１金型保持体１７に接続された接続体２１に固定して
接続されていると共に、このロッド１９は第２金型保持
体１０を作動自在に貫通しており、前記リアプレート１
８、各ロッド１９，２０及び接続体２１により金型１用
の金型開閉連動機構５０を構成している。従って、前述
の構成において前記電動機１５を作動させて送りねじ体
１６でガイドブロック１２を移動させることにより、各
トグル片７，８が図５で示すように点線と実線で示す位
置に沿って直線状又は曲折状となり、直線状の場合には
金型開閉連動機構５０を介して各金型保持体１０，１７
が互いに接合する方向に移動するため、各金型部２，３
が閉となると共に、曲折状の場合には前述と逆になって
各金型部２，３が開となる。
機の型締装置としては、例えば、図４及び図５に示す特
開平６−８６９号公報に開示された構成を挙げることが
できる。すなわち、図４及び図５において符号１で示さ
れるものは第１金型部２及び第２金型部３からなる開閉
自在な金型であり、この金型１のキャビティ１ａ内に
は、押出機４のクロスヘッド５から垂下するパリソン６
が供給されるように構成されている。前記第２金型部３
は、一対の曲折自在な第１、第２トグル片７，８からな
るトグル機構９に第２金型保持体１０及び第１クレビス
７ａを介して接続されており、前記各トグル片７，８を
曲折自在に接続した軸支部１１を保持するガイドブロッ
ク１２は、一対の中心位置決めガイドバー１３，１４に
よって案内されるように構成されている。前記ガイドブ
ロック１２は、電動機１５によって回転するボールねじ
等の送りねじ体１６によって軸方向に往復動できるよう
に構成され、前記第１金型部２には第１金型保持体１７
が設けられている。前記第２トグル片８に第２クレビス
８ａを介して接続されたリアプレート１８には一対のロ
ッド１９，２０が接続され、各ロッド１９，２０は前記
第１金型保持体１７に接続された接続体２１に固定して
接続されていると共に、このロッド１９は第２金型保持
体１０を作動自在に貫通しており、前記リアプレート１
８、各ロッド１９，２０及び接続体２１により金型１用
の金型開閉連動機構５０を構成している。従って、前述
の構成において前記電動機１５を作動させて送りねじ体
１６でガイドブロック１２を移動させることにより、各
トグル片７，８が図５で示すように点線と実線で示す位
置に沿って直線状又は曲折状となり、直線状の場合には
金型開閉連動機構５０を介して各金型保持体１０，１７
が互いに接合する方向に移動するため、各金型部２，３
が閉となると共に、曲折状の場合には前述と逆になって
各金型部２，３が開となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空成形機の型
締装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、トグル機構がロッド
の上方に位置し、金型もリアプレートもロッドの上方に
位置しているため、各トグル片が図５で示すようにパリ
ソンの垂下方向と直交する水平方向において直線状及び
曲折状に作動して金型の開閉を行い、図６で示すよう
に、電動機、送りねじ体、トグル機構を介して型締する
と、点線で示すように各ロッドが下方に曲がり、これに
伴って各金型とも前方へ傾く。逆に、トグル機構を開い
て金型を開く方向に力を加えると、実線で示すように元
の状態に戻る。金型は、第１、第２金型の合わせ面に２
本又は４本のピンを設けて穴に位置決めし、パーティン
グラインの合わせ形状及びバリを喰切るための喰切り刃
の位置を合わせている。このピン又は穴が摩耗してくる
と、ガタが大きくなり、金型の各金型部間にズレが生
じ、図７で示すように各金型の刃ずれが生じパーティン
グラインＰに喰違いが生じパーティングラインが明確に
発生して成形不良となる。又、成形後の成形品の上バリ
と下バリが喰切れなくなり、成形品にヒゲが発生して不
良が多発することになっていた。
締装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、トグル機構がロッド
の上方に位置し、金型もリアプレートもロッドの上方に
位置しているため、各トグル片が図５で示すようにパリ
ソンの垂下方向と直交する水平方向において直線状及び
曲折状に作動して金型の開閉を行い、図６で示すよう
に、電動機、送りねじ体、トグル機構を介して型締する
と、点線で示すように各ロッドが下方に曲がり、これに
伴って各金型とも前方へ傾く。逆に、トグル機構を開い
て金型を開く方向に力を加えると、実線で示すように元
の状態に戻る。金型は、第１、第２金型の合わせ面に２
本又は４本のピンを設けて穴に位置決めし、パーティン
グラインの合わせ形状及びバリを喰切るための喰切り刃
の位置を合わせている。このピン又は穴が摩耗してくる
と、ガタが大きくなり、金型の各金型部間にズレが生
じ、図７で示すように各金型の刃ずれが生じパーティン
グラインＰに喰違いが生じパーティングラインが明確に
発生して成形不良となる。又、成形後の成形品の上バリ
と下バリが喰切れなくなり、成形品にヒゲが発生して不
良が多発することになっていた。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、電動機駆動によるトグル機
構を介して上部ロッドと下部ロッドの中間に設けて型開
閉を行うと共にロッドの縮み力によって型締めすること
により、成形品汚損のないスムーズで高精度な型締を行
うと共に、金型合わせ面の経時変化によるずれによるパ
ーティングラインの発生を防止するようにした中空成形
機の型締装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、電動機駆動によるトグル機
構を介して上部ロッドと下部ロッドの中間に設けて型開
閉を行うと共にロッドの縮み力によって型締めすること
により、成形品汚損のないスムーズで高精度な型締を行
うと共に、金型合わせ面の経時変化によるずれによるパ
ーティングラインの発生を防止するようにした中空成形
機の型締装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成機の
型締装置は、クロスヘッドから垂下するパリソンを、上
部ロッド及び下部ロッドと、前記各ロッドの両端に設け
られ第１金型部を有する第１金型保持体及びリアプレー
トと、前記各ロッドに移動自在に設けられ第２金型部を
有する第２金型保持体と、前記第２金型保持体と前記リ
アプレート間に設けられたトグル機構とからなる金型開
閉連動機構を介して開閉及び型締する金型により保持し
て中空成形品を得るようにした中空成形機の型締装置に
おいて、前記トグル機構の両端の各クレビスは、前記上
部ロッドと下部ロッドとの中間位置に配設され、前記ト
グル機構の第１、第２トグル片は、前記パリソンが垂下
する方向に直交する水平方向に移動しつつ曲折して前記
金型を開閉すると共に各ロッドの縮み力で型締めを行う
構成である。さらに、前記トグル機構は互いに逆方向に
曲折する１組を用いる構成である。
型締装置は、クロスヘッドから垂下するパリソンを、上
部ロッド及び下部ロッドと、前記各ロッドの両端に設け
られ第１金型部を有する第１金型保持体及びリアプレー
トと、前記各ロッドに移動自在に設けられ第２金型部を
有する第２金型保持体と、前記第２金型保持体と前記リ
アプレート間に設けられたトグル機構とからなる金型開
閉連動機構を介して開閉及び型締する金型により保持し
て中空成形品を得るようにした中空成形機の型締装置に
おいて、前記トグル機構の両端の各クレビスは、前記上
部ロッドと下部ロッドとの中間位置に配設され、前記ト
グル機構の第１、第２トグル片は、前記パリソンが垂下
する方向に直交する水平方向に移動しつつ曲折して前記
金型を開閉すると共に各ロッドの縮み力で型締めを行う
構成である。さらに、前記トグル機構は互いに逆方向に
曲折する１組を用いる構成である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による中
空成形機の型締装置の好適な実施の形態について説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。図１から図３において、符号１で示され
るものは第１金型部２及び第２金型部３からなる開閉自
在な金型であり、この金型１のキャビティ１ａ内には、
図４の従来と同様に押出機４のクロスヘッド５から垂下
するパリソン６が垂直方向に供給されるように構成され
ている。前記金型１の第１金型保持体１７は１又は２本
の上部ロッド１９ａ（１本のみ図示）と１又は２本の下
部ロッド１９ｂ（１本のみ図示）とからなる２本又は４
本構成のロッド１９の一端に設けられ、このロッド１９
の他端にはリアプレート１８が設けられていると共に、
このロッド１９のほぼ中央位置には電動機１５を有する
移動台３０がロッド１９の長手方向と直交する方向に図
示しない移動用ロッドを介して移動可能に設けられてい
る。前記第２金型部３を有する第２金型保持体１０はこ
のロッド１９に移動自在に設けられ、この第２金型保持
体１０の第１クレビス７ａと前記リアプレート１８の第
２クレビス８ａとの間には軸支部１１を介して１対の第
１、第２トグル片７，８からなるトグル機構９が曲折自
在に設けられている。
空成形機の型締装置の好適な実施の形態について説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。図１から図３において、符号１で示され
るものは第１金型部２及び第２金型部３からなる開閉自
在な金型であり、この金型１のキャビティ１ａ内には、
図４の従来と同様に押出機４のクロスヘッド５から垂下
するパリソン６が垂直方向に供給されるように構成され
ている。前記金型１の第１金型保持体１７は１又は２本
の上部ロッド１９ａ（１本のみ図示）と１又は２本の下
部ロッド１９ｂ（１本のみ図示）とからなる２本又は４
本構成のロッド１９の一端に設けられ、このロッド１９
の他端にはリアプレート１８が設けられていると共に、
このロッド１９のほぼ中央位置には電動機１５を有する
移動台３０がロッド１９の長手方向と直交する方向に図
示しない移動用ロッドを介して移動可能に設けられてい
る。前記第２金型部３を有する第２金型保持体１０はこ
のロッド１９に移動自在に設けられ、この第２金型保持
体１０の第１クレビス７ａと前記リアプレート１８の第
２クレビス８ａとの間には軸支部１１を介して１対の第
１、第２トグル片７，８からなるトグル機構９が曲折自
在に設けられている。
【０００７】前記軸支部１１を有するガイドブロック１
２は前記移動台３０上のガイドロッド３１，３２により
移動可能に設けられていると共に、電動機１５によりカ
ップリング３３を介して回転自在に設けられた送りねじ
体１６にこのガイドブロック１２が螺合していることに
よりトグル機構９の曲折が行われるように構成されてい
る。また、前記リアプレート１８、上下ロッド１９ａ，
１９ｂを有するロッド１９、トグル機構９及び各金型保
持体１７，１０により金型１用の金型開閉連動機構５０
を構成している。なお、前記トグル機構９の両端の各ク
レビス７ａ，８ａは上部ロッド１９ａと下部ロッド１９
ｂの間に位置し、トグル機構９の曲折作動時の作用力が
第２金型保持体１０及びリアプレート１８の高さ方向の
中心に作用し、金型１の各金型部２，３の高さ方向の中
心に力が作用するように構成されている。従って、図１
の状態においては前記トグル機構９は上部ロッド１９ａ
と下部ロッド１９ｂとの間に位置している。
２は前記移動台３０上のガイドロッド３１，３２により
移動可能に設けられていると共に、電動機１５によりカ
ップリング３３を介して回転自在に設けられた送りねじ
体１６にこのガイドブロック１２が螺合していることに
よりトグル機構９の曲折が行われるように構成されてい
る。また、前記リアプレート１８、上下ロッド１９ａ，
１９ｂを有するロッド１９、トグル機構９及び各金型保
持体１７，１０により金型１用の金型開閉連動機構５０
を構成している。なお、前記トグル機構９の両端の各ク
レビス７ａ，８ａは上部ロッド１９ａと下部ロッド１９
ｂの間に位置し、トグル機構９の曲折作動時の作用力が
第２金型保持体１０及びリアプレート１８の高さ方向の
中心に作用し、金型１の各金型部２，３の高さ方向の中
心に力が作用するように構成されている。従って、図１
の状態においては前記トグル機構９は上部ロッド１９ａ
と下部ロッド１９ｂとの間に位置している。
【０００８】次に動作について述べる。まず、クロスヘ
ッド５からパリソン６が押出されて垂下した状態におい
て、電動機１５を作動させると、送りねじ体１６を介し
て第１、第２トグル片７，８が図１の曲折状態から図２
の直線状態へと姿勢を変えることにより、各金型保持体
１０，１７が互いに接近する方向に移動して金型１の型
閉及び型締めが行われる。この型締動作において、第２
金型保持体１０はトグル機構９によって押圧されると共
に、このトグル機構９の押圧力が第１金型保持体１７及
びリアプレート１８を介して上部ロッド１９ａ及び下部
ロッド１９ｂを伸ばす方向に作用し、この作用の反作用
として上部ロッド１９ａ及び下部ロッド１９ｂの軸方向
に沿う縮み力によって第１金型部２が第２金型部３側へ
押圧されて各金型部２，３の型締めが強固に行われる。
また、このトグル機構９による型締めにおいては、トグ
ル機構９の押圧力が金型の中央にかかるため、従来のよ
うな各金型部のずれ、パーティングラインの喰違い、バ
リ喰切り不良等を防止することができる。また、他の形
態として、図示していないが、前記トグル機構９を１組
用い、互いに逆方向に曲折するように設けて用いること
もできる。
ッド５からパリソン６が押出されて垂下した状態におい
て、電動機１５を作動させると、送りねじ体１６を介し
て第１、第２トグル片７，８が図１の曲折状態から図２
の直線状態へと姿勢を変えることにより、各金型保持体
１０，１７が互いに接近する方向に移動して金型１の型
閉及び型締めが行われる。この型締動作において、第２
金型保持体１０はトグル機構９によって押圧されると共
に、このトグル機構９の押圧力が第１金型保持体１７及
びリアプレート１８を介して上部ロッド１９ａ及び下部
ロッド１９ｂを伸ばす方向に作用し、この作用の反作用
として上部ロッド１９ａ及び下部ロッド１９ｂの軸方向
に沿う縮み力によって第１金型部２が第２金型部３側へ
押圧されて各金型部２，３の型締めが強固に行われる。
また、このトグル機構９による型締めにおいては、トグ
ル機構９の押圧力が金型の中央にかかるため、従来のよ
うな各金型部のずれ、パーティングラインの喰違い、バ
リ喰切り不良等を防止することができる。また、他の形
態として、図示していないが、前記トグル機構９を１組
用い、互いに逆方向に曲折するように設けて用いること
もできる。
【０００９】
【発明の効果】本発明による中空成形機の型締装置は、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、水平方向に曲折するトグル
機構が各金型部を開閉自在に保持する上部ロッドと下部
ロッドの中間に位置し、各ロッドの縮み力を利用して型
締めを行うため、金型のズレ防止、金型のピンと穴の摩
耗防止、金型の寿命向上、パーティングラインの喰違い
不良防止、バリ喰切り不良防止（ヒゲ発生防止）を達成
することができる。
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、水平方向に曲折するトグル
機構が各金型部を開閉自在に保持する上部ロッドと下部
ロッドの中間に位置し、各ロッドの縮み力を利用して型
締めを行うため、金型のズレ防止、金型のピンと穴の摩
耗防止、金型の寿命向上、パーティングラインの喰違い
不良防止、バリ喰切り不良防止（ヒゲ発生防止）を達成
することができる。
【図１】本発明による中空成形機の型締装置の型開状態
を示す平面構成図である。
を示す平面構成図である。
【図２】図１の型締状態を示す平面構成図である。
【図３】図２の側面図である。
【図４】従来の中空成形機の型締装置を示す側面構成図
である。
である。
【図５】図４の平面構成図である。
【図６】図４の構成における型締時の金型保持板等の傾
斜状態を示す説明図である。
斜状態を示す説明図である。
【図７】図６の金型のズレ状態を示す断面図である。
１ 金型 ２ 第１金型部 ３ 第２金型部 ５ クロスヘッド ６ パリソン ９ パリソン機構 １５ 電動機 １６ 送りねじ体 １８ リアプレート １９ ロッド １９ａ 上部ロッド １９ｂ 下部ロッド ５０ 金型開閉連動機構
Claims (2)
- 【請求項１】 クロスヘッド(5)から垂下するパリソン
(6)を、上部ロッド(19a)及び下部ロッド(19b)と、前記
各ロッド(19a,19b)の両端に設けられ第１金型部(2)を有
する第１金型保持体(17)及びリアプレート(18)と、前記
各ロッド(19a,19b)に移動自在に設けられ第２金型部(3)
を有する第２金型保持体(10)と、前記第２金型保持体(1
0)と前記リアプレート(18)間に設けられたトグル機構
(9)とからなる金型開閉連動機構(50)を介して開閉及び
型締する金型(1)により保持して中空成形品を得るよう
にした中空成形機の型締装置において、前記トグル機構
(9)の両端の各クレビス(7a,8a)は前記上部ロッド(19a)
と下部ロッド(19b)との中間位置に配設され、前記トグ
ル機構(9)の第１、第２トグル片(7,8)は、前記パリソン
(6)が垂下する方向に直交する水平方向に移動しつつ曲
折して前記金型(1)を開閉すると共に各ロッド(19a,19b)
の縮み力で型締めを行うことを特徴とする中空成形機の
型締装置。 - 【請求項２】 前記トグル機構(9)は互いに逆方向に曲
折する１組を用いることを特徴とする請求項１記載の中
空成形機の型締装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9201835A JPH1142700A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 中空成形機の型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9201835A JPH1142700A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 中空成形機の型締装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1142700A true JPH1142700A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16447692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9201835A Pending JPH1142700A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 中空成形機の型締装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1142700A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100389951C (zh) * | 1999-09-22 | 2008-05-28 | 日精Asb机械株式会社 | 吹塑合模机构 |
| JP2013166896A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Kyoraku Co Ltd | 発泡成形体 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP9201835A patent/JPH1142700A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100389951C (zh) * | 1999-09-22 | 2008-05-28 | 日精Asb机械株式会社 | 吹塑合模机构 |
| JP2013166896A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Kyoraku Co Ltd | 発泡成形体 |
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