JPH1142436A - 白金錯体触媒組成物、その製造方法および熱可塑性樹脂微粒子触媒組成物 - Google Patents

白金錯体触媒組成物、その製造方法および熱可塑性樹脂微粒子触媒組成物

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JPH1142436A
JPH1142436A JP9217193A JP21719397A JPH1142436A JP H1142436 A JPH1142436 A JP H1142436A JP 9217193 A JP9217193 A JP 9217193A JP 21719397 A JP21719397 A JP 21719397A JP H1142436 A JPH1142436 A JP H1142436A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性に優れ、取り扱いが容易であり、
触媒活性の高い、高純度の白金錯体触媒組成物、その製
造方法、熱可塑性樹脂微粒子触媒組成物を提供すること
にある。 【解決手段】 (A)白金−ジビニルテトラオルガノシ
シロキサン錯体(B)ジビニルテトラオルガノジシロキ
サン(C)トルエンもしくはキシレンからなる組成物で
あり、該組成物中に含まれるアルコール化合物の量が5
重量%以下であり、かつ、塩素原子のモル数が(A)成
分中の白金原子のモル数の0.1倍以下である白金錯体
触媒組成物、その製造方法および熱可塑性樹脂微粒子触
媒組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は白金錯体触媒組成
物、その製造方法および熱可塑性樹脂微粒子触媒組成物
に関し、詳しくはヒドロシリル化反応用触媒として有用
な白金錯体触媒組成物、その製造方法および熱可塑性樹
脂微粒子触媒組成物に関する。
【0002】
【従来技術と解決すべき課題】従来、ヒドロシリル化反
応用触媒としては、数多くの白金触媒組成物が知られて
いる。それらの中でもアルケニル基含有シロキサンと塩
化白金酸等の白金化合物との反応によって製造される白
金−アルケニルシロキサン錯体触媒組成物は触媒活性が
高く、ヒドロシリル化反応用触媒として有用とされてい
る(特公昭42−22924号公報参照)。しかしこの
方法で製造された白金錯体触媒組成物は、反応後に中和
処理を行っても塩素含有不純物が多く残存し、その塩素
含有不純物が触媒反応を阻害したり周囲部材を腐蝕する
などの問題点があった。
【0003】従来、これらの問題点を改善する方法とし
ては、例えば、アルケニル基含有シロキサンと塩化白金
酸との反応時に中和剤を存在させ、残存塩素含有不純物
を減少させた白金−アルケニルシロキサン錯体触媒組成
物が提案されている(特公昭46−28795号公報、
特公昭55−423号公報参照)。これらの方法によっ
て製造された白金−アルケニルシロキサン錯体触媒組成
物により周辺部材の腐蝕は防止され、また、触媒活性も
ある程度向上した。しかし、この白金−アルケニルシロ
キサン錯体触媒組成物は、組成物中に存在するアルコー
ル化合物が好ましくない副反応を引き起こすという問題
点があった。特に、この組成物をヒドロキシリル化反応
用触媒として使用した場合には脱水素反応によってアル
コキシ基が生成し、触媒活性を低下させ、また貯蔵安定
性を低下させる等の問題点があった。
【0004】また、塩素含有不純物による問題を解決
し、さらに上記アルコール化合物による副反応を防止す
る方法も検討されており、例えば、白金−アルケニルシ
ロキサン錯体触媒組成物から溶媒などを揮発除去するこ
とによって、白金−アルケニルシロキサン錯体を高純度
で製造する方法が提案される(特公昭46−28795
号公報、特公昭55−423号公報参照)。さらに、従
来の方法によらず、白金(0)−ビス(シクロオクタジ
エン)錯体とビニルジシロキサンを混合してからシクロ
オクタジエンを揮発除去することによって、同じ構造の
白金錯体を極めて高純度で製造する方法も提案されてい
る(特公平2−53102号公報参照)。この方法で製
造された白金触媒組成物は活性が高く、触媒組成物中に
含まれる不純物によるヒドロシリル化の副反応も抑える
ことができた。しかし、この高純度の白金錯体を単離す
るには揮発成分を完全に除去する工程が必要であり、そ
の工程で少量かつ高粘度の物質を収率よく取り出さねば
ならなかった。また、この方法を工業的に実施するのは
経済的に困難であった。また、一般に白金錯体触媒組成
物をヒドロシリル化反応用触媒として使用する場合には
溶媒や反応媒質で希釈してから反応系に添加する必要が
ある。しかし、この高純度白金錯体触媒組成物は溶液に
すると不安定になり、室温でも短期間に分解して白金黒
が生成したり触媒活性が低下するという問題点もあっ
た。
【0005】さらに、触媒活性の高い白金触媒組成物を
製造する方法としては、塩化白金酸とジビニルテトラオ
ルガノジシロキサンを原料として、系中のジビニルテト
ラオルガノジシロキサンが反応により消失するまで長時
間加熱反応することによってヒドロシリル化反応用触媒
として適した白金触媒組成物を製造方法する方法が提案
されている(特公平3−36573号公報参照)。かか
る方法で製造した白金触媒組成物は、触媒活性が高く、
比較的低粘度で取扱いも容易であった。しかし、この白
金触媒組成物は暗褐色〜黒色の外観をしており、微量を
触媒として反応系に添加しただけでも生成物が着色する
という問題点があった。また、貯蔵中に白金黒の生成が
進み、その結果、貯蔵中に触媒活性が変化するという問
題点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、保存安定性に優れ、触媒活
性の高い、高純度の白金錯体触媒組成物、その製造方法
および熱可塑性樹脂微粒子触媒組成物に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は(A)白金−ジ
ビニルテトラオルガノジシロキサン錯体、(B)ジビニ
ルテトラオルガノジシロキサン[(B)成分のモル数
が、(A)成分中の白金原子のモル数の2倍〜1,00
0倍となる量]および(C)トルエンまたはキシレンか
ら成る組成物であり、該組成物中に含まれるアルコール
化合物の量が5重量%以下であり、かつ、塩素原子の量
が(A)成分中の白金原子のモル数の0.1倍以下であ
る、白金錯体触媒組成物、その製造方法および熱可塑性
樹脂微粒子触媒組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】これを説明すると、本発明の白金
錯体触媒組成物に使用される(A)成分の白金−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン錯体は本発明の組成物の主
剤となる触媒成分である。かかる白金−ジビニルテトラ
オルガノジシロキサン錯体は知られており、例えば、塩
化白金酸とジビニルテトラオルガノジシロキサンを加熱
反応させることによって容易に製造できる(特公昭42
−22924号公報、特公昭46−28795号公報、
特公昭55−423号公報、特公平2−53102号公
報参照)。
【0009】本発明の白金錯体触媒組成物に使用される
(B)成分のジビニルテトラオルガノジシロキサンとし
ては、一般式、 CH2=CH(R1)(R2)Si−O−Si(R1)(R
2)CH=CH2 (式中、R1およびR2はメチル基,エチル基等のアルキ
ル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基、フェニル
基等のアリール基、パーフルオロアルキル基から選ばれ
る基である。)で表される化合物が例示される。かかる
(B)成分の具体例としては、下記のような化学構造を
有する化合物が挙げられる。 CH2=CH(CH32Si−O−Si(CH32CH
=CH2 CH2=CH(CH3)(C65)Si−O−Si(CH
3)(C65)CH=CH2 CH2=CH(C652Si−O−Si(C652
H=CH2 (CH2=CH)2(CH3)Si−O−Si(CH3
(CH=CH22 これらの中でも式: CH2=CH(CH32Si−O−Si(CH32CH
=CH2 で示される化合物が入手の容易さと反応中の副反応が少
ない点で推奨される。かかる(B)成分の配合量は、
(B)成分のモル数が本発明の組成物中の(A)成分に
由来する白金原子のモル数の2倍〜1,000倍となる
量であり、好ましくは3倍〜500倍となる量であり、
より好ましくは3倍〜20倍である。
【0010】(C)成分は希釈用溶媒であり、トルエン
またはキシレンから選ばれ、両者を併用することもでき
る。その量は自由に決めることができるが、実用的には
本発明の組成物中の白金金属量が0.1〜10重量%と
なるような量が好ましい。
【0011】本発明の白金錯体触媒組成物は上記のよう
な(A)成分〜(C)成分からなる組成物であるが、こ
の組成物中に含まれるアルコール化合物の量が5重量%
以下であることが必要であり、アルコール化合物の量が
実質的に存在しないことが好ましい。アルコール化合物
の量が5重量%を越えると本発明の組成物をヒドロシリ
ル化反応用触媒として使用したときに副反応を生じる。
ここでアルコール化合物の量は、ガスクロマトグラフで
測定した量であり、ガスクロマトグラフで測定した量が
0であることが好ましい。また、この組成物中に含まれ
る塩素原子のモル数が(A)成分中の白金原子のモル数
の0.1倍以下であることが必要であり、実質的に存在
しないことが好ましい。塩素原子の量がモル数で(A)
成分中の白金原子のモル数の0.1倍を越えると本発明
の組成物の貯蔵安定性が著しく低下して、場合によって
は触媒として加えた反応系中で触媒が失活したり副反応
を起こしたりする。ここで塩素原子の量は硝酸銀滴定法
などで測定できる。
【0012】本発明の白金錯体触媒組成物は、塩化白金
酸またはその金属塩、ジビニルテトラオルガノジシロキ
サン、塩基性無機金属塩を、式:Cn2n-1OH(式
中、nは2〜4である。)で示されるアルコール溶液中
で加熱反応させた後、トルエンもしくはキシレンを加え
て、しかる後にアルコールを留去することによって製造
することが好ましい。
【0013】この製造方法を説明すると、塩化白金酸ま
たはその金属塩は、式:H2PtClm(式中、mは4ま
たは6である。)で表される化合物、もしくはそのアル
カリ金属塩である。尚、塩化白金酸は、一般に結晶水を
持つ固体であり、また、その水溶液として使用すること
もできるが、塩化白金酸と共に反応系中に持ち込まれる
水の量が多過ぎると収率が低下するので、固体または水
溶液中の白金濃度は白金原子として20重量%以上であ
ることが好ましい。塩化白金酸のアルカリ金属塩として
は、塩化白金酸ナトリウム、塩化白金酸カリウムなどが
例示できるが、その中では溶解性などの点で塩化白金酸
ナトリウムが好ましい。
【0014】ジビニルテトラオルガノジシロキサンは前
述した化合物であり、反応時の使用量は、塩化白金酸ま
たはその金属塩中の白金原子に対して2倍モル当量以上
の量が必要であり、好ましくは少なくとも3倍モル当量
である。ジビニルテトラオルガノジシロキサンの添加量
がこれより少ないと、反応中に白金黒として析出する量
が増え、収率が著しく低下する。ジビニルテトラオルガ
ノジシロキサンの使用量が多過ぎると目的の白金触媒組
成物中の白金含有量が低くなり過ぎ、また、経済的にも
好ましくない。それゆえ、塩化白金酸中の白金に対して
20倍モル当量以下で反応させるのが好ましい。
【0015】塩基性無機金属化合物は、塩化白金酸を中
和するとともに、塩化白金酸もしくはその金属塩とジビ
ニルテトラオルガノジシロキサンの反応中に生成する塩
素含有成分(主に塩化水素)を系から除去するのに必須
の成分である。本発明で使用できる塩基性無機化合物の
具体例としては、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなどの金属塩や、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどが挙げられる。それらの中でも中和効率
と反応後に系からの除去の容易さの点で炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウムが推奨される。塩基性無機金属化
合物の使用量は、塩化白金酸中の塩素を中和するに十分
な量を使う必要がある。さもないと、反応により生成し
た白金触媒組成物中に除去できない塩素含有不純物が多
量に残存してしまう。
【0016】式:Cn2n-1OH(式中、nは2〜4の
整数である。)で示されるアルコール化合物は、本発明
の白金錯体触媒組成物を反応によって製造する際の溶媒
として働くとともに反応を促進する働きや、生成する白
金化合物を安定化するのにも働く必須成分である。かか
るアルコール化合物の具体例としては、エタノール、ノ
ルマルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタ
ノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール
が挙げられる。かかるアルコール化合物の添加量は、塩
化白金酸またはその金属塩中の白金量に対して20〜
1,000重量倍にするのが一般的である。アルコール
化合物の添加量が少な過ぎると反応系の粘度が高くなり
過ぎたり、反応中に白金黒の生成量が著しく増加するな
どの問題が生じる恐れがある。アルコール化合物の添加
量が多過ぎると、反応槽の使用効率が低くなり過ぎ、ま
た、目的の白金触媒組成物中の白金濃度が低くなり過ぎ
る。
【0017】尚、上記の塩化白金酸またはその金属塩、
ジビニルテトラオルガノジシロキサン、塩基性無機金属
化合物をアルコール溶液中で加熱反応させるに際して、
反応に悪影響を与えないならば他の成分を共存させても
よい。かかる他の成分としてはトルエンやキシレンなど
の有機溶媒、オルガノシロキサンオリゴマーなどがその
例として挙げられる。
【0018】本発明の白金錯体触媒組成物の好ましい製
造法の第1ステップは、上記塩化白金酸またはその金属
塩、ジビニルテトラオルガノジシロキサンおよび塩基性
無機金属化合物を、アルコール中で加熱反応することに
よって達成される。これら4種類の化合物をすべて仕込
んでから加熱してもよい。また、ジビニルテトラオルガ
ノジシロキサン、塩基性無機金属化合物、アルコールの
混合物を加熱してから、塩化白金酸の水溶液またはアル
コール溶液を滴下してもよい。加熱はアルコールが還流
する温度付近で行うのが一般的である。反応は比較的速
やかに起こり、例えば、塩化白金酸(H2PtCl6・n
2O)の場合には還流温度に到達してから1時間以内
にほぼ完結する。反応終了後、反応生成物をロ過して塩
基性無機金属化合物とその中和塩を除去してもよい。
【0019】本発明の製造方法では上記の反応の後、ト
ルエンまたはキシレンを加えて、しかる後に、アルコー
ルを留去する。アルコールは加熱減圧条件下に留去にす
る方法が一般的である。ここで考慮すべき点は、アルコ
ール留出中に系中の水も共沸留去され得ることである。
水は塩化白金酸を溶解していた溶媒、塩化白金酸の結晶
水、そして、塩基性無機金属化合物が中和する際に副生
した水に由来するものである。これらアルコールと水
は、ヒドロシリル化反応中に副反応を起こしたり、後記
する熱可塑性樹脂微粒子触媒を製造する際に容器内壁へ
の付着性を増加させるという問題を生じさせることが多
い。したがって、水もアルコールと共に系外に留去する
ことが望ましい。アルコールを留去する際には、トルエ
ンもしくはキシレンも共沸して留出する。この溶媒置換
操作中に溶媒が揮発し過ぎると、系の粘度が高くなり過
ぎて、固体化することもある。そのような状態になると
反応器内の温度分布が不均一になり、白金黒の生成量が
増加するなどの問題が生じる。この問題を回避するため
に、トルエンまたはキシレンは十分な量を添加する必要
があり、一般的には反応後に系中に存在するアルコール
と同量〜5倍量程度のトルエンまたはキシレンを添加し
ておくのがよい。アルコールが多量に存在する場合に
は、加熱除去の途中でトルエンまたはキシレンを追加す
ることが推奨される。アルコールは完全に除去されるの
が好ましい。
【0020】本発明の白金錯体触媒組成物は、そのまま
ヒドロキシリル化反応触媒として使用することもでき
る。しかし、溶媒置換以前に系中に溶解していた塩類な
どが析出することがあるので、その場合にはロ過などに
より除去することが好ましい。また、白金錯体触媒とし
ての使い易さを向上させるためには、溶液中の白金量を
測定し、その後で若干量のトルエンまたはキシレンで希
釈することによって、常に一定の白金濃度の触媒として
供給することが好ましい。
【0021】以上のような本発明の白金錯体触媒組成物
は、保存安定性に優れ、取り扱いが容易であり、着色し
にくく、不純物が少なく、触媒活性が高い高純度の白金
錯体触媒組成物であるので、かかる特性が要求されるヒ
ドロシリル化反応触媒として有用である。特に、炭素−
炭素多重結合にケイ素結合水素原子をヒドロシリル化す
るのに有用な触媒である。例えば、1分子内に複数のケ
イ素結合水素原子を含有するポリオルガノシロキサンに
炭素−炭素多重結合を含む有機化合物を結合して、いわ
ゆる有機官能性ポリオルガノシロキサンを製造する場合
には、系中にアルコールが存在するとヒドロシリル化で
はなく、脱水素によるアルコキシ化が副反応として起こ
り、その生成物は系から除去できない。そのような場
合、本発明の白金錯体触媒組成物を使用すれば副反応を
起こすことなく目的の有機官能性ポリオルガノシロキサ
ンを高純度で製造することができる。
【0022】本発明の白金錯体触媒組成物は、上記のよ
うな(A)成分〜(C)成分からなるものであるが、こ
れらの成分に加えて熱可塑性樹脂およびトルエンより沸
点の低い有機溶剤を加えて白金錯体触媒組成物を使用し
て、白金錯体触媒組成物を含有する熱可塑性樹脂微粒子
触媒とすることができる。かかる白金錯体触媒組成物を
含有する熱可塑性樹脂微粒子触媒はマイクロカプセル化
白金触媒として知られており、その製造方法も知られて
いる(例えば、特公平5−58450号公報参照)。本
発明においては上記のような本発明の白金錯体触媒組成
物を使用して熱可塑性樹脂微粒子触媒組成物を製造する
には次のようにして製造される。即ち、上記のような
(A)成分〜(C)成分からなる白金錯体触媒組成物に
熱可塑性樹脂とトルエンより低い沸点の低い有機触媒を
加えて得られた組成物を加熱気体中に噴霧して、噴霧状
態でトルエンもしくはキシレンおよびトルエンより低い
沸点を有する有機溶剤を飛散させて除去することによっ
て製造される。かかる方法で得られた熱可塑性樹脂微粒
子触媒組成物は平均粒子径が10μm以下の粒状物であ
るので、製造途中で装置への付与が起きる等の問題点が
あるが、本発明の白金錯体触媒組成物を使用すれば装置
への付与が大幅に軟減されるし、塩素含有不純物が残存
していてもよいので装置を腐食するといった問題点が発
生することがない。
【0023】
【実施例】次に本発明を実施例にて説明する。実施例
中、%は重量%を示す。また、Meはメチル基を表し、
Phはフェニル基を表す。
【0024】
【参考例1】 白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体触媒の合
成 50Lの反応装置に3.0kgの塩化白金酸結晶(白金
含有量40%)と15.0kgのイソプロパノールを入
れ、撹拌しながら6.0kgの重炭酸ソーダと6.0k
gの1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンを添加
した。懸濁状態で撹拌しながら加熱し、65〜75℃で
30分反応させた後、冷却してロ過により固体を除去す
ることによって、白金−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン錯体触媒のイソプロパノール溶液22.0kgを得
た。蛍光X線分析で測定した白金量は4.1%であり、
ガスクロマトグラフで測定した1,3−ジビニルテトラ
メチルジシロキサン含有量は9.4%であった。
【0025】
【実施例1】参考例1で得られたの白金−ジビニルテト
ラメチルジシロキサン錯体触媒のイソプロパノール溶液
15.0kgに0.5kgの1,3−ジビニルテトラメ
チルジシロキサン、35kgのトルエン、1.5kgの
重炭酸ソーダを加え、系を200torrに減圧にして
から加熱した。液温が45℃に達した時点から溶媒の留
出が始まり、液温が60℃になった時点で加熱を停止し
た。その間に32Lの溶媒が留出した。反応器内の懸濁
液をロ過することによって、白金−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン錯体触媒のトルエン溶液22.6kgを
得た。蛍光X線分析で測定した白金量は2.8%であ
り、ガスクロマトグラフで測定した1,3−ジビニルテ
トラメチルジシロキサンの含有量は6.8%であり、イ
ソプロパールは検出されなかった。また、硝酸銀滴定法
で求めた塩素原子含有量は0.01%であった。このト
ルエン溶液を白金量が2.0%となるようにトルエンで
希釈することにより白金−ジビニルテトラメチルジシロ
キサン錯体触媒トルエン溶液31.6kgを得た。
【0026】
【実施例2】撹拌機つきの1リットル4つ口フラスコ
に、平均分子式、 Me3SiO(Me2SiO)12(MeHSiO)3Si
Me3 で示されるシロキサン100gと、平均分子式、 CH2=CHCH2−O−(CH2CH2O)28(CH2
HCH3O)12CH3 で示されるポリエーテル560gを入れ、さらに実施例
1で合成した白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン
錯体触媒トルエン溶液0.68g(白金原子として上記
シロキサンとポリエーテルの合計重量に対して21pp
m)を加えた。徐々に加熱して液温100℃で2時間反
応させた後、温度を下げて反応を停止した。反応生成物
29Si−NMRで分析し、すべてのMeHSiO単位
が消失してMeRSiO単位となったことを確認した。
【0027】
【参考例2】参考例1で得られた白金−ジビニルテトラ
メチルジシロキサン錯体触媒をイソプロパノールで希釈
して白金量が2.0%の白金−ジビニルテトラメチルジ
シロキサン錯体触媒イソプロパノール溶液を得た。
【0028】
【比較例1】実施例2において実施例1で合成した白金
−ジビニルテトラメチルジシロキサン触媒トルエン溶液
の代わりに参考例2で得た白金−ジビニルテトラメチル
ジシロキサン錯体触媒イソプロパノール溶液0.68g
(白金原子として上記シロキサンとポリエーテルの合計
重量に対して21ppm)を使用した以外は実施例2と
同様にして反応を行った。反応生成物を29Si−NMR
で分析し、すべてのMeHSiO単位が消失したことは
確認したが、MeRSiO単位となるべきシロキサン単
位の4モル%がMe(RO)SiO単位(TMSを基準
に−60ppmのケミカルシフト)になっていることが
解った。このシロキサン単位は原料シロキサンがポリエ
ーテルとヒドロシリル化反応で結合する代わりに錯体触
媒中のイソプロパノールが反応したことを示すものであ
る。
【0029】
【実施例3】平均単位式(PhSiO3/20.78(Me2
SiO)0.22で示され、ガラス転移点が66.5℃であ
る熱可塑性シリコーン樹脂を60%含有するトルエン溶
液86.3kgに、0.26kgの1,3−ジビニルテ
トラメチルジシロキサンおよび、250kgのジクロロ
メタンを加え、さらに、実施例1で得られた白金−ジビ
ニルテトラメチルジシロキサン錯体触媒トルエン溶液1
0.4kgを加えて混合することにより白金−ジビニル
テトラメチルジシロキサン錯体触媒と熱可塑性シリコー
ン樹脂の均一溶液を得た。
【0030】
【実施例4】実施例3で得た錯体触媒と熱可塑性シリコ
ーン樹脂の均一溶液を、2流体ノズルを使って、窒素ガ
スを熱気流にしたスプレードライヤー槽(アシザワ・ニ
トロ・アトマイザ−株式会社製)内に連続して噴霧し
た。ここで、窒素ガスの熱気流温度はスプレ−ドライヤ
−の入口で80℃であり、スプレ−ドライヤ−の出口で
45℃であり、熱気流速度は1.3m3/分であった。
1時間の運転でバッグフィルターによって415gの白
金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体組成物含有
シリコ−ン樹脂微粒子を捕集した。この微粒子の平均粒
子径は1.5μmであり、白金含有量は0.40%であ
った。運転後にスプレードライヤー本体とバッグフィル
ターをつなぐ曲部配管中の粉体の付着堆積厚さを測定し
たところ、0.2mmであった。
【0031】
【参考例3】実施例3において実施例1で得た錯体トル
エン溶液の代わりに、参考例2で得た錯体イソプロパノ
ール溶液5.1kgを使用した以外は実施例3と同様に
して、錯体と熱可塑性シリコーン樹脂の均一溶液を得
た。
【0032】
【比較例2】実施例4におて、実施例3で得た錯体トル
エン溶液の代わりに、参考例3で得た錯体イソプロパノ
ール溶液と熱可塑性シリコーン樹脂の均一溶液を使用し
た以外は実施例4と同様にして、1時間の運転でバッグ
フィルターによって350gの白金−ジビニルテトラメ
チルジシロキサン錯体組成物含有シリコ−ン樹脂微粒子
を捕集した。この微粒子の平均粒子径は1.5μmであ
り、白金含有量は0.40%であった。運転後にスプレ
ードライヤー本体とバッグフィルターをつなぐ曲部配管
中の粉体の付着堆積厚さを測定したところ、1.8mm
であった。
【0033】
【発明の効果】本発明の白金錯体触媒組成物は(A)白
金−ジビニルテトラオルガノシロキサン錯体(B)ジビ
ニルテトラオルガノジシロキサンおよび(C)トルエン
もしくはキシレンからなる組成物であり、該組成物中に
含まれるアルコール化合物の量が5重量%以下であり、
かつ、塩素原子のモル数が(A)成分中の白金原子のモ
ル数の0.1倍以下であるので、保存安定性に優れ、触
媒活性が高いという特徴を有する、また、本発明の製造
方法はかかる白金錯体触媒組成物を効率よく製造し得る
という特徴を有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)白金−ジビニルテトラオルガノジ
    シロキサン錯体、(B)ジビニルテトラオルガノジシロ
    キサン[(B)成分のモル数が、(A)成分中の白金原
    子のモル数の2倍〜1,000倍となる量]および
    (C)トルエンもしくはキシレンからなる組成物であ
    り、該組成物中に含まれるアルコール化合物の量が5重
    量%以下であり、かつ、塩素原子のモル数が(A)成分
    中の白金原子のモル数の0.1倍以下であることを特徴
    とする、白金錯体触媒組成物。
  2. 【請求項2】 ガスクロマトグラフで測定されるアルコ
    ール化合物の量が0である請求項1に記載の白金錯体触
    媒組成物。
  3. 【請求項3】 塩化白金酸もしくはその金属塩、ジビニ
    ルテトラオルガノジシロキサンおよび塩基性無機金属塩
    を、式、Cn2n-1OH(式中、nは2〜4の整数であ
    る。)で示されるアルコール溶液中で加熱反応させた
    後、トルエンまたはキシレンを加えて、しかる後に前記
    アルコールを留去することを特徴とする、請求項1記載
    の白金錯体触媒組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の白金錯体触媒組成物、熱
    可塑性樹脂およびトルエンより沸点の低い有機溶剤から
    なる白金錯体触媒組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の白金錯体触媒組成物を加
    熱気体中に噴霧し、噴霧状態でトルエンもしくはキシレ
    ンおよびトルエンより沸点の低い有機溶剤を除去するこ
    とにより製造された白金錯体触媒組成物を含有する熱可
    塑性樹脂微粒子触媒組成物。
  6. 【請求項6】 ヒドロシリル化反応用触媒である請求項
    1,請求項2または請求項5に記載の組成物。
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