JP2003060519A - 受信回路、送信回路、無線通信回路 - Google Patents

受信回路、送信回路、無線通信回路

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JP2003060519A
JP2003060519A JP2001242928A JP2001242928A JP2003060519A JP 2003060519 A JP2003060519 A JP 2003060519A JP 2001242928 A JP2001242928 A JP 2001242928A JP 2001242928 A JP2001242928 A JP 2001242928A JP 2003060519 A JP2003060519 A JP 2003060519A
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Hiroyoshi Tagi
裕佳 田儀
Koji Takinami
浩二 滝波
Toshiaki Ando
敏晃 安藤
Makoto Sakakura
真 坂倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線通信回路の構成はバランス型の回
路とシングルエンドの回路が混在しており、そのためイ
ンピーダンス変換のためのバランが必要であり、回路規
模が大きくなるという課題を有していた。さらに従来の
無線部ではさらなる小型化を目指した時に素子間の干渉
大きく特性劣化の要因となっていた。 【解決手段】 バランス型アンテナ111、低雑音増幅
器(LNA)114、ミキサ115を含む受信部及びパ
ワーアンプ122を含む送信部をバランス化したバラン
ス型回路構成にすることにより、グランドレスとなり、
素子間の干渉への耐性の性能が向上する。またバランが
一掃されることにより小型化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に移動体通信など
に用いられる無線通信回路に関し、特に前記無線通信回
路の対干渉への耐性の性能の改善を目的とした無線通信
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】1994年4月より携帯端末装置の売り
切り制度が導入され、これと同時にパーソナルデジタル
セルラー(PDC)のサービスが開始された。このPD
Cの仕様周波数は事業者により異なり、現在国内では8
00MHz帯と1500MHz帯が仕様されている。ま
た1995年7月よりパーソナルハンディーホンシステ
ム(PHS)もサービスインされ、近年においてはPD
CとPHSのデュアルバンドに対応した携帯端末装置も
商品化され移動体通信は爆発的な勢いで普及していっ
た。その結果、これらのシステムに対応した携帯通信端
末が簡便性の向上という観点から、小型化・軽量化・低
消費電力化・高性能化を目指して、内外各社が活発な開
発に取り組んでいる。
【0003】しかしながら、現在小型化・高性能化のニ
ーズはさらに高まっており、これに用いる部品について
も同様に小型化・高性能化が強く望まれている。
【0004】従来技術による携帯端末装置の無線部の構
成例を図5に示す。図5は、例えば一般の移動体通信な
どに用いられる高度に集積化されたヘテロダイン方式に
よる無線通信回路の回路構成図である。図に示すよう
に、131a、131bはバラン、133はアンテナ、
134a、134bはRFバンドパスフィルタ、135
はLNA、115a、115bはダブルバランスミキ
サ、136はIFバンドパスフィルタ、137a、13
7bはVCO、138は、図示しないダブルバランスミ
キサおよび復調回路を有する復調器、120はD/Aコ
ンバータおよびA/Dコンバータを含み、外部から入力
する音声データ、文字データ、画像データ等のデータの
入出力を受けるベースバンドLSI、139は直交変調
器である変調器、140はパワーアンプ、141はアイ
ソレータ、142は共用器である。
【0005】図5における無線通信回路の受信系では、
アンテナ133より入った受信信号は所望帯域信号を選
択的に通過させる共用器142を経てLNA135にて
増幅される。さらに受信信号は隣接するチャンネルを落
とすためのRFバンドパスフィルタ134aを通過し、
ダブルバランスミキサ115aにて、VCO137aか
らの信号を用いて、第1IF周波数の信号にダウンコン
バートされる。第1IF周波数に変換された受信信号
は、インピーダンス変換のため、バラン131aを介し
てIFバンドパスフィルタ136を通過し、復調器13
8の有するダブルバランスミキサにより、VCO137
bの信号と混在することにより約数MHz〜数十MHz
帯の第2IF周波数に変換された後、復調回路にて復調
され、ベースバンドLSI120に入り、復調されたデ
ジタル信号が音声データや画像データ等に変換される。
【0006】また送信系では、音声データや画像データ
などの送信データが、ベースバンドLSI120でデジ
タル化され、IQ(同相成分および直交成分からなる)
信号に変換された後、IF帯において直交変調器である
変調器139にて変調される。
【0007】そして、上記受信系と同一VCO137
b、137aにてRF帯にアップコンバートされ、バラ
ン131bによりインピーダンス変換なされた後、RF
バンドパスフィルタ134bを介してパワーアンプ14
0で増幅され、共用器142を経てアンテナ133を通
過して送信される。
【0008】以上のように、従来、図5に示す一般の移
動体通信などに用いられる高度に集積化された無線通信
回路の回路構成は、ミキサを含む一部において、ダブル
バランスミキサ115a、115bのようなバランス型
回路と、IFバンドパスフィルタ136他のようなシン
グル型回路とが混在しており、シングル型回路の素子と
バランス型回路素子との間には、バラン131a、13
1bのようなインピーダンス変換回路を必要としてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の無線通信回路の回路構成では、例えばLNA135
とRFバンドパスフィルタ134aといったように、無
線通信回路を構成する各部、および各デバイス同士の干
渉が大きく、また近年の移動体通信の爆発的に増加のた
め、移動体通信同士の干渉も大きくなり特性劣化の要因
となっていた。また簡便性の向上という観点から小型化
を目指した場合、前記従来の無線通信回路の回路構成で
は、前記各デバイス同士の干渉がさらに大きくなるとい
う課題を有していた。
【0010】また近年、リリースが開始されたPDC
(Personal DigitalCellula
r)とPHS(Personal Handyphon
e System)のデュアルバンドに対応した携帯端
末装置はシングルバンドよりも、前記各デバイス同士の
干渉がさらに大きくなるという課題を有していた。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、回路構成において、各デバイス同士
の干渉を軽減することが可能な無線通信回路を得ること
を目的とする。また、回路構成を小型化した場合でも各
デバイス同士の干渉を軽減することが可能な無線通信回
路を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、アンテナか
らの信号を受信する、少なくとも一つの受信手段と、前
記受信手段が得た信号を復調する、少なくとも一つの復
調手段とを備え、前記アンテナ、前記受信手段および前
記復調手段の回路構成はバランス型である受信回路であ
る。
【0013】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記受信手段はバランを持たない構成である上記本
発明である。
【0014】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記受信手段と前記復調手段とは、同一の回路上に
構成されている上記本発明である。
【0015】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、アンテナへの信号を変調する、少なくとも一つの変
調手段と、前記変調手段が得た信号を前記アンテナへ出
力する、少なくとも一つの送信手段とを備え、前記アン
テナ、前記変調手段および前記送信手段の回路構成はバ
ランス型である送信回路である。
【0016】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記送信手段はバランを持たない構成である上記本
発明である。
【0017】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記送信手段と前記変調手段とは、同一の回路上に
構成されている上記本発明である。
【0018】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、第1から第3のいずれかの本発明の受信回路と、第
4から第6のいずれかの本発明の送信回路と、前記受信
回路と前記送信回路とで同一の前記アンテナを利用する
ための、バランス型のアンテナ共用手段とを備えた無線
通信回路である。
【0019】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段および
前記送信手段は、復調および変調方式として、ヘテロダ
イン方式の構成を有する上記本発明である。
【0020】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段および
前記送信手段は、復調および変調方式として、ダイレク
トコンバージョン方式の構成を有する上記本発明であ
る。
【0021】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、前記受信手段は、前記アンテナ共用手段からの
出力を通過させる第1の受信用RFバンドパスフィルタ
と、前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの出
力を増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、前記LNA
からの出力を通過させる第2の受信用RFバンドパスフ
ィルタと、前記第2のRFバンドパスフィルタ出力から
のをVCOの信号と混合させる受信用ミキサと、前記ミ
キサから出力を通過させるIFバンドパスフィルタとを
備え、前記送信手段は、前記変調手段からの出力をVC
Oの信号と混合させる送信用ミキサと、前記送信用ミキ
サからの出力を通過させる送信用RFバンドパスフィル
タと、前記送信用RFバンドパスフィルタからの出力を
増幅するパワーアンプと、前記パワーアンプからの出力
をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力するアイソレータ
とを備え、前記送信用ミキサと前記受信用ミキサとは同
一のVCOから信号を受ける上記本発明である。
【0022】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、前記受信手段は、前記アンテナ共用器からの出
力を増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、前記LNA
からの出力を通過させる第2の受信用RFバンドパスフ
ィルタと、前記第2のRFバンドパスフィルタ出力から
をVCOの信号と混合させる受信用ミキサと、前記ミキ
サから出力を通過させるIFバンドパスフィルタとを備
え、前記送信手段は、前記変調手段からの出力をVCO
の信号と混合させる送信用ミキサと、前記送信用ミキサ
からの出力を通過させる送信用RFバンドパスフィルタ
と、前記送信用RFバンドパスフィルタからの出力を増
幅するパワーアンプと、前記パワーアンプからの出力を
うけ、前記アンテナ共用手段へ出力するアイソレータと
を備え、前記送信用ミキサと前記受信用ミキサとは同一
のVCOから信号を受ける上記本発明である。
【0023】また、第12の本発明(請求項12に対
応)は、前記受信手段は、前記アンテナ共用器からの出
力を増幅する、低雑音増幅器(LNA)を有し、前記送
信手段は、前記送信手段は、前記変調手段からの出力を
増幅するパワーアンプと、前記パワーアンプからの出力
をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力するアイソレータ
とを有する上記本発明である。
【0024】また、第13の本発明(請求項13に対
応)は、前記アンテナと前記アンテナ共用手段との間に
設けられた、第3の受信用RFバンドパスフィルタをさ
らに備えた上記本発明である。
【0025】また、第14の本発明(請求項14に対
応)は、前記変調手段または前記復調手段は、変調また
は復調の対象となる信号を送信周波数または受信周波数
の整数分の1だけずらす分周器をそれぞれ備え、互いに
同一の発振器を共有し、変調または復調を、前記分周器
を通過した、送受信周波数より低い周波数にて行う上記
本発明である。
【0026】また、第15の本発明(請求項15に対
応)は、前記復調手段は、IC上に集積可能なバンドパ
スフィルタであるIFフィルタを備えた上記本発明であ
る。
【0027】また、第16の本発明(請求項16に対
応)は、前記受信手段と前記送信手段とは、同一の搬送
周波数にて動作し、前記アンテナ共用手段は、バランス
型スイッチである上記本発明である。
【0028】また、第17の本発明(請求項17に対
応)は、前記受信手段と前記変調手段とは、互いに異な
る搬送周波数にて動作し、前記アンテナ共用手段は、バ
ランス型共用器である上記本発明である。
【0029】また、第18の本発明(請求項18に対
応)は、前記変調手段および前記送信手段は、互いに異
なる変調高周波帯域に応じて、少なくとも2つあり、前
記復調手段および前記受信手段は、前記互いに異なる変
調高周波帯域に応じて、前記変調手段と同数あり、前記
アンテナ共用手段も、前記変調手段と同数ある上記本発
明である。
【0030】また、第19の本発明(請求項19に対
応)は、少なくとも2つの前記変調手段および前記送信
手段は、同一の変調方式に対応した同一の構成を有し、
少なくとも2つの前記復調手段は、同一の復調方式に対
応した同一の構成を有する上記本発明である。
【0031】また、第20の本発明(請求項20に対
応)は、少なくとも2つの前記変調手段および前記送信
手段は、それぞれ異なる変調方式に対応した、互いに異
なる構成を有し、少なくとも2つの前記復調手段は、互
いに異なる復調方式に対応した、互いに異なる構成を有
する上記本発明である。
【0032】また、第21の本発明(請求項21に対
応)は、前記アンテナ共用手段は、バランス型共用器お
よび/またはバランス型スイッチである上記本発明であ
る。
【0033】また、第22の本発明(請求項22に対
応)は、第1の通信手段として、第8の本発明の無線通
信回路の前記受信手段および前記送信手段をそれぞれ複
数備え、各前記通信手段は前記無線通信回路の前記復調
手段および前記変調手段を共用し、前記第1の通信手段
の受信手段は、前記アンテナ共用手段からの出力を通過
させる第1の受信用RFバンドパスフィルタと、前記第
1の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を増幅す
る、低雑音増幅器(LNA)と、前記LNAからの出力
を通過させる第2の受信用RFバンドパスフィルタと、
前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
の信号と混合させる受信用ミキサと、前記ミキサから出
力を通過させるIFバンドパスフィルタとを有し、前記
第1の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段からの
出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、前記
送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプと、前
記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用手
段へ出力するアイソレータとを有し、同一のアンテナお
よび前記VCOが共有され、前記アンテナとそれぞれの
前記アンテナ共用手段との間に、第1の送受用RFバン
ドパスフィルタがさらに設けられている無線通信回路で
ある。
【0034】また、第23の本発明(請求項23に対
応)は、第2の通信手段として、第8の本発明の無線通
信回路の前記受信手段および前記送信手段を複数備え、
各前記通信手段は前記無線通信回路の前記復調手段およ
び前記変調手段を共用し、前記第2の通信手段の受信手
段は、前記アンテナ共用手段からの出力を増幅する、低
雑音増幅器(LNA)と、前記LNAからの出力を通過
させる受信用RFバンドパスフィルタと、前記第2のR
Fバンドパスフィルタ出力からのをVCOの信号と混合
させる受信用ミキサと、前記ミキサから出力を通過させ
るIFバンドパスフィルタとを有し、前記第2の通信手
段の送信手段は、前記変調手段からの出力をVCOの信
号と混合させる送信用ミキサと、前記送信用ミキサから
の出力を増幅するパワーアンプと、前記パワーアンプか
らの出力をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力するアイ
ソレータとを有し、同一のアンテナおよび前記VCOを
共有し、前記アンテナと、それぞれの前記アンテナ共用
手段との間に、バランス型スイッチが設けられている無
線通信回路である。
【0035】また、第24の本発明(請求項24に対
応)は、第3の通信手段および第4の通信手段として、
第8の本発明の無線通信回路の前記受信手段および前記
送信手段を複数備え、各前記通信手段は前記無線通信回
路の前記復調手段および前記変調手段を共用し、前記第
3の通信手段の受信手段は、前記アンテナ共用手段から
の出力を通過させる第1の受信用RFバンドパスフィル
タと、前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの
出力を増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、前記LN
Aからの出力を通過させる第2の受信用RFバンドパス
フィルタと、前記第2のRFバンドパスフィルタ出力か
らのをVCOの信号と混合させる受信用ミキサと、前記
ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィルタと
を有し、前記第3の通信手段の前記送信手段は、前記変
調手段からの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミ
キサと、前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワー
アンプと、前記パワーアンプからの出力をうけ、前記ア
ンテナ共用手段へ出力するアイソレータとを有し、前記
第4の通信手段の受信手段は、前記アンテナ共用手段か
らの出力を増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、前記
LNAからの出力を通過させる受信用RFバンドパスフ
ィルタと、前記第2のRFバンドパスフィルタ出力から
のをVCOの信号と混合させる受信用ミキサと、前記ミ
キサから出力を通過させるIFバンドパスフィルタとを
有し、前記第4の通信手段の送信手段は、前記変調手段
からの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサ
と、前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアン
プと、前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテ
ナ共用手段へ出力するアイソレータとを有し、同一のア
ンテナおよび前記VCOを共有し、前記アンテナと、そ
れぞれの前記アンテナ共用手段との間に、バランス型ス
イッチが設けられている無線通信回路である。
【0036】また、第25の本発明(請求項25に対
応)は、第5の通信手段として、第12、14,15の
いずれかの本発明の無線通信回路の前記送信手段および
前記受信手段を複数備え、それぞれの前記第5の通信手
段は、前記無線通信回路の前記復調手段および前記変調
手段、前記アンテナおよび前記VCOを共有し、前記ア
ンテナ共有手段と、前記低雑音増幅器との間に、第4の
受信用RFバンドパスフィルタ(113f)が設けられ
ている無線通信回路である。
【0037】また、第26の本発明(請求項26に対
応)は、第6の通信手段として、第12、14,15の
いずれかの本発明の無線通信回路の前記送信手段および
前記受信手段を複数備え、それぞれの前記第6の通信手
段は、前記無線通信回路の前記復調手段および前記変調
手段、前記アンテナおよび前記VCOを共有し、前記ア
ンテナと前記アンテナ共有手段との間には、バランス型
スイッチと、それぞれの前記アンテナ共有手段とに対応
した第2の送受用RFバンドパスフィルタを有するアン
テナ切替部が設けられている無線通信回路である。
【0038】また、第27の本発明(請求項27に対
応)は、第7の通信手段として、第13、14、15の
いずれかの本発明の無線通信回路の前記送信手段および
前記受信手段と、第8の通信手段として、第12、1
4、15のいずれかの本発明の無線通信回路の前記送信
手段および前記受信手段とを備え、前記第7の通信手段
および前記第8の通信手段は、前記無線通信回路の前記
復調手段および前記変調手段、前記アンテナおよび前記
VCOを共有し、前記第7の通信手段は、前記アンテナ
共有手段と前記低雑音増幅器の間に第5の受信用RFバ
ンドパスフィルタが設けられており、前記アンテナと、
前記第7の通信手段および前記第8の通信手段それぞれ
の前記アンテナ共用手段との間に、バランス型スイッチ
が設けられている無線通信回路である。
【0039】また、第28の本発明(請求項28に対
応)は、第9の通信手段として、第8の本発明の無線通
信回路の前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段お
よび前記送信手段と、第10の通信手段として、第9の
本発明の無線通信回路の前記受信手段、前記復調手段、
前記変調手段および前記送信手段とを備え、前記第9の
通信手段の前記復調手段と前記第10の通信手段の前記
復調手段、前記第9の通信手段の前記変調手段と前記第
10の通信手段の前記変調手段、および前記アンテナは
共用化されており、前記第9の通信手段の受信手段は、
前記アンテナ共用手段からの出力を通過させる第1の受
信用RFバンドパスフィルタと、前記第1の受信用RF
バンドパスフィルタからの出力を増幅する、低雑音増幅
器(LNA)と、前記LNAからの出力を通過させる第
2の受信用RFバンドパスフィルタと、前記第2のRF
バンドパスフィルタ出力からのをVCOの信号と混合さ
せる受信用ミキサと、前記ミキサから出力を通過させる
IFバンドパスフィルタとを備え、前記第9の通信手段
の前記送信手段は、前記変調手段からの出力をVCOの
信号と混合させる送信用ミキサと、前記送信用ミキサか
らの出力を増幅するパワーアンプと、前記パワーアンプ
からの出力をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力するア
イソレータとを備え、前記第10の通信手段の受信手段
は、前記アンテナ共用器からの出力をを通過させる第5
の受信用RFバンドパスフィルタと、前記第5の受信用
RFバンドパスフィルタからの出力を増幅する、低雑音
増幅器(LNA)とを有し、前記送信手段は、前記変調
手段からの出力を増幅するパワーアンプと、前記パワー
アンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力
するアイソレータとを有し、前記アンテナと前記第9の
通信手段との間、および前記アンテナと第10の通信手
段との間に、第3の送受用RFバンドパスフィルタが設
けられた無線通信回路である。
【0040】また、第29の本発明(請求項29に対
応)は、第11の通信手段として、第8の本発明の前記
受信手段、前記復調手段、前記変調手段および前記送信
手段と、第12の通信手段として、第9の本発明の無線
通信回路の前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段
および前記送信手段とを備え、前記第11の通信手段の
前記復調手段と前記第12の通信手段の前記復調手段、
前記第11の通信手段の前記変調手段と前記第12の通
信手段の前記変調手段、および前記アンテナは共用化さ
れており、前記第11の通信手段の受信手段は、前記ア
ンテナ共用手段からの出力を増幅する、低雑音増幅器
(LNA)と、前記LNAからの出力を通過させる受信
用RFバンドパスフィルタと、前記第2のRFバンドパ
スフィルタ出力からのをVCOの信号と混合させる受信
用ミキサと、前記ミキサから出力を通過させるIFバン
ドパスフィルタとを有し、前記第12の通信手段の前記
送信手段は、前記変調手段からの出力をVCOの信号と
混合させる送信用ミキサと、前記送信用ミキサからの出
力を増幅するパワーアンプと、前記パワーアンプからの
出力をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力するアイソレ
ータとを有し、前記第12の通信手段の前記受信手段
は、前記アンテナ共用器からの出力を増幅する、低雑音
増幅器(LNA)を有し、前記送信手段は、前記変調手
段からの出力を増幅するパワーアンプと、前記パワーア
ンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力す
るアイソレータとを有し、前記アンテナと前記第11の
通信手段との間、および前記アンテナと第12の通信手
段との間に、バランス型スイッチが設けられた無線通信
回路である。
【0041】また、第30の本発明(請求項30に対
応)は、第13の通信手段として、第8の本発明の無線
通信回路の前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段
および前記送信手段と、第14の通信手段として、第9
の本発明の無線通信回路の前記受信手段、前記復調手
段、前記変調手段および前記送信手段とを備え、前記第
13の通信手段の前記復調手段と前記第14の通信手段
の前記復調手段、前記第13の通信手段の前記変調手段
と前記第14の通信手段の前記変調手段、および前記ア
ンテナは共用化されており、前記第13の通信手段の受
信手段は、前記アンテナ共用手段からの出力を通過させ
る第1の受信用RFバンドパスフィルタと、前記第1の
受信用RFバンドパスフィルタからの出力を増幅する、
低雑音増幅器(LNA)と、前記LNAからの出力を通
過させる第2の受信用RFバンドパスフィルタと、前記
第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCOの信
号と混合させる受信用ミキサと、前記ミキサから出力を
通過させるIFバンドパスフィルタとを有し、前記第1
4の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段からの出
力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、前記送
信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプと、前記
パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用手段
へ出力するアイソレータとを備え、前記第14の通信手
段の前記受信手段は、前記アンテナ共用器からの出力を
増幅する、低雑音増幅器(LNA)を有し、前記第14
の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段からの出力
を増幅するパワーアンプと、前記パワーアンプからの出
力をうけ、前記アンテナ共用手段へ出力するアイソレー
タとを有し、前記アンテナと前記第13の通信手段との
間、および前記アンテナと第14の通信手段との間に、
バランス型スイッチが設けられた無線通信回路である。
【0042】また、第31の本発明(請求項31に対
応)は、第1から第3のいずれかの本発明の受信回路を
搭載した無線受信機である。
【0043】また、第32の本発明(請求項32に対
応)は、第4から第6のいずれかの本発明の送信回路を
搭載した無線送信機である。
【0044】また、第33の本発明(請求項24に対
応)は、第7から第30のいずれかの本発明の無線通信
回路を搭載した無線通信機である。
【0045】以上のような本発明は、その一例として、
アンテナ、低雑音増幅器(LNA)、ミキサを含む受信
部及びパワーアンプを含む送信部をバランス型回路にて
構成する無線通信回路である。これにより前記無線通信
回路のアンテナ、低雑音増幅器(LNA)、ミキサを含
む受信部及びパワーアンプを含む送信部をバランス化す
ることにより、前記バランス型回路の出力は同振幅、逆
相の信号の差となる。グランドによる基準点が不要とな
るためグランドレスとなり、その結果、グランドによる
信号の振れが生じない。また素子間及び携帯通信端末同
士の干渉への耐性の性能が向上し、さらなる小型化が可
能となる。またバランが一掃されることによって、回路
規模縮小がされるという効果が得られる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0047】(実施の形態1)図1(a)、(b)に、
本発明の第1の実施の形態を表す無線通信回路の無線部
の回路構成を示す。図1(a)、(b)に示すように、
111はバランス型アンテナ、112はバランス型スイ
ッチ、113aは、本発明の第1の受信用RFバンドパ
スフィルタに相当するバランス型RFバンドパスフィル
タ、113bは、本発明の第2の受信用RFバンドパス
フィルタに相当するバランス型RFバンドパスフィル
タ、113cは、本発明の送信用RFバンドパスフィル
タに相当するバランス型RFバンドパスフィルタ、11
4は低雑音増幅器、116はバランス型IFバンドパス
フィルタ、117はバランス型VCO、119はバラン
ス型復調器、121はバランス型変調器、122はバラ
ンス型パワーアンプ、123はバランス型アイソレー
タ、124はバランス型共用器である。
【0048】また図1の(a)は送受信の搬送周波数が
同一であり、時分割方式(以下TDD方式と称す)にて
送受信を行う場合の無線通信回路の回路構成を表してお
り、図1の(b)は送受信の搬送周波数が互いに異な
り、周波数分割方式(以下FDD方式と称す)にて送受
信を行う場合の無線通信回路の回路構成を表している。
【0049】以上のような構成を有する本実施の形態
は、図1(a)(b)の、いずれともヘテロダイン方式
による無線通信回路の無線部の回路構成を表しており、
前記無線通信回路の無線部の回路構成はアンテナ、低雑
音増幅器(LNA)、ミキサを含む受信部及びパワーア
ンプを含む送信部がバランス化の構成、すなわち、同振
幅であって互いに正反対の位相(逆相)を有する2つの
信号を同時に処理する構成を有している。
【0050】このような構成を有することにより、受信
側においては、バランス型復調器119から出力された
同振幅、逆相の2つの信号は、ベースバンドLSI12
0に入力すると、図24に示すように、ベースバンドL
SI120内のA/Dコンバータ241にてその差をと
るため、バランス型アンテナ111からバランス型復調
器119までの経路の間に、干渉によって信号に生じた
ノイズが互いにキャンセルされ、良好な信号としてベー
スバンドLSI本体240に入力、処理される。また、
基準順位をとる必要がないため、送信側、受信側に接地
を設ける必要がなくなる。
【0051】このように、本実施の形態によれば、無線
通信回路のアンテナ、低雑音増幅器(LNA)、ミキサ
を含む受信部及びパワーアンプを含む送信部をバランス
化することにより、素子間及び携帯通信端末の干渉への
耐性の性能が向上し、さらなる小型化が可能となる。ま
た、受信側および送信側の回路からバランが一掃される
ことによって、回路規模が縮小されるという効果が得ら
れる。
【0052】(実施の形態2)図2(a)、(b)に、
本発明の第2の実施の形態を表す無線通信回路の無線部
の回路構成を示す。図2はダイレクトコンバージョン方
式による無線通信通信回路の無線部の回路構成を表して
おり、図1(a)(b)と同一部または相当部には同一
符号を付し、詳細な説明は省略する。また、バランス型
アンテナ111とバランス型スイッチ112との間に
は、本発明の第3の受信用RFバンドパスフィルタに相
当するバランス型RFバンドパスフィルタ113dが設
けられており、127はバランス型復調器であって、バ
ランス型復調器127において、125はバランス型ロ
ーパスフィルタ、126はバランス型AGCアンプ、を
表している。本実施の形態は、第1の実施の形態と同
様、無線通信回路の無線部の回路構成はアンテナ11
1、低雑音増幅器(LNA)114を含む受信部及びパ
ワーアンプ122を含む送信部がいずれもバランス化さ
れている。なお、図2の(a)は送受信の搬送周波数が
同一であり、TDD方式にて送受信を行う場合の無線通
信回路の無線部を表しており、図2の(b)は送受信の
搬送周波数が異なり、FDD方式にて送受信を行う場合
の無線通信回路の無線部を表している。
【0053】このような構成を有する本実施の形態によ
る無線通信回路の簡単な動作説明を行う。バランス型ア
ンテナ111より入った受信信号は所望帯域信号を選択
的に通過させるRFバンドパスフィルタ113dを通過
し、バランス型スイッチ112またはバランス型共用器
124を経て低雑音増幅器(LNA)114にて増幅さ
れる。さらに受信信号はバランス型復調器127のダブ
ルバランスミキサ115により、VCO117の信号と
混在させられることにより復調され、ベースバンドLS
I120に入り、2つの信号の差をとった後、デジタル
信号に変換され、変換されたデジタル信号が音声や画像
データ等に変換される。
【0054】また送信系では、外部から入力した音声や
画像等の送信データは、ベースバンドLSI120でデ
ジタル化され、IQ(同相成分及び直交成分から成る)
信号に変換された後、バランス型直交変調器121にて
変調される。そして、バランス型パワーアンプ122で
増幅され、バランス型アイソレータ123を通過しバラ
ンス型スイッチ112またはバランス型共用器124を
経てバランス型アンテナ111を通過して送信される。
【0055】このように、本実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同様、前記無線通信回路のアンテナ、低
雑音増幅器(LNA)を含む受信部及びパワーアンプを
含む送信部をバランス化することにより、素子間及び携
帯通信端末の干渉への耐性の性能が向上し、さらなる小
型化が可能となる。またバランが一掃されることによっ
て、回路規模が縮小されるという効果が得られる。
【0056】(実施の形態3)図3(a)、(b)に、
本発明の第3の実施の形態を表す無線通信回路の無線部
の回路構成を示す。図3(a)、(b)は、変復調のロ
ーカル、すなわち回路内の信号を分周器により送受信周
波数の整数分の1だけずらす設定で、変復調を送受信周
波数より低い周波数にて行うダイレクトコンバージョン
方式による無線通信回路を表しており、図1、図2と同
一部または相当部には同一符号を付し、詳細な説明は省
略する。また、バランス型復調器127aにおいて12
8は分周器を表している。
【0057】本実施の形態も、前記各実施の形態と同
様、無線通信回路の回路構成はアンテナ、低雑音増幅器
(LNA)を含む受信部及びパワーアンプを含む送信部
がバランス化されている。なお、図3の(a)は送受信
の搬送周波数が同一であり、TDD方式にて送受信を行
う場合の無線通信回路を表しており、図3の(b)は送
受信の搬送周波数が異なり、FDD方式にて送受信を行
う場合の無線通信回路を表している。
【0058】このような構成を有する本実施の形態によ
る無線通信回路の簡単な動作説明を行う。はじめに受信
側では、バランス型アンテナ111より入った受信信号
は所望帯域信号を選択的に通過させるRFバンドパスフ
ィルタ113dを通過し、バランス型スイッチ112ま
たはバランス型共用器124を経て低雑音増幅器(LN
A)114にて増幅される。さらに受信信号はバランス
型復調器127aに入力すると、1stダブルバランス
ミキサ115aにより、受信信号の整数分の1のIF信
号に変換される。1stダブルバランスミキサ115a
から出力したIF信号は、バランス型AGCアンプ12
6にて増幅された後2つに分岐し、2ndダブルバラン
スミキサ115bにて、分周器128にて分周されたV
CO117からの信号と混在させられることにより直交
復調され、チャネル選択した後ベースバンドLSI12
0にリミッタ出力され、デジタル信号が音声や画像デー
タ等に変換される。
【0059】次に送信側では、音声や画像等の送信デー
タがベースバンドLSI120でデジタル化され、IQ
(同相成分及び直交成分から成る)信号に変換された
後、バランス型直交変調器121aにて変調される。そ
して、バランス型パワーアンプ122で増幅され、バラ
ンス型アイソレータ123を通過しバランス型スイッチ
112またはバランス型共用器124を経てバランス型
アンテナ111を通過して送信される。
【0060】このように、本実施の形態によれば、上述
の各実施の形態と同様、無線通信回路のアンテナ、低雑
音増幅器(LNA)を含む受信部及びパワーアンプを含
む送信部をバランス化することにより、素子間及び携帯
通信端末の干渉への耐性の性能が向上し、さらなる小型
化が可能となる。またバランが一掃されることによっ
て、回路規模が縮小されるという効果が得られる。
【0061】(実施の形態4)図4(a)、(b)に、
本発明の第4の実施の形態を表す無線通信回路の構成を
示す。図4(a)、(b)はIFフィルタとしてICに
集積可能なバンドパスフィルタを用い、RF帯からIF
帯に一段のミキサで一気に落とすLow−IF方式によ
る無線通信回路を表しており、図1〜図3と同一部また
は相当部には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
また、バランス型復調器127bにおいて、129は移
相器、130は加算器を表しており、125は本発明の
IFフィルタに相当するIFフィルタである。
【0062】本実施の形態も、前記各実施の形態と同
様、無線通信回路の回路構成はアンテナ、低雑音増幅器
(LNA)、ミキサを含む受信部及びパワーアンプを含
む送信部がバランス化されている。なお、図4の(a)
は送受信の搬送周波数が同一であり、TDD方式にて送
受信を行う場合の無線通信回路の回路構成を表してお
り、図4の(b)は送受信の搬送周波数が異なり、FD
D方式にて送受信を行う場合の無線通信回路の回路構成
を表している。
【0063】このような構成を有する本実施の形態によ
る無線通信回路の簡単な動作説明を行う。はじめに受信
側では、バランス型アンテナ111より入った受信信号
は所望帯域信号を選択的に通過させるバランス型RFバ
ンドパスフィルタ113dを通過し、バランス型スイッ
チ112またはバランス型共用器124を経て低雑音増
幅器(LNA)114にて増幅されたのち、バランス型
復調器127bに入力する。バランス型復調器127b
にはいった信号は、ダブルバランスミキサ115aにて
VCO117からの信号を用いて一気にIF周波数の信
号までダウンコンバートされる。さらにICとして集積
可能なバランス型IFバンドパスフィルタ125を通過
し、VCO117からの信号を用いたイメージリジェク
ションミキサ115にてイメージ周波数成分が除去され
たのち、復調されベースバンドLSI120に入り、デ
ジタル信号が音声や画像データ等に変換される。
【0064】次に送信系では、第3の実施の形態と同
様、音声や画像等の送信データがベースバンドLSI1
20でデジタル化され、IQ(同相成分及び直交成分か
ら成る)信号に変換された後、バランス型直交変調器1
21aにて変調される。そして、バランス型パワーアン
プ122で増幅され、バランス型アイソレータ123を
通過しバランス型スイッチ112またはバランス型共用
器124を経てバランス型アンテナ111を通過して送
信される。
【0065】このように、本実施の形態によれば、上述
の各実施の形態と同様、無線通信回路のアンテナ、低雑
音増幅器(LNA)を含む受信部及びパワーアンプを含
む送信部をバランス化することにより、素子間及び携帯
通信端末の干渉への耐性の性能が向上し、さらなる小型
化が可能となる。またバランが一掃されることによっ
て、回路規模が縮小されるという効果が得られる。
【0066】(実施の形態5)図6(a)、(b)及び
図7、図8に、本発明の第5の実施の形態による、デュ
アルバンドに対応したヘテロダイン方式の無線通信回路
の構成を示す。図6(a)、(b)及び図7、図8は異
なる高周波帯域に対応して設けられた2組の無線部をそ
の周波数帯域ごとに切り換えるようにした無線通信回路
であり、各図に示す無線通信回路において、各周波数帯
域毎の基本的な構成は第1の実施の形態と同様であっ
て、さらにアンテナ、低雑音増幅器(LNA)、ミキサ
を含む受信部及びパワーアンプを含む送信部がバランス
化されている。
【0067】図6の(a)は前記2組の無線部におい
て、送受信の搬送周波数が同一であり、前記2組の無線
部のどちらもTDD方式にて送受信を行う場合の無線通
信回路を表しており、図6の(b)は前記2組の無線部
において、送受信の搬送周波数が異なり、前記2組の無
線部のどちらもFDD方式にて送受信を行う場合の無線
通信回路を表している。
【0068】ここで図6(a)に示す構成例は、図1
(a)に示す実施の形態1の無線通信回路の構成に基づ
く本発明の第1の通信手段として、アンテナ111,V
CO117、バランス型復調器119、バランス型変調
器121を共有し、ミキサ115とパワーアンプ122
との間の送信側RFバンドパスフィルタ113cを省い
た構成とした。さらにアンテナ111とバランス型スイ
ッチ112との間には、それぞれ、本発明の第1の送受
用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパスフ
ィルタ113eが設けられている。
【0069】また図6(b)に示す構成例は、図1
(b)に示す実施の形態1の無線通信回路に基づく本発
明の第2の通信手段として、アンテナ111,VCO1
17、バランス型復調器119およびバランス型変調器
121を共有し、アンテナ111と二つのバランス型共
用器114との間には、本発明のバランス型スイッチに
相当するバランス型スイッチ112が設けられている。
【0070】また図7は前記2組の無線通信回路におい
て、一方は無線部の送受信の搬送周波数が同一であっ
て、TDD方式にて送受信を行うものであり、他方は無
線部の送受信の搬送周波数が異なって、FDD方式にて
送受信を行うものである場合の構成を表している。
【0071】さらに、図8は異なる高周波帯域に対応し
て設けられた3組の無線部をその周波数帯域ごとに切り
換えるようにした無線通信回路の構成を示し、前記無線
通信回路の回路構成はアンテナ111、低雑音増幅器
(LNA)112、ミキサ115を含む受信部及びパワ
ーアンプ122を含む送信部がバランス化されている。
【0072】ここで図7に示す構成例は、図1(a)に
示す実施の形態1の無線通信回路に基づく本発明の第3
の通信手段、および図1(b)に示す実施の形態1の無
線通信回路に基づく本発明の第4の通信手段をそれぞれ
一つ用いたものであり、アンテナ111,VCO11
7、バランス型復調器119およびバランス型変調器1
21を共有し、ミキサ115とパワーアンプ122との
間の送信側RFバンドパスフィルタ113cを省いた構
成とした。さらにアンテナ111とバランス型スイッチ
112との間、アンテナ111とバランス型共用器12
4との間には、本発明のバランス型スイッチに相当する
バランス型スイッチ112′が設けられている。
【0073】また、図8に示す構成例は、図1(a)に
示す実施の形態1の無線通信回路に基づく本発明の第1
の通信手段を3重化したものであり、基本的には図6
(a)と同様の構成を有する。
【0074】このような図6(a)、(b)及び図7、
8に示す構成においても、上記各実施の形態と同様、無
線通信回路の無線部のアンテナ、低雑音増幅器(LN
A)、ミキサを含む受信部及びパワーアンプを含む送信
部がバランス化されることにより、シングルバンドの無
線通信回路よりも干渉への耐性の性能が求められるマル
チバンド対応の無線通信回路の素子間における干渉への
耐性の性能が向上し、またバランが必要無いため回路規
模が縮小できる。
【0075】(実施の形態6)図9、図10及び図1
1、図12に、本発明の第6の実施の形態におけるデュ
アルバンドに対応したダイレクトコンバージョン方式の
無線通信回路の構成を示す。
【0076】図9、図10及び図11、図12に示す本
実施の形態は、異なる高周波帯域に対応して設けられた
2組の無線部をその周波数帯域ごとに切り換えるように
した無線通信回路であり、それぞれの無線部の回路構成
は、第2の実施の形態と同様、アンテナ、低雑音増幅器
(LNA)含む受信部及びパワーアンプを含む送信部が
バランス化されている。
【0077】図9は前記2組の無線部において、送受信
の搬送周波数が同一であり、前記2組の無線部のどちら
もTDD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表
しており、図10は前記2組の無線部において、送受信
の搬送周波数が異なり、前記2組の無線部のどちらもF
DD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表して
いる。
【0078】ここで図9に示す構成例は、図2(a)に
示す実施の形態2の無線通信回路に基づく本発明の第5
の通信手段を複数備え、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化するとともに、バランス型スイッチ112
と低雑音差動増幅器114の間には、本発明の第4の受
信用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパス
フィルタ113fが設けられている。
【0079】また図10に示す構成例は、図2(b)に
示す実施の形態2の無線通信回路に基づく本発明の第6
の通信手段を複数備え、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化し、アンテナ111と二つのバランス型共
用器114との間には、本発明のアンテナ切替部に相当
するバランス型スイッチ112、および本発明の第2の
送受用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパ
スフィルタ113gが設けられている。
【0080】また図11は前記2組の無線部において、
一方は無線部の送受信の搬送周波数が同一であって、T
DD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路部分を表
し、他方は無線部の送受信の搬送周波数が異なって、F
DD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路部分を表
している。
【0081】また図12は異なる高周波帯域に対応して
設けられた3組の無線部をその周波数帯域ごとに切り換
えるようにした無線通信回路であり、前記無線通信回路
の回路構成はアンテナ、低雑音増幅器(LNA)受信部
及びパワーアンプを含む送信部がバランス化されてい
る。
【0082】ここで図11に示す構成例は、図2(a)
に示す実施の形態2の無線通信回路に基づく本発明の第
7の通信手段、および図2(b)に示す実施の形態2の
無線通信回路に基づく本発明の第8の通信手段をそれぞ
れ一つ用いたものであり、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化し、アンテナ111とRFバンドパスフィ
ルタ113d、およびアンテナ111とバランス型スイ
ッチ112との間には、本発明のバランス型スイッチに
相当するバランス型スイッチ112′が設けられてい
る。さらにバランス型スイッチ112と低雑音差動増幅
器114との間には、本発明の第5の受信用RFバンド
パスフィルタに相当するRFバンドパスフィルタ113
hが設けられている。
【0083】また、図12に示す構成例は、図2(a)
に示す実施の形態2の無線通信回路に基づく本発明の第
5の通信手段を3重化したものであり、基本的には図9
と同様の構成を有する。
【0084】このような図9,図10及び図11、図1
2に示す構成においても、上記各実施の形態と同様、無
線通信回路の無線部のアンテナ、低雑音増幅器(LN
A)受信部及びパワーアンプを含む送信部がバランス化
されることにより、シングルバンドの無線通信回路より
も干渉への耐性の性能が求められるマルチバンド対応の
無線通信回路の素子間における干渉への耐性の性能が向
上し、またバランが必要無いため回路規模が縮小でき
る。
【0085】(実施の形態7)図13、図14及び図1
5、図16に、本発明の第7の実施の形態におけるデュ
アルバンドに対応したローカルの信号を送受信周波数の
整数分の1だけずらすオフセット設定で、変復調を送受
信周波数より低い周波数にて行うダイレクトコンバージ
ョン方式の無線通信回路の構成を示す。
【0086】図13、図14及び図15、図16に示す
本実施の形態による無線通信回路の構成はアンテナ11
1、低雑音増幅器(LNA)114を含む受信部及びパ
ワーアンプ122を含む送信部がバランス化されてい
る。図13は前記2組の無線部において、送受信の搬送
周波数が同一であり、前記2組の無線部のどちらもTD
D方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表してお
り、図14は前記2組の無線部において、送受信の搬送
周波数が異なり、前記2組の無線部のどちらもFDD方
式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表している。
【0087】ここで図13に示す構成例は、図3(a)
に示す実施の形態3の無線通信回路に基づく本発明の第
5の通信手段を複数備え、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化するとともに、バランス型スイッチ112
と低雑音差動増幅器114の間には、本発明の第4の受
信用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパス
フィルタ113fが設けられている。
【0088】また図14に示す構成例は、図3(b)に
示す実施の形態3の無線通信回路に基づく本発明の第6
の通信手段を複数備え、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化し、アンテナ111と二つのバランス型共
用器114との間には、本発明のアンテナ切替部に相当
するバランス型スイッチ112、および本発明の第2の
送受用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパ
スフィルタ113gが設けられている。
【0089】また、図15は前記2組の無線部において
一方は無線部の送受信の搬送周波数が同一であって、T
DD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表し、
他方は無線部の送受信の搬送周波数が異なっていて、F
DD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表して
いる。
【0090】また図16は異なる高周波帯域に対応して
設けられた3組の無線部をその周波数帯域ごとに切り換
えるようにした無線通信回路であり、前記無線通信回路
の回路構成はアンテナ、低雑音増幅器(LNA)受信部
及びパワーアンプを含む送信部がバランス化されてい
る。
【0091】ここで図15に示す構成例は、図3(a)
に示す実施の形態3の無線通信回路に基づく本発明の第
7の通信手段、および図3(b)に示す実施の形態3の
無線通信回路に基づく本発明の第8の通信手段をそれぞ
れ一つ用いたものであり、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化し、アンテナ111とRFバンドパスフィ
ルタ113d、およびアンテナ111とバランス型スイ
ッチ112との間には、本発明のバランス型スイッチに
相当するバランス型スイッチ112′が設けられてい
る。さらにバランス型スイッチ112と低雑音差動増幅
器114との間には、本発明の第5の受信用RFバンド
パスフィルタに相当するRFバンドパスフィルタ113
hが設けられている。
【0092】また、図12に示す構成例は、図3(a)
に示す実施の形態3の無線通信回路に基づく本発明の第
5の通信手段を3重化したものであり、基本的には図1
3と同様の構成を有する。
【0093】このような図13,図14及び図15、図
16に示す構成においても、上記各実施の形態と同様、
無線通信回路の無線部のアンテナ、低雑音増幅器(LN
A)受信部及びパワーアンプを含む送信部がバランス化
されることにより、シングルバンドの無線通信回路より
も干渉への耐性の性能が求められるマルチバンド対応の
無線通信回路の素子間における干渉への耐性の性能が向
上し、またバランが必要無いため回路規模が縮小でき
る。
【0094】(実施の形態8)図17、図18及び図1
9、図20に、本発明の第8の実施の形態におけるデュ
アルバンドに対応したIFフィルタとしてICに集積可
能なバンドパスフィルタを用い、RF帯からIF帯に一
段のミキサで一気に落とすLow−IF方式による無線
通信回路の構成を示す。
【0095】図17、図18及び図19、図20に示す
本実施の形態は、異なる高周波帯域に対応して設けられ
た2組の無線部をその周波数帯域ごとに切り換えるよう
にした無線通信回路であり、それぞれの無線部の回路構
成は、第4の実施の形態と同様、アンテナ、低雑音増幅
器(LNA)、ミキサを含む受信部及びパワーアンプを
含む送信部がバランス化されている。
【0096】図17は前記2組の無線部において、送受
信の搬送周波数が同一であり、前記2組の無線部のどち
らもTDD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を
表しており、図18は前記2組の無線部において、送受
信の搬送周波数が異なり、前記2組の無線部のどちらも
FDD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表し
ている。
【0097】ここで図17に示す構成例は、図4(a)
に示す実施の形態4の無線通信回路に基づく本発明の第
5の通信手段を複数備え、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化するとともに、バランス型スイッチ112
と低雑音差動増幅器114の間には、本発明の第4の受
信用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパス
フィルタ113fが設けられている。
【0098】また図18に示す構成例は、図4(b)に
示す実施の形態4の無線通信回路に基づく本発明の第6
の通信手段を複数備え、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化し、アンテナ111と二つのバランス型共
用器124との間には、本発明のアンテナ切替部に相当
するバランス型スイッチ112、および本発明の第2の
送受用RFバンドパスフィルタに相当するRFバンドパ
スフィルタ113gが設けられている。
【0099】また図19は前記2組の無線部において一
方は無線部の送受信の搬送周波数が同一であり、TDD
方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表し、他方
は無線部の送受信の搬送周波数が異なり、FDD方式に
て送受信を行う場合の無線通信回路を表している。
【0100】また図20は異なる高周波帯域に対応して
設けられた3組の無線部をその周波数帯域ごとに切り換
えるようにしたヘテロダイン方式による無線通信回路で
あり、前記無線通信回路の回路構成はアンテナ、低雑音
増幅器(LNA)、ミキサを含む受信部及びパワーアン
プを含む送信部がバランス化されている。
【0101】ここで図19に示す構成例は、図4(a)
に示す実施の形態4の無線通信回路に基づく本発明の第
7の通信手段、および図4(b)に示す実施の形態4の
無線通信回路に基づく本発明の第8の通信手段をそれぞ
れ一つ用いたものであり、アンテナ111,VCO11
7、バランス型変調器121およびバランス型復調器1
27を共用化し、アンテナ111とRFバンドパスフィ
ルタ113d、およびアンテナ111とバランス型スイ
ッチ112との間には、本発明のバランス型スイッチに
相当するバランス型スイッチ112′が設けられてい
る。さらにバランス型スイッチ112と低雑音差動増幅
器114との間には、本発明の第5の受信用RFバンド
パスフィルタに相当するRFバンドパスフィルタ113
hが設けられている。
【0102】また、図20に示す構成例は、図4(a)
に示す実施の形態4の無線通信回路に基づく本発明の第
5の通信手段を3重化したものであり、基本的には図1
7と同様の構成を有する。
【0103】このような図17,図18及び図19、図
20に示す構成においても、上記各実施の形態と同様、
無線通信回路の無線部のアンテナ、低雑音増幅器(LN
A)、ミキサを含む受信部及びパワーアンプを含む送信
部がバランス化されることにより、シングルバンドの無
線通信回路よりも干渉への耐性の性能が求められるマル
チバンド対応の無線通信回路の素子間における干渉への
耐性の性能が向上し、またバランが必要無いため回路規
模が縮小できる。
【0104】(実施の形態9)図21、図22及び図2
3に、本発明の第9の実施の形態における、ヘテロダイ
ン方式及びダイレクトコンバージョン方式にそれぞれ対
応した2組の無線部にて形成された無線通信回路を示
す。
【0105】図21および22は、異なる高周波帯域に
対応して設けられた2組の無線部をその周波数帯域ごと
に切り換えるようにした無線通信回路であり、復調部2
10および変調部220は、それぞれヘテロダイン方
式、ダイレクトコンバージョン方式の両方に対応してい
る。また、上記の実施の形態と同様、無線通信回路の回
路構成はアンテナ、低雑音増幅器(LNA)、ミキサを
含む受信部及びパワーアンプを含む送信部がバランス化
されている。
【0106】図21は前記2組のうち、一方がヘテロダ
イン方式、他方がダイレクトコンバージョン方式におけ
る無線部であって、送受信の搬送周波数が同一であり、
どちらもTDD方式にて送受信を行う場合の無線通信回
路を表しており、図22は一方がヘテロダイン方式、他
方がダイレクトコンバージョン方式である2組の無線部
において、送受信の搬送周波数が異なり、どちらもFD
D方式にて送受信を行う場合の無線通信回路を表してい
る。
【0107】また図23は、一方がヘテロダイン方式、
他方がダイレクトコンバージョン方式である2組の無線
部において、一方は無線部の送受信の搬送周波数が同一
であって、TDD方式にて送受信を行う場合の無線通信
回路を表し、他方は無線部の送受信の搬送周波数が異な
って、FDD方式にて送受信を行う場合の無線通信回路
を表している。
【0108】ここで図21に示す構成例は、基本的には
図1(a)に示す実施の形態1の無線通信回路に基づく
本発明の第9の通信手段と、図2(a)に示す実施の形
態2の無線通信回路に基づく本発明の第10の通信手段
を用い、アンテナ111,VCO117、バランス型変
調器210およびバランス型復調器220を共用化する
とともに、アンテナ111とバランス型スイッチ112
との間には、本発明の第3の送受用RFバンドパスフィ
ルタに相当するRFバンドパスフィルタ113iが設け
られている。ただし、バランス型パワーアンプ122と
ダブルバランスミキサ115との間に設けられていたR
Fバンドパスフィルタ113cは省いた。
【0109】また、図22に示す構成例は、図1(b)
に示す実施の形態1の無線通信回路に基づく本発明の第
11の通信手段と、図2(b)に示す実施の形態2の無
線通信回路に基づく本発明の第12の通信手段とを用
い、アンテナ111,VCO117、バランス型変調器
210およびバランス型復調器220を共用化するとと
もに、アンテナ111と、それぞれのバランス型共用器
124との間には、本発明のバランス型スイッチに相当
するバランス型スイッチ112′が設けられている。た
だし、バランス型パワーアンプ122とダブルバランス
ミキサ115との間に設けられていたRFバンドパスフ
ィルタ113cは省いた。
【0110】また、図23に示す構成例は、図1(a)
に示す実施の形態1の無線通信回路に基づく本発明の第
13の通信手段と、図2(b)に示す実施の形態2の無
線通信回路に基づく本発明の第14の通信手段とを用
い、アンテナ111,VCO117、バランス型変調器
210およびバランス型復調器220を共用化するとと
もに、アンテナ111と、それぞれのバランス型共用器
124との間には、本発明のバランス型スイッチに相当
するバランス型スイッチ112′が設けられている。た
だし、バランス型パワーアンプ122とダブルバランス
ミキサ115との間に設けられていたRFバンドパスフ
ィルタ113cは省いた。
【0111】このような図21,図22及び図23に示
す構成においても、上記各実施の形態と同様、無線通信
回路の無線部のアンテナ、低雑音増幅器(LNA)、ミ
キサを含む受信部及びパワーアンプを含む送信部がバラ
ンス化されることにより、シングルバンドの無線通信回
路よりも干渉への耐性の性能が求められるマルチバンド
対応の無線通信回路の素子間における干渉への耐性の性
能が向上し、またバランが必要無いため回路規模が縮小
できる。
【0112】また、上記の各実施の形態による無線通信
回路を搭載することにより、干渉に強く、小型化された
無線通信機を得ることが可能となる。
【0113】なお、上記の各実施の形態においては、送
信側と受信側とを備えた無線通信回路として説明を行っ
たが、本発明はこれに限定するものではなく、送信側ま
たは受信側の一方のみを用いた構成とした、送信回路ま
たは受信回路として実現しても良い。このとき、本発明
の送信回路を搭載した無線送信機、または本発明の受信
回路を搭載した無線受信機として用いることにより、無
線通信機同様、信号の干渉に対して影響をうけることな
く、小型化された無線送信機、もしくは無線受信器を得
ることができる。
【0114】また、上記の実施の形態のバランス型復調
器119,119a、127,127a、127b、1
27c、127d、127eはそれぞれ本発明の復調手
段の一例であり、バランス型変調器121,121a、
121b、121c、121d、121eはそれぞれ本
発明の変調手段の一例であるが、本発明の変調手段また
は復調手段の構成はこれに限定されるものではなく、バ
ランス型で送信用の信号または受信用の信号を変調また
は復調できるものであれば、他の構成であっても良い。
【0115】以上のように、本発明の各実施の形態によ
れば、無線通信回路における無線部のアンテナ、低雑音
増幅器(LNA)、ミキサを含む受信部及びパワーアン
プを含む送信部の回路構成がバランス化されることによ
り、バランス型回路の出力は同振幅、逆相の信号の差と
なる。このためグラウンドによる基準点が不必要となる
ためグランドレスとなり、その結果グランドによる信号
の振れが生じない。また素子間の干渉への耐性の性能が
向上する。さらにバランが一掃されることにより、小型
化されるという効果が得られる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、回路内の各部または回路同士での
信号の干渉による信号劣化を少なくすることが可能とな
る。また、回路内から接地部分が省かれているため、グ
ランドによる信号の振れが生じない。また、回路内にバ
ランを必要としないことにより、回路全体の構成を小型
化できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態による無線通
信回路の構成図 (b)本発明の第1の実施の形態による無線通信回路の
構成図
【図2】(a)本発明の第2の実施の形態による無線通
信回路の構成図 (b)本発明の第2の実施の形態による無線通信回路の
構成図
【図3】(a)本発明の第3の実施の形態による無線通
信回路の構成図 (b)本発明の第3の実施の形態による無線通信回路の
構成図
【図4】(a)本発明の第4の実施の形態による無線通
信回路の構成図 (b)本発明の第4の実施の形態による無線通信回路の
構成図
【図5】従来の技術による無線通信回路の構成図
【図6】(a)本発明の第5の実施の形態による無線通
信回路の構成図 (b)本発明の第5の実施の形態による無線通信回路の
構成図
【図7】本発明の第5の実施の形態による無線通信回路
の構成図
【図8】本発明の第5の実施の形態による無線通信回路
の構成図
【図9】本発明の第6の実施の形態による無線通信回路
の構成図
【図10】本発明の第6の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図11】本発明の第6の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図12】本発明の第6の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図13】本発明の第7の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図14】本発明の第7の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図15】本発明の第7の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図16】本発明の第7の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図17】本発明の第8の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図18】本発明の第8の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図19】本発明の第8の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図20】本発明の第8の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図21】本発明の第9の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図22】本発明の第9の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図23】本発明の第9の実施の形態による無線通信回
路の構成図
【図24】本発明の第1の実施の形態による無線通信回
路の動作を説明するための図
【符号の説明】
111 バランス型アンテナ 112 バランス型スイッチ 113 バランス型RFバンドパスフィルタ 114 低雑音増幅器 115 ダブルバランスミキサ 116 バランス型IFバンドパスフィルタ 117 バランス型VCO 119 バランス型復調器 120 ベースバンドLSI 121 バランス型変調器 122 バランス型パワーアンプ 123 バランス型アイソレータ 124 バランス型共用器 125 バランス型ローパスフィルタ 126 バランス型AGCアンプ 127 バランス型復調器の内部 128 分周器 129 移相器 130 加算器 131 バラン 132 ミキサ 133 アンテナ 134 RFバンドパスフィルタ 135 LNA 136 IFバンドパスフィルタ 137 VCO 138 復調器 139 変調器 140 パワーアンプ 141 アイソレータ 142 共用器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/40 H04B 1/40 (72)発明者 安藤 敏晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 坂倉 真 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K011 DA01 DA03 DA06 DA11 DA15 DA22 DA27 JA01 KA01 KA05 5K020 AA08 DD03 DD05 EE01 EE04 EE05 EE16 FF16 GG04 HH13 5K060 BB08 CC04 CC12 DD04 HH01 HH04 HH05 HH06 HH09 HH11 HH14 HH16 HH26 KK00 5K061 AA01 AA10 BB12 CC08 CC11 CC14 CC23 CC46 JJ24

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナからの信号を受信する、少なく
    とも一つの受信手段と、 前記受信手段が得た信号を復調する、少なくとも一つの
    復調手段とを備え、 前記アンテナ、前記受信手段および前記復調手段の回路
    構成はバランス型である受信回路。
  2. 【請求項2】 前記受信手段はバランを持たない構成で
    ある請求項1に記載の受信回路。
  3. 【請求項3】 前記受信手段と前記復調手段とは、同一
    の回路上に構成されている請求項2に記載の受信回路。
  4. 【請求項4】 アンテナへの信号を変調する、少なくと
    も一つの変調手段と、 前記変調手段が得た信号を前記アンテナへ出力する、少
    なくとも一つの送信手段とを備え、 前記アンテナ、前記変調手段および前記送信手段の回路
    構成はバランス型である送信回路。
  5. 【請求項5】 前記送信手段はバランを持たない構成で
    ある請求項4に記載の送信回路。
  6. 【請求項6】 前記送信手段と前記変調手段とは、同一
    の回路上に構成されている請求項5に記載の受信回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれかに記載の受信
    回路と、 請求項4から6のいずれかに記載の送信回路と、 前記受信回路と前記送信回路とで同一の前記アンテナを
    利用するための、バランス型のアンテナ共用手段とを備
    えた無線通信回路。
  8. 【請求項8】 前記受信手段、前記復調手段、前記変調
    手段および前記送信手段は、復調および変調方式とし
    て、ヘテロダイン方式の構成を有する請求項7に記載の
    無線通信回路。
  9. 【請求項9】 前記受信手段、前記復調手段、前記変調
    手段および前記送信手段は、復調および変調方式とし
    て、ダイレクトコンバージョン方式の構成を有する請求
    項7に記載の無線通信回路。
  10. 【請求項10】 前記受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を通過させる第1の受
    信用RFバンドパスフィルタと、 前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を
    増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる第2の受信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを備え、 前記送信手段は、前記変調手段からの出力をVCOの信
    号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を通過させる送信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記送信用RFバンドパスフィルタからの出力を増幅す
    るパワーアンプと、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを備え、 前記送信用ミキサと前記受信用ミキサとは同一のVCO
    から信号を受ける請求項8に記載の無線通信回路。
  11. 【請求項11】 前記受信手段は、 前記アンテナ共用器からの出力を増幅する、低雑音増幅
    器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる第2の受信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からをVCOの
    信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを備え、 前記送信手段は、前記変調手段からの出力をVCOの信
    号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を通過させる送信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記送信用RFバンドパスフィルタからの出力を増幅す
    るパワーアンプと、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを備え、 前記送信用ミキサと前記受信用ミキサとは同一のVCO
    から信号を受ける請求項8に記載の無線通信回路。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、 前記アンテナ共用器からの出力を増幅する、低雑音増幅
    器(LNA)を有し、 前記送信手段は、前記変調手段からの出力を増幅するパ
    ワーアンプと、前記パワーアンプからの出力をうけ、前
    記アンテナ共用手段へ出力するアイソレータとを有する
    請求項8または9に記載の無線通信回路。
  13. 【請求項13】 前記アンテナと前記アンテナ共用手段
    との間に設けられた、第3の受信用RFバンドパスフィ
    ルタをさらに備えた請求項12に記載の無線通信回路。
  14. 【請求項14】 前記変調手段または前記復調手段は、 変調または復調の対象となる信号を送信周波数または受
    信周波数の整数分の1だけずらす分周器をそれぞれ備
    え、 互いに同一の発振器を共有し、 変調または復調を、前記分周器を通過した、送受信周波
    数より低い周波数にて行う請求項12または13に記載
    の無線通信回路。
  15. 【請求項15】 前記復調手段は、IC上に集積可能な
    バンドパスフィルタであるIFフィルタを備えた請求項
    12または13に記載の無線通信回路。
  16. 【請求項16】 前記受信手段と前記送信手段とは、同
    一の搬送周波数にて動作し、 前記アンテナ共用手段は、バランス型スイッチである請
    求項7から15のいずれかに記載の無線通信回路。
  17. 【請求項17】 前記受信手段と前記変調手段とは、互
    いに異なる搬送周波数にて動作し、 前記アンテナ共用手段は、バランス型共用器である請求
    項7から15のいずれかに記載の無線通信回路。
  18. 【請求項18】 前記変調手段および前記送信手段は、
    互いに異なる変調高周波帯域に応じて、少なくとも2つ
    あり、 前記復調手段および前記受信手段は、前記互いに異なる
    変調高周波帯域に応じて、前記変調手段と同数あり、 前記アンテナ共用手段も、前記変調手段と同数ある請求
    項7から15のいずれかに記載の無線通信回路。
  19. 【請求項19】 少なくとも2つの前記変調手段および
    前記送信手段は、同一の変調方式に対応した同一の構成
    を有し、 少なくとも2つの前記復調手段は、同一の復調方式に対
    応した同一の構成を有する請求項18に記載の無線通信
    回路。
  20. 【請求項20】 少なくとも2つの前記変調手段および
    前記送信手段は、それぞれ異なる変調方式に対応した、
    互いに異なる構成を有し、 少なくとも2つの前記復調手段は、互いに異なる復調方
    式に対応した、互いに異なる構成を有する請求項18に
    記載の無線通信回路。
  21. 【請求項21】 前記アンテナ共用手段は、バランス型
    共用器および/またはバランス型スイッチである請求項
    18に記載の無線通信回路。
  22. 【請求項22】 第1の通信手段として、請求項8に記
    載の無線通信回路の前記受信手段および前記送信手段を
    それぞれ複数備え、 各前記通信手段は前記無線通信回路の前記復調手段およ
    び前記変調手段を共用し、 前記第1の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を通過させる第1の受
    信用RFバンドパスフィルタと、 前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を
    増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる第2の受信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを有し、 前記第1の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段か
    らの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 同一のアンテナおよび前記VCOが共有され、 前記アンテナとそれぞれの前記アンテナ共用手段との間
    に、第1の送受用RFバンドパスフィルタがさらに設け
    られている無線通信回路。
  23. 【請求項23】 第2の通信手段として、請求項8に記
    載の無線通信回路の前記受信手段および前記送信手段を
    複数備え、 各前記通信手段は前記無線通信回路の前記復調手段およ
    び前記変調手段を共用し、 前記第2の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を増幅する、低雑音増
    幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる受信用RFバンドパ
    スフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを有し、 前記第2の通信手段の送信手段は、前記変調手段からの
    出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 同一のアンテナおよび前記VCOを共有し、 前記アンテナと、それぞれの前記アンテナ共用手段との
    間に、バランス型スイッチが設けられている無線通信回
    路。
  24. 【請求項24】 第3の通信手段および第4の通信手段
    として、請求項8に記載の無線通信回路の前記受信手段
    および前記送信手段を複数備え、 各前記通信手段は前記無線通信回路の前記復調手段およ
    び前記変調手段を共用し、 前記第3の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を通過させる第1の受
    信用RFバンドパスフィルタと、 前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を
    増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる第2の受信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを有し、 前記第3の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段か
    らの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 前記第4の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を増幅する、低雑音増
    幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる受信用RFバンドパ
    スフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを有し、 前記第4の通信手段の送信手段は、前記変調手段からの
    出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 同一のアンテナおよび前記VCOを共有し、 前記アンテナと、それぞれの前記アンテナ共用手段との
    間に、バランス型スイッチが設けられている無線通信回
    路。
  25. 【請求項25】 第5の通信手段として、請求項13、
    14,15のいずれかに記載の無線通信回路の前記送信
    手段および前記受信手段を複数備え、 それぞれの前記第5の通信手段は、前記無線通信回路の
    前記復調手段および前記変調手段、前記アンテナおよび
    前記VCOを共有し、前記アンテナ共有手段と、前記低
    雑音増幅器との間に、第4の受信用RFバンドパスフィ
    ルタが設けられている無線通信回路。
  26. 【請求項26】 第6の通信手段として、請求項12、
    14,15のいずれかに記載の無線通信回路の前記送信
    手段および前記受信手段を複数備え、 それぞれの前記第6の通信手段は、前記無線通信回路の
    前記復調手段および前記変調手段、前記アンテナおよび
    前記VCOを共有し、前記アンテナと前記アンテナ共有
    手段との間には、バランス型スイッチと、それぞれの前
    記アンテナ共有手段とに対応した第2の送受用RFバン
    ドパスフィルタを有するアンテナ切替部が設けられてい
    る無線通信回路。
  27. 【請求項27】 第7の通信手段として、請求項13、
    14、15のいずれかに記載の無線通信回路の前記送信
    手段および前記受信手段と、 第8の通信手段として、請求項12、14、15のいず
    れかに記載の無線通信回路の前記送信手段および前記受
    信手段とを備え、 前記第7の通信手段および前記第8の通信手段は、前記
    無線通信回路の前記復調手段および前記変調手段、前記
    アンテナおよび前記VCOを共有し、 前記第7の通信手段は、前記アンテナ共有手段と前記低
    雑音増幅器の間に第5の受信用RFバンドパスフィルタ
    が設けられており、 前記アンテナと、前記第7の通信手段および前記第8の
    通信手段それぞれの前記アンテナ共用手段との間に、バ
    ランス型スイッチが設けられている無線通信回路。
  28. 【請求項28】 第9の通信手段として、請求項8に記
    載の無線通信回路の前記受信手段、前記復調手段、前記
    変調手段および前記送信手段と、 第10の通信手段として、請求項9に記載の無線通信回
    路の前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段および
    前記送信手段とを備え、 前記第9の通信手段の前記復調手段と前記第10の通信
    手段の前記復調手段、前記第9の通信手段の前記変調手
    段と前記第10の通信手段の前記変調手段、および前記
    アンテナは共用化されており、 前記第9の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を通過させる第1の受
    信用RFバンドパスフィルタと、 前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を
    増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる第2の受信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを備え、 前記第9の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段か
    らの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサと、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを備え、 前記第10の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用器からの出力をを通過させる第5の受
    信用RFバンドパスフィルタと、 前記第5の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を
    増幅する、低雑音増幅器(LNA)とを有し、 前記送信手段は、前記変調手段からの出力を増幅するパ
    ワーアンプと、前記パワーアンプからの出力をうけ、前
    記アンテナ共用手段へ出力するアイソレータとを有し、 前記アンテナと前記第9の通信手段との間、および前記
    アンテナと第10の通信手段との間に、第3の送受用R
    Fバンドパスフィルタが設けられた無線通信回路。
  29. 【請求項29】 第11の通信手段として、請求項8に
    記載の無線通信回路の前記受信手段、前記復調手段、前
    記変調手段および前記送信手段と、 第12の通信手段として、請求項9に記載の無線通信回
    路の前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段および
    前記送信手段とを備え、 前記第11の通信手段の前記復調手段と前記第12の通
    信手段の前記復調手段、前記第11の通信手段の前記変
    調手段と前記第12の通信手段の前記変調手段、および
    前記アンテナは共用化されており、 前記第11の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を増幅する、低雑音増
    幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる受信用RFバンドパ
    スフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを有し、 前記第12の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段
    からの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサ
    と、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 前記第12の通信手段の前記受信手段は、 前記アンテナ共用器からの出力を増幅する、低雑音増幅
    器(LNA)を有し、 前記送信手段は、前記変調手段からの出力を増幅するパ
    ワーアンプと、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 前記アンテナと前記第11の通信手段との間、および前
    記アンテナと第12の通信手段との間に、バランス型ス
    イッチが設けられた無線通信回路。
  30. 【請求項30】 第13の通信手段として、請求項8に
    記載の無線通信回路の前記受信手段、前記復調手段、前
    記変調手段および前記送信手段と、 第14の通信手段として、請求項9に記載の無線通信回
    路の前記受信手段、前記復調手段、前記変調手段および
    前記送信手段とを備え、 前記第13の通信手段の前記復調手段と前記第14の通
    信手段の前記復調手段、前記第13の通信手段の前記変
    調手段と前記第14の通信手段の前記変調手段、および
    前記アンテナは共用化されており、 前記第13の通信手段の受信手段は、 前記アンテナ共用手段からの出力を通過させる第1の受
    信用RFバンドパスフィルタと、 前記第1の受信用RFバンドパスフィルタからの出力を
    増幅する、低雑音増幅器(LNA)と、 前記LNAからの出力を通過させる第2の受信用RFバ
    ンドパスフィルタと、 前記第2のRFバンドパスフィルタ出力からのをVCO
    の信号と混合させる受信用ミキサと、 前記ミキサから出力を通過させるIFバンドパスフィル
    タとを有し、 前記第14の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段
    からの出力をVCOの信号と混合させる送信用ミキサ
    と、 前記送信用ミキサからの出力を増幅するパワーアンプ
    と、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを備え、 前記第14の通信手段の前記受信手段は、 前記アンテナ共用器からの出力を増幅する、低雑音増幅
    器(LNA)を有し、 前記第14の通信手段の前記送信手段は、前記変調手段
    からの出力を増幅するパワーアンプと、 前記パワーアンプからの出力をうけ、前記アンテナ共用
    手段へ出力するアイソレータとを有し、 前記アンテナと前記第13の通信手段との間、および前
    記アンテナと第14の通信手段との間に、バランス型ス
    イッチが設けられた無線通信回路。
  31. 【請求項31】 請求項1から3のいずれかに記載の受
    信回路を搭載した無線受信機。
  32. 【請求項32】 請求項4から6のいずれかに記載の送
    信回路を搭載した無線送信機。
  33. 【請求項33】 請求項7から30のいずれかに記載の
    無線通信回路を搭載した無線通信機。
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