JPH1138036A - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

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JPH1138036A
JPH1138036A JP9197168A JP19716897A JPH1138036A JP H1138036 A JPH1138036 A JP H1138036A JP 9197168 A JP9197168 A JP 9197168A JP 19716897 A JP19716897 A JP 19716897A JP H1138036 A JPH1138036 A JP H1138036A
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JP
Japan
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horizontal support
vibrator
piezoelectric vibrator
welding
sections
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Application number
JP9197168A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kaneko
貴之 金子
Yoshiaki Hidenouchi
義昭 幣之内
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動体の伸縮運動のエネルギーが水平支持部
に漏れて伝わりにくい圧電振動子を提供する。 【解決手段】 水平支持部21aおよび21bの中の、
カプラ6a、6b、7a、7bの中心線の延長線上に水
平支持部21aおよび21bと支持台26を溶接する溶
接領域22a、22b、23a、23bを設け、この溶
接領域22a、22b、23a、23bにおいて水平支
持部21aおよび21bと支持台11をスポット溶接す
る。 【効果】 溶接部の中心がカプラの中心線の延長線上に
あり、しかも溶接部が水平支持部からはみ出したりしな
いため、水平支持部と支持台とはスポット溶接による完
全な固定ができる。これによって、圧電振動子の振動体
の伸縮振動のエネルギーの水平支持部への漏れや、振動
体の不要な振動モードの発生を防ぎ、圧電振動子の温度
ドリフトを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動子、特に
自動車用ナビゲーションシステムに使用される圧電型加
速度センサに用いられる圧電振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来の圧電振動子を示す。図2
に示す圧電振動子は片持ち梁方式の圧電振動子の例であ
る。
【0003】図2において、圧電振動子1は、板状の振
動体2、振動体2の一方主面に貼り付けられた圧電素子
3aおよび3b、同じく他方主面に貼り付けられた圧電
素子3cおよび3d、水平支持部4aおよび4b、重り
取り付け部5、連結部6、7、8、9、重り10、支持
台11で構成されている。連結部6、7、8、9は、そ
れぞれ2つのカプラ6aと6b、7aと7b、8aと8
b、9aと9bで構成されている。水平支持部4aおよ
び4bは、振動体2の面に水平で、その長手方向に垂直
な方向に伸びた4つのカプラ6aと6b、7aと7bか
らなる2つの連結部6と7によって振動体2の長手方向
の一端側に接続されている。また、重り取り付け部5
も、振動体2の面に水平で、その長手方向に垂直な方向
に伸びた4つのカプラ8aと8b、9aと9bからなる
2つの連結部8と9によって振動体2の長手方向の他端
側に接続されている。また、重り10は重り取り付け部
5に取り付けられている。
【0004】ここで、振動体2、水平支持部4aおよび
4b、重り取り付け部5、連結部6、7、8および9
は、エリンバなどの恒弾性金属材料を所定の形状に打ち
抜くなどして一体的に形成されている。また、連結部
6、7、8および9を構成するカプラ6a、6b、7
a,7b,8a,8b,9aおよび9bは、振動体2の
長手方向の伸縮振動を妨げないように細い部材で構成さ
れている。そして、水平支持部4aおよび4bは、カプ
ラ6a、6b、7a、7bとの接続部の近傍において、
支持台11にスポット溶接で固定されている。図2にお
いて、12a、12b、13a、13bはスポット溶接
による溶接部を表している。この結果、圧電振動子1
は、振動体2を、その長手方向の一端側で連結部6と7
によって保持する片持ち梁構造となっている。
【0005】このように構成された圧電振動子1におい
て、振動体2の長手方向の他端側に設けられた圧電素子
3aおよび3cと、一端側に設けられた圧電素子3bお
よび3dは、その両面に電極が形成され駆動信号が印加
される。圧電素子は両面の電極に印加される電圧の方向
によって、全体が収縮したり伸長したりする性質を持っ
ている。そこで、圧電振動子1においては、駆動信号に
よって振動体2の一端側の2つの圧電素子3bと3dが
収縮すれば他端側の2つの圧電素子3aと3cが伸長
し、一端側の2つの圧電素子3bと3dが伸長すれば他
端側の2つの圧電素子3aと3cが収縮するように構成
されている。その結果、振動体2は駆動信号によってそ
の一端側と他端側が交互に収縮と伸長を繰り返す伸縮振
動を行う。そして、このとき、各圧電素子に形成された
電極からは、圧電素子の伸縮振動に応じた信号が出力さ
れる。なお、この場合、振動体2の一端側と他端側が互
いに逆向きの伸縮振動をするため、伸縮振動中も振動体
2の全長は変わらない。
【0006】この状態において、圧電振動子1に対して
振動体2の面に垂直な方向に加速度が加わると、振動体
2に水平支持部4aおよび4bと連結部6と7で保持さ
れた部分を基点としたたわみが生じる。この時、重り1
0は振動体2のたわみを大きくする働きをしている。振
動体2がたわむと、圧電素子3bと3dには振動体2の
たわみに対して互いに逆位相の電圧が発生する。そこ
で、この2つの圧電素子3bと3dの出力電圧の差を取
ることにより、圧電振動子1に加わる加速度を検出する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に、圧電振動子1
の平面図を示す。圧電振動子1において、水平支持部4
a、4bを支持台11に固定するための溶接部12a、
12b、13a、13bは、カプラ6a、6b、7a,
7bとの接続部の近傍に設定されている。
【0008】ところで、振動体2の伸縮振動のエネルギ
ーが水平支持部4a、4bや支持台11の方に漏れてこ
ないようにするためには、カプラ6a、6b、7a,7
bの水平支持部4a、4b側の一端を支持台11に完全
に固定するのが望ましい。しかしながら、圧電振動子1
においては、溶接部12a、12b、13a、13bの
中心は、カプラ6a、6b、7a,7bの中心線の延長
線上からはずれて、水平支持部4a、4bの内側方向に
少しずれている。そのため、カプラ6a、6b、7a,
7bの水平支持部4a、4b側の一端の固定は完全では
なく、振動体2の伸縮振動のエネルギーの水平支持部4
aおよび4bへの漏れを抑えるためには十分ではないと
いう問題がある。これは伸縮振動のエネルギーの損失と
なるだけでなく、振動体2に不要な振動モードが生じ、
温度ドリフト(温度の変化による出力電圧の変化)が大
きくなる原因にもなる。
【0009】そこで、本発明は、振動体の伸縮振動のエ
ネルギーが水平支持部に漏れて伝わりにくい圧電振動子
を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の圧電振動子は、両面に圧電素子を貼り付
けた板状の振動体と、前記振動体の長手方向の一端側お
よび他端側にそれぞれ配置して設けられた水平支持部お
よび重り取り付け部と、前記振動体の面に水平な方向に
伸び、前記水平支持部および前記重り取り付け部と前記
振動体とを連結する、少なくとも2つのカプラを1組と
してなる複数の連結部と、前記重り取り付け部に取り付
けられた重りと、前記水平支持部を固定する支持台を有
する圧電振動子であって、前記水平支持部と前記支持台
との間の固定は、前記カプラの中心線の延長線上におけ
るスポット溶接によりなされることを特徴とする。
【0011】また、本発明の圧電振動子は、前記水平支
持部が、前記カプラの中心線の延長線上にスポット溶接
をするための溶接領域を有することを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、本発明の
圧電振動子は、振動体の伸縮振動のエネルギーが水平支
持部に漏れて伝わるのを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の圧電振動子の一
実施例を示す。図1において、図2および図3と同一も
しくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明は省略
する。
【0014】図1において、水平支持部21aおよび2
1bの、カプラ6aと6b、および7aと7bの中心線
の延長線上にはそれぞれ溶接領域22aと22b、およ
び23aと23bが設けられている。溶接領域22aと
22b、および23aと23bの大きさは、少なくとも
スポット溶接による溶接部の大きさより大きいサイズに
設定されている。そのため、水平支持部21aおよび2
1bは、溶接領域22aと22b、および23aと23
bの分だけ従来に比べて外側方向に面積が大きくなって
いる。そして、水平支持部21aと21bは、その溶接
領域22aと22b、および23aと23bにおいて支
持台26とスポット溶接によって固定されている。図1
において、24a、24b、25a、25bはスポット
溶接による溶接部を表している。
【0015】このように、水平支持部21aと21bの
中の、カプラ6aと6b、および7aと7bの中心線の
延長線上に当たる部分に溶接領域22aと22b、およ
び23aと23bを設けることにより、溶接部24aと
24b、および25aと25bの中心をカプラ6a、6
b、7a、7bの中心線の延長線上にすることができ
る。しかも溶接部24a、24b、25a、25bが水
平支持部21aおよび21bからはみ出さないために、
水平支持部21aおよび21bと支持台26とはスポッ
ト溶接により完全な固定ができる。その結果、振動板2
の伸縮振動のエネルギーが水平支持部21aと21bの
方に漏れて伝わるのを防止でき、また、振動体2の不要
な振動モードの発生を防ぎ、圧電振動子20の温度ドリ
フトを小さくすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の圧電振動子によれば、水平支持
部の、カプラの中心線の延長線上に当たる部分に溶接領
域を設け、この溶接領域において水平支持部と支持台を
スポット溶接する。これにより、溶接部の中心がカプラ
の中心線の延長線上に来て、しかも溶接部が水平支持部
からはみ出したりせず、スポット溶接により完全な固定
ができる。これによって、圧電振動子の振動体の伸縮振
動のエネルギーの水平支持部への漏れや、振動体の不要
な振動モードの発生を防ぎ、圧電振動子の温度ドリフト
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電振動子の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】従来の圧電振動子の例を示す斜視図である。
【図3】図2の圧電振動子の平面図である。
【符号の説明】
2…振動体 3a、3b、3c、3d…圧電素子 5…重り取り付け部 6、7、8、9…連結部 6a、6b、7a、7b、8a、8b、9a、9b…カ
プラ 20…圧電振動子 21a、21b…水平支持部 22a、22b、23a、23b…溶接領域 24a、24b、25a、25b…溶接部 26…支持台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に圧電素子を貼り付けた板状の振動
    体と、前記振動体の長手方向の一端側および他端側にそ
    れぞれ配置して設けられた水平支持部および重り取り付
    け部と、前記振動体の面に水平な方向に伸び、前記水平
    支持部および前記重り取り付け部と前記振動体とを連結
    する、少なくとも2つのカプラを1組としてなる複数の
    連結部と、前記重り取り付け部に取り付けられた重り
    と、前記水平支持部を固定する支持台を有する圧電振動
    子であって、 前記水平支持部と前記支持台との間の固定は、前記カプ
    ラの中心線の延長線上におけるスポット溶接によりなさ
    れることを特徴とする圧電振動子。
  2. 【請求項2】 前記水平支持部は、前記カプラの中心線
    の延長線上にスポット溶接をするための溶接領域を有す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の圧電振動子。
JP9197168A 1997-07-23 1997-07-23 圧電振動子 Pending JPH1138036A (ja)

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