JP6976151B2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6976151B2 JP6976151B2 JP2017231194A JP2017231194A JP6976151B2 JP 6976151 B2 JP6976151 B2 JP 6976151B2 JP 2017231194 A JP2017231194 A JP 2017231194A JP 2017231194 A JP2017231194 A JP 2017231194A JP 6976151 B2 JP6976151 B2 JP 6976151B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- container
- cap
- valve
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
この注出キャップは、キャップ本体と、蓋体と、弁体と、を備えている。キャップ本体は、容器本体の口部を覆う天壁部および天壁部から下方に延びる連通筒を有し、天壁部には内容物を注出する注出孔が形成されている。蓋体は、注出孔を開閉する。弁体は、連通筒内に上下動可能に配設されて、容器本体内と注出孔との連通筒を通じた連通および遮断を切り替える。
また、例えば使用者が蓋体を閉め忘れたり、蓋体が充分に閉じられていなかったりした場合には、弁体と弁座部とが固着する場合がある。
また、上述の通り内容物の流れを利用して固着を解除するため、例えば蓋体を弁体に当接させて固着を抑止する場合と比較して、蓋体の操作力が小さく抑えられる。従って、蓋体の操作性を改善することができる。
以下、第1実施形態の注出キャップについて図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、本発明は以下の実施形態に限定されない。
内容器3に収容される内容物としては、特に限定されないが、例えば醤油などの低粘度の液体が好適に用いられる。
キャップ本体10および蓋体20の各中心軸線は、共通軸上に配置されている。本実施形態ではこの共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う方向を上下方向という。また、上下方向に沿ってキャップ本体10側を上方、その反対側である容器本体2側を下方という。
上下方向から見た平面視において、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2は、例えば押出しブロー成形(EBM)により形成され、外容器4の内面に内容器3が剥離可能に積層されたデラミボトル(積層剥離型容器)とされている。容器本体2は、例えば押出し成形等によって二重に組み合わされた積層パリソンを形成し、この積層パリソンをブロー成形することで形成しても良い。また、射出成形等によって外容器4用のプリフォーム、および内容器3用のプリフォームを形成し、これらを二重に組み合わせた後、二軸延伸ブロー成形することで容器本体2を形成してもよい。また、内容器3を外容器4内に収容した二重容器の形態としてもよい。
外容器4の底部には、内容器3との間に外気を吸入する図示しない吸気スリット部が形成されている。この吸気スリット部は、例えば金型のピンチオフ部により形成されている。
キャップ本体10の周壁(装着筒部13)は、容器本体2の口部2aに装着されている。本実施形態では、装着筒部13の内周面に、口部2aに形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されており、装着筒部13は口部2aに螺着されている。なお、装着筒部13は口部2aにアンダーカット嵌合などによって装着されていてもよい。
本実施形態では、有頂筒状に形成されたキャップ本体10の内側に、連通筒31を有する内部材30が取り付けられている。なお、連通筒31は、天壁部11と一体であってもよい。
蓋体20は、ヒンジHによってキャップ本体10に連結されている。蓋体20は、ヒンジH回りに、キャップ本体10に対して上方に回動可能となっている。本実施形態では、蓋体20とキャップ本体10とが一体に形成されているが、これらは互いに別体に形成されていてもよい。この場合、蓋体20はキャップ本体10に螺着やアンダーカット嵌合等がされていればよい。
閉塞筒22は、蓋体20が閉じられた状態において、注出孔11a内若しくは注出筒12内に嵌合する。これにより、注出孔11aが閉塞される。芯体23は、中実の円柱状に形成されている。芯体23の上下方向における長さは、閉塞筒22の上下方向における長さよりも大きい。芯体23は、例えば内容物を注出した後、弁本体41が弁座部31bから上方に離間した位置に留まっている場合に、この弁本体41を弁座部31bに向けて押し戻す役割を有している。なお、蓋体20が閉じられ、かつ弁本体41が弁座部31bに着座した状態において、芯体23の下端部は弁本体41から上方に離間した位置となる。これにより、蓋体20が閉じられた際、芯体23によって弁本体41が弁座部31bに強く押し付けられることが抑止される。
弁体40は、球状に形成された弁本体41を有している。弁本体41は、連通筒31内に上下動可能に配設されている。弁本体41は、弁座部31bに、上方に向けて離反自在に着座している。弁本体41は、弁座部31bから上方に離反することで連通筒31内と注出孔11aとを連通させる。弁本体41の所定量以上の上昇は、規制部32aによって規制される。尚、弁体40は球状に限らず、弁座部31bに着座し、連通および遮断を切り替えることが可能であればどのような形状でもよい。
なお、弁体40には、脚部42が形成されていなくてもよい。この場合、一枚の板状の突部43が、弁本体41から下方に向けて延びていてもよい。
次に、図3に示すように、容器本体2を傾ける。このとき、内容物などの自重、若しくは外容器4を握って変形させることによる内容器3の内圧の上昇によって、弁体40に、注出孔11a側に向けた力が作用する。これにより、弁本体41が弁座部31bから注出孔11a側に離反し、注出孔11aと容器本体2内とが、連通筒31を通して連通する。従って、容器本体2の内容物を、連通筒31および注出孔11aを通じて注出させることができる。
また、上述の通り、内容物の流れを利用して固着を解除するため、例えば蓋体20の一部を弁体40に当接させて固着を抑止する場合と比較して、蓋体20の操作力が小さく抑えられる。従って、蓋体20の操作性を改善することができる。
あるいは図2(c)に示すように、下方から見たときに、複数の突部43が十字状に配置されていてもよい。より詳しくは、4つの板状の突部43が、周方向に等間隔を空けて、キャップ軸O(脚部42)から放射状に延びていてもよい。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、弁体の形状が第1実施形態と異なる。
また、前記第2実施形態において、弁体50における弁部材50aおよび脚部材50bが一体に形成されていてもよい。
Claims (2)
- 内容物が収容されるとともに前記内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器と、前記内容器が内装された弾性変形可能な外容器と、を有する容器本体の口部に装着される注出キャップであって、
前記容器本体の口部の開口を覆う天壁部および該天壁部から下方に延びる連通筒を有し、前記天壁部に前記内容物を注出する注出孔が形成されたキャップ本体と、
前記注出孔を開閉する蓋体と、
前記容器本体内と前記注出孔との前記連通筒を通じた連通および遮断を切り替える弁体と、を備え、
前記弁体は、
前記連通筒に形成された弁座部に着座するとともに、前記連通筒内に上下動可能に配設された弁本体と、
前記弁本体から下方に向けて延び、かつ少なくとも一部が前記容器本体内に位置する脚部と、
前記脚部から径方向外側に向けて突出し、かつ少なくとも一部が前記容器本体内に位置する板状の突部と、を有し、
前記弁本体は球状であり、前記弁体の上端部に位置している、注出キャップ。 - 前記突部は、前記脚部の下端部から径方向外側に突出している、請求項1に記載の注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017231194A JP6976151B2 (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017231194A JP6976151B2 (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019099208A JP2019099208A (ja) | 2019-06-24 |
JP6976151B2 true JP6976151B2 (ja) | 2021-12-08 |
Family
ID=66975581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017231194A Active JP6976151B2 (ja) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6976151B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003081296A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Katsutoshi Masuda | チューブ型容器 |
JP5170148B2 (ja) * | 2001-10-12 | 2013-03-27 | 東洋製罐株式会社 | 逆止弁付チューブ容器 |
JP6460887B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-01-30 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
-
2017
- 2017-11-30 JP JP2017231194A patent/JP6976151B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019099208A (ja) | 2019-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2022110142A (ja) | 吐出容器 | |
JP6689662B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6460887B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6762669B2 (ja) | 二重容器用キャップ | |
JP6868445B2 (ja) | 計量容器 | |
JP6393652B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6803808B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2017030794A (ja) | 外容器を減容変形させた状態に維持できる二重容器 | |
JP6887721B2 (ja) | 二重容器用キャップ | |
JP6976151B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2018203284A (ja) | 吐出容器 | |
JP7098232B2 (ja) | 積層剥離容器 | |
JP6491930B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6391487B2 (ja) | スクイズ吐出容器 | |
JP2018090285A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6896342B2 (ja) | 二重容器用キャップ | |
JP7123501B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP7113766B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6651409B2 (ja) | 二重容器用キャップ | |
JP6604905B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP7082483B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6654490B2 (ja) | ポンプ式液体吐出器 | |
JP7515291B2 (ja) | 二重容器 | |
JP7218062B2 (ja) | 二重容器用キャップ | |
JP7539340B2 (ja) | 注出容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211012 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6976151 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |