JPH11355863A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JPH11355863A
JPH11355863A JP2037599A JP2037599A JPH11355863A JP H11355863 A JPH11355863 A JP H11355863A JP 2037599 A JP2037599 A JP 2037599A JP 2037599 A JP2037599 A JP 2037599A JP H11355863 A JPH11355863 A JP H11355863A
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control
setting
control system
unit
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JP2037599A
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Susumu Nakano
進 中埜
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ設定器による設定データの設定作業を容
易にした遠隔監視制御システムを提供する。 【解決手段】コンセント40は、中央制御装置と複数の
端末器とを接続する一対の信号線の要所に設けられてお
り、壁面などに配設されている。データ設定器9は、端
部にコネクタ41a,41bが配線されたコネクタ付き
ケーブル42を介してコンセント40に接続され、信号
線を介して中央制御装置との間で多重伝送信号を授受す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央制御装置と端
末器とを一対の信号線で接続し、制御データ、監視デー
タなどを時分割多重伝送して負荷を遠隔制御する遠隔監
視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、中央制御装置から端末器をアクセ
スしてデータを時分割多重伝送するようにした遠隔監視
制御システムは、図6に示すように、中央制御装置1
と、固有アドレスが設定された複数の監視用端末器2、
制御用端末器3、中継端末器7、外部インターフェース
端末器8およびデータ設定用の端末器からなるデータ設
定器9とが一対の信号線4にて接続されており、中央制
御装置1から各端末器をアクセスしてスイッチS1 〜S
4 の監視データおよび負荷L1 〜L4 の制御データを時
分割多重伝送するようになっている。ここに、中央制御
装置1から信号線4に送出される伝送信号Vsは、図7
(a)に示すように、信号送出開始を示すスタートパル
ス信号ST、信号モードを示すモードデータ信号MD、
端末器2,3,7〜9を呼び出す8ビットのアドレスデ
ータを伝送するアドレスデータ信号AD、負荷L1 〜L
4 を制御する制御データを伝送する制御データ信号C
D、チェックサムデータ信号CSおよび端末器2,3,
7〜9からの返送期間を設定する返送待機信号WTより
なる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス
幅変調によってデータが伝送されるようになっている。
各端末器2,3,7〜9では、信号線4を介して受信さ
れた伝送信号Vsのアドレスデータと自己の固有アドレ
スデータとが一致したときその伝送信号Vsの制御デー
タを取り込むとともに、伝送信号Vsの返送待機信号W
Tに同期して監視データ信号を電流モード信号(信号線
4間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出さ
れる信号)として返送するようになっている。また、中
央制御装置1には、モードデータ信号MDをダミーモー
ドとしたダミー伝送信号を常時送出するダミー信号送信
手段と、いずれかの監視用端末器2あるいは中継端末器
7、外部インターフェース端末器8、データ設定器9か
ら返送された図7(b)に示すような割り込み信号Vi
が受信されたとき、割り込み発生端末器2,7〜9を検
出して該端末器2,7〜9をアクセスして監視データを
返送させる割り込み処理手段とが設けられている。ま
た、中央制御装置1では、上述のようにして監視用端末
器2あるいは中継端末器7、外部インターフェース端末
器8、データ設定器9から中央制御装置1に返送された
監視データに基いて対応する負荷L1 〜L4 を制御する
制御用端末器3に伝送する制御データを作成するととも
に、その制御データを信号線4を介して当該制御用端末
器3に時分割多重伝送して負荷L1 〜L4 を制御するよ
うになっている。
【0003】図8は制御用端末器3の回路構成を示すも
ので、制御用端末器3は、信号線4を介して伝送される
伝送信号Vsから回路電源を生成する電源回路10と、
伝送信号Vsを受信して信号処理を行うとともに返送信
号VB を形成して送信する信号処理回路11と、固有ア
ドレスを設定するアドレス設定部12と、1個の負荷を
制御する場合において、4回路の制御回路(4ビットの
制御データビットに対応)のうちからどの回路にて負荷
を制御するかを設定する回路番号設定部13と、負荷制
御用のリレー回路15をドライブするドライブ回路14
と、動作状態を監視する監視回路16とで形成されてお
り、信号処理回路11では、伝送信号Vsのアドレスデ
ータと固有アドレスとの一致を検出し、アドレス一致検
出時に制御データを取り込んで回路番号設定部13にて
選択されたビットに基いて制御出力を形成してリレー回
路15を駆動するとともに、監視回路16を介して入力
される負荷監視入力に基いて返送用監視データを形成し
て電流モードの返送信号V B により中央制御装置1に返
送するようになっている。なお、制御用端末器3に回路
番号設定部13を設けずに、制御データの各ビットによ
りそれぞれ負荷を制御するようにリレー回路15を形成
し、4回路の制御回路を形成しても良い。
【0004】図9は、監視用端末器2を示すもので、回
路構成は上記制御用端末器3の回路構成と略同一であ
り、監視回路16にて個別制御スイッチあるいはパター
ン制御スイッチのようなスイッチS1 の状態を監視し、
このスイッチ監視入力に基いて監視データを信号処理回
路11にて形成し、前述した割り込み処理によって中央
制御装置1に返送するようになっており、動作表示回路
15’のオン表示用、オフ表示用発光ダイオードLD
1 ,LD2 を中央制御装置1から伝送された制御データ
(負荷の動作状態を示す)に基いて点滅させるようにし
ている。また、アドレス設定部12のディップスイッチ
による固有アドレスの設定は、8ビットのアドレスデー
タの内の下位6ビットをユーザ側で適宜設定可能とし、
上位2ビットをメーカ側で設定する端末器種別(監視
用、制御用)設定用としており、監視用、制御用端末器
2,3の固有アドレスのユーザ設定部を同一値に設定す
るだけで両端末器2,3を容易に対応させることがで
き、同一値に設定された監視用端末器2から返送された
スイッチS1 の監視データに基いて制御用端末器3に接
続されている負荷L1 が制御できるようになっている。
なお、監視用端末器2にて複数のスイッチS1 ,S2
…のスイッチ状態を監視するようにした場合には、回路
番号設定部13は不要であり、監視回路16に複数のス
イッチS1 ,S2 ……のスイッチ状態を入力すれば良
い。
【0005】中継端末器7は、ワイヤレス発信器30、
ワイヤレス受信器31およびワイヤレス用信号線32よ
りなる赤外線式ワイヤレスデータ伝送システムのデータ
中継を行う端末器であり、固有アドレスが設定されたワ
イヤレス発信器30から発信される光信号よりなるワイ
ヤレス信号をワイヤレス受信器31にて受信し、受信さ
れたデータをワイヤレス用信号線32を介して受信する
とともに、このデータを中央制御装置1に転送するよう
になっている。また、外部インターフェース端末器8
は、外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器
であり、データ設定器9は、多数のスイッチにて形成さ
れるデータ入力部9aから入力される端末器の動作に関
わる設定データを中央制御装置1に転送する端末器であ
る。なお、分電盤6あるいはリレー制御盤6a内に配設
される監視用端末器2、制御用端末器3および、リモコ
ンリレー5は分電盤協約寸法となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例において、データ設定器9が固設されていたの
で、現場の状況によっては負荷の配設状況(制御用端末
器3の配置)の関係で設定データの設定がやり難い場合
があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、データ設定器による設
定データの設定作業を容易にした遠隔監視制御システム
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、中央制御装置と、個別のアド
レスが設定され信号線を介して中央制御装置に接続さ
れ、中央制御装置から送出される伝送信号により中央制
御装置との間でデータが伝送される複数の端末器と、端
末器の動作に関する設定データを入力するデータ入力用
手段および該データ入力用手段により入力された設定デ
ータを有線で送出する送出手段を有し、中央制御装置お
よび端末器と別体に設けられたデータ設定器とを備え、
信号線に対して接続自在にする接続手段をデータ設定器
に設け、該接続手段は信号線の要所に設けられ壁面に配
設された被接続部に接続自在に接続されることを特徴と
し、データ設定器は中央制御装置及び端末器とは別体で
あり、データ設定器は信号線に対して接続自在にする接
続手段を有しており、この接続手段を介して信号線の要
所に設けられ壁面に配設された被接続部に接続されるの
で、被接続部の設けられている所望の場所にデータ設定
器を移動させて設定データの設定を行うことができ、設
定データの設定作業を容易に行うことができる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、接続手段は、被接続部に接続されるコネクタが端
部に設けられたコネクタ付きケーブルからなっており、
請求項3の発明では、請求項2の発明において、コネク
タがピンジャックコネクタからなっており、請求項4の
発明では、コネクタが電話線接続用のモジュラプラグか
らなっているので、信号線への接続を容易に行うことが
できる。
【0010】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、通常監視制御動作時にデータ入力用手段を個別制
御やパターン制御やグループ制御の操作スイッチとして
利用できるようにするモード切り替え手段をデータ設定
器に設けているので、設定データを入力するためのデー
タ入力用手段を通常の監視制御動作時に有効利用して複
数種の制御を行わせることによりシステム構成を簡略化
することができる。
【0011】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、設定データを記憶するための不揮発性のデータ記
憶部をデータ設定器に設けているので、電源断時にも設
定した設定データを保存しておくことができる。
【0012】請求項7の発明では、請求項1の発明にお
いて、設定データをプリントアウトするデータ出力部を
データ設定器に設けているので、設定した設定データを
プリントアウトして、容易に確認することができる。
【0013】請求項8の発明では、請求項1の発明にお
いて、データ入力用手段を開閉自在に覆う扉をデータ設
定器本体に設けているので、データ入力用手段が誤って
操作されるのを防止することができる。
【0014】請求項9の発明では、請求項1の発明にお
いて、データ設定器は上記接続手段により信号線を介し
て中央制御装置との間でデータを授受しているので、デ
ータ設定器を任意の場所に移動させて、中央制御装置と
の間でデータを授受することができる。
【0015】請求項10の発明では、請求項1の発明に
おいて、設定データが、複数の負荷をグループ毎に一括
してオンオフさせる負荷一括制御用のグループデータの
グループ番号を示すグループアドレスであり、請求項1
1の発明では、設定データが、複数の負荷を所望の動作
状態で一括して動作させる負荷一括制御用のパターンデ
ータのパターン番号を示すパターンアドレスであるの
で、データ設定器を用いてグループ制御やパターン制御
などの様々な設定や操作を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2および図3は、本実施形態の
遠隔監視制御システムに用いるデータ設定器9を示すも
のであり、データ設定器9はデータ設定用の端末器であ
って、中央制御装置1及び端末器2,3,7,8とは別
体に設けられている。データ入力用手段たるデータ入力
部9aを介して入力された端末器の動作に関する例えば
負荷一括制御用のパターン制御データなどの設定データ
を中央制御装置1に返送するデータ設定器9は、後述す
る接続手段により信号線4に接続され、信号線4を介し
て伝送される時分割多重伝送信号を送受信する送出手段
としての伝送信号送受信部20と、電気的に絶縁した状
態で信号を伝達するフォトカプラよりなる絶縁部21
a,21bと、信号処理を行う中央制御部22と、入力
されたデータあるいは中央制御装置1から送られた確認
用パターン制御データを記憶する不揮発メモリよりなる
データ記憶部23と、データの入出力を制御するI/O
部24a〜24cとで形成されており、I/O部24a
を介してデータ入力部9aのスイッチ部27にて設定さ
れたデータが取り込まれるとともに、設定されたデータ
が表示制御部28に送られるようになっている。また、
データ記憶部23に記憶されているデータはI/O部2
4bを介して適宜出力できるようになっており、本実施
形態では、プリンタよりなるデータ出力部26にてプリ
ントアウトできるようにしている。さらにまた、データ
設定器9の伝送信号送受信部20以外の各回路には、商
用電源を降圧整流して安定化して生成される端末回路電
源(図示せず)から給電されており、遠隔監視制御シス
テムと独立してパターン制御データの設定動作が行える
ようしている。尚、データ設定器9以外の遠隔監視制御
システムの構成は従来例と同様であるので、その説明は
省略する。
【0017】図3は、データ設定器9の端末器ケースの
前面に形成された操作表示部の正面図を示すもので、複
数ブロックに分割されたパターン制御対象の制御用端末
器3をアップ、ダウンによって選択するチャンネル選択
スイッチSWa,SWa’、SWb,SWb’と、各制
御用端末器3の負荷回路を選択する個別選択スイッチS
1a〜SW1d……SW16a 〜SW16d と、データを設定
するブロックを切換えるブロック切換スイッチSW
20と、設定されたデータをデータ記憶部23に記憶させ
るデータセットスイッチSW19と、設定されたパターン
制御データを適宜プリントアウトさせるプリントアウト
スイッチSW21と、記憶されたパターン制御データを中
央制御装置1に返送させるデータ返送スイッチSW
22と、中央制御装置1からデータ設定器9へパターン制
御データを転送させるデータ転送スイッチSW23とで形
成されている。図中、番号設定スイッチSWc,SW
c’は、パターン番号あるいはグループ番号をアップ、
ダウンによって入力する押釦スイッチであり、モード切
り替え手段たるモード切換スイッチSW24は、初期設定
モード、確認,変更モード、通常モード、プリントモー
ドを切換えるスライドスイッチである。また、クリアス
イッチSW25は入力したデータ(液晶表示素子にて形成
される表示部DPa、DPbに表示されているチャンネ
ルNo、パターン、グループNo)や、接続ミス、操作
ミスに対して表示されるエラーメッセージをクリアする
押釦スイッチ、スイッチSW26,SW27,SW28はパタ
ーン制御データの種別を設定するトータルパターンスイ
ッチ、フロアパターンスイッチ、グループスイッチであ
る。また、オールオンスイッチSW30、オールオフスイ
ッチSW31、オールエリア外スイッチSW32は、トータ
ルパターン設定時における特定のデータ入力をワンタッ
チで行えるようにするための押釦スイッチであり、全負
荷回路に対する同一データの設定を容易に行えるように
なっている。また、表示部DP1 〜DP16には、パター
ン制御対象となる制御用端末器3(例えば64個)を4
ブロックに分割した場合における各制御用端末器3のチ
ャンネルNo(例えば、0〜15ch,16〜31ch,32
〜47ch,48〜63ch)が、ブロック切換に応じて切
換表示されるようになっている。なお、データ入力部9
aの左側に設けられている機能設定部25aには、誤操
作防止用の扉(図示せず)が覆着されている。
【0018】以下、データ設定器9の動作について説明
する。いま、データ入力部9aからパターン制御データ
を設定する場合には、モード切換スイッチSW24を初期
設定モードに設定して、スイッチSW26〜SW28にてパ
ターン制御の種別を入力する。次に、番号設定スイッチ
SWc,SWc’によってパターンスイッチに対応する
パターン番号を設定するとともに、ブロック切換スイッ
チSW20によってデータ設定するブロックを選択し、チ
ャンネル選択スイッチSWa,SWa’、SWb,SW
b’によって制御用端末器3のチャンネル番号(端末器
番号)を設定するとともに、個別選択スイッチSW1a
SW1d……SW16a 〜SW16d によってオンさせる負荷
回路番号を設定し、セットスイッチSW19を押すことに
よってパターン制御データをデータ記憶部23に記憶さ
せる。このとき各負荷回路のオン、オフ状態は、個別選
択スイッチSW1a〜SW1d……SW16a 〜SW16d の下
方にそれぞれ配置されている発光ダイオードLEDの点
滅によって表示されるようになっている。上述の設定動
作を繰り返して行うことによってパターン制御データが
入力される。ところで、上述のようにしてオンすべき負
荷回路を選択する場合において、ブロック切換スイッチ
SW20によって選択されたブロックの制御用端末器3の
番号が、図4に示すように表示部DP1 〜DP16に表示
される。すなわち、ブロック切換スイッチSW20を操作
して第1のブロックが選択されている場合には、図4
(a)に示すように、端末器番号0〜15に対応する制
御端末器3の負荷回路(各制御端末器毎に4回路)がス
イッチSW1a〜SW1d……SW16 a 〜SW16d によって
選択可能なことを表示(例えば、発光ダイオードによる
バック照明)するようになっている。次に、ブロック選
択スイッチSW20を再び押して第2ブロックに切換える
と、図4(b)に示すように端末器番号16〜31に対
応する制御用端末器3の負荷回路が選択されたことを表
示するとともに、スイッチSW1a〜SW1d……SW116a
SW16d によって選択可能なことを表示するようにな
っている。なお、ブロック切換スイッチSW20を押して
第3、第4ブロックに切り換えた場合についても同様で
あり、図4(c)(d)は、そのときの表示部DP1
DP16による表示状態を示している。
【0019】以上のようにして設定されたパターン制御
データは、データ設定器9内に設けられている不揮発メ
モリよりなるデータ記憶部23に一旦記憶され、データ
転送スイッチSW22を押すことによって伝送信号送受信
部20、信号線4を介して中央制御装置1に返送されて
パターン制御データ記憶用のメモリに記憶される。
【0020】一方、設定されているパターン制御データ
を確認したり変更する場合には、まず、データ転送スイ
ッチSW23を押すことによって、中央制御装置1内のメ
モリに記憶されているパターン制御データを伝送させる
伝送要求信号をデータ設定器9から送出し、中央制御装
置1から伝送されたデータを伝送信号送受信部20にて
受信し、伝送されたパターン制御データをデータ記憶部
23に記憶させる。次に、プリントアウトスイッチSW
21を押してこのデータ記憶部23に記憶されたデータを
プリンタにて打ち出すことによりパターン制御データの
確認を容易に行うことができる。また、初期設定の場合
と同様のスイッチ操作によってパターン制御データを変
更することもでき、変更されたパターン制御データをデ
ータ転送スイッチSW22を押すことによって中央制御装
置1に返送すれば、中央制御装置1内のメモリに記憶さ
れているパターン制御データが書き替えられ、以後、変
更されたパターン制御データに基いて負荷が一括パター
ン制御される。
【0021】ここで、図1に示すように、信号線4の要
所に設けられた被接続部たるコンセント40に接続自在
にするコネクタ41aが端部に設けられた接続手段たる
コネクタ付きケーブル42を設けているので、信号線4
に接続自在で任意の位置に接続できるようになってい
る。なお、本実施形態では、データ設定器9とケーブル
42の接続もコネクタ41bおよびコンセント43によ
って接続されるようになっており、それぞれピンジャッ
クにて接続を行うようになっているが、電話線接続用の
モジュラプラグおよびモジュラコンセントを用いてコネ
クタ接続するようにしても良い。
【0022】また、本実施形態では、モードスイッチS
24を通常モードに設定して、チャンネル設定およびス
イッチ操作により、負荷の個別制御、トータルパターン
制御、フロアパターン制御、グループ制御などを行うこ
とができるようになっており、図5(a)は、各負荷を
個別制御する場合を示すものであり、チャンネルを切り
替えることにより、256回路まで制御できるようにな
っている。また、図5(b)はトータルパターンスイッ
チを押してトータルパターン制御に設定した場合を示し
ており、24パターンの制御が行えるようになってい
る。図5(c)は、フロアパターンスイッチを押してフ
ロアパターン制御に設定した場合を示しており、0〜1
5チャンネルまで各3パターンを制御することができ、
48パターンの制御が行えるようになっている。図5
(d)はグループスイッチを押してグループ制御に設定
した場合を示しており、チャンネル切り替えによって0
〜31チャンネルまでの127グループのグループ制御
が行えるようになっている。
【0023】以上のように、パターン制御データを入力
するデータ入力部9aを通常監視制御動作時に複数種の
操作スイッチとして利用できるようにするモード切換ス
イッチSW24を設けており、パターン設定用のデータ入
力部9aを通常の監視制御動作時に有効利用して複数種
の制御を行わせることによりシステム構成を簡略化でき
る。
【0024】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、中央
制御装置と、個別のアドレスが設定され信号線を介して
中央制御装置に接続され、中央制御装置から送出される
伝送信号により中央制御装置との間でデータが伝送され
る複数の端末器と、端末器の動作に関する設定データを
入力するデータ入力用手段および該データ入力用手段に
より入力された設定データを有線で送出する送出手段を
有し、中央制御装置および端末器と別体に設けられたデ
ータ設定器とを備え、信号線に対して接続自在にする接
続手段をデータ設定器に設け、該接続手段は信号線の要
所に設けられ壁面に配設された被接続部に接続自在に接
続されることを特徴とし、データ設定器は中央制御装置
及び端末器とは別体であり、データ設定器は信号線に対
して接続自在にする接続手段を有しており、この接続手
段を介して信号線の要所に設けられ壁面に配設された被
接続部に接続されるので、被接続部の設けられている所
望の場所にデータ設定器を移動させて設定データの設定
を行うことができ、設定データの設定作業を容易に行え
るという効果がある。
【0025】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、接続手段は、被接続部に接続されるコネクタが端部
に設けられたコネクタ付きケーブルからなっており、請
求項3の発明は、請求項2の発明において、コネクタが
ピンジャックコネクタからなっており、請求項4の発明
は、コネクタが電話線接続用のモジュラプラグからなっ
ているので、信号線への接続を容易に行うことができる
という効果がある。
【0026】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、通常監視制御動作時にデータ入力用手段を個別制御
やパターン制御やグループ制御の操作スイッチとして利
用できるようにするモード切り替え手段をデータ設定器
に設けているので、設定データを入力するためのデータ
入力用手段を通常の監視制御動作時に有効利用して複数
種の制御を行わせることによりシステム構成を簡略化す
ることができるという効果がある。
【0027】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、設定データを記憶するための不揮発性のデータ記憶
部をデータ設定器に設けているので、電源断時にも設定
した設定データを保存しておくことができるという効果
がある。
【0028】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、設定データをプリントアウトするデータ出力部をデ
ータ設定器に設けているので、設定した設定データをプ
リントアウトして、容易に確認することができるという
効果がある。
【0029】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、データ入力用手段を開閉自在に覆う扉をデータ設定
器本体に設けているので、データ入力用手段が誤って操
作されるのを防止することができるという効果がある。
【0030】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、データ設定器は上記接続手段により信号線を介して
中央制御装置との間でデータを授受しているので、デー
タ設定器を任意の場所に移動させて、中央制御装置との
間でデータを授受することができるという効果がある。
【0031】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、設定データが、複数の負荷をグループ毎に一括し
てオンオフさせる負荷一括制御用のグループデータのグ
ループ番号を示すグループアドレスであり、請求項11
の発明は、設定データが、複数の負荷を所望の動作状態
で一括して動作させる負荷一括制御用のパターンデータ
のパターン番号を示すパターンアドレスであるので、デ
ータ設定器を用いてグループ制御やパターン制御などの
様々な設定や操作を行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の遠隔監視制御システムに用いるデ
ータ設定器を示す斜視図である。
【図2】同上のブロック図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】(a)〜(d)は同上の設定動作を説明する説
明図である。
【図5】(a)〜(d)は同上の制御動作を説明する説
明図である。
【図6】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図7】(a)(b)は同上に用いる伝送信号の説明図
である。
【図8】遠隔監視制御システムに用いる制御用端末器の
ブロック図である。
【図9】遠隔監視制御システムに用いる監視用端末器の
ブロック図である。
【符号の説明】
9 データ設定器 40 コンセント 41a,41b コネクタ 42 コネクタ付きケーブル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央制御装置と、個別のアドレスが設定さ
    れ信号線を介して中央制御装置に接続され、中央制御装
    置から送出される伝送信号により中央制御装置との間で
    データが伝送される複数の端末器と、端末器の動作に関
    する設定データを入力するデータ入力用手段および該デ
    ータ入力用手段により入力された設定データを有線で送
    出する送出手段を有し、中央制御装置および端末器と別
    体に設けられたデータ設定器とを備え、信号線に対して
    接続自在にする接続手段をデータ設定器に設け、該接続
    手段は信号線の要所に設けられ壁面に配設された被接続
    部に接続自在に接続されることを特徴とする遠隔監視制
    御システム。
  2. 【請求項2】接続手段は、被接続部に接続されるコネク
    タが端部に設けられたコネクタ付きケーブルからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  3. 【請求項3】コネクタがピンジャックコネクタからなる
    ことを特徴とする請求項2記載の遠隔監視制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】コネクタが電話線接続用のモジュラプラグ
    からなることを特徴とする請求項2記載の遠隔監視制御
    システム。
  5. 【請求項5】通常監視制御動作時にデータ入力用手段を
    個別制御やパターン制御やグループ制御の操作スイッチ
    として利用できるようにするモード切り替え手段をデー
    タ設定器に設けたことを特徴とする請求項1記載の遠隔
    監視制御システム。
  6. 【請求項6】設定データを記憶するための不揮発性のデ
    ータ記憶部をデータ設定器に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の遠隔監視制御システム。
  7. 【請求項7】設定データをプリントアウトするデータ出
    力部をデータ設定器に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の遠隔監視制御システム。
  8. 【請求項8】データ入力用手段を開閉自在に覆う扉をデ
    ータ設定器本体に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の遠隔監視制御システム。
  9. 【請求項9】データ設定器は上記接続手段により信号線
    を介して中央制御装置との間でデータを授受することを
    特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  10. 【請求項10】設定データが、複数の負荷をグループ毎
    に一括してオンオフさせる負荷一括制御用のグループデ
    ータのグループ番号を示すグループアドレスであること
    を特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  11. 【請求項11】設定データが、複数の負荷を所望の動作
    状態で一括して動作させる負荷一括制御用のパターンデ
    ータのパターン番号を示すパターンアドレスであること
    を特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
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