JPH11353894A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11353894A
JPH11353894A JP15920298A JP15920298A JPH11353894A JP H11353894 A JPH11353894 A JP H11353894A JP 15920298 A JP15920298 A JP 15920298A JP 15920298 A JP15920298 A JP 15920298A JP H11353894 A JPH11353894 A JP H11353894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冗長置き換えをヒューズデータの代りに外部ア
ドレス入力を用いて行なう冗長テストモードを有し、不
良ブロックを冗長メモリに簡単に置き換えたり、真性不
良がないサンプルを簡単に実現して評価し得る半導体メ
モリを提供する。 【解決手段】メモリにアクセスするために必要な内部ア
ドレス信号を生成する回路2と、本体メモリブロックの
不良アドレスデータを記憶しておく回路5と、内部アド
レス信号と不良アドレスとを比較する第1の比較回路6
と、外部から入力する冗長テスト用アドレスをラッチす
るためのラッチ回路10と、ラッチした冗長テスト用ア
ドレスと内部アドレスとを比較する第2の比較回路11
と、第1の比較回路の出力と第2の比較回路の出力とを
切り替え選択し、選択出力によって本体メモリの一部を
冗長メモリブロックに置き換え制御する切り替え回路1
2を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
係り、特に半導体記憶装置(半導体メモリ)の冗長制御
回路に関するもので、例えばEEPROMなどに使用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の半導体メモリにおける冗
長制御回路を含むアドレス制御回路の構成例を示すブロ
ック図である。図7に示すアドレス制御回路において、
1は外部から入力されるアドレスデータを取り込む入力
バッファ、2は前記入力バッファ1の出力信号を受けて
内部アドレス信号7を生成するアドレス信号生成回路で
あり、アドレスカウンタにアクセス開始アドレスをセッ
トする機能およびマルチプレクサの機能を持っている。
【0003】3は本体メモリ(図示せず)にアクセスす
るための本体メモリ用アドレスデコーダ、4は冗長メモ
リ(図示せず)にアクセスするための冗長メモリ用アド
レスデコーダ、5は冗長部に置き換えすべき本体メモリ
の不良アドレスをヒューズ素子群に記憶する不良アドレ
ス記憶回路、6は上記不良アドレス記憶回路5に記憶さ
れた不良アドレスデータ(ヒューズデータ)と前記内部
アドレス信号7のアドレスデータとを比較し、比較結果
に応じて前記本体メモリ用アドレスデコーダ3および冗
長メモリ用アドレスデコーダ4を制御するアドレス比較
回路である。
【0004】上記構成のアドレス制御回路において、通
常、メモリにアクセスする場合には、外部からアクセス
開始アドレスを入力し、このアクセス開始アドレスを入
力バッファ1を介してアドレス信号生成回路2のアドレ
スカウンタにセットする。
【0005】上記アドレスカウンタは、外部から入力す
る読み出し・書き込みパルスに同期してアドレスがカウ
ントアップされ、アドレス空間に応じたビット数の内部
アドレス信号(アドレス値に応じてエンコードされた信
号)7を生成する。
【0006】本体メモリ用アドレスデコーダ3は、その
ローデコーダやカラムデコーダにより前記内部アドレス
信号7をデコードし、アドレスに対応したワード線、ビ
ット線を選択する。
【0007】アドレス比較回路6は、前記不良アドレス
記憶回路5に記憶されたヒューズデータと前記内部アド
レス信号7のアドレスとを比較し、双方が一致した時に
前記本体メモリを非選択状態にするために本体メモリ用
アドレスデコーダ3のロー・カラムデコーダに選択禁止
信号8を出力するとともに、冗長メモリを選択状態にす
るために冗長メモリ用アドレスデコーダ4に選択信号9
を出力する。これにより、本体メモリの不良ブロック
(不良ローあるいは不良カラム)の冗長メモリへの置き
換えを実現している。
【0008】図8は、図7中のアドレス比較回路6の従
来例を示す。図に示すアドレス比較回路は、前記冗長メ
モリ用アドレスデコーダ4が複数存在する場合に対応し
て複数の冗長アドレスとの比較を行うために複数の比較
回路62〜64と、上記各比較回路62〜64の出力信
号SRD1〜SRD3の論理和をとる論理和回路65が
設けられている。
【0009】上記論理和回路65は、上記複数の比較回
路62〜64の各出力SRD1〜SRD3を前記複数の
冗長メモリ用アドレスデコーダ4にイネーブル信号とし
て供給するとともに、上記各出力SRD1〜SRD3が
少なくとも1つでも活性化した場合をナンドゲート66
で検出して前記本体メモリ用アドレスデコーダ3にディ
セーブル信号(非選択信号)として供給するものであ
る。
【0010】前記各比較回路62〜64において、(A
1、/A1)、(A2、/A2)、(A3、/A3)は内部アドレ
ス信号7の各ビットの相補的な信号であり、それぞれ対
応して1個のNチャネルMOSトランジスタQのゲート
に供給されている。
【0011】上記複数のトランジスタQにそれぞれ対応
して1個のヒューズFが直列に接続されてなる複数の放
電パスがノードNと接地電位Vssとの間に並列に接続さ
れている。上記ノードNと電源電位Vccとの間には、プ
リチャージ信号PREがゲートに供給されるPチャネル
MOSトランジスタPからなる充電パスが接続されてい
る。
【0012】この場合、個々の放電パスは、ノードNに
対する充電パスの電流i1 よりも大きな電流i2 を流し
得るように設定されている。また、複数のヒューズF
は、記憶されたヒューズデータの各ビットの内容に対応
して切断/非切断状態になっている。なお、前記ノード
Nの電位はインバータ回路IVにより反転されて前記出
力信号SRDi(i=1、2、3)になる。
【0013】いま、複数のヒューズFが1つも切断され
ていない場合は、少なくとも1つの放電パスが形成され
るので、ノードNは接地電位Vss(“L”レベル)にな
っている。
【0014】また、ヒューズFが切断されている場合で
も、例えば図9に示すように、複数のヒューズFのヒュ
ーズデータの各ビットの内容と内部アドレス信号7の各
ビット信号A1、/A1、A2、/A2、A3、/A3の内容とが1
つでも異なると、少なくとも1つの放電パスが形成され
るので、ノードNは“L”レベルになっている。
【0015】これに対して、例えば図10に示すよう
に、ヒューズデータの各ビットの内容と各ビット信号A
1、/A1、A2、/A2、A3、/A3の内容とが全て一致した
場合には、放電パスが1つも形成されなくなるので、ノ
ードNはVcc(“H”レベル)になっている。
【0016】従って、ノードNが“H”レベルになった
場合に、本体メモリ用アドレスデコーダ3がディセーブ
ル状態になり、冗長メモリ用アドレスデコーダ4がイネ
ーブル状態になり、本体メモリの不良ブロックが冗長メ
モリに置き換えられる。
【0017】上記したような冗長制御回路を有する半導
体メモリによれば、メモリの製造段階でのテストに際し
て本体メモリの不良ブロックが検出された場合には、ヒ
ューズF(例えばポリシリコンヒューズ)を切断するこ
とにより、本体メモリの真性不良(消去、書き込み、読
み出しなどの基本動作ができない不良)を取り除いた良
品とすることができる。
【0018】しかし、メモリの開発段階あるいは製造段
階でデバイス(チップ領域あるいはチップ)の些細な評
価を実行するために不良ブロックを冗長メモリに置き換
えたい場合、前述したようにヒューズFを切断するため
には、ヒューズブロー専用機あるいはレーザービームを
用いて溶断するしかなく、評価に際して時間と手間がか
かる。
【0019】また、不良ブロックを冗長メモリに置き換
えることによってデバイスを完全な良品にできれば良い
が、素性が悪いデバイスの場合には不良ブロックが多い
ため、冗長メモリに書き換えされずに若干の真性不良が
残ってしまう。
【0020】この場合には、デバイスに真性不良がない
状態で評価することが望ましい信頼性試験において、試
験結果のデータに真性不良のデータが取り込まれてしま
うので、煩わしい結果となる。しかし、特に量産前の開
発段階においては、完全な良品チップが得られる割合
(歩留り)が加工ばらつきによって少なくなることもあ
り、簡単に真性不良がないサンプルを得て評価できるこ
とが望まれる。
【0021】また、ヒューズFを一度切断してしまう
と、メモリ内部で不良ブロックを冗長メモリに置き換え
るためにアドレスの切り替えを自動的に行なってしまう
ので、置き換え前の不良セルがどのような不良であった
か知ることはできない。
【0022】例えば置き換え前の不良セルをアクセスし
てしまうようなメモリの動作モード(例えばEEPRO
Mにおけるチップ全消去や全書き込み)で動作した場合
には、置き換え前の不良セルによって書き込み・消去電
圧が低下しても、その不良セルの原因によるものかどう
かを検証することができない。
【0023】また、ヒューズFを一度切断して置き換え
を行うように設定してしまうと、仮に冗長回路に起因す
る不良があったとしても、置き換え前のデータを再現す
ることができないので、メモリの不良解析が困難になる
かあるいは遅くなってしまう。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
半導体メモリは、メモリの開発段階あるいは製造段階で
デバイスの些細な評価を実行するために不良ブロックを
冗長メモリに置き換えたい場合にヒューズブロー専用機
あるいはレーザービームを用いてヒューズを切断する必
要があり、評価に際して時間と手間がかかるという問題
があった。
【0025】また、不良ブロックを冗長メモリに置き換
えた場合でも、デバイスによっては若干の真性不良が残
ってしまうので、デバイスに真性不良がない状態で評価
することが望ましい信頼性試験において試験結果のデー
タに真性不良のデータが取り込まれてしまうという問題
があった。
【0026】また、置き換え前の不良セルがどのような
不良であったか知ることはできないという問題があっ
た。本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもの
で、不良アドレス記憶用のヒューズ素子または不揮発性
記憶素子に関係なく、冗長置き換えを外部アドレス入力
を用いて行なう冗長テストモードを有し、不良ブロック
を冗長メモリに簡単に置き換えたり、真性不良がないサ
ンプルを簡単に実現して評価し得る半導体記憶装置を提
供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】第1の半導体記憶装置
は、本体メモリと、前記本体メモリの一部を置き換える
ための冗長メモリと、外部から入力するアドレスデータ
を受けて前記本体メモリにアクセスするために必要な内
部アドレス信号を生成する内部アドレス信号生成回路
と、前記本体メモリの一部を置き換えるための不良アド
レスデータを記憶する不良アドレス記憶回路と、前記内
部アドレス信号によるアドレスデータと前記不良アドレ
ス記憶回路に記憶された不良アドレスデータとを比較す
る第1のアドレス比較回路と、外部から入力する所定の
アドレスデータを受けてラッチする外部入力アドレスラ
ッチ回路と、前記外部入力アドレスラッチ回路によりラ
ッチしたアドレスデータと前記内部アドレス信号生成回
路から出力するアドレスデータとを比較する第2のアド
レス比較回路と、前記第1のアドレス比較回路の出力お
よび前記第2のアドレス比較回路の出力を選択制御し、
前記第1のアドレス比較回路または第2のアドレス比較
回路による比較結果が一致した場合の出力により、比較
の対象となったアドレスに対応する前記本体メモリの一
部を非選択状態にするように制御する切り替え回路とを
具備することを特徴とする。
【0028】第2の半導体記憶装置は、本体メモリと、
外部から入力するアドレスデータを受けて前記本体メモ
リにアクセスするために必要な内部アドレス信号を生成
する内部アドレス信号生成回路と、外部から入力する第
1のプロテクト用アドレスデータをラッチする第1の外
部入力アドレスラッチ回路と、外部から入力する第2の
プロテクト用アドレスデータをラッチする第2の外部入
力アドレスラッチ回路と、前記第1の外部入力アドレス
ラッチ回路によりラッチした第1のプロテクト用アドレ
スデータと前記内部アドレス信号生成回路から出力する
内部アドレスデータとを比較し、比較結果が一致した場
合の出力により、比較の対象となったアドレスに対応す
る前記本体メモリの一部を非選択状態に制御するアドレ
ス比較回路とを具備し、さらに、前記第2の外部入力ア
ドレスラッチ回路によりラッチした第2のプロテクト用
アドレスデータによって、前記アドレス比較回路におけ
る第1のプロテクト用アドレスデータと内部アドレスデ
ータとの比較動作の可否を制御することを特徴とする。
【0029】第3の半導体記憶装置は、本体メモリと、
前記本体メモリの一部を置き換えるための冗長メモリ
と、外部から入力するアドレスデータを受けて前記本体
メモリにアクセスするために必要な内部アドレス信号を
生成する内部アドレス信号生成回路と、前記本体メモリ
の一部を置き換えるための不良アドレスデータを記憶す
る不良アドレス記憶回路と、前記内部アドレス信号によ
るアドレスデータと前記不良アドレス記憶回路に記憶さ
れた不良アドレスデータとを比較する第1のアドレス比
較回路と、冗長テストモード時に外部から入力するテス
ト用アドレスデータをラッチする第1の外部入力アドレ
スラッチ回路と、前記第1の外部入力アドレスラッチ回
路によりラッチしたテスト用アドレスデータと前記内部
アドレス信号生成回路から出力する内部アドレスデータ
とを比較する第2のアドレス比較回路と、前記第1のア
ドレス比較回路の出力および前記第2のアドレス比較回
路の出力を選択制御し、選択出力に応じて前記本体メモ
リおよび前記冗長メモリのアクセスを制御する切り替え
回路と、外部から入力する第1のプロテクト用アドレス
データをラッチする第2の外部入力アドレスラッチ回路
と、外部から入力する第2のプロテクト用アドレスデー
タをラッチする第3の外部入力アドレスラッチ回路と、
前記第2の外部入力アドレスラッチ回路によりラッチし
た第1のプロテクト用アドレスデータと前記内部アドレ
ス信号生成回路から出力する内部アドレスデータとを比
較するとともに、前記第3の外部入力アドレスラッチ回
路によりラッチした第2のプロテクト用アドレスデータ
の指定によって一部のビットに対応する比較出力が禁止
制御され、前記第1のプロテクト用アドレスデータと内
部アドレスデータとの比較結果が一致した場合に、前記
第2のプロテクト用アドレスデータによって指定された
ビットを含むアドレスに対応する前記本体メモリの一部
を非選択状態に制御する第3のアドレス比較回路を具備
することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 <実施例1>図1は、本発明の第1実施例に係る半導体
メモリの一部(冗長制御回路を含むアドレス制御回路)
を示している。
【0031】図1に示す半導体メモリは、図7を参照し
て前述した従来例の半導体メモリと比べて、第1の切り
替え回路9a、外部入力アドレスラッチ回路10、第2
のアドレス比較回路11および第2の切り替え回路12
が冗長テスト用回路TESTとして付加されている点が
異なり、その他は同じである。
【0032】上記第1の切り替え回路9aは、入力バッ
ファ1の出力信号の供給先を冗長テストモード用アドレ
スラッチ信号Tlatchに基づいてアドレス信号生成回路2
または外部入力アドレスラッチ回路10に切り替えるた
めのものである。
【0033】前記外部入力アドレスラッチ回路10は、
冗長テストモードにおいて外部から入力するテスト用ア
ドレスデータをラッチするためのものである。前記第2
のアドレス比較回路11は、前記外部入力アドレスラッ
チ回路10によりラッチしたテスト用アドレスデータと
アドレス信号生成回路2から出力するアドレスデータと
を比較するためのものである。
【0034】前記第2の切り替え回路12は、前記比較
回路6(第1のアドレス比較回路)の出力および第2の
アドレス比較回路11の出力を冗長テストモード信号Ta
ccess に基づいて切り替え選択し、前記第1のアドレス
比較回路6または第2のアドレス比較回路11による比
較結果が一致した場合には、比較の対象となったアドレ
スに対応する前記本体メモリを非選択状態にするために
本体メモリ用アドレスデコーダ3のロー・カラムデコー
ダに選択禁止信号8を供給するとともに、冗長メモリを
選択状態にするために冗長メモリ用アドレスデコーダ4
に選択信号9を供給するためのものである。
【0035】即ち、図1において、1は外部からI/O
ピン(図示せず)を介して入力されるアドレスデータを
取り込む入力バッファ、2は前記第1の切り替え回路9
aの出力信号を受けて内部アドレス信号7を生成するア
ドレス信号生成回路であり、アドレスカウンタにアクセ
ス開始アドレスをセットする機能およびマルチプレクサ
の機能を持っている。
【0036】3は本体メモリ(図示せず)にアクセスす
るための本体メモリ用アドレスデコーダ、4は冗長メモ
リ(図示せず)にアクセスするための冗長メモリ用アド
レスデコーダ、5は冗長部に置き換えすべき本体メモリ
の不良アドレスを例えばヒューズ素子群に記憶する不良
アドレス記憶回路(または、不良アドレスを不揮発性記
憶素子に記憶する不良アドレス記憶回路でもよい)であ
る。
【0037】6は上記不良アドレス記憶回路5に記憶さ
れた不良アドレスデータ(ヒューズデータ)と前記内部
アドレス信号7のアドレスデータとを比較する第1のア
ドレス比較回路であり、例えば図8を参照して前述した
ように構成されている。
【0038】図2は、図1中の外部入力アドレスラッチ
回路10、第2のアドレス比較回路11、第2の切り替
え回路12の一例を示す。図2に示す回路には、冗長メ
モリブロックおよび冗長メモリ用アドレスデコーダ4が
複数存在する場合に対応して複数の冗長アドレス(不良
アドレス)との比較を行うために複数のアドレス制御ブ
ロック22〜24と、上記各ブロックの出力信号RD1
〜RD3の論理和をとる論理和回路25が設けられてい
る。
【0039】上記論理和回路25は、複数のアドレス制
御ブロック22〜24の各出力信号/RD1、/RD
2、/RD3を対応する複数の冗長メモリ用アドレスデ
コーダにディセーブル/イネーブル制御信号として供給
するとともに、各出力信号/RD1、/RD2、/RD
3のうちの少なくとも1つが活性化した場合をナンドゲ
ート26で検出して本体メモリ用アドレスデコーダ3に
選択禁止信号(非選択信号)8として供給するものであ
る。
【0040】前記各アドレス制御ブロック22、23、
24において、例えば8ビットのアドレス空間を想定し
て内部アドレス信号7の各ビット信号をA1、A2、A3、外
部入力アドレス信号の各ビット信号をEXT-A1、EXT-A2、
EXT-A3、アドレス制御ブロック選択信号をRD1_selec
t、RD2_select、RD3_selectで表わしている。
【0041】上記アドレス制御ブロック選択信号RD1_
select、RD2_select、RD3_selectは、外部からアド
レス信号が入力する時に同時に入力するものであり、そ
れぞれ対応してアドレス制御ブロック22、23、24
を活性状態に制御する場合に“H”レベルになるもので
あり、対応するブロックのインバータ回路IV1により
反転された後、ラッチ回路20によりラッチされる。
【0042】前記外部入力アドレス信号の各ビット信号
EXT-A1、EXT-A2、EXT-A3は、それぞれ対応してCMOS
トランスファゲートTGの各一端に供給されており、上
記複数のCMOSトランスファゲートTGの各他端はそ
れぞれ対応してインバータ回路IV2を介して前記外部
入力アドレスラッチ回路10内のアドレスビットラッチ
回路13、15、17の各入力端に接続されている。
【0043】上記複数のアドレスビットラッチ回路1
3、15、17の各出力信号および前記内部アドレス信
号7の各ビットA1、A2、A3は、前記第2のアドレス比較
回路11内の排他的オアゲート(EXOR)からなる比
較回路14、16、18にそれぞれ対応して入力する。
この比較回路14、16、18は、それぞれ比較結果が
一致していれば“L”レベル、一致していなければ
“H”レベルを出力する。
【0044】さらに、前記第2のアドレス比較回路11
内では、上記各比較回路14、16、18の出力信号が
ノアゲート(“L”論理のナンドゲート)からなる一致
検出回路19に入力し、ここで3入力の一致状態が検出
されれば“H”レベル、検出されなければ“L”レベル
のアドレス比較結果が出力する。
【0045】前記インバータ回路IV1の出力信号(選
択信号RD1_select、RD2_select、RD3_selectの反
転信号)は、前記各CMOSトランスファゲートTGの
PMOSトランジスタTPのゲートに供給され、前記ラ
ッチ回路20の出力信号は前記各CMOSトランスファ
ゲートTGのNMOSトランジスタTNのゲートに供給
される。
【0046】これにより、活性状態に制御されるブロッ
クにおいては、インバータ回路IV1の出力信号“L”
レベルおよびラッチ回路20の出力信号“H”レベルに
より各CMOSトランスファゲートTGがオン状態に制
御され、外部入力アドレス信号の各ビット信号EXT-A1、
EXT-A2、EXT-A3がインバータ回路IV2を介してアドレ
スビットラッチ回路13、15、17に取り込まれるよ
うになる。
【0047】また、前記一致検出回路19の出力信号お
よび前記ラッチ回路20の出力信号は、二入力のナンド
ゲート21に入力する。これにより、活性状態に制御さ
れるブロック(ラッチ回路20の出力信号が“H”レベ
ル)においては、一致検出回路19の出力信号(アドレ
ス比較結果)に応じてナンドゲート21の出力レベルが
変化する(ナンドゲート21がアドレス比較結果を通過
させる)。
【0048】これに対して、活性状態に制御されないブ
ロック(ラッチ回路20の出力信号が“L”レベル)に
おいては、ナンドゲート21の出力レベルが“H”レベ
ルに固定される(ナンドゲート21がアドレス比較結果
の通過を禁止する)。
【0049】上記ナンドゲート21の出力信号は、前記
冗長テストモード信号Taccess により切り替え制御され
る二入力の切り替え回路12の一方の入力端に入力し、
この二入力の切り替え回路12の他方の入力端には、図
8を参照して前述した第1のアドレス比較回路6におけ
る個々のブロックの比較出力信号SRDi(i=1、
2、3)が入力する。
【0050】この二入力の切り替え回路12は、前記冗
長テストモード信号Taccess の“H”/“L”レベルに
応じてヒューズデータとの比較結果(第1のアドレス比
較回路6の個々のブロックの比較出力信号SRDi)ま
たは前記外部入力アドレスラッチデータとの比較結果
(ナンドゲート21の出力信号)を切り替え選択し、対
応するブロックの冗長アドレス選択信号/RD1、/R
D2、/RD3として出力し、前記論理和回路25に供
給する。
【0051】これにより、論理和回路25は、複数のア
ドレス制御ブロック22、23、24の各出力信号/R
D1、/RD2、/RD3のうちの少なくとも1つが活
性化した場合に、本体メモリ用アドレスデコーダ3にデ
ィセーブル信号(非選択信号)として供給するととも
に、活性化した信号に対応する冗長メモリ用アドレスデ
コーダ4にイネーブル制御信号(選択信号)として供給
し、冗長置き換えを実現する。
【0052】次に、図1および図2の回路の動作を説明
する。 (1)通常モードでの動作時にメモリにアクセスする際
は、冗長テストモード用アドレスラッチ信号Tlatchは
“L”レベルになっており、I/Oピンからの入力アド
レスは入力バッファ1および第1の切り替え回路9aを
介してアドレス信号生成回路2に入力し、従来通り、入
力アドレスに基づいて内部アドレス信号7が生成され、
内部アドレス信号7のアドレスデータとヒューズデータ
との比較結果が一致した場合には第1のアドレス比較回
路6から本体メモリ選択禁止信号8と冗長メモリ選択信
号9が出力される。
【0053】即ち、外部からアクセス開始アドレスを入
力し、このアクセス開始アドレスを入力バッファ1およ
び第1の切り替え回路9aを介してアドレス信号生成回
路2のアドレスカウンタにセットする。
【0054】上記アドレスカウンタは、外部から入力す
る読み出し・書き込みパルスに同期してアドレスがカウ
ントアップされ、アドレス空間に応じたビット数の内部
アドレス信号(アドレス値に応じてエンコードされた信
号)7を生成する。
【0055】本体メモリ用アドレスデコーダ3は、その
ローデコーダやカラムデコーダにより前記内部アドレス
信号7をデコードし、アドレスに対応したワード線、ビ
ット線を選択する。
【0056】このような動作の間に、第1のアドレス比
較回路6は、前記不良アドレス記憶回路5に記憶された
ヒューズデータと前記内部アドレス信号7のアドレスと
を比較し、双方が一致した時には、比較の対象となった
アドレスに対応する本体メモリを非選択状態にするため
に本体メモリ用アドレスデコーダ3のロー・カラムデコ
ーダに選択禁止信号8および冗長メモリを選択状態にす
るために冗長メモリ用アドレスデコーダ4に選択信号9
を第2の切り替え回路12に出力する。
【0057】この信号8および信号9を第2の切り替え
回路12が選択することにより、本体メモリの不良ブロ
ック(不良ローあるいは不良カラム)を冗長メモリに置
き換える。
【0058】(2)冗長テストモードでの動作時にメモ
リにアクセスする際は、冗長テストモード用アドレスラ
ッチ信号Tlatchは“H”レベルになっており、I/Oピ
ンからの入力アドレスは入力バッファ1および第1の切
り替え回路9aを介して外部入力アドレスラッチ回路1
0に入力し、ラッチされる。
【0059】即ち、外部からテスト用アドレスデータを
入力し、このテスト用アドレスデータを入力バッファ1
および第1の切り替え回路9aを介して外部入力アドレ
スラッチ回路10に入力してラッチしておく。
【0060】この後、外部からアクセス開始アドレスを
入力し、このアクセス開始アドレスを入力バッファ1お
よび第1の切り替え回路9aを介してアドレス信号生成
回路2のアドレスカウンタにセットする。
【0061】上記アドレスカウンタは、外部から入力す
る読み出し・書き込みパルスに同期してアドレスがカウ
ントアップされ、アドレス空間に応じたビット数の内部
アドレス信号(アドレス値に応じてエンコードされた信
号)7を生成する。
【0062】本体メモリ用アドレスデコーダ3は、その
ローデコーダやカラムデコーダにより前記内部アドレス
信号7をデコードし、アドレスに対応したワード線、ビ
ット線を選択する。
【0063】このような動作の間に、前記第2のアドレ
ス比較回路11は、前記外部入力アドレスラッチ回路1
0によりラッチしたテスト用アドレスデータとアドレス
信号生成回路2から出力するアドレスデータとを比較
し、双方が一致した時には、比較の対象となったアドレ
スに対応する前記本体メモリを非選択状態にするために
本体メモリ用アドレスデコーダ3のロー・カラムデコー
ダに選択禁止信号8および冗長メモリを選択状態にする
ために冗長メモリ用アドレスデコーダ4に選択信号9を
第2の切り替え回路12に出力する。
【0064】この信号8および信号9を第2の切り替え
回路12が冗長テストモード信号Taccess に基づいて選
択することにより、本体メモリの不良ブロック(不良ロ
ーあるいは不良カラム)を冗長メモリに置き換える。
【0065】上記冗長テストモードでの動作に際して、
所望のテスト用アドレスデータを入力して外部入力アド
レスラッチ回路10にラッチさせておくことができるの
で、テスト用アドレスの設定を自在に行うことが可能で
ある。
【0066】即ち、上記第1実施例の半導体メモリによ
れば、冗長制御回路における不良アドレス記憶用のヒュ
ーズ素子または不揮発性記憶素子に関係なく、アドレス
情報を外部から入力できるようにした冗長テストモー
ド、つまり、冗長メモリへの置き換えを行うためのアド
レスデータとしてヒューズデータの代りに外部アドレス
入力を用いる(回路的に冗長置き換えを行う)冗長テス
トモードを有する。
【0067】従って、上記したような冗長テストモード
に入ることにより簡単に冗長メモリへの置き換えがで
き、真性不良を取り除いたサンプルを簡単に実現して評
価することが可能になり、デバイスの信頼性試験を行い
たい場合に極めて有効である。
【0068】また、冗長テストモードにおいてアドレス
入力を変更すれば、冗長メモリへの置き換えを何度でも
やり直すことが可能になり、不良アドレス記憶回路5の
ヒューズの少なくとも一部を切断した後であっても、第
2の切り替え回路12により第1のアドレス比較回路6
の出力信号を選択しなければ、ヒューズデータを無視し
することができるので、ヒューズ切断前の状態での本体
メモリの測定が可能となる。
【0069】従って、置き換えたはずの不良セルをアク
セスしてしまうような動作モード(例えばEEPROM
におけるチップ全消去や全書き込み)における置き換え
前の不良セルに起因する現象(例えばEEPROMにお
ける書き込み・消去電圧の低下)の原因が不良セルにあ
ることを簡単に検証することができる。
【0070】なお、前記冗長テストモードでの動作時に
は、外部アドレス入力による置き換えアドレスの設定が
終了するとともに冗長テストモード用アドレスラッチ信
号Tlatchを“L”レベル(通常動作モード、第1の切り
替え回路9aがアドレス信号生成回路2側を選択するモ
ード)にして、冗長テストモード信号Taccess を“H”
レベル(冗長テストモード、第2の切り替え回路12が
第2のアドレス比較回路11の出力信号を選択するモー
ド)に制御すれば、その後は、他の機能(例えばEEP
ROMの場合には消去、書き込み、読み出しなど)が始
まると、冗長置き換えアドレスは第2のアドレス比較回
路11の比較結果で決まるようになるので、予め外部入
力したアドレスで冗長置き換えを行うことができる。
【0071】なお、前記各ブロック22、23、24に
おいて、ブロック選択信号の反転信号をラッチするため
のラッチ回路20を、外部からのリセット信号に応じて
リセットし得るようなリセット手段を付加することによ
り、必要に応じて(例えばアドレス入力前にリセット信
号を入力することによって)ブロックの選択を解除する
ことが可能になる。
【0072】上記リセット手段の一例としては、例えば
図3(a)に示すラッチ回路20aのように、二入力の
ノアゲート31にブロック選択信号の反転信号およびリ
セット信号Resetを入力し、このノアゲート31の出力
ノードと入力ノードとの間にインバータ32を接続すれ
ばよい。
【0073】また、図3(b)に示すラッチ回路20b
のように、交差接続された二入力ナンドゲート33、3
4およぴインバータ35を設け、ナンドゲート33にブ
ロック選択信号の反転信号を、ナンドゲート34にリセ
ット信号の反転信号/Resetを入力し、ナンドゲート3
4の出力をインバータ35で反転するような回路構成で
もよい。
【0074】さらに、前記第1実施例において、外部ア
ドレス入力をラッチする回路を2つ余分に備えることに
より、本体メモリの特定アドレス領域に記憶されている
データだけを選択禁止状態にする特定アドレスプロテク
トモードを実現することができる。このことを応用する
と、本体メモリの特定のアドレス領域に対する読み出し
禁止処理(プロテクト)を、上記特定のアドレス領域に
対応する外部アドレスを入力することによって実現する
ことが可能になる。
【0075】以下、上記したような特定アドレスプロテ
クトモードを実現した第2実施例について説明する。 <実施例2>図4は、本発明の第2実施例に係る半導体
メモリの一部(冗長制御回路を含むアドレス制御回路)
を示している。
【0076】図4に示す半導体メモリは、図1を参照し
て前述した第1実施例の半導体メモリと比べて、前記外
部入力アドレスラッチ回路10(第1の外部入力アドレ
スラッチ回路)とは別に、(1)本体メモリのうちの読
み出しを禁止制御(プロテクト)する特定のアドレス領
域を指定する外部入力アドレスデータをラッチする第2
の外部入力アドレスラッチ回路26、(2)第2の外部
入力アドレスラッチ回路26のラッチデータのうちの一
部のデータの比較を禁止制御するためのデータを格納す
る第3の外部入力アドレスラッチ回路27、(3)内部
アドレス信号のアドレスデータと第2の外部入力アドレ
スラッチ回路26のラッチデータとを比較する第3のア
ドレス比較回路28が付加されている点が異なり、その
他は同じである。
【0077】上記第2の外部入力アドレスラッチ回路2
6および第3の外部入力アドレスラッチ回路27は、プ
ロテクトモードにおいて外部から入力するアドレスデー
タをラッチするためのものである。
【0078】前記第3のアドレス比較回路28は、基本
的には、前記第2の外部入力アドレスラッチ回路26に
よりラッチしたアドレスデータと前記アドレス信号生成
回路2から出力するアドレスデータとを比較し、比較結
果が一致した場合には、比較の対象となったアドレスに
対応する前記本体メモリの特定アドレス領域を非選択状
態にするために本体メモリ用アドレスデコーダ3に選択
禁止信号29を供給する(冗長メモリ用アドレスデコー
ダ4には選択信号を供給しない)ように構成されてい
る。
【0079】この場合、さらに、前記第3の外部入力ア
ドレスラッチ回路27によりラッチしたデータにより比
較が制御されることによって、上記ラッチデータに対応
する前記本体メモリの特定アドレス領域を非選択状態に
するように前記選択禁止信号29を供給するように構成
されている。
【0080】図5は、図4中の第2の外部入力アドレス
ラッチ回路26、第3の外部入力アドレスラッチ回路2
7および第3のアドレス比較回路28の一例を示す。図
5に示す回路は、冗長メモリブロックおよび冗長メモリ
用アドレスデコーダ4が複数存在する場合に対応して複
数のアドレスとの比較を行うために設けられた複数のア
ドレス制御ブロックのうちの1個を代表的に取り出して
その一部(第2の外部入力アドレスラッチ回路26、第
3の外部入力アドレスラッチ回路27および第3のアド
レス比較回路28)を示している。
【0081】図5に示す回路においては、8ビットのア
ドレス空間を想定して内部アドレス信号7の各ビット信
号をA1、A2、A3で表わし、外部入力アドレス信号の各ビ
ット信号をEXT-A1、EXT-A2、EXT-A3で表わし、各アドレ
ス制御ブロックの第2の外部入力アドレスラッチ回路2
6に入力するプロテクト制御信号をRDi_select、各ア
ドレス制御ブロックの第3の外部入力アドレスラッチ回
路27に入力するプロテクト制御信号をRDP_select
で表わしている。
【0082】上記プロテクト制御信号RDi_selectは、
外部からアドレス信号が入力する時に同時に入力するも
のであり、それぞれ対応するアドレス制御ブロックの第
2の外部入力アドレスラッチ回路26における特定アド
レスのプロテクト動作を活性状態に制御する場合に
“H”レベルになるものであり、対応するブロックの第
2の外部入力アドレスラッチ回路26のインバータ回路
IV3により反転された後、RDi_selectラッチ回路3
6によりラッチされる。
【0083】また、前記プロテクト制御信号RDP_sel
ect は、外部からアドレス信号が入力する時に同時に選
択的に入力するものであり、それぞれ対応するアドレス
制御ブロックの第3の外部入力アドレスラッチ回路27
における特定アドレスのプロテクト動作を活性状態に制
御する場合に“H”レベルになるものであり、対応する
ブロックの第3の外部入力アドレスラッチ回路27のイ
ンバータ回路IV4により反転された後、RDP_selec
t ラッチ回路37によりラッチされる。
【0084】前記外部入力アドレス信号の各ビット信号
EXT-A1、EXT-A2、EXT-A3は、それぞれ対応して第2の外
部入力アドレスラッチ回路26のCMOSトランスファ
ゲートTGの各一端に供給されており、上記複数のCM
OSトランスファゲートTGの各他端はそれぞれ対応し
てインバータ回路IV5を介して第2の外部入力アドレ
スラッチ回路26のアドレスビットラッチ回路43、4
5、47の各入力端に接続されている。
【0085】また、前記外部入力アドレス信号の各ビッ
ト信号EXT-A1、EXT-A2、EXT-A3は、それぞれ対応して第
3の外部入力アドレスラッチ回路27のCMOSトラン
スファゲートTGの各一端に供給されており、上記複数
のCMOSトランスファゲートTGの各他端はそれぞれ
対応してアドレスビットラッチ回路52、53、54の
各入力端に接続されている。
【0086】前記第2の外部入力アドレスラッチ回路2
6の複数のアドレスビットラッチ回路43、45、47
の各出力信号および前記内部アドレス信号7の各ビット
A1、A2、A3は、第3のアドレス比較回路28内の排他的
オアゲート(EXOR)からなる比較回路44、46、
48にそれぞれ対応して入力する。この比較回路44、
46、48は、それぞれ比較結果が一致していれば
“L”レベル、一致していなければ“H”レベルを出力
する。
【0087】さらに、上記第3のアドレス比較回路28
内において、各比較回路44、46、48の出力信号
は、二入力のナンドゲート49、50、51の各一方の
入力となり、このナンドゲート49、50、51の各他
方の入力として前記第3の外部入力アドレスラッチ回路
27のアドレスビットラッチ回路52、53、54の出
力信号が入力する。
【0088】さらに、上記各ナンドゲート49、50、
51の出力信号は、それぞれ対応してインバータ回路I
V6により反転された後、三入力のノアゲート(“L”
論理のナンドゲート)からなる一致検出回路55に入力
し、ここで三入力の一致状態が検出されれば“H”レベ
ル、検出されなければ“L”レベルのアドレス比較結果
が出力する。
【0089】前記第2の外部入力アドレスラッチ回路2
6において、インバータ回路IV3の出力信号は、前記
各CMOSトランスファゲートTGのPMOSトランジ
スタTPのゲートに供給され、前記RDi_selectラッチ
回路36の出力信号は前記各CMOSトランスファゲー
トTGのNMOSトランジスタTNのゲートに供給され
る。
【0090】また、前記第3の外部入力アドレスラッチ
回路27において、インバータ回路IV4の出力信号
は、前記各CMOSトランスファゲートTGのPMOS
トランジスタTPのゲートに供給され、前記RDP_sel
ect ラッチ回路37の出力信号は前記各CMOSトラン
スファゲートTGのNMOSトランジスタTNのゲート
に供給される。
【0091】従って、特定アドレスプロテクト動作が活
性状態に制御されるブロックの第2の外部入力アドレス
ラッチ回路26においては、インバータ回路IV3の出
力信号“L”レベルおよびRDi_selectラッチ回路36
の出力信号“H”レベルによりCMOSトランスファゲ
ートTGがオン状態に制御され、前記外部入力アドレス
信号の各ビット信号EXT-A1、EXT-A2、EXT-A3がインバー
タ回路IV5を介してアドレスビットラッチ回路43、
45、47に取り込まれるようになる。
【0092】同様に、特定アドレスビットプロテクト動
作が活性状態に制御されるブロックの第3の外部入力ア
ドレスラッチ回路27においては、インバータ回路IV
4の出力信号“L”レベルおよびRDP_select ラッチ
回路37の出力信号“H”レベルによりCMOSトラン
スファゲートTGがオン状態に制御され、前記外部入力
アドレス信号の各ビット信号EXT-A1、EXT-A2、EXT-A3が
アドレスビットラッチ回路52、53、54に取り込ま
れるようになる。
【0093】また、特定アドレスプロテクト動作が活性
状態に制御されるブロックの第2の外部入力アドレスラ
ッチ回路26においては、前記一致検出回路55の出力
信号および前記RDi_selectラッチ回路36の出力信号
は、二入力のナンドゲート56に入力する。
【0094】従って、特定アドレスプロテクト動作が活
性状態に制御される場合(RDi_selectラッチ回路36
の出力信号が“H”レベル)においては、一致検出回路
55の出力信号(アドレス比較結果)に応じてナンドゲ
ート56の出力レベルが変化する(ナンドゲート56が
アドレス比較結果を通過させる)。
【0095】これに対して、活性状態に制御されない場
合(RDi_selectラッチ回路36の出力信号が“L”レ
ベル)においては、ナンドゲート56の出力レベルが
“H”レベルに固定される(ナンドゲート56がアドレ
ス比較結果の通過を禁止する)。
【0096】各アドレス制御ブロック毎に得られる信号
/RD1、/RD2、/RD3は図5に示すようにナン
ドゲート29によって論理が取られた後、本体メモリ用
アドレスデコーダ3による特定アドレス領域の読み出し
を禁止する(つまり、本体メモリの特定アドレス領域の
データをプロテクトする)ための選択禁止信号として供
給される。
【0097】次に、図4および図5の回路の動作を説明
する。 (1)通常モードでの動作時にメモリにアクセスする際
の動作は、図1および図2の回路を参照して前述した動
作と同様であるので、説明を省略する。
【0098】(2)冗長テストモードでの動作時にメモ
リにアクセスする際の動作も、図1および図2の回路を
参照して前述した動作と同様であるので、説明を省略す
る。 (3)特定アドレスプロテクトモードおよび特定アドレ
スビットプロテクトモードでの動作時にメモリにアクセ
スする際は、アドレスラッチ信号Tlatchは“H”レベル
になっており、I/Oピンからの入力アドレスは入力バ
ッファ1および第1の切り替え回路9aを介して第2の
外部入力アドレスラッチ回路26および第3の外部入力
アドレスラッチ回路27に入力し、それぞれラッチされ
る。
【0099】即ち、外部から特定アドレスプロテクト用
としてアドレスデータを入力し、このアドレスデータを
入力バッファ1および第1の切り替え回路9bを介して
第2の外部入力アドレスラッチ回路26に入力してラッ
チしておく。
【0100】同様に、外部から特定ビットプロテクト用
としてアドレスデータを入力し、このアドレスデータを
入力バッファ1および第1の切り替え回路9bを介して
第3の外部入力アドレスラッチ回路27に入力してラッ
チしておく。
【0101】この後、外部からアクセス開始アドレスを
入力し、このアクセス開始アドレスを入力バッファ1お
よび第1の切り替え回路9bを介して内部アドレス信号
生成回路2のアドレスカウンタにセットする。
【0102】上記アドレスカウンタは、外部から入力す
る読み出し・書き込みパルスに同期してアドレスがカウ
ントアップされ、アドレス空間に応じたビット数の内部
アドレス信号(アドレス値に応じてエンコードされた信
号)7を生成する。
【0103】本体メモリ用アドレスデコーダ3は、その
ローデコーダやカラムデコーダにより前記内部アドレス
信号7をデコードし、アドレスに対応したワード線、ビ
ット線を選択する。
【0104】このような動作の間に、第3のアドレス比
較回路28は、第2の外部入力アドレスラッチ回路26
によりラッチしたアドレスデータと内部アドレス信号生
成回路2から出力する内部アドレスデータとを比較し、
双方が一致した時には、比較の対象となったアドレスに
対応する本体メモリのデータを非選択状態にするための
信号29を本体メモリ用アドレスデコーダ3に出力す
る。これにより、特定アドレスに対応する本体メモリの
特定アドレス領域のデータに対するアクセスが禁止され
る。
【0105】また、第3のアドレス比較回路28での一
致時に、第3の外部入力アドレスラッチ回路27により
ラッチしたビットデータが存在する場合には、第3のア
ドレス比較回路28での一致時に比較の対象となったア
ドレスに対応する本体メモリのデータのうちで第3の外
部入力アドレスラッチ回路27によりラッチしたビット
データにより指定される特定アドレスを非選択状態にす
るための信号29を本体メモリ用アドレスデコーダ3に
出力する。これにより、特定アドレスビットに対応する
本体メモリの特定アドレス領域に対するアクセスが禁止
される。
【0106】上記したような特定アドレスプロテクトモ
ードでの動作に際して、所望のアドレスデータを入力し
て第2の外部入力アドレスラッチ回路26および第3の
外部入力アドレスラッチ回路27にラッチさせておくこ
とができるので、プロテクトすべき特定のアドレス領域
の設定を自在に行うことが可能である。
【0107】上記動作の具体例として、外部入力アドレ
ス信号のビット信号EXT_A1、EXT_A2として“H”レベル
を入力し、ビット信号EXT_A3として“L”レベルを入力
した場合を考える。
【0108】この時、第3の外部入力アドレスラッチ回
路27におけるビット信号EXT_A3に対応するアドレスビ
ットラッチ回路54の出力信号は“H”レベルになるの
で、ビット信号EXT_A3と内部アドレスビットA3が一致し
た場合に比較回路48の出力信号が“L”レベルになる
と、ナンドゲート51の出力は“H”レベル、その出力
側のインバータ回路IV6の出力信号は“L”レベルに
なる。
【0109】しかし、第3の外部入力アドレスラッチ回
路27におけるビット信号EXT_A1、EXT_A2に対応するア
ドレスビットラッチ回路52、53の出力信号はそれぞ
れ“L”レベルになり、ナンドゲート49、50の出力
信号はそれぞれ“H”レベルになり、それぞれの出力側
のインバータ回路IV6の出力信号はそれぞれ“L”レ
ベルになる。この状態は、内部アドレスビットA1、A2の
“H”/“L”レベルに関係なく定まる。
【0110】従って、三入力のノアゲート55の出力信
号は“H”レベルになる。この時、RDi_selectラッチ
回路36の出力信号が“H”レベルの場合にはナンドゲ
ート57の出力信号RDi は“L”レベルになるので、
内部アドレスビットA1、A2がどうであろうとも本体メモ
リへのアクセスは禁止状態となり、結果として、内部ア
ドレスビットA3が一致した全アドレスは非選択状態とな
る。
【0111】このようなプロテクトモードを指定して、
外部入力アドレス信号の全てのビット信号EXT_A1、EXT_
A2、EXT_A3を“H”レベルに設定すると、三入力のノア
ゲート55は、三入力とも“L”レベルになり、その出
力信号は“H”レベルになる。この時、RDi_selectラ
ッチ回路36の出力信号が“H”レベルの場合には二入
力のナンドゲート56の出力信号RDi は“L”レベル
になるので、内部アドレスビットA1、A2、A3がどうであ
ろうとも本体メモリの全てのアドレス領域が非選択状態
になるので、ソフトウエア的な取り扱いにより本体メモ
リのデータにプロテクトをかけることができる。
【0112】また、上記第2実施例の変形例として、第
1の外部入力アドレスラッチ回路10と第2の外部入力
アドレスラッチ回路26とを1個の外部入力アドレスラ
ッチ回路で兼用し、その出力を冗長テストモード、プロ
テクトモードに応じて第2のアドレス比較回路11と第
3のアドレス比較回路28に切り替え供給するための切
り替えを付加するようにしてもよい。
【0113】図6に第2実施例の変形例を示す。この回
路は図2と図5の両方の特徴を兼ね備えたものであり、
モード信号Tprotectによって第1実施例の外部入力アド
レスの冗長部置き換え機能と、第2実施例のプロテクト
機能とを実現する回路構成となっている。アドレスラッ
チ回路26、27および比較回路28は、図5の回路と
全く同じであるが、プロテクトモード切換えのための切
換回路30が追加されている点と第2の切り替え回路1
2および論理和回路25の内部構成が変更されている。
【0114】切換回路30は、第3の外部入力アドレス
ラッチ回路27のアドレスビットラッチ回路52、5
3、54それぞれの出力を反転するインバータ回路IV
7と、これら各インバータ回路IV7の出力信号とモー
ド信号Tprotectとが供給されるナンドゲート71、7
2、73とから構成されている。そして、これらナンド
ゲート71、72、73の出力が前記ナンドゲート4
9、50、51に供給される。
【0115】第2の切り替え回路12は、モード信号Tp
rotectと冗長テストモード信号Taccess が供給されるノ
アゲート74と、このノアゲート74の出力を反転する
インバータ回路75と、このインバータ回路75の出力
をさらに反転するインバータ回路76と、Pチャネルお
よびNチャネルMOSトランジスタからなりPチャネル
MOSトランジスタのゲートに上記インバータ回路76
の出力が、NチャネルMOSトランジスタのゲートに上
記インバータ回路75の出力がそれぞれ供給され、前記
ナンドゲート56の出力が入力されるCMOSトランス
ファゲート77と、PチャネルおよびNチャネルMOS
トランジスタからなりPチャネルMOSトランジスタの
ゲートに上記インバータ回路75の出力が、Nチャネル
MOSトランジスタのゲートに上記インバータ回路76
の出力がそれぞれ供給され、比較出力信号SRD1がイ
ンバータ回路を介して入力されるCMOSトランスファ
ゲート78とから構成されている。そして、上記両CM
OSトランスファゲート77、78の出力端子が共通に
接続され、この共通出力端子から信号/RDiが出力さ
れる。
【0116】論理和回路25は、信号/RD1〜/RD
iが入力されるナンドゲート81と、信号/RDiとが
入力されるモード信号Tprotectとが供給されるノアゲー
ト82と、このノアゲート82の出力を反転するインバ
ータ回路83とから構成されている。
【0117】この図6の変形例回路において、切換回路
30は、プロテクトモード信号Tprotectにより、第3の
外部入力アドレスラッチ回路27のアドレスデータ制御
の可否を決定し、第2の切り替え回路12は、プロテク
トモード時にもアドレス比較結果を出力するように切り
換える。また、論理和回路25は、プロテクトモード信
号Tprotectにより信号/RDiを非活性化し、どの冗長
ブロックも選択されない状態に制御する。すなわち、本
体メモリおよび冗長メモリによりプロテクトをかけた状
態とすることができ、第2実施例と同様な動作となる。
【0118】なお、上記第2実施例では、冗長テストモ
ード用の構成に加えてプロテクトモード用の構成を付加
したが、プロテクトモードのみを実現するためには冗長
テストモード用の構成の一部を省略することが可能であ
る。
【0119】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、不良ア
ドレス記憶用のヒューズ素子または不揮発性記憶素子に
関係なく、冗長置き換えを外部アドレス入力を用いて行
なう冗長テストモードを有し、不良ブロックを冗長メモ
リに簡単に置き換えたり、真性不良がないサンプルを簡
単に実現して評価し得る半導体記憶装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体メモリの一部
(冗長制御回路を含むアドレス制御回路)を示すブロッ
ク図。
【図2】図1中の外部入力アドレスラッチ回路、第2の
アドレス比較回路、第2の切り替え回路の一例を示す回
路図。
【図3】図2中のブロック選択信号の反転信号をラッチ
するラッチ回路にリセット機能を持たせた一例を示す回
路図。
【図4】本発明の第2実施例に係る半導体メモリの一部
(冗長制御回路を含むアドレス制御回路)を示すブロッ
ク図。
【図5】図4中の第2の外部入力アドレスラッチ回路、
第3の外部入力アドレスラッチ回路および第3のアドレ
ス比較回路の一例を示す回路図。
【図6】本発明の第2実施例の変形例による第2の外部
入力アドレスラッチ回路、第3の外部入力アドレスラッ
チ回路および第3のアドレス比較回路の他の例を示す回
路図。
【図7】従来の半導体メモリにおける冗長制御回路を含
むアドレス制御回路の構成例を示すブロック図。
【図8】図7中のアドレス比較回路の従来例を示す回路
図。
【図9】図8中のアドレス比較回路におけるアドレス不
一致状態の一例を示す回路図。
【図10】図8中のアドレス比較回路におけるアドレス
一致状態の一例を示す回路図。
【符号の説明】
1…入力バッファ、 2…内部アドレス信号生成回路、 3…本体メモリ用アドレスデコーダ、 4…冗長メモリ用アドレスデコーダ、 5…不良アドレス記憶回路、 6…第1のアドレス比較回路、 9a…第1の切り替え回路、 10…外部入力アドレスラッチ回路、 11…第2のアドレス比較回路、 12…第2の切り替え回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体メモリと、 前記本体メモリの一部を置き換えるための冗長メモリ
    と、 外部から入力するアドレスデータを受けて前記本体メモ
    リにアクセスするために必要な内部アドレス信号を生成
    する内部アドレス信号生成回路と、 前記本体メモリの一部を置き換えるための不良アドレス
    データを記憶する不良アドレス記憶回路と、 前記内部アドレス信号によるアドレスデータと前記不良
    アドレス記憶回路に記憶された不良アドレスデータとを
    比較する第1のアドレス比較回路と、 外部から入力する所定のアドレスデータを受けてラッチ
    する外部入力アドレスラッチ回路と、 前記外部入力アドレスラッチ回路によりラッチしたアド
    レスデータと前記内部アドレス信号生成回路から出力す
    るアドレスデータとを比較する第2のアドレス比較回路
    と、 前記第1のアドレス比較回路の出力および前記第2のア
    ドレス比較回路の出力を選択制御し、前記第1のアドレ
    ス比較回路または第2のアドレス比較回路による比較結
    果が一致した場合の出力により、比較の対象となったア
    ドレスに対応する前記本体メモリの一部を非選択状態に
    するように制御する切り替え回路とを具備することを特
    徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記冗長メモリは、前記本体メモリの複数の不良セルブ
    ロックの置き換えを可能とする複数の冗長メモリブロッ
    クを有し、 前記第1のアドレス比較回路、外部入力アドレスラッチ
    回路、第2のアドレス比較回路および切り替え回路は、
    前記複数の冗長メモリブロックに対応して複数存在し、 さらに、前記複数の冗長メモリブロックの各切り替え回
    路の出力信号の論理和をとって前記本体メモリおよび前
    記冗長メモリを制御する制御回路を具備することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体記憶装置
    において、 前記本体メモリへのアクセス時にアドレスデータを前記
    内部アドレス信号生成回路に供給する一方、前記所定の
    アドレスデータを前記外部入力アドレスラッチ回路に入
    力させる切り替え回路をさらに具備することを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 本体メモリと、 外部から入力するアドレスデータを受けて前記本体メモ
    リにアクセスするために必要な内部アドレス信号を生成
    する内部アドレス信号生成回路と、 外部から入力する第1のプロテクト用アドレスデータを
    ラッチする第1の外部入力アドレスラッチ回路と、 外部から入力する第2のプロテクト用アドレスデータを
    ラッチする第2の外部入力アドレスラッチ回路と、 前記第1の外部入力アドレスラッチ回路によりラッチし
    た第1のプロテクト用アドレスデータと前記内部アドレ
    ス信号生成回路から出力する内部アドレスデータとを比
    較し、比較結果が一致した場合の出力により、比較の対
    象となったアドレスに対応する前記本体メモリの一部を
    非選択状態に制御するアドレス比較回路とを具備し、 さらに、前記第2の外部入力アドレスラッチ回路により
    ラッチした第2のプロテクト用アドレスデータによっ
    て、前記アドレス比較回路における第1のプロテクト用
    アドレスデータと内部アドレスデータとの比較動作の可
    否を制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記外部から入力するアドレスデータと第1のプロテク
    ト用アドレスデータと第2のプロテクト用アドレスデー
    タを同じ入力系から入力し、モード制御信号によって、
    前記第1のプロテクト用アドレスデータを前記第1の外
    部入力アドレスラッチ回路に入力させ、前記第2のプロ
    テクト用アドレスデータを前記第2の外部入力アドレス
    ラッチ回路に入力させる切り替え回路をさらに具備する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 本体メモリと、 前記本体メモリの一部を置き換えるための冗長メモリ
    と、 外部から入力するアドレスデータを受けて前記本体メモ
    リにアクセスするために必要な内部アドレス信号を生成
    する内部アドレス信号生成回路と、 前記本体メモリの一部を置き換えるための不良アドレス
    データを記憶する不良アドレス記憶回路と、 前記内部アドレス信号によるアドレスデータと前記不良
    アドレス記憶回路に記憶された不良アドレスデータとを
    比較する第1のアドレス比較回路と、 冗長テストモード時に外部から入力するテスト用アドレ
    スデータをラッチする第1の外部入力アドレスラッチ回
    路と、 前記第1の外部入力アドレスラッチ回路によりラッチし
    たテスト用アドレスデータと前記内部アドレス信号生成
    回路から出力する内部アドレスデータとを比較する第2
    のアドレス比較回路と、 前記第1のアドレス比較回路の出力および前記第2のア
    ドレス比較回路の出力を選択制御し、選択出力に応じて
    前記本体メモリおよび前記冗長メモリのアクセスを制御
    する切り替え回路と、 外部から入力する第1のプロテクト用アドレスデータを
    ラッチする第2の外部入力アドレスラッチ回路と、 外部から入力する第2のプロテクト用アドレスデータを
    ラッチする第3の外部入力アドレスラッチ回路と、 前記第2の外部入力アドレスラッチ回路によりラッチし
    た第1のプロテクト用アドレスデータと前記内部アドレ
    ス信号生成回路から出力する内部アドレスデータとを比
    較するとともに、前記第3の外部入力アドレスラッチ回
    路によりラッチした第2のプロテクト用アドレスデータ
    の指定によって一部のビットに対応する比較出力が禁止
    制御され、前記第1のプロテクト用アドレスデータと内
    部アドレスデータとの比較結果が一致した場合に、前記
    第2のプロテクト用アドレスデータによって指定された
    ビットを含むアドレスに対応する前記本体メモリの一部
    を非選択状態に制御する第3のアドレス比較回路を具備
    することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記冗長メモリは、前記本体メモリの複数の不良セルブ
    ロックの置き換えを可能とする複数の冗長メモリブロッ
    クを有し、 前記第1のアドレス比較回路、外部入力アドレスラッチ
    回路、第2のアドレス比較回路および切り替え回路は、
    前記複数の冗長メモリブロックに対応して複数存在し、 さらに、前記複数の冗長メモリブロックの各切り替え回
    路の出力信号の論理和をとって前記本体メモリおよび前
    記冗長メモリを制御する制御回路を具備することを特徴
    とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の半導体記憶装置
    において、 前記外部から入力するアドレスデータとテスト用アドレ
    スデータと第1のプロテクト用アドレスデータと第2の
    プロテクト用アドレスデータを同じ入力系から入力し、
    モード制御信号によって前記テスト用アドレスデータを
    前記第1の外部入力アドレスラッチ回路に入力させ、前
    記第1のプロテクト用アドレスデータを前記第2の外部
    入力アドレスラッチ回路に入力させ、前記第2のプロテ
    クト用アドレスデータを前記第3の外部入力アドレスラ
    ッチ回路に入力させる切り替え回路をさらに具備するこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
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