JPH11355082A - 鉄道等車両用の騒音追従制御型放送装置 - Google Patents
鉄道等車両用の騒音追従制御型放送装置Info
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- JPH11355082A JPH11355082A JP15548298A JP15548298A JPH11355082A JP H11355082 A JPH11355082 A JP H11355082A JP 15548298 A JP15548298 A JP 15548298A JP 15548298 A JP15548298 A JP 15548298A JP H11355082 A JPH11355082 A JP H11355082A
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Abstract
型放送装置を改良する。 【解決手段】 鉄道等車両用の分散式車内放送機構にお
ける騒音の大きさ及び種類に応じて放送音量と周波数帯
域を制御する騒音制御型の放送装置であって、車両騒音
の検出用マイクロフォンと該車両騒音検出用マイクロフ
ォンを内臓してなる車両放送用の電力増幅器と該車両放
送用電力増幅器の利得を制御して放送音量を可変する騒
音追従制御回路とから構成されかつ車両の床下等の車内
放送の検知が不可能若しくは困難な場所において、車内
の放送音声を除く車両の振動騒音ないしは走行騒音のみ
を検出しかつ該検出騒音の情報により放送増幅器の利得
と周波数帯域を可変して明瞭度の高い車内放送音声を提
供する鉄道車両用の騒音追従制御型放送装置の提供。
Description
空機等における車内放送に関するものであり、詳しくは
車両の騒音の大きさ及び種類に応じて放送音量と周波数
帯域を制御する騒音制御型の放送装置に関するものであ
る。
2から図4に示すような騒音制御型放送装置(実用新案
登録第2515825号)が開示されている。この放送
装置は、車両内に設けられたスピーカーに供給する音声
信号を発生する音声信号発生手段と上記音声信号を上記
スピーカに供給すると共に利得が利得制御信号に基づい
て制御される利得可変手段と、上記利得制御信号を上記
スピーカから入力した騒音信号に基づいて生成する利得
決定手段と、上記スピーカを上記利得可変手段の出力側
と上記利得決定手段の入力側とのいずれかに切替え接続
する切替え手段とを具備し、上記利得決定手段が上記車
両の振動の周波数成分を除去するハイパスフィルターを
備えているものであり、その特徴は車内スピーカを切替
えることによって騒音検出用のマイクロフォンを代用さ
せて騒音を検出して利得制御回路の利得を自動的に決定
するところにある。
声が出ているときは利得制御回路は放送音声の出力され
る直前の車両騒音によりサンプルホールド回路に固定さ
れて利得制御されており、放送音声出力中は利得の可変
はなされていないため音声出力中の騒音変化に追従でき
ない欠点がある。また、車両騒音レベルだけで電力増幅
器の利得制御をするため、騒音に対して車内スピーカの
音量と変化するだけで音声の明瞭度の調整ができなかっ
た。
図5及び図6に示すような騒音制御型放送装置が開発さ
れている。この放送装置はマイクロフォン、電子制御型
電力増幅器及び車内スピーカで放送された音声を騒音検
出用マイクロフォンにて検出して電気増幅器の利得を自
動的に決定するものである。
放送装置では、放送用電力増幅器の利得を調整するため
騒音検出用のマイクロフォンが必要であり車両内の配線
が複雑となる問題点があった。このような問題点を解決
するために騒音検出用のマイクロフォンと車内スピーカ
とを切り替えるためのスイッチを使って、放送中はスピ
ーカとして放送していないときは騒音検出のマイクロフ
ォンとして兼用使用しているため、車内スピーカを車内
騒音検出用のマイクロフォンの代用して使う場合には特
性が高域で感度が低くなって主に低域の信号を拾ってし
まうことになる。その結果、高域と低域のバランスの取
れていない信号によって電力増幅器の利得を決めること
は好ましくない。また、騒音制御型の放送装置は放送音
声が出ているときは放送音声が出る直前に騒音を検出し
てサンプルアンドホールド回路でホールドして利得制御
回路の利得を決定しているため、放送音声が出されてい
るときの騒音変化に対して追従することができない。
行時の振動騒音があるが通常は振動騒音と走行騒音が支
配的になる。この振動騒音は低周波数の成分が多く、一
方高域の周波数成分が低くなるので乗務員室から放送さ
れた音声信号は低周波成分の騒音が強調されるために客
室では放送音声の明瞭度が悪くなる。
を解決するために開発したものであって、鉄道等車両用
の分散式車内放送機構における騒音の大きさ及び種類に
応じて放送音量と周波数帯域を制御する騒音制御型の放
送装置であって、車両騒音の検出用マイクロフォンと該
車両騒音検出用マイクロフォンを内臓してなる車両放送
用の電力増幅器と該車両放送用電力増幅器の利得を制御
して放送音量を可変する騒音追従制御回路とから構成さ
れかつ車両の床下等の車内放送音声の検知が不可能若し
くは困難な場所において、車内の放送音声を除く車両の
振動騒音ないしは走行騒音のみを検出しかつ該検出騒音
の情報により放送増幅器の利得と周波数帯域を可変して
明瞭度の高い車内放送音声を提供することを特徴とする
鉄道車両用の騒音追従制御型放送装置の提供にあり、ま
た前記車内放送用電力増幅器が車内放送の音声周波数帯
域を可変するローパスフィルターとハイパスフィルター
とから構成されるバンドパスフィルターが具備される騒
音追従制御型放送装置であり、更に前記ローパスフィル
ターとハイパスフィルターとの遮断周波数が200Hz
から800Hz程度でありかつ該遮断周波数がKHzの
単位での積が0.7〜1.5位の数値からなる騒音追従
制御型放送装置の提供にある。
フォンを放送用電力増幅器の内部に設置し、車両内配線
の煩雑をなくすと共に低域で高域の周波数特性の良い騒
音制御信号で車内放送用の電力増幅器の利得制御を行な
い、しかも車両の走行時の振動騒音や走行騒音の大きい
車両中においても明瞭度の高い放送が聞けるように構成
した車内放送装置を提供するものである。
自体の振動騒音・走行の騒音・乗客の騒音などがあるが
支配的な騒音は車両自体の振動騒音と走行騒音である。
したがって、これらの騒音を検出して明瞭度の高い放送
装置を構成する必要がある。この目的を達成するため、
本発明は各車両に設けられている車内放送用増幅器の内
部に騒音検出用マイクロフォンを設置して放送音声を除
く車両騒音と走行騒音を検出し、その車両騒音信号を車
内放送増幅器内の騒音制御回路にてローパスフィルター
とハイパスフィルターとによって複数の周波数帯域に分
割すると共に、騒音信号を整流器によって直流信号に変
換して放送用電力増幅器の光電抵抗素子の抵抗値を変化
させ、更に構成される音量調整素子、ハイパスフィルタ
ー素子及びローパスフィルター素子を制御して放送用電
力増幅器の利得を可変してスピーカの出力音量を調整す
る。
たハイパスフィルター素子とローパスフィルター素子は
バンドパスファルターを構成しており、騒音検出マイク
ロフォンによって車両騒音信号のローパフィルターで得
られた信号が大きくなるので、それにつれてハイパスフ
ィルター素子の遮断周波数を連続的にしかも段階的に高
い方に変化させて徐々に音声の低周波領域を遮断させる
ことができる。この場合、低周波領域を遮断しただけで
は音声のバランスが悪くなるためにローパスフィルター
素子の高域遮断周波数を可変する必要がある。この場合
のハイパスフィルター素子の低域遮断周波数は、50H
zから600Hzとすることができると共にローパスフ
ィルターの高域遮断周波数もハイパスフィルター素子の
低域遮断周波数(KHz)とローパスフィルター素子の
高域遮断周波数(KHz)の積が0.7〜1.5を満足
する値にすることが望ましい。
信号は音量調整素子を制御して放送用電力増幅器の放送
音量を可変すると共に騒音信号の周波数帯域成分の相違
によって放送音量周波数帯域を可変することにより、車
両騒音の中で明瞭度の高い放送を提供することができ
る。
説明する。図1は本発明からなる騒音追従制御型の放送
装置を示したものである。本図からも明らかのように乗
務員室の放送制御増幅器31で放送起動スイッチ1を押
すことにより、放送起動線5を介して乗客車両の放送増
幅器28が放送増幅器の起動用リレー7により起動され
るので、車内スピーカ23を接続すれば放送状態とな
る。一方、放送音声は放送マイクロフォン2で得られる
ので放送音声回線6を介して放送増幅器28に出力され
て放送用の車内スピーカ23に出力される。また、車両
の騒音は騒音検出用マイクロフォン22で検出されロー
パスフィルター19とハイパスフィルター20により周
波数分割される。この周波数を分割するためのローパス
フィルター19とハイパスフィルター20の遮断周波数
は、車両によって異なるが200Hzから800Hzの
間で設定することができる。そして、ローパスフィルタ
ー19で得られた騒音信号は整流器21で直流に変換さ
れて放送用電力増幅器25の光電抵抗素子15,17の
抵抗値を可変させ、更にローパスフィルター素子12と
ハイパスフィルター素子11の遮断周波数を可変させ
て、放送音声の明瞭度が高くなるように周波数帯域を制
限する。この場合、ハイパスフィルター素子11の遮断
周波数は50Hzから600Hzとし、ローパスフィル
ター素子12の遮断周波数は両者の遮断周波数がKHz
単位での積の値が0.7〜1.5を満足する値にするこ
とが望ましい。
騒音信号は、整流器21で直流に変換されて放送用電力
増幅器25の光電抵抗素子15の抵抗値を可変させるこ
とができるので、放送増幅器28の利得を可変させて車
内スピーカ23からの放送音量を可変することが可能と
なる。なお、この装置では放送の音声を拾わない場所に
騒音検出マイクロフォン22が設置されるため、放送音
声の出力中であっても騒音を検出して放送用電力増幅器
25の利得制御ができるので騒音追従型の放送装置を形
成することができる。
送機構における騒音の大きさ及び種類に応じて放送音量
と周波数帯域を制御する騒音制御型の放送装置であっ
て、車両騒音の検出用マイクロフォンと該車両騒音検出
用マイクロフォンを内臓してなる車両放送用の電力増幅
器と該車両放送用電力増幅器の利得を制御して放送音量
を可変する騒音追従制御回路とから構成されかつ車両の
床下等の放送音声の検知が不可能若しくは困難な場所に
おいて、車内の放送音声を除く車両の振動騒音ないしは
走行騒音のみを検出しかつ該検出騒音の情報により放送
増幅器の利得と周波数帯域を可変して明瞭度の高い車内
放送音声を提供することを特徴とする鉄道車両用の騒音
追従制御型放送装置であるから、従来装置では得られな
い作用効果を得ることができる。
が車内放送の音声周波数帯域を可変するローパスフィル
ターとハイパスフィルターとから構成されるバンドパス
フィルターが具備されると共に前記ローパスフィルター
とハイパスフィルターとの遮断周波数が200Hzから
800Hz程度でありかつ該遮断周波数がKHzの単位
での積が0.7〜1.5位の数値からなる騒音追従制御
型放送装置であるから、車両内配線の煩雑をなくして低
域と高域の周波数特性の良い騒音制御信号で車内放送用
の電力増幅器の利得制御を行ない、しかも車両走行時の
振動騒音や走行騒音の大きい車両中においても明瞭度の
高い放送を提供することができる。
た概要ブロック図。
ク図。
ク図。
ク図。
ク図。
ク図。
フォン 3 放送起動用リレー 4 放送起動用リレ
ー接点 5 放送起動線 6 放送音声線 7 放送増幅器起動リレー 9 放送増幅器起動
リレー接点 10 音量調整素子 11 ハイパスフィ
ルタ素子 12 ローパスフィルタ素子 13 音量調整用光
電抵抗素子 14 音量調整抵抗 15 ハイパスフィ
ルタ用光電抵抗素子16ハイパスフィルタ用コンデンサ 17 ローパスフィルタ用光電抵抗素子 18 ローパスフィルム用コンデンサ 19 ローパスフィルタ 20 ハイパスフィ
ルター 21 整流器 22 騒音検知用マ
イクロフォン 23 車内スピーカ 24 利得制御回路 25 放送用電力増幅器 26 整流回路 27 サンプルアンドホールド回路
28放送増幅器 2
9 放送制御増幅器
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄道等車両用の分散式車内放送機構にお
ける騒音の大きさ及び種類に応じて放送音量と周波数帯
域を制御する騒音制御型の放送装置であって、車両騒音
の検出用マイクロフォンと、該車両騒音検出用マイクロ
フォンを内臓してなる車両放送用の電力増幅器と、該車
両放送用電力増幅器の利得を制御して放送音量を可変す
る騒音追従制御回路とから構成され、車両の床下等の車
内放送音声の検知が不可能若しくは困難な場所におい
て、車内の放送音声を除く車両の振動騒音ないしは走行
騒音のみを検出し、かつ該検出騒音の情報により放送増
幅器の利得と周波数帯域を可変して明瞭度の高い車内放
送音声を提供することを特徴とする鉄道車両用の騒音追
従制御型放送装置。 - 【請求項2】 前記車内放送用電力増幅器が、車内放送
の音声周波数帯域を可変するローパスフィルターとハイ
パスフィルターとから構成されるバンドパスフィルター
が具備される請求項1記載の鉄道車両用の騒音追従制御
型放送装置。 - 【請求項3】 前記ローパスフィルターとハイパスフィ
ルターとの遮断周波数が200Hzから800Hz程度
であり、かつ該遮断周波数がKHzの単位での積が0.
7〜1.5位の数値からなる請求項2記載の鉄道車両用
の騒音追従制御型放送装置。
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---|---|---|---|
JP15548298A JP3914336B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 鉄道等車両用の騒音追従制御型放送装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2004066890A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | West Japan Railway Co | 鉄道車両の併結変換器 |
JP2012049697A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Hitachi Ltd | 旅客案内システム及び旅客案内方法 |
CN116714611A (zh) * | 2023-08-07 | 2023-09-08 | 比亚迪股份有限公司 | 列车控车方法、车载控制器、列车及存储介质 |
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---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-06-04 JP JP15548298A patent/JP3914336B2/ja not_active Expired - Fee Related
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