JPH1140210A - アルカリ二次電池の短絡検査方法 - Google Patents

アルカリ二次電池の短絡検査方法

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JPH1140210A
JPH1140210A JP9209830A JP20983097A JPH1140210A JP H1140210 A JPH1140210 A JP H1140210A JP 9209830 A JP9209830 A JP 9209830A JP 20983097 A JP20983097 A JP 20983097A JP H1140210 A JPH1140210 A JP H1140210A
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木下  勇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解液注入前の電池前駆体に対して、精度良
く短絡の検出を行えるとともに、軽短絡を起こす可能性
が高い未短絡部分も判別することができるアルカリ二次
電池の短絡検査方法を提供する。 【解決手段】 正極11と負極12との間に電気絶縁性
のセパレータ13を介在させて形成した極板群10を、
負極端子を兼ねる有底の外装缶14に収容して電池前駆
体1を形成したのち、電池前駆体1の正極11および負
極12へ外部電源3を接続して回路を構成し、その際、
次式、I<V/Z(ただし、Iは外部電源の電源電流容
量、Vは印加電圧、Zは外部電源3と電池前駆体1とを
接続することにより構成された回路の合成抵抗を表
す。)の関係を満足する状態で、外部電源3により電池
前駆体1の正極11と負極12との間に100〜500
Vの電圧を印加し、そのときの外部電源3の電圧値を電
圧監視装置4により監視し外部電源3の電圧降下を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ二次電池
の短絡検査方法に関し、更に詳しくは、すでに短絡して
いる電池および実使用時に短絡する可能性のある未短絡
部分を備えている電池を判別することができるアルカリ
二次電池の短絡検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ二次電池の製造においては、短
絡検査工程を設け、内部短絡が生じている電池を検出す
ることにより、不良品の出荷を極力抑えている。前記短
絡検査は、例えば、極板群が外装缶内に収容され、当該
外装缶に電解液が注入される前の半完成状態の電池(以
下、電池前駆体という)に対して行われる場合と、極板
群を収容した外装缶内に電解液を注入したのち封口して
組立てられた完成状態の電池に対して行われる場合とが
ある。
【0003】前者の短絡検査は、例えば、以下に示す手
順で行われる。すなわち、電解液が浸潤していない状態
の極板群に対し、絶縁抵抗器を用いて正極と負極との間
の絶縁抵抗値を測定し、当該絶縁抵抗値がある値よりも
低いものを短絡が生じている電池(電池前駆体)として
判別する。一方、後者の短絡検査は、例えば、以下の手
順で行われる。
【0004】すなわち、組立後の当該電池の内部抵抗を
測定し、この内部抵抗値がある値より低い場合に、内部
短絡が生じているものとして、短絡電池を判別すること
が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電池前駆体
に対する短絡検査は、電池を完全に組み立てる前に短絡
の有無が判別できる。したがって、短絡を起こしている
半完成品に対しては、例えば、極板群のみを取り替えて
あらためて短絡の無い良品電池を製造することができる
ので、短絡に関与していない他の電池構成部材の無駄を
省くことができる。このため、電池製造における全体の
歩留まり向上に貢献する。
【0006】しかしながら、その反面、電池前駆体に対
する短絡検査には、以下のような不都合がある。すなわ
ち、電池前駆体に対する短絡検査方法は、上述のように
正負極間の絶縁抵抗値を測定するものであるが、この絶
縁抵抗値は、湿度の影響により、変動することがある。
このため、絶縁抵抗を測定する当該検査方法は、検査時
における雰囲気(湿度)の影響を受けやすく、短絡検査
の精度が低くなる。
【0007】それに対し、完成状態での短絡検査の場合
は、完全に組み立てた後の電池に対して内部抵抗を測定
するので、湿度の影響を受けることは殆どなく、精度良
く短絡電池の判別ができる。このため、完成状態での短
絡検査方法は、半完成状態での短絡検査方法に比べ、検
査精度の面で優れているといえる。しかしながら、完成
状態での短絡検査は、電池が完全に組み立てられた後で
なければ短絡電池の判別ができないので、出荷に際し、
短絡が判明した完成電池は廃棄せざるを得ない。したが
って、短絡に関与していない他の電池構成部材も一緒に
廃棄処分となるので、電池製造における全体の歩留まり
を向上させることに関する貢献度は低い。
【0008】以上のように、前記2つの短絡検査方法に
おいては、歩留まり向上への貢献、および、高い検査精
度は並立することなく、どちらか一方が欠けているとい
う不都合があった。また、実際の電池においては、組立
途中や使用する前の状態では短絡していないが、実使用
してから短絡が起こる場合がある。このような短絡は、
一般に、軽短絡とよばれている。
【0009】ここで、軽短絡の発生の過程について具体
的に以下に説明する。打ち抜きや切断などの極板の加工
工程において、加工面にバリが生じた極板を用いて極板
群を組み立てると、前記バリは、セパレータにくい込
み、対極に対し、数μmの距離まで接近した状態とな
る。このような極板群を組み込んだ電池は、実使用時に
おける充放電を反復すると、極板群が膨張収縮し、それ
にともなって、前記バリがセパレータを突き破り、対極
と接触する場合がある。
【0010】また、バリが存在する極板群を組み込んだ
電池に対して、ある程度充放電を反復していくと、前記
バリからデンドライトが成長していくことがあり、それ
にともなって、当該デンドライトの先端がセパレータを
突き破り、対極と接触することがある。デンドライトが
対極に接触すると、微小電流が流れ、電池は自己放電
し、容量低下を引き起こす。このとき、デンドライトの
先端は崩落しやすいので、短絡状態はすぐに断絶される
が、再度、デンドライトが成長し、デンドライトの先端
が対極と接触する。このようなデンドライトの崩落と再
成長の反復により、電池の自己放電が進行し、最終的に
電池電圧が0Vになるという不具合が生じることがあ
る。
【0011】以上のように、軽短絡は、バリのように正
負極板間の間隔が狭くなった部分(以下、未短絡部分と
いう)で発生する可能性が高い。しかしながら、組み立
て直後の電池において前記未短絡部分は、セパレータに
より絶縁されており、短絡は起こしていない。このた
め、軽短絡は、前記2つの短絡検査方法では判別できな
い。
【0012】電池の短絡検査工程においては、このよう
な未短絡部分も、実使用にともない短絡する可能性が高
いので、不良品電池の出荷を防止する観点から、軽短絡
も判別することが望まれている。本発明は、上記した従
来の短絡検査方法における問題を解決し、電解液注入前
の電池前駆体に対して、精度良く短絡の検出を行えると
ともに、軽短絡を起こす可能性が高い未短絡部分も判別
することができるアルカリ二次電池の短絡検査方法の提
供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、正極と負極との間に電気絶
縁性のセパレータを介在させて形成した極板群を、負極
端子を兼ねる有底の外装缶に収容して電池前駆体を形成
したのち、前記電池前駆体の正極および負極へ外部電源
を接続して回路を構成し、その際、次式、I<V/Z
(ただし、Iは外部電源の電源電流容量、Vは印加電
圧、Zは外部電源と電池前駆体とを接続することにより
構成された回路の合成抵抗を表す。)の関係を満足する
状態で、前記外部電源により前記電池前駆体の正極と負
極との間に100〜500Vの電圧を印加し、そのとき
の前記外部電源の電圧値を電圧監視手段により監視し当
該外部電源の電圧降下を検出することを特徴とするアル
カリ二次電池の短絡検査方法が提供される。
【0014】本発明のアルカリ二次電池の短絡検査方法
は、電解液を注入する前の電池前駆体に対し、正極と負
極との間に100〜500Vの高電圧を印加することを
特徴としている。このように、正極と負極との間に高電
圧を印加すると、軽短絡を発生させる可能性の高い未短
絡部分を含んでいる電池前駆体においては、この未短絡
部分において火花放電が起こり、回路に短絡電流が流れ
る。このとき、外部電源を、I<V/Z(ただし、Iは
外部電源の電源電流容量、Vは印加電圧、Zは外部電源
と電池前駆体とを接続することにより構成された回路の
合成抵抗を表す。)の関係を満足する状態に設定してお
くと、短絡電流が流れることにともない電圧降下が起こ
るので、この電圧降下を検出することにより軽短絡を起
こす可能性の高い電池を判別することができる。また、
すでに正極と負極とが接触し、短絡している場合におい
ても、火花放電の場合と同様に短絡電流が流れるので、
電源の電圧降下が生じる。よって、本発明の短絡検査方
法は、この電圧降下を検出することにより、通常の短絡
も検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のアルカリ二次電池の短絡
検査方法は、常法により製造された極板群を負極端子を
兼ねる有底の外装缶に収容して形成した電池前駆体、す
なわち、電解液が注入される前の半完成状態の電池に対
して行われる。本発明の短絡検査方法においては、ま
ず、外部電源3に電池前駆体1を接続する。具体的に
は、図1に示すように、外部電源3の出力端に、極板群
10の正極11に予め取付けられた正極タブ11aと、
負極端子(外装缶)14とを導線6を用いて接続し、短
絡検査システム回路を形成する。このとき、導線6の中
間にはスイッチ5が取付けられている。そして、電圧監
視手段4が外部電源3に対し並列に接続されている。
尚、正極タブは、極板群の正極に接続されているので、
正極と等電位であり、負極端子(外装缶)は、その内周
部で極板群の負極と接触しているので、負極と等電位で
ある。したがって、正極タブと負極端子との間に所定電
圧を印加すれば、正極と負極との間に所定電圧を印加し
たことになる。また、図1中の61,62は導線6の線
抵抗、63,64は接点における接触抵抗を表してい
る。
【0016】ここで、外部電源3は、電池前駆体1に対
し、電圧を印加する電圧印加手段であり、このときの印
加電圧の値を任意に設定することができる。本発明にお
いては、この外部電源3により設定される電圧を印加電
圧Vとする。また、この外部電源3は、電流制御回路を
有しており、前記印加電圧Vをある値に設定した状態
で、前記短絡検査システム回路に流せる電流を任意に設
定することができる。このとき、外部電源3により前記
短絡検査システム回路に流すことができる最大電流を電
源電流容量Iとする。
【0017】また、前記短絡検査システム回路において
は、火花放電が起こる、あるいは、すでにどこかが短絡
しているなどして回路全体が導通した状態となった場
合、この回路の全体の抵抗は、導線の線抵抗、接点にお
ける接触抵抗、電池内抵抗および未知の抵抗など回路に
存在する抵抗の総和で表される。このとき、回路の全体
の抵抗を短絡検査システム回路の合成抵抗Zとする。
【0018】このシステム回路において、外部電源3か
ら電圧Vを印加したときに、仮に前記未短絡部分での火
花放電が起こったとすると、当該回路に、V/Z(V:
印加電圧、Z:合成抵抗)で表される短絡電流Is が流
れる。また、電池前駆体において、すでに正極と負極と
が短絡している場合においても、火花放電の場合と同様
に前記回路に短絡電流Is が流れる。このとき、本発明
者は、外部電源3の印加電圧をVに設定したときに、当
該外部電源3が流せる設定最大電流値である電源電流容
量Iを前記した短絡電流Is より大きく設定すると外部
電源3の電圧は変化せず、しかし、電源電流容量Iを短
絡電流Is より小さく設定すると外部電源3の電圧が降
下するという事実を見出した。本発明は、このような知
見に基づいて開発されたものであって、上述した外部電
源3において、V/Zで表される短絡電流Is よりも電
源電流容量Iを小さく設定する、つまり、次式の条件、 I<V/Z…(1) を満足するように電源電流容量Iの設定を行い、このよ
うな条件の下で外部電源3から前記電池前駆体に対し所
定の電圧を印加することを特徴とする。このとき、当該
回路に短絡電流が流れると、電源の電圧値が降下するの
で、電圧監視手段により、電源の電圧降下を検出するこ
とにより軽短絡および通常の短絡を検出することができ
る。
【0019】ここで、外部電源3を(1)式の条件を満
足するように設定する手順を以下に説明する。まず、電
池前駆体に印加する印加電圧Vが選択される。このと
き、通常の電池製造ラインで組み立てられた極板群にお
いて、その中に未短絡部分(バリ)が存在している場
合、外部電源から印加する電圧値が100V未満では火
花放電は発生しない。このため、火花放電にともなう短
絡電流が流れないので未短絡部分の有無の検出ができな
い。逆に前記電圧値が500Vを超えると、未短絡部分
(バリ)以外の個所でも火花放電が発生し、未短絡部分
の有無の正確な検出ができない。よって、本発明におい
ては、正極と負極との間に印加する印加電圧Vは100
〜500(V)の範囲のある電圧値として選択される。
より好ましくは、200〜300(V)のある電圧値で
ある。
【0020】次に、以上のようにして選択した印加電圧
Vと、短絡検査システム回路の合成抵抗Zから、当該回
路が短絡したことを仮定した場合の短絡電流Is を求め
る(V/Z=Is )。このとき、合成抵抗は、検査を行
う電池の品種やその接続の状態で変化するものなので、
正確に把握することが難しい。このため、合成抵抗Z
は、電池製造における過去の経験から求められた適当な
値に仮定される。例えば、密閉型ニッケル−水素二次電
池を短絡検査システム回路にセットした場合、電池型式
によっても異なるが、通常、合成抵抗Zは1〜10(k
Ω)に仮定すればよい。
【0021】そして、電源電流容量Iを、以上のように
印加電圧Vと合成抵抗Zから求めた短絡電流Is の値よ
りも小さい値に設定する。ここで、例えば、印加電圧V
を200(V)、合成抵抗Zを1(kΩ)に仮定した場
合、短絡電流Is は、 Is =V/Z=200/1000=0.2(A) となる。この結果から、外部電源3における電源電流容
量Iは、0.2(A)より小さい値に設定する。
【0022】次に、本発明の短絡検査方法における具体
的な手順としては、上述のように条件設定した外部電源
3を接続した短絡検査システム回路において、スイッチ
5を開状態で外部電源3を起動させ、所定電圧(印加電
圧V)を発生させたのち、スイッチ5を閉状態とし、正
極タブ11aと、負極端子(外装缶)14との間に所定
電圧を印加する。このとき、スイッチ5を開状態から閉
状態にするまでの間、電圧監視手段4により、外部電源
3の電圧の変化を監視しておく。
【0023】ここで、極板群10においては、正極11
と負極12とがセパレータ13により完全に絶縁されて
いる場合と、極板のバリがセパレータにくい込み、軽短
絡が発生する可能性が高くなっている場合と、完全に正
極と負極とが接触し、絶縁が破壊されている場合とがあ
る。それぞれの場合における外部電源の電圧の変化につ
いて、以下に説明する。
【0024】まず、完全に絶縁されている場合、外部電
源3を起動し、所定の電圧を発生させた状態でスイッチ
5を閉状態にしても、回路に電流は流れない。このた
め、外部電源3の電圧は降下しない。よって、電池前駆
体に対し、所定電圧を印加したときに、外部電源の電圧
値が変化しない場合は、絶縁が保たれていることを表し
ており、当該電池(電池前駆体)は短絡の発生していな
い良品であると判定できる。
【0025】次に、軽短絡が発生する可能性が高くなっ
ている場合、例えば、正極に生じたバリがセパレータに
くい込んでいる場合、このバリは、負極に対し数μmの
距離まで極めて接近した状態となっている。このような
状態のとき、外部電源3を起動し、所定の電圧を発生さ
せた状態でスイッチ5を閉状態にすると、正極と負極と
の間に所定電圧が印加され、距離の最も短い部分すなわ
ちバリの部分で火花放電が生じる。このように、火花放
電が生じると回路に短絡電流が流れ、それにともない外
部電源の電圧が降下する。よって、電池前駆体に対し、
所定電圧を印加したときに、外部電源の電圧値が降下し
た場合は、火花放電が発生したことを表しており、当該
電池(電池前駆体)は、軽短絡を起こす可能性が高い不
良品であると判定できる。
【0026】次に、完全に正極と負極とが接触し、絶縁
が破壊されている場合、前記回路は、電池前駆体内で導
通した状態となっている。このような状態のとき、外部
電源3を起動し、所定の電圧を発生させた状態でスイッ
チ5を閉状態にすると、火花放電が生じたときと同じよ
うに回路に短絡電流が流れ、それにともない外部電源の
電圧が降下する。よって、スイッチ5を閉状態とし、電
池前駆体に対して所定電圧を印加したと同時に外部電源
の電圧値が降下した場合は、短絡が生じていることを表
している。このことから、当該電池(電池前駆体)は不
良品であると判定できる。
【0027】尚、本発明の短絡検査方法においては、外
部電源として、直流,交流のどちらを用いても構わな
い。ただし、交流を採用する場合、少なくとも数サイク
ル時間以上、電池前駆体に電圧を印加しておく必要があ
る。このため、量産工程のように、生産効率を向上させ
るために短絡検査に振り分けられる時間が数分の1から
数十分の1秒程度しか確保できない場合は、電圧印加時
間が少なくてすむ直流電源を採用することが好ましい。
【0028】また、本発明のアルカリ二次電池の短絡検
査方法は、極板群を捲回して製造する円筒型電池および
極板を積層して製造する角形電池のどちらにも採用する
ことができる。
【0029】
【実施例】
実施例1、2 比較例1、2 Co:1.0重量%およびZn:5重量%を固溶するNi
(OH)2 粉末95重量部とCoO粉末5重量部とを混
合し、ここに、1%カルボキシメチルセルロース水溶液
35重量部を投入したのち混練して正極活物質ペースト
を調製した。そして、このペーストを発泡ニッケル板に
充填し、乾燥,圧延,裁断を順次行って、ペースト式ニ
ッケル極にした。
【0030】一方、MmNi5 (Mmはミッシュメタ
ル)のNiの一部をCo,Mn,Alなどで置換したM
mNi5 系水素吸蔵合金を用いて常法により水素吸蔵合
金電極を製造し、前記ペースト式ニッケル極を正極と
し、前記水素吸蔵合金電極を負極にしてこれらの間に親
水化ポリオレフィン不織布から成るセパレータを介在さ
せた円筒状の極板群を形成した。
【0031】そして、前記極板群を負極端子を兼ねる外
装缶に収容し、電池前駆体を形成した。次に、図1に示
すように、前記電池前駆体の正極タブ11aと、負極端
子(外装缶)14とを導線6を介してそれぞれ外部電源
3に接続し、短絡検査システムの回路を形成した。尚、
導線6の中間にはスイッチ5が設けられている。また、
外部電源3に対し並列に電圧監視装置4が接続されてい
る。
【0032】ここで、外部電源3は、可変直流定電圧・
定電流電源(株式会社高砂製作所製TM0650−0
1)であり、回路に印加することができる印加電圧Vを
任意に変化させることができるとともに、電流制御回路
を備えているので回路に流せる最大電流(電源電流容量
I)も任意にかえることができる。また、前記回路にお
ける導線6の線抵抗や接点部の接触抵抗等の総和である
合成抵抗Zは1(kΩ)と仮定した。更に、前記電圧監
視装置4は、外部電源3の電圧を監視するものであり、
電源電圧が所定値以下に降下した際に、警告を発し、短
絡が起こっている、あるいは、軽短絡が起こる可能性が
高い電池(電池前駆体)を判定する。
【0033】以上のように、電池前駆体をセットしたの
ち、外部電源3を起動し、電圧監視装置4により外部電
源3の電圧値を監視しながら、スイッチ5を閉状態と
し、電池前駆体に電圧を印加し、その際、電圧降下の有
無を確認する短絡検査を行った。このとき、電源の印加
電圧Vは200(V)一定とし、電源電流容量Iは、表
1に示すように変化させた。
【0034】以上のような短絡検査は、各電源電流容量
毎に、前述のように製造した電池前駆体10000個に
対し行い、電圧降下が確認された際の電池前駆体を不良
品として除外し、その不良品の数を計数した。そして、
10000個に対する不良品の数の割合を求め、その結
果を電池前駆体の不良率として表1に示した。次に、不
良品を除外した後の残りの良品電池前駆体に対し、比重
1.30のKOHを主体とする電解液を注入し、常法によ
りAAサイズ,定格容量1100mAhの密閉型ニッケル
−水素二次電池を組み立てた。
【0035】組立後、当該電池に対し、初期活性化のた
めの充放電を行い、その後、温度25℃において、11
00mAで1.5時間の充電,1100mAで電池電圧が
1.0Vの放電状態になるまでの放電,休止1時間を1
サイクルとするサイクル試験を1000サイクル行っ
た。1000サイクルのサイクル試験が終了した電池に
対し、内部抵抗を測定して短絡の有無を検出する従来の
短絡検査方法を採用して短絡検査を行った。すなわち、
電池の内部抵抗を測定し、測定値がある値よりも低い電
池を短絡が発生している不良品として、除外し、不良品
の数を計数した。そして、良品の電池前駆体の数に対す
る不良品電池の数の割合を求め、その結果をサイクル試
験後の電池の短絡発生率として表1に併記した。
【0036】尚、上記短絡検査は、温度21〜25℃の
室温域において、湿度50%の雰囲気中で行った。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果から明らかなように、電源電流
容量Iの値が、印加電圧V(200(V))および合成
抵抗Z(1(kΩ))より求められる短絡電流Is の値
(0.20A)よりも大きくなると、サイクル試験後の
電池の短絡発生率が高くなっていることがわかる。すな
わち、実施例1、2では、電源電流容量Iが0.20
(A)(短絡電流Is )より低いので、電圧降下が起こ
り、電池前駆体の状態で短絡を良好に判別することがで
きているのに対し、比較例1、2では、電源電流容量I
が0.20(A)(短絡電流Is )より高いので、電圧
降下が起こらず、軽短絡品等の不良品も良品と判別して
しまっている。このため、比較例1、2では、完成電池
となった後の短絡発生率が高くなっている。
【0039】このように、本発明の短絡検査方法におい
ては、(1)式の関係が満足されなければ短絡検査の精
度が低くなることを表しており、電源電流容量IをV/
Z(短絡電流Is )より小さくすることが必須である。 実施例3〜7、比較例3〜5 電源電流容量Iを0.04(A)一定とし、(1)式の
関係を満足した状態で印加電圧を表2に示すように変化
させたことを除いては、実施例1と同様にして電池を製
造し、実施例1と同様にして電池前駆体の不良率および
サイクル試験後の電池の短絡発生率を求めた。その結果
を表2に併記した。
【0040】比較例6 電池前駆体の短絡検査として従来の絶縁抵抗を測定する
ことにより短絡の有無を判別したことを除いては、実施
例1と同様にして電池を製造し、実施例1と同様にして
電池前駆体の不良率およびサイクル試験後の電池の短絡
発生率を求めた。その結果を表2に併記した。
【0041】
【表2】
【0042】表2から明らかなように、印加電圧が80
Vの比較例4では、電池前駆体の状態での不良率は0.
03%であった。そして、電池前駆体の不良品を除外し
た状態で行ったサイクル試験後の短絡検査でも不良品
(短絡)が検出された(短絡発生率0.01%)。これ
は、印加電圧80Vでの短絡検査だけでは、実使用時に
生じる軽短絡は検出できないことを表している。印加電
圧が50Vである比較例3でも同じことがいえる。
【0043】印加電圧が100〜500Vである実施例
3〜7では、電池前駆体の状態での不良率は0.04〜
0.05%であった。そして、電池前駆体の不良品を除
外して製造した電池に対し行ったサイクル試験後の短絡
検査では短絡発生率が0%であり、軽短絡が発生してい
ないことを表している。つまり、電池前駆体の状態での
短絡検査だけで軽短絡まで含めて不良品を検出できてい
ることを示している。
【0044】印加電圧が600Vである比較例5では、
電池前駆体の状態での不良率が0.08%であった。こ
れは、印加電圧が異なるだけで他は全く同条件である実
施例3〜7に比べ約2倍の不良率となっている。これ
は、印加電圧が高くなりすぎ、バリ以外の部分でも火花
放電がおこり、本来良品となるべき電池前駆体も不良品
と判別されてしまったためである。印加電圧が600V
以上となると、この傾向が更に顕著になる。
【0045】また、電池前駆体の短絡検査を従来の絶縁
抵抗を測定することにより行った比較例6では、電池前
駆体の状態での不良率は0.02%であった。そして、
電池前駆体の不良品を除外した状態で行ったサイクル試
験後も短絡が発生していた(短絡発生率0.02%)。
これは、絶縁抵抗測定では、実使用時に生じる軽短絡は
検出できないことを表している。
【0046】実施例8〜10 検査雰囲気の湿度を表3に示すように変化させたことを
除いては、実施例2と同様にして電池を製造し、実施例
2と同様にして電池前駆体の不良率およびサイクル試験
後の電池の短絡発生率を求めた。その結果を表3に示し
た。尚、実施例2の結果も併記した。
【0047】比較例7〜9 検査雰囲気の湿度を表3に示すように変化させたことを
除いては、比較例6と同様にして電池を製造し、比較例
6と同様にして電池前駆体の不良率およびサイクル試験
後の電池の短絡発生率を求めた。その結果を表3に示し
た。尚、比較例6の結果も併記した。
【0048】
【表3】
【0049】表3から明らかなように、絶縁抵抗測定に
よる短絡検査方法を採用している比較例6〜9は、雰囲
気の湿度が変化することにより不良率の値がばらついて
いる。これは、絶縁抵抗値が湿度の影響を受け、短絡検
査の精度が低くなっていることを表している。それに対
し、本発明の短絡検査方法を採用している実施例2、8
〜10は、雰囲気の湿度が変化しても、検査結果すなわ
ち不良率の値に変動はない。これは、本発明の短絡検査
方法は、湿度の影響を受けず、精度よく短絡検査ができ
ることを示している。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法によれば、実使用時に発生する可能性がある軽短絡も
含めて、短絡の検出ができ、不良品の出荷を極力抑える
ことができる。しかも、本発明方法は、電解液注入前の
半完成状態の電池(電池前駆体)に対して行われ、この
時点で短絡している、あるいは軽短絡を起こす可能性の
ある極板群を判別することができる。このため、不良極
板群のみを交換すれば良品電池を製造することが可能で
あり、極板群以外の電池構成部材の無駄を少なくするこ
とができ、歩留まり向上に寄与する。
【0051】また、本発明方法は、外部電源の電圧降下
を検出して短絡の有無を判別するものであり、湿度など
の雰囲気の影響を受けることが少なく、精度良く短絡検
査が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における短絡検査システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 電池前駆体 3 外部電源 4 電圧監視装置 5 スイッチ 6 導線 10 極板群 11 正極 11a 正極タブ 12 負極 13 セパレータ 14 外装缶 61,62 線抵抗 63,64 接触抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古河 浩明 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−6 古河電池株式会社いわき事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と負極との間に電気絶縁性のセパレ
    ータを介在させて形成した極板群を、負極端子を兼ねる
    有底の外装缶に収容して電池前駆体を形成したのち、前
    記電池前駆体の正極および負極へ外部電源を接続して回
    路を構成し、その際、次式、 I<V/Z (ただし、Iは外部電源の電源電流容量、Vは印加電
    圧、Zは外部電源と電池前駆体とを接続することにより
    構成された回路の合成抵抗を表す。)の関係を満足する
    状態で、前記外部電源により前記電池前駆体の正極と負
    極との間に100〜500Vの電圧を印加し、そのとき
    の前記外部電源の電圧値を電圧監視手段により監視し当
    該外部電源の電圧降下を検出することを特徴とするアル
    カリ二次電池の短絡検査方法。
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