JPH11355447A - 電話交換装置 - Google Patents

電話交換装置

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JPH11355447A
JPH11355447A JP15462998A JP15462998A JPH11355447A JP H11355447 A JPH11355447 A JP H11355447A JP 15462998 A JP15462998 A JP 15462998A JP 15462998 A JP15462998 A JP 15462998A JP H11355447 A JPH11355447 A JP H11355447A
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Sadayuki Tani
制之 谷
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通話中の電話交換装置に発ID情報をともなっ
た着信があった場合に発信者の特定ができるようにし
て、通話中であっても優先度の高い着信であるかどうか
判断できる電話交換装置を提供する。 【解決手段】着信端末が通話中か否かを検出し、着信端
末が通話中であるときには、発信者識別情報を伴った着
信が特定のラインに発生したか否かを検出する。ここ
で、着信の発生が検出された場合には、当該着信ライン
の着信情報をLCD25に表示する。また、この表示中
に他のラインからの着信があった場合には、スクロール
キーの押し下げに応答して、この着信の発信者識別情報
を代わりに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話交換装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、電話交換装置としてのボタン電
話装置の一例の概略構成を示しており、1は主装置(K
SU)であり、この主装置1は、局線インターフェース
ユニット11(RCOU)、発信者識別情報インターフ
ェースユニット12(RCIU)、ボタン電話機インタ
ーフェースユニット13(RDKU)、第1及び第2の
検出手段、表示手段としての機能を有する制御ユニット
14(RCTU)とを備えている。
【0003】各インターフェースユニット11〜13
は、データハイウェイ15およびPCMハイウェイ16
を介して制御ユニット14に接続されている。データハ
イウェイ15は、各ユニット間で制御データを行うため
に使用される。PCMハイウェイ16は、各ユニット間
でデジタル通話信号の伝送を行うために使用される。
【0004】RCOU11は、RCTU14の制御で着
信検出、極性反転検出等のアナログ公衆網NWに対する
局線インターフェース動作を行うとともに、COライン
を介して到達したアナログ音声信号をPCM信号へ変換
する処理等を行う。
【0005】RCIU12は、加入者線との間のインタ
ーフェースで、発呼者情報の受信等を行う。RDKU1
3には、ボタン電話機(DKT)2が接続されており、
DKT2とのインターフェースを行う。
【0006】RCTU14は、KSU1の動作を統括的
に制御するもので、図2のように構成される。メインC
PU141、ROM142、RAM143、ローカルC
PU144、タイムスイッチ部145、トーンデータR
OM146、パラレル/シリアル変換回路(P/S)1
47等から構成される。メインCPU141には、バス
148を介して、ROM142、RAM143、ローカ
ルCPU144が接続されている。
【0007】ROM142には、システム動作を決定す
るソフトウェアのプログラムが記憶されている。RAM
143には、主に、プログラムが処理するために必要な
データが記憶されている。ローカルCPU144は、メ
インCPU141とデータハイウェイ15との制御デー
タの転送制御を行う。
【0008】タイムスイッチ部145は、デジタル化さ
れた音声を上りPCMハイウェイ16aと下りPCMハ
イウェイ16bとのタイムスロットの交換を行う。トー
ンデータROM146は、保留、転送、BOVなどの各
種サービスの実施中において、DKT2へ送出するトー
ン信号をメインCPU141の制御により読み出す。パ
ラレル/シリアル変換回路147は、トーンデータRO
M146から読み出されたトーンデータをパラレルから
シリアル信号に変換してタイムスイッチ部145に送出
する。
【0009】図3は上記したDKT2の外観を示す平面
図であり、ハンドセット21と、ダイヤルボタン22
と、フレキシブルキー23と、このフレキシブルキー2
3に対応付けられたLED表示器(以下、LED)24
と、LCD表示器(以下、LCD)25と、ソフトキー
26とが配設されている。ソフトキー26は後述するス
クロールキー26−1を含む。
【0010】ダイヤルボタン22は、電話番号や機能設
定の入力に使用される。フレキシブルキー23は、内線
キー、局線キーや機能キーに割り当てられ、LED24
は、フレキシブルキー23の状態が表示され、例えば、
局線1番に着信があった場合には、局線1番に割り当て
られたフレキシブルキー23のLEDは、着信表示(緑
の点滅)をする。
【0011】LCD25は、例えば、待ち受け時にはカ
レンダーが表示され、着信時には、着信しているライン
NO.または発呼者情報が表示される。ソフトキー26
は、LCD25の表示を切り替える場合等に押下する。
【0012】以下に、従来の発ID(発信者識別情報)
を利用した着信処理について説明する。発IDの受信は
RCIU12で行われる。RCIU12は、アナログ公
衆網NWから伝送された発IDを調べ、正常に受信でき
たことを確認するとデータハイウェイ15を介してRC
TU14に転送する。正常に受信できなかった場合に
は、エラーコードをRCTU14に転送する。RCTU
14は、RCIU12から転送された発IDを分析し、
発信者名と発信ライン番号などの情報を抜き出して、こ
れらの情報を後の呼処理に使用する。
【0013】図4は、上記発ID情報の受信動作を示す
タイミング図である。図5に示すように、発IDは着信
信号の第1リング(2sec)と第2リングとのインタ
ーバルに到来する。そこで、着信信号が到来するとRC
IU12は、図4に示すごとく着信信号の第1リング終
了検出後に発IDの到来を待ち、チャネルシーザ信号(S
eizure Signal) 、マーク信号(Mark Signal) および
アクチャルデータ(Actual Data) を順次受信し、最後
にチェックサムを受信する。そして、これらの信号をす
べて受信すると、これらの信号をすべてデータハイウェ
イ15を介して、RCTU14に転送する。
【0014】なお、着信信号の第1リングの受信開始が
検出されると上記RCTU14は、発着信の衝突を避け
るために、着信したCOラインについて秘話モードを設
定する。この秘話モードは、着信信号の第2リングの受
信開始が検出された時点で解除される。また、発IDは
必ずしも1個の情報(メッセージタイプ)とは限らず、
複数の情報(複数のメッセージタイプ)から構成される
場合もある。したがって、RCIU12は発IDを受信
する際に、メッセージタイプを確認してすべての情報を
もれなく受信する。
【0015】そして、発IDが転送されるとRCTU1
4は、着信先の電話機を決定し、この電話機を鳴動させ
る。また、上記着信があった内線電話機において、ユー
ザーが一旦応答したのち他の内線への転送操作を行った
とする。つまり、RT(リングトランスファ)のための
操作が行われたとする。そうするとRCTU14は、こ
の転送操作により入力された転送先の内線電話番号に対
応する内線電話機に着信させる。このRTに際し、RC
TU14から転送先の内線電話機へは発IDが送られ、
この発IDは転送先の内線電話機のLCDに表示され
る。なお、上記RTに対しリコールが行われた場合に
は、転送元の内線電話機に、再び着信が行われる。この
とき、着信元の内線電話機のLCDには受信発IDが表
示される。
【0016】図6は従来例における着信処理を示すフロ
ーチャートである。図6において、RCTU14は、ス
テップS601で受信した発IDを図7のようにRAM
143に着信ライン毎に設けられている発ID情報記憶
エリアに格納する。図7に示す項目のうち、ライン種別
以外の項目に関するデータはASCIIコードにてデー
タが記憶される。
【0017】そして、ステップS602で、設定されて
いる着信端末NO.および着信端末台数を求め、ステッ
プS603で、着信台数が0台かどうかを判定する。上
記ステップS603において、着信台数が0台と判定さ
れると着信処理を終了する。これに対して、着信台数が
0台でないと判定されれば、ステップS604に移行
し、着信端末NO.をセットし、ステップS605にお
いて着信端末tの状態が空きであるかどうかを判定す
る。
【0018】上記ステップS605において、着信端末
tが空きであると判定されれば、ステップS606で着
信端末tに着信音を鳴らす。さらに、ステップS607
において着信しているラインに発IDがあるかどうか
を、ステップS601で記憶したエリアから読み出して
判定する。
【0019】上記ステップS607で、発ID有りと判
定されれば、ステップS608に移行しステップS60
1で記憶した着信ラインの発IDを着信端末tのLCD
に表示する。さらに、ステップS615で着信端末tの
着信ライン相当の緑のI−CALLED表示を行わせ
る。そして、ステップS610に移行する。
【0020】これに対し、ステップS607において発
IDなしと判定されれば、ステップS614に移行し着
信ラインNO.を着信端末tのLCDに表示する。さら
に、ステップS615で着信端末tの着信ライン相当の
緑のI−CALLED表示を行わせる。そして、ステッ
プS610に移行する。
【0021】また、ステップS605で着信端末tが空
きでないと判定されたならばステップS611に移行
し、さらにステップS611で着信端末tが通話中であ
るかどうかを判定する。
【0022】上記ステップS611で着信端末が通話中
と判定されれば、ステップS612で着信端末tにBO
V音を鳴らす。さらに、ステップS613で着信端末t
の着信ライン相当の局線ラインキーを赤の1Hz表示に
する。そして、ステップS610に移行する。上記ステ
ップS611で着信端末tが通話中でないと判定されれ
ば、ステップS610に移行する。
【0023】そして、ステップS609、S611、S
613、S615より移行されたステップS610で、
着信端末台数をマイナス1してステップS603に戻
り、次の着信端末に対して上記の処理を行う。上記の一
連の処理を着信端末台数分行う。
【0024】図8は、着信端末が通話中(図6のステッ
プS611の判断がYES)における表示の例である。
例えば、端末100が、CO1と通話中(A1)である
ときには端末100のCO1のLED24−1はI−U
SE表示をしており、LCD25の下段には通話時間が
表示されている(A2)。このとき、端末100のCO
2に“SMITH JOHN”という発ID情報を持っ
た着信があったときには、CO1のLED24−1はI
−USE、CO2のLED24−2は赤の1Hz表示を
し、LCD25は下段に通話時間が表示される(A
3)。また、着信端末からは、CO2の着信を知らせる
BOV音が鳴る。
【0025】さらに、端末100のCO3に“YAMA
DA TARO”という発ID情報を持った着信があっ
たとき、CO1のLED24−1はI−USE、CO
2、CO3のLED24−2、24−3は赤の1Hz表
示をし、LCD25は下段に通話時間を表示する(A
4)。着信端末からは、CO2の着信を知らせるBOV
音が鳴り続けている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、通話中の
ボタン電話機に発ID情報をともなった着信が発生した
場合には、通話中である旨の表示(ラインキーのLED
表示、通話時間表示)が優先されていた。該着信端末で
は、BOV音を聞くことにより着信が発生したことを知
ることができるが、その呼の発呼者が誰なのかを知るこ
とはできなかった。
【0027】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、通話中の電話
交換装置に発ID情報をともなった着信があった場合、
発ID情報を表示し、着信ラインのラインキーを着信表
示にすることにより、発信者の特定ができるようにし
て、通話中であっても優先度の高い着信であるかどうか
判断できる電話交換装置を提供することにある。
【0028】また、本発明の他の目的は、通話中に複数
の発IDをともなった着信が発生した場合、特定のキー
操作により通話中でもすべての発ID情報をともなった
着信の発ID情報と着信ラインのラインキーを明確に表
示するようにして、より優先度の高い着信かどうかを判
断して優先度の高い着信に応答することができる電話交
換装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る電話交換装置は、着信端末が通
話中か否かを検出する第1の検出手段と、前記着信端末
が通話中であるときに、発信者識別情報を伴った着信が
あるか否かを検出する第2の検出手段と、着信が検出さ
れた場合に、当該着信のあった回線に関する着信情報を
表示部に表示する表示手段とを具備する。
【0030】また、第2の発明に係る電話交換装置は、
第1の発明に係る電話交換装置において、前記着信のあ
った回線に関する着信情報を第1の着信情報として表示
しているときに、他の回線に着信があった場合には、所
定のキー操作に応答して、前記表示手段は、当該他の回
線の着信情報を前記第1の着信情報に代えて第2の着信
情報として表示する。
【0031】また、第3の発明に係る電話交換装置は、
第2の発明に係る電話交換装置において、前記キーが再
度操作された場合には、前記表示手段は、前記第2の着
信情報に代えて前記第1の着信情報を再度表示する。
【0032】また、第4の発明に係る電話交換装置は、
第1の発明に係る電話交換装置において、前記表示部
は、前記着信を知らせるための第1の表示部と、前記発
信者識別情報を表示するための第2の表示部とからな
る。
【0033】また、第5の発明に係る電話交換装置は、
第4の発明に係る電話交換装置において、前記表示部
は、前記着信を知らせるための情報の表示と、前記発信
者識別情報の表示とを対応させて前記第2の表示部に表
示する。
【0034】また、第6の発明に係る電話交換装置は、
第4の発明に係る電話交換装置において、前記着信のあ
った回線に関する着信情報を第1の着信情報として表示
しているときに、他の回線に着信があった場合には、所
定のキー操作に応答して、前記表示手段は、当該他の回
線の着信情報を前記第1の着信情報に代えて第2の着信
情報として前記第2の表示部に表示する。
【0035】また、第7の発明に係る電話交換装置は、
第6の発明に係る電話交換装置において、前記キーが再
度操作された場合には、前記表示手段は、前記第2の着
信情報に代えて前記第1の着信情報を前記第2の表示部
に再度表示する。
【0036】
【発明の実施の形態】まず、本実施形態の概略を説明す
る。本実施形態では、ボタン電話機が通話中に、発ID
情報を伴った着信があった場合には、着信があったこと
をLEDに表示するとともに、着信ラインの発ID情報
を着信端末のLCDに表示する。これによって、通話者
は優先的な相手からの呼び出しかどうかの判断ができ、
優先順位が高い場合、現在の通話を保留、または切断す
ることにより、着信に応答することができる。
【0037】また、発ID情報を伴った着信が複数のラ
インに発生したときには、特定のキー操作により、LC
Dと着信ラインキーのLED表示を連動して表示させ
る。これによって、複数の着信の中から、より優先順位
の高い相手からの着信を選択し、応答することが可能で
ある。
【0038】以下、図面を参照して本発明の実施形態を
詳細に説明する。本実施形態の構成は図1、図2、図3
及び図7を参照して前記した通りであり、ここでの説明
は省略する。
【0039】以下に、本実施形態の動作を説明する。R
COU11は、アナログ公衆網NWに接続されている。
通話中であるDKT2に、アナログ公衆網NWより発呼
者情報をともなった着信があった場合、発ID情報の受
信はRCIU12で行われる。RCIU12は、アナロ
グ公衆網NWから伝送された発ID情報を調べ、正常に
受信できたことを確認するとデータハイウェイ15を介
して、RCTU14に転送する。
【0040】RCTU14は、RCIU12から転送さ
れた発呼者情報を分析し、RAM143内に設けられた
図7に示すような発ID情報記憶エリアに、着信日時、
発信元番号、着信先番号、メッセージ、ライン種別を記
憶する。
【0041】図9は、通話中の端末(DKT2)に発I
Dをともなったラインから着信があった時の本実施形態
に係る処理フローチャートである。図9において、RC
TU14は、ステップS901で受信した発IDを前記
図7の発ID情報記憶エリアに格納する。そして、ステ
ップS902で、設定されている着信端末NO.および
着信端末台数を求め、ステップS903で、着信台数が
0台かどうかを判定する。上記ステップS903におい
て、着信台数が0台と判定されると着信処理を終了す
る。
【0042】これに対し、着信台数が0台でないと判定
されれば、ステップS904に移行し、着信端末NO.
をセットし、ステップS905において、ステップS9
04でセットした着信端末tの状態が空きであるかどう
か判定する。上記ステップS905において、着信端末
tが空きであると判定されれば、ステップS906に移
行しこれ以降の処理については、従来の技術と同様の処
理を行う。
【0043】これに対し、ステップS905で着信端末
tが空きでないと判定されたならばステップS911に
移行し、さらにステップS911で着信端末tが通話中
であるかどうかを判定する。
【0044】上記ステップS911で着信端末tが通話
中と判定されれば、さらにステップS912で着信端末
tに着信中の発ID情報を表示しているか否かを判定す
る。上記ステップS912で、発ID情報表示中と判定
されれば、ステップS919に移行して着信端末tに着
信端末tの着信ライン相当の局線ラインキーを赤の1H
z表示にする。そして、ステップS910に移行する。
【0045】一方、ステップS912で、発ID情報を
表示中でないと判定されれば、ステップS913で着信
端末tにBOV音を鳴らす。そして、ステップS914
で、ステップS901で記憶した着信ラインの発IDを
着信端末tのLCDに表示する。さらに、ステップS9
15で着信端末tの着信ライン相当の局線ラインキーを
緑のI−CALLEDの着信表示にする。そして、ステ
ップS916で図10に示すカレント表示NO.エリア
の着信端末NO.のエリアに着信表示しているラインN
O.を記憶する。表示なしの場合にはFFFFを格納す
る。そして、ステップS910に移行する。
【0046】上記ステップS911で着信端末tが通話
中でないと判定されれば、ステップS910に移行す
る。そして、ステップS909、S911、S916、
S918、S919より移行されたステップS910
で、着信端末台数をマイナス1し、ステップS903に
もどり、次の着信端末に対して上記の処理を行う。上記
の一連の処理を着信端末台数分行う。
【0047】図11は通話中のある着信端末tに発ID
情報をともなった着信が複数のラインから発生した場合
に、着信端末tのソフトキー26のスクロールキー26
−1を押したときのRCTU14の処理を示したもので
ある。
【0048】通話中のある着信端末tに発ID情報をと
もなった着信が複数のラインから発生した場合に、着信
端末tのソフトキー26のスクロールキー26−1を押
したとき、まず、ステップS1101で端末が通話中か
どうか判定し、通話中でなければ処理を終了する。
【0049】一方、ステップS1101で通話中と判定
されたならば、ステップS1102に移行し、図10に
示すカレント表示NO.エリアの着信端末tのエリアに
着信表示しているラインNO.を読み出し、現在着信表
示をしているかどうかを判定し、着信表示をしていなけ
れば処理を終了する。
【0050】逆に、着信表示中であれば、ステップS1
103からステップS1104において現在表示してい
る発IDラインNO.をラインNO.サーチの終了値と
し、現在表示しているラインの次のラインNO.をライ
ンNO.サーチ初期値とする。
【0051】そして、ステップS1105で、ラインN
O.サーチの番号がライン最大値(MAX値)より大き
いか判定し、大きければステップS1106でラインN
O.サーチの番号を0にし、ステップS1107に移行
する。
【0052】上記ステップS1105で、大きくないと
判定されたときには、ステップS1107に移行する。
ステップS1107で、ラインNO.サーチ番号のライ
ンが、端末tに対して発IDをともなう着信状態である
かどうかを判定する。
【0053】ステップS1107で、発IDをともなう
着信状態であると判定されたならば、図7の発ID情報
記憶エリアからこのラインの発ID情報を読み出し、着
信端末tに読み出した発IDをLCDに表示する。
【0054】そして、ステップS1109で、前ステッ
プで着信端末tに表示した発IDのラインキーを緑のI
−CALLEDの着信表示にする。そして、ステップS
1110で図10に示すカレント表示NO.エリアの着
信端末tのエリアにステップS1108からステップS
1109で着信表示にしたラインNO.を記憶し処理か
ら抜ける。
【0055】一方、ステップS1107で、発IDをと
もなう着信状態ではないと判定されたならば、ステップ
S1111に移行し、ラインNO.サーチ番号をインク
リメントし次のラインNO.にサーチ対象を移す。そし
て、ステップS1112でラインNO.サーチの終了値
とラインNO.サーチ対象値とを比較し、同じであれば
すべてのラインについてサーチしたと判断して処理から
抜ける。
【0056】逆に、ステップS1112で、ラインN
O.サーチの終了値とラインNO.サーチ対象値とを比
較し、一致しなければ、ステップS1105にもどり、
上記の処理を再度行う。
【0057】図12は、着信端末が通話中における表示
の例である。例えば、端末100が、CO1と通話中
(B1)であるとき端末100のCO1のLED24−
1はI−USE表示をしており、LCD25の下段には
通話時間が表示されている(B2)。このとき、端末1
00のCO2に“SMITHJOHN”という発ID情
報を持った着信があったときには、CO1のLED24
−1はI−USE、CO2のLED24−2は緑のI−
CALLEDの着信表示をし、LCD25の下段に発I
D情報の“SMITH JOHN”という表示がされる
(B3)。また、端末100からは、CO2の着信を知
らせるBOV音が鳴る。
【0058】さらに、端末100のCO3に“YAMA
DA TARO”という発ID情報を持った着信があっ
たときには、CO1のLED24−1はI−USE、C
O2のLED24−2はI−CALLED、CO3のL
ED24−3は赤の1Hz表示をし、LCD25の下段
は、“SMITH JOHN”の表示のままである(B
4)。端末100からは、CO2の着信を知らせるBO
V音が鳴り続けている。
【0059】ここで、端末100のスクロールキー26
−1を押したとき(B5)、CO1のLED24−1は
I−USE、CO2のLED24−2はI−CALLE
Dの表示から赤の1Hzに変わり、CO3のLED24
−3は赤の1Hz表示から緑のI−CALLEDの着信
表示に変わる。LCD25は下段が、“SMITHJO
HN”の表示から“YAMADA TARO”になる
(B6)。また、BOV音は鳴り続ける。
【0060】再度、スクロールキー26−1を押した時
(B7)、CO1のLED24−1はI−USE、CO
2のLED24−2は赤の1Hz表示から緑のI−CA
LLEDの表示に変わり、CO3のLED24−3は緑
のI−CALLED表示から赤の1Hz表示に変わる。
LCD25は下段が、“YAMADA TARO”の表
示から“SMITH JOHN”になる(B8)。ま
た、BOV音は鳴り続ける。
【0061】さらに、スクロールキー26−1を押した
ときは、CO1のLED24−1はI−USE、CO2
のLED24−2は緑のI−CALLEDの表示から赤
の1Hzに変わり、CO3のLED24−3は赤の1H
z表示から緑のI−CALLED表示に変わる。LCD
25は下段が、“SMITH JOHN”の表示から
“YAMADA TARO”になる。また、BOV音は
鳴り続ける。
【0062】上記のように、スクロールキー26−1を
押すことにより、通話中に複数の発IDをともなった着
信があった場合、サイクリックに発ID情報の着信を切
り替えていく。
【0063】なお、上記したLCD25の表示におい
て、発ID情報に加えて、着信があったことを示す表示
を対応させて表示させてもよい。例えば、B3の表示に
おいて、“SMITH JOHN”と“CO2”とを対
応させてLCD25内に表示してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上に記述したように、本発明のシステ
ムは、通話中のボタン電話機に発ID情報をともなった
着信があった場合、発ID情報を表示し、着信ラインの
ラインキーを着信表示にすることにより、発信者の特定
ができ通話中であっても優先度の高い着信であるかどう
かを判断できる。
【0065】また、通話中に複数の発IDをともなった
着信が発生した場合、特定のキー操作により通話中でも
すべての発ID情報をともなった着信の発ID情報と着
信ラインのラインキーを明確に表示することにより、よ
り優先度の高い着信かどうかが判断でき、優先度の高い
着信に応答することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るボタン電話装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した主装置の制御ユニット(RCT
U)の構成を示すブロック図である。
【図3】ボタン電話機の外観を示す平面図である。
【図4】発ID情報の受信動作タイミングを示す図であ
る。
【図5】発ID情報サービスを行う公衆網から送られる
発信者識別情報の伝送フォーマットを示す図である。
【図6】従来例における着信処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図7】RCIUで受信した発ID情報記憶エリアマッ
プである。
【図8】従来例における通話中の着信における表示例を
示す図である。
【図9】本発明における着信処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図10】端末毎の通話中着信時の現在の発IDを表示
しているラインNO.を記憶するエリアを示す図であ
る。
【図11】本実施形態における通話中の着信におけるス
クロールキー押下処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図12】本実施形態における通話中の着信における表
示例を示す図である。
【符号の説明】
1…主装置(KSU)、 2…ボタン電話機(DKT)、 11…局線インターフェースユニット(RCOU)、 12…発信者識別情報インターフェースユニット(RC
IU)、 13…ボタン電話機インターフェース(RDKU)、 14…制御ユニット(RCTU)、 21…ハンドセット、 22…ダイヤルボタン、 23…フレキシブルキー、 24…LED表示器、 25…LCD表示器、 26…ソフトキー、 141…メインCPU、 142…ROM、 143…RAM、 144…ローカルCPU、 145…タイムスイッチ部、 146…トーンデータROM、 147…パラレル/シリアル変換回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信端末が通話中か否かを検出する第1
    の検出手段と、 前記着信端末が通話中であるときに、発信者識別情報を
    伴った着信があるか否かを検出する第2の検出手段と、 着信が検出された場合に、当該着信のあった回線に関す
    る着信情報を表示部に表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする電話交換装置。
  2. 【請求項2】 前記着信のあった回線に関する着信情報
    を第1の着信情報として表示しているときに、他の回線
    に着信があった場合には、所定のキー操作に応答して、
    前記表示手段は、当該他の回線の着信情報を前記第1の
    着信情報に代えて第2の着信情報として表示することを
    特徴とする請求項1記載の電話交換装置。
  3. 【請求項3】 前記キーが再度操作された場合には、前
    記表示手段は、前記第2の着信情報に代えて前記第1の
    着信情報を再度表示することを特徴とする請求項2記載
    の電話交換装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部は、前記着信を知らせるため
    の第1の表示部と、前記発信者識別情報を表示するため
    の第2の表示部とからなることを特徴とする請求項1記
    載の電話交換装置。
  5. 【請求項5】 前記表示部は、前記着信を知らせるため
    の情報の表示と、前記発信者識別情報の表示とを対応さ
    せて前記第2の表示部に表示することを特徴とする請求
    項4記載の電話交換装置。
  6. 【請求項6】 前記着信のあった回線に関する着信情報
    を第1の着信情報として表示しているときに、他の回線
    に着信があった場合には、所定のキー操作に応答して、
    前記表示手段は、当該他の回線の着信情報を前記第1の
    着信情報に代えて第2の着信情報として前記第2の表示
    部に表示することを特徴とする請求項4記載の電話交換
    装置。
  7. 【請求項7】 前記キーが再度操作された場合には、前
    記表示手段は、前記第2の着信情報に代えて前記第1の
    着信情報を前記第2の表示部に再度表示することを特徴
    とする請求項6記載の電話交換装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020146A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Hitachi Communication Technologies Ltd 通信端末装置
JP2012028986A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Nec Infrontia Corp 発信情報表示装置、電話端末、発信情報表示システム及び発信情報表示方法
JP2012529232A (ja) * 2009-06-02 2012-11-15 マイクロソフト コーポレーション 通話中の連絡先情報の表示
JP2014079005A (ja) * 2013-12-26 2014-05-01 Nec Infrontia Corp 電話システム及び発信情報表示方法

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