JPH1136525A - 折板屋根施工用の折板および折板屋根の施工方法 - Google Patents
折板屋根施工用の折板および折板屋根の施工方法Info
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- JPH1136525A JPH1136525A JP19348197A JP19348197A JPH1136525A JP H1136525 A JPH1136525 A JP H1136525A JP 19348197 A JP19348197 A JP 19348197A JP 19348197 A JP19348197 A JP 19348197A JP H1136525 A JPH1136525 A JP H1136525A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平な屋根下地やテラスの上にでも安い施工
費用で、かつ、建造物に大きな荷重をかけることなく、
適度な水勾配を有する折板屋根を構築することのできる
折板屋根施工用の折板、この折板を用いた折板屋根、お
よびその施工方法を提供すること。 【解決手段】 折板屋根施工用の折板1では、立ち上が
り部12、13の立ち上がり寸法が折板底部11の長手
方向における一方端側1Aから他方端側1Bに向かって
大きくなっている。このため、下地材の上に頂部14、
15が被さるように、かつ、隣接する折板1の間で頂部
14、15同士が重なるように折板1を並べると、下地
材の上端部分が同一の高さ位置にあっても、折板底部1
1の他方端側1Bは一方端側1Aに比して低い位置にあ
る。従って、折板底部11の他方側1Bが軒先に向くよ
うに折板1を並べていくだけで、折板底部11には所定
の水勾配が付けられる。
費用で、かつ、建造物に大きな荷重をかけることなく、
適度な水勾配を有する折板屋根を構築することのできる
折板屋根施工用の折板、この折板を用いた折板屋根、お
よびその施工方法を提供すること。 【解決手段】 折板屋根施工用の折板1では、立ち上が
り部12、13の立ち上がり寸法が折板底部11の長手
方向における一方端側1Aから他方端側1Bに向かって
大きくなっている。このため、下地材の上に頂部14、
15が被さるように、かつ、隣接する折板1の間で頂部
14、15同士が重なるように折板1を並べると、下地
材の上端部分が同一の高さ位置にあっても、折板底部1
1の他方端側1Bは一方端側1Aに比して低い位置にあ
る。従って、折板底部11の他方側1Bが軒先に向くよ
うに折板1を並べていくだけで、折板底部11には所定
の水勾配が付けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折板屋根施工用の
折板、この折板を用いた折板屋根、および当該折板屋根
の施工方法に関するものである。さらに詳しくは、折板
屋根に対して水勾配をつけるための折板構造に関するも
のである。
折板、この折板を用いた折板屋根、および当該折板屋根
の施工方法に関するものである。さらに詳しくは、折板
屋根に対して水勾配をつけるための折板構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】折板屋根を施工する際には、従来、図7
に示すように、折板底部101と、この折板底部101
の両側から立ち上がる立ち上がり部102、103と、
この立ち上がり部分102、103から外側に折れ曲が
って折板100同士の重ね合わせ部分とされる頂部10
4、105とを有するものが使用されている。
に示すように、折板底部101と、この折板底部101
の両側から立ち上がる立ち上がり部102、103と、
この立ち上がり部分102、103から外側に折れ曲が
って折板100同士の重ね合わせ部分とされる頂部10
4、105とを有するものが使用されている。
【0003】この折板100において、折板底部101
は長手方向において等幅であり、立ち上がり部102、
103の立ち上がり寸法も長手方向において一定であ
る。従って、この折板100を用いて折板屋根を施工す
る際に、屋根に勾配があればこの屋根勾配をそのまま利
用して、折板底部101に水勾配を付ける。すなわち、
屋根の上にピースプレート51およびタイトフレーム取
付け下地52を用いてタイトプレート53(下地材)を
2列設け、これらタイトプレート53の上端部分531
(山部分)に頂部104、105が被さるように、か
つ、隣接する折板100の頂部104、105同士が重
なるように折板100を並べていき、しかる後に、ボル
トなどを用いて、折板100の頂部104、105同士
を接続するとともに、折板100をタイトプレート53
に固定する。
は長手方向において等幅であり、立ち上がり部102、
103の立ち上がり寸法も長手方向において一定であ
る。従って、この折板100を用いて折板屋根を施工す
る際に、屋根に勾配があればこの屋根勾配をそのまま利
用して、折板底部101に水勾配を付ける。すなわち、
屋根の上にピースプレート51およびタイトフレーム取
付け下地52を用いてタイトプレート53(下地材)を
2列設け、これらタイトプレート53の上端部分531
(山部分)に頂部104、105が被さるように、か
つ、隣接する折板100の頂部104、105同士が重
なるように折板100を並べていき、しかる後に、ボル
トなどを用いて、折板100の頂部104、105同士
を接続するとともに、折板100をタイトプレート53
に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の折
板100は、基本的には屋根勾配を利用して折板底部1
01に水勾配を付けるように用いられる。このため、水
平な屋根下地やテラスの上に折板屋根を構築する際に
は、予め、勾配を有する下地を構築しておく必要があ
る。それ故、従来の折板100を用いて水平な屋根下地
などの上に折板屋根を構築すると、施工費用が高くつく
とともに、荷重が小さいという折板屋根の利点を十分に
活かせないという問題点がある。
板100は、基本的には屋根勾配を利用して折板底部1
01に水勾配を付けるように用いられる。このため、水
平な屋根下地やテラスの上に折板屋根を構築する際に
は、予め、勾配を有する下地を構築しておく必要があ
る。それ故、従来の折板100を用いて水平な屋根下地
などの上に折板屋根を構築すると、施工費用が高くつく
とともに、荷重が小さいという折板屋根の利点を十分に
活かせないという問題点がある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
水平な屋根下地やテラスの上にでも安い施工費用で、か
つ、建造物に大きな荷重をかけることなく、適度な水勾
配を有する折板屋根を構築することのできる折板屋根施
工用の折板、この折板を用いた折板屋根、およびその施
工方法を提供することにある。
水平な屋根下地やテラスの上にでも安い施工費用で、か
つ、建造物に大きな荷重をかけることなく、適度な水勾
配を有する折板屋根を構築することのできる折板屋根施
工用の折板、この折板を用いた折板屋根、およびその施
工方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、折板底部と、該折板底部の両側から立
ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部分から外側に
折れ曲がる頂部とを有する折板屋根施工用の折板におい
て、前記立ち上がり部分の立ち上がり寸法は、前記折板
底部の長手方向における一方端側から他方端側に向かっ
て大きくなっていることを特徴とする。
に、本発明では、折板底部と、該折板底部の両側から立
ち上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部分から外側に
折れ曲がる頂部とを有する折板屋根施工用の折板におい
て、前記立ち上がり部分の立ち上がり寸法は、前記折板
底部の長手方向における一方端側から他方端側に向かっ
て大きくなっていることを特徴とする。
【0007】本発明の折板では、立ち上がり部の立ち上
がり寸法が折板底部の長手方向における一方端側から他
方端側に向かって大きくなっているので、折板屋根を施
工する際に、下地材の上に頂部が被さるように、かつ、
隣接する折板の間で前記頂部同士が重なるように折板を
並べると、下地材の上端部分が同一の高さ位置にあって
も、折板底部の他方端側は一方端側に比較して低くな
る。従って、折板底部の他方端側が軒先に向くように折
板を並べていくだけで、折板底部には所定の水勾配が付
けられる。それ故、屋根勾配のない水平な所にも、適度
な水勾配を有する折板屋根を構築することができる。ま
た、屋根勾配のない水平な所に折板屋根を構築する際に
屋根勾配を付けるための下地工事が不要なので、安価に
施工できる。また、屋根勾配を付けるための下地が不要
なので、その分、建造物にかかる荷重を小さく抑えるこ
とができる。
がり寸法が折板底部の長手方向における一方端側から他
方端側に向かって大きくなっているので、折板屋根を施
工する際に、下地材の上に頂部が被さるように、かつ、
隣接する折板の間で前記頂部同士が重なるように折板を
並べると、下地材の上端部分が同一の高さ位置にあって
も、折板底部の他方端側は一方端側に比較して低くな
る。従って、折板底部の他方端側が軒先に向くように折
板を並べていくだけで、折板底部には所定の水勾配が付
けられる。それ故、屋根勾配のない水平な所にも、適度
な水勾配を有する折板屋根を構築することができる。ま
た、屋根勾配のない水平な所に折板屋根を構築する際に
屋根勾配を付けるための下地工事が不要なので、安価に
施工できる。また、屋根勾配を付けるための下地が不要
なので、その分、建造物にかかる荷重を小さく抑えるこ
とができる。
【0008】本発明では、折板の立ち上がり部分の立ち
上がり寸法が一方端側から他方端側に向かって大きくな
っている分、折板底部の幅を一方端側から他方端側に向
かって狭くすれば、折板の原材料である板材の外形形状
が長方形、あるいはそれに近い形状になる。それ故、通
常コイル状になってメーカから出荷される板材から折板
を多数枚取りする際に、材料の無駄を抑えることができ
る。
上がり寸法が一方端側から他方端側に向かって大きくな
っている分、折板底部の幅を一方端側から他方端側に向
かって狭くすれば、折板の原材料である板材の外形形状
が長方形、あるいはそれに近い形状になる。それ故、通
常コイル状になってメーカから出荷される板材から折板
を多数枚取りする際に、材料の無駄を抑えることができ
る。
【0009】このように構成した折板を用いて折板屋根
を施工するにあたっては、隣接する折板の間で前記頂部
同士が重なるように、かつ、前記他方端側が軒先の方に
向くように前記折板を複数枚並べて折板屋根を構築す
る。
を施工するにあたっては、隣接する折板の間で前記頂部
同士が重なるように、かつ、前記他方端側が軒先の方に
向くように前記折板を複数枚並べて折板屋根を構築す
る。
【0010】この場合には、上端部分が同一の高さ位置
になるように配置された複数の下地材の上に前記頂部が
被さるように前記折板を並べた場合でも、前記折板底部
に前記立ち上がり寸法の差に対応する水勾配を付けるこ
とができる。
になるように配置された複数の下地材の上に前記頂部が
被さるように前記折板を並べた場合でも、前記折板底部
に前記立ち上がり寸法の差に対応する水勾配を付けるこ
とができる。
【0011】本発明では、前記一方端側同士が突き合う
ように、かつ、前記他端側が互いに反対側に向くよう
に、前記折板を2列に配置してもよい。
ように、かつ、前記他端側が互いに反対側に向くよう
に、前記折板を2列に配置してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の好適な実施の形態を説明する。
の好適な実施の形態を説明する。
【0013】図1は本発明に係る折板屋根施工用の折板
の斜視図、図2(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)はそれぞれ本発明に係る折板屋根施工用の折板の
左側面図、平面図、正面図、背面図、およびA−A′線
断面図である。
の斜視図、図2(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)はそれぞれ本発明に係る折板屋根施工用の折板の
左側面図、平面図、正面図、背面図、およびA−A′線
断面図である。
【0014】図1および図2に示すように、本発明の折
板屋根施工用の折板1には、折板底部11と、この折板
底部11の両側から斜めに立ち上がる左右一対の第1お
よび第2の立ち上がり部12、13と、これらの第1お
よび第2の立ち上がり部12、13の各々から外側に折
れ曲がって折板1同士の重ね合わせ部分とされる第1お
よび第2の2つの頂部14、15とが構成されている。
これらの頂部14、15には、所定の間隔でボルト止め
用の孔18が形成されている。また、第1および第2の
頂部14、15の側端縁には、後述するように1枚の板
材から折板1を折り曲げ形成した際の第1および第2の
余り部分16、17が斜め下方に折り曲げてある。
板屋根施工用の折板1には、折板底部11と、この折板
底部11の両側から斜めに立ち上がる左右一対の第1お
よび第2の立ち上がり部12、13と、これらの第1お
よび第2の立ち上がり部12、13の各々から外側に折
れ曲がって折板1同士の重ね合わせ部分とされる第1お
よび第2の2つの頂部14、15とが構成されている。
これらの頂部14、15には、所定の間隔でボルト止め
用の孔18が形成されている。また、第1および第2の
頂部14、15の側端縁には、後述するように1枚の板
材から折板1を折り曲げ形成した際の第1および第2の
余り部分16、17が斜め下方に折り曲げてある。
【0015】本形態の折板1において、第1および第2
の立ち上がり部12、13は、いずれも、折板底部11
の長手方向における一方端側1Aから他方端側1Bに向
かって大きくなっている。また、折板底部11の幅は、
一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭くなってい
る。
の立ち上がり部12、13は、いずれも、折板底部11
の長手方向における一方端側1Aから他方端側1Bに向
かって大きくなっている。また、折板底部11の幅は、
一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭くなってい
る。
【0016】このような折板1の構造を、さらに図3を
参照して詳述する。
参照して詳述する。
【0017】図3は本発明に係る折板屋根施工用の折板
の展開図であり、ここに示す板材(折板の原材料となる
板材)にはそれを折り曲げ加工して折板にするための山
折り予定線や谷折り予定線などの折り曲げ予定線を表し
てある。
の展開図であり、ここに示す板材(折板の原材料となる
板材)にはそれを折り曲げ加工して折板にするための山
折り予定線や谷折り予定線などの折り曲げ予定線を表し
てある。
【0018】この図に示す板材10は折板1の原材料と
なる長方形の鉄板であり、板材10の中央部分には長手
方向に第1および第2の谷折り予定線21、22があ
る。これら2本の谷折り予定線21、22で挟まれた領
域が前記の板材底部11である。ここで、第2の谷折り
予定線22は、長方形の板材10の長辺25、26に平
行であるのに対して、第1の谷折り予定線21は、第2
の谷折り予定線22との間隔が板材底部11の長手方向
における一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭く
なるように内側に傾いている。このため、折板底部11
の幅は、一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭く
なる。
なる長方形の鉄板であり、板材10の中央部分には長手
方向に第1および第2の谷折り予定線21、22があ
る。これら2本の谷折り予定線21、22で挟まれた領
域が前記の板材底部11である。ここで、第2の谷折り
予定線22は、長方形の板材10の長辺25、26に平
行であるのに対して、第1の谷折り予定線21は、第2
の谷折り予定線22との間隔が板材底部11の長手方向
における一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭く
なるように内側に傾いている。このため、折板底部11
の幅は、一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭く
なる。
【0019】第1および第2の谷折り予定線21、22
の外側には、第1および第2の山折り予定線23、24
がある。これら第1および第2の山折り予定線23、2
4と第1および第2の谷折り予定線21、22とによっ
て挟まれた各々の領域が前記の立ち上がり部12、13
である。ここで、第1の山折り予定線23は、長方形の
板材10の長辺25、26に平行であるのに対して、第
2の山折り予定線24は、第2の谷折り予定線22との
間隔が板材底部11の長手方向における一方端側1Aか
ら他方端側1Bに向かって広くなるように外側に傾いて
いる。このため、第1および第2の立ち上がり部12、
13の幅は、一方端側1Aから他方端側1Bに向かって
広くなっており、かつ、長手方向におけるいずれの位置
で比較しても第1の立ち上がり部12の幅寸法と第2の
立ち上がり部13の幅寸法とは等しい。
の外側には、第1および第2の山折り予定線23、24
がある。これら第1および第2の山折り予定線23、2
4と第1および第2の谷折り予定線21、22とによっ
て挟まれた各々の領域が前記の立ち上がり部12、13
である。ここで、第1の山折り予定線23は、長方形の
板材10の長辺25、26に平行であるのに対して、第
2の山折り予定線24は、第2の谷折り予定線22との
間隔が板材底部11の長手方向における一方端側1Aか
ら他方端側1Bに向かって広くなるように外側に傾いて
いる。このため、第1および第2の立ち上がり部12、
13の幅は、一方端側1Aから他方端側1Bに向かって
広くなっており、かつ、長手方向におけるいずれの位置
で比較しても第1の立ち上がり部12の幅寸法と第2の
立ち上がり部13の幅寸法とは等しい。
【0020】第1および第2の山折り予定線23、24
の外側には、第3および第4の山折り予定線25、26
がある。これら第3および第4の山折り予定線25、2
6と第1および第2の山折り予定線23、24とによっ
て挟まれた各々の領域が前記の頂部14、15である。
ここで、第3および第4の山折り予定線25、26は、
いずれも第1および第2の山折り予定線23、24と平
行である。このため、これらの山折り予定線に挟まれた
頂部14、15はその長手方向において等幅である。
の外側には、第3および第4の山折り予定線25、26
がある。これら第3および第4の山折り予定線25、2
6と第1および第2の山折り予定線23、24とによっ
て挟まれた各々の領域が前記の頂部14、15である。
ここで、第3および第4の山折り予定線25、26は、
いずれも第1および第2の山折り予定線23、24と平
行である。このため、これらの山折り予定線に挟まれた
頂部14、15はその長手方向において等幅である。
【0021】第3および第4の山折り予定線25、26
と板材10の長辺25、26とに挟まれた領域が前記の
第1および第2の余り部分16、17である。これらの
第1および第2の余り部分16、17のうち、第1の余
り部分16はその長手方向において等幅である。これに
対して、第2の余り部分17の幅は、その長手方向にお
ける一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭くなっ
ている。これら余り部分16、17は、後述するように
折板1を並べたときに隣接する折板1と重なることにな
る。第2の余り部分17については、そのまま残してお
けば運搬時の変形を防止するのに役立つが、第2の余り
部分17の一方端側1Aの幅が広すぎる場合にはその一
部(端部分)を所定の幅に切断しておいてもよい。
と板材10の長辺25、26とに挟まれた領域が前記の
第1および第2の余り部分16、17である。これらの
第1および第2の余り部分16、17のうち、第1の余
り部分16はその長手方向において等幅である。これに
対して、第2の余り部分17の幅は、その長手方向にお
ける一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭くなっ
ている。これら余り部分16、17は、後述するように
折板1を並べたときに隣接する折板1と重なることにな
る。第2の余り部分17については、そのまま残してお
けば運搬時の変形を防止するのに役立つが、第2の余り
部分17の一方端側1Aの幅が広すぎる場合にはその一
部(端部分)を所定の幅に切断しておいてもよい。
【0022】このような折り曲げ予定線に沿って板材1
0を折り曲げ、第1および第2の谷折り予定線21、2
2における角度をたとえば55°として、第1および第
2の立ち上がり部12、13を斜めに立ち上げる。ま
た、第1および第2の山折り予定線23、24では頂部
14、15が水平になるように折り曲げ、かつ、第3お
よび第4の山折り予定線25、26では余り部分16、
17が斜め下方に向くように折り曲げる。その結果、図
1および図2に示す折板屋根施工用の折板1を製造でき
る。
0を折り曲げ、第1および第2の谷折り予定線21、2
2における角度をたとえば55°として、第1および第
2の立ち上がり部12、13を斜めに立ち上げる。ま
た、第1および第2の山折り予定線23、24では頂部
14、15が水平になるように折り曲げ、かつ、第3お
よび第4の山折り予定線25、26では余り部分16、
17が斜め下方に向くように折り曲げる。その結果、図
1および図2に示す折板屋根施工用の折板1を製造でき
る。
【0023】このようにして製造される折板の各部分の
寸法は、それを用いて施工すべき折板屋根の設計寸法に
応じて最適な値に設定されるべき性質のもので限定がな
く、たとえば、2.5間用の折板1であれば、図2
(A)、(B)に示す各寸法は、それぞれ以下に例示す
る寸法 折板1の全長L 4650 mm 折板底部11の一方端側1Aの幅寸法WA=222 mm 折板底部11の他方端側1Bの幅寸法WB=70 mm 頂部14、15の幅寸法WC=40 mm 折板底部11の一方端側1Aから頂部14、15の高さ
寸法HA=30 mm 折板底部11の他方端側1Bから頂部14、15の高さ
寸法HB=169.5 mm に設定される。
寸法は、それを用いて施工すべき折板屋根の設計寸法に
応じて最適な値に設定されるべき性質のもので限定がな
く、たとえば、2.5間用の折板1であれば、図2
(A)、(B)に示す各寸法は、それぞれ以下に例示す
る寸法 折板1の全長L 4650 mm 折板底部11の一方端側1Aの幅寸法WA=222 mm 折板底部11の他方端側1Bの幅寸法WB=70 mm 頂部14、15の幅寸法WC=40 mm 折板底部11の一方端側1Aから頂部14、15の高さ
寸法HA=30 mm 折板底部11の他方端側1Bから頂部14、15の高さ
寸法HB=169.5 mm に設定される。
【0024】また、本形態では、折板1の立ち上がり部
分12、13の立ち上がり寸法が一方端側1Aから他方
端側1Bに向かって大きくなっている分、折板底部11
の幅を一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭くし
てある。従って、折板1の原材料である板材10の展開
形状を長方形にすることができる。それ故、通常コイル
状になってメーカから出荷される板材から寸法の長い折
板1を多数枚取る際に、材料の無駄を抑えることができ
る。
分12、13の立ち上がり寸法が一方端側1Aから他方
端側1Bに向かって大きくなっている分、折板底部11
の幅を一方端側1Aから他方端側1Bに向かって狭くし
てある。従って、折板1の原材料である板材10の展開
形状を長方形にすることができる。それ故、通常コイル
状になってメーカから出荷される板材から寸法の長い折
板1を多数枚取る際に、材料の無駄を抑えることができ
る。
【0025】[第1の施工方法]このような構成の折板
1を用いて水平な屋根下地の上に外観が水平な折板屋根
を施工する際には、まず、図4に示すように、水平な屋
根下地2の上にタイトフレーム取付け下地52を用いて
タイトプレート53を2列に固定する。これら2列のタ
イトプレート53はいずれの同一のサイズであるため、
タイトプレート53の上端部分531(山部分)は同一
の高さ位置にある。
1を用いて水平な屋根下地の上に外観が水平な折板屋根
を施工する際には、まず、図4に示すように、水平な屋
根下地2の上にタイトフレーム取付け下地52を用いて
タイトプレート53を2列に固定する。これら2列のタ
イトプレート53はいずれの同一のサイズであるため、
タイトプレート53の上端部分531(山部分)は同一
の高さ位置にある。
【0026】次に、タイトプレート53の上に折板1を
並べていく。この際には、タイトプレート53の上端部
分531から突き出ているボルト532の軸部を折板1
の頂部14、15に形成されている孔18に通し、タイ
トプレート53の上端部分531に頂部14、15が被
さるように折り板1を並べる。その結果、タイトプレー
ト53の上端部分531では、隣接する折板1の頂部1
4、15同士が重なる。このようにして折板1を並べて
いく際に、折板1は他方端側1Bを軒先5の方に向け
る。
並べていく。この際には、タイトプレート53の上端部
分531から突き出ているボルト532の軸部を折板1
の頂部14、15に形成されている孔18に通し、タイ
トプレート53の上端部分531に頂部14、15が被
さるように折り板1を並べる。その結果、タイトプレー
ト53の上端部分531では、隣接する折板1の頂部1
4、15同士が重なる。このようにして折板1を並べて
いく際に、折板1は他方端側1Bを軒先5の方に向け
る。
【0027】このようにして、タイトプレート53の上
に折板1を並べながら、2枚の折板1を一緒にタイトプ
レート53の上端部分531に対してボルト532で止
める。また、2列のタイトプレート53の間に相当する
位置でも、隣接する折板1の頂部14、15同士をボル
ト55で止める。しかる後には、必要に応じて、ボルト
532、55にキャップ(図示せず。)を被せる。ま
た、軒先5には樋29を設ける。
に折板1を並べながら、2枚の折板1を一緒にタイトプ
レート53の上端部分531に対してボルト532で止
める。また、2列のタイトプレート53の間に相当する
位置でも、隣接する折板1の頂部14、15同士をボル
ト55で止める。しかる後には、必要に応じて、ボルト
532、55にキャップ(図示せず。)を被せる。ま
た、軒先5には樋29を設ける。
【0028】このようにして本形態の折板1を用いて折
板屋根を形成すると、折板10の立ち上がり部12、1
3の立ち上がり寸法が折板底部11の長手方向における
一方端側1Aから他方端側1Bに向かって大きくなって
いるので、タイトプレート53の上端部分531が全て
同一の高さ位置にあっても折板底部11の他方端側1B
は一方端側1Aに比較して低くなる。従って、折板底部
11の他方端側1Bが軒先5に向くように折板1を並べ
ていくだけで、折板底部11には所定の水勾配が付けら
れる。従って、屋根勾配のない水平な所にも、適度な水
勾配を有する折板屋根を構築することができる。また、
屋根勾配のない水平な所に折板屋根を構築する際に屋根
勾配を付けるための下地工事が不要なので、安価に施工
できる。また、屋根勾配を付けるための下地が不要なの
で、その分、建造物にかかる荷重を小さく抑えることが
できる。さらに、折板底部11には勾配があるが、頂部
14、15はあくまで水平なので、降雪地方において雪
下ろしを行う際にそこに脚をかければ滑って落下する心
配がない。さらにまた、頂部14、15が水平なので、
そこに屋上ベランダや屋上菜園など構築して屋上の有効
利用を図ることができる。
板屋根を形成すると、折板10の立ち上がり部12、1
3の立ち上がり寸法が折板底部11の長手方向における
一方端側1Aから他方端側1Bに向かって大きくなって
いるので、タイトプレート53の上端部分531が全て
同一の高さ位置にあっても折板底部11の他方端側1B
は一方端側1Aに比較して低くなる。従って、折板底部
11の他方端側1Bが軒先5に向くように折板1を並べ
ていくだけで、折板底部11には所定の水勾配が付けら
れる。従って、屋根勾配のない水平な所にも、適度な水
勾配を有する折板屋根を構築することができる。また、
屋根勾配のない水平な所に折板屋根を構築する際に屋根
勾配を付けるための下地工事が不要なので、安価に施工
できる。また、屋根勾配を付けるための下地が不要なの
で、その分、建造物にかかる荷重を小さく抑えることが
できる。さらに、折板底部11には勾配があるが、頂部
14、15はあくまで水平なので、降雪地方において雪
下ろしを行う際にそこに脚をかければ滑って落下する心
配がない。さらにまた、頂部14、15が水平なので、
そこに屋上ベランダや屋上菜園など構築して屋上の有効
利用を図ることができる。
【0029】[第2の施工方法]上記の施工方法はタイ
トプレート53を下地材として用いた例であるが、本形
態の折板1を用いれば、折板底部11に所定の水勾配を
簡単につけることができるので、タイトプレート53に
代えて、図5に示すように、水平下地31の上に水平に
取り付けたはぜ木などの下地用板材32を下地材として
用いてもよい。この場合には、水平下地31の上に下地
用板材32を等間隔に平行に、かつ、水平に固定する。
ここで、下地用板材32はいずれの同一のサイズである
ため、下地用板材32の上端部分321は同一の高さ位
置にある。
トプレート53を下地材として用いた例であるが、本形
態の折板1を用いれば、折板底部11に所定の水勾配を
簡単につけることができるので、タイトプレート53に
代えて、図5に示すように、水平下地31の上に水平に
取り付けたはぜ木などの下地用板材32を下地材として
用いてもよい。この場合には、水平下地31の上に下地
用板材32を等間隔に平行に、かつ、水平に固定する。
ここで、下地用板材32はいずれの同一のサイズである
ため、下地用板材32の上端部分321は同一の高さ位
置にある。
【0030】次に、下地用板材32の上に折板1を並べ
ていく。この際にも、下地用板材32の上端部分321
に頂部14、15が被さるように折板1を並べる。その
結果、下地用板材32の上端部分321では、隣接する
折板1の頂部14、15同士が重なる。このようにして
下地用板材32の上に折板1を並べながら、2枚の折板
1を一緒に下地用板材32の上端部分に対してボルト5
7などで止める。しかる後には、必要に応じて、ボルト
57にキャップ(図示せず。)を被せる。なお、本形態
でも、折板1を並べていく際に、折板1は他方端側1B
を軒先5の方に向ける。また、軒先5には樋29を設け
る。
ていく。この際にも、下地用板材32の上端部分321
に頂部14、15が被さるように折板1を並べる。その
結果、下地用板材32の上端部分321では、隣接する
折板1の頂部14、15同士が重なる。このようにして
下地用板材32の上に折板1を並べながら、2枚の折板
1を一緒に下地用板材32の上端部分に対してボルト5
7などで止める。しかる後には、必要に応じて、ボルト
57にキャップ(図示せず。)を被せる。なお、本形態
でも、折板1を並べていく際に、折板1は他方端側1B
を軒先5の方に向ける。また、軒先5には樋29を設け
る。
【0031】このようにして本形態の折板1を用いて折
板屋根を形成すると、折板10の立ち上がり部12、1
3の立ち上がり寸法が折板底部11の長手方向における
一方端側1Aから他方端側1Bに向かって大きくなって
いるので、下地用板材32の上端部分321が全て同一
の高さ位置にあっても、折板底部11の他方端側1Bは
一方端側1Aに比較して低くなる。従って、折板底部1
1の他方端側1Bが軒先5に向くように折板1を並べて
いくだけで、折板底部11には所定の水勾配が付けられ
るなど、図4を参照して説明した施工方法と同様な効果
を奏する。また、頂部14、15は下地用板材32に支
持されているので、高い強度を有する。それ故、降雪地
方において雪下ろしを行う場合でも、頂部14、15の
上を歩けば折板1が変形することはない。
板屋根を形成すると、折板10の立ち上がり部12、1
3の立ち上がり寸法が折板底部11の長手方向における
一方端側1Aから他方端側1Bに向かって大きくなって
いるので、下地用板材32の上端部分321が全て同一
の高さ位置にあっても、折板底部11の他方端側1Bは
一方端側1Aに比較して低くなる。従って、折板底部1
1の他方端側1Bが軒先5に向くように折板1を並べて
いくだけで、折板底部11には所定の水勾配が付けられ
るなど、図4を参照して説明した施工方法と同様な効果
を奏する。また、頂部14、15は下地用板材32に支
持されているので、高い強度を有する。それ故、降雪地
方において雪下ろしを行う場合でも、頂部14、15の
上を歩けば折板1が変形することはない。
【0032】なお、ここに示す例では、水平下地31の
上に下地用板材32を直接、配置したが、折板1の一方
端側1Aに横木を渡し、その分、この部分の下地用板材
32の厚さ寸法を薄くすれば、折板1の一方端側1Aで
は折板底部11が横木の上面で支持されることになるの
で、この部分の補強を図ることができる。
上に下地用板材32を直接、配置したが、折板1の一方
端側1Aに横木を渡し、その分、この部分の下地用板材
32の厚さ寸法を薄くすれば、折板1の一方端側1Aで
は折板底部11が横木の上面で支持されることになるの
で、この部分の補強を図ることができる。
【0033】[第3の施工方法]また、図6に示すよう
に、水平な屋根下地6の上にタイトプレートあるいは板
材などの下地材(図示せず。)を固定した後、その中央
部分で折板1の一方端側1A同士を突き合わせ、かつ、
他方端側1Bが反対側(軒先5)に向くように折板1を
2列に配置すれば、中央部分から両側の軒先5に向けて
水勾配を有する折板屋根を構築することができる。ま
た、折板1に長さには限度があるが、この施工方法を用
いれば、梁間隔の2倍の寸法にも対応できる。
に、水平な屋根下地6の上にタイトプレートあるいは板
材などの下地材(図示せず。)を固定した後、その中央
部分で折板1の一方端側1A同士を突き合わせ、かつ、
他方端側1Bが反対側(軒先5)に向くように折板1を
2列に配置すれば、中央部分から両側の軒先5に向けて
水勾配を有する折板屋根を構築することができる。ま
た、折板1に長さには限度があるが、この施工方法を用
いれば、梁間隔の2倍の寸法にも対応できる。
【0034】[その他の施工方法]なお、上記施工方法
では1枚の折板1に1つの折板底部11があってその両
側に立ち上がり部12、13が形成されたものを説明し
たが、1枚の折板1において複数列の折板底部11が形
成されるように立ち上がり部12、13および頂部1
4、15が繰り返し形成された折板1であってもよい。
では1枚の折板1に1つの折板底部11があってその両
側に立ち上がり部12、13が形成されたものを説明し
たが、1枚の折板1において複数列の折板底部11が形
成されるように立ち上がり部12、13および頂部1
4、15が繰り返し形成された折板1であってもよい。
【0035】また、上記いずれの形態においてもその水
上側を起立させる一方、水下側を下方に折り曲げるなど
の雨仕舞い構造を付加してもよいことは勿論である。
上側を起立させる一方、水下側を下方に折り曲げるなど
の雨仕舞い構造を付加してもよいことは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る折板
屋根施工用の折板によれば、下地材の上に頂部が被さる
ように、かつ、隣接する折板の間で頂部同士が重なるよ
うに折板を並べると、立ち上がり部の立ち上がり寸法が
折板底部の長手方向における一方端側から他方端側に向
かって大きくなっているので、下地材の上端部分が同一
の高さ位置にあっても、折板底部の他方端側は一方端側
に比して低い位置にある。従って、折板底部の他方側が
軒先に向くように折板を並べていくだけで、折板底部に
は所定の水勾配が付けられる。それ故、屋根勾配のない
水平な所にも、適度な水勾配を有する折板屋根を構築す
ることができる。また、屋根勾配のない水平な所に折板
屋根を施工する際にも、屋根勾配を付けるための下地が
不要なので、安価に施工できるとともに、過大な過重が
かからないので高い耐震強度を維持できるという利点が
ある。
屋根施工用の折板によれば、下地材の上に頂部が被さる
ように、かつ、隣接する折板の間で頂部同士が重なるよ
うに折板を並べると、立ち上がり部の立ち上がり寸法が
折板底部の長手方向における一方端側から他方端側に向
かって大きくなっているので、下地材の上端部分が同一
の高さ位置にあっても、折板底部の他方端側は一方端側
に比して低い位置にある。従って、折板底部の他方側が
軒先に向くように折板を並べていくだけで、折板底部に
は所定の水勾配が付けられる。それ故、屋根勾配のない
水平な所にも、適度な水勾配を有する折板屋根を構築す
ることができる。また、屋根勾配のない水平な所に折板
屋根を施工する際にも、屋根勾配を付けるための下地が
不要なので、安価に施工できるとともに、過大な過重が
かからないので高い耐震強度を維持できるという利点が
ある。
【図1】本発明に係る折板屋根施工用の折板の斜視図で
ある。
ある。
【図2】(A)、(B)、(C)、(D)、(E)はそ
れぞれ本発明に係る折板屋根施工用の折板の左側面図、
平面図、正面図、背面図、およびA−A′線断面図であ
る。
れぞれ本発明に係る折板屋根施工用の折板の左側面図、
平面図、正面図、背面図、およびA−A′線断面図であ
る。
【図3】本発明に係る折板屋根施工用の折板の展開図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係る折板を用いて折板屋根を構築する
第1の施工方法の説明図である。
第1の施工方法の説明図である。
【図5】は、本発明に係る折板を用いて折板屋根を構築
する第2の施工方法の説明図である。
する第2の施工方法の説明図である。
【図6】本発明に係る折板を用いて折板屋根を構築する
第3の施工方法の説明図である。
第3の施工方法の説明図である。
【図7】従来の折板、およびこの折板を用いて折板屋根
を構築する施工方法の説明図である。
を構築する施工方法の説明図である。
1 折板屋根施工用の折板 1A 折板底部の一方端側 1B 折板底部の他方端側 11 折板底部 12、13 立ち上がり部 14、15 頂部 16、17 余り部分 18 ボルト止め用の孔 21、22 谷折り予定線 23、24、25、26 山折り予定線 29 軒先 32 板材(下地材) 53 タイトプレート(下地材)
Claims (6)
- 【請求項1】 折板底部と、該折板底部の両側から立ち
上がる立ち上がり部と、該立ち上がり部分から外側に折
れ曲がる頂部とを有する折板屋根施工用の折板におい
て、 前記立ち上がり部分の立ち上がり寸法は、前記折板底部
の長手方向における一方端側から他方端側に向かって大
きくなっていることを特徴とする折板屋根施工用の折
板。 - 【請求項2】 請求項1において、前記折板底部の幅
は、前記一方端側から前記他方端側に向かって狭くなっ
ていることを特徴とする折板屋根施工用の折板。 - 【請求項3】 請求項1または2に規定する折板を用い
て折板屋根を施工するにあたって、隣接する折板の間で
前記頂部同士が重なるように、かつ、前記他方端側が軒
先の方に向くように前記折板を複数枚並べて折板屋根を
構築することを特徴とする折板屋根の施工方法。 - 【請求項4】 請求項3において、上端部分が同一の高
さ位置になるように配置された複数の下地材の上に前記
頂部が被さるように前記折板を並べることにより、前記
折板底部に前記立ち上がり寸法の差に対応する水勾配を
付けることを特徴とする折板屋根の施工方法。 - 【請求項5】 請求項3または4において、前記一方端
側同士が突き合うように、かつ、前記他端側が互いに反
対側に向くように、前記折板を2列に配置することを特
徴とする折板屋根の施工方法。 - 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに規定する
施工方法を用いて構築したことを特徴とする折板屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19348197A JPH1136525A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 折板屋根施工用の折板および折板屋根の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19348197A JPH1136525A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 折板屋根施工用の折板および折板屋根の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136525A true JPH1136525A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16308754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19348197A Pending JPH1136525A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 折板屋根施工用の折板および折板屋根の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1136525A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015151726A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 凹凸屋根材の接続構造、および凹凸屋根材の接続部材 |
JP3222395U (ja) * | 2019-02-13 | 2019-08-01 | 島垣 勝敏 | 外観上水平となる折版屋根 |
KR20220064148A (ko) * | 2020-11-11 | 2022-05-18 | 주식회사 예승 | 솔라루프패널 |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP19348197A patent/JPH1136525A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015151726A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 凹凸屋根材の接続構造、および凹凸屋根材の接続部材 |
JP3222395U (ja) * | 2019-02-13 | 2019-08-01 | 島垣 勝敏 | 外観上水平となる折版屋根 |
KR20220064148A (ko) * | 2020-11-11 | 2022-05-18 | 주식회사 예승 | 솔라루프패널 |
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