JPH1137378A - ホースの接続構造 - Google Patents

ホースの接続構造

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JPH1137378A
JPH1137378A JP9198266A JP19826697A JPH1137378A JP H1137378 A JPH1137378 A JP H1137378A JP 9198266 A JP9198266 A JP 9198266A JP 19826697 A JP19826697 A JP 19826697A JP H1137378 A JPH1137378 A JP H1137378A
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JP
Japan
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hose
peripheral surface
connection
pipe joint
outer peripheral
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JP9198266A
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Inventor
Tomio Kusuhara
富男 楠原
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Nihon Techno KK
Original Assignee
Nihon Techno KK
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周面に螺旋状の凹溝を備えたホースを、接
続強度を向上させ、かつ、容易に接続位置を安定させ
て、管継手に接続させることができるホースの接続構造
を提供すること。 【解決手段】 ホース7は、外周面に螺旋状の凹溝10
を備える。管継手11は、ニップル部12と、ニップル
部の先端側方向に開口させた環状凹部14を設けて配置
されるスリーブ部13と、を備える。ホース7は、接着
剤Cを介在させて、ニップル部12に外嵌される。ホー
ス外周面とスリーブ部内周面との間には、連結リング1
7が介在される。連結リング17は、突条19を凹溝1
0に螺合させた状態で、管継手11のスリーブ部13の
内周面に接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周面に螺旋状の
凹溝を備えた蛇腹状のホースを、管継手に接続させる構
造に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、蛇腹ホースを接続させ
る管継手は、円筒状のニップル部と、ニップル部の先端
側方向に開口させた環状凹部を設けるように、管継手の
外周面に配置される円筒状のスリーブ部と、を備えて構
成されていた。
【0003】そして、蛇腹ホースを管継手に接続させる
際には、環状凹部の底部にコーキング剤を充填させると
ともに、ニップル部に接着剤を塗布して、ホースを、環
状凹部の底部まで、ニップル部に外嵌させて接続させて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような接
続では、単に、蛇腹ホースの内周面がニップル部に外嵌
されて接着されるだけであり、接続強度が低かった。さ
らに、例えば、蛇腹ホースと管継手との一方が、軟質塩
化ビニル製として、他方が硬質塩化ビニル製として、両
者の成形材料の可塑剤が相違しているような場合には、
両者の接着剤の接着力も低くなるため、一層、接続強度
を低くしていた。
【0005】この対処として、管継手のスリーブ部の内
周面に、蛇腹ホース外周面の凹溝に螺合する突条を設け
て、ニップル部の外周面に接着剤を塗布した後、蛇腹ホ
ースの接続端を、ニップル部に外嵌させるとともに回し
て、スリーブ部内周面の突条に螺合させて、接続させる
ことが考えられる。
【0006】しかしながら、このような構造では、ホー
スの接続端を回しながらニップル部に押し込むように嵌
めているため、ホースに対して所定の深さまでニップル
部が挿入される前に、接着剤が固まる場合がある。なぜ
なら、蛇腹ホースは可撓性があるため、回しつつ押し込
む際に、簡単に撓み、所定の深さまで押し込むまでの時
間がかかるためである。そして、所定の深さまで押し込
むまでに接着剤が固化すれば、管継手から飛び出ている
ホースの長さが不揃いになってしまう課題が生ずる。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、外周面に螺旋状の凹溝を備えたホースを、接続強度
を向上させ、かつ、容易に接続位置を安定させて、管継
手に接続させることができるホースの接続構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る接続構造
は、ホースが、外周面に螺旋状の凹溝を備えて構成さ
れ、管継手が、円筒状のニップル部と、該ニップル部の
先端側方向に開口させた環状凹部を設けるように、前記
管継手の外周面に配置される円筒状のスリーブ部と、を
備えて構成されて、前記管継手のニップル部に前記ホー
スを外嵌させて接続させるホースの接続構造であって、
前記ホースが、接着剤を介在させて、前記管継手のニッ
プル部に外嵌されるとともに、内周面に、前記ホースの
接続端側の凹溝に嵌合して螺合可能な螺旋状の突条を備
え、かつ、外周面側を、前記管継手のスリーブ部の内周
面に当接可能な外径を有した平滑面として構成された連
結リングが、前記ホース外周面と前記スリーブ部内周面
との間に、介在され、該連結リングが、前記突条を前記
凹溝に螺合させた状態で、前記管継手のスリーブ部内周
面に接着されていることを特徴とする。
【0009】前記連結リングとしては、内周面に設ける
突条を略1周分とすることが望ましい。
【0010】前記連結リングの外周面には、前記スリー
ブ部の先端面に当接するリブを形成することが望まし
い。
【0011】また、前記連結リングに、前記ホースの接
続端から突出する突出部を設け、該突出部を、接着剤を
介在させて前記管継手の環状凹部に嵌合させるようにし
ても良い。
【0012】さらに、前記連結リングと前記ホースとの
間には、接着剤層を介在させることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】本考案に係る接続構造では、ホースが、
接着剤を介在させて、管継手のニップル部に外嵌される
とともに、連結リングが、突条を凹溝に螺合させた状態
で、管継手のスリーブ部内周面に接着されている。
【0014】すなわち、ホースは、管継手のニップル部
に対して外嵌されるとともに接着されるだけではなく、
外周面を連結リングの突条で係止される態様となる。そ
して、連結リング自体は、外周面を管継手のスリーブ部
内周面に接着させ、さらに、接着態様も、連結リング外
周面を平滑面としているため、高い接着強度を確保し
て、管継手に接着されている。
【0015】また、本考案の接続構造の接続作業は、連
結リングをホースの接続端に螺合させた状態で、ニップ
ル部外周面とスリーブ部内周面とに接着剤を塗布してお
き、ホースをニップル部に外嵌させるとともに連結リン
グをスリーブ部内に挿入させれば、接続作業を終了させ
ることができる。あるいは、ニップル部に接着剤を塗布
した状態でホースをニップル部に外嵌させ、また、スリ
ーブ部内周面に接着剤を塗布した後、連結リングを、ホ
ースの元部側から接続端側に螺合させるとともにスリー
ブ部内に挿入させれば、接続作業を終了させることがで
きる。
【0016】そして、これらの接続作業に関し、ホース
は、回すことなく、単に、押し込むだけで、ニップル部
に外嵌させることができ、接着剤を固化させる前に、時
間をかけずに容易に所定位置まで配置させることができ
て、ホースの接続位置を安定させることができる。
【0017】したがって、本考案の接続構造では、管継
手に強固に接着された連結リングがホースの外周面を係
止する分、接続強度を向上させることができ、また、ホ
ース自体は、単に押し込むだけでニップル部に外嵌させ
ることができることから、容易にホースの接続位置を安
定させることができる。
【0018】そして、連結リングの内周面に設ける突条
を略1周分とすれば、連結リングが内周面に螺旋状の突
条を有した円筒形状としても、その軸方向で分割される
2つの割型だけで、中子等を使用することなく、成形で
きることから、連結リングの製造工数・コストを低減す
ることができる。
【0019】また、連結リングの外周面に、管継手のス
リーブ部の先端面に当接するリブを形成すれば、リブを
スリーブ部に当接させることによって、容易に、連結リ
ングやホースの接続位置を確認することができることか
ら、接続作業の作業性が良好となる。
【0020】さらに、連結リングに、ホースの接続端か
ら突出する突出部を設け、この突出部を、接着剤を介在
させて管継手の環状凹部に嵌合させるようにすれば、突
出部を含めた連結リングの外周面のみならず、突出部の
内周面側も管継手に接着させることができるため、一
層、管継手へのホースの接着強度を向上させることがで
きる。
【0021】さらにまた、連結リングとホースとの間に
接着剤層を介在させれば、連結リングの突条による係止
の他に、管継手に接着された連結リングに対してもホー
スが接着されることとなるため、一層、管継手へのホー
スの接続強度を向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1・2に示す第1実施形態では、蛇腹ホ
ース7が、軟質塩化ビニル等の軟質合成樹脂製で内周面
を平滑にしたホース本体8と、ホース本体8の外周面に
螺旋状に接着された硬質塩化ビニル製の補強材9と、か
ら構成されている。補強材9は、ホース本体8の可撓性
を疎外しないで、ホース本体8の表面を覆って保護でき
るように配設されるもので、ホース本体8側から見た断
面形状として、底壁側をホース本体8に接着させる断面
U字形の固着部9aと、固着部9aの端部に接続された
断面逆U字形のカバー部9cと、から構成されるととも
に、離れた端部側の爪部9b・9dが、隣の爪部9d・
9bに係止されるように構成されている。なお、実施形
態の蛇腹ホース7は、図3に示すように、土中に埋設さ
れて土圧を受ける排水用のものである。
【0024】そして、この蛇腹ホース7では、補強材9
の固着部9aの外周側に、螺旋状の凹溝10が形成され
ることとなる。
【0025】このホース7が接続される管継手11は、
硬質塩化ビニル等の硬質合成樹脂製として、円筒状のニ
ップル部12と、ニップル部12の元部側から、ニップ
ル部12の外周面との間に環状凹部14を設けるように
ニップル部12の先端側に延びて、ニップル部の周囲に
配置される円筒状のスリーブ部13と、ニップル部12
の反対側の端部に配置されるソケット部15と、を備え
て構成されている。
【0026】ホース7の接続時に使用する連結リング1
7は、硬質塩化ビニル等の硬質合成樹脂製として、円筒
状の本体18の内周面18aに、ホース7の接続端7a
側の凹溝10に嵌合して螺合可能な螺旋状の突条19を
備え、かつ、本体18の外周面18b側を、管継手11
のスリーブ部13の内周面に当接可能な外径を有した平
滑面として構成されている。さらに、実施形態の場合、
本体外周面18bの端部には、管継手11のスリーブ部
13の先端面に当接可能なリブ20が形成され、また、
本体内周面18aに設けられる突条19は1周分とされ
ている。
【0027】なお、突条19は、連結リング17が内周
面に螺旋状の突条を有した円筒形状としても、その軸方
向で分割される2つの割型だけで、中子等を使用するこ
となく、成形できるように、略1周分としているもので
ある。そのため、連結リング17のホース7の係止力を
考慮すれば、突条19は、長く形成されることが望まし
く、また、成形性を考慮すれば、突条19は、短い方が
良い。そのため、突条19は、厳密には、1周分の近傍
の1周分未満が望ましい。ちなみに、この点を考慮しな
ければ、すなわち、中子等を使用して成形して良いなら
ば、突条19は、連結リング17の内周面に、2周分以
上設けても良い。
【0028】この第1実施形態の接続作業について説明
すると、まず、端面を一致させるように連結リング17
をホース7の接続端7aに螺合させ、その状態で、ニッ
プル部12の外周面とスリーブ部13の内周面とに接着
剤Cを塗布しておき、スリーブ部13の先端面にリブ2
0を当接させるように、ホース7の接続端7aをニップ
ル部12に外嵌させるとともに連結リング17をスリー
ブ部13内に挿入させ、ホース接続端7aをニップル部
12に外嵌させて接着させるとともに、連結リング外周
面18bをスリーブ部13に挿入させて接着させれば、
接続端7a側の接続作業を終了させることができる。
【0029】そして、同様にホース7の他方の接続端7
b側においても、既述と同様な作業で、管継手11に接
続させ、その後、図3に示すように、ホース接続端7a
側における管継手11のソケット部15に排水管4を嵌
め、ホース接続端7b側における管継手11のソケット
部15を公共汚水マス1のニップル部2に嵌め、その
後、土をかぶせれば、排水管4等の敷設作業を完了させ
ることができる。
【0030】そして、第1実施形態の接続構造では、ホ
ース7が、接着剤Cを介在させて、管継手11のニップ
ル部12に外嵌されるとともに、連結リング17が、突
条19を凹溝10に螺合させた状態で、管継手11のス
リーブ部13の内周面に接着されている。
【0031】すなわち、ホース7は、管継手11のニッ
プル部12に対して外嵌されるとともに接着されるだけ
ではなく、外周面を連結リング17の突条19で係止さ
れる態様となる。そして、連結リング17自体は、外周
面18aを管継手11のスリーブ部13の内周面に接着
させ、さらに、接着態様も、連結リング外周面18aを
平滑面としているため、高い接着強度を確保して、管継
手11に接着されている。
【0032】さらにまた、実施形態の接続作業では、連
結リング17をホース接続端7a・7bに螺合させた状
態で、ニップル部12の外周面とスリーブ部13の内周
面とに接着剤Cを塗布しておき、ホース7をニップル部
12に外嵌させるとともに連結リング17をスリーブ部
13内に挿入させれば、接続作業を終了させることがで
きて、ホース7を、回すことなく、単に、押し込むだけ
で、ニップル部12に外嵌させることができることか
ら、接着剤Cを固化させる前に、時間をかけずに容易に
所定位置まで配置させることができて、ホース7の接続
位置を安定させることができる。
【0033】したがって、第1実施形態の接続構造で
は、管継手11に強固に接着された連結リング17がホ
ース7の外周面を係止する分、接続強度を向上させるこ
とができ、また、ホース7自体は、単に押し込むだけで
ニップル部12に外嵌させることができることから、容
易にホース7の接続位置を安定させることができる。
【0034】そして、第1実施形態では、連結リング1
7の内周面に設ける突条19を略1周分としており、連
結リング17が内周面に螺旋状の突条19を有した円筒
形状としても、その軸方向で分割される2つの割型だけ
で、中子等を使用することなく、成形できることから、
連結リング17の製造工数・コストを低減することがで
きる。
【0035】また、第1実施形態では、連結リング17
の外周面18bに、管継手11のスリーブ部13の先端
面に当接するリブ20が形成されており、リブ20をス
リーブ部13に当接させることによって、容易に、連結
リング17やホース7の接続位置を確認することができ
ることから、接続作業の作業性が良好となる。
【0036】なお、リブ20が形成されておれば、連結
リング17をホース接続端7a・7bに接続させた後の
ニップル部12への外嵌時、この大きなリブ20を利用
して把持や押圧等を行ない、円滑にニップル部12にホ
ース接続端7a・7bを外嵌することができるため、接
続作業が一層行ない易くなり、さらに、スリーブ13の
先端面にも接着剤Cを塗布しておけば、リブ20の一部
も管継手11に接着されるため、接着面積が広がり、一
層、接着強度を向上させることができる。
【0037】第2実施形態の接続構造は、図4・5に示
すように、蛇腹ホース27における軟質塩化ビニル等の
軟質合成樹脂製のホース本体28が、内周面を平滑にし
て、外周面に、硬質塩化ビニル製等の剛性を有した螺旋
状の線材からなる補強材29を埋設させて構成されてお
り、その補強材29間に凹溝30が形成されて構成され
ている。このホース27は、第1実施形態のホース7に
比べて、若干、耐圧性を低くしており、地表に表れた部
位で使用される排水ホースである。
【0038】この第2実施形態で使用する連結リング3
7も、第1実施形態と同様に、硬質塩化ビニル等の硬質
合成樹脂製として、円筒状の本体38の内周面38a
に、ホース27の接続端27a側の凹溝30に嵌合して
螺合可能な螺旋状の突条39を備え、かつ、外周面38
b側を、管継手11のスリーブ部13の内周面に当接可
能な外径を有した平滑面として構成され、さらに、本体
外周面38bの端部には、管継手11のスリーブ部13
の先端面に当接可能なリブ40が形成され、また、本体
内周面38aに設けられる突条39は略1周分とされて
いる。
【0039】この第2実施形態の接続作業でも、第1実
施形態と同様に、まず、連結リング37をホース27の
接続端27aに螺合させた状態で、ニップル部12の外
周面とスリーブ部13の内周面とに接着剤Cを塗布して
おき、リブ40をスリーブ13の先端面に当接させるよ
うに、ホース27の接続端27aをニップル部12に外
嵌させるとともに連結リング37をスリーブ部13内に
挿入させ、ホース接続端27aをニップル部12に外嵌
させて接着させるとともに、連結リング外周面38bを
スリーブ部13に挿入させて接着させれば、接続端27
a側の接続作業を終了させることができる。その後、ホ
ース27の他方の接続端27b側においても、既述と同
様な作業で、管継手11に接続させれば、接続作業を完
了させることができ、第1実施形態と同様な作用・効果
を得ることができる。
【0040】第3実施形態の接続構造は、図6・7に示
すように、使用する蛇腹ホース47が、軟質塩化ビニル
等の軟質合成樹脂製の円筒状のホース本体48の外周面
に、螺旋状の突条49を突設させて構成されている。な
お、このホース47は、ダクト等に接続されるエアホー
スである。
【0041】管継手51は、硬質塩化ビニル等の硬質合
成樹脂製として、円筒状のニップル部52と、ニップル
部52の先端側方向に開口させた環状凹部54を設ける
ように、管継手51の外周面に配置される円筒状のスリ
ーブ部53と、ニップル部52の反対側の端部に配置さ
れるソケット部55と、を備えて構成されている。な
お、ニップル部52は、元部側に向かうにつれて外径を
大きくしている。
【0042】ホース47の接続時に使用する連結リング
57は、硬質塩化ビニル等の硬質合成樹脂製として、円
筒状の本体58の内周面58aに、ホース47の接続端
47a側の凹溝50に嵌合して螺合可能な螺旋状の略1
周分の突条59を備え、かつ、本体58の外周面58b
側を、管継手51のスリーブ部53の内周面に当接可能
な外径を有した平滑面として構成されている。さらに、
実施形態の場合、連結リング57は、先端側の端部を、
その肉厚を管継手51の環状凹部54内に嵌合可能とし
た突出部58cとしている。なお、この突出部58c
は、ホース47の接続時、ホース接続端47aから突出
することとなる。
【0043】第3実施形態の接続作業について説明する
と、ニップル部52に接着剤Cを塗布した状態でホース
47の接続端47aをニップル部52に外嵌させ、ま
た、環状凹部54の内周面やホース接続端47aの外周
面に接着剤Cを塗布した後、連結リング57を、ホース
47の元部側から接続端47a側に螺合させるとともに
スリーブ部53内に挿入させれば、接続作業を終了させ
ることができる。なお、連結リング57は、ホース47
の接続端47a側と反対側の元部側が、切り離されてい
る場合には、元部側端部に螺合させてその元部側から回
しながら、接続端47a側に配置させたり、あるいは、
元部側端部が所定の継手等に接続されている場合には、
そのニップル部52に外嵌させる前に、接続端47a側
から、予め、螺合させて、その接続端47aから離れた
部位で待機させておく。
【0044】このような接続でも、ホース47は、管継
手51のニップル部52に対して外嵌されるとともに接
着されるだけではなく、外周面を連結リング57の突条
59で係止される態様となる。そして、連結リング57
自体は、突出部58cの内・外周面58a・58bを管
継手51のスリーブ部53の内周面に接着させ、さら
に、接着態様も、連結リング57の内・外周面を平滑面
としているため、高い接着強度を確保して、管継手51
に接着されている。
【0045】そして、接続作業に関し、ホース47は、
回すことなく、単に、押し込むだけで、ニップル部52
に外嵌させることができ、接着剤Cを固化させる前に、
時間をかけずに容易に所定位置まで配置させることがで
きて、ホース47の接続位置を安定させることができ
る。なお、第3実施形態の接続作業では、接着剤Cを塗
布した部位に対して、連結リング57を回して押し込ん
でいるものの、連結リング57が硬質合成樹脂部材で形
成されて撓みに難いことから、手間をかけずに、回して
押し込むことができる。
【0046】したがって、第3実施形態の接続構造で
は、管継手51に強固に接着された連結リング57がホ
ース47の外周面を係止する分、接続強度を向上させる
ことができ、また、ホース47自体は、単に押し込むだ
けでニップル部52に外嵌させることができることか
ら、容易にホース47の接続位置を安定させることがで
きる。
【0047】そして、連結リング57の内周面に設ける
突条59を略1周分としており、連結リング57が内周
面58aに螺旋状の突条59を有した円筒形状としてい
ても、その軸方向で分割される2つの割型だけで、中子
等を使用することなく、成形できることから、連結リン
グの製造工数・コストを低減することができる。
【0048】さらに、第3実施形態では、連結リング5
7に、ホース47の接続端47aから突出する突出部5
8cを設け、この突出部58cを、接着剤Cを介在させ
て管継手51の環状凹部54に嵌合させるようにしてい
るため、突出部58cを含めた連結リング57の外周面
58bのみならず、突出部58cの内周面58a側も管
継手51に接着させることができるため、一層、管継手
51へのホース47の接着強度を向上させることができ
る。
【0049】また、第3実施形態では、連結リング57
とホース47との間に接着剤Cの層を介在させているた
め、連結リング57の突条59による係止の他に、管継
手51に接着された連結リング57に対してもホース4
7が接着されることとなるため、一層、管継手51への
ホース47の接続強度を向上させることができる。な
お、第1・2実施形態でも、第3実施形態のように、連
結リング17・37とホース7・27との間に接着剤層
を介在させても良い。ちなみに、第3実施形態では、ホ
ース接続端47aの外周面に接着剤Cを塗布する際、ス
リーブ部53が、短く、ニップル部52に外嵌させた接
続端47aを覆っていないため、簡単に、接着剤Cを塗
布することができる。
【0050】さらに、各実施形態のホース7・27・4
7を接続させる継手11・51では、ソケット部15・
55を設けたものを例示したが、図8に示すように、所
定の管5を挿入させる第2のニップル部65を設けた管
継手61にホース7・27・47を接続させるようにし
ても良い。なお、62は第1ニップル部、63はスリー
ブ部、64は環状凹部である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の接続構造を示す断面図
である。
【図2】同実施形態の分解断面図である。
【図3】同実施形態の使用態様を示す図である。
【図4】第2実施形態の接続構造を示す断面図である。
【図5】同実施形態の分解断面図である。
【図6】第3実施形態の接続構造を示す断面図である。
【図7】同実施形態の分解断面図である。
【図8】他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
7・27・47…(蛇腹)ホース、 7a・7b・27a・27b…接続端、 10・30・50…凹溝、 11・51・61…管継手、 12・52・62…ニップル部、 13・53…スリーブ部、 14・54…環状凹部、 17・37・57…連結リング、 19・39・59…突条、 20・40…リブ、 C…接着剤。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースが、外周面に螺旋状の凹溝を備え
    て構成され、 管継手が、円筒状のニップル部と、該ニップル部の先端
    側方向に開口させた環状凹部を設けるように、前記管継
    手の外周面に配置される円筒状のスリーブ部と、を備え
    て構成されて、 前記管継手のニップル部に前記ホースを外嵌させて接続
    させるホースの接続構造であって、 前記ホースが、接着剤を介在させて、前記管継手のニッ
    プル部に外嵌されるとともに、 内周面に、前記ホースの接続端側の凹溝に嵌合して螺合
    可能な螺旋状の突条を備え、かつ、外周面側を、前記管
    継手のスリーブ部の内周面に当接可能な外径を有した平
    滑面として構成された連結リングが、前記ホース外周面
    と前記スリーブ部内周面との間に、介在され、 該連結リングが、前記突条を前記凹溝に螺合させた状態
    で、前記管継手のスリーブ部内周面に接着されているこ
    とを特徴とするホースの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記連結リングが、内周面に設ける突条
    を略1周分としていることを特徴とする請求項1記載の
    ホースの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記連結リングの外周面に、前記スリー
    ブ部の先端面に当接するリブが形成されていることを特
    徴とする請求項1若しくは請求項2記載のホースの接続
    構造。
  4. 【請求項4】 前記連結リングが前記ホースの接続端か
    ら突出する突出部を備え、該突出部が、接着剤を介在さ
    せて前記管継手の環状凹部に嵌合されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載のホースの接続構造。
  5. 【請求項5】 前記連結リングと前記ホースとの間に接
    着剤層が介在されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載のホースの接続構造。
  6. 【請求項6】 前記連結リングが前記ホースの接続端に
    螺合された状態で、前記ホースが前記ニップル部に外嵌
    されるとともに前記連結リングが前記スリーブ部内に挿
    入されて接続されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5記載のホースの接続構造。
  7. 【請求項7】 前記ホースが前記ニップル部に外嵌され
    た後に、前記連結リングが、前記ホースの接続端に螺合
    されるとともに前記スリーブ部内に挿入されて接続され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のホ
    ースの接続構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202767A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Nippon Techno:Kk 可撓管接続構造

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JP2011202767A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Nippon Techno:Kk 可撓管接続構造

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