JPH1136389A - 水栓の取付構造 - Google Patents

水栓の取付構造

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JPH1136389A
JPH1136389A JP20858997A JP20858997A JPH1136389A JP H1136389 A JPH1136389 A JP H1136389A JP 20858997 A JP20858997 A JP 20858997A JP 20858997 A JP20858997 A JP 20858997A JP H1136389 A JPH1136389 A JP H1136389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートパッキンが十分なシール性能を確実に
発揮でき、水栓の製造、施工上の手間やコストを低減で
きる水栓の取付構造を提供する。 【解決手段】 水栓本体10と、天板80等の水栓の取
着部位との間にシートパッキン70を配置し、水栓本体
10に取着された取付脚部50、50を取着部位に穿設
された貫通孔(81等)に挿入固定して取着部位に水栓
を取り付ける水栓の取付構造である。そして、取付脚部
50に固定用鍔部51を設け、この鍔部51によりシー
トパッキン70を押さえつけた。また、水栓本体10の
表面を覆う表側カバー31と、水栓本体10の裏面を覆
う裏側カバー(33等)とを設け、固定用鍔部51を、
裏側カバー(33等)のさらに裏側に配置してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水栓の取付構造に
関し、特にデッキタイプ若しくは壁付きタイプの水栓に
対して好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】所謂、デッキタイプ若しくは壁付きタイ
プの水栓の中には、その水栓本体の下面若しくは背面
に、湯水の供給を行う取付脚部(例えば、管用ねじ)が
取着されるものがある。かかる水栓は、水栓の取着部位
(天板や壁面等)に穿設された貫通孔に、この取付脚部
を挿入した状態で、この取着部位に取り付けられるのが
一般的である。その際、湯水が取付脚部等をつたわって
貫通孔内等に浸入することを防止するために、水栓本体
と、取着部位との間にシートパッキンを配置し、この貫
通孔等をシールすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このシートパッキンの
固定は、通常、水栓本体の下面若しくは背面で、このパ
ッキンを押さえつけて行われている。従って、このパッ
キンを十分に機能させるためには、水栓本体の下面等を
十分に平滑にして、この面をこのパッキンの表面にむら
無く、密着させる必要がある。このため、水栓本体(例
えば、鋳物製)の下面等を平滑に切削すること等が必要
となり、この種の水栓の製造上の手間を多くしたり、製
造コストを高くする原因になっている。また、この手法
によれば、比較的、面積の大きな水栓本体の下面等をシ
ートパッキンの表面に密着させる必要がある。このた
め、水栓の施工等の際に、水栓本体及びシートパッキン
の大きな接触面のうちの何れかの箇所にゴミ等の異物が
付着する可能性が高くなる。従って、前述のように、水
栓本体の下面等を十分に平滑にしたとしても、この異物
の影響で十分なシールが行えないこともある。
【0004】更に、水栓本体の表側のみならず、裏側を
もカバーで被覆する場合には、この裏側に配置される裏
側カバーで、このパッキンを押さえつける必要がある。
しかしながら、この種のカバーは、樹脂等の剛性の低い
素材で構成されるのが一般的なため、この裏側カバーで
パッキンを十分に押さえつけることが困難なことがあ
る。また、樹脂等で構成されるカバーは一般に変形を起
こし易いため、水栓の使用期間の経過に伴い裏側カバー
に反り等の変形を生じ、シートパッキンを押さえつける
ことが困難になり、シール性能が低下することもある。
特に、水栓が湯水混合水栓や専ら湯吐水を行う単水栓で
ある場合には、裏側カバーが熱変形を生じ易いため、こ
の傾向が強くなる。以上のような事情より、これらの問
題を生じさせずに、水栓を取着部位に取り付けることが
望まれている。
【0005】本発明は前記観点に鑑みてなされたもので
あり、シートパッキンが十分なシール性能を確実に発揮
できると共に、水栓の製造上、施工上の手間やコストを
低減できる水栓の取付構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の水栓の取付構
造は、水栓本体と、天板や壁面等の水栓の取着部位との
間にシートパッキンを配置し、水栓本体に取着された取
付脚部を前記取着部位に穿設された貫通孔に挿入固定す
ることにより取着部位に水栓を取り付ける水栓の取付構
造であって、前記取付脚部に固定用鍔部を設け、該固定
用鍔部により前記シートパッキンを押さえつけたことを
特徴とする。本取付構造では、水栓を取着部位に取り付
ける際に、固定用鍔部でシートパッキンを押さえつけ
る。従って、この鍔部の裏面(下面若しくは背面)を平
滑にすれば、シートパッキンを取着部位にしっかりと密
着固定できる。即ち、水栓本体の下面や背面の平滑化が
不用になると共に、この下面等に比べて遙かに面積の小
さな固定用鍔部の裏面を平滑にすれば足りる。しかも、
取付脚部の側に固定用鍔部が設けられるため、この鍔部
の平滑化のための処理を、水栓本体の各種加工と分離し
て効率的に行うことができる。従って、水栓の製造上、
施工上の手間やコストを低減できる。
【0007】また、面積の小さな固定用鍔部でシートパ
ッキンを局部的に押さえつけるものであるため、水栓の
施工等の際に、固定用鍔部の裏面や、これが密着するこ
とになるシートパッキンの部分のみを観察し異物の付着
の有無を確認すれば足りる。水栓の下面等や、シートパ
ッキンの固定用鍔部が接触しない部分に、たとえ、異物
が付着してもシートパッキンのシール性能は低下しない
からである。従って、水栓の施工等を気楽に行うことが
でき、この点からも、水栓の施工上の手間やコストを低
減できる。更に、固定用鍔部が設けられた取付脚部を、
サイズ、形状等を異にする種々の水栓の共通部品として
汎用できる点からも、水栓の製造上、施工上の手間やコ
ストを低減できる。また、本取付構造では、固定用鍔部
が取付脚部の他の部分と一体とされても、別体とされて
もよい。後者の場合には、固定用鍔部の裏面を平滑にす
るための処理を、取付脚部の他の部分の各種加工とも分
離して行うことができる。しかも、水栓やこれに用いら
れるシートパッキンのサイズ、形状等の差異に応じて、
固定用鍔部のみをサイズ、形状等の異なる他の固定用鍔
部に取り替えることもでき、取付脚部の汎用性がより一
層、向上する。
【0008】更に、本取付構造の適用される水栓は、湯
水混合水栓であっても、単水栓であってもよい。前者の
場合には、例えば、水栓本体に対し、給水を行う取付脚
部と、給湯を行う取付脚部とが夫々取着される。そし
て、両取付脚部の双方に固定用鍔部が設けられる。一
方、単水栓の場合には、例えば、水栓本体に対し、湯水
の供給を行う単一の取付脚部(給水用、給湯用、混合湯
水の供給用の何れであってもよい。)が取着され、この
取付脚部に固定用鍔部が設けられる。また、本取付構造
の適用される水栓の固定方式としては、例えば、デッキ
タイプ、壁付きタイプ等を例示できる。更に、この水栓
を取着する「取着部位」として、例えば、洗面台、流し
台、浴室等の天板、前板、壁面等を例示できる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の水栓の取
付構造において、前記水栓本体の表側を覆う表側カバー
と、前記水栓本体の裏側を覆う裏側カバーとを設け、前
記固定用鍔部を、裏側カバーのさらに裏側に配置してい
る。本発明では、固定用鍔部が裏側カバーのさらに裏側
に配置されている。例えば、デッキタイプの水栓の場合
には、主に水栓本体の下面側を覆う裏側カバーのさらに
下方側に、固定用鍔部が配置される。また、壁付きタイ
プの水栓の場合には、主に水栓本体の背面側を覆う裏側
カバーのさらに背面側に、固定用鍔部が配置される。こ
のため、いずれのタイプの場合にも、固定用鍔部でシー
トパッキンを押さえつけることができる。このように、
本発明によると、この種のカバーで被覆された水栓であ
っても、請求項1と同様な効果を確実に得られる。ま
た、本発明によると、デッキタイプ若しくは壁付きタイ
プの水栓等に対し、この種のカバーを積極的に用いるこ
とができるため、水栓の製造上の手間やコストをより一
層、低減できる。このようなカバーを用いれば、水栓の
使用時に、水栓本体の表面が外観として現れないため、
水栓本体の表面加工(研磨加工)等を省略することがで
きるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。本実施の形態では、シングルレバータイプの湯
水混合水栓Aを洗面台に取り付ける場合を例にとり、本
取付構造について具体的に説明する。この取付構造は、
図1及び2に示すように、湯水混合水栓Aと、水栓用カ
バー30と、2本の取付脚部50、50と、シートパッ
キン70とを、洗面台の天板80に配置して構成されて
いる。このうち、湯水混合水栓Aは、図1及び2に示す
ように、水栓本体10と、レバーハンドル20と、吐水
管21とを備えている。
【0011】そして、水栓本体10は青銅鋳物を用いて
構成されており、その表面の大部分には表面加工が施さ
れていない。このため、水栓本体10は、製造時のゴツ
ゴツとした鋳肌を殆ど残した状態とされている。また、
水栓本体10の下面の右端側からは水側接続口11が略
筒状に垂下し、左端側からは湯側接続口(図示を省略)
が略筒状に垂下している。尚、これらの接続口(11
等)の内面には、雌ねじ部が設けられている。更に、図
2に示すように、水栓本体10の略中央部の上方には摺
動弁カートリッジ12が配置され、その内部には固定弁
(図示を省略)と、可動弁(図示を省略)が収納されて
いる。そして、レバーハンドル20を上下に傾動操作す
ると、固定弁上で可動弁が前後に進退し、湯弁口及び水
弁口の双方、若しくは一方の開口面積が調整され、吐水
管21より流出させる湯水の量が調節される。また、レ
バーハンドル20を左右に回動操作すると、固定弁上で
可動弁が回動し、湯弁口と水弁口の開口面積の比率が調
節され、吐水管21より流出させる湯水の温度が調節さ
れる。
【0012】また、水栓用カバー30は、図1及び2に
示すように、水栓本体10の表側を覆う表側カバー(樹
脂製)31と、このカバー31の下方側の開口部に略下
蓋状に取着され、水栓本体10の裏側を覆う裏側カバー
(樹脂製)32とで構成されている。このうち、表側カ
バー31は、図2に示すように、水栓本体10及び吐水
管21の上面、側面及び背面を略被覆するものである。
また、略中央の上面に挿通孔aを備えており、この孔a
から水栓本体10の上端部を露出させている。また、裏
側カバー32は、図2に示すように、水栓本体10及び
吐水管21の下面を略被覆するものである。更に、この
カバー32は、略長円形状とされた底板部33と、略舌
片状とされながら、底板部33の略中央より斜め上方に
突出する前板部34とを備えている。また、図3に示す
ように、底板部33の両端寄りに、略円板状に隆起した
段差部dが設けられ、この段差部dの中心には略円形の
挿通孔bが設けられている。更に、段差部dの裏面側は
略円板状に陥没した収容穴eとされている。また、図2
に示すように、前板部34の突出端寄りには、吐水管2
1の先端部を挿通させるための挿通孔hが設けられてい
る。
【0013】また、両取付脚部50、50は、所定の管
用ねじに改良を施したものである。即ち、図3に示すよ
うに、管用ねじの上端寄りの周面に、略リング形状とさ
れた固定用鍔部51を一体的に設けたものである。ま
た、この鍔部51は、底板部33の収容穴eに収容可能
な大きさとされている。そして、この鍔部51の裏面
は、切削加工等により平滑な面とされている。更に、こ
の取付脚部50の外径が段差状に小さくされた上端部5
2の外周面には、水栓本体10の各接続口(11等)と
螺合可能な雄ねじ部が設けられている。また、この雄ね
じ部と、固定用鍔部51の境界が周回溝53とされてい
る。更に、この取付脚部50の下端側の内部には逆止弁
54が収容されている(図1参照)。
【0014】また、シートパッキン70は、図4に示す
ように、略長円形状とされたシート(樹脂発泡体等)を
用いて構成されている。このパッキン70の外縁形状
は、底板部33の外縁形状と略等しくされている。更
に、このパッキン70の左右両端側には、挿通孔71、
72が設けられている。そして、両孔71、72の配置
間隔は、水側接続口11及び湯側接続口の配置間隔と略
等しくされている。また、各挿通孔71、72の孔径
は、各取付脚部50、50の固定用鍔部51を除く部分
を挿通可能な大きさとされている。また、天板80に
は、2つの貫通孔(81等)が穿設されている(左側の
貫通孔の図示を省略)。そして、両貫通孔(81等)の
配置間隔は、両接続口(11等)の配置間隔と略等しく
されている。また、両貫通孔(81等)の孔径は、各取
付脚部50、50の固定用鍔部51よりも下方側の部分
を遊挿可能な大きさとされている。
【0015】次に、この取付構造の組み付けの手順の一
例を簡単に述べる。先ず、水栓本体10及び吐水管21
に、表側カバー31と裏側カバー32を被せる。このと
き、水栓本体10の上端部が表側カバー31の挿通孔a
より露出し、吐水管21の先端部が前板部34の挿通孔
hより露出する。また、裏側カバー32の左右の段差部
dの各挿通孔bが、水栓本体10の対応する各接続口
(11等)に夫々位置合わせされる。次いで、各取付脚
部50の周回溝53にOリングを嵌め込んだ後、一方の
取付脚部50の上端部52を水側接続口11に螺合し、
他方の取付脚部50の上端部52を湯側接続口に螺合す
る。これにより、一方の取付脚部50の固定用鍔部51
が底板部33の右側の収容穴eに収まり、他方の取付脚
部50の固定用鍔部51が底板部33の左側の収容穴e
に収まる。更に、洗面台の天板80上に、シートパッキ
ン70を配置する。このとき、シートパッキン70の各
挿通孔71、72は、天板80の各貫通孔(81等)に
位置合わせされる。
【0016】次いで、右側の取付脚部50の固定用鍔部
51よりも下方側の部分を天板80の右側の貫通孔81
に挿通し、左側の取付脚部60の固定用鍔部51よりも
下方側の部分を天板80の左側の貫通孔に挿通する。こ
れにより、湯水混合水栓Aは、シートパッキン70を下
敷きにして天板80上に載置される。更に、各取付脚部
50、50に天板80の下方より、リング状パッキン8
5、ワッシャー86と共に締め付けナット87を取着す
れば、湯水混合水栓Aの天板80への固定を完了する。
これと同時に、固定用鍔部51の裏面がシートパッキン
70の表面を押さえつけ(図4の鍔部51の外縁を仮想
的に図示した2点鎖線を参照。)、シートパッキン70
が天板80に密着固定し、本取付構造が完成する。そし
て、水栓本体10に、レバーハンドル20と、整流器キ
ャップK等を取着すると共に、右側の取付脚部50の下
端をジョイント88等を用いて給水源に接続し、左側の
取付脚部50の下端をジョイント88等を用いて給湯源
に接続すれば、湯水混合水栓Aは使用可能な状態とな
る。
【0017】以上の取付構造によると、シートパッキン
70を天板80に密着固定させることを目的に、面積の
大きな水栓本体10の下面を平滑にする必要はない。即
ち、面積の小さな固定用鍔部51の裏面を平滑にすれば
よい。しかも、このように、固定用鍔部51の裏面の面
積が小さいばかりか、各取付脚部50、50が水栓本体
10と別体とされるため、この裏面の平滑化のための作
業(切削等)は効率的に行われる。従って、水栓の製造
上、施工上の手間やコストを低減できる。また、面積の
小さな固定用鍔部51の裏面で、シートパッキン70を
局部的に押さえつけるものであるため、水栓の施工の際
に、この面積の小さな裏面やこの裏面が接触するシート
パッキン70の部分に異物が付着しなければよい。即
ち、水栓本体10やシートパッキン70の他の部分に、
たとえ、異物が付着しても、シートパッキン70のシー
ル性能は低下しない。従って、水栓の施工を気軽に行う
ことができ、この点からも水栓の施工上の手間やコスト
を低減できる。
【0018】また、水栓本体10が横長形状とされ、こ
れに呼応してシートパッキン70のサイズが大きくなっ
ているが、このパッキン70は2つの固定用鍔部51で
両端側をバランス良く押さえこまれている。このため、
シートパッキン70が長期間に渡り、しっかりと固定さ
れ十分なシール性能を維持し続ける。更に、本実施の形
態では、水栓本体10の裏側を裏側カバー32で被覆し
ているが、固定用鍔部51がこのカバー32のさらに裏
側に配置されているため、この鍔部51により、シート
パッキン70を確実に押さえつけることができる。従っ
て、このようなデッキタイプの湯水混合水栓Aであって
も、裏側カバー32を備えた水栓用カバー30の積極的
な使用が可能となる。また、この水栓用カバー30の働
きで、使用時に水栓本体10の表面が外観として現れな
いため、水栓本体10の表面加工(研磨加工)等を省略
して、湯水混合水栓Aの製造上の手間やコストのより一
層の低減を図ることができる。
【0019】尚、前記各発明の範囲は、前記具体的に示
した実施の形態に示すものに限定されず、各発明の範囲
内で種々の変形例を例示できる。即ち、本実施の形態で
は、固定用鍔部51を各取付脚部50、50の他の部分
と一体としたが、図5に示すように別体のリング状物と
してもよい。この場合には、固定用鍔部51の製造や、
その裏面の平滑化をより効率的に行うことができる。し
かも、水栓やこれに用いられるシートパッキン70のサ
イズ、形状等の差異に応じて固定用鍔部51のみを、サ
イズ、形状等の異なる他のものと取り替えることができ
るため、各取付脚部50、50の汎用性がより一層、高
くなる。また、本実施の形態及び変形例では、固定用鍔
部51の外縁形状を略円形としたが、この外縁形状はこ
れに限定されない。例えば、この外縁形状としては、略
楕円形、略長円形、略三角形、略多角形、略星形、略歯
車形、略舌片形、略手裏剣形等の種々の形状を自由に選
択できる。
【0020】更に、本実施の形態では、湯水混合水栓A
を中心に述べたが、前記各発明は単水栓に対しても好適
に適用される。また、本実施の形態では、湯水混合水栓
Aとしてシングルレバータイプのものを例示している
が、この混合水栓Aは、2ハンドルタイプ、サーモスタ
ットタイプ等の他のタイプのものであってもよい。ま
た、本実施の形態ではデッキタイプの水栓への適用例を
述べたが、本取付構造は壁付きタイプ等の他の固定方式
の水栓にも適用できる。この壁付きタイプの場合、シー
トパッキンは水栓本体の背面に配置され、各取付脚部は
水栓本体の背面に接合される。そして、シートパッキン
は、固定用鍔部により、後方に押さえつけられる。
【0021】更に、この壁付きタイプの水栓を水栓用カ
バーで被覆する場合には、このカバーを、この水栓本体
の前面、上面及び下面等の表側を覆う表側カバーと、こ
の水栓本体の背面を中心にした裏側を覆う裏側カバーで
構成してもよい。この場合、固定用鍔部が裏側カバーの
さらに裏側に配置されることになる。また、本実施の形
態では、水栓本体10の略全体を被覆する水栓用カバー
30を用いたが、水栓本体10の表側のみを被覆するカ
バーを用いてもよい。更に、本実施の形態では吐水管2
1からの吐水のみを行う水栓を例示したが、本取付構造
は吐水管21からの吐水とシャワー口からのシャワー吐
水を行うものや、シャワー口からのシャワー吐水のみを
行う水栓等にも適用できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の取付構造によ
ると、固定用鍔部でシートパッキンを押さえつけ、この
パッキンによるシールを十分なものとしながら、この取
付構造を適用する水栓の製造上、施工上の手間やコスト
を低減できる。請求項2の発明では、表側及び裏側のカ
バーを用いつつも、シートパッキンを用いたシールを十
分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の取付構造の一部に破断面を
示す正面図である。
【図2】図1の取付構造を説明するために、水栓用カバ
ー、シートパッキン及び天板を湯水混合水栓の略中央で
前後に破断して示した説明図である。
【図3】発明の実施の形態の取付構造の要部を説明する
ために、図1の破断部分を拡大して示した縦断面図であ
る。
【図4】シートパッキンの平面図である。
【図5】発明の実施の形態の取付構造の変形例を説明す
るための縦断面図である。
【符号の説明】
A;湯水混合水栓、10;水栓本体、11;水側接続
口、12;摺動弁カートリッジ、K;整流器キャップ、
20;レバーハンドル、21;吐水管、30;水栓用カ
バー、31;表側カバー、a;挿通孔、32;裏側カバ
ー、33;底板部、b;挿通孔、d;段差部、e;収容
穴、34;前板部、h;挿通孔、50;取付脚部、5
1;固定用鍔部、52;上端部、53;周回溝、54;
逆止弁、70;シートパッキン、71、72;挿通孔、
80;天板、81;貫通孔、85;リング状パッキン、
86;ワッシャー、87;締め付けナット、88;ジョ
イント。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体と、天板や壁面等の水栓の取着
    部位との間にシートパッキンを配置し、水栓本体に取着
    された取付脚部を前記取着部位に穿設された貫通孔に挿
    入固定することにより取着部位に水栓を取り付ける水栓
    の取付構造であって、 前記取付脚部に固定用鍔部を設け、該固定用鍔部により
    前記シートパッキンを押さえつけたことを特徴とする水
    栓の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記水栓本体の表側を覆う表側カバー
    と、前記水栓本体の裏側を覆う裏側カバーとを設け、前
    記固定用鍔部を、裏側カバーのさらに裏側に配置した請
    求項1記載の水栓の取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008169581A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Hocheng Corp 組み合わせ式蛇口構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008169581A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Hocheng Corp 組み合わせ式蛇口構造

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