JP5050999B2 - 電池および電極の試験方法 - Google Patents

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Description

この発明は、リチウムイオン電池などの二次電池の寿命を短期間で予測する電池あるいは電極の試験方法に関するものである。
リチウムイオン電池などの二次電池の寿命を評価するための加速劣化試験方法として、環境温度が約50℃のもとでDOD(Depth of Discharge)の浅い充放電サイクルを繰り返す方法が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。ここで、DODとは満充電状態から放電した容量をパーセント表示したもので、DODが浅い充放電サイクルとは満充電状態と電圧低下が少ない状態との間で充放電を繰り返すことである。一方、放電電気量を充電電気量より大きくして充放電サイクル試験を加速する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
従来の、環境温度が約50℃のもとでDODの浅い充放電サイクルを繰り返す方法では、ある一定サイクル経過により電池内部で微小短絡が発生し、充電終了までに長時間要する現象が起きるため、1サイクルに時間がかかったり、満充電状態に達しなかったりして電池の劣化が遅くなる問題がある。これは、50℃の高温でDODの浅い充放電を繰り返すことによって、イオンとして電解液中に溶け出した正極活物質中の遷移金属が負極表面もしくはセパレータ中に析出するために電池内部で微小短絡が発生するためである。なお、環境温度を25℃程度の室温にすると、電池の劣化はほとんど発生せず、寿命試験として極めて長時間かかり、早期診断ができないという問題がある。一方、放電電気量を充電電気量より大きくして充放電サイクル試験を加速する方法では、サイクル終了時を電圧で規定しているが、これは電池の過電圧(内部抵抗)の増加により劣化を判断していることになる。しかしながら、電池の内部抵抗増加と残容量とは必ずしも対応しないため、電池の寿命を正確に予測できないという問題点が生じる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電池内部での微小短絡がなく、電池の寿命を正確に早期予測できる電池あるいは電極の試験方法を提供するものである。
この発明に係る電池の試験方法においては、電池の初期電池容量を測定する初期電池容量測定工程と、電池を1.5C以上の電流レートで上限電圧まで定電流充電する第1ステップ、この第1ステップの後に上限電圧を維持して所定の電流値に減ずるまで定電圧充電を継続する第2ステップ、この第2ステップの後に電池を1.5C以上の電流レートで下限電圧まで定電流放電する第3ステップ、この第3ステップの後に前記電池を0.5C以下の電流レートで下限電圧まで定電流放電する第4ステップを繰り返す充放電サイクル工程と、この充放電サイクル工程を所定の回数繰り返した後に電池の維持電池容量を測定し、初期電池容量と維持電池容量とを比較して充放電サイクル工程に戻るか否かを判断する維持電池容量判定工程と、充放電サイクル工程の繰り返し回数および経過時間から電池の劣化を判断する劣化診断工程とを有するものである。
この発明は、上記の工程を備えているので、高温環境で電池の充放電サイクルを行う必要がなく、微小短絡もなく、電池の寿命を正確に早期予測できる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における二次電池の断面模式図である。図1に示す二次電池はリチウムイオン電池であり、封止容器1の中に、セパレータ2を介して一方の面に正極3が他方の面に負極4が密着して形成された電池体5が周りを電解液6で充填された状態で密封配置されている。正極3および負極4からは、封止容器1と電気的に絶縁された電極端子(図示せず)を介して封止容器1の外部に電気的に引き出されている。封止容器1は、例えばアルミラミネートを用いることができる。セパレータ2としては、例えばポリエチレン製やポリプロピレン製の微多孔質膜などを用いることができる。正極3としては、活物質としてのコバルト酸リチウムなどの遷移金属酸化物と導電剤としてのカーボンとをポリフッ化ビニリデンなどの結着剤で結着させた多孔質体を集電体上に形成したものを用いることができる。また、負極4としては、1種類以上のカーボンを結着剤で結着させた多孔質体を集電体上に形成したものを用いることができる。電解液としては、例えばエチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの混合溶媒に6フッ化リン酸リチウムなどの塩を溶解したものを用いることができる。なお、図1においては、電池体5は単層のコイン型のものを示しているが、実際には電池体を積層した構造や、帯状の電池体を扁平に巻回した構造が用いられる場合が多い。巻回した構造によって、電池容量を大きくすることができる。本実施の形態においては、電池容量が600mAhの設計容量をもつ電池を使用した。
図2は、本実施の形態の電池の試験方法を示す構成図である。恒温装置7の中に測定対象となる電池8が設置されている。この電池8は、恒温装置7の外部に置かれた充放電用電源負荷装置9に電気的に接続されている。充放電用電源負荷装置9は、この充放電用電源負荷装置9に接続された制御装置10によって制御されている。充放電用電源負荷装置は、電圧計測部、電流計測部、充電器および負荷を内部に備えており、電池8を充電するときは、充電器から電池8に電圧を印加して充電を行い、そのときの充電電圧および電流を電圧計測部および電流計測部でそれぞれ計測している。電池8を放電するときは、電池8に負荷を接続して放電を行い、そのときの放電電圧および電流を電圧計測部および電流計測部でそれぞれ計測している。また、充放電時の電池容量は、計測された電圧および電流から求めることができる。制御装置10は、充放電用電源負荷装置9の充放電の繰り返し(充放電サイクル)や充放電時の電圧、電流などを制御している。
本実施の形態においては、正極活物質としてLiCoO、負極活物質としてグラファイトを用いた扁平巻回型構造のリチウムイオン電池を用いた。このリチウムイオン電池の設計電池容量は600mAhである。電池の全容量を1時間で放電させるとだけの電流量は1Cと定義されており、したがって、この電池の1Cは、600mAに相当する。
実施例1.
図3は、本実施の形態における実施例1の試験方法を説明する工程図である。まず始めに、初期電池容量を測定した。リチウムイオン電池を放電状態で恒温装置内の25℃の環境温度のもとに設置し、充放電用電源負荷装置から600mAの一定電流で上限電圧4.2Vまで充電した。その後300mAの一定電流で2.75Vまで放電させたときの放電容量を初期電池容量とした。
次に、充放電サイクルを行った。充放電用電源負荷装置から1200mA(2Cに相当)の定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電:第1ステップ)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、充電電流が50mAになった時点で充電を終了した(第2ステップ)。次に、充放電用電源負荷装置で1200mA(2Cに相当)の一定電流で電圧が2.75Vの下限電圧になるまで放電させた(定電流放電:第3ステップ)。つぎのステップとして、600mA(1Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第4ステップ)。さらに次のステップとして、300mA(0.5Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第5ステップ)。上述のような、定電流−定電圧充電および定電流放電(第1ステップから第5ステップ)を1つの充放電サイクルとして、この充放電サイクルを繰り返した。
上述の充放電サイクルを所定の回数、例えば100回毎に、維持電池容量を測定した。測定方法は初期電池容量を測定した方法と同じである。維持電池容量が、初期電池容量の50%近くまで低下したところで維持電池容量を測定する頻度を増やした。その結果、維持電池容量が292mAh(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは886サイクルであり、総試験時間は1589時間であった。
比較例1.
実施例1と同様の初期電池容量をもつリチウムイオン電池を用いて、比較のための充放電サイクルを行った。比較例1は、実施例1と異なり、温度、充放電電流および充放電電気量を変えて充放電試験を行ったものである。まず始めに、実施例1と同様に恒温装置内の25℃の環境温度下で、初期電池容量を測定した。次に、比較のための充放電サイクルを行った。恒温装置内を50℃の環境温度とし、600mA(1Cに相当)の定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、充電電流が50mAになった時点で充電を終了した。その後、300mA(0.5Cに相当)の定電流で6分間放電を行った。このような充放電の繰り返しを比較のための充放電サイクルとした。
比較のための充放電サイクルを行った後に、維持電池容量を測定した。測定方法は初期電池容量を測定した方法と同じである。維持電池容量が300mAh以下(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは1243サイクルであり、総試験時間は4092時間であった。
比較例2.
比較例1で行った比較のための充放電サイクルを恒温装置内の環境温度を25℃で行った。それ以外の試験方法は、比較例1と同様である。比較例2は、実施例1と異なり、充放電電流および充放電電気量を変えて充放電試験を行ったものである。維持電池容量が300mAh以下(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは8204サイクルであり、総試験時間は8613時間であった。
比較例3.
実施例1と同様の初期電池容量をもつリチウムイオン電池を用いて、比較のための充放電サイクルを行った。比較例3は、実施例1と異なり、充電電流、放電電流を共に1Cとしての充放電試験を行ったものである。まず始めに、実施例1と同様に恒温装置内の25℃の環境温度下で、初期電池容量を測定した。次に、比較のための充放電サイクルを行った。恒温装置内を25℃の環境温度とし、600mA(1Cに相当)の定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、充電電流が50mAになった時点で充電を終了した。その後、600mA(1Cに相当)の定電流で2.75Vまで定電流放電を行う充放電サイクルを繰り返した。
所定の回数の充放電サイクルを行った後に、維持電池容量を測定した。測定方法は実施例1で行った初期電池容量を測定した方法と同じである。維持電池容量が300mAh以下(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは1489サイクルであり、総試験時間は2978時間であった。
比較例4.
実施例1と同様の初期電池容量をもつリチウムイオン電池を用いて、比較のための充放電サイクルを行った。比較例4は、実施例1と異なり、充電電気量より放電電気量を大きくして充放電試験を行ったものである。まず始めに、実施例1と同様に恒温装置内の25℃の環境温度下で、初期電池容量を測定した。次に、比較のための充放電サイクルを行った。恒温装置内を25℃の環境温度とし、600mA(1Cに相当)の定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、充電電流が50mAになった時点で充電を終了した。その後、100mA(0.17Cに相当)の定電流で3時間放電を行ったのち、100mAの定電流で2.5時間充電を行い、さらに100mAの定電流で2.55時間の放電を繰り返した。このように100mAで2.5時間充電を行い、100mAで2.55時間放電を行う充放電の繰り返しを比較のための充放電サイクルとした。
所定の回数の充放電サイクルを行った後に、放電電圧を測定し、放電電圧が2.6Vになった時点で充放電を終了した。このときの充放電サイクルは128サイクルであり、動作時間は672時間に相当した。しかしながら、この時点で実施例1と同様の方法で維持電池容量を測定したところ、維持電池容量は300mAh以上であったため、再度比較のための充放電サイクルを繰り返し、維持電池容量を測定した。維持電池容量が300mAh以下(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは447サイクルであり、総試験時間は2347時間であった。
表1は、本実施の形態における実施例および比較例の総試験時間を示したものである。
Figure 0005050999
表1からわかるように、電池容量が50%以下になるまでの総試験時間が、本実施の形態における実施例1で示した電池の試験方法を用いると大幅に短縮できることがわかる。このように、実施例1の総試験時間が他の比較例に比べて短い理由を以下に説明する。比較例1においては、環境温度を50℃に設定しているので、定電圧充電では充電電流が50mAに低下するまで定電圧充電を継続するが、電池内部で微小な短絡が発生した場合は、電流の低下に時間がかかるために1回の充放電サイクル時間が長くなるためである。比較例2〜4においては、環境温度は実施例1と同様に25℃であるので、微小短絡は発生しないが、定電流充電時の電流が600mA(1Cに相当)と小さいので、劣化の進行が遅くなるためである。
以上のことから、本実施の形態における実施例1の電池の試験方法は、環境温度を室温として、1.5C以上の定電流での充放電サイクルを行っているので、高温環境で電池の充放電サイクルを行う必要がなく、微小短絡もなく、電池の寿命を正確に早期予測できる。
なお、本実施の形態における実施例1では、定電流放電を第3ステップから第5ステップの3回行っているが、第5ステップにおける0.5C以下の電流レートで下限電圧まで定電流放電させることが重要であり、第4ステップの1.0C以下の電流レートで下限電圧まで定電流放電させるステップを省略することができる。ただし、この第4ステップを行うことで、劣化の進行が早くなるので、さらに短時間で電池の寿命を正確に早期予測できる。
また、本実施の形態においては、充放電サイクルを100回毎に維持電池容量を測定しているが、測定対象となる電池によって維持電池容量を測定するタイミングは異なるので、適宜変更することが望ましい。また、充放電サイクルを行っているときに充放電電流や充放電電圧をモニターしておき、それらの電気特性が所定の値になったときに維持電池容量を測定してもよい。
実施の形態2.
実施の形態2においては、電池の寿命を早期に予測することによって、その電池に用いられた電極の寿命を試験するものである。
実施例2.
正極活物質としてのコバルト酸リチウム(LiCoO)をバインダ(例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF))および導電助剤(例えばアセチレンブラック)と共に分散媒(例えばノルマル−メチルピロリドン(以下NMPと略す))に分散させた正極活物質ペーストを得た。次に、上述の正極活物質ペーストを、集電体となる集電体基材(例えば所定の厚さを有するアルミニウム箔)上に塗布した。さらに、これを乾燥させた後、所定の温度でかつ所定の面圧でプレスして所望の厚さ(約100μm厚)を有する活物質層を形成し、18mm×18mmの大きさの電極を得た。この電極の端部にアルミニウム端子を超音波溶接して試験極とした。次に、25mm×25mmの大きさのニッケル製の網の表面に厚さ約60μmのリチウム金属箔を圧着し、このニッケル網の端部にニッケル端子をスポット溶接して対極とした。
このようにして得られた試験極と対極とを例えば多孔性のポリプロピレンシートを挟んで対向させることで、正極(試験極)と負極(対極)とを備えた電池体を得ることができる。この電池体をアルミラミネートシートを用いて作製された袋に入れ、例えばエチレンカーボネートおよびジエチルカーボネートの混合液(モル比=1:1)に6フッ化リン酸リチウムを濃度1.0mol/dmで溶解した電解液を注入したのち、正極のアルミ端子および負極のニッケル端子の端部が外部に露出するようにアルミラミネートシートの開口部を熱融着などで封口して電池を作製した。なお、正極のアルミ端子および負極のニッケル端子はアルミラミネートシートとは電気的に絶縁されている。
このようにして作製した電池に対して、実施の形態1と同様な試験を行った。この電池の正極(試験極)の設計容量は6mAhである。実施の形態1と同様に、この電池を環境温度25℃の恒温装置の内部に設置し、充放電用電源負荷装置に接続した。
まず始めに、初期電池容量を測定した。電池を放電状態(正極と負極との電位差がない状態)で、充放電用電源負荷装置から6mAの一定電流で上限電圧4.2Vまで充電した。その後3mAの一定電流で2.75Vまで放電させたときの放電容量を初期電池容量とした。
次に、充放電サイクルを行った。充放電用電源負荷装置から12mA(2Cに相当)の定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電:第1ステップ)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、定電流充電と定電圧充電とを合わせて3時間経過後に充電を終了した(第2ステップ)。次に、充放電用電源負荷装置で12mA(2Cに相当)の一定電流で電圧が2.75Vの下限電圧になるまで放電させた(定電流放電:第3ステップ)。第3ステップ終了後に、電池を電気的に開放すると電池の電圧は再び上昇するので、つぎのステップとして、6mA(1Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第4ステップ)。さらに次のステップとして、3mA(0.5Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第5ステップ)。上述のような、定電流充電、定電圧充電および定電流放電(第1ステップから第5ステップ)を1つの充放電サイクルとして、この充放電サイクルを所定の回数繰り返した。
所定の回数の充放電サイクルを行った後に、維持電池容量を測定した。測定方法は初期電池容量を測定した方法と同じである。維持電池容量が2.7mAh(初期電池容量の約45%)になった時点での充放電サイクルは289サイクルであり、総試験時間は498時間であった。
比較例5.
実施例2と同様の初期電池容量をもつ電池を用いて、比較のための充放電サイクルを行った。比較例5は、実施例2と異なり、実施例2の放電ステップを第3ステップのみとしたものである。まず始めに、実施例1と同様に恒温装置内の25℃の環境温度下で、初期電池容量を測定した。次に、比較のための充放電サイクルを行った。25℃の環境温度のもとで、12mA(2Cに相当)の定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、定電流充電と定電圧充電とを合わせて3時間経過後に充電を終了した。その後、12mA(2Cに相当)の定電流で下限電圧2.7Vまで放電を行った(定電流放電)。このような充放電の繰り返しを比較のための充放電サイクルとした。
所定の回数の比較のための充放電サイクルを行った後に、維持電池容量を測定した。測定方法は、再度同じ条件で定電流充電と定電圧充電を行った後に、3mAの定電流で下限電圧2.75Vまで定電流放電を行ったときの放電容量を維持電池容量とした。
維持電池容量が2.9mAh(初期電池容量の約48%)になった時点での充放電サイクルは376サイクルであり、総試験時間は630時間であった。
実施例2では、維持電池容量が初期電池容量の約45%に達するまでに498時間であるが、比較例5では、630時間経過しても維持電池容量は初期電池容量の約48%である。この理由は、実施例2では低レートでの放電(0.5C放電)によりDODが深い放電がなされているのに対して、比較例5では2C放電のみなので結果的にDODが浅い放電になっているからである。
このように、本実施の形態のように室温程度の環境下で高レートかつDODの深い充放電サイクルを行っているので、高温環境や過電圧を印加で電池の充放電サイクルを行う必要がなく、微小短絡もなく、電極の寿命を正確に早期予測できる。
実施の形態3.
実施の形態3においては、充電電気量を試験対象となる電池の設計容量より大きくしたものである。
実施の形態1における実施例1で用いた電池と同様な設計電池容量が600mAhのリチウムイオン電池において、環境温度25℃のもとで、充放電サイクルを行った。充放電用電源負荷装置から1200mA(2Cに相当)の定電流で上限電圧4.3Vまで充電を行った(定電流充電:第1ステップ)。さらに、電圧が4.3Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、充電電流が50mAになった時点で充電を終了した(第2ステップ)。このときの充電電気量は、635mAhであった。
次に、充放電用電源負荷装置で1200mA(2Cに相当)の一定電流で電圧が2.75Vの下限電圧になるまで放電させた(定電流放電:第3ステップ)。第3ステップ終了後に、電池を電気的に開放すると電池の電圧は再び上昇するので、つぎのステップとして、600mA(1Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第4ステップ)。さらに次のステップとして、300mA(0.5Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第5ステップ)。上述のような、定電流充電、定電圧充電および定電流放電(第1ステップから第5ステップ)を1つの充放電サイクルとして、この充放電サイクルを所定の回数繰り返した。
所定の回数の充放電サイクルを行った後に、維持電池容量を測定した。測定方法は初期電池容量を測定した方法と同じである。維持電池容量が293mAh(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは522サイクルであり、総試験時間は864時間であった。
本実施の形態においては、充電電気量を設計電池容量より大きくしたことにより、高温環境で電池の充放電サイクルを行う必要がなく、微小短絡もなく、実施例1よりも短時間で電池の寿命を正確に早期予測できる。
実施の形態4.
実施の形態4においては、円筒型構造のリチウムイオン電池において試験を行ったものである。また、環境温度を変化させて試験を行ったものである。
実施例3.
正極活物質がLiCoO、負極活物質がグラファイトである円筒型構造のリチウムイオン電池(設計容量2000mAh)を使用した。この電池を25℃の環境温度のもとで、4000mA(2.0Cに相当)の一定電流で上限電圧4.2Vまで充電を行った(定電流充電:第1ステップ)。さらに、電圧が4.2Vの一定を保つように充電電流を制御して充電を継続し(定電圧充電)、充電電流が50mAになった時点で充電を終了した。
次に、充放電用電源負荷装置で4000mA(2Cに相当)の一定電流で電圧が2.75Vの下限電圧になるまで放電させた(定電流放電:第3ステップ)。第3ステップ終了後に、電池を電気的に開放すると電池の電圧は再び上昇するので、つぎのステップとして、2000mA(1Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第4ステップ)。さらに次のステップとして、1000mA(0.5Cに相当)の一定電流で、下限電圧(2.75V)まで再び定電流放電を行った(第5ステップ)。上述のような、定電流充電、定電圧充電および定電流放電(第1ステップから第5ステップ)を1つの充放電サイクルとして、この充放電サイクルを所定の回数繰り返した。
維持電池容量の測定は、次のとおりである。充放電用電源負荷装置から1400mAの一定電流で上限電圧4.2Vまで充電した。その後1000mAの一定電流で2.75Vまで放電させたときの放電容量を維持電池容量とした。維持電池容量が982mAh(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは703サイクルであり、総試験時間は1352時間であった。
比較例6.
実施例3と同じ試験を9℃環境温度のもとで行ったところ、維持電池容量が982mAh(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは1029サイクルであり、総試験時間は1969時間であった。
比較例7.
実施例3と同じ試験を52℃環境温度のもとで行ったところ、維持電池容量が982mAh(初期電池容量の50%以下)になった時点での充放電サイクルは827サイクルであり、総試験時間は1923時間であった。
本実施の形態においては、環境温度が10℃より低い場合(比較例6)、電極劣化が進行せず、容量低下が遅く試験時間が長くなったと考えられる。一方、環境温度が50℃より高い場合(比較例7)、電池内部で微小な短絡が発生し、定電圧充電時の電流の低下に時間がかかるために1回の充放電サイクル時間が長くなるためと考えられる。したがって、本実施の形態の結果から、試験時の環境温度は、10℃以上50℃以下が好ましい。
実施の形態5.
実施の形態5においては、実施の形態1の実施例1で示した試験方法において、上限電圧4.2Vまで充電を行う(定電流充電:第1ステップ)ときの電流レートを変化させたものである。それ以外の試験方法の各ステップは実施例1と同様である。試験に用いた電池は実施の形態1と同じものである。第1ステップの電流レートを、600mA(1.0Cに相当)、660mA(1.1C)、720mA(1.2C)、780mA(1.3C)、840mA(1.4C)、900mA(1.5C)、960mA(1.6C)、1020mA(1.7C)、1080mA(1.8C)、1140mA(1.9C)および1200mA(2C)と変化させて、充放電サイクルを行い、維持電気容量が初期電気容量の50%以下となったときの充放電サイクルの回数および総試験時間を計測した。
表2は、本実施の形態における、第1ステップの電流レートと総試験時間との関係を示したものである。なお、表2において、電流レートはCを用いて表している。
Figure 0005050999
この表からわかるように、第1ステップの電流レートが1.5C以上であれば、総試験時間が2000時間以下となり、第1ステップの電流レートがそれより小さい場合には、総試験時間が2000時間以上となって、長時間の試験時間が必要になることがわかる。このようなことから、第1ステップの電流レートが1.5C以上であれば、試験時間の大幅な短縮が可能となり、電池の寿命を正確に早期予測できる。
この発明の実施の形態1による電池の断面模式図である。 この発明の実施の形態1による電池の試験方法を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による試験方法を説明する工程図である。
符号の説明
1:封止容器
2:セパレータ
3:正極
4:負極
5:電池体
6:電解液
7:恒温装置
8:電池
9:充放電用電源負荷装置
10:制御装置

Claims (6)

  1. 電池の初期電池容量を測定する初期電池容量測定工程と、
    前記電池を1.5C以上の電流レートで上限電圧まで定電流充電する第1ステップ、
    この第1ステップの後に前記上限電圧を維持して所定の電流値に減ずるまで定電圧充電を継続する第2ステップ、
    この第2ステップの後に前記電池を1.5C以上の電流レートで下限電圧まで定電流放電する第3ステップ、
    この第3ステップの後に前記電池を0.5C以下の電流レートで前記下限電圧まで定電流放電する第4ステップを繰り返す充放電サイクル工程と、
    この充放電サイクル工程を所定の回数繰り返した後に前記電池の維持電池容量を測定し、前記初期電池容量と前記維持電池容量とを比較して前記充放電サイクル工程に戻るか否かを判断する維持電池容量判定工程と、
    前記充放電サイクル工程の繰り返し回数および経過時間から前記電池の劣化を判断する劣化診断工程と
    を有する電池の試験方法。
  2. 第1ステップの充電電気量を、電池の設計容量より大きくしたことを特徴とする請求項1記載の電池の試験方法。
  3. 環境温度を、10℃以上50℃以下としたことを特徴とする請求項1記載の電池の試験方法。
  4. セパレータと、このセパレータを挟んで対向する一対の電極と、この電極および前記セパレータに含浸された電解質を含んだ電解液とを含む電池を構成し、
    前記電池の初期電池容量を測定する初期電池容量測定工程と、
    前記電池を1.5C以上の電流レートで上限電圧まで定電流充電する第1ステップ、
    この第1ステップの後に前記上限電圧を維持して所定の電流値に減ずるまで定電圧充電を継続する第2ステップ、
    この第2ステップの後に前記電池を1.5C以上の電流レートで下限電圧まで定電流放電する第3ステップ、
    この第3ステップの後に前記電池を0.5C以下の電流レートで前記下限電圧まで定電流放電する第4ステップを繰り返す充放電サイクル工程と、
    この充放電サイクル工程を所定の回数繰り返した後に前記電池の維持電池容量を測定し、前記初期電池容量と前記維持電池容量とを比較して前記充放電サイクル工程に戻るか否かを判断する維持電池容量判定工程と、
    前記充放電サイクル工程の繰り返し回数および経過時間から前記電極の劣化を判断する劣化診断工程と
    を有する電極の試験方法。
  5. 第1ステップの充電電気量を、電池の設計容量より大きくしたことを特徴とする請求項4記載の電極の試験方法。
  6. 環境温度を、10℃以上50℃以下としたことを特徴とする請求項4記載の電極の試験方法。
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