JPH1140079A - カラー陰極線管及びミスコンバーゼンスの補正方法 - Google Patents
カラー陰極線管及びミスコンバーゼンスの補正方法Info
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- JPH1140079A JPH1140079A JP9189368A JP18936897A JPH1140079A JP H1140079 A JPH1140079 A JP H1140079A JP 9189368 A JP9189368 A JP 9189368A JP 18936897 A JP18936897 A JP 18936897A JP H1140079 A JPH1140079 A JP H1140079A
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- ray tube
- electron beams
- color cathode
- bobbin
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/70—Arrangements for deflecting ray or beam
- H01J29/701—Systems for correcting deviation or convergence of a plurality of beams by means of magnetic fields at least
- H01J29/702—Convergence correction arrangements therefor
- H01J29/703—Static convergence systems
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー陰極線管バルブ内の磁束密度分布が画
面中央に対して非対称であると3本の電子ビームの内、
両側の電子ビーム間のミスコンバーゼンスを生じ、補正
が煩雑となる。 【解決手段】 バルブ1内に蛍光膜2とインライン型電
子銃3を対向配置し、バルブ1の中間部外周に、水平並
びに垂直偏向コイル6、7をボビン5に巻装してなる偏
向ヨーク4を挿着したカラー陰極線管において、上記ボ
ビン5の電子銃3側の端部でかつ水平走査方向側方の水
平偏向コイル6からの漏れ磁界と交差する位置に、低ヒ
ステリシス特性の高透磁率磁性体よりなる第1の補正部
材14と、ヒステリシス特性を有する磁性体よりなる第
2の補正部材15とを配置した。
面中央に対して非対称であると3本の電子ビームの内、
両側の電子ビーム間のミスコンバーゼンスを生じ、補正
が煩雑となる。 【解決手段】 バルブ1内に蛍光膜2とインライン型電
子銃3を対向配置し、バルブ1の中間部外周に、水平並
びに垂直偏向コイル6、7をボビン5に巻装してなる偏
向ヨーク4を挿着したカラー陰極線管において、上記ボ
ビン5の電子銃3側の端部でかつ水平走査方向側方の水
平偏向コイル6からの漏れ磁界と交差する位置に、低ヒ
ステリシス特性の高透磁率磁性体よりなる第1の補正部
材14と、ヒステリシス特性を有する磁性体よりなる第
2の補正部材15とを配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインライン型電子銃
を有するカラー陰極線管に関し、特にミスコンバーゼン
スの補正を容易にしたカラー陰極線管及びそのミスコン
バーゼンス補正方法に関する。
を有するカラー陰極線管に関し、特にミスコンバーゼン
スの補正を容易にしたカラー陰極線管及びそのミスコン
バーゼンス補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の構造を図9から説明す
る。図において、1はバルブで、ロート状のファンネル
部1aの両端に、パネル1bと、ネック部1cとを接続
一体化している。2はパネル1bの内面に形成された蛍
光膜で、三原色発光の蛍光体を各蛍光体間を光吸収性物
質で分離して所定の間隔で形成したものである。3はネ
ック部1cに収納され、蛍光膜2に三原色発光に対応し
た3本の電子ビームを放出するインライン型電子銃、4
はバルブ1のファンネル部1aとネック部1cの隣接部
分に装着された偏向ヨークで、ファンネル状のボビン5
には水平偏向用並びに垂直偏向用のコイル6、7が巻装
され、ボビン5の外周にはフェライトコア8が装着され
ている。このカラー陰極線管は、バルブ1内のファンネ
ル部1a位置にインナシールドが、ファンネル部1aの
蛍光膜2と対向する位置にシャドウマスクがそれぞれ配
置され、またネック部1cにはピュリティマグネットな
どの補助装置が装着されるが図示省略している。このカ
ラー陰極線管は、電子銃3内で3本の電子ビームを平行
に加速進行させ、この電子ビームの内、両側の電子ビー
ムを中央の電子ビームに集中するように曲げて放出す
る。偏向ヨーク4はその水平偏向用並びに垂直偏向用の
コイル6、7にそれぞれ鋸歯状電流を供給することによ
り偏向磁界を発生させる。電子銃3から放出され偏向磁
界内に進入した3本の電子ビームはそれぞれの進入位置
での磁界の強度に比例して曲げられ、曲げられた電子ビ
ームはパネル1bの蛍光膜2上に収束してこの蛍光膜2
を発光させカラー画像を表示する。このとき色ずれのな
い画像を得るには3本の電子ビームをそれぞれ対応する
発光色の蛍光膜3に照射する必要がある。しかしなが
ら、偏向ヨーク4の各コイル6、7の巻線形状のばらつ
き、このコイル6、7をボビン5に装着した際の位置ず
れ、ネック部1c内での電子銃3の軸ずれ、偏向ヨーク
4と電子銃3の軸ずれなどによりバルブ1内での偏向磁
界の分布を完全に対称にすることは困難で、パネル1b
全面で蛍光膜2上に電子ビームを集中させることができ
ずミスコンバーゼンスを生じ色ずれを生じる。このよう
にして生じた色ずれはコンピュータ装置用表示装置では
画面品質を極度に低下させるため、偏向ヨーク4をバル
ブ1に挿着して蛍光膜1b上にテストパターンを表示さ
せ、このテストパターンが所定の形状で所定の色に表示
されるように偏向ヨーク4が発生する偏向磁界分布を補
正して色ずれのない画面を得るようにしている。この偏
向磁界分布の補正は、例えば、図10に示すように偏向
ヨーク4の電子銃側後部のボビン5周面にニッケルを主
成分とする鉄合金(商品名パーマロイ)などからなる4
枚の磁性片9を対角状に固定し、画面上のコマ収差を改
善して図11に示すように水平並びに垂直方向の各発光
色毎のずれを補正するものがある(例えば、特開昭55
−157846号公報参照)。また図12に示すように
偏向ヨーク4の電子銃側後部のボビン5の直径方向周面
に珪素鋼板やパーマロイなどの高透磁率の磁性体で形成
された磁性片10をボビン5の周方向に移動可能に取り
付けミスコンバーゼンスを改善することも知られている
(例えば特開平8−115686号公報参照)。さらに
は図13に示すように偏向ヨーク4のボビン5の電子銃
側の後端部に、パネル対角線方向の上下4箇所位置に溝
状構造12を設け、各溝に3%珪素含有珪素鋼板や同様
の効果が得られるフェライトやアモルファス等の磁性体
からなる磁性体片11を適宜挿入し、その位置を調整し
て偏向ヨーク外部に漏れた磁束の一部を磁性体片11に
よって遮断してバルブ1内の磁束密度分布を調整するこ
とにより画像歪みを改善することも知られている(例え
ば特開平9−45261号公報参照)。このように各先
行技術はミスコンバーゼンスの形態に応じ画像歪みや色
ずれを改善できる。
る。図において、1はバルブで、ロート状のファンネル
部1aの両端に、パネル1bと、ネック部1cとを接続
一体化している。2はパネル1bの内面に形成された蛍
光膜で、三原色発光の蛍光体を各蛍光体間を光吸収性物
質で分離して所定の間隔で形成したものである。3はネ
ック部1cに収納され、蛍光膜2に三原色発光に対応し
た3本の電子ビームを放出するインライン型電子銃、4
はバルブ1のファンネル部1aとネック部1cの隣接部
分に装着された偏向ヨークで、ファンネル状のボビン5
には水平偏向用並びに垂直偏向用のコイル6、7が巻装
され、ボビン5の外周にはフェライトコア8が装着され
ている。このカラー陰極線管は、バルブ1内のファンネ
ル部1a位置にインナシールドが、ファンネル部1aの
蛍光膜2と対向する位置にシャドウマスクがそれぞれ配
置され、またネック部1cにはピュリティマグネットな
どの補助装置が装着されるが図示省略している。このカ
ラー陰極線管は、電子銃3内で3本の電子ビームを平行
に加速進行させ、この電子ビームの内、両側の電子ビー
ムを中央の電子ビームに集中するように曲げて放出す
る。偏向ヨーク4はその水平偏向用並びに垂直偏向用の
コイル6、7にそれぞれ鋸歯状電流を供給することによ
り偏向磁界を発生させる。電子銃3から放出され偏向磁
界内に進入した3本の電子ビームはそれぞれの進入位置
での磁界の強度に比例して曲げられ、曲げられた電子ビ
ームはパネル1bの蛍光膜2上に収束してこの蛍光膜2
を発光させカラー画像を表示する。このとき色ずれのな
い画像を得るには3本の電子ビームをそれぞれ対応する
発光色の蛍光膜3に照射する必要がある。しかしなが
ら、偏向ヨーク4の各コイル6、7の巻線形状のばらつ
き、このコイル6、7をボビン5に装着した際の位置ず
れ、ネック部1c内での電子銃3の軸ずれ、偏向ヨーク
4と電子銃3の軸ずれなどによりバルブ1内での偏向磁
界の分布を完全に対称にすることは困難で、パネル1b
全面で蛍光膜2上に電子ビームを集中させることができ
ずミスコンバーゼンスを生じ色ずれを生じる。このよう
にして生じた色ずれはコンピュータ装置用表示装置では
画面品質を極度に低下させるため、偏向ヨーク4をバル
ブ1に挿着して蛍光膜1b上にテストパターンを表示さ
せ、このテストパターンが所定の形状で所定の色に表示
されるように偏向ヨーク4が発生する偏向磁界分布を補
正して色ずれのない画面を得るようにしている。この偏
向磁界分布の補正は、例えば、図10に示すように偏向
ヨーク4の電子銃側後部のボビン5周面にニッケルを主
成分とする鉄合金(商品名パーマロイ)などからなる4
枚の磁性片9を対角状に固定し、画面上のコマ収差を改
善して図11に示すように水平並びに垂直方向の各発光
色毎のずれを補正するものがある(例えば、特開昭55
−157846号公報参照)。また図12に示すように
偏向ヨーク4の電子銃側後部のボビン5の直径方向周面
に珪素鋼板やパーマロイなどの高透磁率の磁性体で形成
された磁性片10をボビン5の周方向に移動可能に取り
付けミスコンバーゼンスを改善することも知られている
(例えば特開平8−115686号公報参照)。さらに
は図13に示すように偏向ヨーク4のボビン5の電子銃
側の後端部に、パネル対角線方向の上下4箇所位置に溝
状構造12を設け、各溝に3%珪素含有珪素鋼板や同様
の効果が得られるフェライトやアモルファス等の磁性体
からなる磁性体片11を適宜挿入し、その位置を調整し
て偏向ヨーク外部に漏れた磁束の一部を磁性体片11に
よって遮断してバルブ1内の磁束密度分布を調整するこ
とにより画像歪みを改善することも知られている(例え
ば特開平9−45261号公報参照)。このように各先
行技術はミスコンバーゼンスの形態に応じ画像歪みや色
ずれを改善できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏向ヨーク
4の各コイル6、7は巻線形状のばらつき、コイル6、
7のボビン5に対する装着位置ずれ、ネック部1cと電
子銃3の軸ずれ、偏向ヨーク4と電子銃3の軸ずれなど
によりバルブ1内の水平偏向磁界の分布が図14(a)
に示すように左右非対称であると、水平方向の磁束密度
も図14(b)実線で示すように左右非対称となり、電
子ビームR、G、Bにそれぞれ作用する力は左右非対称
となる。そのため中央位置から左右等距離aにある電子
ビームが磁界から受ける力は図示矢印で示すように左右
アンバランスとなり、図14(c)に示すように蛍光膜
2上で中央の電子ビーム13Gと両側の電子ビーム13
B、13Rとの間でミスコンバーゼンスを生じるが、こ
のミスコンバーゼンスは蛍光面2上で基準となる緑色の
輝線13Gに、その外側または内側に位置する他の発光
色の輝線13B(13R)を近接させるように偏向磁束
分布を調整すればよい。水平偏向磁束はその一部が偏向
ヨーク4の外部に漏れているため、電子銃側端部で漏れ
磁界中に高透磁率の補正部材(磁性体片)を配置すると
漏れ磁束の一部が遮断されその結果バルブ1内の磁束密
度分布が補正される。この補正部材の位置を変化させる
と、パネル1bからみて中心に対する左右の磁束密度分
布が差動変化して図14(b)点線状態に調整出来、中
央位置から左右等距離aにある電子ビームが受ける力を
左右均等としてミスコンバーゼンスを解消できる。一
方、水平偏向磁束分布が図15(a)実線で示すように
2次曲線から外れ左右非対称に分布する場合、3本の電
子ビームのうち、左右両側の電子ビーム間では例えば図
15(b)に示すようなミスコンバーゼンスを生じる。
即ち、3本の電子ビームのうち、両側の青、赤の電子ビ
ームにより画面上に2つの矩形枠を左右に配置して一辺
を重ねて描かせ、画面全体の矩形枠で輝線13R、13
Bが最適状態とし画面中央の垂直輝線13R、13Bが
位置ずれする。このような場合、漏れ磁界中に高透磁率
の磁性体片を挿入してその位置を調整し、バルブ内の磁
束密度分布を変化させても、画面からみた左右の磁束密
度分布を対称にできないため、画面中央部の輝線を重ね
ると左右の輝線13R、13Bがずれるため、左右とも
不完全ながらバランスした状態で調整を完了せざるを得
ず、図示省略したがバルブに装着される他のコンバーゼ
ンス補正装置により完全調整しなければならず調整作業
が煩雑で作業工数も嵩むという問題があった。
4の各コイル6、7は巻線形状のばらつき、コイル6、
7のボビン5に対する装着位置ずれ、ネック部1cと電
子銃3の軸ずれ、偏向ヨーク4と電子銃3の軸ずれなど
によりバルブ1内の水平偏向磁界の分布が図14(a)
に示すように左右非対称であると、水平方向の磁束密度
も図14(b)実線で示すように左右非対称となり、電
子ビームR、G、Bにそれぞれ作用する力は左右非対称
となる。そのため中央位置から左右等距離aにある電子
ビームが磁界から受ける力は図示矢印で示すように左右
アンバランスとなり、図14(c)に示すように蛍光膜
2上で中央の電子ビーム13Gと両側の電子ビーム13
B、13Rとの間でミスコンバーゼンスを生じるが、こ
のミスコンバーゼンスは蛍光面2上で基準となる緑色の
輝線13Gに、その外側または内側に位置する他の発光
色の輝線13B(13R)を近接させるように偏向磁束
分布を調整すればよい。水平偏向磁束はその一部が偏向
ヨーク4の外部に漏れているため、電子銃側端部で漏れ
磁界中に高透磁率の補正部材(磁性体片)を配置すると
漏れ磁束の一部が遮断されその結果バルブ1内の磁束密
度分布が補正される。この補正部材の位置を変化させる
と、パネル1bからみて中心に対する左右の磁束密度分
布が差動変化して図14(b)点線状態に調整出来、中
央位置から左右等距離aにある電子ビームが受ける力を
左右均等としてミスコンバーゼンスを解消できる。一
方、水平偏向磁束分布が図15(a)実線で示すように
2次曲線から外れ左右非対称に分布する場合、3本の電
子ビームのうち、左右両側の電子ビーム間では例えば図
15(b)に示すようなミスコンバーゼンスを生じる。
即ち、3本の電子ビームのうち、両側の青、赤の電子ビ
ームにより画面上に2つの矩形枠を左右に配置して一辺
を重ねて描かせ、画面全体の矩形枠で輝線13R、13
Bが最適状態とし画面中央の垂直輝線13R、13Bが
位置ずれする。このような場合、漏れ磁界中に高透磁率
の磁性体片を挿入してその位置を調整し、バルブ内の磁
束密度分布を変化させても、画面からみた左右の磁束密
度分布を対称にできないため、画面中央部の輝線を重ね
ると左右の輝線13R、13Bがずれるため、左右とも
不完全ながらバランスした状態で調整を完了せざるを得
ず、図示省略したがバルブに装着される他のコンバーゼ
ンス補正装置により完全調整しなければならず調整作業
が煩雑で作業工数も嵩むという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的として提案されたもので、内面に三原色発光の蛍
光膜を形成したパネルと3本の電子ビームを放出するイ
ンライン型電子銃を収容したネック部とをファンネル部
の両端に接続したバルブのファンネル部とネック部の隣
接部分に、ファンネル状ボビンに水平並びに垂直方向の
磁界を発生させるコイルを巻装してなる偏向ヨークを挿
着したカラー陰極線管において、上記ボビンの小径側端
部でかつ水平走査方向側方の水平偏向コイルからの漏れ
磁界と交差する位置に、低ヒステリシス特性の高透磁率
磁性体よりなり水平偏向磁界の磁束密度分布を補正する
第1の補正部材と、ヒステリシス特性を有する磁性体よ
りなり水平偏向磁界の極性反転時にヒステリシス特性に
より帯磁状態を保持させる第2の補正部材とを配置し、
パネル内面の蛍光膜上に集中して走査する3本の電子ビ
ームの水平方向のミスコンバーゼンスを第1、第2の補
正部材により補正するようにしたことを特徴とするカラ
ー陰極線管を提供する。また本発明は、内面に三原色発
光の蛍光膜を形成したパネルと3本の電子ビームを放出
するインライン型電子銃を収容したネック部とをファン
ネル部の両端に接続したバルブのファンネル部とネック
部の隣接部分に、水平並びに垂直方向の磁界を発生させ
るコイルを巻装した偏向ヨークを装着し、電子銃から放
出された3本の電子ビームを蛍光膜上に収束かつ集中さ
せ偏向ヨークが発生する垂直方向並びに水平方向の磁界
により走査させパネル上に画像を表示するカラー陰極線
管の、前記偏向ヨークのボビンの小径側の端部でかつ水
平走査方向の側方位置に低ヒステリシス特性の高透磁率
磁性体よりなる第1の補正部材を配置して水平偏向磁界
の磁束密度分布を補正し、3本の電子ビームのうち、中
央の電子ビームと両側の電子ビーム間の水平方向のミス
コンバーゼンスを補正するとともに、ヒステリシス特性
を有する磁性体からなる第2の補正部材を第1の補正部
材と平行配置して、水平偏向磁界の極性反転時に第2の
補正部材の有するヒステリシス特性により帯磁状態を保
持させ3本の電子ビームのうち両側の電子ビーム間の水
平方向のミスコンバーゼンスを補正するようにしたこと
を特徴とするカラー陰極線管のミスコンバーゼンスの補
正方法をも提供する。
を目的として提案されたもので、内面に三原色発光の蛍
光膜を形成したパネルと3本の電子ビームを放出するイ
ンライン型電子銃を収容したネック部とをファンネル部
の両端に接続したバルブのファンネル部とネック部の隣
接部分に、ファンネル状ボビンに水平並びに垂直方向の
磁界を発生させるコイルを巻装してなる偏向ヨークを挿
着したカラー陰極線管において、上記ボビンの小径側端
部でかつ水平走査方向側方の水平偏向コイルからの漏れ
磁界と交差する位置に、低ヒステリシス特性の高透磁率
磁性体よりなり水平偏向磁界の磁束密度分布を補正する
第1の補正部材と、ヒステリシス特性を有する磁性体よ
りなり水平偏向磁界の極性反転時にヒステリシス特性に
より帯磁状態を保持させる第2の補正部材とを配置し、
パネル内面の蛍光膜上に集中して走査する3本の電子ビ
ームの水平方向のミスコンバーゼンスを第1、第2の補
正部材により補正するようにしたことを特徴とするカラ
ー陰極線管を提供する。また本発明は、内面に三原色発
光の蛍光膜を形成したパネルと3本の電子ビームを放出
するインライン型電子銃を収容したネック部とをファン
ネル部の両端に接続したバルブのファンネル部とネック
部の隣接部分に、水平並びに垂直方向の磁界を発生させ
るコイルを巻装した偏向ヨークを装着し、電子銃から放
出された3本の電子ビームを蛍光膜上に収束かつ集中さ
せ偏向ヨークが発生する垂直方向並びに水平方向の磁界
により走査させパネル上に画像を表示するカラー陰極線
管の、前記偏向ヨークのボビンの小径側の端部でかつ水
平走査方向の側方位置に低ヒステリシス特性の高透磁率
磁性体よりなる第1の補正部材を配置して水平偏向磁界
の磁束密度分布を補正し、3本の電子ビームのうち、中
央の電子ビームと両側の電子ビーム間の水平方向のミス
コンバーゼンスを補正するとともに、ヒステリシス特性
を有する磁性体からなる第2の補正部材を第1の補正部
材と平行配置して、水平偏向磁界の極性反転時に第2の
補正部材の有するヒステリシス特性により帯磁状態を保
持させ3本の電子ビームのうち両側の電子ビーム間の水
平方向のミスコンバーゼンスを補正するようにしたこと
を特徴とするカラー陰極線管のミスコンバーゼンスの補
正方法をも提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明によるカラー陰極線管は偏
向ヨークの電子銃側端部で水平走査方向側方の水平偏向
コイルからの漏れ磁界と交差する位置に、低ヒステリシ
ス特性の高透磁率磁性体よりなる第1の補正部材と、ヒ
ステリシス特性を有する磁性体よりなる第2の補正部材
とを配置し、この第1、第2の補正部材により水平方向
のミスコンバーゼンスを補正するようにしたことを特徴
とするが、第1、第2の補正部材はボビンの半径方向と
平行に位置調整可能に取り付け、ボビンの軸方向にずら
せて位置調整可能とすることが出来、また第2の補正部
材としてケイ素鋼を用いることが出来る。また本発明に
よるカラー陰極線管のミスコンバーゼンスの補正方法は
第1、第2の補正部材を、ネック部の軸に対して近接離
隔させて位置調整し、3本の電子ビームのうち中央の電
子ビームと両側の電子ビームとの間で生じるミスコンバ
ーゼンスを第1の補正部材により補正し、両側の電子ビ
ームの間で生じるミスコンバーゼンスを第2の補正部材
により補正する。
向ヨークの電子銃側端部で水平走査方向側方の水平偏向
コイルからの漏れ磁界と交差する位置に、低ヒステリシ
ス特性の高透磁率磁性体よりなる第1の補正部材と、ヒ
ステリシス特性を有する磁性体よりなる第2の補正部材
とを配置し、この第1、第2の補正部材により水平方向
のミスコンバーゼンスを補正するようにしたことを特徴
とするが、第1、第2の補正部材はボビンの半径方向と
平行に位置調整可能に取り付け、ボビンの軸方向にずら
せて位置調整可能とすることが出来、また第2の補正部
材としてケイ素鋼を用いることが出来る。また本発明に
よるカラー陰極線管のミスコンバーゼンスの補正方法は
第1、第2の補正部材を、ネック部の軸に対して近接離
隔させて位置調整し、3本の電子ビームのうち中央の電
子ビームと両側の電子ビームとの間で生じるミスコンバ
ーゼンスを第1の補正部材により補正し、両側の電子ビ
ームの間で生じるミスコンバーゼンスを第2の補正部材
により補正する。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1乃至図3から説
明する。図において図9と同一物には同一符号を付し重
複する説明を省略する。本発明の特徴は、偏向ヨーク4
の小径端部の水平偏向コイル6からの漏れ磁界と交差す
る位置、即ち電子銃3側のボビン5端部に形成したフラ
ンジ5aに、水平走査方向に位置調整可能に第1、第2
の補正部材14、15を装着したことにある。第1の補
正部材14は低ヒステリシス特性の高透磁率磁性体、例
えば商品名パーマロイよりなり、第2の補正部材15は
保磁力が大きいヒステリシス特性を有する磁性体、例え
ば無方向性珪素鋼板よりなり、それぞれ平板を略矩形状
に加工されている。フランジ5aには図2及び図3に示
すように第1、第2の補正部材14、15をそれぞれボ
ビン5の半径方向に移動可能にガイドするスロット16
a、16bを形成している。このスロット16a、16
bには各補正部材14、15の両端部と弾性接触して保
持する庇状の保持機構16cが形成されている。このス
ロット16a、16bはパネル1bからみてその中心を
通る水平方向にフランジ5aに形成されている。図示例
では一側方のスロット16a、16bに第1、第2の補
正部材14、15を装着しているが、補正の必要度合に
より反対側のスロットも含めた各スロットに各補正部材
が適宜装着される。カラー陰極線管は、バルブ1に偏向
ヨーク4やその他の補助装置を装着して、画面中央部で
の3本の電子ビームのコンバーゼンス調整を行うが、こ
の調整後、通常、電子銃3や偏向ヨーク4の部品の寸
法、形状のばらつきや組立て精度のばらつきにより画面
両側部分でミスコンバーゼンスが残留する。このように
ミスコンバーゼンスが残留した状態で、本発明装置では
図4に示すように3本の電子ビームの内、両側の赤、青
に対応する電子ビームにより縦方向の直線状の輝線パタ
ーン13R、13Bを表示させる。このとき、例えば画
面左側で輝線13R、13Bがそれぞれの蛍光膜上で正
常発光し、画面右側では赤色発光の輝線13Rが右側に
0.2mm(図示Δx)ずれているものとする。この状
態で、左右いずれかのスロット16aに第2の補正部材
15を装着して、その位置を調整すると、第2の補正部
材15はヒステリシス特性を有するため、偏向磁界が反
転しても保持力により帯磁しており、図15に示すよう
に画面中央と両側の磁束密度分布が非対称であっても第
2の補正部材15の位置調整をすることにより、磁束密
度分布を画面左右対称に近づけることができる。そこで
第2の補正部材15の位置を調整して、画面右側の赤色
輝線13Rと画面左側の青色輝線13Bのそれぞれのず
れの絶対値が等しくなるように、例えば赤色輝線13R
を右に0.15mm(図示Δx1)、青色輝線13Bを
左に0.15mm(図示Δx2)ずらし図5の状態にす
る。この後、3本の電子ビームで三原色発光の3本の縦
パターンを画面の両側に表示させ、この状態で第1の補
正部材14をスロット16に装着し、その位置調整をす
る。第1の補正部材14はパーマロイなどの高透磁率材
料からなるため、漏れ磁界の一部を遮蔽し磁束密度分布
を左右にずらすことができるため、中央の電子ビームに
よる輝線13Gに対して両側の電子ビームによる輝線1
3R、13Bを近接、離隔させることができ、上記例で
は、画面右側の赤色輝線13Rと画面左側の青色輝線1
3Bを共に内側にずらせて緑色輝線13Gに近接させ図
6に示すように画面全面で3本の電子ビーム間のミスコ
ンバーゼンスを解消できる。このように本発明によるカ
ラー陰極線管は画面左右位置での磁束分布密度の非対称
によるミスコンバーゼンスを簡単な調整作業で、画面の
左右で完全に補正できる。尚、第1、第2の補正部材1
4、15を装着するスロット16は図示例ではボビン5
の軸方向にずらせて重なり合わせて配置したが、図7
(a)に示すようにフランジ5aの同一面上で隣り合わ
せて平行配置してもよい。また、スロット16、16は
第1、第2の補正部材14、15をボビン5の半径方向
と平行に位置調整可能に配置すればよく、図7(b)、
図7(c)に示すように隣り合うスロット16、16同
士は非平行でもよい。また第1、第2の補正部材14、
15のボビン5への装着はスロットだけでなく、例えば
図8に示すようにフランジ5aに切欠き部5bを形成
し、この切欠き部5bに両端に溝14a、15aを形成
した補正部材14、15を装着することなども可能で、
さらには接着剤を用いて直接的に接着することも出来
る。
明する。図において図9と同一物には同一符号を付し重
複する説明を省略する。本発明の特徴は、偏向ヨーク4
の小径端部の水平偏向コイル6からの漏れ磁界と交差す
る位置、即ち電子銃3側のボビン5端部に形成したフラ
ンジ5aに、水平走査方向に位置調整可能に第1、第2
の補正部材14、15を装着したことにある。第1の補
正部材14は低ヒステリシス特性の高透磁率磁性体、例
えば商品名パーマロイよりなり、第2の補正部材15は
保磁力が大きいヒステリシス特性を有する磁性体、例え
ば無方向性珪素鋼板よりなり、それぞれ平板を略矩形状
に加工されている。フランジ5aには図2及び図3に示
すように第1、第2の補正部材14、15をそれぞれボ
ビン5の半径方向に移動可能にガイドするスロット16
a、16bを形成している。このスロット16a、16
bには各補正部材14、15の両端部と弾性接触して保
持する庇状の保持機構16cが形成されている。このス
ロット16a、16bはパネル1bからみてその中心を
通る水平方向にフランジ5aに形成されている。図示例
では一側方のスロット16a、16bに第1、第2の補
正部材14、15を装着しているが、補正の必要度合に
より反対側のスロットも含めた各スロットに各補正部材
が適宜装着される。カラー陰極線管は、バルブ1に偏向
ヨーク4やその他の補助装置を装着して、画面中央部で
の3本の電子ビームのコンバーゼンス調整を行うが、こ
の調整後、通常、電子銃3や偏向ヨーク4の部品の寸
法、形状のばらつきや組立て精度のばらつきにより画面
両側部分でミスコンバーゼンスが残留する。このように
ミスコンバーゼンスが残留した状態で、本発明装置では
図4に示すように3本の電子ビームの内、両側の赤、青
に対応する電子ビームにより縦方向の直線状の輝線パタ
ーン13R、13Bを表示させる。このとき、例えば画
面左側で輝線13R、13Bがそれぞれの蛍光膜上で正
常発光し、画面右側では赤色発光の輝線13Rが右側に
0.2mm(図示Δx)ずれているものとする。この状
態で、左右いずれかのスロット16aに第2の補正部材
15を装着して、その位置を調整すると、第2の補正部
材15はヒステリシス特性を有するため、偏向磁界が反
転しても保持力により帯磁しており、図15に示すよう
に画面中央と両側の磁束密度分布が非対称であっても第
2の補正部材15の位置調整をすることにより、磁束密
度分布を画面左右対称に近づけることができる。そこで
第2の補正部材15の位置を調整して、画面右側の赤色
輝線13Rと画面左側の青色輝線13Bのそれぞれのず
れの絶対値が等しくなるように、例えば赤色輝線13R
を右に0.15mm(図示Δx1)、青色輝線13Bを
左に0.15mm(図示Δx2)ずらし図5の状態にす
る。この後、3本の電子ビームで三原色発光の3本の縦
パターンを画面の両側に表示させ、この状態で第1の補
正部材14をスロット16に装着し、その位置調整をす
る。第1の補正部材14はパーマロイなどの高透磁率材
料からなるため、漏れ磁界の一部を遮蔽し磁束密度分布
を左右にずらすことができるため、中央の電子ビームに
よる輝線13Gに対して両側の電子ビームによる輝線1
3R、13Bを近接、離隔させることができ、上記例で
は、画面右側の赤色輝線13Rと画面左側の青色輝線1
3Bを共に内側にずらせて緑色輝線13Gに近接させ図
6に示すように画面全面で3本の電子ビーム間のミスコ
ンバーゼンスを解消できる。このように本発明によるカ
ラー陰極線管は画面左右位置での磁束分布密度の非対称
によるミスコンバーゼンスを簡単な調整作業で、画面の
左右で完全に補正できる。尚、第1、第2の補正部材1
4、15を装着するスロット16は図示例ではボビン5
の軸方向にずらせて重なり合わせて配置したが、図7
(a)に示すようにフランジ5aの同一面上で隣り合わ
せて平行配置してもよい。また、スロット16、16は
第1、第2の補正部材14、15をボビン5の半径方向
と平行に位置調整可能に配置すればよく、図7(b)、
図7(c)に示すように隣り合うスロット16、16同
士は非平行でもよい。また第1、第2の補正部材14、
15のボビン5への装着はスロットだけでなく、例えば
図8に示すようにフランジ5aに切欠き部5bを形成
し、この切欠き部5bに両端に溝14a、15aを形成
した補正部材14、15を装着することなども可能で、
さらには接着剤を用いて直接的に接着することも出来
る。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画面両側
部分に形成される縦方向の輝線で生じるミスコンバーゼ
ンスを簡単な構造と簡単な調整で解消でき、色ずれのな
い良好な画質のカラー陰極線管とその調整方法を提供で
きる。
部分に形成される縦方向の輝線で生じるミスコンバーゼ
ンスを簡単な構造と簡単な調整で解消でき、色ずれのな
い良好な画質のカラー陰極線管とその調整方法を提供で
きる。
【図1】 本発明の実施例を示すカラー陰極線管の一部
断面側面図
断面側面図
【図2】 図1装置の偏向ヨークに用いられるボビンの
背面図
背面図
【図3】 図2ボビンの背面図
【図4】 本発明によるコンバーゼンス調整方法を説明
するための表示がされたパネルの正面図
するための表示がされたパネルの正面図
【図5】 本発明によるコンバーゼンス調整方法を説明
するための表示がされたパネルの正面図
するための表示がされたパネルの正面図
【図6】 本発明によるコンバーゼンス調整方法を説明
するための表示がされたパネルの正面図
するための表示がされたパネルの正面図
【図7】 補正部材を装着するスロットの配置例を示す
ボビンの背面図
ボビンの背面図
【図8】 補正部材のボビンへの取り付け構造を示す要
部斜視図
部斜視図
【図9】 カラー陰極線管の従来例を示す一部断面側面
図
図
【図10】 図9に示す陰極線管が有するミスコンバー
ゼンスを補正する従来技術を示すネック部断面図
ゼンスを補正する従来技術を示すネック部断面図
【図11】 図10装置によるミスコンバーゼンスの補
正状態を説明するパネル正面図
正状態を説明するパネル正面図
【図12】 ミスコンバーゼンスを改善した従来例を示
すネック部断面図
すネック部断面図
【図13】 ミスコンバーゼンスを改善した従来例を示
すネック部断面図
すネック部断面図
【図14】 ミスコンバーゼンスの一例を説明するため
のバルブ内の磁界分布、磁束密度分布、パネル上の表示
画像を示す図
のバルブ内の磁界分布、磁束密度分布、パネル上の表示
画像を示す図
【図15】 ミスコンバーゼンスの他の例を説明するた
めのバルブ内の磁束密度分布、パネル上の表示画像を示
す図
めのバルブ内の磁束密度分布、パネル上の表示画像を示
す図
1 バルブ 1a ファンネル部 1b パネル 1c ネック部 2 蛍光膜 3 インライン型電子銃 4 偏向ヨーク 5 ボビン 6 水平偏向コイル 7 垂直偏向コイル 14 第1の補正部材 15 第2の補正部材
Claims (6)
- 【請求項1】内面に三原色発光の蛍光膜を形成したパネ
ルと3本の電子ビームを放出するインライン型電子銃を
収容したネック部とをファンネル部の両端に接続したバ
ルブのファンネル部とネック部の隣接部分に、ファンネ
ル状ボビンに水平並びに垂直方向の磁界を発生させるコ
イルを巻装してなる偏向ヨークを挿着したカラー陰極線
管において、 上記ボビンの小径側端部でかつ水平走査方向側方の水平
偏向コイルからの漏れ磁界と交差する位置に、低ヒステ
リシス特性の高透磁率磁性体よりなり水平偏向磁界の磁
束密度分布を補正する第1の補正部材と、ヒステリシス
特性を有する磁性体よりなり水平偏向磁界の極性反転時
にヒステリシス特性により帯磁状態を保持させる第2の
補正部材とを配置し、パネル内面の蛍光膜上に集中して
走査する3本の電子ビームの水平方向のミスコンバーゼ
ンスを第1、第2の補正部材により補正するようにした
ことを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項2】第1、第2の補正部材を、ボビンの半径方
向と平行に位置調整可能に配置した請求項1記載のカラ
ー陰極線管。 - 【請求項3】第1、第2の補正部材をボビンの軸方向に
ずらせて位置調整可能とした請求項2記載のカラー陰極
線管。 - 【請求項4】第2の補正部材がケイ素鋼からなる請求項
1記載のカラー陰極線管。 - 【請求項5】内面に三原色発光の蛍光膜を形成したパネ
ルと3本の電子ビームを放出するインライン型電子銃を
収容したネック部とをファンネル部の両端に接続したバ
ルブのファンネル部とネック部の隣接部分に、水平並び
に垂直方向の磁界を発生させるコイルを巻装した偏向ヨ
ークを装着し、電子銃から放出された3本の電子ビーム
を蛍光膜上に収束かつ集中させ偏向ヨークが発生する垂
直方向並びに水平方向の磁界により走査させパネル上に
画像を表示するカラー陰極線管の、前記偏向ヨークのボ
ビンの小径側の端部でかつ水平走査方向の側方位置に低
ヒステリシス特性の高透磁率磁性体よりなる第1の補正
部材を配置して水平偏向磁界の磁束密度分布を補正し、
3本の電子ビームのうち、中央の電子ビームと両側の電
子ビーム間の水平方向のミスコンバーゼンスを補正する
とともに、ヒステリシス特性を有する磁性体からなる第
2の補正部材を配置して、水平偏向磁界の極性反転時に
第2の補正部材の有するヒステリシス特性により帯磁状
態を保持させ3本の電子ビームのうち両側の電子ビーム
間の水平方向のミスコンバーゼンスを補正するようにし
たことを特徴とするカラー陰極線管のミスコンバーゼン
スの補正方法。 - 【請求項6】第1、第2の補正部材を、ネック部の軸に
対して近接離隔させて位置調整し、電子ビーム間のミス
コンバーゼンスを補正するようにした請求項5記載のカ
ラー陰極線管のミスコンバーゼンスの補正方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9189368A JPH1140079A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | カラー陰極線管及びミスコンバーゼンスの補正方法 |
TW087111461A TW388905B (en) | 1997-07-15 | 1998-07-14 | Color cathode-ray tube and mis-convergence compensation function |
KR1019980028712A KR100293076B1 (ko) | 1997-07-15 | 1998-07-15 | 미스컨버전스를보정하는기능을갖는컬러음극선관 |
US09/115,651 US6211610B1 (en) | 1997-07-15 | 1998-07-15 | Color cathode ray tube with first and second magnetic compensators |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9189368A JPH1140079A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | カラー陰極線管及びミスコンバーゼンスの補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1140079A true JPH1140079A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16240157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9189368A Pending JPH1140079A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | カラー陰極線管及びミスコンバーゼンスの補正方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6211610B1 (ja) |
JP (1) | JPH1140079A (ja) |
KR (1) | KR100293076B1 (ja) |
TW (1) | TW388905B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6384546B2 (en) | 2000-01-13 | 2002-05-07 | Nec Corporation | Deflection yoke and mis-convergence correction method for color cathode-ray tube |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6559588B1 (en) * | 2000-06-16 | 2003-05-06 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Deflection yoke |
JP3855654B2 (ja) | 2000-12-18 | 2006-12-13 | 松下電器産業株式会社 | 陰極線管装置 |
EP1265265A3 (en) * | 2001-06-09 | 2002-12-18 | Lg Electronics Inc. | Deflection yoke in CRT |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55157846A (en) | 1979-05-29 | 1980-12-08 | Denki Onkyo Co Ltd | Deflecting yoke |
JPS573352A (en) * | 1980-06-06 | 1982-01-08 | Denki Onkyo Co Ltd | Deflection yoke |
JPH0719547B2 (ja) * | 1985-05-24 | 1995-03-06 | ソニー株式会社 | コンバ−ジエンス補正装置 |
NL8601003A (nl) * | 1986-03-28 | 1987-10-16 | Philips Nv | Kleurenbeeldbuis met een afbuigeenheid met beeldbalanscorrectiemiddelen. |
JP2588599B2 (ja) * | 1988-11-10 | 1997-03-05 | 株式会社日立製作所 | 陰極線管 |
KR0130732B1 (ko) * | 1994-06-20 | 1998-04-03 | 유서홍 | 우르소데옥시콜산의 제조방법 |
JP3473129B2 (ja) | 1994-10-14 | 2003-12-02 | 松下電器産業株式会社 | 偏向ヨーク |
JP3541506B2 (ja) | 1995-07-26 | 2004-07-14 | 松下電器産業株式会社 | 偏向ヨーク装置 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP9189368A patent/JPH1140079A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-14 TW TW087111461A patent/TW388905B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-07-15 KR KR1019980028712A patent/KR100293076B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-07-15 US US09/115,651 patent/US6211610B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6384546B2 (en) | 2000-01-13 | 2002-05-07 | Nec Corporation | Deflection yoke and mis-convergence correction method for color cathode-ray tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19990013903A (ko) | 1999-02-25 |
US6211610B1 (en) | 2001-04-03 |
TW388905B (en) | 2000-05-01 |
KR100293076B1 (ko) | 2001-07-12 |
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