JPH1138850A - 廃トナー回収装置 - Google Patents

廃トナー回収装置

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JPH1138850A
JPH1138850A JP21126297A JP21126297A JPH1138850A JP H1138850 A JPH1138850 A JP H1138850A JP 21126297 A JP21126297 A JP 21126297A JP 21126297 A JP21126297 A JP 21126297A JP H1138850 A JPH1138850 A JP H1138850A
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JP
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toner
waste toner
container
full
sensor
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JP21126297A
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English (en)
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Shinsuke Kikui
伸介 菊井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真方式の画像形成装置の廃トナー回収
装置であって横方向に延びる大容量の回収容器を備えた
ものにおいて、簡単な構成でありながら、廃トナー満杯
早期誤検知を有効に防止すると共に、確実に廃トナーの
満杯を検知し、かつ容量一杯までの十分な量の廃トナー
の回収を可能とした廃トナー回収装置を提供する。 【解決手段】 横方向に延在する大容積の容器本体9A
を有した廃トナー回収容器9と、前記廃トナー回収容器
をその容器本体の長手方向に揺動させる揺動機構50
と、容器本体内に回収された廃トナー量を検知するトナ
ー検知センサー47、48と、を備える廃トナー回収装
置において、トナー検知センサーは、容器本体内に回収
したトナー量の増大に応じて順次満杯を検知するよう
に、容器本体の回収口9A’から回収方向下流側へ向け
て所定の間隔で順次配置され、複数のトナー検知センサ
ーによる各満杯検知の間隔に基づいて、最終的な満杯を
検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
普通紙ファクシミリ装置等の電子写真式の画像形成装置
の改良に関し、詳細には感光体等から回収された廃トナ
ーを回収する廃トナー回収容器内のトナー満杯検知の精
度向上を図った画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置は、感光体上
に形成されたトナー像を転写紙上に転写してから定着す
ることにより画像形成を行っており、転写後に感光体上
に残留するトナーを転写位置の下流側に配置されたクリ
ーニングユニットによって除去することにより、次の画
像形成に備える様にしている。クリーニングユニットに
より除去されたトナーは所定のルートを経て機内に装備
された廃トナー回収容器内に排出される。このような廃
トナー回収装置においては、廃トナーが回収容器からあ
ふれることを防止するために、および限られたスペース
内にて効率良く廃トナーを回収するために、トナー量検
知用のセンサーを配置して回収容器内の回収トナー量を
適時に検知し、満杯状態を検知するように構成すること
が一般的である。また、検知用のセンサーとしては、設
置スペース等の理由により、圧電式振動センサーがよく
用いられる(例えば、特開昭56−40876号公
報)。即ち、特開昭56−40876号公報には、トナ
ー回収容器の上部開口を閉止する蓋の内面に備えられた
振動子によってトナーの満杯を検知することにより、正
確な検知を可能としてトナー容器の変換効率を向上させ
る技術が開示されており、回収容器内へ廃トナーを導く
回収手段としてはスパイラル状搬送手段が用いられてい
る。しかしながら、この従来例の様に廃トナー回収の為
の搬送移動をトナーの自由落下による効果のみに依存し
て実現しようとすると、落下方向に沿ったスペース内
(上下方向に延びる容器内)にしか回収できないため、
十分な量を回収することができず、十分な量を回収する
ために大容量の容器を用いると高さ方向に大スペースが
必要となる。あるいは小容量の回収容器を用いると、容
器の交換が頻繁になる、という問題があった。
【0003】このような不具合を解決する為に、廃トナ
ーを受入れる開口の下側に横方向へ延びる収容スペース
を設けた回収容器を用い、この回収容器を横方向に揺動
させて廃トナーを横方向奥側に向けて移動させることに
より、容器内の収容スペース全体を有効に利用してトナ
ーを収容する技術が、特開平62−157083号、実
開平1−79069号公報等に開示されている。即ち、
特開平62−157083号公報には、転写部から定着
部へコピー紙を搬送するための搬送ベルトの下方位置に
比較的大型で横方向に延びる形状のトナー回収容器を配
設し、この回収容器を横方向に揺動させることにより、
トナー回収容器内に有効にトナーを収納させ、更にトナ
ー回収口近傍に揺動方向とは直交する方向に向いたトナ
ー満杯検知素子を設けてトナー満杯を確実に検知できる
ようにする技術が開示されている。実開平1−7906
9号公報には、横方向に延びる形状の廃トナータンクの
内底面に、入口方向に向けて上向き傾斜した仕切板を固
定し、この仕切板の上端と天井との間にトナー通路を形
成することにより、フラットボトムの廃トナータンク一
杯に廃トナーを充満させるように構成し、更に容器の回
収口の近傍にトナー検知センサを配置するようにした技
術が開示されている。しかし、これらの従来技術におい
ても、廃トナーあふれ等の副作用を起こすことなく、容
器の収容スペース全体を満たす様に廃トナーを回収する
ためには廃トナー回収量の検知するためのセンサの設置
が必須であり、かつ、容器内の収容スペース全体に亙っ
て万遍なく回収するためには、容器の回収口近くにセン
サーを設置する必要がある。しかし、回収口までトナー
を搬送する手段としてスパイラル搬送手段を用いた場合
に、スパイラル搬送手段の出口近傍に圧電式振動センサ
ーを設置すると、その廃トナー検知面に廃トナーが付着
堆積し易くなり、その結果、廃トナー満杯を早期誤検知
するという不具合が発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、電子写真方式の画像形成装置の廃
トナー回収装置であって横方向に延びる大容量の回収容
器を備えたものにおいて、簡単な構成でありながら、廃
トナー満杯早期誤検知を有効に防止すると共に、確実に
廃トナーの満杯を検知し、かつ容量一杯までの十分な量
の廃トナーの回収を可能とした廃トナー回収装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
請求項1の発明は、横方向に延在する大容積の容器本体
を有した廃トナー回収容器と、前記廃トナー回収容器を
その容器本体の長手方向に揺動させる揺動機構と、容器
本体内に回収された廃トナー量を検知するトナー検知セ
ンサーと、を備える廃トナー回収装置において、前記ト
ナー検知センサーは、容器本体内に回収したトナー量の
増大に応じて順次満杯を検知するように、容器本体の回
収口から回収方向下流側へ向けて所定の間隔で順次配置
され、複数のトナー検知センサーによる各満杯検知の間
隔に基づいて、最終的な満杯を検知することを特徴とす
る。請求項2の発明は、前記トナー検知センサーを前記
容器本体の上面に配置したことを特徴とする。請求項3
の発明は、前記容器本体の回収口に最も近い位置にある
上流側のトナー検知センサーが廃トナーの満杯を検知し
たあとの通紙可能枚数を、前記各センサーが順次満杯検
知するに至った間隔に基づいて決定することを特徴とす
る。請求項4の発明は、前記複数のトナー検知センサー
の配置間隔は、前記容器本体が空の状態から下流側の最
初のトナー検知センサーが満杯を検知するまでの回収量
と、該最初のトナー検知センサーが満杯を検知してから
次の上流側のトナー検知センサーが満杯を検知するまで
の回収量とが同量となるように設定されることを特徴と
する。請求項5の発明は、前記上流側に設置されている
トナー検知センサーが、下流側に設置されているトナー
検知センサーよりも早く満杯を検知した場合には、その
検知結果を無視し、下流側のトナー検知センサーが満杯
を検知した時を基準として最終的な満杯を判定し、最終
的な満杯を、下流側のトナー検知センサーが満杯を検知
するまでの通紙枚数に基づいて判断することを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1は本発明の一形態例の画
像形成装置の要部構成を示す正面略図であり、図2(a)
(b) 及び(c) は廃トナー回収容器の一部断面正面図、
(a) の右側面図、及び(b) の平面図であり、図3(a) 及
び(b) は廃トナー回収容器を揺動させる為の揺動機構の
一例の構成説明図である。図1に示した感光体1の外周
には、帯電手段2、露光手段3、現像手段4、転写手段
5、転写搬送ベルト6、クリーニング装置7が配置さ
れ、転写搬送ベルト6の下流側には定着装置8が配置さ
れ、更に転写手段5と定着装置8との間の下方には横方
向(左方向及び奥行き方向)へ延びる収容スペースを備
えた廃トナー回収容器9が配置されている。感光体1上
の転写残トナーは、感光体1の回転に従ってクリーニン
グ装置7へ運ばれ、感光体クリーニングブレード21お
よびブラシ22により感光体1上より掻落され、クリー
ニング装置7の下部に設けられた回収コイル23および
回収コイル23を包囲する誘導パイプ24により、廃ト
ナー回収容器9内へ運ばれる。同様に、転写ベルト6上
の残トナーは、駆動ローラ31の回転に従って転写ベル
トクリーニングブレード32によって掻落され、回収コ
イル33および回収コイルを包囲する誘導パイプ34に
より、廃トナー回収容器9内へ運ばれる。廃トナー回収
容器9は、横方向に広がる容器本体9Aと、容器本体9
Aの長手方向及び短手方向一端(要するに容器本体9A
の角隅部)から上方に突出した連結部9Bとを有する。
【0007】廃トナー回収容器9の連結部9Bには、各
誘導パイプ24、34の排出口に対応した片面側に夫々
開口部41、42が設けられており、各開口部41、4
2を通って各誘導パイプ41、42の排出口が回収容器
9内部に挿入固定されている。各開口部41、42に
は、各開口部と各誘導パイプ24、34との間の間隙を
気密封止するためのスポンジ等から成るシール部材4
3、44が設けられており、上記間隙からの廃トナーの
吹き出し等を防止している。なお、転写ベルト6からの
廃トナーを搬送してくる誘導パイプ34に対応した開口
部42の径を大きくしてある理由は、ジャム発生時等
に、転写ベルト6および転写ベルトケーシング35を駆
動ローラ31を支点にして下方に回動させて解除状態に
したときに誘導パイプ34が同方向に回動するためのス
ペースを確保する為である。従って、このような構成を
採らない画像形成装置においては開口部42を大きくす
る必要はない。容器本体9Aの上面には、2つのトナー
検知センサ47、48が所定の配置で配置され、各セン
サの検知面は容器内部に露出している。
【0008】廃トナー回収容器9は、図3(a) (b) に示
すように、画像形成装置本体側に設けた揺動機構50に
よって矢印イ、ロ方向に揺動させられる。即ち、揺動機
構50は、間欠回転する揺動カム51と、揺動カム51
のカム部51aと係合するカムフォロワ52aを有し且
つ軸52bを中心として水平方向に回動する回動部材5
2と、回動部材52に一体化されて容器本体9Aの端面
に当接するレバー52aと、図示しないモータからの揺
動カム51に対する駆動力を伝達する駆動力伝達機構5
3と、回収容器9を矢印ロ方向へ常時付勢する図示しな
い弾性部材と、を有する。つまり、常時に於ては回収容
器9は図示しない弾性部材により矢印ロ方向へ付勢され
ているが、揺動カム51が間欠回転すると、そのカム部
51aと係合するカムフォロワ52aを介して、回動部
材52が軸52bを中心として回動し、レバー52cが
回収容器全体をゆっくりイ方向へ押圧し、その後レバー
52cからの付勢力が解除されると、弾性部材の復帰力
により回収容器9はロ方向に速く戻る。この動作によ
り、開口部41、42より回収容器9内に運ばれた廃ト
ナーは、容器本体内を奥側(矢印ロ方向=奥方向)に搬
送される。第1のセンサー47及び第2のセンサー48
は、いずれも回収容器本体9Aの上面の、廃トナーが落
下してくる側に設置されている。
【0009】次に、図4、図5及び図6は廃トナー回収
容器内における廃トナーのたまり度合いを示した図であ
り、各図において(a) は正面縦断面図、(b) はその右側
面図、(c) は平面図である。図4、図5、図6の順序
で、容器内に収容する廃トナー量が段階的に増えて行く
状態を示している。つまり、図4は第1のセンサー47
が廃トナーを検知した状態を示し、図5は第2のセンサ
ー48が廃トナーを検知した状態を示し、更に図6は満
杯状態を示している。また、図7は満杯検知の為の制御
系を示すブロック図であり、制御装置(制御部)66に
対しては、各センサー47、48からの満杯検知信号、
通紙枚数カウンター65からのカウントデータが入力さ
れ、制御装置66はこれらの信号に基づいて満杯を判定
した時に、廃トナー回収容器満杯表示装置67に制御信
号を出力して満杯表示をなさしめる。また、通紙枚数カ
ウンター65は、例えば、後述する第1の収容区画が空
の状態から満杯になるまでの通紙枚数をカウントする通
紙カウンターB、第2の収容区画が空の状態から満杯に
なるまでの通紙枚数をカウントする通紙カウンターA、
第3の収容区画が空の状態から満杯(最終的な満杯状
態)になるまでの通紙枚数をカウントする通紙カウンタ
ーCとから構成することも可能である。
【0010】各誘導パイプ24、34の排出口から連結
部9B内に排出されたトナーは、回収容器9の矢印ロ方
向への速い戻り動作により、容器本体9Aの奥側(各図
(a)では右側、各図(c) では右角隅部)に充填されるよ
うに硬化して溜って行く。各図において、斜線および点
々は、夫々回収された廃トナーTの状態を表しており、
斜線部は回収容器9の内壁60の面上に緊密に(多回数
の押付け動作により比較的硬化して)充填されている状
態、点々部は、密度高く充填されていないために流動性
を有した状態を表している。この形態例では、各センサ
ー47、48を容器本体9Aの回収口9A’から順次下
流へ向けて各位置に設置することにより、各センサー位
置における満杯検知(トナー堆積量検知)を確実に行う
ことが可能となる。つまり、第1及び第2のセンサー4
7、48は、廃トナーが溜り始める出発点としての内壁
60のうちの奥側の内壁60aと連結部9Bとを結ぶ直
線上(回収容器の揺動方向イ−ロと平行な方向)に配置
され、第1のセンサ47の方を内壁60a寄りに配置し
ている。
【0011】両センサー47、48の位置関係を更に詳
述すると、各センサー47、48は、回収容器9の容器
本体9Aが空の状態から第1のセンサー47が満杯(回
収トナー量が第1のセンサー位置に達したこと)を検知
するまでの間に溜った廃トナー回収量と、第1のセンサ
ー47が満杯を検知してから第2のセンサー48が満杯
(回収トナー量が第2のセンサー位置に達したこと)を
検知するまでの間に溜った廃トナー回収量と、第2のセ
ンサー48が満杯を検知してから残り収容スペースS
(第3の収容区画)内に回収可能な廃トナー量とが、ほ
ぼ同量になる位置に設置されている。換言すれば、第1
のセンサー47は、図4に示した第1の満杯状態(第1
の収容区画が満杯状態になったこと)を検知し、第2の
センサー48は、図5に示した第2の満杯状態(第2の
収容区画が満杯状態になったこと)を検知する。最終的
な満杯状態を検知する第3のセンサーは設けられていな
い。そして、第1と第2の収容区画と、第3の収容区画
の各収容容量は、同等に設定される。
【0012】このように構成することにより例えば後述
する様に、第1のセンサー47或は第2のセンサー48
がが夫々満杯検知するまでの通紙枚数、或は両センサ満
杯までの通紙枚数の平均値に基づいて、第2のセンサー
48が満杯を検知した後で最終的な満杯となったことを
制御装置が適確に判定することが可能となる。また、第
2のセンサー48が第1のセンサー47に先行して満杯
を検知した場合は、誤検知であるため、第2のセンサー
48の検知結果を無視し、その後第1のセンサーが満杯
検知した時に、この検知時期を基準として、最終的な満
杯を検知できる。具体的には、第1のセンサー47が満
杯を検知するまでの通紙枚数を2倍した通紙枚数をカウ
ントしたときに最終的な満杯発生を判定することとな
る。なお、上記形態例に於て、トナー検知センサーの数
を2個としたのは一例であり、3個、4個であってもよ
いが、これらの場合も各センサ間に形成される収容区画
のトナー収容量は同等に設定することは勿論である。
【0013】次に、廃トナー回収容器9の満杯検知の判
定手順を示す図8のフローチャートを参照しながら判定
手順を説明する。即ち、まず、第1のセンサー47が第
1の収容区画内の満杯を検知するまでの間に通紙された
用紙の枚数を通紙カウンタBによりカウントすると共
に、第1のセンサーが満杯を検知した後で、通紙枚数カ
ウンター65(通紙カウンターA)が、第2のセンサー
48が第2の区画内の満杯を検知するまでの時間中に行
われる複写動作により通紙される用紙枚数をカウントす
る(S1〜S4、S5 YES)。各通紙カウンタA、
Bのカウント値の平均値αに基づいて、図5のように第
2のセンサー48が満杯を検知してから、図6のように
開口部42の下端(回収容器本体9Aと連結部9Bとの
境界部=回収口9A’)に廃トナーTが達したことを、
制御装置66が判定する(S6〜S8)。つまり、第2
のセンサー48が満杯を検知した後は、第3のセンサー
(存在しない)による満杯検知によらず、上記の通紙枚
数値αと同じ枚数を通紙した時に、回収容器9を満杯と
検知(判定)している。通紙カウンタCによるカウント
に基づいて、満杯を判定した時は、制御装置66は満杯
表示装置67にその旨の表示を行わせる(S9)。
【0014】このように本発明では、各センサー47、
48を設けた位置間(第2の収容区画内)に収容可能な
廃トナー回収量と、第2のセンサー48が満杯を検知し
てから収容スペースS(第3の収容区画)内に回収可能
な廃トナー量とがほぼ同量になるように、回収口9A’
から下流方向(ロ)に向けて順次所定間隔で各センサー
を設置すると共に、上記通紙枚数についてのカウント値
を第2のセンサー48による満杯検知後の最終的な満杯
検知に流用するようにしたので、複雑な演算なしに最終
的な満杯を検知することができる。また、上記したよう
に複数の収容区画毎に通紙当たりの廃トナー回収量を検
知しているため、第2のセンサー48の満杯検知からの
通紙可能枚数の予測が精度良く行われることとなり、廃
トナーを効果的に回収することが可能となる。なお、変
形例として、第1の収容区画内における廃トナー収容量
と、第2の収容区画内における廃トナー収容量とを同等
に設定せずに、単に第2の収容区画内が満杯になるのに
要した通紙枚数をカウントし、このカウント値を流用し
て第3の収容区画S内が満杯になったことを判定するよ
うにしてもよい。なお、ステップ3は第2のセンサー4
8が正常な場合には第1センサ47の満杯検知から第2
センサ48の満杯検知までの間、通紙枚数をカウントさ
せるステップであり、第2センサ48が異常の場合には
カウントしないことを示している。また、ステップ13
は、第2センサ異常時の第1センサ満杯検知から最終的
な満杯検知に至るまでの枚数の決定について示してい
る。また、ステップ7は、第2のセンサー48の満杯検
知以降の通紙枚数を通紙枚数をカウントするステップで
あり、第2センサー異常時には第1センサー満杯検知以
降の枚数をカウントすることとなる。また、ステップ8
は最終的な満杯を判定するステップである。
【0015】次に、ステップ2において第1のセンサー
47が満杯を検知する前に、回収方向上流側に位置する
第2のセンサー48が満杯を検知した場合は、誤検知で
ある可能性が高いので、ステップ10以降の処理が行わ
れる。即ち、本形態例では、誘導パイプ41、42の排
出口(回収口9A’)に近い側に設置された第2のセン
サー48が、第1のセンサー47よりも先に満杯を検知
した場合には、第2のセンサー48の満杯検知結果を無
視して、回収容器9の満杯を判断している。この場合の
判断方法は、上述した様に第1のセンサー47が満杯検
知するまでの通紙枚数を2倍した通紙枚数が、第1のセ
ンサーの満杯検知後にカウントされた時に最終的な満杯
と判断する。なお、ステップ11は、第1センサー満杯
検知から第2センサー満杯検知までの通紙枚数をカウン
トするか否かについてのフラグであり、ステップ12は
容器本体が空の状態から第1のセンサーが満杯を検知す
るまでの通紙枚数をカウントするか否かのフラグであ
る。本アルゴリズムにより、廃トナーの浮遊度合いが高
く、第2のセンサー48が早期満杯誤検知の虞れがある
場合においても、回収容器9の満杯検知を確実におこな
うことが可能となる。
【0016】ここで、図9に示した従来例を参照しつつ
本発明の利点を説明する。ここに示した従来の廃トナー
回収装置における回収方法は、本形態例と同様である
が、廃トナーの満杯検知用のセンサー70は、回収量を
十分にとるため、容器本体9Aの回収口9A’の近傍に
設置される。しかしながら、センサー70がこの位置に
あると、誘導パイプ24、34から廃トナーが落下する
さいに、直接センサー49の検知面に当たったり、落下
途中で浮遊したり、あるいは回収容器本体9Aの底面に
落ちた時に浮遊する廃トナーが静電的にその検知面に付
着することにより、廃トナーがセンサー70の検知面に
付着堆積してしまい、満杯を早期誤検知するという欠点
がある。これに対して本形態例においては、第1のセン
サー47、第2のセンサー48を、ともに回収容器9の
水平方向にのびた容器本体9Aの上面の、廃トナーが落
下してくる側に設置しているので、廃トナーが直接セン
サー検知面にあたることもなく、また浮遊トナーもセン
サー位置にたどりつく前にその大部分が、同容器4の内
面に付着してしまうため、上記した原因による早期満杯
誤検知を防止することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載した廃トナー回収装置に
おいては、水平方向(横方向)に大きな容積を持つ容器
本体の、水平方向にのびたスペースの上面に複数個のセ
ンサーを設置することで、落下する廃トナー、あるいは
浮遊する廃トナーのセンサー面への付着堆積が防止さ
れ、廃トナー満杯の早期誤検知が防止される。請求項2
に記載した装置においては、廃トナーが落下してくる側
に複数個のセンサーを設置することで、廃トナーが回収
容器の内壁まで充填されたときに初めて満杯を検知する
ことができるので、確実に満杯検知を実行することがで
きる。請求項3に記載した装置においては、複数のセン
サー間での通紙枚数を検知し、廃トナー回収口にもっと
も近いセンサーが満杯を検知してから最終的な満杯に至
るまでの通紙可能枚数を予測し、その結果にもとづいて
回収容器の満杯を検知することで、回収容器本体の容積
に対する廃トナー回収量の割合を上げることが可能とな
り、十分な量の廃トナーを回収することができる。請求
項4に記載した装置においては、各センサー間に位置す
る各収容区画内での廃トナー回収量が同量になるように
各センサーを配置したことで、廃トナー回収口にもっと
も近いセンサーが満杯を検知してからの通紙可能枚数を
簡単な演算で予測することが可能となり、簡単な構成で
十分な量の廃トナーを回収することができる。請求項5
に記載した装置においては、上流側に設置されているセ
ンサーが、下流側に設置されているセンサーよりも早く
満杯を検知した場合に、下流側センサーの検知結果を無
視して、上流側のセンサーの検知結果にもとづいて、回
収容器の満杯を検知することが可能であり、その結果、
落下する廃トナー、あるいは浮遊する廃トナーのセンサ
ー面への付着堆積による廃トナー満杯の早期誤検知をよ
り確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の画像形成装置の要部構成を
示す正面略図。
【図2】(a)(b)及び(c)は廃トナー回収容器の
一部断面正面図、(a) の右側面図、及び(b) の平面図。
【図3】(a)及び(b)は廃トナー回収容器を揺動さ
せる為の揺動機構の一例の構成説明図。
【図4】(a)(b)及び(c)は 廃トナー回収容器
内における廃トナーのたまり度合いを示した図。
【図5】(a)(b)及び(c)は廃トナー回収容器内
における廃トナーのたまり度合いを示した図。
【図6】(a)(b)及び(c)は廃トナー回収容器内
における廃トナーのたまり度合いを示した図。
【図7】本発明の制御系を示すブロック図。
【図8】本発明の制御手順を示すフローチャート。
【図9】(a)(b)及び(c)は本発明の形態例と比
較する為の従来例の説明図。
【符号の説明】
1 感光体、2 帯電手段、3 露光手段、4 現像手
段、5 転写手段、6転写搬送ベルト、7 クリーニン
グ装置、8 定着装置、9 廃トナー回収容器、9A
容器本体、9A’ 回収口、9B 連結部、21 感光
体クリーニングブレード、22 ブラシ、23 回収コ
イル、24 誘導パイプ、31 駆動ローラ、32 転
写ベルトクリーニングブレード、33 回収コイル、3
4 誘導パイプ、41、42 開口部、43、44 シ
ール部材、47、48 トナー検知センサー、50 揺
動機構、51 揺動カム、52 回動部材、53 駆動
力伝達機構、60 内壁、65 通紙カウンター、66
制御装置(制御部)、67 廃トナー回収容器満杯表
示装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に延在する大容積の容器本体を有
    した廃トナー回収容器と、前記廃トナー回収容器をその
    容器本体の長手方向に揺動させる揺動機構と、容器本体
    内に回収された廃トナー量を検知するトナー検知センサ
    ーと、を備える廃トナー回収装置において、 前記トナー検知センサーは、容器本体内に回収したトナ
    ー量の増大に応じて順次満杯を検知するように、容器本
    体の回収口から回収方向下流側へ向けて所定の位置関係
    で順次配置され、 複数のトナー検知センサーによる各満杯検知の間隔に基
    づいて、最終的な満杯を検知することを特徴とする廃ト
    ナー回収装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー検知センサーを前記容器本体
    の上面に配置したことを特徴とする請求項1記載の廃ト
    ナー回収装置。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の回収口に最も近い位置に
    ある上流側のトナー検知センサーが廃トナーの満杯を検
    知したあとの通紙可能枚数を、前記各センサーが順次満
    杯検知するに至った間隔に基づいて決定することを特徴
    とする請求項1又は2記載の廃トナー回収装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のトナー検知センサーの配置間
    隔は、前記容器本体が空の状態から下流側の最初のトナ
    ー検知センサーが満杯を検知するまでの回収量と、該最
    初のトナー検知センサーが満杯を検知してから次の上流
    側のトナー検知センサーが満杯を検知するまでの回収量
    とが同量となるように設定されることを特徴とする請求
    項1、2、又は3記載の廃トナー回収装置。
  5. 【請求項5】 前記上流側に設置されているトナー検知
    センサーが、下流側に設置されているトナー検知センサ
    ーよりも早く満杯を検知した場合には、その検知結果を
    無視し、下流側のトナー検知センサーが満杯を検知した
    時を基準として最終的な満杯を判定し、 最終的な満杯を、下流側のトナー検知センサーが満杯を
    検知するまでの通紙枚数に基づいて判断することを特徴
    とする請求項1、2、3又は4記載の廃トナー回収装
    置。
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