JP4591179B2 - 通信用無線機およびこれに用いる送受信回路、および半導体集積回路装置 - Google Patents

通信用無線機およびこれに用いる送受信回路、および半導体集積回路装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信用無線機に適した送受信回路、及び該送受信回路を有する半導体集積回路装置及び通信用無線機に関するものである。
近年、通信用無線機、例えば携帯電話無線機においては、小型化、軽量化及び低価格化が進み、その利用者数が急増している。従来の通信方式においては、送信用の周波数と受信用の周波数とを分ける方式がとられている。ところで、更に多くの利用者に対応する為に、通信用無線機のデジタル化が進められており、このデジタル方式の通信用無線機によると、従来1回線当り二つの周波数が必要であったものを、送信と受信とを時分割することによって、同一の周波数により、送信と受信とを行うことができる。
また、最近では、携帯用無線機の高機能化、多機能化に伴い、無線回路の小型軽量化に対する要望が高まっている。更に、一つの無線機に複数の無線システムが搭載される機器も開発がなされており、無線回路としては、更なる小型化が要望されており、送信用電力増幅器、切替えスイッチ回路、受信用低雑音増幅器、及び整合回路などを含む送受信回路をそのまま半導体集積化しようとする試みも盛んである。
以下、図面を参照しながら、従来の送受信回路の一例について、説明する。
従来の通信用無線機の送受信回路、半導体集積回路装置としては、例えば、特許文献1及び特許文献2には、図13の構成が記載されている。
図13は従来のデジタル方式の送受信回路の構成を示している。図13において、入力された送受信信号を増幅して出力する送信回路ブロック110と、入力された受信信号を増幅して出力する受信回路ブロック120と、送信状態と受信状態を時分割に切替える切替えスイッチ回路130と、入力された受信信号のインピーダンスと受信回路ブロック120の入力インピーダンスとの整合を取る第一の整合回路140と、送信回路ブロック110の出力インピーダンスを所定のインピーダンスに整合する第二の整合回路150と、第二の整合回路と送受信兼用のアンテナ170とを接続する特性インピーダンス50Ωの配線160と、切替えスイッチ回路130と第一の整合回路140とを交流的に結合する結合容量161とから構成されている。
図13に示す送信回路ブロック110において、送信信号を入力する送信入力端子111と、送信信号を出力する送信出力端子112を備えている。
また、図13に示す受信回路ブロック120において、増幅された受信信号を出力する受信出力端子122を備えている。
また、図13に示す切替えスイッチ回路130において、切替えを制御するスイッチ制御信号入力端子131を備えている。
図13に示す第一の整合回路140において第一のインダクタ素子141は、第一の結合容量161に接続され、他端がGNDに接続され、第二のインダクタ素子142は一端が第一の結合容量161に接続され、他端が受信回路ブロックの入力に接続されている。
以下前記のように構成された送受信回路の動作を説明する。まず受信時の動作を説明する。図13に示すように、アンテナ170から入力された微弱な受信信号は特性インピーダンス50Ωの配線160を通って切替えスイッチ回路130に入力される。次に切替えスイッチ回路130において、スイッチ制御信号入力端子131から入力された制御信号によって、スイッチ回路130がオンにされている為、入力された受信信号はスイッチ回路130を通って第一の整合回路140へ入力される。
次に入力された受信信号は、受信信号のインピーダンスと受信回路ブロック120の入力インピーダンスとの整合がとられ、受信回路ブロック120へ入力される。このとき、送信用の増幅器は、(ベース電圧を0Vにしておく、またはゲート電圧を高くしておくことで、)十分高いインピーダンスを保っている為、第一の整合回路140を構成している第一のインダクタ素子141、及び第二のインダクタ素子142によって、受信回路ブロック120の入力インピーダンスの整合を取ることができる。入力された受信信号は、受信回路ブロックにより増幅され、出力端子122から出力される。
次に図13を参照しながら、送信時の動作について説明する。
まず、変調され、所定の信号レベルまで増幅された送信信号は送信回路ブロック110の入力端子111に入力される。
次に入力された送信信号は送信回路ブロックによって、所望のレベルまで増幅され、出力端子112より出力される。
次に出力された信号は、第二の整合回路150によって50Ωに整合され、配線160を通ってアンテナより電波として放射出力される。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
国際公開第97/23053号パンフレット 米国特許第6341216号明細書
送信動作時には切替えスイッチ回路はオフ状態であり、スイッチ回路130のアイソレーション特性によって第一の整合回路と送信回路ブロックは分離されている。しかしながら、従来の構成では、受信動作時のスイッチ回路の挿入損失を低く抑えつつ、送信動作時のアイソレーション特性を確保することが困難であった。これにより従来の構成では第一の整合回路のインピーダンスが送信時の送信回路ブロックに影響を及ぼし、出力電力を損失してしまうという課題があった。
上記課題を解決するために本発明の送受信回路、半導体集積回路装置及び通信用無線機は受信動作時に受信回路ブロックの入力インピーダンスと受信信号のインピーダンス整合を行う整合回路に(スイッチ回路などの)選択手段を持たせることにより、送信動作時に送信回路ブロックが当該整合回路の影響を受けないようにするものである。
本発明に係る送受信回路、半導体集積回路装置及び通信用無線機は、入力された送信信号を増幅して出力する送信回路ブロックと、入力された受信信号を増幅して出力する受信回路ブロックと、アンテナ入出力端子を有し、前記送信回路ブロックから出力され、前記アンテナ入出力端子より入力される送信信号を電波として出力するとともに、電波として飛来する受信信号を受信し前記アンテナ入出力端子を介して前記受信回路ブロックへ出力するアンテナ回路ブロックと、前記送信回路ブロックから出力された送信信号が、前記アンテナ回路ブロックへと入力され電波として出力される第一の選択状態と、前記アンテナ回路ブロックで受信した受信信号が受信回路ブロックに入力される第二の選択状態のいずれかを選択する、前記送信回路ブロックの出力と前記アンテナ入出力端子に接続された第一の選択手段と、前記第一の選択手段の出力端子と前記受信回路ブロックの入力端子との間に接続され、一端が接地された選択手段付き整合回路とを備え、前記選択手段付き整合回路は、前記第一の選択状態と前記第二の選択状態のいずれかを選択する第二の選択手段と、前記第二の選択手段の出力端子に接続するとともに、他端を接地しており、前記受信回路ブロックの入力インピーダンスと前記アンテナ回路ブロックの整合をとるための第一の整合回路と、を備え、前記第二の選択手段は、前記第一の選択手段と連動して開閉する第二のスイッチ回路であり、前記第二のスイッチ回路は、前記第一の選択状態において開放状態となり、第二の選択状態においては短絡状態とすることを特徴とする。この構成により、受信動作時の損失を抑えつつ、送信動作時に第一の選択手段及び第二の選択手段により、第一の整合回路と送信回路ブロックが十分に分離され、送信回路ブロックの出力に接続される負荷インピーダンスに対する第一の整合回路の影響が低減され、送信回路ブロックから出力される送信信号は、アンテナ回路ブロックのみに伝わり、損失を軽減することができる。
本発明の送受信回路、半導体集積回路装置及び通信用無線機は、上記構成を有し、受信動作時にアンテナ回路ブロックと受信回路ブロックの間にシリースに挿入される回路を第一の選択手段のみとし、第一の整合回路をシャント素子で構成し、かつ第一の整合回路を第二の選択手段により送信動作時に送信回路ブロックから見えなくすることで、受信動作時の損失を抑えつつ、送信動作時に送信回路ブロックと第一の整合回路の分離度を高めることにより、第一の整合回路が送信動作時に送信回路ブロックの負荷インピーダンスへ与える影響を低減する効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第一の実施形態を示す回路ブロック図である。
図1において、入力された送信信号を所定のレベルまで増幅して出力する送信回路ブロック10と、入力された受信信号を増幅して出力する受信回路ブロック20とを有し、前記送信回路ブロック10は送信入力端子11と送信出力端子12を備え、受信回路ブロックは受信入力端子21と受信出力端子22を備えている。
さらに、本発明の通信用無線機は、アンテナ回路ブロック70を有し、このアンテナ回路ブロック70はアンテナ入出力端子71を備え、前記送信回路ブロック10から出力されアンテナ入出力端子71より入力される送信信号を電波として出力するとともに、電波として飛来する受信信号を受信して前記アンテナ入出力端子71を介して前記受信回路ブロック20へ出力する。
本発明の第一の選択手段として用いられる第一のスイッチ回路30は、第一の入力端子31と第一の出力端子32を備え、前記送信回路ブロック10から出力された送信信号が、前記アンテナ回路ブロック70へと入力されて電波として出力される第一の選択状態と、前記アンテナ回路ブロック70で受信した受信信号が受信回路ブロック20に入力される第二の選択状態のいずれかを選択する前記送信出力端子12と、前記アンテナ入出力端子71に接続されている。
選択手段付き整合回路60は、第二の入力端子41と第二の出力端子42を備えた第二の選択手段として用いられる第二のスイッチ回路40と、前記受信回路ブロック20の入力インピーダンスと前記アンテナ回路ブロック70の整合をとる為の第一の整合回路50とを有し、前記第一の出力端子32と前記受信入力端子21との間にシャント接続されている。
また、送信回路ブロック10は少なくとも1つ以上の増幅回路を有し、受信動作時にアンテナ入出力端子71からみたインピーダンスが、第一の選択手段側よりも十分に高い。図2は送信回路ブロックの出力部の一例を示している。例えば、図2に示すように、オープンコレクタ出力とした、エミッタ接地トランジスタによる増幅器において、ベース電圧を受信動作時に0Vにすることで具現化できる。図2においてエミッタ接地トランジスタ13a、ベースバイアスを与えるベース抵抗13b、オープンコレクタ端子13c、ベースバイアス端子13dからなる。また、受信回路ブロック20は少なくとも一つ以上の増幅回路を有する。
本構成による送受信回路は主に送受信動作を時分割によって切替える送受信システムに適用される。
以下、前記のように構成された送受信回路の動作を、図1を用いて説明する。受信動作について、説明する。
まず、飛来する受信信号はアンテナ回路ブロック70により受信される。このとき、第一の選択手段である第一のスイッチ回路30、及び第二の選択手段である第二のスイッチ回路40は、共に短絡状態となることで第二の選択状態にあり、また、このとき送信回路ブロックの出力は非常に高いインピーダンスとなっているため、アンテナ入出力端子71から出力された受信信号は第一のスイッチ回路を通過し選択手段付き整合回路60によって受信回路ブロック20の入力インピーダンスに整合されて、受信入力端子21より受信回路ブロック20に入力され、増幅された後受信出力端子22より後段の回路へと出力される。
次に送信動作について説明する。
まず、送信入力端子11から入力された送信信号は送信回路ブロック10により所定の出力レベルまで増幅される。この際、第一の選択手段である第一のスイッチ回路30、及び第二の選択手段である第二のスイッチ回路40は、共に開放状態となることで、送信信号を通過させない第一の選択状態となっており、送信回路ブロック10と第一の整合回路50は第一のスイッチ回路30と第二のスイッチ回路40によって十分分離されるため、送信信号にとって第一の整合回路50の影響は非常に小さく、送信出力端子12から出力された送信信号は、アンテナ入出力端子71よりアンテナ回路ブロック70へ入力され、電波として空中へ出力される。
本実施形態の特徴として、送信動作時において、第一の整合回路50と送信回路ブロック10を第一のスイッチ回路30及び第二のスイッチ回路40により分離しているが、第二の選択状態において、受信信号が通過する経路にシリースに挿入されているのは第一のスイッチ回路30だけであり、第二のスイッチ回路40は経路に対してシャントに挿入されているので第二のスイッチ回路のオン抵抗による受信信号の損失への影響が小さく、送信時のアイソレーション特性を確保しつつ、受信時の選択手段での損失を低く抑えることができる。
また、第一の選択手段及び第二の選択手段として、第一のスイッチ回路30及び第二のスイッチ回路40の代わりに、スイッチ付き並列共振回路を適用しても同様の効果が得られる。
ここで、スイッチ付き並列共振回路とは、少なくとも一つのスイッチ回路を有し、そのうち特定の一つのスイッチ回路を短絡状態にすると、当該スイッチ付き並列共振回路全体が送信周波数で並列共振し、逆にそのスイッチ回路を開放状態にした時には送信周波数では共振しない回路であり、具体的には例えば図3に示す回路で実現できる。
図3においてスイッチ付き並列共振回路33は、容量素子33aと、この容量素子33aと並列に、スイッチ回路33bと、誘導素子33cとが直列に接続されている。スイッチ付き並列共振回路33は第一の選択状態でスイッチ回路33bが短絡状態となることで送信周波数により並列共振し、前後の回路を送信周波数において分離することができ、第二の選択状態でスイッチ回路33bが開放状態となることで、等価的には容量素子33aだけが有効となる。これにより第一の選択状態、すなわち送信動作時において前後の回路の分離をしつつ、第二の選択状態つまり受信状態においてはさらに損失を低減する効果がある。
また、スイッチ付き並列共振回路は図4に示す回路でも実現が可能である。
図4において、スイッチ付き並列共振回路34は、容量素子34aと、この容量素子34aと並列に、スイッチ回路34bと、誘導素子34cと、スイッチ回路34dとが直列に接続されている。スイッチ付き並列共振回路34は第一の選択状態でスイッチ回路34b及びスイッチ回路34dが共に短絡状態となることで送信周波数において並列共振し、前後の回路を送信周波数において分離することができ、第二の選択状態でスイッチ回路34b及びスイッチ回路34dが共に開放状態となることで、等価的に容量素子34aだけが有効となる。これにより、第一の選択状態すなわち送信動作時において、前後の回路を分離しつつ、第二の選択状態つまり受信状態においてはさらに損失低減する効果があり、加えて第二の選択状態において誘導素子とグランドパターンなどの周辺回路が浮遊容量により結合した場合でも、誘導素子の損失分が受信信号にとって、影響しにくい構成となっている。
また、スイッチ付き並列共振回路は図5に示す回路でも実現可能である。
図5においてスイッチ付き並列共振回路35は、容量素子35aと、この容量素子35aと並列に、スイッチ回路35bと、誘導素子35cとが直列に、さらに並列して、スイッチ回路35eと、容量素子35fとが直列に接続されている。スイッチ回路35eはスイッチ回路35bと同じ論理または逆の論理で使用することができる。
スイッチ回路35eをスイッチ回路35bと同じ論理で使用する場合、スイッチ付き並列共振回路35は第一の選択状態でスイッチ回路35b及びスイッチ回路35eが短絡状態になることで送信周波数において並列共振し、前後の回路を送信周波数において分離することができ、第二の選択状態でスイッチ回路35b及びスイッチ回路35eが共に開放状態となることで、等価的に容量素子35aだけが有効となる。これにより第一の選択状態すなわち送信動作時において前後の回路を分離しつつ、第二の選択状態つまり受信状態において損失低減する効果がある。また、スイッチ回路35eによって、第一の選択状態においてのみ容量素子35fを有効とすることができるので、第二の選択状態での回路の容量値となる容量素子35aの容量値を変更することなく、小さな値の誘導素子を誘導素子35cとして使用することができる効果がある。
なお特に、大きな誘導素子を低損失で形成するのが困難な場合、例えば半導体基板上にインダクタ素子を形成する場合に有効である。また、誘導素子をチップインダクタにより構成し、誘導素子自身の自己共振周波数よりも低い周波数で使用する場合、直流抵抗成分が高くなるため誘導値が大きいほど損失が大きくなることが多く、こういった場合などにも有効である。
逆に、スイッチ回路35eをスイッチ回路35bと逆の論理で使用する場合、スイッチ付き並列共振回路35は第一の選択状態でスイッチ回路35bが短絡状態となり、スイッチ回路35eが開放状態となることで送信周波数にて並列共振し、前後の回路を送信周波数において分離することができ、第二の選択状態でスイッチ回路35bが開放状態となり、スイッチ回路35eが短絡状態となることで、等価的に容量素子35aと容量素子35fの並列接続回路として動作する。これにより第一の選択状態すなわち送信動作時において前後の回路を分離しつつ、第二の選択状態つまり受信状態においては損失低減する効果がある。
また、スイッチ回路35eによって第二の選択状態においてのみ容量素子35fを有効とすることができるので、第二の選択状態での回路の容量値を同じ値にしても、誘導素子35cとして大きな誘導値を選ぶことができる効果がある。
また、スイッチ付き並列共振回路は図6に示す回路でも実現可能である。
図6においてスイッチ付き並列共振回路36は、容量素子36aと、この容量素子36aと並列に、スイッチ回路36b、誘導素子36c、スイッチ回路36dとが直列に、さらに並列して、スイッチ回路36eと、容量素子36fとが直列に接続されている。スイッチ回路36bとスイッチ回路36dは同じ論理で開閉し、スイッチ回路36eはスイッチ回路36bと同じ論理または逆の論理で開閉する。
また、当該スイッチ付き並列共振回路36における容量素子36a、スイッチ回路36b、誘導素子36c、スイッチ回路36dは、それぞれ図4における容量素子34a、スイッチ回路34b、誘導素子34c、スイッチ回路34dと同様の動作、機能であり、また、図6におけるスイッチ回路36e、容量素子36fは、それぞれ図5におけるスイッチ回路35e、容量素子35fと同様の動作、機能であるので説明は省略する。また効果についても、図4、図5に記載のスイッチ付き並列共振回路34及び35の効果と同様である。
また、選択手段付き整合回路としては、図1の中に記載した第二の選択手段40と第一の整合回路50の直列接続回路で構成された、選択手段付き整合回路60を用いる代わりに、図7に示す選択手段付き整合回路61とすることでも同様の効果を得ることができる。図7において、第二の選択手段43は一端が接地された第一の容量素子43aとスイッチ回路43bの直列接続から構成され、第一の整合回路51が並列して接続されている。
選択手段付き整合回路以外の部分については図1と同じであるので同じ符号を付して説明を省略する。スイッチ回路43bは第一の選択状態において短絡状態となり、選択手段付き整合回路61全体が送信周波数で並列共振をすることで、送信周波数において非常に高いインピーダンスとなるため、送信ブロック回路から第一の選択手段側をみたインピーダンスに対して、選択手段付き整合回路61がほとんど影響を及ぼさなくなる。
また第二の選択状態においては、スイッチ回路43bが開放状態となることで第二の選択手段のインピーダンスが第一の整合回路51に比べ十分高くなるため、選択手段付き整合回路61は第一の整合回路51とほぼ等価となる。これにより、図1の回路同様に、第二の選択状態においてアンテナ入出力端子71から受信入力端子21の間の信号経路に対しシリースに挿入される回路は第一の選択手段だけであることから受信信号の損失を抑えつつ、第一の選択状態において、送信信号に対する第一の整合回路の影響を抑える効果が得られる。
また、送信信号の周波数と受信信号の周波数が異なり、かつ送受信の切替えを時分割により行うシステムにおいては、第一の選択手段及び第二の選択手段として、図8に示す第一のフィルタ38または第二のフィルタ44を用いても図1の回路における第一の選択手段ないし第二の選択手段と同等の効果を得ることができる。
第一のフィルタ38及び第二のフィルタ44は受信周波数の信号を通過させ、送信周波数の信号を通過させない特性をもったフィルタ回路またはフィルタ素子であり、送信信号の周波数と受信信号の周波数が異なる場合、図1に記載の第一のスイッチ回路30、第二のスイッチ回路40同様、第一の選択状態において送信回路ブロック10と第一の整合回路50を送信周波数において分離し、第二の選択状態においては受信信号を通過させる役割を果たす。
従って、送受信信号の周波数が異なるシステムにおいては、第一の選択手段あるいは第二の選択手段を、第一のフィルタ38及び第二のフィルタ44とすることでも、図1の回路同様に、アンテナ回路ブロックと受信回路ブロックの間の受信信号経路にシリースに挿入される回路が第一のフィルタだけとなり、第二の選択状態での損失を抑えつつ、第一の選択状態において、送信信号に対する第一の整合回路の影響を抑える効果が得られる。
前述のように、送受信を時分割で切替える送受信システムにおいては、第一の選択手段としては、図1に示す第一のスイッチ回路30、図3、図4、図5、図6に示すスイッチ付き並列共振回路33、34、35、36を適用可能であり、選択手段付き整合回路としては、図1に示す、第二のスイッチ回路40と第一の整合回路50の直列接続、及び図3、図4、図5、図6に示すスイッチ付き並列共振回路33、34、35、36と第一の整合回路50の直列接続、または図7に示す第二の選択手段43と第一の整合回路51との並列接続が適用可能であるが、これら第一の選択手段と選択手段付き整合回路は、任意の組合せが可能である。また、送信信号、受信信号の周波数が異なるシステムにおいては、さらに第一の選択手段として図8に示す第一のフィルタ回路38が適用可能で、また選択手段付き整合回路として第二のフィルタ44と第一の整合回路の直列接続が適用可能であり、これらも併せて任意に組み合わせることが可能である。
また、図1、図3、図4、図5、図6、図7に含まれるスイッチ回路については、図9に示すような、MOSFETを用いた回路を適用することが可能であり、電流を消費しないという効果がある。図9においてスイッチ素子であるMOSFET30aと、MOSFET30aを制御する為の第一の制御端子30bと、MOSFET30aを制御する為の第二の制御端子30cと、MOSFET30aのソース端子、ドレイン端子に逆バイアスを与える為の第一のバイアス抵抗30dと、第二のバイアス抵抗30eと、バックゲートを接地するための第三のバイアス抵抗30fとを備えている。また、図1の第一の選択手段における第一の入力端子31、同第二の出力端子32に相当する入力端子31aと、出力端子32aとを備えている。
図9におけるスイッチ回路では、第一の制御端子を電源電圧レベルに設定し、第二の制御端子を0Vに設定することで、入力端子31aと32aの間が短絡状態となり、第一の制御端子を0V、第二の制御端子を電源電圧レベルとすることで、入力端子31aと出力端子32aの間が開放状態となり、スイッチとして動作する。
この回路のように、回路の開閉の切替えにゲート電圧だけでなく、ソース、ドレインの電圧も切替える回路を適用すると、MOSFETが開放状態の時に、その分離特性(アイソレーション特性)が向上する効果がある。
また、図10に示すようなダイオードを用いた回路も適用が可能であり、この回路では特に信号の損失を抑えることを優先したい場合などに、電流を調整して損失を低減することが可能である。図10において、スイッチ素子であるダイオード30gと、ダイオード30gを制御するそれぞれ第三の制御端子30hと、第四の制御端子30iと、制御時のバイアスを与える為の第三のバイアス抵抗30jと、第四のバイアス抵抗30kを備えている。また、図1の第一の選択手段における第一の入力端子31、同第二の出力端子32に相当する入力端子31bと、出力端子32bとを備えている。
図10に示すダイオードを用いたスイッチ回路は第三の制御端子30hを電源電圧レベル、第四の制御端子30iを0Vに設定することで短絡状態となり、第三の制御端子30hを0V、第四の制御端子30iを電源電圧レベルに設定することで、開放状態となる。
また、各ブロックを平衡回路で構成し、平衡接続した場合でも、同様の効果を得ることができ、かつ回路構成を平衡とすることで回路の安定化効果がある。これは、特に小型の半導体集積回路装置として送受信回路を実現する場合に重要な効果である。図1、図8に記載した選択手段付き整合回路または図3〜図6に記載したスイッチ付き並列共振回路を適用した選択手段付き整合回路63を使用した送受信回路を平衡回路とした場合の構成を図11に示す。図1と同等の機能の回路には同じ番号を付して説明を省略する。また、平衡回路にしたために2つになっている端子、ブロックには同じ番号を付して説明を省略する。
図11において、一般的に不平衡回路の接地点を平衡回路の仮想接地点と考え、第一の整合回路52は図1における第一の整合回路50を直列接続した回路と等価となる。
同様に図7に示した選択手段付き整合回路61を平衡回路として構成する場合も、当該選択手段付き整合回路の接地点を平衡回路の仮想接地点として構成をすれば、同様の効果が得られる。
また、図11に示すような平衡回路による回路を構成した際、アンテナ回路ブロック70を図12に示す構成とした場合、平衡不平衡変換回路を省略でき、通信用無線機として実装面積を減らす効果があると共に平衡不平衡変換回路分の損失を低減できる効果がある。ここで、図12において72aは第二の整合回路、72bは送信信号の不要な周波数成分を抑圧するとともに、受信信号に含まれる不要な妨害波を抑圧する平衡入出力フィルタ、72cは送信信号を電波として出力し、受信信号を受信する送受信アンテナを表し、71a”および71a’はアンテナ入出力端子を平衡対としたものである。但し、第二の整合回路72aは第一の選択状態において、送信回路ブロック10と平衡入出力フィルタの整合をとる為の整合回路である。
また、本発明に記載の送受信回路において、送信回路ブロック、受信回路ブロック、第一の選択手段、選択手段付き整合回路を半導体基板上に形成して、半導体集積回路装置としても、同様の効果を得ることができるとともに、通信用無線機として小型化が図れ、量産効果によりコスト低減の効果もある。
また、前述のように本発明に記載の送受信回路において、送信回路ブロック、受信回路ブロック、第一の選択手段、選択手段付き整合回路を半導体基板上に形成する場合に、第一の整合回路については、半導体基板上に設けず、当該半導体集積回路装置を実装する樹脂基板、セラミック基板などの外部基板上に分布定数回路、または集中定数回路として形成しても、同様の効果が得られるとともに、損失の低い誘導素子を使用できるため、受信動作時の損失を低減する効果が得られる。
また、前述のように本発明に記載の送受信回路において、送信回路ブロック、受信回路ブロック、第一の選択手段、選択手段付き整合回路を半導体基板上に形成する場合で、かつ第一の選択手段または第二の選択手段としてスイッチ付き並列共振回路を使用する場合、含まれる誘導素子を、当該半導体集積回路装置を実装する樹脂基板、セラミック基板などの外部基板上或いは基板内部に分布定数回路、または集中定数回路として形成しても、同様の効果が得られるとともに、損失の低い誘導素子を使用できるため、送信動作時における第一の選択手段及び第二の選択手段における分離特性(アイソレーション特性)が改善される効果がある。
以上のように、本発明に係る通信用無線機の送受信機によると、受信動作時にアンテナ回路ブロックと受信回路ブロックの間にシリースに挿入される回路を第一の選択手段のみとし、第一の整合回路をシャント素子で構成し、第一の選択手段と第二の選択手段により送信動作時に送信回路ブロックと第一の整合回路の分離度を高めることができ、第一の整合回路が送信動作時に送信回路ブロックの負荷インピーダンスへ与える影響を低減することが可能となる為、受信動作時の損失を抑えつつ、送信動作時の送信信号の損失を低減することができる。
本発明の実施の形態1における送受信回路を示す図 同実施の形態に係る送受信回路の送信回路ブロックにおける出力部の回路構成例を示す図 同実施の形態における第一の選択手段及び第二の選択手段として置き換えが可能なスイッチ付き並列共振回路の回路構成例を示す図 同実施の形態における第一の選択手段及び第二の選択手段として置き換えが可能なスイッチ付き並列共振回路の回路構成例を示す図 同実施の形態における第一の選択手段及び第二の選択手段として置き換えが可能なスイッチ付き並列共振回路の回路構成例を示す図 同実施の形態における第一の選択手段及び第二の選択手段として置き換えが可能なスイッチ付き並列共振回路の回路構成例を示す図 同実施の形態における選択手段付き整合回路を第一の整合回路と第二の選択手段の並列回路にて実現する場合の回路構成例を示す図 同実施の形態において、送信周波数と受信周波数が異なる場合に、第一の選択手段及び第二の選択手段として、フィルタ回路を適用した場合の回路図 同実施の形態において用いられるスイッチ回路として、MOSFETを用いた場合のスイッチ回路を示す図 同実施の形態において用いられるスイッチ回路として、ダイオードを用いた場合のスイッチ回路を示す図 同実施の形態において、送信回路ブロック、受信回路ブロック、第一の選択手段、選択手段付き整合回路の各回路ブロック及び配線を平衡回路で構成した場合の回路図 同実施の形態において、送信回路ブロック、受信回路ブロック、第一の選択手段、選択手段付き整合回路の各回路ブロック及び配線を平衡回路で構成した場合のアンテナ回路ブロックの構成例を示す図 従来の送受信回路を示すブロック図
符号の説明
10 送信回路ブロック
11 送信入力端子
12 送信出力端子
20 受信回路ブロック
21 受信入力端子
22 受信出力端子
30 第一の選択手段(第一のスイッチ回路)
31 第一の入力端子
32 第一の出力端子
40 第二の選択手段(第二のスイッチ回路)
41 第二の入力端子
42 第二の出力端子
50 第一の整合回路
60 選択手段付き整合回路
70 アンテナ回路ブロック
71 アンテナ入出力端子

Claims (14)

  1. 入力された送信信号を増幅して出力する送信回路ブロックと、
    入力された受信信号を増幅して出力する受信回路ブロックと、
    アンテナ入出力端子を有し、前記送信回路ブロックから出力され、前記アンテナ入出力端子より入力される送信信号を電波として出力するとともに、電波として飛来する受信信号を受信し前記アンテナ入出力端子を介して前記受信回路ブロックへ出力するアンテナ回路ブロックと、
    前記送信回路ブロックから出力された送信信号が、前記アンテナ回路ブロックへと入力され電波として出力される第一の選択状態と、前記アンテナ回路ブロックで受信した受信信号が前記受信回路ブロックに入力される第二の選択状態のいずれかを選択する、前記送信回路ブロックの出力と前記アンテナ入出力端子に接続された第一の選択手段と、
    前記第一の選択手段の出力端子と前記受信回路ブロックの入力端子との間に接続され、一端が接地された選択手段付き整合回路とを備え、
    前記選択手段付き整合回路は、前記第一の選択状態と前記第二の選択状態のいずれかを選択する第二の選択手段と、前記第二の選択手段の出力端子に接続するとともに、他端を接地しており、前記受信回路ブロックの入力インピーダンスと前記アンテナ回路ブロックの整合をとるための第一の整合回路と、を備え、前記第二の選択手段は、前記第一の選択手段と連動して開閉する第二のスイッチ回路であり、前記第二のスイッチ回路は、前記第一の選択状態において開放状態となり、第二の選択状態においては短絡状態とすることを特徴とする送受信回路。
  2. 入力された送信信号を増幅して出力する送信回路ブロックと、
    入力された受信信号を増幅して出力する受信回路ブロックと、
    アンテナ入出力端子を有し、前記送信回路ブロックから出力され、前記アンテナ入出力端子より入力される送信信号を電波として出力するとともに、電波として飛来する受信信号を受信し前記アンテナ入出力端子を介して前記受信回路ブロックへ出力するアンテナ回路ブロックと、
    前記送信回路ブロックから出力された送信信号が、前記アンテナ回路ブロックへと入力され電波として出力される第一の選択状態と、前記アンテナ回路ブロックで受信した受信信号が前記受信回路ブロックに入力される第二の選択状態のいずれかを選択する、前記送信回路ブロックの出力と前記アンテナ入出力端子に接続された第一の選択手段と、
    前記第一の選択手段の出力端子と前記受信回路ブロックの入力端子との間に接続され、一端が接地された選択手段付き整合回路とを備え、
    前記選択手段付き整合回路は、前記第一の選択状態と前記第二の選択状態のいずれかを選択する第二の選択手段と、前記第二の選択手段の出力端子に接続するとともに、他端を接地しており、前記受信回路ブロックの入力インピーダンスと前記アンテナ回路ブロックの整合をとるための第一の整合回路と、を備え、第二の選択手段は、前記第一の選択手段と連動して開閉するスイッチ付き並列共振回路であり、前記スイッチ付き並列共振回路は、前記第一の選択状態において送信周波数で並列共振する状態となり、第二の選択状態においては送信周波数で並列共振しない状態とすることを特徴とする送受信回路。
  3. 入力された送信信号を増幅して出力する送信回路ブロックと、
    入力された受信信号を増幅して出力する受信回路ブロックと、
    アンテナ入出力端子を有し、前記送信回路ブロックから出力され、前記アンテナ入出力端子より入力される送信信号を電波として出力するとともに、電波として飛来する受信信号を受信し前記アンテナ入出力端子を介して前記受信回路ブロックへ出力するアンテナ回路ブロックと、
    前記送信回路ブロックから出力された送信信号が、前記アンテナ回路ブロックへと入力され電波として出力される第一の選択状態と、前記アンテナ回路ブロックで受信した受信信号が前記受信回路ブロックに入力される第二の選択状態のいずれかを選択する、前記送信回路ブロックの出力と前記アンテナ入出力端子に接続された第一の選択手段と、
    前記第一の選択手段の出力端子と前記受信回路ブロックの入力端子との間に接続され、一端が接地された選択手段付き整合回路とを備え、
    前記選択手段付き整合回路は、第二の選択手段と第一の整合回路の並列接続により構成され、前記第二の選択手段は一端が接地された第一の容量素子と第三のスイッチ回路の直列接続であり、前記第三のスイッチ回路の他端は前記第一の整合回路、前記第一の選択手段及び受信回路ブロックに接続され、前記第一の整合回路の他端は接地されるとともに、
    第一の選択状態において前記第三のスイッチ回路が短絡状態となることより前記第二の選択手段と前記第一の整合回路が送信周波数で並列共振し、第二の選択状態においては前記第三のスイッチ回路が開放状態となり、受信信号からは等価的に前記第一の整合回路だけが見えることを特徴とする送受信回路。
  4. 前記スイッチ付き並列共振回路は、第四のスイッチ回路と、前記第四のスイッチ回路の一端に接続された第一の誘導素子と、前記第四のスイッチ回路と第一の誘導素子との直列接続に対し並列に接続された第二の容量素子から構成され、前記スイッチ付き並列共振回路と前後の回路との接続は前記第二の容量素子の両端部分で接続される回路であるとともに、第一の選択状態で前記第四のスイッチ回路が短絡状態となることで前記スイッチ付き並列共振回路が送信周波数で並列共振し、第二の選択状態で第四のスイッチ回路が開放状態となることを特徴とする、請求項に記載の送受信回路。
  5. 前記スイッチ付き並列共振回路は、第二の誘導素子と、前記第二の誘導素子の一端に接続された第五のスイッチ回路及び他端に接続された第六のスイッチ回路と、前記第五のスイッチ回路と第二の誘導素子と第六のスイッチ回路の直列接続に対し並列に接続された第三の容量素子から構成され、前記スイッチ付き並列共振回路と前後の回路との接続は前記第三の容量素子の両端部分により接続されるとともに、第一の選択状態で第五のスイッチ回路及び第六のスイッチ回路が共に短絡状態となることで前記スイッチ付き並列共振回路が送信周波数で並列共振し、第二の選択状態で前記第五のスイッチ回路及び前記第六のスイッチ回路が共に開放状態となることを特徴とする、請求項に記載の送受信回路。
  6. 前記スイッチ付き並列共振回路は、第七のスイッチ回路と、前記第七のスイッチ回路の一端に接続された第三の誘導素子と、前記第七のスイッチ回路と前記第三の誘導素子との直列接続に対し並列に接続された第四の容量素子と、さらに前記第四の容量素子に並列に、第八のスイッチ回路及び第五の容量素子の直列接続回路を接続して構成され、前記スイッチ付き並列共振回路は、前後の回路ブロックとは前記第四の容量素子の両端部分により接続され、前記第七のスイッチ回路は第一の選択状態で短絡状態となることで前記スイッチ付き並列共振回路が送信周波数で並列共振し、第二の選択状態で前記第七のスイッチ回路は開放状態となり、前記第八のスイッチ回路は前記第七のスイッチ回路と同じまたは逆の論理で開閉することを特徴とする、請求項に記載の送受信回路。
  7. 前記スイッチ付き並列共振回路は、第四の誘導素子と、前記第四の誘導素子の一端に接続された第九のスイッチ回路及び他端に接続された第十のスイッチ回路と、前記第九のスイッチ回路と前記第四の誘導素子と前記第十のスイッチ回路の直列接続に対し並列に接続された第六の容量素子と、さらに前記第六の容量素子に並列に、第十一のスイッチ回路及び第七の容量素子の直列接続回路を接続して構成され、前記スイッチ付き並列共振回路が、前後の回路ブロックとは前記第六の容量素子の両端部分により接続され、前記第九のスイッチ回路と前記第十のスイッチ回路が第一の選択状態で短絡状態となることで、前記スイッチ付き並列共振回路が送信周波数で並列共振し、前記第九のスイッチ回路と前記第十のスイッチ回路が第二の選択状態で開放状態となり、前記第十一のスイッチ回路は前記第九のスイッチ回路と同じ、または逆の論理で開閉することを特徴とする請求項に記載の送受信回路。
  8. 送信回路ブロック、第一の選択手段、選択手段付き整合回路、受信回路ブロックが平衡回路で構成され、かつ各々回路ブロックを接続する配線を平衡配線で接続する構成とすることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の送受信回路。
  9. 前記アンテナ回路ブロックはアンテナ入出力端子に接続された第二の整合回路と、前記第二の整合回路に接続された入出力平衡フィルタとを有することを特徴とする請求項に記載の送受信回路。
  10. 第一のスイッチ回路または、第二のスイッチ回路または、第一のスイッチ付き並列共振回路または、第二のスイッチ付き並列共振回路に含まれるスイッチ素子をMOSFETで構成することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の送受信回路。
  11. スイッチ素子としてMOSFETを有するスイッチ回路は、スイッチがオフの場合に前記MOSFETのドレイン端子及びソース端子にゲート端子とは逆極性の電圧を印加される構成とすることを特徴とする請求項10に記載の送受信回路。
  12. 第一のスイッチ回路または、第二のスイッチ回路または、第一のスイッチ付き並列共振回路または、第二のスイッチ付き並列共振回路に含まれるスイッチ素子をダイオードで構成することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の送受信回路。
  13. 送信回路ブロック、受信回路ブロック、第一の選択手段及び選択手段付き整合回路が半導体基板上に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の送受信回路、半導体集積回路装置及び通信用無線機。
  14. 第一の整合回路が半導体外部に設けられることを特徴とする請求項13に記載の送受信回路、半導体集積回路装置及び通信用無線機。
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