JPH1135225A - フィルム剥離方法およびその装置 - Google Patents

フィルム剥離方法およびその装置

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JPH1135225A
JPH1135225A JP19355697A JP19355697A JPH1135225A JP H1135225 A JPH1135225 A JP H1135225A JP 19355697 A JP19355697 A JP 19355697A JP 19355697 A JP19355697 A JP 19355697A JP H1135225 A JPH1135225 A JP H1135225A
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清隆 蒲原
Takeyuki Fujii
武幸 藤井
Kanji Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材を毛羽立たせずにフィルムを剥離
し、多量の剥離後のフィルムを整然と確実に回収できる
フィルム剥離方法およびその装置を提供することを目的
とするものである。 【解決手段】 フィルム貼付シート材6の移送用のコン
ベア1を配設した対の加熱炉5と、フィルム8の先端の
非接着部分を真空吸引しめくりあげる吸着バー2と、フ
ィルム8が剥離されたシート材7を保持し移送する取出
チャック4と、剥離され搬送されたフィルム8の四隅を
保持し、そのフィルム8を積層する吸着ブロック、積層
したフィルム8を一旦押圧してフィルム積層量を検出可
能にしたプッシャー16、積層したフィルム8を固定し
保持するストッパーからなる回収機構とで構成され、シ
ート材7に損傷無くフィルム8を剥離し、整然と回収で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート材の片面ある
いは両面に貼付されているフィルムを剥離し、シート材
とフィルムを分離して処理する際に使用されるフィルム
剥離方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種のフィルム剥離装置
を図面を用いて説明する。
【0003】図6は従来のフィルム剥離装置の要部構成
を示す斜視図である。図6において6は所定寸法からな
る四辺形のフィルム貼付シート材であり、樹脂材などで
なる芯のシート材7の片面あるいは両面に、樹脂材など
でなるフィルム8を接着剤などにより貼付している。
【0004】31は片面に複数のフィン38を設けた熱
風発生機であり、矢印X方向に搬送されるフィルム貼付
シート材6の搬送経路近傍に配設されており、熱風をフ
ィン38を介してフィルム貼付シート材6に吹付ける。
【0005】33は同期して開閉および回転自在な対の
ローレット付ローラであり、スライダ41を摺動して矢
印Y方向の上下と、矢印Z方向の水平に移動自在に設置
されており、搬送されたフィルム貼付シート材6の先端
を挟持して、矢印Y方向の移動動作によりその先端をし
ごくのである。
【0006】35は複数のエアーノズルであり、フィル
ム貼付シート材6の搬送される矢印X方向の延長線上に
設置されており、前記のしごかれたフィルム貼付シート
材6の先端部分に高速エアーを吹付ける。
【0007】39は金属あるいは樹脂材でなる対のガイ
ド板であり、矢印X方向の線を中心として対称にハ字状
に設置されており、それぞれの外面の中央部に設けた吸
込孔40に連接して、吸引ホース37を外面に接続した
フィルム8を吸引する吸込口36が取付けられている。
【0008】34は矢印Z方向に移動自在でシート材7
を保持し移動させる取出チャック、32はそれぞれガイ
ド板39の直近を矢印V、矢印Wに移動自在なフィルム
8を挟持し移動させる対の剥離チャックである。
【0009】次にその動作について説明する。まず、フ
ィルム貼付シート材6をフィルム8の剥離を行う位置ま
で矢印X方向に搬送し、熱風発生機31の熱風をフィン
38を介してフィルム貼付シート材6に吹き付けなが
ら、その先端を対のローレット付ローラ33で挟持し、
かつ矢印Y方向にローレット付ローラ33を回転させな
がら移動させることによりフィルム貼付シート材6の先
端を上下にしごき、シート材7とフィルム8の接着強度
を弱くする。
【0010】そして、その先端部分にエアーノズル35
により高速エアーを吹付けて、シート材7とフィルム8
に分離し、シート材7を取出チャック34で、フィルム
8を剥離チャック32でそれぞれ挟持、あるいは保持し
て、矢印Z、矢印V、および矢印Wの三方向に同期させ
て引張り移動させることにより、シート材からフィルム
8の剥離が行なわれる。
【0011】剥離されたそれぞれのフィルム8は、剥離
チャック32に挟持し保持されたまま、それぞれの吸込
孔40まで移動され、吸引ホース37による吸引力によ
り吸込口36に回収されるように構成されたものであっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、フィルム貼付シート材6に直接熱風を吹付
けていたため、フィルム貼付シート材6の表面の温度分
布が不均一となり、接着強度が各部分で異なりシート材
7に毛羽立ちのないフィルム8の剥離を行なうことが困
難であった。
【0013】また、フィルム貼付シート材6の先端をロ
ーレット付ローラ33で上下にしごいたときに発生する
粉塵が、エアーノズル35により吹付ける高速エアーに
よって周辺に飛散することが避けられず、さらに、剥離
後のフィルム8の回収形態が整然とされた回収にはなら
ないため回収量を多くすることが困難であった。
【0014】本発明は従来のこのような課題を解決しよ
うとするものであり、シート材を毛羽立たせずにフィル
ムを剥離し、剥離後のフィルムを積層し多量の回収が整
然と確実にできるフィルム剥離方法およびその装置を提
供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のフィルム剥離装置は、フィルム貼付シート材
の移送用のコンベアを配設した前記シート材の加熱炉
と、前記シート材の先端の非接着部分のフィルムを真空
吸引しめくりあげる吸着バーと、フィルムが剥離された
シート材を保持し移送する取出チャックと、剥離され搬
送されたフィルムの四隅を保持し、そのフィルムを1枚
毎に積層する吸着ブロック、積層したフィルムを一旦押
圧してフィルムの積層量を検出可能にしたプッシャー、
積層したフィルムを固定し保持するストッパーからなる
回収機構による構成としたものである。
【0016】本発明によれば、シート材とフィルムを損
傷することなく、またシート材を毛羽立たせることなく
フィルムを剥離することができ、エアーを使用しないた
め省エネルギーおよびクリーン化することができる。
【0017】さらに、剥離後のフィルムを1枚毎に移送
し積層することにより、回収形態が整然と行なえるため
多量の回収を確実に行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、片面あるいは両面にフィルムを貼付したシート材を
加熱炉に挿通させて加熱し接着強度を低下させ、片面あ
るいは両面のフィルムをシート材から剥離するフィルム
剥離方法としたものであり、シート材に毛羽立ちがな
く、フィルムの剥離が行なえるという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明は、片面あるいは両
面にフィルムを貼付したシート材を移送するコンベアが
配設され前記シート材を挿通させて所定温度に加熱する
加熱炉と、前記シート材先端の非接着部分のフィルムを
真空吸引してめくりあげ保持し移送する吸着バーと、フ
ィルムの剥離されたシート材を保持して移送する取出チ
ャックで構成されたフィルム剥離装置としたものであ
り、シート材とフィルムを損傷することなく剥離し分離
できるという作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明は、吸着バーにより
めくりあげ吸着したフィルムを、押圧力で吸着バーに挟
持し保持する移動自在な剥離チャックを設けた請求項2
に記載のフィルム剥離装置としたものであり、フィルム
の保持と移送を確実にできるという作用を有する。
【0021】請求項4に記載の発明は、剥離され搬送さ
れたフィルムの四隅を保持し、そのフィルムを1枚毎に
積層する回動自在な吸着ブロックと、積層したフィルム
を一旦押圧してフィルム積層量を検出可能にしたプッシ
ャーと、積層したフィルムを固定し保持する回動自在な
ストッパーからなる回収機構を連設してなる請求項2に
記載のフィルム剥離装置としたものであり、多量のフィ
ルムを整然と回収できるという作用を有する。
【0022】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に
おけるフィルム剥離装置の概要構成を示す斜視図、図2
は同剥離部分の要部断面図、図3(a)〜(e)は同シ
ート材に貼付されたフィルムの剥離動作工程を説明する
要部断面図、図4は同剥離されたフィルムを積層し回収
する回収機構の概要構成を示す斜視図、図5(a),
(b)は同フィルム回収動作工程を説明する要部正面図
である。
【0023】図1〜図3において、6は従来の技術で説
明したものと同じフィルム貼付シート材であり、シート
材7とフィルム8でなり搬送方向の先端に接着剤などが
施されていない非接着先端部27を事前に設けており水
平状態で矢印S方向に搬送される。
【0024】5は対のヒータ(図示せず)を内蔵しフィ
ルム貼付シート材6を所定温度に加熱する加熱炉であ
り、その矢印S方向線上の隙間に搬送し挿入されたフィ
ルム貼付シート材6の両側端を挟持して移送する耐熱性
のコンベア1を、それぞれ両端に計4個配設している。
【0025】22は金属材、セラミック材、あるいは樹
脂などでなる対のガイド板であり、移送される剥離され
たフィルム8を規制してガイドするため、矢印S方向の
延長線を中心として対称にハ字状に設置されており、そ
の開放側の端に金属材あるいは樹脂材でなり、両端部が
内側に曲げ加工されて断面が広開放∩形状で、剥離した
フィルム8を上面に積層し保持する対の回収板11が直
線上に連続して配設されている。
【0026】そして、回収板11の片端にはガイド板2
2と同じ対のガイド板21が連続して直線上に配設され
ている。
【0027】2は金属材、セラミック材、あるいは樹脂
材などでなる対の吸着バーであり、先端部に真空吸引孔
10とそれに連結しフィルム8の先端を吸着する吸引端
26を、真空リークを防止するために装着したウレタン
ゴムなどの弾性体9を貫通して設けられている。
【0028】また、対の吸着バー2はハ字状に設置され
たガイド板22のそれぞれの先端の上面に近接して配設
されており、矢印F方向に回動、そしてガイド板22と
平行線の矢印Hあるいは矢印J方向に直線移動自在とし
ている。
【0029】3は金属材、セラミック材、あるいは樹脂
材などでなる対の剥離チャックであり、対の吸着バー2
に近接して配設されており、ガイド板22と平行線の矢
印HあるいはJ方向および矢印L方向に直線移動自在と
し、その押圧力による先端と吸着バー2の弾性体9によ
りフィルム8の先端を挟持する。
【0030】4は金属材、セラミック材、あるいは樹脂
材などでなる複数の取出チャックであり、対の吸着バー
2の先端に近接して配設されており、ホルダー23を介
して取付ブロック24に設置されており、矢印G方向に
開閉自在および矢印S方向と同一直線上の矢印K方向に
直線移動自在とし、その先端でシート材7の先端を挟持
して保持する。
【0031】25はフィルム8を剥離したシート材7を
一時保管する載置ブロックであり、16は対のプッシャ
ー(もう一方は図示せず)であり、先端に押板18を取
付けたシリンダー17を矢印M方向に直線移動自在と
し、回収板11の外面中央部の近傍に設置され、剥離し
たフィルム8を回収板11に一旦押圧する。
【0032】次に図4、図5において、12は金属材あ
るいは樹脂材でなる4個の吸着ブロックであり、回収板
11の平面部の隅に4個配設されており、上面側に剥離
したフィルム8の4隅を吸着するための3個の真空吸引
孔12aを設けており、連結バー19で片側同士2個が
それぞれ連結されている。
【0033】そして、吸着ブロック12の下端にはシリ
ンダー13aの片端が回動自在に連結されており、シリ
ンダー13aの他端に結合された対のアクチュエータ1
3の駆動によりシャフト20を中心に矢印P方向に4個
の吸着ブロック12を同期して回動自在としている。
【0034】14は金属材あるいは樹脂材でなり、先端
の下面に吸着ブロック12から離れたフィルム8の両端
中央部を押圧して保持する保持突起14aを設けたスト
ッパーであり、回収板11の曲げ加工された傾斜端部の
中央部にそれぞれ2個所計4個設置している。
【0035】そしてストッパー14の中央部を軸受15
bで回転自在に保持されたシャフト15aを貫通させて
固着しており、シャフト15aの一端に結合されたアク
チュエータ15の駆動により、シャフト15aを中心に
矢印Qあるいは矢印N方向に4個を同期して回動自在と
している。
【0036】なお、回収板11は対となっているがもう
一方およびその周辺も同じ構成であるので説明は省略す
る。
【0037】次にフィルム剥離動作について図1〜図3
を用いて説明する。まず、搬送された(搬送機構は図示
せず)非接着先端部27をもつ所定寸法のフィルム貼付
シート材6を、対の加熱炉5の間を通過させて一定時間
加熱し所定温度にした状態でコンベア1によりハ字状の
ガイド板22の先端に移送する。
【0038】次に図3(a)に示すように、上下から対
の吸着バー2を矢印T方向に移動(吸着バー2の移動お
よび回動機構は図示せず)させて各々の弾性体9を非接
着先端部27の上下のフィルム8に当接させ、続いて真
空吸引孔10と吸引端26の真空吸引(吸引機構は図示
せず)により吸着バー2の先端に前記フィルム8を吸着
する。
【0039】そして、吸着バー2を矢印F方向にフィル
ム8を吸着したまま回動して、図2および図3(b)に
示すようにフィルム8をシート材7からめくりあげると
ともに、フィルム貼付シート材6すなわちシート材7の
先端をさらに矢印S方向に移送する。
【0040】続いて対の剥離チャック3を矢印L方向に
移動(剥離チャック3の移動および回動機構は図示せ
ず)させ、図3(c)に示すように剥離チャック3の先
端と吸着バー2の弾性体9で前記フィルム8を挟持し保
持するとともに、取出チャック4を矢印G方向に移動
(取出チャック4の水平および垂直移動機構は図示せ
ず)させ、図3(d)に示すようにシート材7の先端を
挟持し保持する。
【0041】次に、図3(e)に示すように取出チャッ
ク4により挟持し保持されたシート材7は矢印K方向
(進行方向の矢印S方向と同じ)に、そして吸着バー2
と剥離チャック3により挟持し保持されたそれぞれのフ
ィルム8は、矢印K方向に対してある一定の角度(例え
ば60度)の方向である、矢印Hおよび矢印J方向のそ
れぞれ三方向に同期した所定速度で移動すなわち引張る
ことにより、一定のテンションを印加した状態でフィル
ム8とシート材7を剥離し分離するのである。
【0042】次に剥離されたフィルム8の回収動作につ
いて図1、図4、図5を用いて説明する。前記において
剥離されたフィルム8は、吸着バー2と剥離チャック3
により挟持され、さらにそれぞれ矢印Hおよび矢印J方
向に移送されて図4および図5(a)に示すように、回
収板11の傾斜端部の中央付近で4個所をストッパー1
4の保持突起14aにより保持した回収済みフィルム2
8が載置された回収板11の上面に到達する。
【0043】続いて、フィルム8の四隅を吸着ブロック
12の真空吸引孔12aにおける真空吸引(吸引機構は
図示せず)により保持した後、吸着バー2と剥離チャッ
ク3によるフィルム8の挟持を開放し、図5(b)に示
すようにそれぞれ矢印U方向に移動させて吸着バー2と
剥離チャック3をもとの位置に復帰させる。
【0044】次にプッシャー16を動作させてシリンダ
ー17を矢印M方向に移動させ、押板18によりフィル
ム8の中央部を回収済みフィルム28の上面中央部に一
旦押圧する。
【0045】なお、この時、押板18すなわちシリンダ
ー17の位置により回収済みフィルム28の厚みを検出
し、予め設定された設定量を超えた時点で満杯と判断す
る。
【0046】次にアクチュエータ15の動作によりスト
ッパー14を矢印N方向に回動して回収済みフィルム2
8の4個所の保持を開放する。続いてアクチュエータ1
3の動作により吸着ブロック12を矢印P方向に回動さ
せて、フィルム8を回収済みフィルム28の上面に回収
板11の∩形状に沿って積層する。
【0047】そして、ストッパー14を矢印Q方向に回
動させて元の位置に復帰させ、新規のフィルム8ととも
に回収済みフィルム28を保持突起14aにより4個所
押圧して保持する。
【0048】続いて、吸着ブロック12の真空吸引孔1
2aの真空吸引を解除してフィルム8の4隅をフリーに
するとともに、吸着ブロック12を矢印Pと逆方向に回
動させて吸着ブロック12のみを元の位置に復帰させ、
その後、シリンダー17を矢印Mと逆方向に移動させて
元の位置に復帰させる。
【0049】以上の動作を2個所同時に行い、剥離され
た2枚のフィルム8の回収動作の1工程を終了する。
【0050】なお、吸着ブロック12に代えてチャック
構造のものを使用してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によるフィルム剥離
方法およびその装置は、加熱炉内を挿通させてフィルム
貼付シート材の加熱温度分布を均一にすることにより接
着強度のむらを無くし、毛羽立ちや、フィルムあるいは
シート材の損傷のない剥離を行うことができる。
【0052】また、エアーなどを使用しないために省エ
ネルギー化、クリーン化に適しており、さらに、積層式
のフィルム回収機構を連接して設置することにより、多
量のフィルムを整然と確実に回収することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフィルム剥離装置
の概要構成を示す斜視図
【図2】同剥離部分の要部断面図
【図3】(a)〜(e)は同シート材に貼付されたフィ
ルムの剥離動作工程を説明する要部断面図
【図4】同剥離されたフィルムを積層し回収する回収機
構の概要構成を示す斜視図
【図5】(a),(b)は同フィルム回収動作工程を説
明する要部正面図
【図6】従来のフィルム剥離装置の要部構成を示す斜視
【符号の説明】
1 コンベア 2 吸着バー 3 剥離チャック 4 取出チャック 5 加熱炉 6 フィルム貼付シート材 7 シート材 8 フィルム 9 弾性体 10 真空吸引孔 11 回収板 12 吸着ブロック 12a 真空吸引孔 13 アクチュエータ 13a シリンダー 14 ストッパー 14a 保持突起 15 アクチュエータ 15a シャフト 15b 軸受 16 プッシャー 17 シリンダー 18 押板 19 連結バー 20 シャフト 21 ガイド板 22 ガイド板 23 ホルダー 24 取付ブロック 25 載置ブロック 26 吸引端 27 非接着先端部 28 回収済みフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆藤 裕祥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面あるいは両面にフィルムを貼付した
    シート材を加熱炉に挿通させて加熱し接着強度を低下さ
    せ、片面あるいは両面のフィルムをシート材から剥離す
    るフィルム剥離方法。
  2. 【請求項2】 片面あるいは両面にフィルムを貼付した
    シート材を移送するコンベアが配設され前記シート材を
    挿通させて所定温度に加熱する加熱炉と、前記シート材
    先端の非接着部分のフィルムを真空吸引してめくりあげ
    保持し移送する吸着バーと、フィルムの剥離されたシー
    ト材を保持して移送する取出チャックで構成されたフィ
    ルム剥離装置。
  3. 【請求項3】 吸着バーによりめくりあげ吸着したフィ
    ルムを、押圧力で吸着バーに挟持し保持する移動自在な
    剥離チャックを設けた請求項2に記載のフィルム剥離装
    置。
  4. 【請求項4】 剥離され搬送されたフィルムの四隅を保
    持し、そのフィルムを1枚毎に積層する回動自在な吸着
    ブロックと、積層したフィルムを一旦押圧してフィルム
    積層量を検出可能にしたプッシャーと、積層したフィル
    ムを固定し保持する回動自在なストッパーからなる回収
    機構を連設してなる請求項2に記載のフィルム剥離装
    置。
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