JPH11355803A - 立体映像再生方法 - Google Patents
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- JPH11355803A JPH11355803A JP15503098A JP15503098A JPH11355803A JP H11355803 A JPH11355803 A JP H11355803A JP 15503098 A JP15503098 A JP 15503098A JP 15503098 A JP15503098 A JP 15503098A JP H11355803 A JPH11355803 A JP H11355803A
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- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、ノンインターレース走査方式の
１フレームに、インターレース走査方式の左眼用映像の
１フィールドと右眼用映像の１フィールドとが多重され
た後、ＭＰＥＧ符号化されることにより得られたノンイ
ンターレース走査方式の立体映像データを適切に再生す
ることができる立体映像再生方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 ＭＰＥＧ復号化部が、ＧＯＰ内の各ピク
チャに対する再生映像データを生成してＴＲに応じた表
示順序で同期信号付加部に送るとともに、同期信号付加
部に送った再生映像データに含まれている映像のフィー
ルド種類をＴＲの種類に基づいて判別してその判別結果
を同期信号付加部に送り、同期信号付加部は、ＭＰＥＧ
復号化部から送られてきた再生映像データに上記判別結
果に応じた同期信号を付加する。
１フレームに、インターレース走査方式の左眼用映像の
１フィールドと右眼用映像の１フィールドとが多重され
た後、ＭＰＥＧ符号化されることにより得られたノンイ
ンターレース走査方式の立体映像データを適切に再生す
ることができる立体映像再生方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 ＭＰＥＧ復号化部が、ＧＯＰ内の各ピク
チャに対する再生映像データを生成してＴＲに応じた表
示順序で同期信号付加部に送るとともに、同期信号付加
部に送った再生映像データに含まれている映像のフィー
ルド種類をＴＲの種類に基づいて判別してその判別結果
を同期信号付加部に送り、同期信号付加部は、ＭＰＥＧ
復号化部から送られてきた再生映像データに上記判別結
果に応じた同期信号を付加する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノンインターレ
ース走査方式の１フレームに、インターレース走査方式
の左眼用映像の１フィールドと右眼用映像の１フィール
ドとが多重された後、ＭＰＥＧ符号化されることにより
得られたノンインターレース走査方式の立体映像データ
を再生するための立体映像再生方法に関する。
ース走査方式の１フレームに、インターレース走査方式
の左眼用映像の１フィールドと右眼用映像の１フィール
ドとが多重された後、ＭＰＥＧ符号化されることにより
得られたノンインターレース走査方式の立体映像データ
を再生するための立体映像再生方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、デジタル放送システムの一例
として、６０フレーム／秒の５２５順次走査方式（ノン
インターレース走査方式）によるデジタル放送システム
（以下、このような放送を５２５Ｐ放送と呼び、この放
送による映像を５２５Ｐ映像と呼ぶことにする）が知ら
れている。
として、６０フレーム／秒の５２５順次走査方式（ノン
インターレース走査方式）によるデジタル放送システム
（以下、このような放送を５２５Ｐ放送と呼び、この放
送による映像を５２５Ｐ映像と呼ぶことにする）が知ら
れている。
【０００３】このような５２５Ｐ放送システムについて
は、例えば、１９９６年２月２７日発表のテレビジョン
学会技術報告第２０巻第１３号の第２５頁〜第３０頁の
浦野その他による「５２５順次走査信号対応ＣＳデジタ
ル放送システムの開発」に詳しく記載されているので、
ここではその詳細を省略する。
は、例えば、１９９６年２月２７日発表のテレビジョン
学会技術報告第２０巻第１３号の第２５頁〜第３０頁の
浦野その他による「５２５順次走査信号対応ＣＳデジタ
ル放送システムの開発」に詳しく記載されているので、
ここではその詳細を省略する。
【０００４】本出願人は、５２５Ｐ映像の１フレームを
上下２つのブロックに分割し、これらの２つのブロック
のそれぞれに、２チャンネルの６０フィールド／秒の飛
び越し走査（インターレース走査方式）の映像（以下、
５２５ｉ映像と呼ぶことにする）を嵌め込むことによ
り、２チャンネルの５２５ｉ映像を１チャンネルの５２
５Ｐ映像に変換して伝送する方式を開発した（ただし、
公知ではない）。この方式を利用すると、右眼用の５２
５ｉ映像と左眼用の５２５ｉ映像とを、１チャンネルの
５２５Ｐ映像に変換して伝送でき、立体放送用映像デー
タを伝送できるようになる。
上下２つのブロックに分割し、これらの２つのブロック
のそれぞれに、２チャンネルの６０フィールド／秒の飛
び越し走査（インターレース走査方式）の映像（以下、
５２５ｉ映像と呼ぶことにする）を嵌め込むことによ
り、２チャンネルの５２５ｉ映像を１チャンネルの５２
５Ｐ映像に変換して伝送する方式を開発した（ただし、
公知ではない）。この方式を利用すると、右眼用の５２
５ｉ映像と左眼用の５２５ｉ映像とを、１チャンネルの
５２５Ｐ映像に変換して伝送でき、立体放送用映像デー
タを伝送できるようになる。
【０００５】つまり、図６に示すように、７０４画素×
４８０ラインの５２５Ｐ映像１００の１フレームを上下
２つのブロックＢ１、Ｂ２に分割し、一方のブロックＢ
１に７０４画素×２４０ラインの左眼用の５２５ｉ映像
Ｌの１フィールドを嵌め込み、他方のブロックＢ２に７
０４画素×２４０ラインの右眼用の５２５ｉ映像Ｒの１
フィールドを嵌め込む。
４８０ラインの５２５Ｐ映像１００の１フレームを上下
２つのブロックＢ１、Ｂ２に分割し、一方のブロックＢ
１に７０４画素×２４０ラインの左眼用の５２５ｉ映像
Ｌの１フィールドを嵌め込み、他方のブロックＢ２に７
０４画素×２４０ラインの右眼用の５２５ｉ映像Ｒの１
フィールドを嵌め込む。
【０００６】図７は、このような立体放送用映像データ
の生成装置を示している。
の生成装置を示している。
【０００７】立体放送用映像データの生成装置は、ノン
インタレース走査方式対応の左眼映像撮像用のカメラ１
０１と、ノンインタレース走査方式対応の右目映像撮像
用のカメラ１０２と、フレームメモリ装置１０３と、Ｍ
ＰＥＧエンコーダ１０４とを備えている。カメラ１０１
とカメラ１０２とは、同期運転されている。
インタレース走査方式対応の左眼映像撮像用のカメラ１
０１と、ノンインタレース走査方式対応の右目映像撮像
用のカメラ１０２と、フレームメモリ装置１０３と、Ｍ
ＰＥＧエンコーダ１０４とを備えている。カメラ１０１
とカメラ１０２とは、同期運転されている。
【０００８】フレームメモリ装置１０３は、図示しない
２つのフィールドメモリを含んでいる。フレームメモリ
装置１０３は、カメラ１０１から送られてきた左眼用映
像データＬを一方のフィールドメモリに書き込み、カメ
ラ１０２から送られてきた右眼用映像データＲを他方の
フィールドメモリに書き込む。そして、各フィールドメ
モリから、左眼用映像データＬおよび右眼用映像データ
Ｒを、書き込み速度の２倍の速度で読み出すことによ
り、図６に１００で示すような５２５Ｐの映像データを
生成する。
２つのフィールドメモリを含んでいる。フレームメモリ
装置１０３は、カメラ１０１から送られてきた左眼用映
像データＬを一方のフィールドメモリに書き込み、カメ
ラ１０２から送られてきた右眼用映像データＲを他方の
フィールドメモリに書き込む。そして、各フィールドメ
モリから、左眼用映像データＬおよび右眼用映像データ
Ｒを、書き込み速度の２倍の速度で読み出すことによ
り、図６に１００で示すような５２５Ｐの映像データを
生成する。
【０００９】左眼用映像データＬおよび右眼用映像デー
タＲの水平同期周波数ＦＨを１５．７５ｋＨｚ、垂直同
期周波数ＦＶを６０Ｈｚとし、フィールドメモリへの書
き込み周波数をＦＨとし、読み出し周波数を２ＦＨとす
ると、水平同期周波数が３１．５ｋＨｚ、垂直同期周波
数ＦＶを６０Ｈｚの５２５Ｐの映像が得られる。
タＲの水平同期周波数ＦＨを１５．７５ｋＨｚ、垂直同
期周波数ＦＶを６０Ｈｚとし、フィールドメモリへの書
き込み周波数をＦＨとし、読み出し周波数を２ＦＨとす
ると、水平同期周波数が３１．５ｋＨｚ、垂直同期周波
数ＦＶを６０Ｈｚの５２５Ｐの映像が得られる。
【００１０】このようにして得られた５２５Ｐの映像デ
ータは、ＭＰＥＧエンコーダ１０４に送られる。ＭＰＥ
Ｇエンコーダ１０４は、ＧＯＰ（Group of Picture) 構
造にしたがって、ＭＰＥＧ符号化（圧縮）する。
ータは、ＭＰＥＧエンコーダ１０４に送られる。ＭＰＥ
Ｇエンコーダ１０４は、ＧＯＰ（Group of Picture) 構
造にしたがって、ＭＰＥＧ符号化（圧縮）する。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして得ら
れた立体放送用映像データを放送する場合には、奇数フ
ィールドの左眼用映像と右眼用映像とを含む５２５Ｐ映
像の１フレームと、偶数フィールドの左眼用映像と右眼
用映像とを含む５２５Ｐ映像の１フレームとが交互に送
信されることになる。
れた立体放送用映像データを放送する場合には、奇数フ
ィールドの左眼用映像と右眼用映像とを含む５２５Ｐ映
像の１フレームと、偶数フィールドの左眼用映像と右眼
用映像とを含む５２５Ｐ映像の１フレームとが交互に送
信されることになる。
【００１２】一方、受信機側においては、受信した１チ
ャンネルの５２５Ｐ映像を、２チャンネルの５２５ｉの
映像（左眼用映像と右眼用映像）に戻した後、各５２５
ｉの映像に対して、奇数フィールドまたは偶数フィール
ドに応じて適切な同期信号を付加する必要がある。フィ
ールドの種類を間違って、同期信号を付加した場合に
は、ディスプレイ表示時に走査線が上下で反転してしま
うことになる。
ャンネルの５２５Ｐ映像を、２チャンネルの５２５ｉの
映像（左眼用映像と右眼用映像）に戻した後、各５２５
ｉの映像に対して、奇数フィールドまたは偶数フィール
ドに応じて適切な同期信号を付加する必要がある。フィ
ールドの種類を間違って、同期信号を付加した場合に
は、ディスプレイ表示時に走査線が上下で反転してしま
うことになる。
【００１３】しかしながら、受信機側で受信した５２５
Ｐ映像はノンインターレース走査方式の映像であるた
め、５２５Ｐ映像から分離した５２５ｉの映像のフィー
ルドの種類を判別できないという問題がある。
Ｐ映像はノンインターレース走査方式の映像であるた
め、５２５Ｐ映像から分離した５２５ｉの映像のフィー
ルドの種類を判別できないという問題がある。
【００１４】この発明は、ノンインターレース走査方式
の１フレームに、インターレース走査方式の左眼用映像
の１フィールドと右眼用映像の１フィールドとが多重さ
れた後、ＭＰＥＧ符号化されることにより得られたノン
インターレース走査方式の立体映像データを適切に再生
することができる立体映像再生方法を提供することを目
的とする。
の１フレームに、インターレース走査方式の左眼用映像
の１フィールドと右眼用映像の１フィールドとが多重さ
れた後、ＭＰＥＧ符号化されることにより得られたノン
インターレース走査方式の立体映像データを適切に再生
することができる立体映像再生方法を提供することを目
的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】この発明による立体映像
再生方法は、ノンインターレース走査方式の１フレーム
に、インターレース走査方式の左眼用映像の１フィール
ドと右眼用映像の１フィールドとが多重された後、ＭＰ
ＥＧ符号化されることにより得られたノンインターレー
ス走査方式の立体映像データを再生するための立体映像
再生方法において、ＭＰＥＧ符号化後のＧＯＰ内のピク
チャ数を偶数とするとともに、ＭＰＥＧ符号化後のＧＯ
Ｐ内の各ピクチャに付加される表示順序を示すＴＲが奇
数であるか偶数であるかというＴＲの種類と、各ピクチ
ャに含まれている映像のフィールド種類とを予め関連付
けておき、立体映像再生時においては、ＭＰＥＧ復号化
部が、ＧＯＰ内の各ピクチャに対する再生映像データを
生成してＴＲに応じた表示順序で同期信号付加部に送る
とともに、同期信号付加部に送った再生映像データに含
まれている映像のフィールド種類をＴＲの種類に基づい
て判別してその判別結果を同期信号付加部に送り、同期
信号付加部は、ＭＰＥＧ復号化部から送られてきた再生
映像データに上記判別結果に応じた同期信号を付加する
ことを特徴とする。
再生方法は、ノンインターレース走査方式の１フレーム
に、インターレース走査方式の左眼用映像の１フィール
ドと右眼用映像の１フィールドとが多重された後、ＭＰ
ＥＧ符号化されることにより得られたノンインターレー
ス走査方式の立体映像データを再生するための立体映像
再生方法において、ＭＰＥＧ符号化後のＧＯＰ内のピク
チャ数を偶数とするとともに、ＭＰＥＧ符号化後のＧＯ
Ｐ内の各ピクチャに付加される表示順序を示すＴＲが奇
数であるか偶数であるかというＴＲの種類と、各ピクチ
ャに含まれている映像のフィールド種類とを予め関連付
けておき、立体映像再生時においては、ＭＰＥＧ復号化
部が、ＧＯＰ内の各ピクチャに対する再生映像データを
生成してＴＲに応じた表示順序で同期信号付加部に送る
とともに、同期信号付加部に送った再生映像データに含
まれている映像のフィールド種類をＴＲの種類に基づい
て判別してその判別結果を同期信号付加部に送り、同期
信号付加部は、ＭＰＥＧ復号化部から送られてきた再生
映像データに上記判別結果に応じた同期信号を付加する
ことを特徴とする。
【００１６】同期信号付加部は、具体的には、上記判別
結果が奇数フィールドである場合には、再生映像データ
に含まれている左眼用映像データに左眼奇数フィールド
の同期信号を付加し、再生映像データに含まれている右
眼用映像データに右眼奇数フィールドの同期信号を付加
し、上記判別結果が偶数フィールドである場合には、再
生映像に含まれている左眼用映像に左眼偶数フィールド
の同期信号を付加し、再生映像に含まれている右眼用映
像に右眼偶数フィールドの同期信号を付加する。
結果が奇数フィールドである場合には、再生映像データ
に含まれている左眼用映像データに左眼奇数フィールド
の同期信号を付加し、再生映像データに含まれている右
眼用映像データに右眼奇数フィールドの同期信号を付加
し、上記判別結果が偶数フィールドである場合には、再
生映像に含まれている左眼用映像に左眼偶数フィールド
の同期信号を付加し、再生映像に含まれている右眼用映
像に右眼偶数フィールドの同期信号を付加する。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
をデジタル放送受信機に適用した場合の実施の形態につ
いて説明する。
をデジタル放送受信機に適用した場合の実施の形態につ
いて説明する。
【００１８】図３は、図７の立体放送用映像データ生成
装置によって生成された立体放送用映像データのＧＯＰ
（Group of Picture) 構造を示している。
装置によって生成された立体放送用映像データのＧＯＰ
（Group of Picture) 構造を示している。
【００１９】ＭＰＥＧ符号化では、動き補償予測、ＤＣ
Ｔおよびエントロピー符号化が採用されており、フレー
ムの種類は図３に示すように、時間軸の予測方法によっ
て、Ｉピクチャ、Ｐピクチャ、Ｂピクチャの３種類に分
類される。Ｉピクチャは、フレーム内符号化映像であ
り、Ｉピクチャデータ単独で、１枚のフレームを再構成
することが可能である。
Ｔおよびエントロピー符号化が採用されており、フレー
ムの種類は図３に示すように、時間軸の予測方法によっ
て、Ｉピクチャ、Ｐピクチャ、Ｂピクチャの３種類に分
類される。Ｉピクチャは、フレーム内符号化映像であ
り、Ｉピクチャデータ単独で、１枚のフレームを再構成
することが可能である。
【００２０】Ｐピクチャは時間的に先のＩピクチャまた
はＰピクチャから予測されるフレーム間予測符号化映像
であり、Ｂピクチャは時間的に後および先のＩピクチャ
およびＰピクチャから予測されるフレーム間予測符号化
映像である。このため、Ｐ、Ｂの両ピクチャを再構成す
るためには、それらの予測の元になるフレームのデータ
が必要となる。
はＰピクチャから予測されるフレーム間予測符号化映像
であり、Ｂピクチャは時間的に後および先のＩピクチャ
およびＰピクチャから予測されるフレーム間予測符号化
映像である。このため、Ｐ、Ｂの両ピクチャを再構成す
るためには、それらの予測の元になるフレームのデータ
が必要となる。
【００２１】このような理由から、ＭＰＥＧ符号化で
は、図３に示すように、ＭＰＥＧエンコード後のピクチ
ャの順番（ＧＯＰ内のピクチャの順番）と、原映像のピ
クチャの順番（表示順序）とが異なっている。そこで、
ＧＯＰ内の各ピクチャには、ＧＯＰ毎のデコード後の表
示順序を表すＴＲ（Temporal Reference) が付加されて
いる。
は、図３に示すように、ＭＰＥＧエンコード後のピクチ
ャの順番（ＧＯＰ内のピクチャの順番）と、原映像のピ
クチャの順番（表示順序）とが異なっている。そこで、
ＧＯＰ内の各ピクチャには、ＧＯＰ毎のデコード後の表
示順序を表すＴＲ（Temporal Reference) が付加されて
いる。
【００２２】この実施の形態では、立体放送用映像デー
タ生成装置側において、次の条件（ａ）、（ｂ）を満た
すように、立体放送用映像データが生成されているもの
とする。
タ生成装置側において、次の条件（ａ）、（ｂ）を満た
すように、立体放送用映像データが生成されているもの
とする。
【００２３】（ａ） ＭＰＥＧ符号化後のＧＯＰを構成
するピクチャ数Ｎは偶数であること。 （ｂ） ＭＰＥＧエンコード時に、ＧＯＰ内の各ピクチ
ャに付加される表示順序を示すＴＲが奇数であるか偶数
であるかというＴＲの種類と、各ピクチャに含まれてい
る映像のフィールドの種類とを関連づけておくこと。た
とえば、ＴＲを０〜（Ｎ−１）とすると、ＴＲ＝０のピ
クチャに、偶数フィールドの左眼用映像および右眼用映
像が多重された５２５Ｐの映像データが、ＧＯＰ内の表
示順序の先頭（Ｔ＝０）となるようにＭＰＥＧエンコー
ドすること。
するピクチャ数Ｎは偶数であること。 （ｂ） ＭＰＥＧエンコード時に、ＧＯＰ内の各ピクチ
ャに付加される表示順序を示すＴＲが奇数であるか偶数
であるかというＴＲの種類と、各ピクチャに含まれてい
る映像のフィールドの種類とを関連づけておくこと。た
とえば、ＴＲを０〜（Ｎ−１）とすると、ＴＲ＝０のピ
クチャに、偶数フィールドの左眼用映像および右眼用映
像が多重された５２５Ｐの映像データが、ＧＯＰ内の表
示順序の先頭（Ｔ＝０）となるようにＭＰＥＧエンコー
ドすること。
【００２４】図４は、一般的な５２５Ｐ映像のフォーマ
ットを示している。一般的な５２５Ｐ映像のフォーマッ
トでは、各フレームに付加される水平同期信号は全て同
じである。
ットを示している。一般的な５２５Ｐ映像のフォーマッ
トでは、各フレームに付加される水平同期信号は全て同
じである。
【００２５】図５は、立体放送用映像のフォーマットを
示している。立体放送用映像のフォーマットでは、５２
５Ｐ映像の１フレームが、垂直同期信号によって２フィ
ールドに分けられる。そして、各フィールドに付加され
る水平同期信号の種類には、奇数フィールドと偶数フィ
ールドとのフォーマットがある。つまり、立体映像のフ
ォーマットでは、付加される同期信号の種類として、左
眼用偶数フィールド、右眼用偶数フィールド、左眼用奇
数フィールドおよび右眼用奇数フィールドの４種類があ
る。
示している。立体放送用映像のフォーマットでは、５２
５Ｐ映像の１フレームが、垂直同期信号によって２フィ
ールドに分けられる。そして、各フィールドに付加され
る水平同期信号の種類には、奇数フィールドと偶数フィ
ールドとのフォーマットがある。つまり、立体映像のフ
ォーマットでは、付加される同期信号の種類として、左
眼用偶数フィールド、右眼用偶数フィールド、左眼用奇
数フィールドおよび右眼用奇数フィールドの４種類があ
る。
【００２６】図１は、デジタル放送受信機のデコードブ
ロックを示している。
ロックを示している。
【００２７】アンテナによって受信された信号は、チュ
ーナ部および伝送路復号部によって、デジタル復調、エ
ラー訂正処理等が行われる。そして、分離ブロックによ
って映像データと音声データとに分離され、分離された
ＭＰＥＧ映像データがデコードブロックに送られる。こ
の例では、たとえば、図２（ａ）に示すような順番でＧ
ＯＰを構成するＭＰＥＧ映像データが送られてくる。
ーナ部および伝送路復号部によって、デジタル復調、エ
ラー訂正処理等が行われる。そして、分離ブロックによ
って映像データと音声データとに分離され、分離された
ＭＰＥＧ映像データがデコードブロックに送られる。こ
の例では、たとえば、図２（ａ）に示すような順番でＧ
ＯＰを構成するＭＰＥＧ映像データが送られてくる。
【００２８】デコード処理部１では、送られてきたＭＰ
ＥＧ映像データをＭＰＥＧデコードし、メモリ２に一時
的に蓄積される。メモリ２に蓄積された再生映像のう
ち、ＩピクチャおよびＰピクチャに対する再生映像デー
タは、ＢピクチャまたはＰピクチャの再生映像を生成す
るための参照映像として用いられる。
ＥＧ映像データをＭＰＥＧデコードし、メモリ２に一時
的に蓄積される。メモリ２に蓄積された再生映像のう
ち、ＩピクチャおよびＰピクチャに対する再生映像デー
タは、ＢピクチャまたはＰピクチャの再生映像を生成す
るための参照映像として用いられる。
【００２９】メモリ２に蓄積された各ピクチャの再生映
像データは、デコード処理部１により、再生前のＭＰＥ
Ｇ映像データに付加されている表示順序を表すＴＲに基
づいて、原映像の順番で読み出され、同期信号付加部３
に出力される。つまり、図２（ｂ）に示すような順番
で、左眼用映像と右目用映像とを含む各再生映像データ
が、同期信号付加部３に出力される。
像データは、デコード処理部１により、再生前のＭＰＥ
Ｇ映像データに付加されている表示順序を表すＴＲに基
づいて、原映像の順番で読み出され、同期信号付加部３
に出力される。つまり、図２（ｂ）に示すような順番
で、左眼用映像と右目用映像とを含む各再生映像データ
が、同期信号付加部３に出力される。
【００３０】再生映像データが同期信号付加部３に送ら
れる際には、デコード処理部１は、再生前のＭＰＥＧ映
像データに付加されている表示順序を表すＴＲに基づい
て、同期信号付加部３に送られる再生映像に含まれてい
る左眼用映像および右眼用映像が偶数フィールドの映像
であるか奇数フィールドの映像であるかを示すＯＥ判別
信号を同期信号付加部３に送る。
れる際には、デコード処理部１は、再生前のＭＰＥＧ映
像データに付加されている表示順序を表すＴＲに基づい
て、同期信号付加部３に送られる再生映像に含まれてい
る左眼用映像および右眼用映像が偶数フィールドの映像
であるか奇数フィールドの映像であるかを示すＯＥ判別
信号を同期信号付加部３に送る。
【００３１】つまり、この例では、同期信号付加部３に
送られる再生映像データに対応するＴＲが偶数（０、２
…、（Ｎ−２））であれば、偶数フィールドの映像であ
ることを示すＯＥ判別信号が同期信号付加部３に送ら
れ、同期信号付加部３に送られる再生映像データに対応
するＴＲが奇数（１、３…、（Ｎ−１））であれば、奇
数フィールドの映像であることを示すＯＥ判別信号が同
期信号付加部３に送られる。
送られる再生映像データに対応するＴＲが偶数（０、２
…、（Ｎ−２））であれば、偶数フィールドの映像であ
ることを示すＯＥ判別信号が同期信号付加部３に送ら
れ、同期信号付加部３に送られる再生映像データに対応
するＴＲが奇数（１、３…、（Ｎ−１））であれば、奇
数フィールドの映像であることを示すＯＥ判別信号が同
期信号付加部３に送られる。
【００３２】より具体的には、ＴＲが１０ビットの２進
数で表されている場合には、同期信号付加部３に送られ
る再生映像データに対応するＴＲの最下位ビットが０で
あれば、偶数フィールドの映像であることを示すＯＥ判
別信号が同期信号付加部３に送られ、同期信号付加部３
に送られる再生映像データに対応するＴＲの最下位ビッ
トが１であれば、奇数フィールドの映像であることを示
すＯＥ判別信号が同期信号付加部３に送られる。
数で表されている場合には、同期信号付加部３に送られ
る再生映像データに対応するＴＲの最下位ビットが０で
あれば、偶数フィールドの映像であることを示すＯＥ判
別信号が同期信号付加部３に送られ、同期信号付加部３
に送られる再生映像データに対応するＴＲの最下位ビッ
トが１であれば、奇数フィールドの映像であることを示
すＯＥ判別信号が同期信号付加部３に送られる。
【００３３】同期信号付加部３は、再生映像データと偶
数フィールドを示すＯＥ判別信号とが送られてきたとき
には、図２（ｃ）に示すように、その再生映像データの
最初の２４０ライン分（上半分）の映像データには、左
眼偶数フィールドの同期信号（垂直および水平同期信
号）を付加し、残りの２４０ライン分（下半分）には右
眼偶数フィールドの同期信号（垂直および水平同期信
号）を付加する。
数フィールドを示すＯＥ判別信号とが送られてきたとき
には、図２（ｃ）に示すように、その再生映像データの
最初の２４０ライン分（上半分）の映像データには、左
眼偶数フィールドの同期信号（垂直および水平同期信
号）を付加し、残りの２４０ライン分（下半分）には右
眼偶数フィールドの同期信号（垂直および水平同期信
号）を付加する。
【００３４】また、同期信号付加部３は、再生映像デー
タと奇数フィールドを示すＯＥ判別信号とが送られてき
たときには、図２（ｃ）に示すように、その再生映像デ
ータの最初の２４０ライン分（上半分）の映像データに
は、左眼奇数フィールドの同期信号を付加し、残りの２
４０ライン分（下半分）には右眼奇数フィールドの同期
信号を付加する。
タと奇数フィールドを示すＯＥ判別信号とが送られてき
たときには、図２（ｃ）に示すように、その再生映像デ
ータの最初の２４０ライン分（上半分）の映像データに
は、左眼奇数フィールドの同期信号を付加し、残りの２
４０ライン分（下半分）には右眼奇数フィールドの同期
信号を付加する。
【００３５】同期信号付加部３によって同期信号が付加
された再生映像データは、Ｄ／Ａ変換器４によってアナ
ログの映像信号に変換された後、図示しない表示装置に
出力される。
された再生映像データは、Ｄ／Ａ変換器４によってアナ
ログの映像信号に変換された後、図示しない表示装置に
出力される。
【００３６】上記実施の形態では、偶数フィールドの右
眼用映像および左眼用映像が多重された５２５Ｐの映像
データが、ＧＯＰ内の表示順序の先頭（Ｔ＝０）となる
ようにＭＰＥＧエンコードしているが、奇数フィールド
の右眼用映像および左眼用映像が多重された５２５Ｐの
映像データが、ＧＯＰ内の表示順序の先頭（Ｔ＝０）と
なるようにＭＰＥＧエンコードするようにしてもよい。
眼用映像および左眼用映像が多重された５２５Ｐの映像
データが、ＧＯＰ内の表示順序の先頭（Ｔ＝０）となる
ようにＭＰＥＧエンコードしているが、奇数フィールド
の右眼用映像および左眼用映像が多重された５２５Ｐの
映像データが、ＧＯＰ内の表示順序の先頭（Ｔ＝０）と
なるようにＭＰＥＧエンコードするようにしてもよい。
【００３７】この場合には、同期信号付加部３に送られ
る再生映像データに対応するＴＲが偶数であれば、奇数
フィールドの映像であることを示すＯＥ判別信号が同期
信号付加部３に送られ、同期信号付加部３に送られる再
生映像データに対応するＴＲが奇数であれば、偶数フィ
ールドの映像であることを示すＯＥ判別信号が同期信号
付加部３に送られる。
る再生映像データに対応するＴＲが偶数であれば、奇数
フィールドの映像であることを示すＯＥ判別信号が同期
信号付加部３に送られ、同期信号付加部３に送られる再
生映像データに対応するＴＲが奇数であれば、偶数フィ
ールドの映像であることを示すＯＥ判別信号が同期信号
付加部３に送られる。
【００３８】
【発明の効果】この発明によれば、ノンインターレース
走査方式の１フレームに、インターレース走査方式の左
眼用映像の１フィールドと右眼用映像の１フィールドと
が多重された後、ＭＰＥＧ符号化されることにより得ら
れたノンインターレース走査方式の立体映像データを適
切に再生することができるようになる。
走査方式の１フレームに、インターレース走査方式の左
眼用映像の１フィールドと右眼用映像の１フィールドと
が多重された後、ＭＰＥＧ符号化されることにより得ら
れたノンインターレース走査方式の立体映像データを適
切に再生することができるようになる。
【図１】デジタル放送受信機のデコードブロックの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図２】デコードブロックの動作を示すためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図３】ＧＯＰ構造内の各ピクチャと、その再生映像の
表示順序とを示す模式図である。
表示順序とを示す模式図である。
【図４】一般的な５２５Ｐ映像のフォーマットを示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図５】立体放送用映像のフォーマットを示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図６】立体放送用映像データの生成方法を示す模式図
である。
である。
【図７】立体放送用映像データの生成装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
１ デコード処理部 ２ メモリ ３ 同期信号付加部
Claims (2)
- 【請求項１】 ノンインターレース走査方式の１フレー
ムに、インターレース走査方式の左眼用映像の１フィー
ルドと右眼用映像の１フィールドとが多重された後、Ｍ
ＰＥＧ符号化されることにより得られたノンインターレ
ース走査方式の立体映像データを再生するための立体映
像再生方法において、 ＭＰＥＧ符号化後のＧＯＰ内のピクチャ数を偶数とする
とともに、ＭＰＥＧ符号化後のＧＯＰ内の各ピクチャに
付加される表示順序を示すＴＲが奇数であるか偶数であ
るかというＴＲの種類と、各ピクチャに含まれている映
像のフィールド種類とを予め関連付けておき、 立体映像再生時においては、ＭＰＥＧ復号化部が、ＧＯ
Ｐ内の各ピクチャに対する再生映像データを生成してＴ
Ｒに応じた表示順序で同期信号付加部に送るとともに、
同期信号付加部に送った再生映像データに含まれている
映像のフィールド種類をＴＲの種類に基づいて判別して
その判別結果を同期信号付加部に送り、同期信号付加部
は、ＭＰＥＧ復号化部から送られてきた再生映像データ
に上記判別結果に応じた同期信号を付加することを特徴
とする立体映像再生方法。 - 【請求項２】 同期信号付加部は、上記判別結果が奇数
フィールドである場合には、再生映像データに含まれて
いる左眼用映像データに左眼奇数フィールドの同期信号
を付加し、再生映像データに含まれている右眼用映像デ
ータに右眼奇数フィールドの同期信号を付加し、上記判
別結果が偶数フィールドである場合には、再生映像に含
まれている左眼用映像に左眼偶数フィールドの同期信号
を付加し、再生映像に含まれている右眼用映像に右眼偶
数フィールドの同期信号を付加することを特徴とする請
求項１に記載の立体映像再生方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15503098A JP3475081B2 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 立体映像再生方法 |
| EP19990110586 EP0969676A3 (en) | 1998-06-03 | 1999-06-01 | Digital broadcasting receiver and digital broadcasting system |
| US09/324,730 US6618437B1 (en) | 1998-06-03 | 1999-06-03 | Digital broadcasting receiver and digital broadcasting system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15503098A JP3475081B2 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 立体映像再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11355803A true JPH11355803A (ja) | 1999-12-24 |
| JP3475081B2 JP3475081B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=15597146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15503098A Expired - Fee Related JP3475081B2 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 立体映像再生方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6618437B1 (ja) |
| EP (1) | EP0969676A3 (ja) |
| JP (1) | JP3475081B2 (ja) |
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| JP2013514742A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | シリコン イメージ，インコーポレイテッド | ３次元ビデオコンテンツの送信及び処理 |
| JP5454569B2 (ja) * | 2009-11-18 | 2014-03-26 | 株式会社Ｊｖｃケンウッド | 立体映像データ処理装置および立体映像データ処理方法 |
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| US8812706B1 (en) | 2001-09-06 | 2014-08-19 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for compensating for mismatched delays in signals of a mobile display interface (MDDI) system |
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| CN101194482B (zh) | 2003-08-13 | 2015-11-25 | 高通股份有限公司 | 一种使通信系统中的主机与客户机间读写至少一个寄存器的方法与系统 |
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| CN1894931A (zh) | 2003-10-15 | 2007-01-10 | 高通股份有限公司 | 高数据速率接口 |
| AU2004307162A1 (en) | 2003-10-29 | 2005-05-12 | Qualcomm Incorporated | High data rate interface |
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| WO2005053272A1 (en) | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Qualcomm Incorporated | High data rate interface with improved link synchronization |
| EP2247068B1 (en) | 2003-12-08 | 2013-09-25 | Qualcomm Incorporated | High data rate interface with improved link synchronization |
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| WO2005091593A1 (en) | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Qualcomm Incorporated | High data rate interface apparatus and method |
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1998
- 1998-06-03 JP JP15503098A patent/JP3475081B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-06-01 EP EP19990110586 patent/EP0969676A3/en not_active Withdrawn
- 1999-06-03 US US09/324,730 patent/US6618437B1/en not_active Expired - Lifetime
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