JPH1137385A - 配管カバー - Google Patents
配管カバーInfo
- Publication number
- JPH1137385A JPH1137385A JP19394397A JP19394397A JPH1137385A JP H1137385 A JPH1137385 A JP H1137385A JP 19394397 A JP19394397 A JP 19394397A JP 19394397 A JP19394397 A JP 19394397A JP H1137385 A JPH1137385 A JP H1137385A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- pipe
- wall member
- supporting
- support
- Prior art date
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- Pending
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 支持本体への側壁部材の取り付けを、効率的
に少人数で実施できるようにする。 【解決手段】 配管Pを支持自在な配管支持部2を備え
た支持本体3を設け、配管Pの支持空間Vの両側部を覆
う一対の側壁部材4を設け、支持本体3に側壁部材4を
固定する固定連結部を設けてある配管カバーにおいて、
側壁部材4を支持本体3に係止自在な係止部を設けてあ
る。
に少人数で実施できるようにする。 【解決手段】 配管Pを支持自在な配管支持部2を備え
た支持本体3を設け、配管Pの支持空間Vの両側部を覆
う一対の側壁部材4を設け、支持本体3に側壁部材4を
固定する固定連結部を設けてある配管カバーにおいて、
側壁部材4を支持本体3に係止自在な係止部を設けてあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管を支持自在な
配管支持部を備えた支持本体を設け、前記配管の支持空
間の両側部を覆う一対の側壁部材を設け、前記支持本体
に前記側壁部材を固定する固定連結部を設けてある配管
カバーに関する。
配管支持部を備えた支持本体を設け、前記配管の支持空
間の両側部を覆う一対の側壁部材を設け、前記支持本体
に前記側壁部材を固定する固定連結部を設けてある配管
カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管カバーとしては、図
11に示すように、固定連結部16として、支持本体2
と、側壁部材4とが重なる部分にそれぞれボルト挿通孔
6a・4aを形成し、それらのボルト挿通孔4a・6a
に挿通させる取付ボルト9、及び、取付ボルト9と螺合
するナット10を設けて構成してあるものがあった。
11に示すように、固定連結部16として、支持本体2
と、側壁部材4とが重なる部分にそれぞれボルト挿通孔
6a・4aを形成し、それらのボルト挿通孔4a・6a
に挿通させる取付ボルト9、及び、取付ボルト9と螺合
するナット10を設けて構成してあるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の配管カ
バーによれば、支持本体に側壁部材を取り付けるのに、
側壁部材を手で持った状態で、両者のボルト挿通孔6a
・4aが重なるように側壁部材4を位置合わせし、その
相対姿勢を維持した状態で、前記ボルト挿通孔4a・6
aに取付ボルト9を挿通させて、ナット10とで、支持
本体2・側壁部材4を締め付けて固定連結する方法を採
らざるを得ず、前記側壁部材4の位置合わせ作業と、ボ
ルト締結作業とは、並行して実施することになり、複数
人の作業員が必要となる。更には、支持本体と側壁部材
との各ボルト挿通孔がうまく貫通するように側壁部材の
位置を合わせるのは、側壁部材を手で持ったまま位置を
微調整しながら実施されるので、不安定で、なかなか決
まり難く、手間が掛かりやすいという問題がある。
バーによれば、支持本体に側壁部材を取り付けるのに、
側壁部材を手で持った状態で、両者のボルト挿通孔6a
・4aが重なるように側壁部材4を位置合わせし、その
相対姿勢を維持した状態で、前記ボルト挿通孔4a・6
aに取付ボルト9を挿通させて、ナット10とで、支持
本体2・側壁部材4を締め付けて固定連結する方法を採
らざるを得ず、前記側壁部材4の位置合わせ作業と、ボ
ルト締結作業とは、並行して実施することになり、複数
人の作業員が必要となる。更には、支持本体と側壁部材
との各ボルト挿通孔がうまく貫通するように側壁部材の
位置を合わせるのは、側壁部材を手で持ったまま位置を
微調整しながら実施されるので、不安定で、なかなか決
まり難く、手間が掛かりやすいという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、支持本体への側壁部材の取り付けを、効率的に少
人数で実施できる配管カバーを提供するところにある。
消し、支持本体への側壁部材の取り付けを、効率的に少
人数で実施できる配管カバーを提供するところにある。
【0005】
〔構成〕請求項1の発明の特徴構成は、図2・8に例示
するごとく、配管Pを支持自在な配管支持部2を備えた
支持本体3を設け、前記配管Pの支持空間Vの両側部を
覆う一対の側壁部材4を設け、前記支持本体3に前記側
壁部材4を固定する固定連結部16を設けてある配管カ
バーにおいて、前記側壁部材4を前記支持本体3に係止
自在な係止部14を設けてあるところにある。
するごとく、配管Pを支持自在な配管支持部2を備えた
支持本体3を設け、前記配管Pの支持空間Vの両側部を
覆う一対の側壁部材4を設け、前記支持本体3に前記側
壁部材4を固定する固定連結部16を設けてある配管カ
バーにおいて、前記側壁部材4を前記支持本体3に係止
自在な係止部14を設けてあるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、図2・8に
例示するごとく、前記係止部14に、前記固定連結部1
6を形成してあるところにある。
例示するごとく、前記係止部14に、前記固定連結部1
6を形成してあるところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は、図5・8に
例示するごとく、前記固定連結部16は、前記支持本体
3と前記側壁部材4とに各別に形成したネジ挿通部6a
・4aと、その両ネジ挿通部4a・6aに挿通させる連
結ネジ部材15とを備えて構成してあり、前記支持本体
3と前記側壁部材4との両ネジ挿通部4a・6aが重な
るように前記支持本体3と前記側壁部材4とを位置決め
自在な位置決め手段17を設けてあるところにある。
例示するごとく、前記固定連結部16は、前記支持本体
3と前記側壁部材4とに各別に形成したネジ挿通部6a
・4aと、その両ネジ挿通部4a・6aに挿通させる連
結ネジ部材15とを備えて構成してあり、前記支持本体
3と前記側壁部材4との両ネジ挿通部4a・6aが重な
るように前記支持本体3と前記側壁部材4とを位置決め
自在な位置決め手段17を設けてあるところにある。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は、図5・8に
例示するごとく、前記位置決め手段17は、前記係止部
14に形成してあるところにある。
例示するごとく、前記位置決め手段17は、前記係止部
14に形成してあるところにある。
【0009】請求項5の発明の特徴構成は、図5・8に
例示するごとく、前記位置決め手段17は、支持する前
記配管Pの長手方向に沿った前記支持本体3と前記側壁
部材4との位置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構Sを
設けて構成してあるところにある。
例示するごとく、前記位置決め手段17は、支持する前
記配管Pの長手方向に沿った前記支持本体3と前記側壁
部材4との位置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構Sを
設けて構成してあるところにある。
【0010】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0011】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、配管を支持自在な配管支持部を備えた支持
本体を設け、前記配管の支持空間の両側部を覆う一対の
側壁部材を設け、前記支持本体に前記側壁部材を固定す
る固定連結部を設けてある配管カバーにおいて、前記側
壁部材を前記支持本体に係止自在な係止部を設けてある
から、側壁部材を支持本体に取り付ける際に、前記係止
部によって側壁部材を支持本体に仮止め状態に係止させ
ることができ、その仮止め状態で前記固定連結部による
相互の固定が可能となる。そして、固定連結部として、
例えば、ボルトナット等のネジ部材を使用する場合に
は、前記仮止め状態で、支持本体と側壁部材とのボルト
挿通孔が合わさるように側壁部材の位置合わせを実施す
ることが可能となり、効率よく側壁部材の取り付け作業
を実施することが可能となる。また、側壁部材の位置合
わせ作業や、支持本体への取り付け作業は、個別に実施
できるから、少ない作業人数で、これらの作業を実施す
ることが可能となり、組み付け作業コストの低減を図る
ことが可能となる。
成によれば、配管を支持自在な配管支持部を備えた支持
本体を設け、前記配管の支持空間の両側部を覆う一対の
側壁部材を設け、前記支持本体に前記側壁部材を固定す
る固定連結部を設けてある配管カバーにおいて、前記側
壁部材を前記支持本体に係止自在な係止部を設けてある
から、側壁部材を支持本体に取り付ける際に、前記係止
部によって側壁部材を支持本体に仮止め状態に係止させ
ることができ、その仮止め状態で前記固定連結部による
相互の固定が可能となる。そして、固定連結部として、
例えば、ボルトナット等のネジ部材を使用する場合に
は、前記仮止め状態で、支持本体と側壁部材とのボルト
挿通孔が合わさるように側壁部材の位置合わせを実施す
ることが可能となり、効率よく側壁部材の取り付け作業
を実施することが可能となる。また、側壁部材の位置合
わせ作業や、支持本体への取り付け作業は、個別に実施
できるから、少ない作業人数で、これらの作業を実施す
ることが可能となり、組み付け作業コストの低減を図る
ことが可能となる。
【0012】請求項2の発明の特徴構成によれば、請求
項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加
えて、前記係止部に、前記固定連結部を形成してあるか
ら、前記係止部の部品と、前記固定連結部の部品とを兼
用化することが可能となり、部品のコストダウンを図る
ことが可能となる。また、係止部と固定連結部とが同じ
箇所にあるから、支持本体に側壁部材を係止させる時
に、固定連結部を目視しながら作業でき、側壁部材の仮
止め、及び、位置合わせを、一度の手間で実施すること
が可能となる。その結果、配管カバーの形成手間を低減
し、効率よく組み立て作業を実施することが可能とな
る。
項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加
えて、前記係止部に、前記固定連結部を形成してあるか
ら、前記係止部の部品と、前記固定連結部の部品とを兼
用化することが可能となり、部品のコストダウンを図る
ことが可能となる。また、係止部と固定連結部とが同じ
箇所にあるから、支持本体に側壁部材を係止させる時
に、固定連結部を目視しながら作業でき、側壁部材の仮
止め、及び、位置合わせを、一度の手間で実施すること
が可能となる。その結果、配管カバーの形成手間を低減
し、効率よく組み立て作業を実施することが可能とな
る。
【0013】請求項3の発明の特徴構成によれば、請求
項1又は2の発明による作用効果を叶えることができる
のに加えて、前記固定連結部は、前記支持本体と前記側
壁部材とに各別に形成したネジ挿通部と、その両ネジ挿
通部に挿通させる連結ネジ部材とを備えて構成してあ
り、前記支持本体と前記側壁部材との両ネジ挿通部が重
なるように前記支持本体と前記側壁部材とを位置決め自
在な位置決め手段を設けてあるから、前記位置決め手段
によって、前記支持本体と前記側壁部材との両ネジ挿通
部が重なるように前記支持本体と前記側壁部材とをスピ
ーディーに位置決めすることが可能となり、後は、位置
合わせされた両ネジ挿通部に前記連結ネジ部材を挿通さ
せて締結するだけで、前記支持本体と前記側壁部材との
連結固定を行うことができる。従って、支持本体と前記
側壁部材との連結固定作業の効率を、より向上させるこ
とが可能となる。
項1又は2の発明による作用効果を叶えることができる
のに加えて、前記固定連結部は、前記支持本体と前記側
壁部材とに各別に形成したネジ挿通部と、その両ネジ挿
通部に挿通させる連結ネジ部材とを備えて構成してあ
り、前記支持本体と前記側壁部材との両ネジ挿通部が重
なるように前記支持本体と前記側壁部材とを位置決め自
在な位置決め手段を設けてあるから、前記位置決め手段
によって、前記支持本体と前記側壁部材との両ネジ挿通
部が重なるように前記支持本体と前記側壁部材とをスピ
ーディーに位置決めすることが可能となり、後は、位置
合わせされた両ネジ挿通部に前記連結ネジ部材を挿通さ
せて締結するだけで、前記支持本体と前記側壁部材との
連結固定を行うことができる。従って、支持本体と前記
側壁部材との連結固定作業の効率を、より向上させるこ
とが可能となる。
【0014】請求項4の発明の特徴構成によれば、請求
項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記位置決め手段は、前記係止部に
形成してあるから、前記側壁部材を支持本体に係止させ
ながら同時に両者の位置決めを行うことが可能となり、
上述の支持本体と側壁部材との連結固定作業を、より速
やかに効率よく、且つ、確実に実施しやすくなる。
項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記位置決め手段は、前記係止部に
形成してあるから、前記側壁部材を支持本体に係止させ
ながら同時に両者の位置決めを行うことが可能となり、
上述の支持本体と側壁部材との連結固定作業を、より速
やかに効率よく、且つ、確実に実施しやすくなる。
【0015】請求項5の発明の特徴構成によれば、請求
項3〜4の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記位置決め手段は、支持する前記
配管の長手方向に沿った前記支持本体と前記側壁部材と
の位置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構を設けて構成
してあるから、支持本体と側壁部材との位置が、一度決
まれば、ずれにくくなり、支持本体と側壁部材との連結
固定作業の手戻りを防止し易くなる。更には、配管カバ
ーの設置が、床面に沿った状態に実施される場合はもと
より、例えば、壁面に沿った状態(縦配置)に実施され
る場合においても、前記位置ずれ防止機構を設けてある
ことによって、壁面側に固定された支持本体に対して側
壁部材を取り付けるのに、側壁部材がずり落ちるのを防
止し易く、両者の相対位置を簡単に決めて、効率よく配
管カバーの形成作業を実施することが可能となる。
項3〜4の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記位置決め手段は、支持する前記
配管の長手方向に沿った前記支持本体と前記側壁部材と
の位置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構を設けて構成
してあるから、支持本体と側壁部材との位置が、一度決
まれば、ずれにくくなり、支持本体と側壁部材との連結
固定作業の手戻りを防止し易くなる。更には、配管カバ
ーの設置が、床面に沿った状態に実施される場合はもと
より、例えば、壁面に沿った状態(縦配置)に実施され
る場合においても、前記位置ずれ防止機構を設けてある
ことによって、壁面側に固定された支持本体に対して側
壁部材を取り付けるのに、側壁部材がずり落ちるのを防
止し易く、両者の相対位置を簡単に決めて、効率よく配
管カバーの形成作業を実施することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0017】図1・2・3は、内空部の配管支持空間V
に空調用配管Pを設置してある配管カバー(本発明の配
管カバーの一例品)Hを、複数の架台B上に取り付けて
ある状況を示すものである。配管カバーHは、複数の配
管カバー本体1を、継手部分を介して長手方向に連結し
て構成してある。尚、配管カバーHは、すべて金属で構
成してある。
に空調用配管Pを設置してある配管カバー(本発明の配
管カバーの一例品)Hを、複数の架台B上に取り付けて
ある状況を示すものである。配管カバーHは、複数の配
管カバー本体1を、継手部分を介して長手方向に連結し
て構成してある。尚、配管カバーHは、すべて金属で構
成してある。
【0018】前記配管カバー本体1は、配管Pを支持自
在な配管支持部2を備えた支持本体3、及び、前記配管
Pの支持空間Vの両側部を覆う一対の側壁部材4を設
け、前記配管Pの支持空間Vの上方を覆う蓋部材5を設
けて構成してある。
在な配管支持部2を備えた支持本体3、及び、前記配管
Pの支持空間Vの両側部を覆う一対の側壁部材4を設
け、前記配管Pの支持空間Vの上方を覆う蓋部材5を設
けて構成してある。
【0019】前記支持本体3は、図2に示すように、面
取り形状に形成した一対のアングル部材6と、そのアン
グル部材6どうしをその巾方向に間隔をあけた状態に連
結する桁部材7とを備えて構成してある。そして、前記
桁部材7を、前記架台Bにボルト固定してある(図6参
照)。また、前記桁部材7は、チャンネル材で形成して
あり、具体的には、前記一対のアングル部材6に、両端
部を各別に溶接して一体化を図ってある。そして、チャ
ンネル材のアリ溝部7aに、配管Pを固定する固定具8
を嵌合取り付けして、その固定具8によって配管Pを固
定してある。この桁部材7が、前記配管支持部2にあた
る。一方、前記アングル部材6には、前記側壁部材を取
り付ける為のボルト挿通孔(ネジ挿通部に相当)6a
を、長手方向に間隔をあけて形成してある。具体的に
は、前記桁部材7を取り付けてある箇所でのアングル部
材6の側面部分に形成してある。また、アングル部材6
の上縁部には、前記支持本体3と前記側壁部材4との位
置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構に相当する切欠き
部S(後述)を、長手方向に間隔をあけて複数設けてあ
る(図5参照)。
取り形状に形成した一対のアングル部材6と、そのアン
グル部材6どうしをその巾方向に間隔をあけた状態に連
結する桁部材7とを備えて構成してある。そして、前記
桁部材7を、前記架台Bにボルト固定してある(図6参
照)。また、前記桁部材7は、チャンネル材で形成して
あり、具体的には、前記一対のアングル部材6に、両端
部を各別に溶接して一体化を図ってある。そして、チャ
ンネル材のアリ溝部7aに、配管Pを固定する固定具8
を嵌合取り付けして、その固定具8によって配管Pを固
定してある。この桁部材7が、前記配管支持部2にあた
る。一方、前記アングル部材6には、前記側壁部材を取
り付ける為のボルト挿通孔(ネジ挿通部に相当)6a
を、長手方向に間隔をあけて形成してある。具体的に
は、前記桁部材7を取り付けてある箇所でのアングル部
材6の側面部分に形成してある。また、アングル部材6
の上縁部には、前記支持本体3と前記側壁部材4との位
置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構に相当する切欠き
部S(後述)を、長手方向に間隔をあけて複数設けてあ
る(図5参照)。
【0020】前記側壁部材4は、図1・2に示すよう
に、上縁部を前記支持空間V側へ屈曲形成してあると共
に、上下中間部は、支持空間Vとは反対側に膨出形状に
形成してあり、曲げ剛性の向上を図ってある。また、前
記アングル部材6のボルト挿通孔6aに対応する箇所
に、同様のボルト挿通孔(ネジ挿通部に相当)4aを形
成してある。また、前記ボルト挿通孔4aを形成してあ
る位置での側壁部材4の上縁部にも、前記蓋部材5を取
り付けるためのボルト挿通孔4bを形成してある。因み
に、このボルト挿通孔4bを設けてある側壁部材裏面部
分には、前記ボルト挿通孔4bに挿通させた取付ボルト
9を螺合させるためのナット10を、溶接で固定してあ
り、配管カバー本体1の外方から実施する取付ボルト9
の螺合操作時に、ナットの共回りが生じないようにし
て、簡単、且つ、確実にネジ止めすることができるよう
に構成してある。一方、側壁部材4の内周部には、図8
に示すように、上下方向に内当て帯板11をスポット溶
接によって一体的に取り付けてある。この内当て帯板1
1は、側壁部材4の長手方向での前記ボルト挿通孔4a
・4bを設けてある位置に設けてある。そして、この内
当て帯板11の上下中間部には、前記桁部材7に類似の
中断桁部材12を取付自在な棚部11aを設けてある。
この棚部11aにも、ボルト挿通孔、及び、その裏面部
にナット10を溶接してあり、取付作業性の向上を図れ
るように構成してある。また、前記内当て帯板11の下
端部は、前記側壁部材4との間に下側に開口した隙間1
3が形成されるように屈曲形成してあり(図2参照)、
この隙間13に、アングル部材6の上縁部が嵌合できる
ように構成してある。即ち、アングル部材6に側壁部材
4を取り付ける際、アングル部材6の上縁部に、前記隙
間13が嵌合するように側壁部材4を配置することで、
係止させることが可能となる。前記隙間13を形成して
いる内当て帯板11の下端部11bと、その部分に対向
する側壁部材4の下端部4cとで、係止部14を構成し
てある。そして、前記内当て帯板11の下端部11bに
も、前記側壁部材4のボルト挿通孔4aに対応する箇所
にボルト挿通孔(ネジ挿通部に相当)11cを形成して
あると共に、そこにナット10を溶接してある。従っ
て、側壁部材4のボルト挿通孔4a、アングル部材6の
ボルト挿通孔6a、及び、内当て帯板11のボルト挿通
孔11cが同一軸芯上に位置するようにアングル部材6
に側壁部材4を係止させた状態で、取付ボルト9を各挿
通孔に挿通して、前記ナット10に螺合させて締め付け
ることによって、支持本体3に側壁部材4を固定連結す
ることができる。前記側壁部材4のボルト挿通孔4a、
アングル部材6のボルト挿通孔6a、及び、内当て帯板
11のボルト挿通孔11cと、連結ネジ部材(前記取付
ボルト9とナット10とで構成)15とで固定連結部1
6を構成してある。ところで、前記内当て帯板11の巾
寸法は、前述のアングル部材6の上縁部に形成してある
切欠き部Sの切欠き巾寸法とほぼ同じ寸法に設定してあ
り、前記支持本体3に側壁部材4を係止させるときに、
前記切欠き部Sに内当て帯板11の下端部11bが填り
込むように設置することができ、両者が填り合った状態
で、前記側壁部材4のボルト挿通孔4a、アングル部材
6のボルト挿通孔6a、及び、内当て帯板11のボルト
挿通孔11cとが同一軸芯上に位置するように各部位の
寸法設定を行ってある。前記切欠き部Sと、内当て帯板
11とで位置決め手段17は構成してある。そして、前
記切欠き部Sの形状は、アングル部材6の巾方向に沿っ
て切り込んだ形状に形成してあり、そうしてあることに
よって、切欠き部S内に嵌合した内当て帯板11に、ア
ングル部材6の長手方向に沿って移動させる力が作用し
ても位置ずれし難くすることができる。即ち、嵌合状態
においては、内当て帯板11は、切欠き側辺部(位置ず
れ防止機構に相当)S1によって、アングル部材6の長
手方向に沿った移動が拘束され、位置ずれしにくくなる
もので、水平方向の配管以外に、縦配管の場合にも、支
持本体3に側壁部材4を取り付ける際に、係止状態で位
置ずれするのを防止することが可能となる。
に、上縁部を前記支持空間V側へ屈曲形成してあると共
に、上下中間部は、支持空間Vとは反対側に膨出形状に
形成してあり、曲げ剛性の向上を図ってある。また、前
記アングル部材6のボルト挿通孔6aに対応する箇所
に、同様のボルト挿通孔(ネジ挿通部に相当)4aを形
成してある。また、前記ボルト挿通孔4aを形成してあ
る位置での側壁部材4の上縁部にも、前記蓋部材5を取
り付けるためのボルト挿通孔4bを形成してある。因み
に、このボルト挿通孔4bを設けてある側壁部材裏面部
分には、前記ボルト挿通孔4bに挿通させた取付ボルト
9を螺合させるためのナット10を、溶接で固定してあ
り、配管カバー本体1の外方から実施する取付ボルト9
の螺合操作時に、ナットの共回りが生じないようにし
て、簡単、且つ、確実にネジ止めすることができるよう
に構成してある。一方、側壁部材4の内周部には、図8
に示すように、上下方向に内当て帯板11をスポット溶
接によって一体的に取り付けてある。この内当て帯板1
1は、側壁部材4の長手方向での前記ボルト挿通孔4a
・4bを設けてある位置に設けてある。そして、この内
当て帯板11の上下中間部には、前記桁部材7に類似の
中断桁部材12を取付自在な棚部11aを設けてある。
この棚部11aにも、ボルト挿通孔、及び、その裏面部
にナット10を溶接してあり、取付作業性の向上を図れ
るように構成してある。また、前記内当て帯板11の下
端部は、前記側壁部材4との間に下側に開口した隙間1
3が形成されるように屈曲形成してあり(図2参照)、
この隙間13に、アングル部材6の上縁部が嵌合できる
ように構成してある。即ち、アングル部材6に側壁部材
4を取り付ける際、アングル部材6の上縁部に、前記隙
間13が嵌合するように側壁部材4を配置することで、
係止させることが可能となる。前記隙間13を形成して
いる内当て帯板11の下端部11bと、その部分に対向
する側壁部材4の下端部4cとで、係止部14を構成し
てある。そして、前記内当て帯板11の下端部11bに
も、前記側壁部材4のボルト挿通孔4aに対応する箇所
にボルト挿通孔(ネジ挿通部に相当)11cを形成して
あると共に、そこにナット10を溶接してある。従っ
て、側壁部材4のボルト挿通孔4a、アングル部材6の
ボルト挿通孔6a、及び、内当て帯板11のボルト挿通
孔11cが同一軸芯上に位置するようにアングル部材6
に側壁部材4を係止させた状態で、取付ボルト9を各挿
通孔に挿通して、前記ナット10に螺合させて締め付け
ることによって、支持本体3に側壁部材4を固定連結す
ることができる。前記側壁部材4のボルト挿通孔4a、
アングル部材6のボルト挿通孔6a、及び、内当て帯板
11のボルト挿通孔11cと、連結ネジ部材(前記取付
ボルト9とナット10とで構成)15とで固定連結部1
6を構成してある。ところで、前記内当て帯板11の巾
寸法は、前述のアングル部材6の上縁部に形成してある
切欠き部Sの切欠き巾寸法とほぼ同じ寸法に設定してあ
り、前記支持本体3に側壁部材4を係止させるときに、
前記切欠き部Sに内当て帯板11の下端部11bが填り
込むように設置することができ、両者が填り合った状態
で、前記側壁部材4のボルト挿通孔4a、アングル部材
6のボルト挿通孔6a、及び、内当て帯板11のボルト
挿通孔11cとが同一軸芯上に位置するように各部位の
寸法設定を行ってある。前記切欠き部Sと、内当て帯板
11とで位置決め手段17は構成してある。そして、前
記切欠き部Sの形状は、アングル部材6の巾方向に沿っ
て切り込んだ形状に形成してあり、そうしてあることに
よって、切欠き部S内に嵌合した内当て帯板11に、ア
ングル部材6の長手方向に沿って移動させる力が作用し
ても位置ずれし難くすることができる。即ち、嵌合状態
においては、内当て帯板11は、切欠き側辺部(位置ず
れ防止機構に相当)S1によって、アングル部材6の長
手方向に沿った移動が拘束され、位置ずれしにくくなる
もので、水平方向の配管以外に、縦配管の場合にも、支
持本体3に側壁部材4を取り付ける際に、係止状態で位
置ずれするのを防止することが可能となる。
【0021】前記蓋部材5は、図1・2・4に示すよう
に、巾方向での中間部が、上方へ膨出する形状に形成し
てあり、曲げ剛性の向上を図ってある。また、蓋部材5
は、その両側縁部が、前記両側壁部材4の上縁部の屈曲
部上に被さる状態に設置される。そして、蓋部材5の側
縁部には、前記側壁部材4のボルト挿通孔4bに対応す
る箇所に、ボルト挿通孔5aをそれぞれ設けてある。従
って、側壁部材4上に蓋部材5を載置した状態で、前記
ボルト挿通孔5aからボルト挿通孔4bに取付ボルト9
を挿通させて、ボルト挿通孔4bの裏面側に固着してあ
るナット10に螺合させて締め付けることによって、蓋
取付けを行うことができる。
に、巾方向での中間部が、上方へ膨出する形状に形成し
てあり、曲げ剛性の向上を図ってある。また、蓋部材5
は、その両側縁部が、前記両側壁部材4の上縁部の屈曲
部上に被さる状態に設置される。そして、蓋部材5の側
縁部には、前記側壁部材4のボルト挿通孔4bに対応す
る箇所に、ボルト挿通孔5aをそれぞれ設けてある。従
って、側壁部材4上に蓋部材5を載置した状態で、前記
ボルト挿通孔5aからボルト挿通孔4bに取付ボルト9
を挿通させて、ボルト挿通孔4bの裏面側に固着してあ
るナット10に螺合させて締め付けることによって、蓋
取付けを行うことができる。
【0022】次に、配管カバー本体1どうしの継手部分
について説明する。継手部分では、図5・7に示すよう
に、各配管カバー本体1は、隙間をあけた状態に設置し
てあり、その隙間を塞ぐ継手部材Tを、両配管カバー本
体1にわたる状態に設けてある。継手部材Tは、図3・
4に示すように、長手方向に隣り合う側壁部材どうしを
連結する第一継手部材18と、長手方向に隣り合う蓋部
材どうしを連結する第二継手部材19とを設けて構成し
てあり、第一、第二継手部材18・19は、何れも配管
カバー本体1に内接させる内接継手部材18a・19a
と、外接させる外接継手部材18b・19bと、これら
内接・外接継手部材どうしを連結する連結ボルト20と
ナット10とから構成される。そして、前述の配管カバ
ー本体1の場合と同様に、両内接・外接継手部材とも、
ボルト挿通孔を複数形成してあると共に、前記ナット1
0は、内接継手部材に形成したボルト挿通孔の裏面部分
に溶接によって固定してある。そして、内接継手部材と
外接継手部材とで、前記両側壁部材4・蓋部材5の端部
をそれぞれ内外から挟みこんで、前記連結ボルト20と
ナット10とで連結できるように構成してある。
について説明する。継手部分では、図5・7に示すよう
に、各配管カバー本体1は、隙間をあけた状態に設置し
てあり、その隙間を塞ぐ継手部材Tを、両配管カバー本
体1にわたる状態に設けてある。継手部材Tは、図3・
4に示すように、長手方向に隣り合う側壁部材どうしを
連結する第一継手部材18と、長手方向に隣り合う蓋部
材どうしを連結する第二継手部材19とを設けて構成し
てあり、第一、第二継手部材18・19は、何れも配管
カバー本体1に内接させる内接継手部材18a・19a
と、外接させる外接継手部材18b・19bと、これら
内接・外接継手部材どうしを連結する連結ボルト20と
ナット10とから構成される。そして、前述の配管カバ
ー本体1の場合と同様に、両内接・外接継手部材とも、
ボルト挿通孔を複数形成してあると共に、前記ナット1
0は、内接継手部材に形成したボルト挿通孔の裏面部分
に溶接によって固定してある。そして、内接継手部材と
外接継手部材とで、前記両側壁部材4・蓋部材5の端部
をそれぞれ内外から挟みこんで、前記連結ボルト20と
ナット10とで連結できるように構成してある。
【0023】前記第一継手部材18は、上述の通り、前
記継手部分で両側壁部材4の端部内周面に接当させる第
一内接継手部材18aと、両側壁部材4の端部外周面に
接当させる第一外接継手部材18bと、連結ボルト20
とナット10とから構成される。両部材18a・18b
とも、帯板を側壁部材4に沿う形状に加工して形成して
ある。但し、左右一対の第一内接継手部材の内の一方に
ついては、図に示すように、「L」字型に形成してあり
(図7参照)、「L」字型の底面部分によって、前記左
右両アングル部材6どうし、及び、前後両アングル部材
6どうしの離間距離が所定距離になるように固定できる
ように構成してある。また、前記第一内接継手部材18
aの上端部は、支持空間V側に屈曲形成してある。そし
て、この屈曲部分は、側壁部材4に第一内接継手部材1
8aを沿わせて配置した状態で、側壁部材4の上縁部の
屈曲部分と隙間22があく状態に形成してあり、その隙
間22は、後から、前記第二継手部材19の内側に設置
される第二内接継手部材19aの両端部が、前記支持空
間Vに配置する配管Pの長手方向に沿う方向の一方側か
ら他方側へ係入させることができるように構成してあ
る。また、この屈曲部分は、左右何れの第一内接継手部
材18aとも、前記配管Pの長手方向に沿う方向の一方
側に開口したフック(支持部に相当)23として形成し
てあり(図9参照)、前記隙間22に係入された第二内
接継手部材19aの両端部を、このフック23で支持で
きるように構成してある。
記継手部分で両側壁部材4の端部内周面に接当させる第
一内接継手部材18aと、両側壁部材4の端部外周面に
接当させる第一外接継手部材18bと、連結ボルト20
とナット10とから構成される。両部材18a・18b
とも、帯板を側壁部材4に沿う形状に加工して形成して
ある。但し、左右一対の第一内接継手部材の内の一方に
ついては、図に示すように、「L」字型に形成してあり
(図7参照)、「L」字型の底面部分によって、前記左
右両アングル部材6どうし、及び、前後両アングル部材
6どうしの離間距離が所定距離になるように固定できる
ように構成してある。また、前記第一内接継手部材18
aの上端部は、支持空間V側に屈曲形成してある。そし
て、この屈曲部分は、側壁部材4に第一内接継手部材1
8aを沿わせて配置した状態で、側壁部材4の上縁部の
屈曲部分と隙間22があく状態に形成してあり、その隙
間22は、後から、前記第二継手部材19の内側に設置
される第二内接継手部材19aの両端部が、前記支持空
間Vに配置する配管Pの長手方向に沿う方向の一方側か
ら他方側へ係入させることができるように構成してあ
る。また、この屈曲部分は、左右何れの第一内接継手部
材18aとも、前記配管Pの長手方向に沿う方向の一方
側に開口したフック(支持部に相当)23として形成し
てあり(図9参照)、前記隙間22に係入された第二内
接継手部材19aの両端部を、このフック23で支持で
きるように構成してある。
【0024】一方、前記第二継手部材19は、上述の通
り、前記継手部分で両蓋部材5の端部内周面に接当させ
る第二内接継手部材19aと、両蓋部材5の端部外周面
に接当させる第二外接継手部材19bと、連結ボルト2
0とナット10とから構成される。両部材19a・19
bとも、帯板を蓋部材5に沿う形状に加工して形成して
ある。そして、前記第二内接継手部材19aの裏面に取
り付けた複数のナット10の内、両端部に位置するナッ
ト(突部に相当)10aは、前記第一内接継手部材18
aのフック23に係入させることができるように配置し
てある。また、第二内接継手部材19aの端部は、図9
・10に示すように、四隅の内、対角線上で対向する二
隅について、角を丸めた面取り部24を形成してある。
従って、前記両フック23に対して第二内接継手部材1
9aを係入させるときに、第二内接継手部材19aの一
端部側のナット10aを先にフック23に係入させた
後、揺動操作して他端部側のナット10aも対応するフ
ックに係入させるということが可能となる。即ち、前記
面取り部24を設けてあることによって、上述のよう
に、第二内接継手部材19aを揺動操作する際に、第二
内接継手部材19aの隅部が側壁部材4の上端部内周面
に当たって揺動操作の障害となることを防止でき、スム
ースな揺動操作を実施できるものである。そして、第二
内接継手部材19aの前記フック23への係止操作を、
一端部毎にできるから、例えば、材料のひずみ等の原因
で左右両フック23どうしの離間距離が所定の寸法より
大きくなった(又は、小さくなった)状態に組み付けら
れているような場合、一端部を先にフック23に係入さ
せた後、揺動操作して他端部をフック23に係入させる
際に、前記両フック23どうしの間隔が所定の値になる
ように狭めながら(又は、広げながら)実施すること
で、簡単に、且つ、少ない人数で作業することが出来る
ようになる。前記第二内接継手部材19aの端部に位置
するナット10aと、前記面取り部24とによって揺動
可能機構Yを構成されている。
り、前記継手部分で両蓋部材5の端部内周面に接当させ
る第二内接継手部材19aと、両蓋部材5の端部外周面
に接当させる第二外接継手部材19bと、連結ボルト2
0とナット10とから構成される。両部材19a・19
bとも、帯板を蓋部材5に沿う形状に加工して形成して
ある。そして、前記第二内接継手部材19aの裏面に取
り付けた複数のナット10の内、両端部に位置するナッ
ト(突部に相当)10aは、前記第一内接継手部材18
aのフック23に係入させることができるように配置し
てある。また、第二内接継手部材19aの端部は、図9
・10に示すように、四隅の内、対角線上で対向する二
隅について、角を丸めた面取り部24を形成してある。
従って、前記両フック23に対して第二内接継手部材1
9aを係入させるときに、第二内接継手部材19aの一
端部側のナット10aを先にフック23に係入させた
後、揺動操作して他端部側のナット10aも対応するフ
ックに係入させるということが可能となる。即ち、前記
面取り部24を設けてあることによって、上述のよう
に、第二内接継手部材19aを揺動操作する際に、第二
内接継手部材19aの隅部が側壁部材4の上端部内周面
に当たって揺動操作の障害となることを防止でき、スム
ースな揺動操作を実施できるものである。そして、第二
内接継手部材19aの前記フック23への係止操作を、
一端部毎にできるから、例えば、材料のひずみ等の原因
で左右両フック23どうしの離間距離が所定の寸法より
大きくなった(又は、小さくなった)状態に組み付けら
れているような場合、一端部を先にフック23に係入さ
せた後、揺動操作して他端部をフック23に係入させる
際に、前記両フック23どうしの間隔が所定の値になる
ように狭めながら(又は、広げながら)実施すること
で、簡単に、且つ、少ない人数で作業することが出来る
ようになる。前記第二内接継手部材19aの端部に位置
するナット10aと、前記面取り部24とによって揺動
可能機構Yを構成されている。
【0025】次に、当該配管カバーHによる配管の手順
を説明する。 [1] 図6に示すように、所定の位置に据え付けられ
た複数の架台B上に、支持本体3を載置して、ボルトに
よって固定する。 [2] 図7に示すように、長手方向に隣り合う支持本
体3どうしにわたって、『L』字型の第一内接継手部材
18aをボルトによって取り付ける。 [3] 図8に示すように、配管支持部2上に、固定具
8を介して配管Pを取り付けた後、各側壁部材4を、支
持本体3に仮止めしながら、ボルトによって本固定す
る。但し、配管を二段に行う場合は、側壁部材4に一体
的に設けられた棚部11aにわたって桁部材7を取り付
けた後、その桁部材7上に配管することができる(図2
・3参照)。 [4] 配管カバー本体1どうしの継手部分に、各継手
部材を取り付ける。但し、第二内接継手部材19aの取
付に関しては、上述のように、揺動操作によって実施す
ることができる(図9・10参照)。 [5] そして、第二外接継手部材19bを前記第二内
接継手部材19a上に配置して、連結ボルト20を挿通
させて、ナット10と螺合させて締結することによっ
て、配管を完了することができる。
を説明する。 [1] 図6に示すように、所定の位置に据え付けられ
た複数の架台B上に、支持本体3を載置して、ボルトに
よって固定する。 [2] 図7に示すように、長手方向に隣り合う支持本
体3どうしにわたって、『L』字型の第一内接継手部材
18aをボルトによって取り付ける。 [3] 図8に示すように、配管支持部2上に、固定具
8を介して配管Pを取り付けた後、各側壁部材4を、支
持本体3に仮止めしながら、ボルトによって本固定す
る。但し、配管を二段に行う場合は、側壁部材4に一体
的に設けられた棚部11aにわたって桁部材7を取り付
けた後、その桁部材7上に配管することができる(図2
・3参照)。 [4] 配管カバー本体1どうしの継手部分に、各継手
部材を取り付ける。但し、第二内接継手部材19aの取
付に関しては、上述のように、揺動操作によって実施す
ることができる(図9・10参照)。 [5] そして、第二外接継手部材19bを前記第二内
接継手部材19a上に配置して、連結ボルト20を挿通
させて、ナット10と螺合させて締結することによっ
て、配管を完了することができる。
【0026】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
明する。
【0027】〈1〉 前記係止部は、先の実施形態で説
明したように、内当て帯板11の下端部11bと、その
部分に対向する側壁部材4の下端部4cとで構成してあ
るものに限るものではなく、例えば、支持本体3に対し
て係止自在な凹部を備えた部材を、側壁部材に一体的に
固着して形成するものであってもよい。そして、係止の
ための構造は、適宜変更することが可能である。また、
係止部そのものは、側壁部材に設けることに限るもので
はなく、例えば、支持本体に設けるものであってもよ
い。要するに、側壁部材を支持本体に係止自在であれば
よく、それらを含めて、係止部という。 〈2〉 また、係止部は、先の実施形態で説明したよう
に、固定連結部や、位置決め手段を設けてあるものに限
るものではなく、例えば、係止部とは別の位置に、固定
連結部や、位置決め手段を備えてあってもよい。
明したように、内当て帯板11の下端部11bと、その
部分に対向する側壁部材4の下端部4cとで構成してあ
るものに限るものではなく、例えば、支持本体3に対し
て係止自在な凹部を備えた部材を、側壁部材に一体的に
固着して形成するものであってもよい。そして、係止の
ための構造は、適宜変更することが可能である。また、
係止部そのものは、側壁部材に設けることに限るもので
はなく、例えば、支持本体に設けるものであってもよ
い。要するに、側壁部材を支持本体に係止自在であれば
よく、それらを含めて、係止部という。 〈2〉 また、係止部は、先の実施形態で説明したよう
に、固定連結部や、位置決め手段を設けてあるものに限
るものではなく、例えば、係止部とは別の位置に、固定
連結部や、位置決め手段を備えてあってもよい。
【図1】実施形態の配管カバーを示す一部切欠き分解斜
視図
視図
【図2】配管カバー本体の横断面図
【図3】継手部分の配管カバー横断面図
【図4】継手部材を示す横断面図
【図5】継手部分を示す側面視断面図
【図6】配管カバーの組立状況を示す斜視図
【図7】配管カバーの組立状況を示す斜視図
【図8】配管カバーの組立状況を示す斜視図
【図9】配管カバーの組立状況を示す斜視図
【図10】継手部分の上面図
【図11】従来の配管カバーを示す斜視図
2 配管支持部 3 支持本体 4 側壁部材 4a ネジ挿通部 6a ネジ挿通部 14 係止部 15 連結ネジ部材 16 固定連結部 17 位置決め手段 P 配管 S 位置ずれ防止機構 V 支持空間
Claims (5)
- 【請求項1】 配管を支持自在な配管支持部を備えた支
持本体を設け、前記配管の支持空間の両側部を覆う一対
の側壁部材を設け、前記支持本体に前記側壁部材を固定
する固定連結部を設けてある配管カバーであって、 前記側壁部材を前記支持本体に係止自在な係止部を設け
てある配管カバー。 - 【請求項2】 前記係止部に、前記固定連結部を形成し
てある請求項1に記載の配管カバー。 - 【請求項3】 前記固定連結部は、前記支持本体と前記
側壁部材とに各別に形成したネジ挿通部と、その両ネジ
挿通部に挿通させる連結ネジ部材とを備えて構成してあ
り、前記支持本体と前記側壁部材との両ネジ挿通部が重
なるように前記支持本体と前記側壁部材とを位置決め自
在な位置決め手段を設けてある請求項1又は2に記載の
配管カバー。 - 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記係止部に形成
してある請求項1〜3の何れか一項に記載の配管カバ
ー。 - 【請求項5】 前記位置決め手段は、支持する前記配管
の長手方向に沿った前記支持本体と前記側壁部材との位
置ずれを防止可能な位置ずれ防止機構を設けて構成して
ある請求項3又は4に記載の配管カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19394397A JPH1137385A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 配管カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19394397A JPH1137385A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 配管カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137385A true JPH1137385A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16316339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19394397A Pending JPH1137385A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 配管カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137385A (ja) |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP19394397A patent/JPH1137385A/ja active Pending
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