JPH1137551A - 一缶二水路式燃焼装置 - Google Patents

一缶二水路式燃焼装置

Info

Publication number
JPH1137551A
JPH1137551A JP9191712A JP19171297A JPH1137551A JP H1137551 A JPH1137551 A JP H1137551A JP 9191712 A JP9191712 A JP 9191712A JP 19171297 A JP19171297 A JP 19171297A JP H1137551 A JPH1137551 A JP H1137551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bath
hot water
temperature
bathtub
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9191712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3848741B2 (ja
Inventor
Akito Eda
秋人 江田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gastar Co Ltd filed Critical Gastar Co Ltd
Priority to JP19171297A priority Critical patent/JP3848741B2/ja
Publication of JPH1137551A publication Critical patent/JPH1137551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3848741B2 publication Critical patent/JP3848741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合におい
て、給湯温度を低下させずに浴槽水温情報を得る。 【解決手段】給湯路10と浴槽に接続された風呂追い焚
き路20が共通の熱交換器を持つ一缶二水路式燃焼装置
において、浴槽内の水を風呂追い焚き路20内に導き、
循環させる循環ポンプ21と、風呂追い焚き路内に導か
れた浴槽内の水の水温を測定する温度検出手段とを備
え、燃焼が行われないときに、循環ポンプを駆動させ、
浴槽内の水温を検出する。又、浴槽内の水を風呂追い焚
き路内に導き、循環ポンプと、風呂追い焚き路内に導か
れた浴槽内の水の温度検出手段と循環ポンプによる風呂
追い焚き路内の水の循環量の制御手段とを備え、給湯中
に風呂追い焚き要求が出されたとき、制御手段は、給湯
温度が変化しない程度の循環量で循環ポンプを駆動さ
せ、温度検出手段によって浴槽内の水の水温を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、給湯路と風呂追い焚き
路が共通の熱交換器内を通過する一缶二水路式の燃焼装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる一缶二水式燃焼装置では、例え
ばシャワーなどに給湯するための給湯路と、風呂の追い
焚きをするための風呂追い焚き路が同一の熱交換器を通
過し、それらの中を通過する水を加熱する。このとき、
従来から、給湯と追い焚きが同時に行われた場合、燃焼
装置の機種によっては、熱交換器の最大燃焼熱量(最大
号数)が小さいため、給湯と追い焚きを実行するのに、
十分な熱量(号数)が得られない場合があった。このよ
うな場合、給湯温度が低下したり、所望の給湯量を確保
できず、給湯使用者に不快感を与えるという問題があっ
た。
【0003】そこで、上記問題を解決するために、例え
ば、給湯中に風呂追い焚き要求が出された場合、又は風
呂追い焚き中に給湯要求が出された場合、さらに、給湯
要求と風呂追い焚き要求が同時に出された場合のよう
に、給湯と風呂追い焚きを同時に実行する必要があると
きは、給湯を優先し、風呂追い焚きを禁止していた。
【0004】これにより、給湯に必要な熱量を確保する
ことができるので、給湯温度を一定に保ち、且つ所望の
給湯量を確保することができた。
【0005】しかしながら、これでは、給湯中は追い焚
きが全くできず、給湯終了を待って追い焚きを開始する
ため、追い焚き要求から完了まで長時間を有するという
問題を有していた。
【0006】そこで、さらに、この問題を解決するた
め、特開平6−185803号に記載の燃焼装置におい
ては、給湯と風呂追い焚きを同時に実行する必要がある
場合、給湯に必要な熱量(給湯要求号数)をあらかじめ
演算し、この給湯要求号数が所定号数より小さい場合に
限って、給湯と風呂追い焚きを同時に実行する。そし
て、このときの風呂追い焚き制御は、給湯要求号数を維
持する範囲で、風呂追い焚き路に設けられた循環ポンプ
をデューティ制御することによって行われる。
【0007】さらに、特願平8−253761号に記載
される燃焼装置においては、給湯要求号数に加えて、浴
槽水温の情報をも考慮して給湯と風呂追い焚きの同時実
行の可否を判断する。そして、その判断に基づいて循環
ポンプをデューティ制御することによって風呂追い焚き
制御を行う。従って、より正確な風呂追い焚き制御が可
能となった。
【0008】そして、上記出願に記載されるとおり、給
湯と風呂追い焚きの同時実行が可能であるか否かを判断
するとき、浴槽水温情報を得るために、一旦、循環ポン
プを駆動させ、浴槽の水を風呂追い焚き路に導き、風呂
追い焚き路に設けられた浴槽水温センサによって浴槽水
温が測定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このと
き、浴槽の水を風呂追い焚き路に導いて浴槽水温を測定
するために循環ポンプを駆動させると、風呂追い焚き路
内を水が循環し、熱交換器内に冷たい水が流入する。そ
うすると、熱交換器内に入った水は熱交換を行うため、
本来給湯に必要な熱量が消費されてしまう。従って、給
湯温度が低下するおそれがある。
【0010】従って、本発明の目的は、給湯と風呂追い
焚きを同時に行う場合において、給湯温度を低下させず
に浴槽水温情報を得ることができる燃焼装置を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第一の構成は、給湯路と浴槽に接続された風
呂追い焚き路が共通の熱交換器を通過する一缶二水路式
燃焼装置において、該浴槽内の水を該風呂追い焚き路内
に導き、循環させる循環ポンプと、該風呂追い焚き路内
に配置され、前記風呂追い焚き路内に導かれた前記浴槽
内の水の水温を測定する温度検出手段とを備え、燃焼が
行われていないときに、前記循環ポンプを駆動させ、前
記温度検出手段によって前記浴槽内の水の水温を検出す
ることを特徴とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0012】また、本発明の第二の構成は、給湯路と浴
槽に接続された風呂追い焚き路が共通の熱交換器を通過
する一缶二水路式燃焼装置において、該浴槽内の水を該
風呂追い焚き路内に導き、循環させる循環ポンプと、該
風呂追い焚き路内に配置され、前記風呂追い焚き路内に
導かれた前記浴槽内の水の水温を測定する温度検出手段
と、前記循環ポンプの駆動を制御して前記風呂追い焚き
路内の水の循環量を制御する制御手段とを備え、給湯中
に風呂追い焚き要求が出されたとき、前記制御手段は、
給湯温度が変化しない程度の循環量で前記循環ポンプを
駆動させ、前記温度検出手段によって前記浴槽内の水の
水温を検出することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置
である。
【0013】また、本発明の第三の構成は、給湯路と浴
槽に接続された風呂追い焚き路が共通の熱交換器を通過
する一缶二水路式燃焼装置において、該浴槽内の水を該
風呂追い焚き路内に導き、循環させる循環ポンプと、該
風呂追い焚き路内に配置され、前記風呂追い焚き路内に
導かれた前記浴槽内の水の水温を測定する温度検出手段
と、給湯中に風呂追い焚き要求が出されたとき、該温度
検出手段によって検出される前回の風呂追い焚き終了時
における前記浴槽内の水温と、前回の風呂追い焚き終了
時からの経過時間に基づいて、該風呂追い焚き要求が出
されたときの前記浴槽内の水の水温を求める浴槽水温検
知手段とを備えることを特徴とする一缶二水路式燃焼装
置である。
【0014】また、本発明の第四の構成は、上記第三の
構成において、前記浴槽水温検知手段は、前記浴槽が設
定された周囲の温度に応じて前記浴槽内の水温を補正す
ることを特徴とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0015】さらに、本発明の第五の構成は、給湯路と
浴槽に接続された風呂追い焚き路が共通の熱交換器を通
過する一缶二水路式燃焼装置において、給湯と風呂追い
焚きが同時に行われているとき、給湯に必要な熱量と、
風呂追い焚きに使われる熱量と、給湯の水温と、前記浴
槽内の水温とに基づいて前記風呂追い焚き路内の循環流
量を求め、該循環流量に応じて燃焼制御を行う制御手段
を有することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置であ
る。
【0016】また、本発明の第六の構成は、上記第一乃
至第五の構成において、給湯要求及び風呂追い焚き要求
の両方が出されたとき、給湯に必要な熱量と前記浴槽内
の水温及び/又は前記風呂追い焚き路内の循環流量とに
基づいて、風呂追い焚きの実行の可否を判断する判断手
段と、該判断手段の判断に基づいて、前記循環ポンプの
駆動を制御する制御手段とを備えていることを特徴とす
る一缶二水路式燃焼装置である。
【0017】また、本発明の第七の構成は、上記第六の
構成において、前記判断手段が風呂追い焚き不可と判断
した場合は、前記制御手段は、前記循環ポンプを駆動さ
せず、前記判断手段が風呂追い焚き可と判断した場合
は、前記制御手段は、前記循環ポンプを駆動させること
を特徴とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0018】また、本発明の第八の構成は、上記第一乃
至第五の構成において、給湯要求及び風呂追い焚き要求
の両方が出されたとき、給湯に必要な熱量と前記浴槽内
の水温及び/又は前記風呂追い焚き路内の循環流量に基
づいて、前記風呂追い焚き路内の水の循環量を制御する
制御手段を備えていることを特徴とする一缶二水路式燃
焼装置である。
【0019】また、本発明の第九の構成は、上記第八第
七の構成において、前記制御手段は、前記循環ポンプを
駆動するのに供給されるパルス信号のデューティ比を調
節することによって前記循環流量を制御することを特徴
とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0020】また、本発明の第十の構成は、上記第九の
構成において、前記制御手段は、前記給湯に必要な熱量
が低いほど、又は前記浴槽水温が高いほど前記循環流量
が増大するように、前記デューティ比を調節することを
特徴とする一缶二水路式燃焼装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術
的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0022】図1は、一缶二水路式燃焼装置の概略構成
図である。図1において、給湯路10と風呂追い焚き路
20は、共通の熱交換器1を通過する。熱交換器1は、
バーナー3によって加熱され、バーナー3には、ガス供
給管4から燃料ガスが供給される。ガス供給管4には、
このガス供給管4の開閉を行うガス電磁弁5とガス供給
量を調節するガス比例弁6が設けられている。
【0023】給湯路10は、熱交換器1の入口側に接続
され、熱交換器1に水を供給する給水通路として機能す
る給水管11と、熱交換器1の出口側に接続され、熱交
換器1によって加熱された湯が出湯される出湯管12が
接続され、例えば台所の給湯栓16などの所望の場所に
導かれる。
【0024】そして、給水管11には、給水量を検出す
るフローセンサ13と、給水温度を検出する給水温度セ
ンサ14とが設けられている。また、給湯管12には、
給湯温度を検出する給湯温度センサ15が設けられてい
る。
【0025】一方、風呂追い焚き路20は、そこに配置
された循環ポンプ21を作動させることによって浴槽2
2内の水を熱交換器1に供給し、熱交換器1内で加熱さ
れた湯は再度浴槽22に注湯される循環路を構成してい
る。
【0026】そして、熱交換器1より上流側の風呂追い
焚き路20には、浴槽22内の水温を検出する浴槽水温
センサ23と設けられている。また、熱交換器1より下
流側の風呂追い焚き路20には、熱交換器1から出湯さ
れる湯の温度を検出する追い焚き温度センサ24が設け
られている。
【0027】そして、上記各種センサから検出される温
度及び流量とリモコン31などによって設定される設定
温度とに基づいて、マイクロコンピュータなどで構成さ
れる制御部30が、ガス電磁弁5、ガス比例弁6及び循
環ポンプ21などを制御する。
【0028】例えば、給湯単独使用時においては、給湯
使用者が給湯栓16を開くと、給水管11に一定量以上
の流量の水流が発生する。そして、フローセンサ13が
この水流を検出すると、制御部30はフローセンサ13
からの検出信号即ち給湯要求に応答して、ガス電磁弁5
を開き、設定温度の給湯を行うのに必要な熱量(給湯要
求号数)が供給されるように、ガス比例弁6の開度を制
御し、バーナー3への供給ガス量を制御する。これによ
り、設定温度の給湯が行われる。このときに供給される
熱量(給湯号数)は、比例弁6の開度を調節するための
比例弁電流値から求めることができる。
【0029】また、給湯号数G1は、次式によっても求
めることができる。
【0030】 G1=Q1・(To −Ti ) ・・・(1) なお、Q1はフローセンサ13によって検出される給水
量、Ti は給水温度センサ14によって検出される給水
温度、To は給湯温度センサ15によって検出される給
湯温度である。
【0031】また、風呂追い焚き単独使用時において
は、リモコン31などに設けられた図示しない風呂追い
焚きスイッチがONにされ、風呂追い焚き要求が出され
ると、制御部30は、これに応答して、循環ポンプ21
を駆動することにより浴槽22の水を風呂追い焚き路2
0内を循環させる。そして、ガス電磁弁5を開き、ガス
比例弁6の開度を全開にして、バーナー3にガスを供給
する。これにより、風呂追い焚きが実行される。ガス比
例弁6の開度が全開にされた場合は、燃焼装置の最大号
数Gmax での燃焼が行われる。また、比例弁6の開度
は、全開でない所定の開度であってもよい。この場合の
供給される熱量(風呂追い焚き号数)は、上述同様に、
比例弁6の開度を調節するための比例弁電流値から求め
ることができる。
【0032】また、風呂追い焚き号数G2(Gmax を含
む)は、次式によっても求めることができる。
【0033】 G2=Q2・(Tf −Ty ) ・・・(2) なお、Tf は追い焚き温度センサ24によって検出され
る温度、Ty は浴槽温度センサ23によって検出される
温度である。
【0034】さらに、給湯と風呂追い焚きが同時に行わ
れる場合(以下同時使用という)、即ち給湯中に風呂追
い焚き要求が出されたとき、風呂追い焚き中に給湯要求
が出されたとき、あるいは、給湯要求と風呂追い焚き要
求が同時に出されたときは、給湯路10と風呂追い焚き
路20の両方に水が流れ、それぞれを流れる水が熱交換
器1で熱交換を行い加熱される。このとき、熱交換器1
に供給される供給熱量(供給号数)Gは、比例弁6の開
度を調節するための比例弁電流値から求められる。
【0035】図2は、熱交換器1の断面を示す図であ
る。図2に示すように、バーナー側に設けられた給湯路
10に接して、バーナー側とは反対側に風呂追い焚き路
20が設けられる。従って、風呂追い焚き路20内の水
は、熱交換器1内の給湯路10内にある湯水を熱媒体と
して風呂追い焚き路20内の湯水を間接的に加熱され
る。このように、給湯路10内の加熱された湯水の熱量
が、風呂追い焚き路20を流れる湯水に伝熱する。この
とき、同時使用時に熱交換器1に供給された熱量(供給
号数)Gのうち、給湯路10内の水が得た熱量(給湯号
数)G1と風呂追い焚き路20内の水が得た熱量(風呂
追い焚き号数)G2の比を分配比という。例えば、最大
号数が24号の燃焼装置がその最大号数24号の熱量
(号数)を供給して同時使用を行っている場合に、風呂
追い焚き路20内の水が8号の熱量(号数)を得ている
ときの分配比はG1:G2=16:8となる。
【0036】このとき、風呂追い焚き路20内を流れる
流量が大きいほど、又は浴槽22内の温度が低く、風呂
追い焚き路20内の水の温度が低いほど、給湯路10か
らより多くの熱量が風呂追い焚き路20内の水に伝熱す
る。従って、このような場合は、上記分配比において、
風呂追い焚き号数G2が大きくなり、給湯号数G1は小
さくなる。このため、同時使用の場合には、燃焼装置の
機種によって、その最大号数の熱量を熱交換器1に与え
ても、給湯路10内の水が必要な給湯要求号数Gs を得
ることができず、給湯温度を設定温度に維持することが
できない場合がある。例えば、最大号数24号の燃焼装
置において、給湯要求号数Gs が16号であるにもかか
わらず、風呂追い焚き号数G2が9号である場合は、給
湯号数G1が15号となり、給湯路10内の水が給湯要
求号数Gs の熱量を得られなくなる。
【0037】このような場合は、従来技術において説明
したように、給湯を優先しつつ、できるだけ給湯と風呂
追い焚きを同時に実行できるような制御を行う必要があ
る。そこで、本発明の実施の形態においては、同時使用
の場合における制御を以下のように行う。即ち、本発明
の実施の形態においては、設定温度の給湯を行うのに必
要な給湯要求号数Gs に加えて、浴槽22の水温及び風
呂追い焚き路20内の循環流量に基づいて、風呂追い焚
きの実行の可否が判断され、その判断に基づいた風呂追
い焚き制御が行われる。
【0038】図3は、風呂追い焚きの可否を判断を行う
ための図である。図において、縦軸は給湯号数G1を示
し、横軸はリモコン31などにより設定される給湯設定
温度Ts を示す。この横軸の設定温度Ts は、後述する
ように上記分配比に対応する値である。そして、図に
は、さらに、風呂追い焚き路20を循環する水の湯量Q
2と浴槽22内の水温Ty に対応した複数のラインa乃
至fが示され、この各ラインは風呂条件を表す。
【0039】このような図において、風呂追い焚きの実
行の可否の判断は以下のように行われる。まず、風呂条
件である浴槽温度Ty 及び循環流量Q2を、後述する方
法で求め、得られた風呂条件に対応するラインを選択す
る。例えば、給湯中に風呂追い焚き要求が出されたと
き、風呂追い焚き路20の循環流量Q2が4リットル/
分、浴槽水温Ty が40度である場合は、ラインaが選
択される。
【0040】次に、給湯中の給湯号数G1と設定温度T
s を図上の交点として求める。例えば、給湯号数G1が
17号、設定温度Ts が56度である場合の交点は点P
として求められる。
【0041】そして、その交点が、上記風呂条件に対応
するラインより上側にあるか下側にあるかが判断され
る。そして、その交点が所定ラインより上側にある場合
は、風呂追い焚きが禁止され、交点が所定ラインより下
側にある場合は、風呂追い焚きが許可される。
【0042】即ち、図3中の各ラインは、それぞれの風
呂条件下での最大燃焼能力時における給湯設定温度Ts
に対する最大給湯号数をプロットしたものであり、要求
される給湯号数G1がラインより下にないと給湯路10
側に必要な熱量を分配することができないことを意味す
る。
【0043】これは、交点が各ラインよりも上の領域に
ある場合は、燃焼装置の最大号数Gmax で燃焼が行われ
ても、風呂追い焚きによって生じる給湯路10側から風
呂追い焚き路20側への伝熱量(風呂追い焚き号数G
2)が大きいため、給湯路10内の水が得る熱量(給湯
号数G1)が給湯要求号数Gs より小さくなり、給湯温
度To を設定温度に維持出来なくなるからからである。
【0044】一方、交点が所定ラインより下の領域にあ
る場合は、風呂追い焚き路20内に浴槽の水を循環させ
て風呂追い焚きを行うことによって、上記同様、給湯路
10内の水の得る熱量(給湯号数G1)は減少するが、
設定温度Ts を維持する給湯要求号数Gs は得られるの
で、風呂追い焚きが許可される。
【0045】例えば、上記点Pはラインaより上側にあ
るので、給湯温度To を設定温度Ts である56度に維
持できないとして、風呂追い焚きは禁止される。
【0046】一方、交点が、例えば、給湯号数G1が1
5号、設定温度Ts が42度の点Qである場合は、風呂
追い焚き路20に浴槽の水を循環させ、給湯路10側の
熱量が風呂追い焚き路20側に伝熱しても、設定温度T
s の給湯を維持できるとして、風呂追い焚きは許可され
る。
【0047】さらに、風呂条件がラインfである場合、
即ち風呂追い焚き路20の循環流量Q2が6リットル/
分、浴槽水温Ty が18度の場合であって、交点が、例
えば、給湯号数G1が15号、設定温度Ts が42度で
ある点Qである場合は、上記風呂条件がラインaである
ときと異なり、風呂追い焚きが実行されることにより、
給湯温度を設定温度である42度に維持できないと判断
され、風呂追い焚きは禁止される。これは、ラインaよ
りラインfの風呂条件の循環流量Q2が多く、また、浴
槽水温Ty も低いため、給湯路10側から風呂追い焚き
路20側へ伝熱する熱量がより多くなるからである。即
ち、風呂追い焚き号数G2が大きくなる。
【0048】一方、風呂条件がラインfであっても、交
点が、例えば、給湯号数G1が12号、設定温度Ts が
40度の点Rである場合は、風呂追い焚き路20に浴槽
の水を循環させ、給湯路10側の熱量が風呂追い焚き路
20側に伝熱しても、設定温度Ts の給湯を維持できる
として、風呂追い焚きは許可される。
【0049】ここで、図示される複数のラインが設定温
度Ts の上昇に応じて右下がりであるのは以下の理由に
よる。
【0050】即ち、設定温度Ts が高いほど給湯路10
内を流れる水の温度は高くなる。従って、風呂追い焚き
路20内の水温が一定ならば、風呂追い焚き路20内を
流れる水の水温との温度差が大きくなる。風呂追い焚き
路20内の水への伝熱量(即ち、風呂追い焚き号数G
2)は、この温度差が大きいほど大きい。そのため、設
定温度Ts が高いほど風呂追い焚き号数G2が大きくな
るので、同じ給湯号数G1であっても、同時使用時に多
くの供給熱量を必要とする。従って、燃焼装置の最大号
数Gmax を超えない範囲で給湯要求号数Gs の熱量を維
持するために、給湯号数G1を小さくする必要があり、
図に示すようにラインa乃至fは右下がりの傾きとな
る。
【0051】このように、給湯要求と風呂追い焚き要求
の両方が出されたときの風呂追い焚き実行の可否を、給
湯号数G1に加えて、風呂条件、即ち浴槽22内の水温
Ty及び風呂追い焚き路20を循環する流量Q2に基づ
いて判断することにより、より正確な風呂追い焚き制御
が可能となる。そして、図3に示した関係は、制御部3
0に設けられた記憶手段にテーブルとして記憶される。
【0052】さらに、図3においては、上述の通り、風
呂条件を示すラインが所定間隔で複数示されているが、
このラインは、給湯路10側から風呂追い焚き路20側
への伝熱量(風呂追い焚き号数G2)が最大及び最小と
なると想定される風呂条件の範囲内で任意の位置のライ
ンを選択することが可能である。例えば、図3におい
て、伝熱量が最大となる風呂条件はラインfであり、伝
熱量が最小となる風呂条件はラインaである場合、ライ
ンa乃至ラインfの間に存在する風呂条件は、設定され
ている複数のラインに基づいて制御部30での補間演算
などにより求めてもよい。
【0053】また、図3に示すラインaより上のA領域
においては、風呂追い焚き号数G2が最小である場合も
風呂追い焚きが禁止される。また、図3に示すラインf
より下のC領域においては、風呂追い焚き号数G2が最
大である場合も風呂追い焚きが許可される。従って、上
記図3における給湯号数と給湯設定温度の交点が、A領
域又はC領域である場合は、風呂条件(各ライン)と比
較することなく、無条件に風呂追い焚きをそれぞれ禁止
又は許可してもよい。そして、上記交点がラインaとラ
インfとの間のB領域である場合に、風呂条件(各ライ
ン)との比較を行い、風呂追い焚きの可否が判断され
る。
【0054】次に、同時使用時における上記風呂条件で
ある浴槽22内の水温Ty と風呂追い焚き路20内の循
環流量Q2の検出方法について説明する。
【0055】まず、第一の検出方法は、浴槽22内の水
温(以下浴槽水温という)Ty は、上述のように循環ポ
ンプ21を駆動させ、浴槽22内の水を風呂追い焚き路
20内に導き、浴槽水温センサ23により検出される。
しかし、給湯中に追い焚き要求が出されたときに、循環
ポンプ21を駆動させると、熱交換器1内の風呂追い焚
き路20に冷たい水が流れることにより、熱交換器1内
において給湯路10側から風呂追い焚き路20側への伝
熱により、給湯温度が低下するという不都合が生じる。
【0056】従って、本発明の実施の形態においては、
燃焼が行われていないときに、例えば一定時間毎に循環
ポンプ21を駆動させ、浴槽水温Ty を随時検出し、そ
の値を制御部30の記憶手段に記憶させる。
【0057】これにより、風呂追い焚き指令が出された
ときに、循環ポンプ21を駆動させる必要がなく、給湯
温度To への影響を排除することができる。
【0058】また、第二の検出方法として、給湯中に風
呂追い焚き要求が出されたときの浴槽水温Ty を浴槽水
温センサ23によって検出するために、循環ポンプ21
を給湯温度To に影響しないように駆動させることによ
って、浴槽22内の水を風呂追い焚き路20に導き、浴
槽水温センサ23によって検出してもよい。具体的に
は、熱交換器1内に流入する冷たい水が、給湯温度To
に影響しない所定量(例えば熱交換器1内の風呂追い焚
き路20の容積の半分)以下になるように循環ポンプ2
1の駆動を制御する。さらに詳しくは、例えば、熱交換
器1内の風呂追い焚き路20の半分以下の容積に、冷た
い水を流入させ、一時循環ポンプ21を止めて、流入し
た水が加熱昇温した後、再び循環ポンプ21を駆動す
る。又は、流入した冷たい水が熱交換器1を通って昇温
が終了つまり平衡に達する位置が熱交換器1内の風呂追
い焚き路20のほぼ半々以下になるように循環ポンプ2
1を駆動する。なお、循環ポンプの駆動は例えばデュー
ティ制御により制御される。
【0059】さらに、第三の検出方法として、浴槽水温
Ty は、前回の風呂追い焚き(同時使用時を含む)終了
時における浴槽水温Ty と、その水温の時間に対するあ
らかじめ求められた変化率より予測することも可能であ
る。具体的には、風呂追い焚き終了後に徐々に下降する
浴槽水温Ty の変化率をあらかじめ実験などにより求
め、上記記憶手段に記憶させる。そして、給湯中に追い
焚き指令が出されたとき、この変化率と前回の風呂追い
焚き終了時からの経過時間とに基づいて、制御部30が
今回の風呂追い焚き要求が出されたときの浴槽水温Ty
を求める。
【0060】この変化率は、外気温度や季節などにより
変動するので、例えば、器具内に取り付けられた給気温
度を測定する外気温サーミスタや浴室リモコンに付けら
れた温度センサ等の情報により、変動要素を考慮した所
定の補正を行うことが好ましい。
【0061】一方、風呂追い焚き路20内の循環流量Q
2は、前回の同時使用時に熱交換器1に供給された号数
Gに基づいて、以下に示す(4)式によって求めること
が可能である。この供給号数Gは、比例弁6の開度を調
節する比例弁電流の値から求めることができる。また、
供給号数Gについては次の(3)式が成立する。
【0062】 G=Q1(To −Ti )+Q2・(Tf −Ty ) ・・・(3) なお、Q1はフローセンサ13によって検出される給水
量、Ti は給水温度センサ14によって検出される給水
温度、To は給湯温度センサ15によって検出される給
湯温度である。また、Q2は風呂追い焚き路20内を流
れる循環流量、Tf は追い焚き温度センサ24によって
検出される温度、Ty は浴槽温度センサ20によって検
出される温度である。
【0063】従って、上記(3)式より、求めるべき循
環流量Q2は、 Q2=(G−Q1(To −Ti ))/(Tf −Ty ) ・・・(4) によって求められる。求められた循環流量Q2は上記記
憶手段に記憶され、次回の同時使用時に読み出される。
【0064】また、図1に示した燃焼装置において、追
い焚き温度センサ24が設けられていない機種が存在す
る。このような場合は、上記(4)式から循環流量Q2
を演算することができないので、前回同時使用時におけ
る循環流量を以下に述べる方法により推定し、その循環
流量を記憶手段に記憶し、それを次回の同時燃焼時に使
用する。ここで、図4は、循環流量Q2の推定方法を説
明するための図であって、図4(a)は比例弁電流値と
燃焼装置の供給号数Gの関係を示す図、図4(b)は図
3と同様の給湯号数G1及び給湯設定温度Ts と風呂条
件の関係を示す図、図4(c)は図各ラインの浴槽水温
Ty と循環流量Q2の関係を示す図である。
【0065】(i )まず、前回同時使用時の供給号数G
を、図4(a)に示した比例弁6の開度を調節する比例
弁電流の値から求める。例えば、比例弁電流値が100
mAであるときは供給号数Gは18号である。
【0066】(ii)給湯号数G1を上記式(1)式より
求める。例えば、給湯温度To が46度、給水温度Ti
が21度、流量Q1が13リットルである場合の給湯号
数G1は13号である。
【0067】(iii)その結果、風呂追い焚き号数G2
を、供給号数Gから求めた給湯号数G1を減算すること
により求める(G2=G−G1)。
【0068】(iv)図4(b)上に、求められた給湯号
数G1と給湯温度To との交点(図4(b)中の点M)
をプロットする。なお、給湯温度To は給湯設定温度T
s になるように制御されるので、両者はほぼ等しい。
【0069】(v )プロットされた交点上を通過するラ
インを選択する。例えば、図4(b)においては、ライ
ンfが選択される。ここで、ラインfは、給湯号数G1
と風呂追い焚き号数G2と給湯温度To が与えられたと
きに浴槽温度Ty と循環流量Q2と追い焚き温度Tf の
ある組み合わせ群に対応する。そして、その組み合わせ
群は、浴槽水温Ty が与えられると、1組の循環流量Q
2と出湯温度Tf がユニークに決まる。これは、一缶二
水路式燃焼装置を同時使用しているからである。従っ
て、各ラインにおける循環流量Q2と浴槽水温Ty の関
係は、図4(c)に示すように、風呂追い焚き号数G2
になるような循環流量Q2と浴槽水温Ty の組み合わせ
で表すことができる。そして、浴槽水温Ty は、同時使
用開始前に上述の方法から測定されており、既知であ
る。従って、図4(c)から対応する循環流量Q2が求
められる。例えば、浴槽水温Ty が18度であるとき、
ラインfにおける循環流量Q2は6リットルである。
【0070】循環流量Q2は、循環ポンプ21を駆動さ
せるのに供給される駆動電圧が同じ値であっても、燃焼
装置の設置状態及びゴミづまりなどの経年変化によって
異なる。従って、上記のような演算式を用いて、同時使
用が行われるごとに測定することによって正確な循環流
量を求めることができる。即ち、同時使用時における給
湯号数G1、風呂追い焚き号数G2、給湯温度To 及び
浴槽水温Ty から循環流量Q2が求められる。
【0071】図5は、上記本発明の実施の形態における
同時使用時での風呂追い焚き制御のフローチャートの一
例である。そして、図5のフローチャートは、給湯中に
追い焚き要求が出された場合についての風呂追い焚き制
御の例を示す。図5によれば、給湯中(S1)にリモコ
ン31などの追い焚きスイッチが押され、追い焚き要求
が出されると(S2)、ステップS3において、給湯号
数Q1が上記(1)式又は比例弁電流値から求められ
る。このとき、給湯要求号数Gs を演算してもよい。給
湯中は、給湯温度To が給湯設定温度Ts に制御されて
いるので、給湯号数G1と給湯要求号数Gs は一致す
る。
【0072】そして、求められた給湯号数G1と給湯設
定温度Ts 、さらには上述した方法により求められる浴
槽水温Ty と循環流量Q2の図3に示した関係から風呂
追い焚きの実行の可否を判断する(S4)。
【0073】ステップS4において、風呂追い焚きが許
可された場合は、比例弁6の開度がさらに所定開度に開
けられるとともに循環ポンプ21が駆動されて風呂追い
焚きが開始され、同時使用状態となる(S5)。また、
ステップS4において、風呂追い焚きが禁止された場合
は、風呂追い焚き待機状態となる(S6)。そして、給
湯が終了した後(S7)、風呂追い焚き指令がまだ出さ
れているときは(S8)、風呂追い焚きが開始される
(S9)。風呂追い焚き指令が切られている場合は、燃
焼が停止される(S10)。
【0074】このように、浴槽水温Ty が高い場合、又
は循環流量Q2が少ない場合は、風呂追い焚き号数が小
さくて済むので、給湯号数G1が増加する。従って、給
湯要求号数Gs が大きい場合であっても、給湯温度を十
分確保しつつ、同時に風呂追い焚きを行うことができ、
風呂追い焚きの要求から完了までの時間を短縮すること
ができる。
【0075】これとは逆に、浴槽水温Ty が低い場合、
又は循環流量Q2が多い場合は、風呂追い焚き号数が大
きくなり、給湯号数が減少する。この場合には、風呂追
い焚きを待機状態にすることで、給湯温度が設定温度よ
り低下するのを防止することができる。
【0076】また、本発明の別の実施の形態において
は、上記ステップS4において、追い焚き実行の可否を
判断する代わりに、循環ポンプ21のデューティ比Dを
演算してもよい。図6は、この本発明の別の実施の形態
のフローチャートの例である。図5においては、図5の
ステップS4に代わって、ステップS41及びS42が
実行される。即ち、ステップS3で求められた給湯号数
と給湯設定温度Ts 、さらには、浴槽水温Ty と循環流
量Q2に基づいて、循環ポンプ21のデューティ比が演
算される(S41)。デューティ比は、循環ポンプを駆
動することにより風呂追い焚き路20内の水が得る熱量
(風呂追い焚き号数)によって減少する給湯号数G1が
給湯要求号数Gs を下回らないように設定される。
【0077】具体的には、給湯要求号数Gs が小さいほ
ど、また、浴槽水温が高いほど、デューティ比は大きく
なる。例えば、最大号数Gmax が24号、給湯要求号数
Gsが20号であるとき、風呂追い焚きに消費できる風
呂追い焚き号数G2は、4号である。このとき、デュー
ティ比は、浴槽水温Ty と循環流量Q2から、風呂追い
焚き号数が4号になるようにデューティ比Dを演算す
る。なお、デューティ比を100%にしても、上記風呂
追い焚き号数に及ばない場合は、デューティ比Dは10
0%に設定される。
【0078】デューティ比Dが演算されると、ステップ
S42において、求められたデューティ比が所定値以上
であるか否かが判断される。これは、デューティ比Dが
所定値より小さいと、循環ポンプ21の回転数が低す
ぎ、循環ポンプ21が停止する可能性があるからであ
る。従って、デューティ比が所定値より小さい場合は、
ステップS6に進み、風呂追い焚き待機状態となる。ま
た、デューティ比Dが所定以上の場合は、ステップS5
に進み、風呂追い焚きが開始され、同時使用状態とな
る。
【0079】このように、デューティ比Dは、浴槽水温
Ty 及び/又は循環流量Q2に応じて設定されるので、
給湯温度の低下を招くことなく、燃焼装置が有している
燃焼能力を最大限に生かして、風呂追い焚きのための熱
量が与えられるので、風呂追い焚き時間を短縮すること
ができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
給湯要求と風呂追い焚き要求の両方が出されたとき、風
呂追い焚きの実行の可否を判断する際に必要な浴槽水温
の情報を、給湯中の給湯温度を低下させることなく得る
ことができる。
【0081】そして、この浴槽水温情報を用いることに
より、給湯と風呂追い焚きの同時使用の可否をより正確
に行うことができる。また、同時使用時において、給湯
温度が低下しない範囲の最適な風呂追い焚き号数で風呂
追い焚きを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一缶二水路式燃焼装置の概略構成図である。
【図2】熱交換器1の断面を示す図である。
【図3】風呂追い焚きの可否を判断を行うための図であ
る。
【図4】循環流量Q2の推定方法を説明するための図で
ある
【図5】本発明の実施の形態の風呂追い焚き制御のフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の別の実施の形態の風呂追い焚き制御の
フローチャートである。
【符号の説明】
1 熱交換器 10 給湯路 20 風呂追い焚き路 21 循環ポンプ 23 浴槽水温センサ 30 制御部 31 リモコン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯路と浴槽に接続された風呂追い焚き路
    が共通の熱交換器を通過する一缶二水路式燃焼装置にお
    いて、 該浴槽内の水を該風呂追い焚き路内に導き、循環させる
    循環ポンプと、 該風呂追い焚き路内に配置され、前記風呂追い焚き路内
    に導かれた前記浴槽内の水の水温を測定する温度検出手
    段とを備え、 燃焼が行われていないときに、前記循環ポンプを駆動さ
    せ、前記温度検出手段によって前記浴槽内の水の水温を
    検出することを特徴とする一缶二水路式燃焼装置。
  2. 【請求項2】給湯路と浴槽に接続された風呂追い焚き路
    が共通の熱交換器を通過する一缶二水路式燃焼装置にお
    いて、 該浴槽内の水を該風呂追い焚き路内に導き、循環させる
    循環ポンプと、 該風呂追い焚き路内に配置され、前記風呂追い焚き路内
    に導かれた前記浴槽内の水の水温を測定する温度検出手
    段と、 前記循環ポンプの駆動を制御して前記風呂追い焚き路内
    の水の循環量を制御する制御手段とを備え、 給湯中に風呂追い焚き要求が出されたとき、前記制御手
    段は、給湯温度が変化しない程度の循環量で前記循環ポ
    ンプを駆動させ、前記温度検出手段によって前記浴槽内
    の水の水温を検出することを特徴とする一缶二水路式燃
    焼装置。
  3. 【請求項3】給湯路と浴槽に接続された風呂追い焚き路
    が共通の熱交換器を通過する一缶二水路式燃焼装置にお
    いて、 該浴槽内の水を該風呂追い焚き路内に導き、循環させる
    循環ポンプと、 該風呂追い焚き路内に配置され、前記風呂追い焚き路内
    に導かれた前記浴槽内の水の水温を測定する温度検出手
    段と、 給湯中に風呂追い焚き要求が出されたとき、該温度検出
    手段によって検出される前回の風呂追い焚き終了時にお
    ける前記浴槽内の水温と、前回の風呂追い焚き終了時か
    らの経過時間に基づいて、該風呂追い焚き要求が出され
    たときの前記浴槽内の水の水温を求める浴槽水温検知手
    段とを備えることを特徴とする一缶二水路式燃焼装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記浴槽水温検知手段は、前記浴槽が設定された周囲の
    温度に応じて前記浴槽内の水温を補正することを特徴と
    する一缶二水路式燃焼装置。
  5. 【請求項5】給湯路と浴槽に接続された風呂追い焚き路
    が共通の熱交換器を通過する一缶二水路式燃焼装置にお
    いて、 給湯と風呂追い焚きが同時に行われているとき、給湯に
    必要な熱量と、風呂追い焚きに使われる熱量と、前記熱
    交換器から出湯される給湯温度と、前記浴槽内の水温と
    に基づいて前記風呂追い焚き路内の循環流量を求め、該
    循環流量に応じて燃焼制御を行う制御手段を有すること
    を特徴とする一缶二水路式燃焼装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5において、 給湯要求及び風呂追い焚き要求の両方が出されたとき、
    給湯に必要な熱量と前記浴槽内の水温及び/又は前記風
    呂追い焚き路内の循環流量とに基づいて、風呂追い焚き
    の実行の可否を判断する判断手段と、 該判断手段の判断に基づいて、前記循環ポンプの駆動を
    制御する制御手段とを備えていることを特徴とする一缶
    二水路式燃焼装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記判断手段が風呂追い焚き不可と判断した場合は、前
    記制御手段は、前記循環ポンプを駆動させず、 前記判断手段が風呂追い焚き可と判断した場合は、前記
    制御手段は、前記循環ポンプを駆動させることを特徴と
    する一缶二水路式燃焼装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5において、 給湯要求及び風呂追い焚き要求の両方が出されたとき、
    給湯に必要な熱量と前記浴槽内の水温及び/又は前記風
    呂追い焚き路内の循環流量に基づいて、前記風呂追い焚
    き路内の水の循環量を制御する制御手段を備えているこ
    とを特徴とする一缶二水路式燃焼装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記制御手段は、前記循環ポンプを駆動するのに供給さ
    れるパルス信号のデューティ比を調節することによって
    前記循環流量を制御することを特徴とする一缶二水路式
    燃焼装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記制御手段は、前記給湯に必要な熱量が低いほど、又
    は前記浴槽水温が高いほど前記循環流量が増大するよう
    に、前記デューティ比を調節することを特徴とする一缶
    二水路式燃焼装置。
JP19171297A 1997-07-17 1997-07-17 一缶二水路式燃焼装置 Expired - Fee Related JP3848741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19171297A JP3848741B2 (ja) 1997-07-17 1997-07-17 一缶二水路式燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19171297A JP3848741B2 (ja) 1997-07-17 1997-07-17 一缶二水路式燃焼装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172113A Division JP2006250531A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 一缶二水路式燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1137551A true JPH1137551A (ja) 1999-02-12
JP3848741B2 JP3848741B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=16279231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19171297A Expired - Fee Related JP3848741B2 (ja) 1997-07-17 1997-07-17 一缶二水路式燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3848741B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108895665A (zh) * 2018-04-24 2018-11-27 上海交通大学 一种空气源热泵热水器分区域梯级储热一体机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108895665A (zh) * 2018-04-24 2018-11-27 上海交通大学 一种空气源热泵热水器分区域梯级储热一体机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3848741B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1137551A (ja) 一缶二水路式燃焼装置
JP7343756B2 (ja) 給湯装置及び給湯システム
JP3467770B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP3880136B2 (ja) 燃焼装置
JP3848746B2 (ja) 追焚機能付き給湯装置
JP2006250531A (ja) 一缶二水路式燃焼装置
JP3859837B2 (ja) 燃焼装置
JP2932160B2 (ja) 湯水残量計測方法
JP3748681B2 (ja) 一缶二水路風呂給湯器
JP2004116932A (ja) 温水暖房熱源機
JPH10153343A (ja) 追焚、湯張り機能付き給湯装置
JP3952485B2 (ja) 風呂給湯装置
JP3881190B2 (ja) 追焚き付き給湯器
JP2023157522A (ja) 給湯装置及び給湯システム
JPH1026416A (ja) 給湯器付き風呂釜
JP3117593B2 (ja) 給湯器付風呂釜
JP3078712B2 (ja) 流体加熱機の台数制御システムにおける起動制御方法
KR0178186B1 (ko) 가스보일러의 온수온도제어 방법
JPH02267454A (ja) 給湯装置
JPH04278143A (ja) 燃焼装置の出湯能力設定方法
JPH03134434A (ja) 給湯器付自動風呂釜
JPH10103778A (ja) 燃焼機器
JPH1096556A (ja) 燃焼機器
JPH06180144A (ja) 自動風呂釜の湯張り制御方法
JPH09287822A (ja) 風呂自動給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060622

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees