JPH1137278A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の油圧制御装置Info
- Publication number
- JPH1137278A JPH1137278A JP9195563A JP19556397A JPH1137278A JP H1137278 A JPH1137278 A JP H1137278A JP 9195563 A JP9195563 A JP 9195563A JP 19556397 A JP19556397 A JP 19556397A JP H1137278 A JPH1137278 A JP H1137278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveling
- line pressure
- switch
- reverse
- select position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セレクト位置検出スイッチの異常時における
自動変速機の負荷を軽減する。 【解決手段】 ライン圧を制御するライン圧制御手段1
2と、セレクト位置検出スイッチ8の異常を検出するス
イッチ異常検出手段13と、スイッチ8の異常が検出さ
れたときにリバース走行と判断し、ライン圧制御手段に
対してライン圧を最高圧にする指令を出力するリバース
走行圧出力手段16と、スイッチ8の異常が検出された
ときに前進走行か否かを判断する前進走行判断手段17
と、前進走行と判断されたときに出力手段16からライ
ン圧制御手段12へ出力されるリバースレンジ走行時の
ライン圧指令を前進レンジ走行時のライン圧指令に変更
するする変更手段18とを備え、判断手段17は、シフ
トソレノイドが作動してから所定時間内に変速機構のギ
ヤ比が変化したときに前進走行と判断する。
自動変速機の負荷を軽減する。 【解決手段】 ライン圧を制御するライン圧制御手段1
2と、セレクト位置検出スイッチ8の異常を検出するス
イッチ異常検出手段13と、スイッチ8の異常が検出さ
れたときにリバース走行と判断し、ライン圧制御手段に
対してライン圧を最高圧にする指令を出力するリバース
走行圧出力手段16と、スイッチ8の異常が検出された
ときに前進走行か否かを判断する前進走行判断手段17
と、前進走行と判断されたときに出力手段16からライ
ン圧制御手段12へ出力されるリバースレンジ走行時の
ライン圧指令を前進レンジ走行時のライン圧指令に変更
するする変更手段18とを備え、判断手段17は、シフ
トソレノイドが作動してから所定時間内に変速機構のギ
ヤ比が変化したときに前進走行と判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
自動変速機の油圧制御装置に関する。
自動変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セレクトレバーの選択位置を検出するセ
レクト位置検出スイッチからの信号はコントロールユニ
ットに出力され、コントロールユニットは、該信号やア
クセル開度等の他の運転状態パラメータに基づいて所定
のソレノイドを作動させ、これにより、ライン圧制御、
変速制御及びエンジンブレーキ制御等が行われる。
レクト位置検出スイッチからの信号はコントロールユニ
ットに出力され、コントロールユニットは、該信号やア
クセル開度等の他の運転状態パラメータに基づいて所定
のソレノイドを作動させ、これにより、ライン圧制御、
変速制御及びエンジンブレーキ制御等が行われる。
【0003】自動変速レンジ(Dレンジ)の発進時に
は、コントロールユニットが該信号に基づいてライン圧
を一段と高く調圧したカットバック圧を摩擦締結要素に
導くように油圧コントロールバルブのカットバック圧ソ
レノイドを制御し、これにより、摩擦締結要素に大きな
締結力を付与して発進時の増大されたトルクでも該摩擦
締結要素に滑りが発生しないようにする。
は、コントロールユニットが該信号に基づいてライン圧
を一段と高く調圧したカットバック圧を摩擦締結要素に
導くように油圧コントロールバルブのカットバック圧ソ
レノイドを制御し、これにより、摩擦締結要素に大きな
締結力を付与して発進時の増大されたトルクでも該摩擦
締結要素に滑りが発生しないようにする。
【0004】ところで、かかる制御においては、セレク
ト位置検出スイッチからの信号に基づいて行われるた
め、セレクト位置検出スイッチが断線したり、多重信号
を発するような異常状態になった場合には、選択された
変速段をコントロールユニットが判断できなくなって良
好な制御が行われなくなる。したがって、このような事
態を回避するために種々の提案がなされているが、その
一例として、本出願人が先に提案した特開平5−231
512号公報に記載のものが知られている。
ト位置検出スイッチからの信号に基づいて行われるた
め、セレクト位置検出スイッチが断線したり、多重信号
を発するような異常状態になった場合には、選択された
変速段をコントロールユニットが判断できなくなって良
好な制御が行われなくなる。したがって、このような事
態を回避するために種々の提案がなされているが、その
一例として、本出願人が先に提案した特開平5−231
512号公報に記載のものが知られている。
【0005】この公報に記載の技術は、セレクト位置検
出スイッチの異常状態をコントロールユニットで判断す
るようにし、該異常状態と判断すると、コントロールユ
ニットがライン圧ソレノイド駆動回路に対してライン圧
を最高圧にする指令を出力するように制御し、これによ
り、セレクト位置検出スイッチが故障して異常状態にな
った場合でも、摩擦締結要素に十分な油圧を供給して確
実な発進を得られるようにしたものである。
出スイッチの異常状態をコントロールユニットで判断す
るようにし、該異常状態と判断すると、コントロールユ
ニットがライン圧ソレノイド駆動回路に対してライン圧
を最高圧にする指令を出力するように制御し、これによ
り、セレクト位置検出スイッチが故障して異常状態にな
った場合でも、摩擦締結要素に十分な油圧を供給して確
実な発進を得られるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セレクト位
置検出スイッチの異常時にライン圧を最高圧にするの
は、通常、最も高いライン圧を必要とするRレンジに対
応するためであり、したがって、前進走行の場合には必
要以上に高い油圧を供給することになり、自動変速機の
負荷が大きくなるという不都合がある。
置検出スイッチの異常時にライン圧を最高圧にするの
は、通常、最も高いライン圧を必要とするRレンジに対
応するためであり、したがって、前進走行の場合には必
要以上に高い油圧を供給することになり、自動変速機の
負荷が大きくなるという不都合がある。
【0007】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、セレクト位置検出スイッチの異常時
における自動変速機の負荷を軽減することができる自動
変速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
されたものであり、セレクト位置検出スイッチの異常時
における自動変速機の負荷を軽減することができる自動
変速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係る自動変速機の油圧制御装置は、ラ
イン圧を制御するライン圧制御手段と、セレクト位置検
出スイッチの異常を検出するスイッチ異常検出手段と、
前記セレクト位置検出スイッチの異常が検出されたとき
にリバース走行と判断し、前記ライン圧制御手段に対し
てライン圧を最高圧にする指令を出力するリバース走行
圧出力手段とを備えた自動変速機の油圧制御装置におい
て、前記セレクト位置検出スイッチの異常が検出された
ときに前進走行か否かを判断する前進走行判断手段と、
前進走行と判断されたときに前記リバース走行圧出力手
段から前記ライン圧制御手段へ出力されるリバースレン
ジ走行時のライン圧指令を前進レンジ走行時のライン圧
指令に変更するする変更手段とを備えたことを特徴とす
る。
めに、請求項1に係る自動変速機の油圧制御装置は、ラ
イン圧を制御するライン圧制御手段と、セレクト位置検
出スイッチの異常を検出するスイッチ異常検出手段と、
前記セレクト位置検出スイッチの異常が検出されたとき
にリバース走行と判断し、前記ライン圧制御手段に対し
てライン圧を最高圧にする指令を出力するリバース走行
圧出力手段とを備えた自動変速機の油圧制御装置におい
て、前記セレクト位置検出スイッチの異常が検出された
ときに前進走行か否かを判断する前進走行判断手段と、
前進走行と判断されたときに前記リバース走行圧出力手
段から前記ライン圧制御手段へ出力されるリバースレン
ジ走行時のライン圧指令を前進レンジ走行時のライン圧
指令に変更するする変更手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に係る自動変速機の油圧制御装置
は、請求項1において、前記前進走行判断手段は、シフ
トソレノイドが作動してから所定時間内に変速機構のギ
ヤ比が変化したとき、前進走行と判断することを特徴と
する。
は、請求項1において、前記前進走行判断手段は、シフ
トソレノイドが作動してから所定時間内に変速機構のギ
ヤ比が変化したとき、前進走行と判断することを特徴と
する。
【0010】請求項3に係る自動変速機の油圧制御装置
は、請求項1において、前記前進走行判断手段は、変速
機構のギヤ比が前進走行時のいずれかのギヤ比に一致し
たとき、前進走行と判断することを特徴とする。
は、請求項1において、前記前進走行判断手段は、変速
機構のギヤ比が前進走行時のいずれかのギヤ比に一致し
たとき、前進走行と判断することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態である自
動変速機の油圧制御装置を説明するための説明図、図2
は該油圧制御装置を説明するためのブロック図、図3は
シフトソレノイドの作動の組み合わせを示す図、図4は
スイッチ異常検出のロジック図、図5は該油圧制御装置
の動作を説明するためのフローチャート図、図6は前進
走行判断手段の動作を説明するためのフローチャート
図、図7は前進走行判断手段の変形例の説明に用いるフ
ローチャート図である。
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態である自
動変速機の油圧制御装置を説明するための説明図、図2
は該油圧制御装置を説明するためのブロック図、図3は
シフトソレノイドの作動の組み合わせを示す図、図4は
スイッチ異常検出のロジック図、図5は該油圧制御装置
の動作を説明するためのフローチャート図、図6は前進
走行判断手段の動作を説明するためのフローチャート
図、図7は前進走行判断手段の変形例の説明に用いるフ
ローチャート図である。
【0012】図において符号1は摩擦締結要素を含む変
速機構、3はオイルポンプ4からの出力を調圧して変速
機構1に供給する油圧コントロールバルブであり、該油
圧コントロールバルブ3にはセレクトレバー5のセレク
ト位置に応じた油圧回路を開くマニュアルバルブ(図示
せず。)、走行状態に応じてライン圧を制御するための
ライン圧ソレノイド6及びライン圧を基に摩擦締結要素
へのライン圧を調圧するためのカットバック圧ソレノイ
ド7等が設けられている。
速機構、3はオイルポンプ4からの出力を調圧して変速
機構1に供給する油圧コントロールバルブであり、該油
圧コントロールバルブ3にはセレクトレバー5のセレク
ト位置に応じた油圧回路を開くマニュアルバルブ(図示
せず。)、走行状態に応じてライン圧を制御するための
ライン圧ソレノイド6及びライン圧を基に摩擦締結要素
へのライン圧を調圧するためのカットバック圧ソレノイ
ド7等が設けられている。
【0013】符号8はセレクトレバー5のセレクト位置
を検出するセレクト位置検出スイッチである。セレクト
位置検出スイッチ8はセレクトレバー5のセレクト位置
に対応する複数のレンジスイッチを備えており、各セレ
クト位置における状態を検知してセレクトされている位
置ではON、セレクトされていない位置ではOFFとし
て、各セレクト位置のON・OFF状態の組み合わせパ
ターンが得られるようになっている。
を検出するセレクト位置検出スイッチである。セレクト
位置検出スイッチ8はセレクトレバー5のセレクト位置
に対応する複数のレンジスイッチを備えており、各セレ
クト位置における状態を検知してセレクトされている位
置ではON、セレクトされていない位置ではOFFとし
て、各セレクト位置のON・OFF状態の組み合わせパ
ターンが得られるようになっている。
【0014】符号9は少なくともセレクト位置検出スイ
ッチ8からの信号に基づいて各ソレノイド6,7等を制
御するコントロールユニットであり、コントロールユニ
ット9は所定の駆動回路を含むマイクロコンピュータで
構成されている。なお、符号10,11は変速機構1を
作動させるべく変速弁(図示せず。)への油圧を切り換
えるシフトソレノイドA、シフトソレノイドBであり、
コントロールユニット9は、セレクト位置検出スイッチ
8からの信号及び車速などの他の運転状態パラメータに
基づいてシフトソレノイドA10、シフトソレノイドB
11に指令を出し、図3に示すような作動の組み合わせ
で所望の変速段を実現する。
ッチ8からの信号に基づいて各ソレノイド6,7等を制
御するコントロールユニットであり、コントロールユニ
ット9は所定の駆動回路を含むマイクロコンピュータで
構成されている。なお、符号10,11は変速機構1を
作動させるべく変速弁(図示せず。)への油圧を切り換
えるシフトソレノイドA、シフトソレノイドBであり、
コントロールユニット9は、セレクト位置検出スイッチ
8からの信号及び車速などの他の運転状態パラメータに
基づいてシフトソレノイドA10、シフトソレノイドB
11に指令を出し、図3に示すような作動の組み合わせ
で所望の変速段を実現する。
【0015】また、図2に示すように、コントロールユ
ニット9は、ライン圧ソレノイド6に所定の信号を出力
してライン圧を制御するライン圧制御手段12、セレク
ト位置検出スイッチ8からの信号に基づいて該セレクト
位置検出スイッチ8の異常を検出するスイッチ異常検出
手段13、セレクト位置検出スイッチ8からの信号に基
づいて現在の走行レンジを判断する走行レンジ判断手段
14、走行レンジ判断手段14で前進走行と判断された
場合にライン圧制御手段12に対して前進走行時のライ
ン圧指令を出力する前進走行圧出力手段15、走行レン
ジ判断手段14でリバース走行と判断された場合又はセ
レクト位置検出スイッチ8の異常が検出された場合にラ
イン圧制御手段12に対してリバース走行時のライン圧
指令を出力するリバース走行圧出力手段16、セレクト
位置検出スイッチ8の異常が検出された場合に前進走行
か否かを判断する前進走行判断手段17、及び前進走行
判断手段17で前進走行と判断された場合にリバース走
行圧出力手段16からライン圧制御手段12へ出力され
るリバースレンジ走行時のライン圧指令を停止して前進
レンジ走行時のライン圧指令に変更するする変更手段1
8を含んでいる。
ニット9は、ライン圧ソレノイド6に所定の信号を出力
してライン圧を制御するライン圧制御手段12、セレク
ト位置検出スイッチ8からの信号に基づいて該セレクト
位置検出スイッチ8の異常を検出するスイッチ異常検出
手段13、セレクト位置検出スイッチ8からの信号に基
づいて現在の走行レンジを判断する走行レンジ判断手段
14、走行レンジ判断手段14で前進走行と判断された
場合にライン圧制御手段12に対して前進走行時のライ
ン圧指令を出力する前進走行圧出力手段15、走行レン
ジ判断手段14でリバース走行と判断された場合又はセ
レクト位置検出スイッチ8の異常が検出された場合にラ
イン圧制御手段12に対してリバース走行時のライン圧
指令を出力するリバース走行圧出力手段16、セレクト
位置検出スイッチ8の異常が検出された場合に前進走行
か否かを判断する前進走行判断手段17、及び前進走行
判断手段17で前進走行と判断された場合にリバース走
行圧出力手段16からライン圧制御手段12へ出力され
るリバースレンジ走行時のライン圧指令を停止して前進
レンジ走行時のライン圧指令に変更するする変更手段1
8を含んでいる。
【0016】スイッチ異常検出手段13ではセレクト位
置検出スイッチ8からの信号が予め定められた基準パタ
ーンに合致しているか否かがチェックされる。スイッチ
異常検出のロジックとしては例えば図4に示すものが挙
げられる。
置検出スイッチ8からの信号が予め定められた基準パタ
ーンに合致しているか否かがチェックされる。スイッチ
異常検出のロジックとしては例えば図4に示すものが挙
げられる。
【0017】即ち、セレクト位置検出スイッチ8の各レ
ンジスイッチからの信号が反転されてAND回路19に
入力され、タイマー20を経由してフリップフロップ2
1のセット入力に入力される。また、各レンジスイッチ
からの信号はそれぞれOR回路22に入力されてOR出
力がフリップフロップ21をリセットする。なお、OR
回路22にはシステムとしてのリセット信号も入力され
る。
ンジスイッチからの信号が反転されてAND回路19に
入力され、タイマー20を経由してフリップフロップ2
1のセット入力に入力される。また、各レンジスイッチ
からの信号はそれぞれOR回路22に入力されてOR出
力がフリップフロップ21をリセットする。なお、OR
回路22にはシステムとしてのリセット信号も入力され
る。
【0018】これにより、セレクト位置検出スイッチ8
が故障して各レンジスイッチからの信号がすべてOFF
となるとAND回路19の出力がONになり、このON
状態がT秒以上継続するとフリップフロップ21から異
常検出信号が出力される。継続時間Tには、セレクトレ
バー5をレンジ間で操作するに通常要する程度の値が設
定される。また、フリップフロップ21から異常検出信
号が出力された後、いずれかのレンジスイッチがONに
なると、OR回路22を経由してフリップフロップ21
がリセットされ、異常検出信号が消える。
が故障して各レンジスイッチからの信号がすべてOFF
となるとAND回路19の出力がONになり、このON
状態がT秒以上継続するとフリップフロップ21から異
常検出信号が出力される。継続時間Tには、セレクトレ
バー5をレンジ間で操作するに通常要する程度の値が設
定される。また、フリップフロップ21から異常検出信
号が出力された後、いずれかのレンジスイッチがONに
なると、OR回路22を経由してフリップフロップ21
がリセットされ、異常検出信号が消える。
【0019】ここで、スイッチ異常検出手段13は、フ
リップフロップ21からの入力パターンが基準パターン
と合致しているときにはセレクト位置検出スイッチ8が
正常と判断し、入力パターンが基準パターンと合致しな
いときにはセレクト位置検出スイッチ8が異常と判断す
る。なお、セレクト位置検出スイッチ8が異常と判断さ
れた後、基準パターンと合致するパターンが所定時間T
継続して入力されたときには、セレクト位置検出スイッ
チ8が正常に復したと判断される。
リップフロップ21からの入力パターンが基準パターン
と合致しているときにはセレクト位置検出スイッチ8が
正常と判断し、入力パターンが基準パターンと合致しな
いときにはセレクト位置検出スイッチ8が異常と判断す
る。なお、セレクト位置検出スイッチ8が異常と判断さ
れた後、基準パターンと合致するパターンが所定時間T
継続して入力されたときには、セレクト位置検出スイッ
チ8が正常に復したと判断される。
【0020】前進走行判断手段17は、走行中におい
て、シフトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイ
ドB11が作動してから所定時間内に図示しないギア比
測定手段によって測定される変速機構1のギヤ比が変化
したとき、前進走行と判断する。
て、シフトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイ
ドB11が作動してから所定時間内に図示しないギア比
測定手段によって測定される変速機構1のギヤ比が変化
したとき、前進走行と判断する。
【0021】次に、本発明に係る自動変速機の油圧制御
装置の動作を図2及び図5を参照して説明する。ここ
で、ステップS10は本発明を構成するスイッチ異常検
出手段13に、ステップS13はリバース走行圧出力手
段16に、ステップS14は前進走行判断手段17及び
変更手段18にそれぞれ相当する。
装置の動作を図2及び図5を参照して説明する。ここ
で、ステップS10は本発明を構成するスイッチ異常検
出手段13に、ステップS13はリバース走行圧出力手
段16に、ステップS14は前進走行判断手段17及び
変更手段18にそれぞれ相当する。
【0022】ステップS10でスイッチ異常検出手段1
3によるセレクト位置検出スイッチ8の異常が検出され
ない場合は、ステップS11に移行して走行レンジ判断
手段14によるレンジ判断がなされる。ステップS11
で前進走行レンジと判断されると、前進走行圧出力手段
15からライン圧制御手段12に対して前進走行時のラ
イン圧指令が出力されて前進走行時のライン圧制御(ス
テップS12)がなされ、リバース走行レンジと判断さ
れると、リバース走行圧出力手段16からライン圧制御
手段12に対してリバース走行時のライン圧指令が出力
されてリバース走行時のライン圧制御(ステップS1
3)がなされる。
3によるセレクト位置検出スイッチ8の異常が検出され
ない場合は、ステップS11に移行して走行レンジ判断
手段14によるレンジ判断がなされる。ステップS11
で前進走行レンジと判断されると、前進走行圧出力手段
15からライン圧制御手段12に対して前進走行時のラ
イン圧指令が出力されて前進走行時のライン圧制御(ス
テップS12)がなされ、リバース走行レンジと判断さ
れると、リバース走行圧出力手段16からライン圧制御
手段12に対してリバース走行時のライン圧指令が出力
されてリバース走行時のライン圧制御(ステップS1
3)がなされる。
【0023】ステップS10でスイッチ異常検出手段1
3によるセレクト位置検出スイッチ8の異常が検出され
ると、ステップS14に移行し、ステップS14で前進
走行判断手段17による前進走行判断がされない場合
は、最も高いライン圧を必要とするRレンジに対応すべ
くリバース走行圧出力手段16からライン圧制御手段1
2に対してリバース走行時のライン圧指令が出力されて
リバース走行時のライン圧制御(ステップS13)がな
される。
3によるセレクト位置検出スイッチ8の異常が検出され
ると、ステップS14に移行し、ステップS14で前進
走行判断手段17による前進走行判断がされない場合
は、最も高いライン圧を必要とするRレンジに対応すべ
くリバース走行圧出力手段16からライン圧制御手段1
2に対してリバース走行時のライン圧指令が出力されて
リバース走行時のライン圧制御(ステップS13)がな
される。
【0024】ステップS14で前進走行判断手段17に
よる前進走行判断がされると、変更手段18によってリ
バース走行圧出力手段16からライン圧制御手段12へ
出力されるリバースレンジ走行時のライン圧指令が停止
され、前進レンジ走行時のライン圧指令に変更される。
よる前進走行判断がされると、変更手段18によってリ
バース走行圧出力手段16からライン圧制御手段12へ
出力されるリバースレンジ走行時のライン圧指令が停止
され、前進レンジ走行時のライン圧指令に変更される。
【0025】次に、図6を参照して前進走行判断手段1
7による前進走行の判断手順を説明すると、ステップS
20では最初のランニング(F=1)か否かが判断さ
れ、F=1でない場合は、ステップS21に移行し、シ
フトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイドB1
1が作動したか否かが判断される。ステップS21でシ
フトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイドB1
1が作動したと判断された場合には、F=1とされてス
テップS23に移行する。
7による前進走行の判断手順を説明すると、ステップS
20では最初のランニング(F=1)か否かが判断さ
れ、F=1でない場合は、ステップS21に移行し、シ
フトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイドB1
1が作動したか否かが判断される。ステップS21でシ
フトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイドB1
1が作動したと判断された場合には、F=1とされてス
テップS23に移行する。
【0026】ステップS23ではタイマーが起動され、
予め設定された時間がタイムアップ(ステップS24)
するまでにギヤ比が変化(ステップS25)した場合
に、前進走行と判断され(ステップS26)、タイムア
ップするまでにギヤ比が変化しない場合には、前進走行
でないと判断される(ステップS27)。なお、ステッ
プS21でシフトソレノイドA10及び/又はシフトソ
レノイドB11の作動がない場合には、ステップS28
及びステップS29へ移行し、前進走行の判断はされな
い。
予め設定された時間がタイムアップ(ステップS24)
するまでにギヤ比が変化(ステップS25)した場合
に、前進走行と判断され(ステップS26)、タイムア
ップするまでにギヤ比が変化しない場合には、前進走行
でないと判断される(ステップS27)。なお、ステッ
プS21でシフトソレノイドA10及び/又はシフトソ
レノイドB11の作動がない場合には、ステップS28
及びステップS29へ移行し、前進走行の判断はされな
い。
【0027】また、ステップS20でF=1の場合は変
速(シフトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイ
ドB11の作動)されているものとしてステップS23
に移行し、その後、上述したステップS24〜ステップ
S27の処理がなされる。
速(シフトソレノイドA10及び/又はシフトソレノイ
ドB11の作動)されているものとしてステップS23
に移行し、その後、上述したステップS24〜ステップ
S27の処理がなされる。
【0028】上記の説明から明らかなように、この実施
の形態では、セレクト位置検出スイッチ8の異常時に前
進走行か否かを判断して、前進走行でない場合は、Rレ
ンジに対応すべくライン圧を最高圧にし、前進走行の場
合はRレンジより低圧の前進走行レンジの油圧を供給す
るようにしているので、セレクト位置検出スイッチ8の
異常時における自動変速機の負荷を軽減することができ
る。
の形態では、セレクト位置検出スイッチ8の異常時に前
進走行か否かを判断して、前進走行でない場合は、Rレ
ンジに対応すべくライン圧を最高圧にし、前進走行の場
合はRレンジより低圧の前進走行レンジの油圧を供給す
るようにしているので、セレクト位置検出スイッチ8の
異常時における自動変速機の負荷を軽減することができ
る。
【0029】なお、上記実施の形態では、前進走行判断
手段17による判断手法を、シフトソレノイドA10及
び/又はシフトソレノイドB11が作動してから所定時
間内に変速機構1のギヤ比が変化したときに前進走行と
判断する場合を例に採ったが、これに限定されず、例え
ば、変速機構のギヤ比が前進走行時のいずれかのギヤ比
に一致したときに前進走行と判断するようにしてもよ
い。
手段17による判断手法を、シフトソレノイドA10及
び/又はシフトソレノイドB11が作動してから所定時
間内に変速機構1のギヤ比が変化したときに前進走行と
判断する場合を例に採ったが、これに限定されず、例え
ば、変速機構のギヤ比が前進走行時のいずれかのギヤ比
に一致したときに前進走行と判断するようにしてもよ
い。
【0030】図7を参照して説明すると、ステップS3
0〜ステップS33で現在のギヤ比(測定値)が1速〜
4速のギヤ比に一致するか否かが判断され、現在のギヤ
比が1速〜4速のいずれかのギヤ比に一致する場合は前
進走行と判断され(ステップS36)、現在のギヤ比が
1速〜4速のいずれのギヤ比にも一致しない場合は、ス
テップS34に移行し、変速中であるか否かが判断され
る。ステップS34で変速中でない場合は、前進走行で
ないと判断される(ステップS35)。
0〜ステップS33で現在のギヤ比(測定値)が1速〜
4速のギヤ比に一致するか否かが判断され、現在のギヤ
比が1速〜4速のいずれかのギヤ比に一致する場合は前
進走行と判断され(ステップS36)、現在のギヤ比が
1速〜4速のいずれのギヤ比にも一致しない場合は、ス
テップS34に移行し、変速中であるか否かが判断され
る。ステップS34で変速中でない場合は、前進走行で
ないと判断される(ステップS35)。
【0031】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、セレク
ト位置検出スイッチの異常時に前進走行か否かを判断し
て、前進走行でない場合は、Rレンジに対応すべくライ
ン圧を最高圧にし、前進走行の場合はRレンジより低圧
の前進走行レンジの油圧を供給するようにしているの
で、セレクト位置検出スイッチの異常時における自動変
速機の負荷を軽減することができるという効果が得られ
る。
ト位置検出スイッチの異常時に前進走行か否かを判断し
て、前進走行でない場合は、Rレンジに対応すべくライ
ン圧を最高圧にし、前進走行の場合はRレンジより低圧
の前進走行レンジの油圧を供給するようにしているの
で、セレクト位置検出スイッチの異常時における自動変
速機の負荷を軽減することができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の実施の形態である自動変速機の油圧制
御装置を説明するための説明図である。
御装置を説明するための説明図である。
【図2】該油圧制御装置を説明するためのブロック図で
ある。
ある。
【図3】シフトソレノイドの作動の組み合わせを示す図
である。
である。
【図4】スイッチ異常検出のロジック図である。
【図5】該油圧制御装置の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図6】前進判断手段の動作を説明するためのフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図7】前進判断手段の変形例の説明に用いるフローチ
ャート図である。
ャート図である。
1…変速機構 8…セレクト位置検出スイッチ 10…シフトソレノイドA 11…シフトソレノイドB 12…ライン圧制御手段 13…スイッチ異常検出手段 16…リバース走行圧出力手段 17…前進走行判断手段 18…変更手段
Claims (3)
- 【請求項1】 ライン圧を制御するライン圧制御手段
と、セレクト位置検出スイッチの異常を検出するスイッ
チ異常検出手段と、前記セレクト位置検出スイッチの異
常が検出されたときにリバース走行と判断し、前記ライ
ン圧制御手段に対してライン圧を最高圧にする指令を出
力するリバース走行圧出力手段とを備えた自動変速機の
油圧制御装置において、 前記セレクト位置検出スイッチの異常が検出されたとき
に前進走行か否かを判断する前進走行判断手段と、前進
走行と判断されたときに前記リバース走行圧出力手段か
ら前記ライン圧制御手段へ出力されるリバースレンジ走
行時のライン圧指令を前進レンジ走行時のライン圧指令
に変更するする変更手段とを備えたことを特徴とする自
動変速機の油圧制御装置。 - 【請求項2】 前記前進走行判断手段は、シフトソレノ
イドが作動してから所定時間内に変速機構のギヤ比が変
化したとき、前進走行と判断することを特徴とする請求
項1記載の自動変速機の油圧制御装置。 - 【請求項3】 前記前進走行判断手段は、変速機構のギ
ヤ比が前進走行時のいずれかのギヤ比に一致したとき、
前進走行と判断することを特徴とする請求項1記載の自
動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9195563A JPH1137278A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9195563A JPH1137278A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137278A true JPH1137278A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16343208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9195563A Pending JPH1137278A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137278A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002236133A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両の前進判定装置 |
JP2005337376A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Denso Corp | 自動変速機の制御装置 |
JP2007146979A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
JP2013130130A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Toyota Motor Corp | 車両の駆動制御装置 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP9195563A patent/JPH1137278A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002236133A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両の前進判定装置 |
JP2005337376A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Denso Corp | 自動変速機の制御装置 |
JP2007146979A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
JP4696875B2 (ja) * | 2005-11-28 | 2011-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
JP2013130130A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Toyota Motor Corp | 車両の駆動制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3716837B2 (ja) | シフトバイワイヤ式自動変速機のレンジ選択装置 | |
JP4575448B2 (ja) | オートマチックトランスミッションの制御方法 | |
JP2000205400A (ja) | 自動変速装置の自動アップシフト操作の制御方法及び制御システム | |
US6379279B1 (en) | Gear type automatic transmission unit and method for controlling the same | |
JPH1137278A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP2885184B2 (ja) | 車両のクラッチ装置 | |
US6612966B2 (en) | Vehicle securing system | |
US6354981B1 (en) | Controlling apparatus for synchronous engagement type automatic transmission | |
KR100276895B1 (ko) | 자동변속기 중립단에서 주행단으로의 변속 제어 방법 | |
JPH11321386A (ja) | 自動変速機の変速制御装置及び自動変速機のキックダウン推定方法 | |
JP4134811B2 (ja) | シフトバイワイヤ式自動変速機のセレクトショック軽減装置 | |
JPH11148551A (ja) | 電動式変速装置の変速制御方法 | |
JP2004232732A (ja) | 自動変速機制御装置 | |
JPS61116163A (ja) | 車両用電子制御式自動変速機の変速制御方法 | |
KR100206017B1 (ko) | 자동변속기의 안정화 장치 및 변속 제어방법 | |
JP2002130466A (ja) | 自動変速機の変速制御方法 | |
JP2003049940A (ja) | 同期噛合式自動変速機のクラッチ制御装置 | |
JP4310985B2 (ja) | 変速制御装置 | |
JP2009052717A (ja) | 変速制御装置 | |
JPH11351374A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH11159610A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3003438B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
KR100216468B1 (ko) | 자동 변속기의 안정화 제어방법 | |
JP4678181B2 (ja) | 車両の制御装置および車両 | |
KR100285458B1 (ko) | 자동변속기의 스테틱 쉬프트시 라인압 계합쇼크방지 제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041006 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041214 |