JPH114181A - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPH114181A
JPH114181A JP9155071A JP15507197A JPH114181A JP H114181 A JPH114181 A JP H114181A JP 9155071 A JP9155071 A JP 9155071A JP 15507197 A JP15507197 A JP 15507197A JP H114181 A JPH114181 A JP H114181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル携帯電話機に使用される送受信装置
において、送信回路と受信回路との間におけるアイソレ
ーション特性を良好にすることができ、しかも、小形化
を図る。 【解決手段】 送受信装置21において、局部発振回路
24から発振される発振周波数f(1) (129.55M
Hz)が送信回路22および受信回路23の双方に与え
られ、送信処理および受信処理の双方の処理に兼用され
るように構成した。このとき、局部発振回路24から発
振される発振周波数f(1) は、送信用局部発振回路25
から発振される発振周波数f(2) (810.45〜82
8.45MHz、795.45〜810.45MHz)
および受信用局部発振回路26から発振される発振周波
数f(3) (680.00〜698.00MHz、74
0.00〜755.00MHz)よりも相対的に低く設
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル自動車電
話機やデジタル携帯電話機に使用される送受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル自動車電話機やデジタル
携帯電話機においては、デジタル送受信周波数帯域に加
えて、アナログ送受信周波数帯域をもデジタル方式で通
信できるように構成されているものがある。この場合、
デジタル送受信周波数帯域およびアナログ送受信周波数
帯域は、それぞれ以下に示すようになっている。
【0003】・デジタル送受信周波数帯域 ・送信周波数帯域 940〜958MHz ・受信周波数帯域 810〜828MHz ・アナログ送受信周波数帯域 ・送信周波数帯域 925〜940MHz ・受信周波数帯域 870〜885MHz このように、デジタル送受信周波数帯域の送受信周波数
間隔は130MHzに設定されており、アナログ送受信
周波数帯域の送受信周波数間隔は55MHzに設定され
ている。つまり、デジタル送受信周波数帯域とアナログ
送受信周波数帯域とでは、それらの送受信周波数間隔が
異なっている。このため、この種のデジタル自動車電話
機やデジタル携帯電話機に使用されている従来の送受信
装置は、図2に示すように構成されていた。
【0004】送受信装置1は、送信回路2と受信回路3
とを備えて構成されている。送信回路2は、送信用混合
回路4と、送信用中間バッファアンプ5と、送信用バン
ドパスフィルタ6と、直交変調回路7と、送信用電力増
幅部8とから構成されている。上記送信用混合回路4に
は、局部発振回路9から680.00〜698.00M
Hz、740.00〜755.00MHzの発振周波数
f(1) が与えられると共に、第1の固定周波数発振回路
10から260.00MHz、185.00MHzの発
振周波数f(2) が与えられるようになっている。
【0005】この送信回路2においては、局部発振回路
9から680.00〜698.00MHzの発振周波数
f(1) が与えられ、第1の固定周波数発振回路10から
260.00MHzの発振周波数f(2) が与えられる
と、それらの発振周波数f(1)、f(2) が送信用混合回
路4で周波数混合されることによって、送信周波数f(T
X)が生成される。そして、その送信周波数f(TX)は、送
信用中間バッファアンプ5で電力増幅され、さらに、送
信用バンドパスフィルタ6で不要周波数成分が除去さ
れ、940.00〜958.00MHzのデジタル送信
周波数帯域に帯域制限される。
【0006】そして、その帯域制限された送信周波数f
(TX)は、直交変調回路7で変調処理され、送信用電力増
幅部8で電力増幅されて送信回路2から出力され、共用
回路11およびアンテナ12を介して電波信号として基
地局へ送信される。
【0007】同様にして、送信回路2に、局部発振回路
9から740.00〜755.00MHzの発振周波数
f(1) が与えられ、第1の固定周波数発振回路10から
185.00MHzの発振周波数f(2) が与えられる
と、925.00〜940.00MHzのアナログ送信
周波数帯域の送信周波数f(TX)が生成され、その送信周
波数f(TX)は、電波信号として基地局へ送信される。
【0008】一方、上記した受信回路3は、受信用バッ
ファアンプ13と、第1の受信用混合回路14と、受信
用バンドパスフィルタ15と、受信用中間バッファアン
プ16と、第2の受信用混合回路17とから構成されて
いる。上記第1の受信用混合回路14には、上記局部発
振回路9から受信局部発振用バッファアンプ18および
受信局部発振用バンドパスフィルタ19を介して68
0.00〜698.00MHz、740.00〜75
5.00MHzの発振周波数f(1)が与えられるように
なっている。また、第2の受信用混合回路17には、第
2の固定周波数発振回路20から129.55MHzの
発振周波数f(3)が与えられるようになっている。
【0009】この受信回路3においては、基地局から電
波信号として受信された810.00〜828.00M
Hzのデジタル受信周波数帯域の受信周波数f(RX)がア
ンテナ12および共用回路11を介して受信回路3に与
えられると、その受信周波数f(RX)が受信用バッファア
ンプ13で電力増幅され、第1の受信用混合回路14で
局部発振回路9から受信局部発振用バッファアンプ18
および受信局部発振用バンドパスフィルタ19を介して
与えられた680.00〜698.00MHzの発振周
波数f(1) と周波数混合されることによって、第1の受
信中間周波数f(RX1) が生成される。
【0010】その第1の受信中間周波数f(RX1) は、受
信用バンドパスフィルタ15で不要周波数成分が除去さ
れ、130.00MHz近傍に低周波数変換ならびに帯
域制限されたのち、受信用バッファアンプ16で電力増
幅される。さらに、その第1の受信中間周波数f(RX1)
が第2の受信用混合回路17で第2の固定周波数発振回
路20から与えられた129.55MHzの発振周波数
f(3) と周波数混合されることによって、第2の受信中
間周波数f(RX2) が生成され、その第2の受信中間周波
数f(RX2) は、450kHz近傍に低周波数変換ならび
に帯域制限されたのち、復調回路(図示せず)で復調処
理される。
【0011】同様にして、870.00〜885.00
MHzのアナログ受信周波数帯域の受信周波数f(RX)が
受信回路3に与えられると、その受信周波数f(RX)が局
部発振回路9から与えられた740.00〜755.0
0MHzの発振周波数f(1)と周波数混合されることに
よって、第1の受信中間周波数f(RX1) が生成され、さ
らに、第2の受信中間周波数f(RX2) が生成され、その
第2の受信中間周波数f(RX2) が復調処理される。
【0012】上述した構成により、送受信装置1は、デ
ジタル送受信周波数帯域およびアナログ送受信周波数帯
域の双方の送受信周波数帯域を使用してデジタル方式で
通信できるようになっている。
【0013】さて、この種のデジタル自動車電話機やデ
ジタル携帯電話機においては、電子部品の実装スペース
や携帯性の点から小形化ならびに軽量化が要求されてお
り、それに伴って、上述した送受信装置1においても、
小形化ならびに軽量化が要求されている。そのため、送
受信装置1においては、局部発振回路9から発振される
発振周波数f(1) が送信回路2および受信回路3の双方
に与えられるように、つまり、送信処理および受信処理
の双方の処理に兼用されるように構成されている。
【0014】この場合、局部発振回路9から発振される
発振周波数f(1) は、上述したように、受信処理におい
て、第1の受信用混合回路13で相対的に高い周波数の
受信周波数f(RX)(810.00〜828.00MH
z、870.00〜885.00MHz)から相対的に
低い周波数の第1の受信中間周波数f(RX1) (130M
Hz)が生成される必要があるので、相対的に高い周波
数(680.00〜698.00MHz、740.00
〜755.00MHz)に設定されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した送
受信装置1においては、上述したように、局部発振回路
9と受信回路3の第1の受信用混合回路14との間に、
受信局部発振用バッファアンプ18および受信局部発振
用バンドパスフィルタ19が設けられている。
【0016】これは、上述したような理由によって、局
部発振回路9の発振周波数f(1) が相対的に高く設定さ
れている構成では、送信回路2と受信回路3とが相対的
に高い周波数成分によって電気的に結合された状態とな
るので、高周波成分が送信回路2から受信回路3へ回り
込み、不要な高周波発振やスプリアス妨害が発生した
り、C/N(ノイズ対キャリア)特性が劣化したりする
ことによって、送信回路2と受信回路3との間のアイソ
レーション特性が劣化することを防止するためである。
【0017】しかしながら、そのように、受信局部発振
用バッファアンプ18および受信局部発振用バンドパス
フィルタ19を設ける構成では、それに伴って、送受信
装置1が大形化してしまい、上述したような小形化なら
びに軽量化が実現し難くなるという問題があった。
【0018】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、送信回路と受信回路との間におけ
るアイソレーション特性を良好にすることができ、しか
も、小形化を図ることができる送受信装置を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、送信回路においては、局部発振回路から発振された
第1の発振周波数と、送信用局部発振回路から発振され
た第2の発振周波数とが送信用混合回路で周波数混合さ
れて送信周波数が出力される。
【0020】受信回路においては、受信周波数と、受信
用局部発振回路から発振された第3の発振周波数とが第
1の受信用混合回路で周波数混合されて第1の受信中間
周波数が出力される。そして、その第1の受信中間周波
数と、上記第1の発振周波数とが第2の受信用混合回路
で周波数混合されて第2の受信中間周波数が出力され
る。
【0021】ここで、第1〜第3の発振周波数の大小関
係は、第2の発振周波数および第3の発振周波数がそれ
ぞれ第1の発振周波数よりも相対的に高く設定されてい
るので、つまり、局部発振回路から送信回路と受信回路
との双方に出力される発振周波数は、相対的に低い周波
数となっている。
【0022】これにより、送信回路と受信回路とが相対
的に高い周波数成分によって電気的に結合されることは
ないので、高周波成分が送信回路から受信回路へ回り込
むことはなく、送信回路と受信回路との間のアイソレー
ション特性を良好にすることができる。
【0023】しかも、それに伴って、従来の構成では必
要とされていた受信局部発振用バッファアンプおよび受
信局部発振用バンドパスフィルタを不要にすることがで
きるので、その分、小形化を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明をデジタル携帯電話
機に使用される送受信装置に適用した一実施例について
図1を参照して説明する。送受信装置21は、送信回路
22と、受信回路23と、局部発振回路24と、送信用
局部発振回路25と、受信用局部発振回路26と、共用
回路27と、アンテナ28とを備えて構成されている。
【0025】上記送信回路22は、送信用混合回路29
と、送信用中間バッファアンプ30と、送信用バンドパ
スフィルタ31と、直交変調回路32と、送信用電力増
幅部33とから構成されている。
【0026】局部発振回路24は、例えば129.55
MHzの発振周波数f(1) (本発明でいう第1の発振周
波数)を発振するようになっており、その出力端子は、
送信用混合回路29の一方の入力端子に接続されてい
る。送信用局部発振回路25は、例えば810.45〜
828.45MHz、795.45〜810.45MH
zの発振周波数f(2) (本発明でいう第2の発振周波
数)を発振するようになっており、その出力端子は、送
信用混合回路29の他方の入力端子に接続されている。
送信用混合回路29は、上記局部発振回路24から与
えられた発振周波数f(1) と、送信用局部発振回路25
から与えられた発振周波数f(2) とを周波数混合するこ
とによって、送信周波数f(TX)を生成して出力するよう
になっており、その出力端子は、送信用中間バッファア
ンプ30の入力端子に接続されている。送信用中間バッ
ファアンプ30は、送信用混合回路29から与えられた
送信周波数f(TX)を電力増幅して出力するようになって
おり、その出力端子は、送信用バンドパスフィルタ31
の入力端子に接続されている。
【0027】また、送信用バンドパスフィルタ31は、
送信用中間バッファアンプ30から与えられた送信周波
数f(TX)を940.00〜958.00MHz、92
5.00〜940.00MHzに帯域制限して出力する
ようになっており、その出力端子は、直交変調回路32
の入力端子に接続されている。直交変調回路32は、送
信用バンドパスフィルタ31から与えられた送信周波数
f(TX)を直交変調して出力するようになっており、その
出力端子は、送信用電力増幅部33の入力端子に接続さ
れている。そして、送信用電力増幅部33は、直交変調
回路32から与えられた送信周波数f(TX)を電力増幅し
て出力するようになっている。
【0028】上記受信回路23は、受信用バッファアン
プ34と、第1の受信用混合回路35と、受信用バンド
パスフィルタ36と、受信用中間バッファアンプ37
と、第2の受信用混合回路38とから構成されている。
【0029】受信用局部発振回路26は、例えば68
0.00〜698.00MHz、740.00〜75
5.00MHzの発振周波数f(3) (本発明でいう第3
の発振周波数)を発振するようになっており、その出力
端子は、第1の受信用混合回路35の一方の入力端子に
接続されている。
【0030】受信用バッファアンプ34は、基地局から
電波信号として受信され、アンテナ28および共用回路
27を介して与えられた810.00〜828.00M
Hz、870.00〜885.00MHzの受信周波数
f(RX)を電力増幅して出力するようになっており、その
出力端子は、第1の受信用混合回路35の他方の入力端
子に接続されている。
【0031】第1の受信用混合回路35は、上記受信用
局部発振回路26から与えられた発振周波数f(3) と、
受信用バッファアンプ34から与えられた受信周波数f
(RX)とを周波数混合することによって、第1の受信中間
周波数f(RX1) を生成して出力するようになっており、
その出力端子は、受信用バンドパスフィルタ36の入力
端子に接続されている。受信用バンドパスフィルタ36
は、第1の受信用混合回路35から与えられた第1の受
信中間周波数f(RX1) を例えば130.00MHz近傍
に低周波数変換ならびに帯域制限して出力するようにな
っており、その出力端子は、受信用中間バッファアンプ
37の入力端子に接続されている。
【0032】受信用中間バッファアンプ37は、上記受
信用バンドパスフィルタ36から与えられた第1の受信
中間周波数f(RX1) を電力増幅して出力するようになっ
ており、その出力端子は、第2の受信用混合回路38の
一方の入力端子に接続されている。
【0033】第2の受信用混合回路38は、上記局部発
振回路24から与えられた発振周波数f(1) と、受信用
中間バッファアンプ37から与えられた第1の受信中間
周波数f(RX1) とを周波数混合することによって、第2
の受信中間周波数f(RX2) を生成して出力するようにな
っている。
【0034】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、送信回路22における送信処理について説明す
る。送信回路22の送信用混合回路29に、局部発振回
路24から129.55MHzの発振周波数f(1) が与
えられ、送信用局部発振回路25から810.45〜8
28.45MHzの発振周波数f(2) が与えられると、
それらの発振周波数f(1) 、f(2) が周波数混合される
ことによって、送信周波数f(TX)が生成され、その送信
周波数f(TX)は、送信用中間バッファアンプ30で電力
増幅される。そして、その電力増幅された送信周波数f
(TX)は、送信用バンドパスフィルタ31で不要周波数成
分が除去され、940.00〜958.00MHzのデ
ジタル送信周波数帯域に帯域制限されて直交変調回路3
2に与えられる。
【0035】直交変調回路32に与えられた送信周波数
f(TX)は、直交変調回路32で直交変調され、送信用電
力増幅部33で電力増幅され、共用回路27およびアン
テナ28を介して電波信号として基地局へ送信される。
このようにして、送受信装置21の送信回路22から、
940.00〜958.00MHzのデジタル送信周波
数帯域の電波信号が送信される。
【0036】同様にして、送信回路22の送信用混合回
路29に、局部発振回路24から129.55MHzの
発振周波数f(1) が与えられ、送信用局部発振回路25
から795.45〜810.45MHzの発振周波数f
(2) が与えられると、送受信装置21の送信回路22か
ら、925.00〜940.00MHzのアナログ送信
周波数帯域の電波信号が送信される。
【0037】次いで、受信回路23における受信処理に
ついて説明する。受信回路23に、基地局から電波信号
として受信された810.00〜828.00MHzの
デジタル受信周波数帯域の受信周波数f(RX)がアンテナ
28および共用回路27を介して与えられると、その受
信周波数f(RX)が受信用バッファアンプ34で電力増幅
され、第1の受信用混合回路35で受信用局部発振回路
26から与えられた680.00〜698.00MHz
の発振周波数f(3) と周波数混合されることによって、
第1の受信中間周波数f(RX1) が生成される。
【0038】そして、その第1の受信中間周波数f(RX
1) は、受信用バンドパスフィルタ36で不要周波数成
分が除去されて、130MHz近傍に低周波数変換なら
びに帯域制限されたのち、受信用バッファアンプ37で
電力増幅される。さらに、その帯域制限された第1の受
信中間周波数f(RX1) が第2の受信用混合回路38で上
記局部発振回路24から与えられた129.55MHz
の発振周波数f(1) と周波数混合されることによって、
第2の受信中間周波数f(RX2) が生成され、その第2の
中間出力周波数f(RX2) は、450kHz近傍に低周波
数変換ならびに帯域制限されたのちに復調処理される。
【0039】同様にして、受信回路23に、基地局から
電波信号として受信された870.00〜885.00
MHzのアナログ受信周波数帯域の受信周波数f(RX)が
与えられると、その受信周波数f(RX)が第1の受信用混
合回路35で受信用局部発振回路26から与えられた7
40.00〜755.00MHzの発振周波数f(3)と
周波数混合されることによって、第1の受信中間周波数
f(RX1) が生成される。そして、その第1の受信中間周
波数f(RX1) が第2の受信用混合回路38で上記局部発
振回路24から与えられた129.55MHzの発振周
波数f(1) と周波数混合されることによって、第2の受
信中間周波数f(RX2) が生成され、その第2の受信中間
周波数f(RX2) が復調処理される。
【0040】つまり、上記した送受信装置21において
は、局部発振回路24から発振される発振周波数f(1)
(129.55MHz)が送信回路22および受信回路
23の双方に与えられ、送信処理および受信処理の双方
の処理に兼用されるように構成されている。そして、こ
のとき、その局部発振回路24から発振される発振周波
数f(1) は、送信用局部発振回路25から発振される発
振周波数f(2) (810.45〜828.45MHz、
795.45〜810.45MHz)および受信用局部
発振回路26から発振される発振周波数f(3) (68
0.00〜698.00MHz、740.00〜75
5.00MHz)よりも相対的に低く設定されている。
【0041】具体的には、発振周波数f(1) 、f(2) 、
f(3) 、送信周波数f(TX)および受信周波数f(RX)の間
には、以下の関係が成立している。
【0042】 f(RX)≠f(2) ≠f(3) 、f(RX)<<2f(2) 、f(RX)<<2f(3) …(1) f(TX)<<2f(2) 、f(TX)<<2f(3) …(2) f(TX)≠f(2) ≠f(3) …(3) f(TX)≠f(1) ≠2f(1) ≠3f(1) ≠4f(1) … …(4)
【0043】このように本実施例においては、送信回路
22で、局部発振回路24から発振される発振周波数f
(1) と、送信用局部発振回路25から発振される発振周
波数f(2) とが周波数混合されることによって、送信周
波数f(TX)が生成されて送信され、また、受信回路23
で、受信した受信周波数f(RX)と、受信用局部発振回路
26から発振される発振周波数f(3) とが周波数混合さ
れることによって、第1の受信中間周波数f(RX1) が生
成され、その第1の受信中間周波数f(RX1) と、上記局
部発振回路24から発振される発振周波数f(1) とが周
波数混合されることによって、第2の受信中間周波数f
(RX2) が生成されるように構成した。
【0044】したがって、局部発振回路24から送信回
路22と受信回路23との双方に発振される発振周波数
f(1) は、送信用局部発振回路25から発振される発信
周波数f(2) および受信用局部発振回路26から発振さ
れる発振周波数f(3) よりも相対的に低く設定され、つ
まり、送信用局部発振回路25と受信用局部発振回路2
6とは、電気的に独立した構成となっているので、送信
回路22と受信回路23とが相対的に高い周波数成分に
よって電気的に結合されることはない。
【0045】これにより、高周波成分が送信回路22か
ら受信回路23へ回り込むことはなく、送信回路22と
受信回路23との間のアイソレーション特性を良好にす
ることができる。また、送信回路22と局部発振回路2
4とが相対的に高い周波数成分によって電気的に結合さ
れることもないので、送信回路22と局部発振回路24
との間のアイソレーション特性も良好にすることができ
る。
【0046】しかも、それに伴って、従来の構成では必
要とされていた受信局部発振用バッファアンプおよび受
信局部発振用バンドパスフィルタを不要にすることがで
きるので、その分、小形化を図ることができる。
【0047】また、上述したように、送信回路22と受
信回路23との間で高アイソレーション特性を確保で
き、また、送信用局部発振回路25と受信用局部発振回
路26とが別構成であることから、回路基板上に実装す
るにあたって、それぞれの回路を分離して実装でき、そ
れによって、送信用局部発振回路25から発振される発
信周波数f(2) が第1の受信用混合回路35に混入する
影響が小さくなる。さらに、受信周波数f(RX)と発振周
波数f(2) 、f(3) との間に上記(1)式が成立してい
るので、受信用局部発振回路26の出力側にバンドパス
フィルタを設ける必要がない。
【0048】さらに加えて、受信用局部発振回路26か
ら発振される発信周波数f(3) が送信用混合回路29に
混入する影響が小さくなり、また、送信周波数f(TX)と
発振周波数f(1) 、f(2) 、f(3) との間に上記(2)
〜(4)式が成立しているので、送信スプリアス特性に
優れ、各局部発振回路24〜26において送信周波数f
(TX)によるC/N特性の劣化が殆どなく、それによっ
て、送受信性能を高めることができる。
【0049】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のでなく、次のように変形または拡張することができ
る。デジタル携帯電話機に限らず、デジタル自動車電話
機などの他の通信機器に適用しても良い。発振周波数f
(1) 〜f(3) は、上記実施例で具体的に示された周波数
に限定されるものではなく、送信周波数f(TX)、受信周
波数f(RX)の周波数帯域を維持し、上記(1)〜(4)
式を満足するものであれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図2】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、21は送受信装置、22は送信回路、23は受
信回路、24は局部発振回路、25は送信用局部発振回
路、26は受信用局部発振回路、29は送信用混合回
路、35は第1の受信用混合回路、38は第2の受信用
混合回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の発振周波数を発振する局部発振回
    路と、 第2の発振周波数を発振する送信用局部発振回路と、 前記第1の発振周波数と前記第2の発振周波数とを送信
    用混合回路で周波数混合して送信周波数を出力する送信
    回路と、 第3の発振周波数を発振する受信用局部発振回路と、 受信周波数と前記第3の発振周波数とを第1の受信用混
    合回路で周波数混合して第1の受信中間周波数を出力す
    ると共に、その第1の受信中間周波数と前記第1の発振
    周波数とを第2の受信用混合回路で周波数混合して第2
    の受信中間周波数を出力する受信回路とを備え、 前記第2の発振周波数および前記第3の発振周波数は、
    それぞれ前記第1の発振周波数よりも相対的に高く設定
    されていることを特徴とする送受信装置。
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