JP2000145040A - テーパー状屋根板及びその屋根 - Google Patents

テーパー状屋根板及びその屋根

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JP2000145040A
JP2000145040A JP10325666A JP32566698A JP2000145040A JP 2000145040 A JP2000145040 A JP 2000145040A JP 10325666 A JP10325666 A JP 10325666A JP 32566698 A JP32566698 A JP 32566698A JP 2000145040 A JP2000145040 A JP 2000145040A
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roof
tapered
rising
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fitting
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JP10325666A
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English (en)
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Akihiro Hosono
昭洋 細野
Toshihiko Isachi
利彦 伊佐地
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
Original Assignee
Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面的に見て、略扇形状のカーブ領域を適宜
に有する屋根を施工すること。及び屋根板をその施工に
好適なものとすること。 【解決手段】 長手方向に沿って幅方向が次第に狭くな
るテーパー状に形成してなるテーパー状主板1の幅方向
両端上方に立上り側部2,2を形成し、該立上り側部
2,2の上端より下方に嵌合側部3,3を形成し、該嵌
合側部3,3の下部外端より上方に向かって連結用立上
り状部4,4を形成してなること。そのテーパー状屋根
板A1 と、樋状部11の幅方向両端上方にて対向する被
嵌合部12,12を形成したガッターCとからなり、該
ガッターCの両被嵌合部12,12間に隣接するテーパ
ー状屋根板A1 ,A1 の嵌合側部3,3を嵌合し、且つ
対向する連結用立上り状部4,4を連結して屋根を施工
すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、その平面形状において、軒先部
分が円弧状にカーブして、全体として扇形状となるカー
ブ領域を適宜に含む屋根を簡易且つ迅速に施工するため
のテーパー状屋根板及びその屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属製の屋根が多く使用されてい
る。その中で、フラット状の屋根も多く採用されてい
る。この屋根の場合には、これを構成する屋根板材は、
その表面が平坦状部分で且つ広い面積に形成されてい
る。この種の屋根の施工において、一般に、先ず幅方向
両端に被嵌合部を形成した複数個のガッターを用意し、
このガッターを構造材上に所定間隔に固定してゆく。
【0003】その固定したガッターに屋根板材の端部箇
所を嵌合固定するとともに、そのガッターに隣接する屋
根板材の端部箇所を同様に固定する。そして、ガッター
内にて隣接対向する屋根板材同士の間にキャップ部材を
装着し、この工程を繰り返して屋根を施工してゆくもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の幅
広な平坦状面を有する屋根板材から構成される屋根は、
その外観にフラットで均一的な優美さを与えることがで
き、独創的な建築物にすることができる。しかし、屋根
板材の板面がフラット状且つ長方形状であるがゆえに、
この種の屋根板材にて施工する屋根は、建築物を平面的
に見て長方形状或いは正方形状又はこれらの適宜な組み
合わせからなるものに制限を受けることになりやすい。
【0005】ところが、野球,サッカー,陸上競技用の
スタジアム等の平面的に見て円形状となる建物の屋根
や、平面形状がアーチ状或いはS字形状となる緩やかな
カーブ領域を有するする建築物の屋根等では、その建物
の平面形状に応じて、扇形状のカーブ領域を適宜に設け
る必要がある。しかしながら、上記の建造物の屋根を施
工するのに、その屋根板が前述した長方形状のフラット
状面を有するものである場合には、そのカーブを出すこ
とが極めて困難である。即ち、そのフラット状面が長方
形であるために屋根のカーブ領域を施工することが不可
能であるか、或いはその構造が複雑となり、施工が困難
となる。
【0006】また、上記のようにカーブ領域を施工する
ために、各屋根板材の主板面には幅方向に沿って断面が
略波形状となるシワが形成され、そのシワ成形箇所を幅
方向に狭めることによって、屋根板材を長手方向に沿っ
て次第に幅寸法が小さなるテーパー状としている。この
ようにした屋根板材を複数並設することで屋根のカーブ
領域を構成することも可能であるし、従来では、実際に
このような手段にて施工が行なわれることが多い。
【0007】これによって施工された屋根のカーブ箇所
は、そこに形成された波形状のシワにより独特の外形を
有するものである。しかし、このように屋根板材にシワ
を形成することにより、屋根のフラット感は、損なわれ
ることになり、全体的にフラット性を要望される屋根に
おいては、初期の希望した外形とはどうしても異なって
しまうものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、長
手方向に沿って幅方向が次第に狭くなるテーパー状に形
成してなるテーパー状主板の幅方向両端上方に立上り側
部を形成し、該立上り側部の上端より下方に嵌合側部を
形成し、該嵌合側部の下部外端より上方に向かって連結
用立上り状部を形成してなるテーパー状屋根板及びその
屋根等としたことにより、平面的に見て略扇形状のカー
ブ領域を有する屋根の施工を簡易且つ迅速に行なうこと
ができ、そのカーブ領域の外観も良好にして上記課題を
解決したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。まず、テーパー状屋根板A1 につい
ては、図1(A)に示すように、テーパー状主板1の幅
方向両側箇所に立上り側部2,2が形成されている。該
立上り側部2,2は、テーパー状主板1の幅方向におい
て外方上向きに傾斜している(図2参照)。
【0010】その立上り側部2,2は、傾斜状の立上り
片2a,2aが形成され、該立上り片2a,2a上端よ
り略水平状の頂片2b,2bが形成されている。該頂片
2b,2bの外端から嵌合側部3,3が形成されてい
る。該嵌合側部3は、前記頂片2bの外端より下方に向
かって屈曲形成され、その嵌合側部3の上下方向の略中
間箇所に嵌合屈曲片3bが形成され、後述するキャップ
部材13の嵌合脚部13b,13bが嵌合する形状とな
ている。その両嵌合側部3,3の下端から外側且つ上方
に向かって連結用立上り状部4,4が形成されている
(図2参照)。
【0011】そのテーパー状主板1は、フラット状をな
しており、且つその長手方向の一端側では幅広(或いは
狭幅)に形成され、長手方向に沿って次第に幅方向が狭
くなる(或いは広くなる)ように形成し、平面的に見て
テーパー状に形成される。具体的には、幅広側の幅方向
寸法をWL とし、狭幅側の幅方向寸法をWS とすると、
L >WS なる関係となる〔図1(A)参照〕。
【0012】そのテーパー状主板1の幅方向両側に形成
される立上り側部2,2は、そのテーパー状主板1の傾
斜辺に沿って形成されるものであり、両立上り側部2,
2は、長手方向に沿って次第に近接する。また、嵌合側
部3及び連結用立上り状部4は、その立上り側部2の長
手方向に一致して形成される。
【0013】前記嵌合側部3,3は、具体的には、垂直
状の嵌合側片3aが形成され、該嵌合側片3aの下端よ
りテーパー状主板1側に向かって凹み、略「く」字形状
に屈曲する嵌合屈曲片3bが形成されている(図2参
照)。そして、該嵌合屈曲片3bの下端より外方且つ上
方に折返し状に連結用立上り状部4が連続的に形成され
ている。
【0014】該連結用立上り状部4の上方箇所は、シー
ム溶接可能なシーム溶接代4aとして使用される。その
隣接するテーパー状屋根板A1 ,A1 の対向するシーム
溶接代4a,4aをシーム溶接することによりテーパー
状屋根板A1 ,A1 を幅方向に連結する。このとき連結
用立上り状部4の上端位置は、前記立上り側部2の頂片
2bより高い位置に存在することが好ましい。
【0015】さらに、前記連結用立上り状部4,4の連
結構造の別の実施形態として、連結部材10を介して連
結することもある。これは、隣接する前記テーパー状屋
根板A1 ,A1 の連結用立上り状部4,4同士を連結す
るものであり、具体的には、連結用立上り状部4,4の
上端箇所を内方に略水平状となるように屈曲端縁4b,
4bを形成する(図13参照)。
【0016】また、連結部材10は、長手方向に長尺部
材としたもので、平坦状の被覆部10aの幅方向両端よ
り締付用部10b,10bが形成されたものである。そ
の被覆部10aは、前記隣接するテーパー状屋根板
1 ,A1 において、対向する連結用立上り状部4,4
の上端に形成した屈曲端縁4b,4b上に載置され、前
記締付用部10b,10bを両屈曲端縁4b,4bに巻
き付けるようにして両連結用立上り状部4,4を連結す
るものである(図13参照)。
【0017】次に、長方形状屋根板B1 については、前
記テーパー状屋根板A1 のテーパー状主板1以外の部分
において、それぞれの名称を共通とし、その該当する部
分の符号のみを異なるものとして区別する。まず、長方
形状主板6の幅方向両側箇所に立上り側部7,7が形成
される。該立上り側部7,7は、長方形状主板6の幅方
向において外方上向きに傾斜している。さらに、立上り
側部7,7は、傾斜状の立上り片7a,7aが形成さ
れ、該立上り片7a,7a上端より略水平状の頂片7
b,7bが形成されている。
【0018】該頂片7b,7bの外端から嵌合側部8,
8が形成されている。該嵌合側部8は、前記頂片7bの
外端より下方に向かって屈曲形成され、その嵌合側部8
の上下方向の略中間箇所に嵌合屈曲片8bが形成され、
後述するキャップ部材の被嵌合部が嵌合する形状となて
いる。その両嵌合側部8,8の下端から外側且つ上方に
向かって連結用立上り状部9,9が形成されている。
【0019】その長方形状主板6は、フラット状をなし
ており、且つ幅広に形成され、平面的に見て長方形状に
形成されている。前記嵌合側部8は、垂直状の嵌合側片
8aが形成され、該嵌合側片8aの下端よりテーパー状
主板1側に向かって凹み、略「く」字形状に屈曲する嵌
合屈曲片8bが形成されている。そして、該嵌合屈曲片
8bの下端より外方且つ上方に折返し状に連結用立上り
状部9が連続的に形成されている〔図11(B),図1
2等参照〕。
【0020】該連結用立上り状部9の上方箇所は、シー
ム溶接可能なシーム溶接代9aとして使用される。その
隣接する長方形状屋根板B1 ,B1 の対向するシーム溶
接代9a,9aをシーム溶接することにより長方形状屋
根板B1 ,B1 を幅方向に連結する。このとき連結用立
上り状部9の上端位置は、前記立上り側部7の頂片7b
より高い位置に存在することが好ましい。
【0021】また、前記連結用立上り状部9,9の連結
構造の別の実施形態として、連結部材10を介して連結
することもある。これは、前述したテーパー状屋根板A
1 と連結部材10との連結構成と同様に、連結用立上り
状部9,9の上端箇所に屈曲端縁9b,9bが形成さ
れ、該屈曲端縁9b,9bに前記連結部材10が巻き付
けられ、連結用立上り状部9,9同士を連結するもので
ある(図13参照)。
【0022】次に、ガッターCは、前記テーパー状屋根
板A1 及び長方形状屋根板B1 を下地部に施工するもの
であり、長手方向に長尺又は適宜の長さを有したもので
あって、金属板材を適宜に屈曲形成して長手方向に長尺
なる断面略凸形状とした樋状部11が形成され、その頂
部の幅方向両側より内方に向かって被嵌合部12,12
が形成されている〔図3,図11(B)及び図12等参
照〕。
【0023】該被嵌合部12は、水平状片12a及び傾
斜端縁12bから形成されており、まず前記樋状部11
の頂部の幅方向両端より内方に水平状片12a,12a
が形成され、該水平状片12a,12aの端縁より内方
下向きの傾斜端縁12b,12bが形成されている(図
3等参照)。また、被嵌合部12は、特に図示しないが
上記水平状片12aのみから形成される変形例や、傾斜
端縁12bのみから形成される変形例等も存在する。
【0024】そして、樋状部11の底部箇所には、幅方
向両側から外方に向かって突出する突出部11a,11
aが一体的に形成される。その突出部11a,11a
は、断面略矩形状をなしている。該突出部11a,11
aは、後述するように下地材に固定部材を介して固定す
るのに使用される。
【0025】次に、キャップ部材13は、図10,図1
1及び図12等に示すように、冠状部13aの内方より
嵌合脚部13b,13bが形成されたものであり、その
キャップ部材13は、幅方向に隣接するテーパー状屋根
板A1 ,A1 或いは長方形状屋根板B1 ,B1 の両嵌合
側部3,3間,或いは両嵌合側部8,8間に配置され、
それぞれに嵌合脚部13b,13bが嵌合固着されるも
のである。
【0026】上記の構成部材にて施工される屋根の構造
は、下地材14上に複数のガッターC,C,…を固着す
る。該ガッターCは、固定部材15,15,…にて固定
される。該固定部材15は、固定部15a及び押え部1
5bとから構成されたものであり、その固定部15aが
下地材14にビス等の固着具16,16,…にて固着さ
れ、押え部15bがガッターCの突出部11a,11a
を押さえ、これによってガッターCを下地材に固定する
ものである(図3参照)。
【0027】次に、本発明の屋根の施工について述べ
る。まず、隣接するガッターC,C,…のそれぞれの間
に、テーパー状屋根板A1 を配置し、その隣接するテー
パー状屋根板A1 ,A1 の対向する嵌合側部3,3をガ
ッターCの被嵌合部12,12に嵌合し、且つ対向する
連結用立上り状部4,4のシーム溶接代4a,4aをシ
ーム溶接手段により連結する〔図6(A)参照〕。さら
に、隣接するテーパー状屋根板A1 ,A1 間の対向する
嵌合側部3,3間にはキャップ部材13を装着する。こ
れを順次,繰り返すことにより屋根を平面的に見て略扇
形状のカーブ施工領域Aが施工されてゆく(図5参
照)。
【0028】次に、隣接するガッターC,C,…のそれ
ぞれの間隔に、長方形状屋根板B1,B1 を配置し、そ
の隣接する長方形状屋根板B1 ,B1 の対向する嵌合側
部8,8をガッターCの被嵌合部12,12に嵌合し、
且つ対向する連結用立上り状部9,9のシーム溶接代9
a,9aをシーム溶接手段により連結する。さらに、隣
接するテーパー状屋根板A1 ,A1 間の対向する嵌合側
部3,3間にはキャップ部材13を装着する。これを順
次,繰り返すことにより屋根の直線施工領域Bが施工さ
れてゆく(図5参照)。そして、テーパー状屋根板
1 ,A1 ,…からなるカーブ施工領域Aと、長方形状
屋根板B1 ,B1 ,…からなる直線施工領域Bとが適宜
に使用されてカーブラインを有する屋根が構成される。
【0029】前記カーブ施工領域A及び直線施工領域B
を適宜に組み合わせることにより種々のカーブの大きさ
を有する屋根を施工することができる。具体的には、図
6に示すようなスタジアムの屋根を施工する場合には、
図7に示すように、カーブ施工領域Aと直線施工領域B
とを交互に組み合わせることで平面的に見て略三日月状
の屋根が構成される。
【0030】その屋根の曲率として、カーブ施工領域A
を構成するテーパー状屋根板A1 の数を調整すること
で、種々異なる角度を有する屋根にすることができる。
例えば、図4に示すように、それぞれ異なる角度θ1
θ2 ,θ3 から構成されるカーブ施工領域A,A,…を
直線施工領域Bと交互に連続するように配置すること
で、曲率の大きさを調整し、略扇形状のカーブ領域を有
する屋根を施工することができる。
【0031】図8(A)は、一つのカーブ領域を含む屋
根を有する建造物であり、図8(B)は、カーブ施工領
域A及びその付近の平面図である。そして、図9(A)
は、テーパー状屋根板A1 ,A1 ,…のみからなる円周
状の屋根を有する建造物であり、図9(B)は、その要
部拡大平面図である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、長手方向に沿って幅
方向が次第に狭くなるテーパー状に形成してなるテーパ
ー状主板1の幅方向両端上方に立上り側部2,2を形成
し、該立上り側部2,2の上端より下方に嵌合側部3,
3を形成し、該嵌合側部3,3の下部外端より上方に向
かって連結用立上り状部4,4を形成してなるテーパー
状屋根板としたことにより、屋根を施工するにおいて、
並設する方向に沿ってカーブ領域の施工を簡単に行なう
ことができるし、第2にテーパー状主板1の表面をフラ
ット状にすることができ、屋根施工完成後の極めて外観
を良好にすることができる。
【0033】上記効果を詳述すると、テーパー状屋根板
1 は、テーパー状主板1が長手方向に沿って幅方向が
次第に狭くなるテーパー状に形成し、平面的に見て略テ
ーパー状に形成されたものである。そのテーパー状主板
1の幅方向端縁に沿って立上り側部2,2及び嵌合側部
3等が形成されており、複数のテーパー状屋根板A1
1 ,…を並設すると、大きな曲率半径を有するカーブ
施工領域Aが構成されることになる。
【0034】また、テーパー状屋根板A1 のみがテーパ
ー状であり、隣接するテーパー状屋根板A1 ,A1 の対
向する嵌合側部3,3及び連結用立上り状部4,4は、
長手方向に沿って、略平行状態を維持して対向するもの
である。そこで、連結用立上り状部4,4の連結施工に
は極めて有利であり、施工性を良好にいている。これに
よって極めて施工性に優れた屋根の構成部材とすること
ができる。
【0035】また、テーパー状屋根板A1 は、そのテー
パー状主板1に波形状のしわを形成してテーパー形状と
するものではなく、フラットな板面をテーパー状に形成
したものでテーパー状主板1のいずれの箇所であっても
フラットを維持することができる。
【0036】次に、請求項2の発明は、幅方向が次第に
狭くなるテーパー状主板1の幅方向両端上方に立上り側
部2,2を形成し、該立上り側部2,2の上端より下方
に嵌合側部3,3を形成し、該嵌合側部3,3の下部外
端より上方に向かって連結用立上り状部4,4を形成し
てなるテーパー状屋根板A1 と、樋状部11の幅方向両
端上方にて対向する被嵌合部12,12を形成したガッ
ターCとからなり、該ガッターCの両被嵌合部12,1
2間に隣接するテーパー状屋根板A1 ,A1 の嵌合側部
3,3を嵌合し、且つ対向する連結用立上り状部4,4
を連結してなる屋根としたことにより、カーブ施工領域
Aを有する屋根を容易に施工することができる。
【0037】上記効果を詳述すると、隣接するガッター
C,C,…のそれぞれの間隔に、テーパー状屋根板
1 ,A1 ,…を配置し、その隣接するテーパー状屋根
板A1 ,A1 の対向する嵌合側部3,3をガッターCの
被嵌合部12,12に嵌合し、且つ対向する連結用立上
り状部4,4をシーム溶接手段等により連結すること
で、屋根のカーブ領域の施工を極めて容易にすることが
できる。
【0038】次に、請求項3の発明は、幅方向が次第に
狭くなるテーパー状主板1の幅方向両端上方に立上り側
部2,2を形成し、該立上り側部2,2の上端より下方
に嵌合側部3,3を形成し、該嵌合側部3,3の下部外
端より上方に向かって連結用立上り状部4,4を形成し
てなるテーパー状屋根板A1 と、長方形状主板6の幅方
向両端上方に立上り側部7,7を形成し、該立上り側部
7,7の上端より下方に嵌合側部8,8を形成し、該嵌
合側部8,8の下部外端より上方に向かって連結用立上
り状部9,9を形成してなる長方形状建築用板B1 と、
樋状部11の幅方向両端上方にて対向する被嵌合部1
2,12を形成したガッターCとからなり、該ガッター
Cの両被嵌合部12,12間に隣接するテーパー状屋根
板A1 ,A 1 の嵌合側部3,3を嵌合し、且つ対向する
連結用立上り状部4,4を連結してなるカーブ施工領域
Aと、同様に前記ガッターCを介して長方形状建築用板
1からなる直線施工領域Bとを適宜に配置して施工し
てなる屋根としたことにより、カーブ施工領域Aと直線
施工領域Bとを適宜に配置することで、屋根のカーブ状
態を適宜に設定することができる。
【0039】上記効果を詳述すると、テーパー状屋根板
1 ,A1 ,…からなるカーブ施工領域Aと、長方形状
屋根板B1 ,B1 ,…からなる直線施工領域Bとを適宜
に使用すると、適度なカーブを有する屋根を施工するこ
とができる。即ち、カーブ施工領域Aは、並設するテー
パー状屋根板A1 ,A1 ,…の数を適宜に調整すること
により、カーブ施工領域Aの角度を適宜に設定すること
ができ、種々異なる曲率半径を有するカーブ領域を含む
屋根にすることができ、種々のデザインのカーブ領域を
有する屋根を施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はテーパー状屋根板の長手方向中間箇所
を省略した平面図 (B)は長方形状屋根板の長手方向中間箇所を省略した
平面図
【図2】テーパー状屋根板の要部斜視図
【図3】固定部材にて下地材に固定されたガッターの斜
視図
【図4】種々の角度からなるカーブ施工領域に直線施工
領域が交互に混合して施工した屋根の要部平面図
【図5】テーパー状屋根板と長方形状屋根板との連結状
態を示す要部平面図
【図6】本発明の屋根をスタジアムに使用した斜視図
【図7】スタジアムに使用した屋根の平面図
【図8】(A)は一つのカーブ施工領域を含む建築構造
物の斜視図 (B)は(A)の一部平面図
【図9】(A)は一つのカーブ施工領域のみで円周状の
屋根を使用した建造物の斜視図 (B)は(A)の一部平面図
【図10】テーパー状屋根板或いは長方形状屋根板の連
結構造を示す斜視図
【図11】(A)はテーパー状屋根板或いは長方形状屋
根板の連結構造を示す正面略示図 (B)はテーパー状屋根板或いは長方形状屋根板の連結
構造の拡大縦断正面図
【図12】テーパー状屋根板或いは長方形状屋根板の連
結箇所の施工作業を示す拡大縦断正面図
【図13】テーパー状屋根板或いは長方形状屋根板の別
の実施形態の連結箇所の構造を示す拡大縦断正面図
【符号の説明】
A…カーブ施工領域 A1 …テーパー状屋根板 B…直線施工領域 B1 …長方形状屋根板 1…テーパー状主板 2…立上り側部 3…嵌合側部 4…連結用立上り状部 6…長方形状主板 7…立上り側部 8…嵌合側部 9…連結用立上り状部 11…樋状部 12…被嵌合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って幅方向が次第に狭くな
    るテーパー状に形成してなるテーパー状主板の幅方向両
    端上方に立上り側部を形成し、該立上り側部の上端より
    下方に嵌合側部を形成し、該嵌合側部の下部外端より上
    方に向かって連結用立上り状部を形成してなることを特
    徴とするテーパー状屋根板。
  2. 【請求項2】 幅方向が次第に狭くなるテーパー状主板
    の幅方向両端上方に立上り側部を形成し、該立上り側部
    の上端より下方に嵌合側部を形成し、該嵌合側部の下部
    外端より上方に向かって連結用立上り状部を形成してな
    るテーパー状屋根板と、樋状部の幅方向両端上方にて対
    向する被嵌合部を形成したガッターとからなり、該ガッ
    ターの両被嵌合部間に隣接するテーパー状屋根板の嵌合
    側部を嵌合し、且つ対向する連結用立上り状部を連結し
    てなることを特徴とする屋根。
  3. 【請求項3】 幅方向が次第に狭くなるテーパー状主板
    の幅方向両端上方に立上り側部を形成し、該立上り側部
    の上端より下方に嵌合側部を形成し、該嵌合側部の下部
    外端より上方に向かって連結用立上り状部を形成してな
    るテーパー状屋根板と、長方形状主板の幅方向両端上方
    に立上り側部を形成し、該立上り側部の上端より下方に
    嵌合側部を形成し、該嵌合側部の下部外端より上方に向
    かって連結用立上り状部を形成してなる長方形状屋根板
    と、樋状部の幅方向両端上方にて対向する被嵌合部を形
    成したガッターとからなり、該ガッターの両被嵌合部間
    に隣接するテーパー状屋根板の嵌合側部を嵌合し、且つ
    対向する連結用立上り状部を連結して前記テーパー状屋
    根板からなるカーブ施工領域と、同様に前記ガッターを
    介して長方形状屋根板からなる直線施工領域とを適宜に
    配置して施工してなることを特徴とする屋根。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110409620A (zh) * 2019-08-19 2019-11-05 精工工业建筑系统有限公司 一种双圆弧曲面墙体围护节点及分割方法

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