JPH11354356A - 鉄心の自動供給装置 - Google Patents
鉄心の自動供給装置Info
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- JPH11354356A JPH11354356A JP16332598A JP16332598A JPH11354356A JP H11354356 A JPH11354356 A JP H11354356A JP 16332598 A JP16332598 A JP 16332598A JP 16332598 A JP16332598 A JP 16332598A JP H11354356 A JPH11354356 A JP H11354356A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄心から帯鋼材を確実に分離してその幅毎に
異なる枚数を取出し、所定枚数の帯鋼材が揃った状態で
鉄心積み作業者の手元に搬送するようにする。 【解決手段】 帯鋼材を多数枚積層して構成された鉄心
の上部数枚の帯鋼材を分離するための分離機構と、この
分離機構により分離された帯鋼材を１枚ずつ取出す取出
し機構と、この取出し機構により取出した帯鋼材を１枚
ずつ搬送する第１の搬送機構と、この第１の搬送機構に
より搬送される帯鋼材を所定枚数積み重ねた後に搬送す
る第２の搬送機構とを備える構成とする。
異なる枚数を取出し、所定枚数の帯鋼材が揃った状態で
鉄心積み作業者の手元に搬送するようにする。 【解決手段】 帯鋼材を多数枚積層して構成された鉄心
の上部数枚の帯鋼材を分離するための分離機構と、この
分離機構により分離された帯鋼材を１枚ずつ取出す取出
し機構と、この取出し機構により取出した帯鋼材を１枚
ずつ搬送する第１の搬送機構と、この第１の搬送機構に
より搬送される帯鋼材を所定枚数積み重ねた後に搬送す
る第２の搬送機構とを備える構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、中・大容量の変圧
器に使用する積層状の鉄心を組立作業者に自動供給する
鉄心の自動供給装置に関する。
器に使用する積層状の鉄心を組立作業者に自動供給する
鉄心の自動供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、中・大容量の変圧器は、その
占積率を向上するために段積み鉄心が使用される。その
段積み鉄心の組立作業状態を図９に示す。レグ鉄心１に
コイル２が挿入された組立途中の変圧器３の両側にリフ
ター４、５が設置されており、前工程で帯鋼材を切断し
て多数枚積層された上部ヨーク用の鉄心６を第１の作業
者７のリフター４上に載置し、第１の作業者７がその上
部ヨーク用の鉄心６から１回当たり２〜４枚の鉄心材６
ａを剥ぎ取った後その鉄心材群６ｂを揃えた状態で第２
の作業者８に手渡す。第２の作業者８は手渡された鉄心
材群６ｂをさらに精度よく揃えて変圧器３の上方より隙
間１ｍｍ前後でレグ鉄心１に差し込んでいく。この作業
を数百回繰り返すことにより鉄心段積み作業が完了す
る。本作業はすべて複数人の人手による作業であり、ま
た１回の作業時に剥ぎ取る２〜４枚の鉄心材群６ｂの重
量は１〜１０ｋｇと重く、この作業を数百回繰り返すこ
ととなるため、作業者は相当量の労力を必要とし、また
手間のかかる作業でもあった。
占積率を向上するために段積み鉄心が使用される。その
段積み鉄心の組立作業状態を図９に示す。レグ鉄心１に
コイル２が挿入された組立途中の変圧器３の両側にリフ
ター４、５が設置されており、前工程で帯鋼材を切断し
て多数枚積層された上部ヨーク用の鉄心６を第１の作業
者７のリフター４上に載置し、第１の作業者７がその上
部ヨーク用の鉄心６から１回当たり２〜４枚の鉄心材６
ａを剥ぎ取った後その鉄心材群６ｂを揃えた状態で第２
の作業者８に手渡す。第２の作業者８は手渡された鉄心
材群６ｂをさらに精度よく揃えて変圧器３の上方より隙
間１ｍｍ前後でレグ鉄心１に差し込んでいく。この作業
を数百回繰り返すことにより鉄心段積み作業が完了す
る。本作業はすべて複数人の人手による作業であり、ま
た１回の作業時に剥ぎ取る２〜４枚の鉄心材群６ｂの重
量は１〜１０ｋｇと重く、この作業を数百回繰り返すこ
ととなるため、作業者は相当量の労力を必要とし、また
手間のかかる作業でもあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この手作業を解決する
には、図９の状態で積層された上部ヨーク用の鉄心６か
ら１枚の鉄心材６ａを自動的に剥ぎ取り、第２の作業者
８の手元まで自動で搬送することが考えられるが、鉄心
材６ａが多数枚積層された鉄心６は密着性が良いため鉄
心材６ａを１枚ずつ取出しにくく、従って所定枚数を取
り出すときにその枚数にばらつきを生じやすく、また複
数枚の鉄心材群６ｂが不揃いになりやすいという不具合
がある。さらに鉄心材６ａの搬送枚数はその鉄心材６ａ
の幅により異なるため上部ヨーク用の鉄心６から１枚ず
つ鉄心材６ａを剥ぎ取るときにその幅を測定する必要が
ある。
には、図９の状態で積層された上部ヨーク用の鉄心６か
ら１枚の鉄心材６ａを自動的に剥ぎ取り、第２の作業者
８の手元まで自動で搬送することが考えられるが、鉄心
材６ａが多数枚積層された鉄心６は密着性が良いため鉄
心材６ａを１枚ずつ取出しにくく、従って所定枚数を取
り出すときにその枚数にばらつきを生じやすく、また複
数枚の鉄心材群６ｂが不揃いになりやすいという不具合
がある。さらに鉄心材６ａの搬送枚数はその鉄心材６ａ
の幅により異なるため上部ヨーク用の鉄心６から１枚ず
つ鉄心材６ａを剥ぎ取るときにその幅を測定する必要が
ある。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みて成されたもの
で、鉄心から鉄心材を確実に分離してその幅毎に異なる
枚数を取出し、所定枚数の鉄心材群が揃った状態で鉄心
積み作業者の手元に搬送する鉄心の自動供給装置を提供
することを目的とする。
で、鉄心から鉄心材を確実に分離してその幅毎に異なる
枚数を取出し、所定枚数の鉄心材群が揃った状態で鉄心
積み作業者の手元に搬送する鉄心の自動供給装置を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明における鉄心の自
動供給装置は、帯鋼材を多数枚積層して構成された鉄心
の上部数枚の鉄心材を分離するための分離機構と、この
分離機構により分離された鉄心材を１枚ずつ取出す取出
し機構と、この取出し機構により取出した鉄心材を１枚
ずつ搬送する第１の搬送機構と、この第１の搬送機構に
より搬送される鉄心材を所定枚数積み重ねた後に搬送す
る第２の搬送機構とを備えたところに特徴と有する。
（請求項１）上記構成の鉄心の自動供給装置によれば、
所定枚数の鉄心材を自動的に取出し、この所定枚数の鉄
心材群を作業者に自動的に供給でき作業性の向上を図る
ことができる。
動供給装置は、帯鋼材を多数枚積層して構成された鉄心
の上部数枚の鉄心材を分離するための分離機構と、この
分離機構により分離された鉄心材を１枚ずつ取出す取出
し機構と、この取出し機構により取出した鉄心材を１枚
ずつ搬送する第１の搬送機構と、この第１の搬送機構に
より搬送される鉄心材を所定枚数積み重ねた後に搬送す
る第２の搬送機構とを備えたところに特徴と有する。
（請求項１）上記構成の鉄心の自動供給装置によれば、
所定枚数の鉄心材を自動的に取出し、この所定枚数の鉄
心材群を作業者に自動的に供給でき作業性の向上を図る
ことができる。
【０００６】また、上記構成の鉄心の自動供給装置にお
いて、多数枚の鉄心材の幅をそれぞれ測定することによ
り搬送する枚数を決定することとしてもよい。（請求項
２）。
いて、多数枚の鉄心材の幅をそれぞれ測定することによ
り搬送する枚数を決定することとしてもよい。（請求項
２）。
【０００７】また、上記構成の鉄心の自動供給装置にお
いて、水平状態で搬送される所定枚数の鉄心材群を傾斜
状態に保持する傾斜保持機構を備えていることとしても
よい（請求項３）。
いて、水平状態で搬送される所定枚数の鉄心材群を傾斜
状態に保持する傾斜保持機構を備えていることとしても
よい（請求項３）。
【０００８】また、上記構成の鉄心の自動供給装置にお
いて、取出し機構により分離された鉄心材を１枚ずつ取
出すときに取出し機構の動作が一時停止することとして
もよい（請求項４）。
いて、取出し機構により分離された鉄心材を１枚ずつ取
出すときに取出し機構の動作が一時停止することとして
もよい（請求項４）。
【０００９】また、上記構成の鉄心の自動供給装置にお
いて、傾斜保持機構により所定枚数の鉄心材が傾斜状態
に保持されるときに所定枚数の鉄心材群を揃える機構を
備えていることとしてもよい（請求項５）。
いて、傾斜保持機構により所定枚数の鉄心材が傾斜状態
に保持されるときに所定枚数の鉄心材群を揃える機構を
備えていることとしてもよい（請求項５）。
【００１０】さらに、上記構成の鉄心の自動供給装置に
おいて、傾斜保持機構は搬送された鉄心の累積厚さに応
じて作業者から離れるように移動することとしてもよい
（請求項６）
おいて、傾斜保持機構は搬送された鉄心の累積厚さに応
じて作業者から離れるように移動することとしてもよい
（請求項６）
【００１１】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について図
１乃至図８を参照し、従来構成と同じものは同じ符号を
使用して説明する。図１は鉄心の自動供給装置の全体構
成を示し、６は前工程で帯鋼材が切断されかつ多数枚が
積層された状態の上部ヨーク用の鉄心で、４はこの鉄心
６を載置するためのリフターである。９は鉄心６の上部
数枚の鉄心材を分離させるための分離機構で、６ａはこ
の分離機構９により分離された１枚の鉄心材を示し、６
ｂは所定枚数が積み重ねられた鉄心材群を示す。１０は
取出し機構を示し、１１はこの取出し機構１０から取出
された鉄心材６ａを搬送するための第１の搬送機構たる
搬送コンベアで、１２は第１の搬送コンベア１１から搬
送される鉄心材群６ｂを作業者８方向へ搬送するための
第２の搬送機構たる搬送コンベアである。１３は第２の
搬送コンベア１２の終端近傍に設けられた傾斜保持機構
を示す。図２は前記分離機構９の詳細を示し、作動用モ
ータ９ａの回転力をねじ９ｂにより伝達されるマグネッ
トフロータ９ｃが、鉄心６の両側からその軸方向に作動
する。図３は上部ヨーク用の鉄心６が分離機構９により
１枚ずつの鉄心材６ａに分離された状態を示す。図４は
取出し機構１０の詳細を示し、１０ａはエアー式バキュ
ームパットで、１０ｂはこのエアー式バキュームパット
１０ａを作動させる第１のシリンダー、１０ｃはエアー
式バキュームパット１０ａを中間で停止させる第２のシ
リンダーである。なお、１０ｄは光電センサーである。
図５は第１の搬送コンベア１１の詳細を示し、１１ａは
平ベルト、１１ｂはプーリー、１１ｃは駆動軸１１ｄに
取り付けられたロータリーエンコーダを示す。１１ｅは
鉄心材６ａの幅を測定するための光電センサを、１１ｆ
は鉄心材６ａが正常な状態で取出されたかを確認するた
めの近接センサである。
１乃至図８を参照し、従来構成と同じものは同じ符号を
使用して説明する。図１は鉄心の自動供給装置の全体構
成を示し、６は前工程で帯鋼材が切断されかつ多数枚が
積層された状態の上部ヨーク用の鉄心で、４はこの鉄心
６を載置するためのリフターである。９は鉄心６の上部
数枚の鉄心材を分離させるための分離機構で、６ａはこ
の分離機構９により分離された１枚の鉄心材を示し、６
ｂは所定枚数が積み重ねられた鉄心材群を示す。１０は
取出し機構を示し、１１はこの取出し機構１０から取出
された鉄心材６ａを搬送するための第１の搬送機構たる
搬送コンベアで、１２は第１の搬送コンベア１１から搬
送される鉄心材群６ｂを作業者８方向へ搬送するための
第２の搬送機構たる搬送コンベアである。１３は第２の
搬送コンベア１２の終端近傍に設けられた傾斜保持機構
を示す。図２は前記分離機構９の詳細を示し、作動用モ
ータ９ａの回転力をねじ９ｂにより伝達されるマグネッ
トフロータ９ｃが、鉄心６の両側からその軸方向に作動
する。図３は上部ヨーク用の鉄心６が分離機構９により
１枚ずつの鉄心材６ａに分離された状態を示す。図４は
取出し機構１０の詳細を示し、１０ａはエアー式バキュ
ームパットで、１０ｂはこのエアー式バキュームパット
１０ａを作動させる第１のシリンダー、１０ｃはエアー
式バキュームパット１０ａを中間で停止させる第２のシ
リンダーである。なお、１０ｄは光電センサーである。
図５は第１の搬送コンベア１１の詳細を示し、１１ａは
平ベルト、１１ｂはプーリー、１１ｃは駆動軸１１ｄに
取り付けられたロータリーエンコーダを示す。１１ｅは
鉄心材６ａの幅を測定するための光電センサを、１１ｆ
は鉄心材６ａが正常な状態で取出されたかを確認するた
めの近接センサである。
【００１２】図６は第２の搬送コンベア１２の詳細を説
明するもので、平ベルト１２ａ、プーリ１２ｂ、マグネ
ット１２ｃ、駆動軸１２ｄからなる。図７及び図８は傾
斜保持機構１３の詳細図で、１３ａは鉄心材群６ｂを傾
斜保持させるガイドプレート、１３ｂは鉄心材群６ｂを
保持する受け座、１３ｃは可動式爪、１３ｄは可動式爪
１３ｃを上下させるシリンダ、１３ｅは鉄心材群６ｂが
作業者８側へ転倒するのを防ぐ支え板を示す。１３ｆは
鉄心材群６ｂの不揃いを揃えるための三角ガイドピン
で、１３ｇはこの三角ガイドピン１３ｆに振動を与える
バイブレータ、１３ｈはリニアエンコーダ付きシリン
ダ、１３ｉは近接センサを示す。
明するもので、平ベルト１２ａ、プーリ１２ｂ、マグネ
ット１２ｃ、駆動軸１２ｄからなる。図７及び図８は傾
斜保持機構１３の詳細図で、１３ａは鉄心材群６ｂを傾
斜保持させるガイドプレート、１３ｂは鉄心材群６ｂを
保持する受け座、１３ｃは可動式爪、１３ｄは可動式爪
１３ｃを上下させるシリンダ、１３ｅは鉄心材群６ｂが
作業者８側へ転倒するのを防ぐ支え板を示す。１３ｆは
鉄心材群６ｂの不揃いを揃えるための三角ガイドピン
で、１３ｇはこの三角ガイドピン１３ｆに振動を与える
バイブレータ、１３ｈはリニアエンコーダ付きシリン
ダ、１３ｉは近接センサを示す。
【００１３】次に、上記構成の作用につき説明する。前
工程で多数枚積層された上部ヨーク用の鉄心６をリフタ
ー４にセットすると、セットされた鉄心６はリフター４
により自動的に所定の高さ位置まで上昇し停止する。次
に、鉄心６の両側から分離機構９が作動し、端部が４５
度にカットされた鉄心６の両端で停止し、鉄心６の上部
数枚を図３に示すように個々の鉄心材６ａに分離する。
分離された鉄心材６ａは、上方の取出し機構１０により
１枚のみが取出され第１の搬送コンベア１１から第２の
搬送コンベア１２へ移動する。この第１の搬送コンベア
１１への搬送中に光電センサ１１ｅにより鉄心材６ａの
幅６ｃを測定し、その幅６ｃに応じた枚数が決定され
る。第２の搬送コンベア１２で指定の枚数に積み重ねら
れた鉄心材群６ｂは第２の搬送コンベア１２の終端まで
搬送され、搬送された鉄心材群６ｂは傾斜保持機構１３
にセットされ、ガイドプレート１３ａ及び受け座１３ｂ
が鉄心材群６ｂを傾斜保持する。この鉄心材群６ｂの傾
斜保持と同時に三角ガイドピン１３ｆとバイブレータ１
３ｈの振動により図８に示すように鉄心材群６ｂの不揃
いが修正される。鉄心材群６ｂが傾斜保持された時に支
え板１３ｅと可動爪１３ｃが下降し、ここで作業者８が
鉄心材群６ｂを取出しそれを近接センサ１３ｉが感知し
てガイドプレート１３ａが水平状態まで倒れ、初期状態
に復帰する。
工程で多数枚積層された上部ヨーク用の鉄心６をリフタ
ー４にセットすると、セットされた鉄心６はリフター４
により自動的に所定の高さ位置まで上昇し停止する。次
に、鉄心６の両側から分離機構９が作動し、端部が４５
度にカットされた鉄心６の両端で停止し、鉄心６の上部
数枚を図３に示すように個々の鉄心材６ａに分離する。
分離された鉄心材６ａは、上方の取出し機構１０により
１枚のみが取出され第１の搬送コンベア１１から第２の
搬送コンベア１２へ移動する。この第１の搬送コンベア
１１への搬送中に光電センサ１１ｅにより鉄心材６ａの
幅６ｃを測定し、その幅６ｃに応じた枚数が決定され
る。第２の搬送コンベア１２で指定の枚数に積み重ねら
れた鉄心材群６ｂは第２の搬送コンベア１２の終端まで
搬送され、搬送された鉄心材群６ｂは傾斜保持機構１３
にセットされ、ガイドプレート１３ａ及び受け座１３ｂ
が鉄心材群６ｂを傾斜保持する。この鉄心材群６ｂの傾
斜保持と同時に三角ガイドピン１３ｆとバイブレータ１
３ｈの振動により図８に示すように鉄心材群６ｂの不揃
いが修正される。鉄心材群６ｂが傾斜保持された時に支
え板１３ｅと可動爪１３ｃが下降し、ここで作業者８が
鉄心材群６ｂを取出しそれを近接センサ１３ｉが感知し
てガイドプレート１３ａが水平状態まで倒れ、初期状態
に復帰する。
【００１４】また、作業が進行していくに連れて、第２
の搬送コンベア１２及び傾斜保持機構１３は、図１に示
すように徐々に矢印Ｘ方向へ移動し、作業者８が鉄心材
群６ｂを取出すときに邪魔にならないものである。以
降、この動作が繰り返されて鉄心の組立作業が完了す
る。
の搬送コンベア１２及び傾斜保持機構１３は、図１に示
すように徐々に矢印Ｘ方向へ移動し、作業者８が鉄心材
群６ｂを取出すときに邪魔にならないものである。以
降、この動作が繰り返されて鉄心の組立作業が完了す
る。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項１記載の鉄心の自動供給装置によれば、帯鋼材が多
数枚積層された鉄心から所定枚数の鉄心材を自動的に取
出すことができ、その所定枚数の鉄心材群を作業者に自
動的に供給でき作業性の向上を図ることができる。
求項１記載の鉄心の自動供給装置によれば、帯鋼材が多
数枚積層された鉄心から所定枚数の鉄心材を自動的に取
出すことができ、その所定枚数の鉄心材群を作業者に自
動的に供給でき作業性の向上を図ることができる。
【００１６】請求項２記載の鉄心の自動供給装置によれ
ば、鉄心材を搬送する途中で鉄心材の幅を測定すること
により現在搬送されている鉄心材の指定枚数を確実に認
識でき、取出される鉄心材の幅に応じた枚数を積み重ね
て作業者まで搬送することができるので、作業者はほぼ
同じ重さの鉄心材群を持って作業することができ、効率
的な作業を行える。
ば、鉄心材を搬送する途中で鉄心材の幅を測定すること
により現在搬送されている鉄心材の指定枚数を確実に認
識でき、取出される鉄心材の幅に応じた枚数を積み重ね
て作業者まで搬送することができるので、作業者はほぼ
同じ重さの鉄心材群を持って作業することができ、効率
的な作業を行える。
【００１７】請求項３記載の鉄心の自動供給装置によれ
ば、所定枚数の鉄心材が傾斜状態で保持されるため作業
者が取出しやすく従って作業性が大幅に向上する。請求
項４記載の鉄心の自動供給装置によれば、取出し機構に
より分離された鉄心材を１枚ずつ取出すときに取出し機
構の動作が一時停止することにより、摩擦により張り付
いていた鉄心材が確実に振り落とされ、鉄心材を１枚ず
つ確実に取出すことができる。請求項５記載の鉄心の自
動供給装置によれば、傾斜保持機構により所定枚数の鉄
心材群が傾斜状態に保持されるときに鉄心材群に振動を
加えることにより鉄心材群の不揃いが無くなるため、作
業者が鉄心材群を揃える作業が不要となり作業性が向上
する。
ば、所定枚数の鉄心材が傾斜状態で保持されるため作業
者が取出しやすく従って作業性が大幅に向上する。請求
項４記載の鉄心の自動供給装置によれば、取出し機構に
より分離された鉄心材を１枚ずつ取出すときに取出し機
構の動作が一時停止することにより、摩擦により張り付
いていた鉄心材が確実に振り落とされ、鉄心材を１枚ず
つ確実に取出すことができる。請求項５記載の鉄心の自
動供給装置によれば、傾斜保持機構により所定枚数の鉄
心材群が傾斜状態に保持されるときに鉄心材群に振動を
加えることにより鉄心材群の不揃いが無くなるため、作
業者が鉄心材群を揃える作業が不要となり作業性が向上
する。
【００１８】請求項６記載の鉄心の自動供給装置によれ
ば、傾斜保持機構は搬送された鉄心材群の累積厚さに応
じて作業者から離れるように移動することにより作業者
が鉄心材群を取出す際に積層された鉄心材群が邪魔にな
らない。
ば、傾斜保持機構は搬送された鉄心材群の累積厚さに応
じて作業者から離れるように移動することにより作業者
が鉄心材群を取出す際に積層された鉄心材群が邪魔にな
らない。
【図１】 本発明の一実施例の全体構成を示す概略図、
【図２】 分離機構の詳細図、
【図３】 鉄心が分離された様子を示す斜視図、
【図４】 取出し機構の詳細図、
【図５】 第１の搬送コンベアの詳細図、
【図６】 第２の搬送コンベアの詳細図、
【図７】 傾斜保持機構の詳細図、
【図８】 鉄心材群を揃える状態を説明する図
【図９】 従来例を示す図１相当図、
１…レグ鉄心、 ２…コイル、３…変
圧器 ４、５…リフター、６…鉄
心、 ６ａ…鉄心材、 ６ｂ…鉄心材群、９…分離機構
１０…取出し機構 １１…第１の搬送機構 １２…第２の搬送機
構 １３…傾斜保持機構
圧器 ４、５…リフター、６…鉄
心、 ６ａ…鉄心材、 ６ｂ…鉄心材群、９…分離機構
１０…取出し機構 １１…第１の搬送機構 １２…第２の搬送機
構 １３…傾斜保持機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 博之 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 金田 陽助 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内
Claims (6)
- 【請求項１】 帯鋼材を多数枚積層して構成された鉄心
の上部数枚を分離するための分離機構と、この分離機構
により分離された鉄心材を１枚ずつ取出す取出し機構
と、この取出し機構により取出した鉄心材を１枚ずつ搬
送する第１の搬送機構と、この第１の搬送機構により搬
送される鉄心材を所定枚数積み重ねた後に作業者方向に
搬送する第２の搬送機構とを備えたことを特徴とする鉄
心の自動供給装置。 - 【請求項２】 鉄心材の幅をそれぞれ測定することによ
り作業者方向に搬送する枚数を決定することを特徴とす
る請求項１記載の鉄心の自動供給装置。 - 【請求項３】 水平状態で搬送される所定枚数の鉄心材
群を傾斜状態に保持する傾斜保持機構を備えていること
を特徴とする請求項１記載の鉄心の自動供給装置。 - 【請求項４】 取出し機構により鉄心材を１枚ずつ取出
すときに取出し機構の動作が一時停止することを特徴と
する請求項１記載の鉄心の自動供給装置。 - 【請求項５】 傾斜保持機構により所定枚数の鉄心材が
傾斜状態に保持されるときに所定枚数の鉄心材群を揃え
る機構を備えていることを特徴とする請求項１記載の鉄
心の自動供給装置。 - 【請求項６】 傾斜保持機構は搬送された鉄心材群の累
積厚さに応じて作業者から離れるように移動することを
特徴とする請求項１記載の鉄心の自動供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16332598A JP3604561B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 鉄心の自動供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16332598A JP3604561B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 鉄心の自動供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11354356A true JPH11354356A (ja) | 1999-12-24 |
| JP3604561B2 JP3604561B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=15771711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16332598A Expired - Lifetime JP3604561B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 鉄心の自動供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3604561B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112185674A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-05 | 山东电工电气集团智能电气有限公司 | 一种用于变压器铁芯自动插铁的机械手以及使用方法 |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP16332598A patent/JP3604561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN112185674A (zh) * | 2020-09-28 | 2021-01-05 | 山东电工电气集团智能电气有限公司 | 一种用于变压器铁芯自动插铁的机械手以及使用方法 |
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