JP2021041994A - チューブ容器用の逆止弁付きキャップ - Google Patents

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晋介 田邉
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Abstract

【課題】化粧料などの流動性物質を貯留したチューブ容器に取り付けて用いる逆止弁付きキャップにおいて、閉弁の確実性および使用後の密閉性を高める。【解決手段】逆止弁付きキャップは、内筒120と外筒110を有する二重筒状のキャップ本体100と、弁部材200とからなり、前記外筒110は、環状の第1の天板112が形成されており、前記内筒120は、取付部と、通孔143を有する底板140と、円盤状の第2の天板152を有する中央塔150と、嵌装部160と、を備え、前記弁部材200は、中央に吐出口211が形成された円盤状の弁体210と、係止部と、を備え、平常時には、前記第1の天板112の表面、前記第2の天板152の表面および前記弁体210の表面が面一であるとともに前記第2の天板152の外周面と前記吐出口211とが密接している。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料であるファンデーションなどの流動性物質を収容するチューブ容器の開口部に取り付けて前記流動性物質の吐出を制御するチューブ容器用の逆止弁付きキャップに関する。
従来より、例えばチューブ容器に収容された化粧料や歯磨き粉などの流動性物質を絞り出す際に、一旦吐出された前記流動性物質が再度前記チューブ容器内に引き込まれて戻ることによる汚染の発生や、開封後に前記流動性物質が常に外気と触れていることによる酸化・劣化の発生という問題があった。また、ファンデーションでは従来のクリームタイプやパウダータイプよりも薄付きで自然に見えるリキッドタイプの人気が高まっているところ、リキッドファンデーションは比較的粘度の低い流動性物質であるため通常のチューブ容器では口から漏れやすく、保存にも適さないため、ボトル型の容器に保存し、ボトルを傾けてその口から取り出すことなどが行われているが、取り出す量の調整が困難であり、携帯にも不便という問題もあった。
上記問題を防ぐため、例えば実開平1−100753号公報(特許文献1)および実開昭59−147051号公報(特許文献2)に示すような逆止弁を設けることが知られている。このように逆止弁を設けることで、一旦吐出された前記流動性物質は逆止弁によって逆流を妨げられ、前記チューブ容器内に残存する前記流動性物質が外気に触れることがなく、且つ吐出量の制御を可能としたものである。
しかしながら、特許文献1に示すようなフラップ式、特許文献2に示すようなリフト式の逆止弁については、前記流動性物質を絞り出した後にチューブ容器が元の形状に戻ろうとする際に生じる吸引力を主な作用力として閉弁するものであるが、例えばチューブ容器の硬度が低く、元の形状に戻ろうとする復元力が弱く、あまり吸引力が生じないような場合においては、閉弁不良を生じるおそれがあった。
ここで、例えば特開2003−26214号公報(特許文献3)に示すような逆止弁が知られている。この特許文献3に示す逆止弁は、図19に示すように、天面に排出口9aを設けた柔軟性かつ弾力性を有する素材のバルブ8aと、突出部13aと内容物の流通孔11aを備えたプラグ10aからなっており、バルブ8a内にプラグ10aが嵌合した構造となっており、内容物の流路12aを形成するものである。
また、特許文献3に示す逆止弁は、異なる実施の形態として、図20に示すように、天面が排出口9aを有するドーム状とした柔軟性かつ弾力性を有する素材のバルブ8b、突出部13bと内容物の流通孔11bを備えたプラグ10bおよびホルダー14bからなっているものである。
これら特許文献3に記載された逆止弁は、いずれも柔軟性かつ弾力性を有する素材で中心が開口したバルブの前記開口全周がプラグの突出部と接することで閉弁するものであることから、特許文献1および特許文献2に示される逆止弁に比較して、逆止弁を構成するバルブの復元力および密閉力はより高いものにできると推察される。
しかしながら、この特許文献3に記載された逆止弁は、チューブ容器のノズル部に形成された凹所に嵌装され、逆止弁よりも小径である小径部およびアンダーカット部によって位置が固定されるものであるが、逆止弁とチューブ容器の開口端までの間に隙間があることから、必然的に吐出された流動性物質の一部はこの隙間に残留することとなる。
そうなると、隙間に残った流動性物質は、外気に触れて劣化・変質を生じることが危惧されるほか、手指や蓋などに付着したり垂れ落ちたりすることで汚れを生じることも危惧される。
そこで、閉弁の確実性を高めることは勿論、チューブ容器内に貯留した流動性物質を必要量だけ吐出した後にそれ以外の流動性物質を外気に触れさせないことを実現できる逆止弁が求められていた。
実開平1−100753号公報 実開昭59−147051号公報 特開2003−26214号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、化粧料などの流動性物質を貯留したチューブ容器に取り付けて用いる逆止弁付きキャップにおいて、閉弁の確実性を高めることは勿論、チューブ容器内に貯留した流動性物質を必要量だけ吐出した後にそれ以外の流動性物質を外気に触れさせないで貯留することができる逆止弁を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本願の第1の発明は、流動性物質を収容するチューブ容器に取り付けて前記流動性物質の吐出を制御する逆止弁付きキャップであって、
プラスチックにより形成されたキャップ本体と、弾性体により形成された弁部材とからなり、
前記キャップ本体は、前記チューブ容器の開口部に取り付けられる内筒とその外側を囲む外筒からなる二重筒状であって、
前記外筒は、その上端から内方に伸びる環状の第1の天板が形成されており、
前記内筒は、前記チューブ容器に取り付けた際に前記チューブ容器の開口部における開口端と下面が接する底板を有し、前記底板より下方には、前記チューブ容器の開口部に取り付けるための取付部が形成されており、前記底板より上方には、前記第1の天板よりも所定の高さだけ低く且つ所定の幅だけ小径に形成された内筒上端と、前記底板の上面中央に形成された円盤状の第2の天板を有する中央塔と、前記第1の天板の内周と前記内筒上端の間に形成された溝状の嵌装部と、を備え、且つ前記底板または前記中央搭のうち少なくとも一方には前記チューブ容器の開口部と連通する通孔が形成されており、
前記弁部材は、中央に吐出口が形成された円盤状で前記内筒上端を覆う直径を有する弁体と、前記弁体の外周縁から下方に延出形成された係止部と、を備え、
前記キャップ本体の前記嵌装部に前記弁部材の前記係止部を嵌装して組み立てられており、平常時には、前記第2の天板の外周面と前記吐出口とが密接している、ことを特徴とする。
本発明の逆止弁付きキャップは、流動性物質を収容するチューブ容器の開口部に対して、取付部を取り付けることによって一体とした状態で用いるものである。
平常時は前記第2の天板の外周面と前記弁体の吐出口とが密接した閉弁状態を保っており、使用時に前記チューブ容器を握って圧縮した際、前記チューブ容器の内部に収容された前記流動性物質は、前記開口部から押し出され、前記通孔を通過し、前記内筒・前記弁体・前記中央搭・前記底板で区切られた空間を満たした後、前記弁体を押し上げて前記吐出口が前記外周面から離れた開弁状態となり、前記吐出口から吐出される。
そして、前記チューブ容器から手を離した際、前記チューブ容器が元の形状に戻ろうとする復元力が働き、それに伴う吸引力によって、前記流動性物質をチューブ容器方向に吸引するが、その吸引力にほぼ依存することなく、前記弁体は自動的に自らの弾性力によって前記中央塔と前記弁体とが密接した閉弁状態へと復帰する。
また、逆止弁を構成する弁部材を弾性体で形成するとともにキャップ本体への嵌め込みにより組み立てるものとしたことで、形状はそのままに素材を変更するだけで、例えば粘度の異なる種々の流動性物質に応じた適切な吐出量の調整を容易に行うことができる。
本願の第2の発明は、流動性物質を収容するチューブ容器に取り付けて前記流動性物質の吐出を制御する逆止弁付きキャップであって、
プラスチックにより形成されたキャップ本体と、プラスチックおよび弾性体により形成された弁部材とからなり、
前記キャップ本体は、前記チューブ容器の開口部に取り付けられる内筒とその外側を囲む外筒からなる二重筒状であって、
前記外筒は、その上端に環状の第1の天板が形成されており、
前記内筒は、前記チューブ容器に取り付けた際に前記チューブ容器の開口部における開口端と下面が接する底板を有し、前記底板より下方には、前記チューブ容器の開口部に取り付けるための取付部が形成されており、前記底板より上方には、前記第1の天板よりも所定の高さだけ低く且つ所定の幅だけ小径に形成された内筒上端と、前記底板の上面中央に形成された円盤状の第2の天板を有する中央塔と、前記第1の天板の内周と前記内筒上端の間に形成された嵌装部と、を備え、且つ前記底板または前記中央搭のうち少なくとも一方には前記チューブ容器の開口部と連通する通孔が形成されており、
前記弁部材は、中央に吐出口が形成された円盤状の弁体と、前記弁体を保持する弁体保持体と、を一体としたものであり、
前記弁体保持体は、環状の第3の天板と、前記第3の天板の内方に位置し前記弁体を固着するための段状の弁体保持部と、前記第3の天板の外周から下方に延出形成された係止部と、を備え、
前記キャップ本体の前記嵌装部に前記弁部材の前記係止部を嵌装し、前記内筒上端と前記弁体の裏面が密接した状態に組み立てられている、ことを特徴とする。
前記本願の第2の発明によれば、前記本願の第1の発明と同様に、逆止弁を構成する弁部材を前記キャップ本体と別体として前記キャップ本体への嵌め込みにより組み立てるものとしたことで、前記弁体を構成する弾性体の素材を変更するだけで、例えば粘度の異なる種々の流動性物質に応じた適切な吐出量の調整を容易に行うことができる。
更には、前記弁部材が弾性体からなり、逆止弁としての機能を発揮すべき弁体と、プラスチックからなり、前記弁体を保持する機能を発揮すべき弁体保持体と一体としたものであることから、弁体を保持する機能自体も弁体が有していた前記第1の発明よりも構造的に強固であり、流動性物質の漏れや弁体の破損・脱落を生じづらいほか、組み立て性の向上をも図ることもできる。
本願の第3の発明は、前記弁部材は、前記弁体と前記弁体保持体とを二色成型することにより形成された一体成型品である、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、弁体と弁体保持体の接合をより強固なものとすることが可能である。
本願の第4の発明は、前記第1の天板の表面と前記第3の天板の表面が同一高さに形成されている、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、見た目に美麗なチューブ容器用の逆止弁付きキャップを提供できるとともに、吐出口から流動性物質を吐出させた後、ユーザーは容易に吐出した流動性物質を指先で掬い取って使用する際に使用しやすいという利点を有する。
本願の第5の発明は、前記第1の天板の表面と前記第2の天板の表面が同一高さに形成されており、平常時には、前記第1の天板の表面、前記第2の天板の表面および前記弁体の表面が面一であるとともに前記第2の天板の外周面と前記吐出口とが密接している、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、前記第1の天板の表面、前記第2の天板の表面、および前記弁体の表面が面一であることによって、吐出口から流動性物質を吐出させた後、ユーザーは容易に吐出した流動性物質を指先で掬い取って使用することが可能であり、加えて、チューブ容器から送出されたが吐出口から吐出されなかった流動性物質、すなわちキャップ本体内に残留した流動性物質は外気に触れない密閉状態となるため、酸素などによる劣化を生じるおそれがないという利点を有する。
本願の第6の発明は、前記中央塔の先端が、前記第2の天板側に位置する小径部と、前記小径部よりも基端側に位置する大径部とからなる段付き形状であって、前記吐出口の径と前記小径部の径が略一致する、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、閉弁状態において大径部によって弁体が支持されることとなり、開弁・閉弁の動作を非常に安定したものとすることができるとともに、前記中央塔が前記小径部と前記大径部の2面で前記弁体と密接して閉弁していることで、より確実に閉弁することができる。
本願の第7の発明は、前記吐出口が、前記表面側が小径となるテーパー状に形成されている、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、吐出口から流動性物質を吐出させる際にスムーズに案内されるため、安定して吐出させることができる。
本願の第8の発明は、前記弁体は、その裏面における前記吐出口の周囲が窪んだ薄肉部を有する、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、吐出口から流動性物質を吐出させる際に吐出口へ収束する方向にスムーズに案内されるため、安定して吐出させることができる。
本願の第9の発明は、前記弁部材は、その裏面に突出形成されて外側面が前記内筒の内周面と接触する漏出防止用の円筒状のフランジを有する、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、使用時に前記チューブ容器を握って圧縮した際、前記チューブ容器の内部に収容された前記流動性物質は、前記フランジを前記内筒の内周面へ押し付けるようにして前記吐出口方向へと移動するため、前記フランジと前記内筒の内周面との間を通過しないので、前記内筒上端を乗り越えて前記嵌装部から外部に漏出してしまうことがない。
本願の第10の発明は、前記弾性体がゴムを含む熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーからなり、その硬度が硬度25〜80である、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、例えば粘度の異なる種々の流動性物質に応じた適切な吐出量の調整を行うための適切な硬度範囲の熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーを用いることができる。
本願の第11の発明は、前記キャップ本体とヒンジによって一体に接続される蓋部材を有し、前記蓋部材は、その裏面に環状突起が形成されており、蓋を閉めた際に前記環状突起によって前記弁体における前記吐出口の周囲を押さえる、ことを特徴とするものであり、この発明によれば、不使用時に蓋を閉められるようにしたことで安全かつ衛生的に保管をすることができるのみならず、吐出口の周囲の弁体を抑える環状突起を設けたことで、例えば輸送時などにおいて不意にチューブ容器に力が加わったとしても、開弁しないように環状突起が弁体を抑えていることによって流動性物質が漏れ出てしまうおそれがない。
本発明によれば、化粧料などの流動性物質を貯留したチューブ容器に取り付けて用いる逆止弁付きキャップにおいて、キャップ本体に弁部材を嵌装する構成とし、また弁座となる中央塔の外周面と弁体となる弁部材の吐出口とを密接させたことによって、確実に閉弁ができるのみでなく、吐出させた流動性物質を容易にすべて掬い取ることができるとともに、チューブ容器内に貯留した流動性物質を外気に触れさせないで貯留することも可能とした優れたチューブ容器用の逆止弁付きキャップを提供することができる。
本発明である逆止弁付きキャップの好ましい実施の形態を示す平面図。 図1に示した実施の形態におけるキャップ本体を示す、(a)平面図、(b)側面図、(c)底面図。 図1に示した実施の形態における弁部材を示す、(a)平面図、(b)側面図、(c)底面図。 図1に示した実施の形態における弁部材を示す拡大断面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 図1に示した実施の形態の逆止弁付きキャップの製造過程を示す断面図。 図1に示した実施の形態の逆止弁付きキャップの使用状態を示し、(a)は流動性物質を収容したチューブ容器を握って圧縮し、流動性物質を吐出させた状態を示す図、(b)はその後チューブ容器から手を放し、吐出した流動性物質を掬い取る状態を示す図、(c)は使用後の状態を示す図。 図1に示した実施の形態の逆止弁付きキャップの使用状態を示し、蓋部を閉めた保管時の状態を示す断面図。 図9の部分拡大図。 本発明である逆止弁付きキャップの異なる実施の形態を示す平面図。 図11に示した実施の形態におけるキャップ本体を示す断面図。 図11に示した実施の形態における弁部材を示す、(a)平面図、(b)側面図、(c)底面図。 図11に示した実施の形態における弁部材を示す拡大断面図。 図13に示した弁部材の異なる例を示す拡大断面図。 図11のA−A線断面図。 図11に示した実施の形態の逆止弁付きキャップの製造過程を示す断面図。 本発明の更に異なる実施の形態の逆止弁付きキャップの製造過程を示す断面図であり、(a)は組み立て前、(b)は組み立て後。 特許文献3に示した従来例を示す図。 特許文献3に示した異なる従来例を示す図。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は本発明の逆止弁付きキャップ1Aを示す平面図である。この図に示すように、逆止弁付きキャップ1Aは、キャップ本体100と、逆止弁である弁部材200と、蓋部材300とからなり、例えば化粧料などの流動性物質Pを収容したチューブ容器2に取り付けて前記流動性物質Pの吐出を制御するためのものである。
図2は前記キャップ本体100および前記蓋部材300を示す図である。この図に示すように、前記キャップ本体100は、外筒110および内筒120からなる二重筒状の構造であり、前記キャップ本体100と前記蓋部材300はヒンジ101により一体となっている。前記蓋部材300は、前記ヒンジ101を支点に開閉可能に構成されており、不使用時に蓋を閉められるようにしたことで安全かつ衛生的に保管をすることができる。
前記キャップ本体100および前記蓋部材300はプラスチックにより一体に形成されており、その素材は、ポリプロピレンが好適であるが、これに限定されるものではなく、その他のプラスチックも使用可能であることは勿論である。
前記外筒110は、その上端111から内方に伸びる環状の第1の天板112を有し、前記内筒120は、前記チューブ容器2に取り付けた際に前記チューブ容器2の開口部21における開口端22と下面141が接する底板140を有し、前記底板140より下方には、前記チューブ容器2の前記開口部21に取り付けるための内ネジ状の取付部130が形成されており、前記底板140より上方には、前記第1の天板112よりも所定の高さだけ低く且つ所定の幅だけ小径に形成された内筒上端121と、前記底板140の上面中央に形成されて表面151が前記第1の天板112の表面と同一高さである円盤状の第2の天板152を有する中央塔150と、前記第1の天板112の内周と前記内筒上端121の間に形成された溝状の嵌装部160と、を備える。
前記中央塔150の先端は、前記第2の天板152側に位置する小径部153と、前記小径部153よりも基端側に位置する大径部154とからなる段付き形状であって、前記弁部材200に形成した吐出口211の径と前記小径部153の径が略一致するものである。
このように前記中央塔150を段付き形状とすることによって、閉弁状態において前記大径部154によって前記弁部材200の弁体210が支持されることとなり、開弁・閉弁の動作を非常に安定したものとすることができるとともに、前記中央塔150が前記小径部153と前記大径部154の2面で前記弁体210と密接して閉弁していることで、より確実に閉弁することができる。
前記嵌装部160は、前記第1の天板112の内周と前記内筒上端121の間に位置する円形の溝161と、前記溝161の内周面から外方向に突出して形成された4箇所の係止突起162とからなる。
本実施の形態において、前記底板140には前記チューブ容器2の前記開口部21と連通し、前記チューブ容器2内に収容した前記流動性物質Pを通過させるための複数の通孔143が形成されているが、前記通孔143は前記中央塔150の周面に設けるものとしてもよい(図示せず)。
尚、符号122は前記底板140と前記中央塔150にわたって形成された補強用のリブである。また、符号113は前記外筒110と前記内筒120にわたって形成された補強用のリブである。
図3は前記弁部材200を示す図である。この図に示すように、前記弁部材200は、中央に吐出口211である貫通孔が形成されるとともに、その裏面213における前記吐出口211の周囲が窪んだ薄肉部214が形成された円盤状の弁体210と、前記弁体210の外周縁215から下方に延出して形成された係止部220と、前記裏面213における前記係止部220の内側に形成されて外周面231が前記内筒120の内周面123と接触する漏出防止用の円筒状のフランジ230と、を有する。
前記弁部材200は弾性体により一体に形成されており、その素材は、ゴムを含む熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーが好適であり、例えば熱硬化性エラストマーにおいてはシリコーンゴムやNBRなど、熱可塑性エラストマーにおいてはTPSなどが特に適するが、これらに限定されるものではなく、その他のゴムを含む熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーを含めたその他の弾性体が使用可能であることは勿論である。また、その硬度(JIS−A硬度)は、硬度25〜80が望ましい。
前記弁部材200の硬度は、前記流動性物質Pの粘度によって調整することができる。すなわち、前記流動性物質Pの粘度が高粘度である場合、前記弁部材200の硬度は低硬度とし、反対に前記流動性物質Pの粘度が低粘度である場合、前記弁部材200の硬度は高硬度とすることで、ユーザーが前記チューブ容器2を握ったときに過度の力を要したり、反対に軽い力で握ったにも関わらず吐出しすぎたりすることがない、適切な吐出量となるように調整するものである。
前記吐出口211は、軸線に対する角度が5°であって、表面212側が小径、裏面213側が大径であるテーパー状に形成されている(図4参照)。また、前記係止部220は、内周面221に係止環状突起222を突出形成した円筒形を呈し、前記係止環状突起222を前記嵌装部160の前記係止突起162を乗り越えさせて互いに係止することで、前記キャップ本体100の前記嵌装部160に前記弁部材200の前記係止部220を嵌装して前記内筒上端121と前記弁体210の裏面213が密接した状態に組み立てられるものである。
前記フランジ230は、基端となる前記裏面213側が肉厚で、先端にかけて内周面232の径が拡がり薄肉になるテーパー状に形成されている。前記フランジ230を形成したことによって、前記内筒120の内周面123に前記フランジ230の外周面231が密着するとともに、前記フランジ230の外周面231と前記係止部220の間に位置する窪みに前記内筒上端121が嵌装される形となって、使用時に前記チューブ容器2を握って圧縮した際、前記チューブ容器2の内部に収容された前記流動性物質Pは、前記フランジ230を前記内筒120の内周面123へ押し付けつつ前記吐出口211方向へと移動するため、前記フランジ230と前記内筒120の内周面123との間を通過しないので、前記内筒上端121を乗り越えて前記嵌装部160から外部に漏出してしまうことを防止できる。
図5は図1のA−A線断面図、図6は図1のB−B線断面図である。これらの図に示すように、閉弁状態である平常時には、前記第1の天板112の表面、前記第2の天板152の表面および前記弁体210の表面が面一であるとともに前記第2の天板152の外周面155と前記吐出口211とが密接している。
図7は本発明の好ましい実施の形態の逆止弁付きキャップ1Aの製造過程を示す断面図である。この図に示すように、前記逆止弁付きキャップ1Aは、前記キャップ本体100の前記嵌装部160に前記弁部材200の前記係止部220を嵌装し、前記内筒上端121と前記弁体210の裏面213が密接した状態に組み立てた後、前記チューブ容器2の前記開口部21に設けられた外ネジ状の被取付部23に前記取付部130を螺着することで一体に取り付けることができる。
このように、逆止弁を構成する前記弁部材200を弾性体で形成するとともに前記キャップ本体100への嵌め込みにより組み立てるものとしたことで、前記弁部材200の形状はそのままに素材を変更するだけで、例えば粘度の異なる種々の流動性物質に応じた適切な吐出量の調整を容易に行うことができる。
図8は本発明の好ましい実施の形態の逆止弁付きキャップ1Aの使用状態を示す図である。
まず、図8(a)は前記チューブ容器2を握って圧縮し、前記流動性物質Pを吐出させた状態を示す図である。ユーザーが前記チューブ容器2を握ると、前記チューブ容器2内に収容した前記流動性物質Pに圧力が加わり、前記流動性物質Pは、前記開口部21から押し出され、前記開口部21と連通する前記通孔143を通過し、前記内筒120の内周面123・前記弁体210・前記中央搭150・前記底板140で区切られた空間170を満たす。
前記流動性物質Pは、前記空間170を満たした後、更に加わる圧力によって前記弁体210を押し上げる。前記弁体210が押し上げられて変形することで、前記吐出口211が前記中央塔150の外周面155から離れた開弁状態となり、前記流動性物質Pが前記吐出口211から吐出される。
次に、図8(b)は前記チューブ容器2から手を放し、吐出させた前記流動性物質Pを掬い取る状態を示す図である。ユーザーが前記チューブ容器2から手を離すと、前記チューブ容器2内に収容した前記流動性物質Pに加えられていた圧力がなくなり、反対に前記チューブ容器2が元の形状に戻ろうとする復元力が働き、それに伴う吸引力によって、前記流動性物質Pを前記チューブ容器2方向に吸引する。
前記吸引力を利用して、前記弁体210は元の閉弁状態へと復帰するが、本実施の形態においては、前記吸引力にほぼ依存することなく、前記弁体210は自動的に自らの弾性力によって前記中央塔150と密接した閉弁状態へと復帰する。
前記弁体210が閉弁した後、ユーザーは、吐出させた流動性物質P1を指先やパフなどで掬い取り、所望の箇所に塗布するなどして使用する。
このとき、前記第1の天板112の表面、前記第2の天板152の表面、および前記弁体210の表面が面一であることによって、前記吐出口211から前記流動性物質Pを吐出させた後、ユーザーは吐出させた前記流動性物質P1を掬い取ることが非常に容易である。
最後に、図8(c)は吐出させた前記流動性物質P1を掬い取った状態を示す図である。
ユーザーが吐出させた前記流動性物質P1を指先で掬い取る際、前記第1の天板112の表面、前記第2の天板152の表面、および前記弁体210の表面が面一であることから、取り残しを生じることなく吐出された前記流動性物質P1をすべて掬い取ることが可能であって、非常に衛生的である。
更に、前記チューブ容器2から送出されたが前記吐出口211から吐出されなかった前記流動性物質P、すなわち前記キャップ本体2内に残留した流動性物質P2は外気に触れない密閉状態となるため、酸素などによる劣化を生じるおそれがない。
図9は本発明の好ましい実施の形態の逆止弁付きキャップ1Aの使用状態を示し、前記蓋部材300を閉めた保管時の状態を示す図である。この図に示すように、前記蓋部材300は、裏面311に形成した環状突起310と、内周面321に形成した係止突条320と、を有し、前記キャップ本体100に設けた係止突条102と前記蓋部材300の係止突条320とが互いに係止することによって、蓋が閉じられた状態を保つものである。
前記環状突起310は、前記弁体210の前記吐出口211よりも大径であり、且つその長さL1は前記蓋部材300の裏面311から前記弁体210の表面までの長さL2よりも長いことから、前記蓋部材300が閉じられた際に、前記環状突起310が前記弁体210における前記吐出口211の周囲を押圧する(図10参照)。
このように、前記弁体210における前記吐出口211の周囲を押圧する前記環状突起310を設けたことで、例えば輸送時などにおいて不意に前記チューブ容器2に力が加わったとしても、開弁しないように前記環状突起310が前記弁体210を抑えていることによって、前記流動性物質Pが漏れ出てしまうおそれがない。
図11は本発明の異なる実施の形態である逆止弁付きキャップ1Bを示す平面図である。この図に示すように、逆止弁付きキャップ1Bは、キャップ本体400と、逆止弁である弁部材500と、蓋部材300とからなり、例えば化粧料などの流動性物質Pを収容したチューブ容器2に取り付けて前記流動性物質Pの吐出を制御するためのものである。本実施の形態の逆止弁付きキャップ1Bは、前記逆止弁付きキャップ1Aと比較し、弁部材500がプラスチックおよび弾性体を素材として一体に形成されている点において大きく異なる。
この図に示すように、前記キャップ本体400と前記蓋部材300はヒンジ401により一体となっている。前記蓋部材300は、前記ヒンジ401を支点に開閉可能に構成されており、不使用時に蓋を閉められるようにしたことで安全かつ衛生的に保管をすることができる。
前記キャップ本体400および前記蓋部材300はプラスチックにより一体に形成されており、その素材は、ポリプロピレンが好適であるが、これに限定されるものではなく、その他のプラスチックも使用可能であることは勿論である。
図12乃至図16は前記キャップ本体400および弁部材500を示す図である。これらの図に示すように、前記キャップ本体400は、外筒410および内筒420からなる二重筒状の構造である(図12参照)。
前記外筒410は、その上端411にあたる位置に環状の第1の天板412を有し、前記内筒420は、前記チューブ容器2に取り付けた際に前記チューブ容器2の開口部21における開口端22と下面441が接する底板440を有し、前記底板440より下方には、前記チューブ容器2の前記開口部21に取り付けるための内ネジ状の取付部430が形成されており、前記底板440より上方には、前記第1の天板412よりも所定の高さだけ低く且つ所定の幅だけ小径に形成された内筒上端421と、前記底板440の上面中央に形成されて表面451が前記第1の天板412の表面と同一高さである円盤状の第2の天板452を有する中央塔450と、前記第1の天板412の内周と前記内筒上端421の間に形成された段状の嵌装部460と、を備える。
前記中央塔450の先端は、前記第2の天板452側に位置する小径部453と、前記小径部453よりも基端側に位置する大径部454とからなる段付き形状であって、前記弁部材500に形成した吐出口511の径と前記小径部453の径が略一致するものである。
このように前記中央塔450を段付き形状とすることによって、閉弁状態において前記大径部454によって前記弁部材500の弁体510が支持されることとなり、開弁・閉弁の動作を非常に安定したものとすることができるとともに、前記中央塔450が前記小径部453と前記大径部454の2面で前記弁体510と密接して閉弁していることで、より確実に閉弁することができる。
本実施の形態において、前記底板440には前記チューブ容器2の前記開口部21と連通し、前記チューブ容器2内に収容した前記流動性物質Pを通過させるための複数の通孔443が形成されているが、前記通孔443は前記中央塔450の周面に設けるものとしてもよい(図示せず)。
尚、符号422は前記底板440と前記中央塔450にわたって形成された補強用のリブである。また、符号413は前記内筒420に付随して形成された補強用のリブである。
前記弁部材500は、円盤状の弁体510と、前記弁体510を保持する弁体保持体540とからなる(図13参照)。
前記弁体510は、中央に形成された貫通孔である吐出口511と、外周516に位置する固着部517と、を備えている。
前記弁体保持体540は、環状の第3の天板541と、前記第3の天板541の内方に位置し前記弁体510を固着するための段状の弁体保持部542と、前記第3の天板541の外周543から下方に延出形成された係止部520と、前記弁体保持部542の内周544から下方に連接されて外周に係止環状突起533を有するフランジ530と、を備えている。
このように前記係止部520と前記フランジ530を形成したことで、前記係止部520が前記キャップ本体400の嵌装部460と係止するとともに、前記フランジ530が前記キャップ本体400の内筒460と係止して、二重の係止により強固に前記キャップ本体400と前記弁部材500を組み立てることができる。
前記フランジ530を形成したことによって、前記内筒420の内周面423に前記フランジ530の外周面531が密接するとともに、前記フランジ530の下端534と前記内筒上端421の下方に位置する段部424が密接する形となって、使用時に前記チューブ容器2を握って圧縮した際、前記チューブ容器2の内部に収容された前記流動性物質Pは、前記フランジ530と前記内筒420の内周面423との間を通過せずに前記フランジ530の内部を直進して前記吐出口211方向へと移動するため、前記フランジ530と前記内筒420の隙間から前記流動性物質Pが外部に漏出してしまうことを前記図1に示した実施の形態よりも更に強力に防止できる。
本実施の形態において、前記弁部材500はプラスチックと弾性体を素材として二色成型することにより形成された一体成型品であり、前記弁体510は前記弾性体、前記弁体保持体540は前記プラスチックにより形成されている。
また、図15は前記弁部材500の異なる例を示す拡大断面図であり、この図に示した弁部材500Aのように、前記弁体510が前記第3の天板541の上部にわたって形成されているものとしてもよい。
この弁部材500Aによれば、前記弁体510と前記弁体保持体540の固着が前記第3の天板541でも行われるため、より強固に前記弁体510と前記弁体保持体540を固着することができるとともに、前記弁体510の逆止弁としての機能に影響を与えることがない。
上述のように、前記弁部材500が弾性体からなり、逆止弁としての機能を発揮すべき弁体510と、プラスチックからなり、前記弁体510を保持する機能を発揮すべき弁体保持体540と一体としたものであることから、弁体を保持する機能も弁体自体が有する前記図1に示した実施の形態よりも構造的に強固であり、流動性物質Pの漏れや弁体510の破損・脱落を生じづらいほか、組み立て性の向上をも図ることもできる。
尚、前記弁体510と前記弁体保持体540の固着は二色成型によるものに限らず、例えばそれぞれ別体で形成したのちに接着・溶着その他の固着手段によって固着するものとしてもよい。
前記プラスチックの素材は、ポリプロピレンが好適であるが、これに限定されるものではなく、その他のプラスチックも使用可能であることは勿論である。
前記弾性体の素材は、ゴムを含む熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーが好適であり、例えば熱硬化性エラストマーにおいてはシリコーンゴムやNBRなど、熱可塑性エラストマーにおいてはTPSなどが特に適するが、これらに限定されるものではなく、その他のゴムを含む熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーを含めたその他の弾性体が使用可能であることは勿論である。また、前記弾性体の硬度(JIS−A硬度)は、硬度25〜80が望ましい。
前記弁体510の硬度は、前記流動性物質Pの粘度によって調整することができる。すなわち、前記流動性物質Pの粘度が高粘度である場合、前記弁体510の硬度は低硬度とし、反対に前記流動性物質Pの粘度が低粘度である場合、前記弁体510の硬度は高硬度とすることで、ユーザーが前記チューブ容器2を握ったときに過度の力を要したり、反対に軽い力で握ったにも関わらず吐出しすぎたりすることがない、適切な吐出量となるように調整するものである。
図17は前記図11に示した本発明の異なる実施の形態の逆止弁付きキャップ1Bの製造過程を示す断面図である。この図に示すように、前記逆止弁付きキャップ1Bは、前記キャップ本体400の前記嵌装部460に前記弁部材500の前記係止部520を嵌装して組み立てることで完成するものである。
図18は本発明の更に異なる実施の形態の逆止弁付きキャップ1Cの製造過程を示す断面図である。この図に示すように、前記逆止弁付きキャップ1Cは、中央塔650が第1の天板612よりも突出しているキャップ本体600の嵌装部660に前記弁部材500の前記係止部520を嵌装して組み立てることで完成するものである。
このとき、前記弁体510は前記中央塔650が前記逆止弁付きキャップ1Bにおける前記中央塔450よりも突出していることによって、図18(b)に示すように上方に押し上げられるような状態となる。
従って、流動性物質Pを収容したチューブ容器2に取り付けて前記流動性物質Pの吐出を制御するために使用する際、前記流動性物質Pは前記吐出口511に向けてスムーズに案内されるため、前記図1に示した実施の形態における弁体200に形成された裏面213の薄肉部214と同様の効果を発揮することができる。
以上のように、本発明によれば、化粧料などの流動性物質を貯留したチューブ容器に取り付けて用いる逆止弁付きキャップにおいて、キャップ本体に弁部材を嵌装する構成とし、また弁座となる中央塔の外周面と弁体となる弁部材の吐出口とを密接させたことによって、確実に閉弁ができるのみでなく、吐出させた流動性物質を容易に指先やパフなどによってすべて掬い取ることができるとともに、チューブ容器内に貯留した流動性物質を外気に触れさせないで貯留することも可能とした優れたチューブ容器用の逆止弁付きキャップを提供することができる。特にこれにより、粘度の低いリキッドタイプのファンデーションにもチューブ状容器を利用することが容易となり、使用量の微調整も容易で、携帯にも便利な容器が実現可能となった。
1A,1B,1C 逆止弁付きキャップ
2 チューブ容器
21 開口部
22 開口端
23 被取付部
100,400,600 キャップ本体
101,401 ヒンジ
102,402 係止突条
110,410,610 外筒
111,411,611 外筒上端
112,412,612 第1の天板
113,413,613 リブ
120,420,620 内筒
121,421,621 内筒上端
122,422,622 リブ
123,423,623 内周面
424,624 段部
130,430,630 取付部
140,440,640 底板
141,441,641 下面
142,442,642 上面
143,443,643 通孔
150,450,650 中央搭
151,451,651 表面
152,452,652 第2の天板
153,453,653 小径部
154,454,654 大径部
155,455,655 外周面
160,460,660 嵌装部
161 溝
162 係止突起
463,663 外周面
170,470,670 空間
200,500 弁部材
210,510 弁体
211,511 吐出口
212,512 表面
213,513 裏面
214 薄肉部
215 外周縁
516 外周
517 固着部
220,520 係止部
221 内周面
222 係止環状突起
230,530 フランジ
231,531 外周面
232 内周面
533 係止環状突起
534 下端
540 弁体保持体
541 第3の天板
542 弁体保持部
543 外周
544 内周
300 蓋部材
310 環状突起
311 裏面
320 係止突条
321 内周面
P 流動性物質

Claims (11)

  1. 流動性物質を収容するチューブ容器に取り付けて前記流動性物質の吐出を制御する逆止弁付きキャップであって、
    プラスチックにより形成されたキャップ本体と、弾性体により形成された弁部材とからなり、
    前記キャップ本体は、前記チューブ容器の開口部に取り付けられる内筒とその外側を囲む外筒からなる二重筒状であって、
    前記外筒は、その上端から内方に伸びる環状の第1の天板が形成されており、
    前記内筒は、前記チューブ容器に取り付けた際に前記チューブ容器の開口部における開口端と下面が接する底板を有し、前記底板より下方には、前記チューブ容器の開口部に取り付けるための取付部が形成されており、前記底板より上方には、前記第1の天板よりも所定の高さだけ低く且つ所定の幅だけ小径に形成された内筒上端と、前記底板の上面中央に形成された円盤状の第2の天板を有する中央塔と、前記第1の天板の内周と前記内筒上端の間に形成された溝状の嵌装部と、を備え、且つ前記底板または前記中央搭のうち少なくとも一方には前記チューブ容器の開口部と連通する通孔が形成されており、
    前記弁部材は、中央に吐出口が形成された円盤状で前記内筒上端を覆う直径を有する弁体と、前記弁体の外周縁から下方に延出形成された係止部と、を備え、
    前記キャップ本体の前記嵌装部に前記弁部材の前記係止部を嵌装して組み立てられており、平常時には、前記第2の天板の外周面と前記吐出口とが密接している、
    ことを特徴とするチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  2. 流動性物質を収容するチューブ容器に取り付けて前記流動性物質の吐出を制御する逆止弁付きキャップであって、
    プラスチックにより形成されたキャップ本体と、プラスチックおよび弾性体により形成された弁部材とからなり、
    前記キャップ本体は、前記チューブ容器の開口部に取り付けられる内筒とその外側を囲む外筒からなる二重筒状であって、
    前記外筒は、その上端に環状の第1の天板が形成されており、
    前記内筒は、前記チューブ容器に取り付けた際に前記チューブ容器の開口部における開口端と下面が接する底板を有し、前記底板より下方には、前記チューブ容器の開口部に取り付けるための取付部が形成されており、前記底板より上方には、前記第1の天板よりも所定の高さだけ低く且つ所定の幅だけ小径に形成された内筒上端と、前記底板の上面中央に形成された円盤状の第2の天板を有する中央塔と、前記第1の天板の内周と前記内筒上端の間に形成された嵌装部と、を備え、且つ前記底板または前記中央搭のうち少なくとも一方には前記チューブ容器の開口部と連通する通孔が形成されており、
    前記弁部材は、中央に吐出口が形成された円盤状の弁体と、前記弁体を保持する弁体保持体と、を一体としたものであり、
    前記弁体保持体は、環状の第3の天板と、前記第3の天板の内方に位置し前記弁体を固着するための段状の弁体保持部と、前記第3の天板の外周から下方に延出形成された係止部と、を備え、
    前記キャップ本体の前記嵌装部に前記弁部材の前記係止部を嵌装して組み立てられており、平常時には、前記第2の天板の外周面と前記吐出口とが密接している、
    ことを特徴とするチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  3. 前記弁部材は、前記弁体と前記弁体保持体とを二色成型することにより形成された一体成型品である、
    ことを特徴とする請求項2記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  4. 前記第1の天板の表面と前記第3の天板の表面が同一高さに形成されている、
    ことを特徴とする請求項2または3記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  5. 前記第1の天板の表面と前記第2の天板の表面が同一高さに形成されており、平常時には、前記第1の天板の表面、前記第2の天板の表面および前記弁体の表面が面一であるとともに前記第2の天板の外周面と前記吐出口とが密接している、
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  6. 前記中央塔の先端が、前記第2の天板側に位置する小径部と、前記小径部よりも基端側に位置する大径部とからなる段付き形状であって、
    前記吐出口の径と前記小径部の径が略一致する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  7. 前記吐出口が、前記表面側が小径となるテーパー状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  8. 前記弁体は、その裏面における前記吐出口の周囲が窪んだ薄肉部を有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  9. 前記弁部材は、その裏面から突出形成されて外周面が前記内筒の内周面と接触する漏出防止用の円筒状のフランジを有する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  10. 前記弾性体がゴムを含む熱硬化性エラストマーまたは熱可塑性エラストマーからなり、その硬度が硬度25〜80である、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
  11. 前記キャップ本体とヒンジによって一体に接続される蓋部材を有し、
    前記蓋部材は、その裏面に環状突起が形成されており、蓋を閉めた際に前記環状突起によって前記弁体における前記吐出口の周囲を押さえる、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または10記載のチューブ容器用の逆止弁付きキャップ。
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