JP3410467B2 - 画像信号の伝送方法および受信機 - Google Patents
画像信号の伝送方法および受信機Info
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- Television Systems (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
原特許出願（ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号
明細書）は、大きな帯域幅の時間的および空間的（場所
的）に高分解能の画像信号を比較的狭い帯域幅の２つの
伝送チャネルを介して伝送するための伝送系から出発し
ている。ここで第１伝送チャネルは比較的低い空間的な
分解能を有するが比較的高い時間的な分解能を有してい
る第１規格の画像信号を伝送しかつ第２伝送チャネルは
空間的には高分解能だが、時間的には低分解能の画像信
号を伝送する。
明細書）は、大きな帯域幅の時間的および空間的（場所
的）に高分解能の画像信号を比較的狭い帯域幅の２つの
伝送チャネルを介して伝送するための伝送系から出発し
ている。ここで第１伝送チャネルは比較的低い空間的な
分解能を有するが比較的高い時間的な分解能を有してい
る第１規格の画像信号を伝送しかつ第２伝送チャネルは
空間的には高分解能だが、時間的には低分解能の画像信
号を伝送する。
上記の原特許出願に記載の発明の課題は、既存の帯域
制限された伝送チャネルにおいて受信機側で１つのチャ
ネルしか受信しない場合でも画像情報の再構築を可能に
する、高分解能のテレビジョン信号に対する伝送方法並
びに受信機を提供することである。
制限された伝送チャネルにおいて受信機側で１つのチャ
ネルしか受信しない場合でも画像情報の再構築を可能に
する、高分解能のテレビジョン信号に対する伝送方法並
びに受信機を提供することである。
送信機側において場所的および時間的に高分解能のHD
TV信号が２つの信号に分割される。第１信号は空間的に
は低い分解能であるが、時間的に高い分解能を有してお
りかつ相応のコーティングによって標準テレビジョン信
号、例えばPAL,Secam,NTSCまたはD2−MACに変換するか
またはデータリダクションし或いはせずにデジタルに変
換しかつ帯域制限された第１チャネルを介して伝送す
る。
TV信号が２つの信号に分割される。第１信号は空間的に
は低い分解能であるが、時間的に高い分解能を有してお
りかつ相応のコーティングによって標準テレビジョン信
号、例えばPAL,Secam,NTSCまたはD2−MACに変換するか
またはデータリダクションし或いはせずにデジタルに変
換しかつ帯域制限された第１チャネルを介して伝送す
る。
第２の信号は、空間的に高い分解能であるが、時間的
には低い分解能を有している。このことは例えば、画
像、有利にはフレームを１つおきに省略することによっ
て実現することができる。相応のエンコーダによってそ
れを例えばHD−MAC信号に変換するかまたはそのまま、
データリダクションして或いはせずにデジタルで帯域制
限された第２のチャネルを介して伝送することができ
る。
には低い分解能を有している。このことは例えば、画
像、有利にはフレームを１つおきに省略することによっ
て実現することができる。相応のエンコーダによってそ
れを例えばHD−MAC信号に変換するかまたはそのまま、
データリダクションして或いはせずにデジタルで帯域制
限された第２のチャネルを介して伝送することができ
る。
第１チャネルを用いて受信機側において、空間的には
低くかつ時間的には高い分解能の完全な画像信号が受信
可能である。
低くかつ時間的には高い分解能の完全な画像信号が受信
可能である。
第２チャネルを介して、従来技術に比して、時間的に
低くかつ空間的に高い分解能の完全な画像信号が受信可
能であり、この画像から適当なデコーディングおよび画
像再生手段によって、以下HD信号と称する相応の空間的
に高分解能の画像信号が再構築可能である。
低くかつ空間的に高い分解能の完全な画像信号が受信可
能であり、この画像から適当なデコーディングおよび画
像再生手段によって、以下HD信号と称する相応の空間的
に高分解能の画像信号が再構築可能である。
再生手段は、受信機側において画像の省略によって殊
に動画シーンにおいて消失した情報をほぼ再構築するた
めに用いられる。
に動画シーンにおいて消失した情報をほぼ再構築するた
めに用いられる。
完全なHDTV信号を再生するために、受信機側において
２つのチャネルを評価すべきである。このために殊にダ
イナミック画像内容においてHD画像の再構築の際に第１
のチャネルの時間的に高分解能の画像情報が用いられ
る。
２つのチャネルを評価すべきである。このために殊にダ
イナミック画像内容においてHD画像の再構築の際に第１
のチャネルの時間的に高分解能の画像情報が用いられ
る。
即ち従来の伝送系とコンパチブルはHDTV伝送系があ
り、そこでは第１チャネルは今日のテレビジョン規格に
相応する分解能を有する画像信号を供給しかつ第２チャ
ネルは空間的に高分解能の完全な画像信号を送出する。
り、そこでは第１チャネルは今日のテレビジョン規格に
相応する分解能を有する画像信号を供給しかつ第２チャ
ネルは空間的に高分解能の完全な画像信号を送出する。
ここで本発明の課題は、第２の伝送チャネルを介して
も、少なくともHDTV画像の高い空間的な分解能を有して
いるHDTVに類似した伝送を保証する可能性を提供するこ
とである。
も、少なくともHDTV画像の高い空間的な分解能を有して
いるHDTVに類似した伝送を保証する可能性を提供するこ
とである。
この課題は請求項１に記載の構成によって解決され
る。
る。
また請求項２には択一的な解決法が記載されている。
請求項３から７には、請求項１または２に記載の方法
を実施するための有利な受信機が記載されている。
を実施するための有利な受信機が記載されている。
ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明細書から、
エンコーダにおいて動きベクトルを求めかつ伝送するこ
とが公知である。しかしチャネル容量は制限されている
ので、動きベクトルは任意の精度で伝送できないかもし
くは制限された値でしか伝送することができない。しか
し改良された受信機において、有利には伝送された動き
ベクトルを利用して比較的正確な動きベクトルを形成す
ることができる。
エンコーダにおいて動きベクトルを求めかつ伝送するこ
とが公知である。しかしチャネル容量は制限されている
ので、動きベクトルは任意の精度で伝送できないかもし
くは制限された値でしか伝送することができない。しか
し改良された受信機において、有利には伝送された動き
ベクトルを利用して比較的正確な動きベクトルを形成す
ることができる。
受信機が第１伝送チャネルのアナログ信号を第２チャ
ネルからのデジタル信号と合成するとき、信号は相互に
適合していなければならない。信号が２つの別個のチャ
ネルを介して伝送されるとき、殊にそのレベルおよびそ
の位相位置は整合されていなければならない。この目的
のためにアナログチャネルにおける評価のためにデジタ
ル信号はレベルおよび位相位置に対する基準信号を含む
ことができる。
ネルからのデジタル信号と合成するとき、信号は相互に
適合していなければならない。信号が２つの別個のチャ
ネルを介して伝送されるとき、殊にそのレベルおよびそ
の位相位置は整合されていなければならない。この目的
のためにアナログチャネルにおける評価のためにデジタ
ル信号はレベルおよび位相位置に対する基準信号を含む
ことができる。
ユーザがHDTV放送の再生のためにその都度２チャネル
の入力ないしプログラミングを実施しないでもすむよう
に、アナログチャネルまたはデジタルチャネルまたは両
チャネルは付加情報を含むことができ、この付加情報を
用いて受信機は自動的にその都度別の必要とされるチャ
ネルを突き止めかつ受信することができる。
の入力ないしプログラミングを実施しないでもすむよう
に、アナログチャネルまたはデジタルチャネルまたは両
チャネルは付加情報を含むことができ、この付加情報を
用いて受信機は自動的にその都度別の必要とされるチャ
ネルを突き止めかつ受信することができる。
相応の将来のテレビジョン系において、今日のアナロ
グチャネルがアナログ信号に代わってデジタル信号を伝
送する、即ちHDTV信号の伝送のために２つのデジタルチ
ャネルが使用されかつ第１のチャネルの画像が第２のチ
ャネルの画像の間に時間的に位置するようになる場合、
必要に応じて画像メモリを含んでいる相応の受信機にお
いて、画像再生回路の省略および画像メモリの画像毎の
切換によって画像メモリの一層良好な利用ないし画像メ
モリの数の低減を実現することができる。
グチャネルがアナログ信号に代わってデジタル信号を伝
送する、即ちHDTV信号の伝送のために２つのデジタルチ
ャネルが使用されかつ第１のチャネルの画像が第２のチ
ャネルの画像の間に時間的に位置するようになる場合、
必要に応じて画像メモリを含んでいる相応の受信機にお
いて、画像再生回路の省略および画像メモリの画像毎の
切換によって画像メモリの一層良好な利用ないし画像メ
モリの数の低減を実現することができる。
次に２つの実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第１図は、改良された動きベクトル計算部を備えたHD
デコーダのブロック回路略図であり、 第２図は、それぞれ１つのアナログチャネルおよびデジ
タルチャネルを備えた公知の２チャネルのHDTV伝送系の
ブロック回路略図であり、 第３図は公知の画像再生器のブロック回路略図であり、 第４図は、２つのデジタルチャネルを備えた本発明の２
チャネルHDTV伝送系のブロック回路線図である。
デコーダのブロック回路略図であり、 第２図は、それぞれ１つのアナログチャネルおよびデジ
タルチャネルを備えた公知の２チャネルのHDTV伝送系の
ブロック回路略図であり、 第３図は公知の画像再生器のブロック回路略図であり、 第４図は、２つのデジタルチャネルを備えた本発明の２
チャネルHDTV伝送系のブロック回路線図である。
第１図は、ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明
細書の相応のHDデコーダ（第２図の７）に比べて改良さ
れたHDデコーダを示している。これはバッファメモリお
よびビデオマルチプレクサ15を備えている。バッファメ
モリ15の出力側はそれぞれ、デコーダ16および動きベク
トルデコーダ21に導かれている。デコーダ16の出力側
は、逆の重み付け部17、逆の標本器18および逆の離散的
コサイン変換器19を介してブロック再構築回路20に導か
れている。ブロック再構築回路20の出力側は、図示され
ていない画像再生回路並びに画像メモリ22の第１入力側
に導かれている。動きベクトルデコーダ21の出力側はま
ず、動きベクトル修正器221、更に画像メモリ22の第２
入力側に導かれている。
細書の相応のHDデコーダ（第２図の７）に比べて改良さ
れたHDデコーダを示している。これはバッファメモリお
よびビデオマルチプレクサ15を備えている。バッファメ
モリ15の出力側はそれぞれ、デコーダ16および動きベク
トルデコーダ21に導かれている。デコーダ16の出力側
は、逆の重み付け部17、逆の標本器18および逆の離散的
コサイン変換器19を介してブロック再構築回路20に導か
れている。ブロック再構築回路20の出力側は、図示され
ていない画像再生回路並びに画像メモリ22の第１入力側
に導かれている。動きベクトルデコーダ21の出力側はま
ず、動きベクトル修正器221、更に画像メモリ22の第２
入力側に導かれている。
デコーダ16において、伝送されたアドレスおよび係数
が再び、伝送前のその本来の形にデコーディングされ
る。動きベクトルに対する動きベクトルデコーダ21は相
応のものを通過させる。しかし動きベクトルの伝送のた
めに制限されたデータ伝送速度しか使用することができ
ないので、動きベクトルはまた、制限された精度ないし
制限された値しか有していない。しかし改良されたHDデ
コーダを有する受信機において、新たに計算された画素
と既に存在する周囲の画素との比較によって、当該動き
ベクトルが正しい値を有しているかどうかを検査するこ
とができる。そうでない場合にはそれは、画像メモリ22
からの既に計算された画素を用いて動きベクトル修正器
221において相応に整合される。
が再び、伝送前のその本来の形にデコーディングされ
る。動きベクトルに対する動きベクトルデコーダ21は相
応のものを通過させる。しかし動きベクトルの伝送のた
めに制限されたデータ伝送速度しか使用することができ
ないので、動きベクトルはまた、制限された精度ないし
制限された値しか有していない。しかし改良されたHDデ
コーダを有する受信機において、新たに計算された画素
と既に存在する周囲の画素との比較によって、当該動き
ベクトルが正しい値を有しているかどうかを検査するこ
とができる。そうでない場合にはそれは、画像メモリ22
からの既に計算された画素を用いて動きベクトル修正器
221において相応に整合される。
第２図は、ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明
細書において提案された２チャネルHDTV伝送系を示して
いる。ソースによって発生されるHDTV信号は、トランス
コーダ１およびTVエンコーダ２から成る送信機とTVデコ
ーダ３およびトランスコーダ４から成る受信機とから成
る第１の伝送区間と、画像抑圧回路５およびHDエンコー
ダ６から成る送信機と、HDデコーダ７および画像再生回
路８から成る受信機とから成る第２の伝送区間に供給さ
れる。
細書において提案された２チャネルHDTV伝送系を示して
いる。ソースによって発生されるHDTV信号は、トランス
コーダ１およびTVエンコーダ２から成る送信機とTVデコ
ーダ３およびトランスコーダ４から成る受信機とから成
る第１の伝送区間と、画像抑圧回路５およびHDエンコー
ダ６から成る送信機と、HDデコーダ７および画像再生回
路８から成る受信機とから成る第２の伝送区間に供給さ
れる。
第１の伝送区間のトランスコーダ１は相応のフィルタ
リングによって画像の水平方向の分解能を2:1に低減し
かつ垂直方向の分解能を3:2に低減する。更に順次走査
されて存在するHDTV信号は走査線飛び越しされた信号に
変換され、その際時間的な分解能は維持される。トラン
スコーダ１の出力信号はTVエンコーダ２に供給され、TV
エンコーダは標準TV信号を、例えばPAL,Secam,NTSCまた
はD2−MACにおいて発生する。TVエンコーダの出力側は
第１伝送区間に接続されている。
リングによって画像の水平方向の分解能を2:1に低減し
かつ垂直方向の分解能を3:2に低減する。更に順次走査
されて存在するHDTV信号は走査線飛び越しされた信号に
変換され、その際時間的な分解能は維持される。トラン
スコーダ１の出力信号はTVエンコーダ２に供給され、TV
エンコーダは標準TV信号を、例えばPAL,Secam,NTSCまた
はD2−MACにおいて発生する。TVエンコーダの出力側は
第１伝送区間に接続されている。
第１の伝送区間に対する受信部において到来する標準
TV信号はTVデコーダ３においてデコーディングされる。
それからTVデコーダ３の出力側において標準TV信号が取
り出し可能である。
TV信号はTVデコーダ３においてデコーディングされる。
それからTVデコーダ３の出力側において標準TV信号が取
り出し可能である。
第２の伝送区間に供給されるHDTV信号は、帯域制限さ
れた第２の伝送区間に整合されるために画像の省略が行
われる。画像抑圧回路５を用いて画像は例えば１つおき
に伝送される。画像抑圧回路５の出力信号はHDエンコー
ダ６を介して第２の伝送チャネルに達する。HDエンコー
ダは例えば、データリダクション後にチャネルを介して
伝送されるデジタル信号を発生する。
れた第２の伝送区間に整合されるために画像の省略が行
われる。画像抑圧回路５を用いて画像は例えば１つおき
に伝送される。画像抑圧回路５の出力信号はHDエンコー
ダ６を介して第２の伝送チャネルに達する。HDエンコー
ダは例えば、データリダクション後にチャネルを介して
伝送されるデジタル信号を発生する。
第２の伝送チャネルに対する受信部において到来する
信号はHDデコーダ７に供給される。HDデコーダ７の出力
側は、一緒に伝送される動きベクトルを利用して受信側
において省略された画像の再構築を実施する画像再生回
路８に接続されている。それから画像再生回路８の出力
側に、空間的に高い分解能および時間的に本来の分解能
を有するHD信号が取り出し可能であるが、動きのある画
像内容の領域においてエラーがある可能性がある。
信号はHDデコーダ７に供給される。HDデコーダ７の出力
側は、一緒に伝送される動きベクトルを利用して受信側
において省略された画像の再構築を実施する画像再生回
路８に接続されている。それから画像再生回路８の出力
側に、空間的に高い分解能および時間的に本来の分解能
を有するHD信号が取り出し可能であるが、動きのある画
像内容の領域においてエラーがある可能性がある。
動きのある画像部分の領域におけるこのようなエラー
を最少化し、ひいてはソースHDTV信号の本来の高い時間
的な分解能を得るために、標準TV入力信号によってトラ
ンスコーダ４においてトランスコーダ１の機能の反転が
行われる。トランスコーダ４および画像再生回路８の出
力信号が結合フィルタ９に供給される。この結合フィル
タは適当な重み付けによって時間的および空間的に高分
解能のHDTV出力信号を発生する。
を最少化し、ひいてはソースHDTV信号の本来の高い時間
的な分解能を得るために、標準TV入力信号によってトラ
ンスコーダ４においてトランスコーダ１の機能の反転が
行われる。トランスコーダ４および画像再生回路８の出
力信号が結合フィルタ９に供給される。この結合フィル
タは適当な重み付けによって時間的および空間的に高分
解能のHDTV出力信号を発生する。
第３図は、ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明
細書に記載された画像再生器８を示している。HDデコー
ダ７の出力信号は第１の画像メモリ38に供給される。第
１の画像メモリ38の１つの出力側は画像補間回路37に導
かれており、別の出力側は第２の画像メモリ39とマルチ
プレクサ40とに導かれている。画像補間回路37の別の入
力側にはHDデコーダ７から別のデータ、例えば動きベク
トル53およびエンコーダモード情報54、即ちフレーム間
ないしフレーム内コーディングに関する情報が供給され
る。画像補間回路37の出力側はマルチプレクサ40に導か
れている。マルチプレクサ40の出力側には、1440＊864
画素,50Hz,1:1を有するHD信号が取り出し可能である。
細書に記載された画像再生器８を示している。HDデコー
ダ７の出力信号は第１の画像メモリ38に供給される。第
１の画像メモリ38の１つの出力側は画像補間回路37に導
かれており、別の出力側は第２の画像メモリ39とマルチ
プレクサ40とに導かれている。画像補間回路37の別の入
力側にはHDデコーダ７から別のデータ、例えば動きベク
トル53およびエンコーダモード情報54、即ちフレーム間
ないしフレーム内コーディングに関する情報が供給され
る。画像補間回路37の出力側はマルチプレクサ40に導か
れている。マルチプレクサ40の出力側には、1440＊864
画素,50Hz,1:1を有するHD信号が取り出し可能である。
そこで将来のHDTV伝送系においてアナログチャネルを
介してデジタル情報も伝送されるとき、相応のHDTV受信
機において画像メモリを省略することができる。
介してデジタル情報も伝送されるとき、相応のHDTV受信
機において画像メモリを省略することができる。
第４図には、２つのデジタルチャネルに対する相応の
HDTV伝送系が示されている。ソースによって発生され
た、例えば50Hzの画像繰り返し周波数および順次走査が
行われたHDTV信号は、分離回路41において偶数番目の画
像と奇数番目の画像とに分割される。奇数番目の画像は
第１のHDエンコーダ42においてコーディングされかつ偶
数番目の画像は第２のHDエンコーダ43においてコーディ
ングされる。その際動きベクトルも計算しかつコーディ
ングされたHD画像信号と一緒にそれぞれのHDデコーダに
伝送することができる。奇数番目の画像に対するデータ
は例えば第１チャネルを介して伝送されかつ第１のHDデ
コーダ44においてデコーディングされる。偶数番目の画
像に対するデータは相応に、第２のチャネルを介して伝
送されかつ第２のHDデコーダ45においてデコーディング
される。合成回路46において２つのHDデコーダの出力デ
ータ流が統合されかつ例えばソース信号に相応する規格
を有するHDTV信号が発生される。
HDTV伝送系が示されている。ソースによって発生され
た、例えば50Hzの画像繰り返し周波数および順次走査が
行われたHDTV信号は、分離回路41において偶数番目の画
像と奇数番目の画像とに分割される。奇数番目の画像は
第１のHDエンコーダ42においてコーディングされかつ偶
数番目の画像は第２のHDエンコーダ43においてコーディ
ングされる。その際動きベクトルも計算しかつコーディ
ングされたHD画像信号と一緒にそれぞれのHDデコーダに
伝送することができる。奇数番目の画像に対するデータ
は例えば第１チャネルを介して伝送されかつ第１のHDデ
コーダ44においてデコーディングされる。偶数番目の画
像に対するデータは相応に、第２のチャネルを介して伝
送されかつ第２のHDデコーダ45においてデコーディング
される。合成回路46において２つのHDデコーダの出力デ
ータ流が統合されかつ例えばソース信号に相応する規格
を有するHDTV信号が発生される。
ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明細書に記載
の伝送系には３つの画像メモリ（22,38,39）が含まれて
いる。しかし第４図の伝送系には２つの画像メモリ（HD
デコーダ44における22およびHDデコーダ45における22）
しか含まれていない。第１のHDデコーダ44および第２の
HDデコーダ45は例えばそれぞれ１つの、第１図に相応す
るHDデコーダを含んでいる。２つのチャネルにおいてそ
れぞれ交互に、完全にコーディングされたHDTV画像が伝
送されるので、第３図に示された画像メモリ38および39
を有する画像再生回路８を省略することができる。第１
のHDデコーダ44および第２のHDデコーダ45においてそれ
ぞれ１つの画像メモリ22が必要であるが、他方において
２つの画像メモリ38および39は省略されるので、２つの
デジタルチャネルを有する２チャネルHDTV伝送系では全
体として、ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明細
書に記載の２チャネルHDTV伝送系に比して少なくとも１
つの画像メモリを省略できる。
の伝送系には３つの画像メモリ（22,38,39）が含まれて
いる。しかし第４図の伝送系には２つの画像メモリ（HD
デコーダ44における22およびHDデコーダ45における22）
しか含まれていない。第１のHDデコーダ44および第２の
HDデコーダ45は例えばそれぞれ１つの、第１図に相応す
るHDデコーダを含んでいる。２つのチャネルにおいてそ
れぞれ交互に、完全にコーディングされたHDTV画像が伝
送されるので、第３図に示された画像メモリ38および39
を有する画像再生回路８を省略することができる。第１
のHDデコーダ44および第２のHDデコーダ45においてそれ
ぞれ１つの画像メモリ22が必要であるが、他方において
２つの画像メモリ38および39は省略されるので、２つの
デジタルチャネルを有する２チャネルHDTV伝送系では全
体として、ドイツ連邦共和国特許出願第3831103号明細
書に記載の２チャネルHDTV伝送系に比して少なくとも１
つの画像メモリを省略できる。
フロントページの続き
(72)発明者 ケーゼン，ハインツ―ヴェルナー
ドイツ連邦共和国 Ｄ―3000 ハノーヴ
ァー １ ティーステシュトラーセ ５
合議体
審判長 谷川 洋
審判官 橋本 恵一
審判官 小林 秀美
(56)参考文献 特開 昭61−32680（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−150189（ＪＰ，Ａ)
Claims (7)
- 【請求項１】時間的および空間的に高分解能の、広帯域
画像信号を狭帯域の２つの伝送チャネルを介して伝送す
る方法であって、第１の伝送チャネルが空間的に低い分
解能で、時間的に高い分解能の第１の画像信号を伝送
し、該画像信号は標準受信機によって復号化しかつ再生
することができ、かつ第２の伝送チャネルが補助信号を
伝送し、該補助信号は前記第１の画像信号と合成され
て、時間的および空間的に高分解能の画像信号を形成す
ることができるようにする方法において、 前記第２の伝送チャネルは補助信号として、空間的に高
い分解能で、時間的に低い分解能の画像信号を伝送し、
該画像信号は改善された受信機によって第１の画像信号
を用いることなく再生することができるかまたは第１の
画像信号と合成されて復号化することができ、この場合
合成された画像信号は空間的および時間的に高分解能で
ありかつ付加的に： 少なくとも第２の伝送チャネルにおいて動きベクトルを
伝送し、 伝送チャネルの少なくとも１つにおいてそれぞれ他方の
チャネルに関する付加情報を伝送する ことを特徴とする画像信号の伝送方法。 - 【請求項２】時間的および空間的に高分解能の、広帯域
画像信号を狭帯域の２つの伝送チャネルを介して伝送す
る方法であって、第１の伝送チャネルが時間的に低い分
解能の第１の画像信号を伝送しかつ第２の伝送チャネル
が補助信号を伝送し、該補助信号は改善された受信機に
おいて前記第１の画像信号と合成された時間的および空
間的に高分解能の画像信号を形成することができるよう
にする方法において、 前記第１の伝送チャネルはソース画像から時間的に低く
かつ空間的に高い分解能を有する偶数画像２＊ｎをデジ
タル符号化して伝送しかつ前記第２の伝送チャネルはソ
ース画像信号から補助信号として時間的に低くかつ空間
的に高い分解能を有する奇数画像２＊ｎ−１をデジタル
符号化して伝送し、ただしｎ＝1,2,3,…でありかつ付加
的に： 少なくとも第２の伝送チャネルにおいて動きベクトルを
伝送し、 伝送チャネルの少なくとも１つにおいてそれぞれ別のチ
ャネルに関する付加情報を伝送する ことを特徴とする画像信号の伝送方法。 - 【請求項３】請求項１または２に記載の方法に対する受
信機において、 第１のデコーダが第１のチャネルを介して伝送されたデ
ータを復号化しかつ第２のデコーダが第２のチャネルを
介して伝送されたデータを復号化しかつ合成回路が両デ
コーダからの出力データを合成して、時間および空間的
に高い分解能を有するテレビジョン信号を生成する ことを特徴とする受信機。 - 【請求項４】同受信機は画像信号復号化によって独自の
動きベクトルを形成する 請求項３記載の受信機。 - 【請求項５】同受信機は２つのチャネルの一方のチャネ
ルの受信周波数への同調の後、他方をチャネル情報を検
出し、自動的に他方に受信する 請求項３または４記載の受信機。 - 【請求項６】同受信機は、基準信号を用いて第１のチャ
ネルの画像信号の振幅および位相位置を第２のチャネル
の画像信号の振幅および位相位置に整合する 請求項３から５までのいずれか１項記載の受信機。 - 【請求項７】２つのチャネルのそれぞれにおける画像信
号復号化のために１つだけの画像メモリ（22）が使用さ
れる 請求項２に記載の方法のための受信機。
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