JPH1139353A - 記録媒体、並びに図面作成方法および装置 - Google Patents

記録媒体、並びに図面作成方法および装置

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JPH1139353A
JPH1139353A JP9189441A JP18944197A JPH1139353A JP H1139353 A JPH1139353 A JP H1139353A JP 9189441 A JP9189441 A JP 9189441A JP 18944197 A JP18944197 A JP 18944197A JP H1139353 A JPH1139353 A JP H1139353A
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JP
Japan
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command
setting
line type
user
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JP9189441A
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Hirokazu Ota
宏和 太田
Yoshinari Shibata
賢成 柴田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性を改善し、迅速な入力を可能とする。 【解決手段】 アイコン41−1乃至41−6を、線
分、連続線分、円弧、ボックス、スプライン、またはフ
リー作図のコマンドにそれぞれ対応させる。これらのコ
マンドは、表示部32に表示されるオブジェクトが、一
般、製図、躯体、配管、ダクトのいずれであったとして
も共通とされる。各アイコンが対応するコマンドの処理
内容は、表示部32に表示されているオブジェクトと、
表示部34に表示されている線種によって規定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体、並びに
図面作成方法および装置に関し、特に、操作性を改善す
るようにした記録媒体、並びに図面作成方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】建築設備CADシステムにおいては、建築
躯体、配管、ダクト、機器、寸法線などの様々な種類の
シンボル形状を組み合わせて、図面を作成することがで
きるようになされている。図13は、このような従来の
建築設備CADシステムの画面の表示例を表している。同
図に示すように、作成した図面が表示される表示部61
の上方には、コマンドバー62が表示されており、この
コマンドバー62には、この例の場合、「一般」、「製
図」、「躯体」、「配管」、「ダクト」のコマンドが表
示されている。ユーザが、マウスなどを操作して、この
コマンドバー62の中から、所定のコマンドを選択する
と、そのコマンドに対応するメニューがプルダウン表示
されるようになされている。図13の表示例において
は、「躯体」のコマンドが選択された場合のメニュー
と、「配管」のコマンドが選択された場合のメニューと
が表示されている。「躯体」のメニューには、「通り
芯」、「柱」、「壁」、「梁」、「躯体設定」の項目が
表示され、「配管」のメニューには、「エルボ」、「直
管」、「ティーズ」、「レデューサ」、「バルブ」の項
目が表示されている。実際には、複数のコマンドを同時
に選択することは禁止されており、1つのコマンドに対
応するメニューだけが表示される。コマンドバー62の
上方には、線種を設定するとき操作されるボタン63が
表示されている。
【0003】次に、図14のフローチャートを参照し
て、通り芯を作成し、その所定の位置に柱を配置した図
を作成する場合の処理例について説明する。
【0004】最初に、ステップS21において、ユーザ
は、ボタン63を操作し、図15に示すように、線種メ
ニューをプルダウン表示させる。そして、ステップS2
2において、ユーザは、線種メニューの中から所定の線
種を選択する。いま、通り芯を描くので、ユーザは、例
えば「一点鎖線」を選択する。
【0005】次に、ステップS23に進み、ユーザは、
コマンドバー62の中から「躯体」のコマンドを選択す
る。これは、「通り芯」のコマンドが、この「躯体」の
コマンドの中に、その下位のコマンドとして含まれてい
るからである。次に、ステップS24に進み、ユーザ
は、躯体メニューの中から「通り芯」のコマンドを選択
する。さらに、ステップS25において、ユーザは、通
り芯を表示させる座標を入力する。例えば、図16にお
いて×印で示す2つの位置を入力する。さらに、ステッ
プS26において、ユーザが座標確定を入力すると、ス
テップS27において、図16に示すように、通り芯7
1の図形(一点鎖線)が表示される。但し、図16にお
いては、合計6本の通り芯が表示されているが、いまの
場合、まだ1本の通り芯だけが表示される。
【0006】そして、ユーザは、図16に示すように、
合計6本の通り芯を描く場合には、ステップS23乃至
ステップS27の処理をさらに5回繰り返すことにな
る。それにより、図16に示すように、合計6本の通り
芯が描かれることになる。
【0007】なお、図14のフローチャートにおいて
は、以上の繰り返す処理は省略されている。
【0008】次に、ステップS28に進み、ユーザは、
設定ボタン63を操作し、線種メニューをプルダウンさ
せる。そして、ステップS29において、ユーザは、線
種メニューの中から柱を描くための線として、実線を選
択する。
【0009】ステップS30においては、ユーザは、コ
マンドバー62の中から、「柱」のコマンドが含まれて
いる「躯体」のコマンドを選択する。そして、ステップ
S31において、その結果表示された躯体メニューの中
から、「柱」のコマンドを選択する。
【0010】ステップS32においては、ユーザは、柱
の表示位置を入力する。図17の表示例においては、通
り芯71の交点(図中、×印を付して示す点)が柱の表
示位置として指定される。なお、図17においては、合
計6個の位置が柱の表示位置として指定されているが、
ここでは1つだけが指定される。
【0011】そして、ステップS33に進み、ユーザ
は、座標確定を入力する。すると、ステップS34にお
いて、図17に示すように、柱72の図形が指定した位
置に表示される。図17には、6個の柱72が表示され
ているが、いまの場合、1個の柱72だけが表示され
る。
【0012】以下、ステップS30乃至S34の処理を
さらに5回繰り返すことで、さらに5個の柱72を表示
させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにおい
ては、多くのシンボル図形が予め用意されているととも
に、これらのシンボル毎に異なるコマンドが用意されて
いる。その結果、ユーザは、自分が意図する種類のシン
ボルを作図する場合、それに対応するコマンドをコマン
ドメニューの中から探し出して、選択する必要が生じ
る。従って、操作に習熟したユーザでないと、各シンボ
ルに対応するコマンドがどこにあるかが判らず、操作に
不慣れなユーザが迅速に所望の図面を作成することが困
難である課題があった。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、比較的操作に不慣れなユーザであっても、
迅速に所望の図面を作成することができるようにするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録媒
体は、オブジェクトを設定するオブジェクト設定ステッ
プと、線種を設定する線種設定ステップと、オブジェク
ト設定ステップで設定された各オブジェクトに共通のコ
マンドを設定するコマンド設定ステップと、コマンド設
定ステップで設定されたコマンドの処理を実行する判定
ステップとを備えるプログラムが記録されていることを
特徴とする。
【0016】請求項4に記載の図面作成方法は、オブジ
ェクトを設定するオブジェクト設定ステップと、線種を
設定する線種設定ステップと、オブジェクト設定ステッ
プで設定された各オブジェクトに共通のコマンドを設定
するコマンド設定ステップと、コマンド設定ステップで
設定されたコマンドの処理を実行する判定ステップとを
備えることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の図面作成装置は、オブジ
ェクトを設定するオブジェクト設定手段と、線種を設定
する線種設定手段と、オブジェクト設定手段で設定され
た各オブジェクトに共通のコマンドを設定するコマンド
設定手段と、コマンド設定手段で設定されたコマンドの
処理を実行する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の記録媒体、請求項4に記
載の図面作成方法、または請求項5に記載の図面作成装
置においては、コマンドは、各オブジェクトに共通とさ
れる。そして、コマンドが設定されると、設定されたコ
マンドの処理が実行される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0020】請求項5に記載の図面作成装置は、オブジ
ェクトを設定するオブジェクト設定手段(例えば図3の
オブジェクト種類設定部21)と、線種を設定する線種
設定手段(例えば図3の線種設定部22)と、オブジェ
クト設定手段で設定された各オブジェクトに共通のコマ
ンドを設定するコマンド設定手段(例えば図3のコマン
ド設定部23)と、コマンド設定手段で設定されたコマ
ンドの処理を実行する判定手段(例えば図3のコマンド
判定起動部24)とを備えることを特徴とする。
【0021】図1は、本発明を適用した建築設備CADシ
ステムの外観の構成を表している。同図に示すように、
このシステムにおいては、図面を表示するディスプレイ
2と、ペン1(図1では、ワイヤードとされているが、
もちろんワイヤレスも可能である)で入力を行うタブレ
ット3が一体的に構成されている。タブレット3は、ユ
ーザがペン1でその上をタッチしたとき、その位置(座
標)を検出するようになされている。タブレット3は、
透明な部材で形成されており、その下に配置されている
ディスプレイ2に表示された画像をユーザが視認するこ
とができるようになされている。
【0022】本体11は、図2を参照して後述するイン
タフェース4、ハードディスク5、CPU8、ROM9、およ
びRAM10などを収容している。この本体11には、ペ
ン1、キーボード6、ディスプレイ2、タブレット3、
およびプロッタ7が接続されている。
【0023】図2は、図1に示すシステムの電気的構成
を示している。CPU8は、ROM9に記憶されているプログ
ラムに従って、各種の処理を実行するようになされてい
る。RAM10には、CPU8が各種の処理を実行する上にお
いて必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
インタフェース4には、ペン1、ディスプレイ2、タブ
レット3、ハードディスク5、キーボード6、およびプ
ロッタ7が接続されており、インタフェース4は、これ
らの機器とCPU8との間のインタフェース処理を実行す
るようになされている。
【0024】従って、ユーザがキーボード6またはペン
1のスイッチ12を操作して入力したキー信号、あるい
は、ユーザがペン1を操作してタブレット3から入力し
た座標データは、インタフェース4を介して、CPU8に
入力される。ハードディスク5には、CPU8が実行する
プログラムの他、ユーザが作成した図面のデータ(ファ
イル)などが保持される。CPU8は、インタフェース4
を介してディスプレイ2を制御し、所定の図形を表示さ
せる。また、CPU8は、インタフェース4を介してプロ
ッタ7を制御し、ユーザが作成した図面を紙などにプロ
ットさせるようになされている。
【0025】図3は、CPU8がプログラムを実行するこ
とにより、実質的に内部に形成される機能ブロックを表
している。オブジェクト種類設定部21は、ユーザが処
理対象とするオブジェクトを設定する処理を行う。この
オブジェクトには、一般、製図、躯体、配管、ダクトが
含まれる。
【0026】線種設定部22は、ユーザが作図する場合
の線の種類を設定する処理を行う。コマンド設定部23
は、コマンド設定の処理を行う。この実施の形態の場
合、コマンドとしては、線分、連続線分、円弧、ボック
ス、スプライン、およびフリー作図の6種類が用意され
ている。
【0027】コマンド判定起動部24は、オブジェクト
種類設定部21、線種設定部22、およびコマンド設定
部23における設定に対応するコマンドを判定し、判定
したコマンドを起動し、実行する。
【0028】コマンド判定起動部24において行われる
コマンド判定は、オブジェクト種類設定部21で設定さ
れたオブジェクト、線種設定部22で設定された線種、
およびコマンド設定部23で設定されたコマンド毎に異
なっている。コマンド判定起動部24は、オブジェク
ト、線種、およびコマンドから規定される各種の処理
(コマンド)を判定するためのテーブルを記憶してい
る。図4乃至図6は、これらのテーブルの一例を示して
いる。
【0029】図4は、「躯体」のオブジェクトに対応す
るテーブルを表しており、図5は、「配管」のオブジェ
クトに対応するテーブルを表しており、図6は、「ダク
ト」のオブジェクトに対応するテーブルを表している。
これらの図より明らかなように、横方向に示す線分、連
続線分、円弧、ボックス、スプライン、またはフリー作
図のコマンドと、縦方向に示す実線、実二重線、一点鎖
線などの線種に対応して、所定の処理(所定のコマン
ド)が規定されるようになされている。
【0030】例えば、図4に示すように、オブジェクト
として「躯体」が選択されている場合において、線種と
して、例えば実線が選択され、コマンドとして、例えば
ボックス(BOX)が選択されたとき、「柱」(角柱)の
コマンドが選択、実行される。また、線種として、一点
鎖線が選択され、コマンドとして、連続線分が選択され
た場合には、「通り芯」のコマンドが選択、実行され
る。
【0031】次に、図7のフローチャートを参照して、
通り芯を作成し、その通り芯上の所定の位置に柱を配置
した図面を作成する場合の処理例について説明する。
【0032】最初に、ステップS1において、ユーザ
は、所望のオブジェクトを選択する。すなわち、オブジ
ェクト種類設定部21は、ディスプレイ2に、例えば図
8に示すような画面を表示させる。この表示例において
は、表示部32にオブジェクトが表示されている。ユー
ザが、ペン1でボタン31を操作すると、その操作信号
(座標データ)がタブレット3で検知され、インタフェ
ース4を介して、CPU8に供給される。CPU8(オブジェ
クト種類設定部21)は、この操作信号が入力されたと
き、表示部32に表示されているオブジェクトを変更す
る。このようにして、ユーザがペン1でボタン31を操
作する毎に、表示部32には、「一般」、「製図」、
「躯体」、「配管」、「ダクト」のオブジェクトのいず
れかが順次表示される。いまの場合、ユーザは、「躯
体」のオブジェクトを選択するので、ボタン31をペン
1で操作することで、表示部32に「躯体」のオブジェ
クトを表示させる。
【0033】次に、ステップS2に進み、ユーザは、所
望の線種を選択する操作を行う。図8の表示例において
は、ボタン33をペン1で操作することで、表示部34
に所望の線種を表示させることができる。線種設定部2
2は、ユーザがペン1でボタン33を操作する毎に、表
示部34の線種の表示を、「実線」、「実二重線」、
「一点鎖線」などに順次変化させる。いまの場合、ユー
ザは、通り芯を作成するので、ボタン33を操作して、
表示部34に「一点鎖線」の線種を表示させる。
【0034】次に、ステップS3に進み、ユーザは、コ
マンド設定部23において、所望のコマンドを選択する
操作を行う。図8の表示例においては、作成した図面が
表示される表示部35の左側に、各種のコマンドに対応
したアイコン41−1乃至41−6が表示されている。
アイコン41−1は、「線分」のコマンドに対応してお
り、アイコン41−2は、「連続線分」のコマンドに対
応しており、アイコン41−3は、「円弧」のコマンド
に対応しており、アイコン41−4は、「ボックス」の
コマンドに対応しており、アイコン41−5は、「スプ
ライン」のコマンドに対応しており、アイコン41−6
は、「フリー作図」のコマンドに対応している。いまの
場合、ユーザは、複数の線分で構成される通り芯を描く
ので、「連続線分」に対応するアイコン41−2をペン
1で操作する。
【0035】次に、ステップS4に進み、ユーザは、ペ
ン1でオブジェクト(いまの場合、通り芯)の表示位置
の座標を入力する。例えば、ユーザは、図9に示すよう
に、×印で示す6個の点をペン1でタッチする。する
と、その6個の点の座標位置データがタブレット3で検
出され、インタフェース4を介して、CPU8に供給され
る。
【0036】次に、ステップS5において、ユーザは座
標確定を入力する。この確定入力は、例えば、ユーザが
ペン1をタブレット3上の任意の点を2回連続して操作
することで行うことができる。
【0037】このように、座標確定入力がなされると、
コマンド判定起動部24は、ステップS6において、ユ
ーザが選択した処理(コマンド)を判定し、実行する。
いまの場合、ステップS1(オブジェクト種類設定部2
1)において、オブジェクトとして「躯体」が選択さ
れ、ステップS2(線種設定部22)において、線種と
して「一点鎖線」が選択され、ステップS3(コマンド
設定部23)において、コマンドとして「連続線分」が
選択されているので、図4に示すように、「通り芯」の
コマンド(処理)が選択されたものと判定され、実行さ
れる。その結果、図9に示すように、6個の座標位置を
結ぶように、一点鎖線で通り芯51が表示される。
【0038】以上のようにして、通り芯51が表示され
たので、次に柱を表示させるべく、ユーザは、ステップ
S7(線種設定部22)において、ボタン33をペン1
で操作して、表示部34に線種として「実線」を表示さ
せる。このとき、ユーザは、表示部32のオブジェクト
の表示は「躯体」のままとする。次に、ステップS8
(コマンド設定部23)に進み、ユーザは、アイコン4
1−1乃至41−6の中から、ボックスに対応するアイ
コン41−4をペン1で操作する。図4に示すように、
「躯体」のオブジェクトにおいて、線種として「実線」
が指定され、コマンドとして「ボックス」が指定される
と、「柱」のコマンドが選択されたことになる。
【0039】次に、ステップS9に進み、ユーザは、選
択したオブジェクトの表示位置を入力する。例えば、図
10に×印で示す位置にユーザがペン1をタッチする
と、その位置が柱の表示位置としてCPU8に入力され
る。その後、ステップS10において、ユーザは、ペン
1でタブレット3上の任意の位置を2回連続して操作す
ることで、座標確定を入力する。このとき、コマンド判
定起動部24は、ステップS11において、ユーザが選
択したコマンドを判定し、実行する。上述したように、
いまの場合、「実線」の線種と「ボックス」のコマンド
で規定されるコマンドが選択されているので、「柱」の
コマンドが選択されたものと判定され、図10に示すよ
うに、6個の柱52が同時に表示される。
【0040】柱の形状は、ボックスの形状(4角形)に
近似している。従って、ユーザは、柱を描くとき、コマ
ンドとしては、「線分」、「連続線分」、「円弧」、
「ボックス」、「スプライン」、「フリー作図」の中か
ら、「ボックス」を選択すればよいことを、直感的に認
識することができる。
【0041】また、ユーザは、通り芯を1本だけでなく
複数本連続して描く場合には、コマンドとして「連続線
分」を選択すればよいことを、直感的に認識することが
できる。このことは、オブジェクトが「躯体」ではな
く、「配管」あるいは「ダクト」である場合も同様であ
る。すなわち、図5と図6に示すように、オブジェクト
が「配管」または「ダクト」である場合にも、コマンド
が「連続線分」であるとき、配管またはダクトの連続作
図がコマンド(処理内容)とされている。
【0042】さらに、また、「配管」または「ダクト」
のオブジェクトが選択された場合における「線分」のコ
マンドには、配管またはダクトの直線作図が対応されて
いる。従って、ユーザは、「配管」のオブジェクトを選
択した場合にも、また、「ダクト」のオブジェクトを選
択した場合にも、直線作図を行うときは、「線分」のコ
マンドを選択すればよいことを直感的に認識することが
できる。
【0043】このように、コマンドを各オブジェクトに
おいて共通とすることにより、ユーザは、例えばオブジ
ェクトとして、「配管」を選択した場合におけるコマン
ドの操作の経験から、オブジェクトとして「ダクト」を
選択した場合において、どのコマンドを選択すればよい
かを容易に類推することができる。その結果、操作性が
向上し、迅速な入力が可能となる。
【0044】上記実施の形態においては、図8に示すよ
うに、オブジェクトと線種を、ボタン31またはボタン
33が操作される毎に順次表示させるようにしたが、図
11または図12に示すように、ボタン31またはボタ
ン33が操作されたとき、プルダウンメニューを表示さ
せるようにしてもよい。
【0045】以上においては、本発明を建築設備CADシ
ステムに適用した場合を例として説明したが、本発明は
任意の図面を作成する場合に適用することが可能であ
る。
【0046】なお、上記各種の処理を実行するプログラ
ムは、磁気ディスク、CD-ROMディスクなどの記録媒体に
記録してユーザに提供したり、ROMなどの固体メモリに
記憶して提供することができる他、ネットワークなどを
介してユーザに提供し、ハードディスク、RAMなどの記
録媒体に記録させるようにすることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の記録媒
体、請求項4に記載の図面作成方法、および請求項5に
記載の図面作成装置によれば、コマンドを、各オブジェ
クトに共通とし、設定されたコマンドの処理を実行する
ようにしたので、操作性を改善し、迅速な図面作成が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した建築設備CADシステムの構成
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したシステムの内部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のCPU8で処理されるプログラムで実質的
に形成される機能ブロックの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3のコマンド判定起動部の有するテーブルを
説明する図である。
【図5】図3のコマンド判定起動部の有するテーブルを
説明する図である。
【図6】図3のコマンド判定起動部の有するテーブルを
説明する図である。
【図7】図2のシステムの処理例を説明するフローチャ
ートである。
【図8】図2のディスプレイにおける表示例を示す図で
ある。
【図9】図2のディスプレイにおける表示例を示す図で
ある。
【図10】図2のディスプレイにおける表示例を示す図
である。
【図11】図2のディスプレイにおける表示例を示す図
である。
【図12】図2のディスプレイにおける表示例を示す図
である。
【図13】従来の建築設備CADシステムにおける表示例
を示す図である。
【図14】従来の建築設備CADシステムの処理例を説明
するフローチャートである。
【図15】従来の建築設備CADシステムにおける表示例
を示す図である。
【図16】従来の建築設備CADシステムにおける表示例
を示す図である。
【図17】従来の建築設備CADシステムにおける表示例
を示す図である。
【符号の説明】
1 ペン 2 ディスプレイ 3 タブレット 5 ハードディスク 6 キーボード 7 プロッタ 8 CPU 9 ROM 10 RAM 11 本体 21 オブジェクト種類設定部 22 線種設定部 23 コマンド設定部 24 コマンド判定起動部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボルを組み合わせて図面を作成する
    図面作成装置に用いられるプログラムが記録されている
    記録媒体において、 オブジェクトを設定するオブジェクト設定ステップと、 線種を設定する線種設定ステップと、 前記オブジェクト設定ステップで設定された各オブジェ
    クトに共通のコマンドを設定するコマンド設定ステップ
    と、 前記コマンド設定ステップで設定されたコマンドの処理
    を実行する判定ステップとを備えるプログラムが記録さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記コマンドは、線分、連続線分、円
    弧、ボックス、スプライン、またはフリー作図のいずれ
    かであることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記コマンドはアイコンにより選択さ
    れ、前記コマンド設定ステップは、前記アイコンを、前
    記オブジェクトの選択に拘わらず、常に表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 シンボルを組み合わせて図面を作成する
    図面作成方法において、 オブジェクトを設定するオブジェクト設定ステップと、 線種を設定する線種設定ステップと、 前記オブジェクト設定ステップで設定された各オブジェ
    クトに共通のコマンドを設定するコマンド設定ステップ
    と、 前記コマンド設定ステップで設定されたコマンドの処理
    を実行する判定ステップとを備えることを特徴とする図
    面作成方法。
  5. 【請求項5】 シンボルを組み合わせて図面を作成する
    図面作成装置において、 オブジェクトを設定するオブジェクト設定手段と、 線種を設定する線種設定手段と、 前記オブジェクト設定手段で設定された各オブジェクト
    に共通のコマンドを設定するコマンド設定手段と、 前記コマンド設定手段で設定されたコマンドの処理を実
    行する判定手段とを備えることを特徴とする図面作成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532810A (ja) * 2006-04-04 2009-09-10 オートデスク,インコーポレイテッド コンピュータ支援設計モデルに関する曲管オブジェクトを生成するためのシステム及び方法

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