JPH1142448A - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

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Publication number
JPH1142448A
JPH1142448A JP9217095A JP21709597A JPH1142448A JP H1142448 A JPH1142448 A JP H1142448A JP 9217095 A JP9217095 A JP 9217095A JP 21709597 A JP21709597 A JP 21709597A JP H1142448 A JPH1142448 A JP H1142448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
valve
slit
liq
discharge port
Prior art date
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Pending
Application number
JP9217095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Usami
秀幸 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP9217095A priority Critical patent/JPH1142448A/ja
Priority to EP97943127A priority patent/EP0864371A4/en
Priority to PCT/JP1997/003495 priority patent/WO1998014279A1/ja
Publication of JPH1142448A publication Critical patent/JPH1142448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キャップ105を長時間付けない場合には、
吐出口部103に存在する液体の表面は、空気に触れ続
けていることになり、液体を乾燥させてしまっていた。
また、空気には、様々なバイ菌やほこりやちりなどが混
入している。このようなバイ菌などの物質が液体に混入
すると、時には、かびや変色が発生し、非常に非衛生的
な液体となってしまう。 【解決手段】 液体貯溜室2の液体を吐出口部から吐出
させる吐出容器1にあって、前記液体貯溜室2と吐出口
部とを液体流通路14で連通すると共に、前記吐出口部
にスリット24が形成された弾性弁18を配置すると共
に、その弾性弁18を前記吐出口部に対して前進・後退
可能に配置した吐出容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用乳液、ハン
ドクリ−ム、ファンデ−ション、洗髪用シャンプ−、リ
ンス、液状の歯磨粉、マヨネ−ズ、ケチャップ、糊、絵
の具などの液体の吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】液体貯溜室の液体を吐出口部から吐出さ
せる吐出容器の1例として、図8に示すようなものがあ
る。押圧変形可能な柔らかい容器本体101は、液体が
蓄えられる液体貯溜室102となっている。その容器本
体101の上部には、吐出口部103が形成されてい
て、その吐出口部103の外周には、螺子部104が形
成されている。そして、その螺子部104には、液体の
乾燥や不使用時における液体の漏れを防止するキャップ
105が着脱自在に螺合している。使用の際には、キャ
ップ105を容器本体101よりはずし、次いで、その
容器本体101を適宜量押圧し、液体貯溜室102の液
体を吐出口部103より吐出させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術にあっては、使用後にキャップ105を付け忘れてし
まうことがある。また、頻繁に使用するときなどは、つ
いつい、キャップをすることが面倒になり、キャップ1
05を長時間付けない場合もある。そして、このような
ときには、吐出口部103に存在する液体の表面は、空
気に触れ続けていることになり、空気が液体に触れるこ
とによってり液体を乾燥させてしまっていた。
【0004】また、空気には、様々なバイ菌やほこりや
ちりなど、人間にとっては悪影響をおよぼすような物質
が混入している。このようなバイ菌などの物質が液体に
混入すると、非衛生的な液体となってしてしまうことは
云うまでもない。時には、かびや変色が発生し、非常に
非衛生的な液体となってしまう。このような非衛生的な
液体が、特に、化粧料や食用である場合には非常に好ま
しくない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたものであり、液体貯溜室の液体
を吐出口部から吐出させる吐出容器にあって、前記液体
貯溜室と吐出口部とを液体流通路で連通すると共に、前
記吐出口部にスリットが形成された弾性弁を配置すると
共に、その弾性弁を前記吐出口部に対して前進・後退可
能に配置したことを要旨とする。
【0006】
【作用】使用の際には、液体貯溜室の液体の圧力によっ
て弾性弁が吐出口部より前進すると共に、弾性弁のスリ
ットが拡開し液体が吐出する。また、不使用時において
は、弾性弁の弾性復元力によりスリットが遮蔽すると共
に、弾性弁が後退し基の位置に復帰する。
【0007】
【実施例】添付図面に基づき一例を説明する。容器本体
1は内部に液室(液体貯溜室)2を形成する軟質の袋体
3を収容している。直接、容器本体1の内部を液室2と
してもよいが、軟質の袋体3の使用は、収容する液の消
費に応じて収縮し、外気の混入を防止できる上で容易な
手段である。この軟質の袋体3は、容器本体1の開口部
に取り付けた口部材4の下側周壁面にヒ−トシ−ルなど
により液漏れしないよう取り付けられている。口部材4
は内側にピストン5を有しており、そのピストン5には
図面上方に開放できる弁6が取り付けられている。弁6
は、液室2と連通する内孔7からの液の出口となるもの
である。
【0008】前記口部材4には、弾撥体8により図面上
方に付勢されたシリンダ−9が液密摺動リング10を介
して前記ピストン5に対して液密摺動可能に取り付けら
れている。尚、前記液密摺動リング10は、シリンダ−
9の内側に固定的に取り付けられているが、液密摺動リ
ングとシリンダ−とを一体成形しても良い。また、シリ
ンダ−9には、前記弁6同様、図面上方に開放できる弁
11が取り付けられている。弁11は、弁6から内孔1
2に出てきた液の出口となるものである。
【0009】このシリンダ−9の上部にはノズル体13
が取り付けられている。ノズル体13には、前記弁11
から出てきた液体を容器1の外に吐出させるL字型の液
体流通路14が形成されており、前記弁11とは反対側
の端部近傍が、パイプ状(パイプ状部15)に形成され
ているが、そのパイプ状部15は、ノズル体13の内側
に位置するように形成されている。つまり、パイプ状部
15の回りには、ノズル体13とで形成される円柱状の
隙間16が形成している。また、このパイプ状部15の
先端開口部17が吐出口部となっている。
【0010】前記液体流通路14のパイプ状部15に
は、弾性弁18が被嵌されている。その弾性弁18は筒
部19と底部20とから構成されているが、その筒部1
9の中間部には復元可能な蛇腹部21が形成されてい
る。また、前記筒部19の後端部(底部20とは反対
側)には係止鍔部22が形成されており、前記ノズル体
13の隙間16に圧入された、或は、ノズル体13に一
体に形成された筒状の係止部材23に当接している。こ
の係止鍔部22と係止部材23との当接により、弾性弁
18のパイプ状部15からの脱落が防止される。また、
弾性弁18の底部20には液圧によって拡開し液体が吐
出するスリット24が形成されている。このスリット2
4は、単に、一直線状であっても良いが、十字状であっ
ても良く、また、Y字状であっても良い。
【0011】ここで、本実施例に使用されている弁6、
弁11について具体的に説明すると、図3に示すよう
に、外周リング部25の内側に実施的な弁となる弁蓋2
6が位置している。また、それら外周リング部25と弁
蓋26とは、円弧状の3つの連結片27によって連結さ
れている。できるだけ軽い力で開閉し、それでいて密閉
度が高い構造になっている。
【0012】次に、前記弾性弁並びに、弁の材質の具体
例としては、シリコ−ンゴムやニトリルゴム、アクリル
ゴム、フッ素ゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム、ブチ
ルゴム、ネオプレンゴム、SBR、NBR、エラストマ
−、軟質ポリエチレンなどのゴム状弾性体や、PETや
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロンなど単層構造
からなるフィルム状の軟質部材が挙げられるが、そのフ
ィルム状の軟質部材は、PETの下面にポリエチレンを
貼着したものやPETの下面にポリプロピレンを貼着し
たものなど2層構造としても良い。また、アルミ箔の上
面にPETを貼着するとともに下面にポリエチレンを貼
着したものやアルミ箔の上面にPETを貼着するととも
に、下面にポリプロピレンを貼着したものなど3層構造
のものであっても良い。さらには、塩化ビニリデンでコ
−トしたPETの下面にポリエチレンを貼着したものや
塩化ビニリデンでコ−トしたPETの下面にポリプロピ
レンを貼着したもの、酸化ケイ素でコ−トしたPETの
下面にポリエチレンを貼着したもの、酸化ケイ素でコ−
トしたPETの下面にポリプロピレンを貼着したもの、
PETの下面にホットメルト系の樹脂をコ−トしたもの
などであっても良い。要は、この弾性弁も使用する液体
によって適宜選択可能である。
【0013】次に、使用例について説明する。ノズル体
13の頭部を押圧すれば、シリンダ−9が弾撥体8の弾
撥力に抗して図面下方に摺動し、このとき、弁11が開
放してシリンダ−9の内孔12内からノズル体13の液
体流通路14に出た液体により内圧が高くなって、弾性
弁18が蛇腹部21を伸長させながら前進すると共に、
スリット24が拡開され、その拡開されたスリット24
から液体が吐出する(図4参照)。吐出が完了すると、
弾性弁18のスリット24は、自らの弾性復元力により
復帰、遮蔽する(図5参照)。この状態で、吐出した液
体を指などに付着させ拭い採る。ここで、前記弾性弁1
8は、前進しノズル体13より突出した状態になってい
るので、スリット24は拡開しやすく、また、指で拭い
採りやすくもなっている。尚、このとき、突出している
弾性弁18を内側に向けて弱い力で押圧すれば、前記蛇
腹部21が押し加減により復帰すると共に、内圧が高ま
るので、再びスリット24が拡開し、更に液体が吐出
し、その吐出した液体を拭い採ることができる。
【0014】ここで、ノズル体13の押圧を解除すれ
ば、弾性弁18は蛇腹部21の復元力により後退すると
共に、自らの復元力によりスリット24が確実に復帰、
遮蔽する。と同時に、弾撥体8の弾撥力によってシリン
ダ−9が図面上方に摺動(復帰)し、このとき、弁6が
開放してピストン5の内孔7からシリンダ−9の内孔1
2へ液体が出て、次の使用準備がなされることになる。
尚、後述する第2例においても同様であるが、弾性弁が
ノズル体によって覆われているため、弾性弁に触れるこ
となくノズル体を押圧することができ、衛生的であると
共に、弾性弁に不慮の外力が加わることがなく、よっ
て、経時的な劣化を極力防止することができる。
【0015】その他にも種々なせる。図6に示す例が、
本発明の第2例である。尚、前記例と同様な構成は、そ
の説明を省略する。図6に示す例は、前例の弾性弁18
に形成されている蛇腹部21の変形例である。弾性弁1
8の筒状部21の中間部には、伸縮可能な薄肉部28が
形成されている。ノズル体13を押圧すると、液体の圧
力が高まり、弾性弁18が前記薄肉部28を伸長させな
がら前進する。液体の吐出終了後、圧力が減少(外の圧
力と同じくなると)すると、薄肉部28の弾性復元力に
より弾性弁18が後退し、基に状態に復帰する。
【0016】図7に示す例が本発明の第3例であり、係
止部材23の後端に、前記弾性弁18を復帰させるく字
型の弾撥部材29を配置している。図示例のものにおい
ては、その弾撥部材29を係止部材23と一体成形した
が、別部材で構成し、係止部材23と弁部材17の鍔部
22との間に張設させても良い。
【0017】尚、前記第1例や第2例、第3例のノズル
体並びに弾性弁を従来技術で示した容器の吐出口に取り
付けても良い。前記種々の例に比べ、一定量の液体の吐
出はできないものの、使用者が各々の好みに応じて吐出
量を可変することができるとともに、一定量吐出のため
の弁機構が省略でき安価に製作することができるという
利点を有する。
【0018】
【発明の効果】本発明の吐出容器は、液体貯溜室の液体
を吐出口部から吐出させる吐出容器にあって、前記液体
貯溜室と吐出口部とを液体流通路で連通すると共に、前
記吐出口部にスリットが形成された弾性弁を配置すると
共に、その弾性弁を前記吐出口部に対して前進・後退可
能に配置したので、吐出口部には勿論、容器本体内にも
空気などが侵入せず、液体の乾燥防止が図れ、また、衛
生的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の要部拡大縦断面図。
【図3】弁を示す平面図。
【図4】動作例を示す要部拡大縦断面図。
【図5】動作例を示す要部拡大縦断面図。
【図6】第2例を示す要部拡大縦断面図。
【図7】第3例を示す要部拡大縦断面図。
【図8】従来の技術を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 液室(液体貯溜室) 3 軟質の袋体 4 口部材 5 ピストン 6 弁 7 内孔 8 弾撥体 9 シリンダ− 10 液密摺動リング 11 弁 12 内孔 13 ノズル体 14 液体流通路 15 パイプ状部 15a 先端開口部 16 隙間 17 先端開口部 18 弾性弁 19 筒部 20 底部 21 蛇腹部 22 係止鍔部 23 係止部材 24 スリット 25 外周リング部 26 弁蓋 27 連結片 28 薄肉部 29 弾撥部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体貯溜室の液体を吐出口部から吐出さ
    せる吐出容器にあって、前記液体貯溜室と吐出口部とを
    液体流通路で連通すると共に、前記吐出口部にスリット
    が形成された弾性弁を配置すると共に、その弾性弁を前
    記吐出口部に対して前進・後退可能に配置したことを特
    徴とする吐出容器。
JP9217095A 1996-10-03 1997-07-28 吐出容器 Pending JPH1142448A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9217095A JPH1142448A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 吐出容器
EP97943127A EP0864371A4 (en) 1996-10-03 1997-10-01 CONTAINER FOR BLOWING OUT A LIQUID
PCT/JP1997/003495 WO1998014279A1 (fr) 1996-10-03 1997-10-01 Recipient d'ejection de liquide

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9217095A JPH1142448A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 吐出容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1142448A true JPH1142448A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16698772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9217095A Pending JPH1142448A (ja) 1996-10-03 1997-07-28 吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1142448A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006082878A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Saint-Gobain Calmar Inc 注出口及び注出口を備えた手動ポンプ式ディスペンサ
JP2015514647A (ja) * 2012-04-24 2015-05-21 ラブラボ 手動ポンプを有する、流体製品を包装/吐出する装置
KR20230131005A (ko) * 2022-03-04 2023-09-12 주식회사 태성산업 펌핑형 용기

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