JPH11352070A - 表面検査方式 - Google Patents

表面検査方式

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JPH11352070A
JPH11352070A JP10181469A JP18146998A JPH11352070A JP H11352070 A JPH11352070 A JP H11352070A JP 10181469 A JP10181469 A JP 10181469A JP 18146998 A JP18146998 A JP 18146998A JP H11352070 A JPH11352070 A JP H11352070A
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JP
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light
space
glass substrate
incident
surface inspection
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JP10181469A
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English (en)
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Masami Nishiko
雅美 西子
Yoshiharu Ohashi
義春 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査体の表面の検査を容易に行うことがで
きる表面検査方式を提供すること。 【解決手段】 表面検査装置100は、表面に透明電極
2が形成されたガラス基板1の表面の状態を検査するも
のであり、光源4から発せられて反射板5によって集光
された光は、光進行部6によってガラス基板1と透明板
3の間に形成された空間に入射される。この空間内に入
射された光は、ガラス基板2の表面と透明板3の表面で
反射を繰り返しながら進行するが、ガラス基板1の表面
に形成された透明電極2や傷等によって散乱されるた
め、この散乱状態が透明板3を通して観察される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(L
CD)に使用されるガラス基板等の表面の状態を検査す
る表面検査方式に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDは、2枚のガラス基板で液晶材料
を挟み込み、ガラス基板表面に形成された透明電極に所
定の駆動電圧を印加して液晶分子の配向方向を変化させ
ることにより、所定の表示を行っている。例えば、ガラ
ス基板として無アルカリガラスやソーダライムガラスが
使用され、透明電極として透明導電膜であるITO(イ
ンジウム・ティン・オキサイド)膜が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したガ
ラス基板表面に形成される透明電極には、バックライト
の光を遮らないように高い透明度が要求されるため、ガ
ラス基板上の透明電極の有無および各透明電極の良否の
検査が容易ではなかった。例えば10インチ程度の表示
画面を考えた場合には、表示面を構成する画素数が何万
画素にも達するため、各画素に対応して形成される透明
電極の数も膨大かつ微細になり、各透明電極の良否を判
断することは困難になる。このため、従来は熟練作業者
の勘に頼って検査を行ったり、LCDが完成した後の製
品検査時に透明電極の良否を併せて検査していた。とこ
ろが、熟練作業者の勘に頼って検査を行う場合には、検
査ができる作業者が限られるため作業効率の向上が望め
ず、最悪の場合にはその作業者が休むことによって検査
工程が止まってしまうことにもなる。また、LCD完成
後に検査をする場合には、ガラス基板上の透明電極が不
良であったためにその後の製造工程を経て完成されたL
CD全体が不良品となってしまうため無駄が多く、ガラ
ス基板を形成した直後に効率よく検査を行う方法が望ま
れている。
【0004】また、LCDのガラス基板以外にも、例え
ば半導体ウエハや磁気ディスク等も表面の検査が行われ
るが、従来は、その一部を切り出して電子顕微鏡で観察
する等のサンプル検査が行われるだけであった。このた
め、破壊することなく全ての被検査体を検査することが
望まれていた。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、被検査体の表面の検査を容
易に行うことができる表面検査方式を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の表面検査方式は、被検査体の表面から
所定距離隔てて平板状の透明部材を配置し、被検査体と
透明部材との間に形成された空間に光を入射した状態で
透明部材を通して被検査体の表面を観察する。被検査体
の表面に形成物(例えば、LCDのガラス基板表面に形
成された透明電極)や傷等がある場合には、入射した光
が散乱されるため、この散乱状態を透明部材を通して観
察することにより、被検査体の表面の検査を行うことが
できる。
【0007】特に、2つの光入射部を、被検査体と透明
部材との間に形成された空間の周囲であって互いに光の
入射方向が向かい合う位置に配置することにより、この
空間内の光強度を高めることができ、また、被検査体と
透明部材との間に形成された空間を進行する光は減衰し
ながら進行するため、向かい合う位置から光を入射する
ことにより、空間内の光の強度を均一にすることがで
き、被検査体の表面が観察しやすくなる。
【0008】また、複数の光入射部を、被検査体と透明
部材との間に形成された空間の周囲であって互いに光の
入射方向が交差する位置に配置するようにしてもよい。
光の入射方向と被検査体の表面の形成物等の方向性によ
っては、光の散乱が少ない場合があるが、複数の方向か
ら光を入射することにより散乱が生じやすくなるため、
検査の信頼度を高めることができる。
【0009】また、光反射部を、被検査体と透明部材と
の間に形成された空間の周囲であって光入射部から入射
された光が到達する位置に配置するようにしてもよい。
この場合には、反射により、この空間内の光の強度が高
まるため、被検査体の表面が観察しやすくなる。また、
被検査体と透明部材との間に形成された空間を進行する
光は減衰しながら進行するため、光反射部に達した光が
進行方向を反転して変えて再び減衰しながら進行するこ
とにより、空間内の光の強度を均一にすることが可能と
なる。
【0010】具体的には、上述した光入射部は、光を発
する光源と、この光源から発せられた光を集光して被検
査体と透明部材との間に形成された空間に向けて入射す
る光ガイド部によって構成することが好ましい。光源の
光を集光することにより、被検査体と透明部材との間に
形成された空間に効率よく入射することができる。特
に、光ガイド部の光入射面の幅を被検査体と透明部材と
の間に形成された空間の間隔以下にすることが好まし
い。この場合には、被検査体や透明部材の側面から内部
に光が入射されることにより、被検査体の表面の観察が
困難になることを防止することができる。
【0011】また、光ガイド部は、複数本の光ファイバ
を用いて構成することが好ましい。光ファイバ内部では
光は反射しながら進行するため、集光した光を減衰させ
ることなく光入射面から入射することが可能となる。特
に、複数本の光ファイバを光源に対応する一方端におい
て束ねて、被検査体と透明部材との間に形成された空間
に対応する一方端において直線状に並べることが好まし
い。光ファイバを光源に対応する一方端において束ねる
ことにより、光源の光を効率よく各光ファイバに入射す
ることができる。また、光ファイバを被検査体と透明部
材との間に形成された空間に対応する一方端において直
線状に並べることにより、各光ファイバから被検査体と
透明部材との間に形成された空間に向けて均一な強度で
光を入射することが可能となる。
【0012】また、上述した光入射部から被検査体と透
明部材との間に形成された空間に入射する光は、可視領
域の波長、その中でも特に視感度のピーク近傍の波長を
含むことが好ましい。視感度のピーク近傍の波長を含む
ことにより、作業者の目視によって被検査体の表面を容
易に検査することが可能となる。
【0013】また、透明部材を通して被検査体の表面を
観察する位置に、被検査体の表面を撮影範囲とする撮影
手段を備えるようにしてもよい。被検査体の表面を撮影
することにより、例えば検査の自動化が可能となる。ま
た、撮影した映像を保存することも可能となるため、撮
影と同時に検査を行う必要がなく、撮影後に保存した映
像を用いて検査を行うこともできる。
【0014】また、上述した撮影手段をアバランシェ増
倍動作型撮像管とすることが好ましい。アバランシェ増
倍動作型撮像管は、アバランシェ効果によってゲインが
高くダイナミックレンジが広いため、微細で輝度変化の
少ない被写体の撮影に適しており、高感度で散乱光の可
視化を行うことが可能となる。
【0015】また、撮影手段から出力される信号を微分
する微分処理手段をさらに備えることにより、周波数成
分の高い映像信号が微分強調されるため、散乱光の可視
化の感度を上げることができる。特に、上述したアバラ
ンシェ増倍型撮像管と組み合わせることにより、出力振
幅の飽和がなくなって撮像管のダイナミックレンジを1
00%利用することが可能となり、散乱光の可視化に有
利なS/N特性が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の表面検査方式を適用した
一実施形態の表面検査装置は、透明電極が形成されたL
CD用のガラス基板を被検査体として、その表面の状態
を検査するものであり、ガラス基板から所定距離隔てて
透明板を配置し、ガラス基板と透明板との間に形成され
た空間に光を入射することにより、ガラス基板の表面を
観察することを特徴とする。以下、一実施形態の表面検
査装置について図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は、本発明を適用した一実施形態の表
面検査装置の構成を示す斜視図である。また、図2は、
図1に示した表面検査装置を側面方向から見た拡大図で
ある。これらの図に示す表面検査装置100は、表面に
透明電極2が形成されたガラス基板1の表面の状態を検
査するものであり、このガラス基板1の表面から所定距
離隔てて対向配置される透明板3と、所定波長を含む光
を発する光源4と、この光源4から発せられた光を集光
するための反射板5と、反射板5によって集光された光
をガラス基板1と透明板3の間に形成された空間に入射
する光ガイド部としての光進行部6とを含んで構成され
ている。
【0018】ガラス基板1は、上述したようにLCDの
一部に用いられるものであり、例えば無アルカリガラス
やソーダライムガラスの表面に、透明導電膜であるIT
Oが透明電極2として形成されている。なお、それぞれ
の透明電極2の形状は、LCDを単純マトリクス方式で
駆動するかアクティブマトリクス方式で駆動するか、さ
らにその中でもどのような駆動手法を用いるかによって
異なる。
【0019】透明板3は、内部に気泡などの欠陥のない
所定の厚さのものが用いられており、両面が研磨されて
平坦な状態となっている。また、透明板3は、ガラス基
板1の外周形状とほぼ等しい外周形状を有している。こ
の透明板3は、ガラス基板1の表面と所定距離(例えば
0.7ミリ程度)隔てて対向配置される。光源4は、例
えばタングステンランプ等が用いられており、光源4か
ら発せられる光は、反射板5により反射されて集光され
る。
【0020】光進行部6は、反射板5によって集光され
た光をガラス基板1と透明板3の間に形成された空間に
入射するためのものである。図3は、光進行部6を抜き
出してその形状を示した図であり、同図(a)には斜視
図が、同図(b)には平面図がそれぞれ示されている。
これらの図に示すように、光進行部6は、集光された光
が入射される端部(以下、「光源側端部」と称する)1
1と、内部を進行する光をほぼ均一な強度でガラス基板
1と透明板3の間に形成された空間に入射する端部(以
下、「空間側端部」と称する)12とを有している。こ
の光進行部6は、複数本の光ファイバ13で構成されて
おり、これらの複数本の光ファイバ13は、光源側端部
11ではほぼ円形形状に束ねられ、空間側端部12では
直線状に1列に並べられている。光源側端部11に入射
された光は、各光ファイバ13の内部で反射を繰り返し
ながら進行して、空間側端部12からガラス基板1と透
明板3の間に形成された空間に入射される。
【0021】また、光進行部6の空間側端部12の幅
は、ガラス基板1と透明板3との間に形成された空間の
間隔より狭くなっており(例えば光ファイバ13の直径
である0.5ミリ程度)、ガラス基板1の側面から内部
に光を入射させることがないため、ガラス基板1の表面
のみを確実に観察することができる。
【0022】図4は、ガラス基板1と透明板3との間に
形成された空間に入射された光の進行状態を示す図であ
る。同図に示すように、ガラス基板1と透明板3との間
に形成された空間には、この空間の入射側側面14から
ガラス基板1の表面に対して平行に近い角度で光が入射
される。この光は、ガラス基板1の表面(透明電極2や
傷がない部分)と透明板3の表面で反射を繰り返しなが
ら空間内を進行し、入射側側面14とは反対側の側面
(出射側側面15)まで達する。
【0023】上述した透明板3が透明部材に、光源4、
反射板5、光進行部6が光入射部に、光進行部6が光ガ
イド部にそれぞれ対応する。
【0024】本実施形態の表面検査装置はこのような構
造を有しており、次に、この表面検査装置を用いてガラ
ス基板1の表面の検査を行う場合の概略を説明する。図
5は、ガラス基板1および透明板3の表面における光の
反射の状態を示す図である。
【0025】上述したように、ガラス基板1と透明板3
との間に形成された空間に入射された光は、ガラス基板
1の表面(透明電極2や傷がない部分)と透明板3の表
面で反射を繰り返しながら空間内を進行していく。しか
し、図5(a)や図5(b)に示すように、透明電極2
や傷7が形成された部分に光が達した場合には、透明電
極2や傷7の表面の凹凸によって光が散乱される。この
ため、透明板3を通してガラス基板1の表面に形成され
た透明電極2や傷7の形状を目視によって明確に確認す
ることができる。
【0026】ところで、上述したようにガラス基板1の
表面を目視によって観察するためには、光進行部6から
ガラス基板1と透明板3との間に形成された空間に40
0〜750nm程度の可視領域の波長を含む光を入射す
る必要があり、好ましくはこの中でも視感度が最大とな
る550nm近傍の波長が含まれる光を入射する。
【0027】また、上述した実施形態では、光進行部6
は1つのみであったが、複数の光進行部6を備えるよう
にしてもよい。図6は、2つの光進行部6a、6bを互
いに光の入射方向が向かい合うように配置した表面検査
装置の平面図である。同図に示すように、表面検査装置
200は、ガラス基板1と透明板3との間に形成された
空間の周囲であって光の進行方向が向かい合う位置に配
置された光進行部6a、6bと、2つの光進行部6a、
6bのそれぞれに対応する2つの光源4a、4bと、光
源4a、4bによって発せられた光を集光するための2
枚の反射板5a、5bとを含んで構成されている。
【0028】この表面検査装置200においてガラス基
板1の表面を検査する場合には、例えば、光源4a、4
bの双方を発光させて反射板5a、5bによって集光さ
れた光を、光進行部6a、6bからガラス基板1と透明
板3との間に形成された空間に入射する。
【0029】図7は、図6に示した表面検査装置200
において、ガラス基板1と透明板3との間に形成された
空間内を進行する光の強度分布を示す図である。図7に
示すAは、光進行部6aの空間側端部の位置に対応して
おり、Bは、光進行部6bの空間側端部の位置に対応し
ている。光進行部6aから入射された光は、ガラス基板
1の表面と透明板3の表面で反射をするが、一部の光は
表面を透過するため、図7の特性S1に示すように、こ
の空間内を進行するにしたがって光の強度が低下する。
一方、光進行部6bから入射された光についても同様
に、図7の特性S2に示すように、この空間内を進行す
るにしたがって光の強度が低下する。
【0030】したがって、ガラス基板1と透明板3との
間に形成された空間の周囲に対向配置された光進行部6
a、6bの双方から光を入射することにより、この空間
内の光強度を高めることができるとともに、空間全体と
してほぼ均一な光強度とすることができるため、ガラス
基板1の表面の観察がしやすくなる。
【0031】また、図8は、2つの光進行部6を互いに
光の入射方向が直交するように配置した表面検査装置の
平面図である。同図に示す表面検査装置300は、ガラ
ス基板1と透明板3との間に形成された空間の周囲であ
って光の入射方向が直交する位置に配置された光進行部
6a、6bと、光進行部6a、6bのそれぞれに対応す
る2つの光源4a、4bと、光源4a、4bによって発
せられた光を集光するための2枚の反射板5a、5bと
を含んで構成されている。
【0032】表面検査装置300を用いてガラス基板1
の表面を検査する場合には、例えば、光源4aと4bを
順番に発光させて反射板5a、5bによって集光された
光を、光進行部6aと6bから順番にガラス基板1と透
明板3との間に形成された空間に光を入射する。光の入
射方向が1方向のみの場合は、傷7の形成方向等によっ
ては光の散乱が少ない場合がある。しかし、表面検査装
置300においては、複数の方向から光を入射している
ため、方向性のある傷7等が存在する場合にも確実に光
の散乱が生じるため、検査の信頼度を高めることができ
る。なお、光源4aと4bを同時に発光させるようにし
てもよい。
【0033】また、図9は、4つの光ガイド部を配置し
た表面検査装置の平面図である。同図に示す表面検査装
置400は、ガラス基板1の各辺に対応する4つの光進
行部6a〜6dと、それぞれの光進行部6a〜6bに対
応する4つの光源4a〜4dと、光源4a〜4dによっ
て発せられた光を集光するための4枚の反射板5a〜5
dとを含んで構成されており、ガラス基板1と透明板3
との間に形成された空間の周囲に光進行部6aと6bが
対向配置され、光進行部6cと6dが対向配置されてい
る。
【0034】表面検査装置400を用いてガラス基板1
の表面を検査する場合には、例えば、光源4aと4bを
発光させて反射板5a、5bによって集光された光を、
光進行部6aと6bからガラス基板1と透明板3との間
に形成された空間に光を入射し、次に、光源4cと4d
を発光させて反射板5c、5dによって集光された光
を、光進行部6cと6dからガラス基板1と透明板3と
の間に形成された空間に光を入射する。したがって、図
6に示した表面検査装置200と同様に、ガラス基板1
と透明板3との間に形成された空間内の光強度を高める
ことができるとともに、空間全体としてほぼ均一な光強
度とすることができるため、ガラス基板1の表面の観察
がしやすくなる。また、図8に示した表面検査装置30
0と同様に、複数の方向から光を入射することにより方
向性のある傷7に対しても光の散乱が生じやすくなるた
め、検査の信頼度を高めることができる。なお、光源4
a〜4dを同時に発光させるようにしてもよい。
【0035】また、上述した実施形態では、ガラス基板
1と透明板3との間に形成された空間に入射された光
は、ガラス基板1および透明板3の表面で反射を繰り返
しながら空間内を進行し、出射側側面15に達すると外
部に漏れるが、出射側側面15に反射板8を配置してこ
の反射板8に達した光を反射するようにしてもよい。
【0036】図10は、反射板を配置した表面検査装置
の構成を示す斜視図である。同図に示す表面検査装置5
00では、ガラス基板1と透明板3との間に形成された
空間を挟んで、光進行部6と反射板8が対向配置されて
いる。反射板8を備えることにより、ガラス基板1と透
明板3との間に形成された空間を進行してきた光は反射
され、この空間に再度入射される。反射板8が光反射部
に対応する。
【0037】図11は、図10に示した表面検査装置5
00において、ガラス基板1と透明板3との間に形成さ
れた空間内を進行する光の強度分布を示す図である。同
図に示す入射位置は光進行部6の空間側端部12の位置
に対応しており、反射位置は反射板8の反射面の位置に
対応している。光進行部6から入射された光は、ガラス
基板1の表面と透明板3の表面で反射をするが、一部の
光は表面を透過するため、図11の特性S1に示すよう
に、空間内を進行するにしたがって光の強度が低下す
る。この傾向は、反射板8によって反射された光につい
ても同様であり、図11の特性S3に示すように、反射
板8によって反射され、空間内を逆行するにしたがって
光の強度が低下していく。
【0038】このように、入射位置から反射位置に向か
って進行する光と、反射位置から入射位置に向かって逆
行する光はともに次第に強度が低下するため、空間全体
としてはほぼ均一な光強度とすることができる。
【0039】また、上述した実施形態では、目視によっ
て散乱光を観察したが、例えばアナログ微分カメラ等を
用いて、ガラス基板1の表面状態を撮影するようにして
もよい。図12は、アナログ微分カメラを用いた表面検
査装置の構成を示す斜視図である。同図に示す表面検査
装置600は、透明板3を通してガラス基板1の表面を
観察する位置にアナログ微分カメラ30を備えている。
このアナログ微分カメラ30は、ガラス基板1の表面全
体あるいは一部を撮影範囲としている。アナログ微分カ
メラ30が撮影手段に対応する。
【0040】図13は、アナログ微分カメラの全体構成
を示す図である。同図に示すように、アナログ微分カメ
ラ30は、アバランシェ増倍型撮像管31、増幅器3
2、微分回路33、輝度情報圧縮回路34、加算回路3
5、増幅器36を備えており、このアナログ微分カメラ
30は、透明板3を通してガラス基板1の表面を見る位
置に配置される。
【0041】アバランシェ増倍動作型撮像管31は、非
晶質半導体における電荷のアバランシェ増倍を行う光導
電性ターゲットの動作原理を利用したものであり、感度
および解像度が高く、特に紫外光の波長に対して良好な
受光感度を有する。例えば、64〜100倍程度のゲイ
ンを容易に得ることができ、試験的には1000倍のゲ
インを得ることも可能である。
【0042】このアバランシェ増倍動作型撮像管31か
ら取り出された信号は、低雑音の増幅器32で増幅され
た後、情報損失のないアナログの微分回路33と輝度情
報圧縮回路34に分かれる。微分回路33は、微粒子等
の周波数成分の高い情報を増幅して取り出すためのもの
であり、輝度情報圧縮回路34は、映像信号の振幅が所
定の電圧(例えば1VP-P )に収まるように調整を行
う。このような2系統の回路で処理された信号は、加算
回路35で合成され、増幅器36によってゲイン調整や
フォーマット処理を行った後に、アナログ微分カメラ3
0から映像信号としてモニタ装置(図示せず)等に出力
される。微分回路33が微分処理手段に対応する。
【0043】なお、アナログ微分カメラ30は、1台だ
けでなく2台備えるようにしてもよい。上述したよう
に、アナログ微分カメラ30から出力される映像信号
は、微分回路33によって微分処理が行われた後の信号
であるが、この微分処理により走査線方向の線状の情報
が映像信号に反映されなくなってしまうことがある。こ
のため、2台のアナログ微分カメラ30をその走査線が
互いに直交するように配置することにより、線状の情報
が一方のアナログ微分カメラ30の映像信号には反映さ
れなくても、他方のアナログ微分カメラ30の映像信号
に反映されるようになるため、検査の信頼度を高めるこ
とができる。
【0044】また、上述した実施形態では、透明電極2
が形成された後のガラス基板1を被検査体としたが、透
明電極2が形成される前のガラス基板1を被検査体とし
てその表面を検査するようにしてもよい。また、ガラス
基板1だけではなく、他の長方形形状を有する被検査体
の表面の状態を検査するようにしてもよい。また、ガラ
ス以外の材質の被検査体の表面の状態を検査するように
してもよい。
【0045】ところで、LCDの製造工程においては、
2枚のガラス基板1に挟まれた液晶材料の分子の方向を
揃えるために、透明電極が形成されたカラーフィルタ基
板としてのガラス基板1上にポリイミド膜等の配向膜を
形成し、この配向膜をラビングローラで擦ることによ
り、所定方向の複数の溝を形成する処理(ラビング処
理)が行われる。配向膜の表面に形成された溝の状態を
目視により検査することは困難であるが、上述した表面
検査装置を用いることにより容易に検査することが可能
となる。
【0046】図14は、ラビング処理が行われた後のカ
ラーフィルタ基板としてのガラス基板1の側面方向の拡
大図である。同図に示すように、ガラス基板1の表面に
透明電極20が形成されており、さらにポリイミド膜等
の配向膜21が形成されている。一方、ガラス基板1の
裏面にはクロムマスク22が蒸着されて、さらにカラー
フィルタ23が貼り付けられている。配向膜21の表面
には、ラビングローラ(図示せず)により複数の所定方
向の溝が形成されている。上述した表面検査装置を用い
て配向膜21の表面を観察することにより、表面に形成
された溝の状態を検査することができる。
【0047】また、上述した実施形態では、長方形の外
周形状を有するガラス基板1の表面を検査する場合につ
いて説明したが、半導体ウエハや磁気ディスク等の非直
線状の外周形状を有する被検査体の表面の状態を検査す
るようにしてもよい。
【0048】図15は、半導体ウエハを検査する場合の
表面検査装置の構成を示す斜視図である。同図に示す表
面検査装置700は、半導体ウエハ51の表面の状態を
検査するものであり、この半導体ウエハ51の表面から
所定距離隔てて対向配置される透明板52と、所定波長
を含む光を発する光源53と、この光源53から発せら
れた光を集光するための反射板54と、反射板54によ
って集光された光を半導体ウエハ51と透明板52との
間に形成された空間に入射する光ガイド部としての光進
行部55、光射出部56とを含んで構成されている。
【0049】半導体ウエハ51は、例えばシリコン単結
晶から切り出された薄片であり、その表面は鏡面研磨さ
れている。透明板52は、上述した透明板3と同様に、
両面が研磨されて平坦な状態となっており、また、内部
に気泡などの欠陥のない所定の厚さを有する透明板であ
る。また、透明板52は、半導体ウエハ51の外周形状
とほぼ等しい外周形状を有しており、半導体ウエハ51
の表面と所定の距離(例えば数ミリ程度)だけ離れて対
向配置される。光源53は、上述した光源4と同様に例
えばタングステンランプ等が用いられており、光源53
から発せられる光は光進行部55の一方端に入射され
る。
【0050】光進行部55、光射出部56は、光源53
から発せられる光を半導体ウエハ51と透明板52の間
に形成された空間に所定波長を含む光を入射するための
ものである。図16は、光ガイド部(光進行部55、光
射出部56)を抜き出してその形状を示した図である。
同図に示す光進行部55は、集光された光が入射される
端部61(以下、「光源側端部61」と称する)を有し
ている。光進行部55は、複数本の光ファイバで構成さ
れており、光源側端部61では円形形状に束ねられ、光
射出部56との接合面では直線状に一列に並べられてい
る。光源側端部61に入射された光は、各光ファイバ内
部で反射を繰り返しながら進行し、光射出部56との接
合面に達する。
【0051】光射出部56は、内部を進行する光をほぼ
均一な強度でガラス基板1と透明板52の間に形成され
た空間に入射する端部62(以下、「空間側端部62」
と称する)を有している。光射出部56は、アクリル板
で構成されており、空間側端部62では半導体ウエハ5
1の外周形状に沿った形状を有している。光進行部56
との接合面から入射された光は、アクリル板の内部で反
射を繰り返しながら進行し、空間側端部62から半導体
ウエハ51と透明板53との間に形成された空間に入射
される。また、空間側端部62の幅は、半導体ウエハ5
1と透明板52との間に形成された空間の間隔より狭く
なっており(例えば0.5ミリ程度)、透明板52の側
面から内部に光が入射されてしまうことがないため、半
導体ウエハ51の表面を確実に観察することができる。
なお、光射出部56の表面(光進行部55との接合面と
空間側端部62以外の面)をアルミニウム膜等を用いて
コーティングし、内部を進行する光が外部に漏れるのを
防止するようにしてもよい。
【0052】このように、光射出部56の空間側端部6
2を半導体ウエハ51の外周形状に沿った形状とするこ
とにより、非直線状の外周形状を有する半導体ウエハ5
1を検査する場合であっても、空間側端部62から半導
体ウエハ51と透明板52との間に形成された空間に向
けて光を効率よく入射させることができる。
【0053】また、半導体ウエハ51と透明板52との
間に形成された空間を挟んで光射出部56と反射板とを
対向配置させた場合には、この反射板についても同様に
半導体ウエハ51の外周形状に沿った形状とすれば、反
射板に達した光を効率よく反射することが可能となる。
【0054】また、半導体ウエハ51を取り囲むように
光射出部を形成してもよい。図17は、光ガイド部(光
進行部、光射出部)の変形例の平面図である。同図に示
すように、光ガイド部は、4つの光進行部71a〜71
dと1つの光射出部72から構成されている。光進行部
71a〜71dは複数本の光ファイバで構成され、それ
ぞれ光源側端部73a〜73dを有している。また、光
射出部72はアクリル板で構成され、空間側端部74を
有している。
【0055】また、空間側端部74は、半導体ウエハ5
1の外周形状に沿った形状を有している。このため、空
間側端部74から半導体ウエハ51と透明板52との間
に形成された空間に向けて光を効率よく入射させること
ができる。
【0056】図17に示した光ガイド部を用いた表面検
査装置により半導体ウエハ51の表面を検査する場合に
は、例えば、4つの光進行部71a〜71dのそれぞれ
に対応させて4つの光源(図示せず)と光源の光を集光
する反射板(図示せず)を配置し、対向する2つの光源
(光進行部71a、71bに対応する光源)を発光さ
せ、次に他の対向する2つの光源(光進行部71c、7
1dに対応する光源)を発光させることにより、4方向
から半導体ウエハ51と透明板52との間に形成された
空間に光を入射する。
【0057】このように、被検査体である半導体ウエハ
51を取り囲むように光射出部56を形成し、空間側端
部75を半導体ウエハ51の外周形状に沿った形状とす
ることにより、半導体ウエハ51と透明板52との間に
形成された空間に向けて光を効率よく入射させることが
できる。なお、4つの光源を同時に発光させるようにし
てもよい。
【0058】また、上述した実施形態では、利用する光
源4や光源53の一例としてタングステンランプを用い
たが、LED等の半導体発光素子を用いるようにしても
よい。例えば、光源にLEDを用いた場合には、タング
ステンランプを用いた場合と比較してスイッチング制御
が容易になる。すなわち、タングステンランプの場合
は、発光部となるタングステンを流れる電流は温度に依
存するため、スイッチング直後はタングステンが所定の
温度に達するまでの間は発する光の強度が安定しない
が、LEDはそのようなことがなく、スイッチング直後
に発する光の強度が安定する。したがって、スイッチン
グ直後から検査を行うことができる。
【0059】特に、図9に示した表面検査装置400や
図17に示した光ガイド部71を用いた表面検査装置の
ように、複数の光源を備えてこれらを頻繁に切り替える
ような場合には、光源にLEDを用いることにより、切
り替えた後に光の強度が安定するのを待つ必要がなく、
検査効率を高めることができる。
【0060】また、最近は、波長の短い青色の光を発す
るLEDが製品化されているが、このような波長の短い
光を発するLEDを用いてガラス基板1と透明板3との
間に形成された空間に光を入射することにより、この入
射された波長の短い光が小さな傷等によって散乱されや
すくなるため、被検査体の微細構造の検査が容易とな
り、小さな傷等を検査する場合には検査の信頼度を増す
ことができる。
【0061】図18は、LEDと光ガイド部の概要を示
す図であり、同図(a)は光ガイド部を透明板の上方か
ら見た平面図であり、同図(b)は光ガイド部の拡大断
面図である。これらの図に示すように、ガラス基板1と
透明板3の間に形成された空間の周囲には、直線状に配
置された複数のLED81を内包し、それぞれのLED
81から照射された光を集光してこの空間内に入射する
ための光ガイド部82が配置されている。この光ガイド
部82は、互いに向かい合った反射面を有する2つの反
射部83を有しており、ガラス基板1と透明板3の間に
形成された空間に近づくにしたがって、この向かい合っ
た2つの反射面を接近させることにより、LED81か
ら照射された光を集光して、出射面である空間側端部8
4から出射する。このように、ガラス基板2の外縁に沿
って直線状に配置された複数のLED81によって照射
された光をガイド部82によって集光することにより、
空間側端部84からガラス基板1と透明板3の間に形成
された空間に対して、ほぼ均一な強度を有する直線状の
光を容易に入射することができる。
【0062】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、光入
射部から被検査体と透明板との間に形成された空間に光
を入射した状態で、透明板を通して被検査体の表面を観
察することにより、被検査体の表面の状態、例えば、被
検査体の表面の形成物や傷等を容易に検査することが可
能となる。
【0063】特に、2つの光入射部を被検査体と透明部
材との間に形成された空間の周囲であって互いに光の入
射方向が向かい合う位置に配置することにより、この空
間内の光強度を高めることができ、被検査体と透明部材
との間に形成された空間を進行する光は、減衰しながら
進行するため、向かい合う位置から光を入射することに
より、空間内の光の強度を均一にすることができるた
め、被検査体の表面が観察しやすくなる。
【0064】また、複数の光入射部を被検査体と透明部
材との間に形成された空間の周囲であって互いに光の入
射方向が交差する位置に配置することにより、複数の方
向から光を入射することになるため、散乱光を生じやす
くすることができ、検査の信頼度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の表面検査装置の構成を示す斜視図
である。
【図2】図1に示した表面検査装置を側面方向から見た
拡大図である。
【図3】光進行部を抜き出してその形状を示した図であ
る。
【図4】ガラス基板と透明板との間に形成された空間に
入射された光の進行状態を示す図である。
【図5】ガラス基板および透明板の表面における光の反
射の状態を示す図である。
【図6】2つの光進行部を備えた表面検査装置の平面図
である。
【図7】図6に示した表面検査装置において、ガラス基
板と透明板との間に形成された空間内を進行する光の強
度分布を示す図である。
【図8】2つの光進行部を備えた表面検査装置の他の例
の平面図である。
【図9】4つの光進行部を備えた表面検査装置の平面図
である。
【図10】反射板を配置した表面検査装置の構成を示す
斜視図である。
【図11】図9に示した表面検査装置において、ガラス
基板と透明板との間に形成された空間内を進行する光の
強度分布を示す図である。
【図12】アナログ微分カメラを配置した表面検査装置
の構成を示す斜視図である。
【図13】アナログ微分カメラの全体構成を示す図であ
る。
【図14】ラビング処理後のガラス基板の側面方向の拡
大図である。
【図15】半導体ウエハを検査する場合の表面検査装置
の構成を示す斜視図である。
【図16】図15に示した表面検査装置の光ガイド部を
抜き出してその形状を示した図である。
【図17】光ガイド部の変形例の平面図である。
【図18】LEDと光ガイド部の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 透明電極 3 透明板 4 光源 5、8 反射板 6 光進行部 11 光源側端部 12 空間側端部 13 光ファイバ 14 入射側側面 15 出射側側面 100 表面検査装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体の表面の状態を検査する表面検
    査方式であって、 前記被検査体の表面から所定距離隔てて対向配置された
    平板状の透明部材と、 前記被検査体と前記透明部材との間に形成された空間に
    光を入射する光入射部と、 を備え、前記光入射部によって前記被検査体と前記透明
    部材との間に形成された空間に光を入射した状態で、前
    記透明部材を通して前記被検査体の表面を観察すること
    を特徴とする表面検査方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記被検査体と前記透明部材との間に形成された空間の
    周囲であって、互いに光の入射方向が向かい合う位置
    に、2つの前記光入射部を備えることを特徴とする表面
    検査方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記被検査体と前記透明部材との間に形成された空間の
    周囲であって、互いに光の入射方向が交差する位置に、
    複数の前記光入射部を備えることを特徴とする表面検査
    方式。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記被検査体と前記透明部材との間に形成された空間の
    周囲であって、前記光入射部から入射された光が到達す
    る位置に、この到達した光を前記空間に向けて反射する
    光反射部を備えることを特徴とする表面検査方式。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記光入射部は、光を発する光源と、前記光源によって
    発せられた光を集光して前記空間に向けて入射する光ガ
    イド部とを有することを特徴とする表面検査方式。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記空間に光を入射する前記光ガイド部の光入射面の幅
    は、前記被検査体と前記透明部材との間隔である前記所
    定距離以下であることを特徴とする表面検査方式。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記光ガイド部は、複数本の光ファイバを用いて構成さ
    れていることを特徴とする表面検査方式。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 複数本の前記光ファイバは、前記光源に対応する一方の
    端部において束ねられており、前記空間に対応する他方
    の端部において直線状に並べられていることを特徴とす
    る表面検査方式。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記光入射部によって前記空間に入射される光は可視領
    域の波長を含むことを特徴とする表面検査方式。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記可視領域の波長には視感度のピーク近傍の波長が含
    まれることを特徴とする表面検査方式。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 前記透明部材を通して前記被検査体の表面を観察する位
    置に、前記被検査体の表面を撮影範囲とする撮影手段を
    備えることを特徴とする表面検査方式。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記撮影手段は、アバランシェ増倍動作型撮像管である
    ことを特徴とする表面検査方式。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、 前記撮影手段から出力される信号をアナログ微分する微
    分処理手段を備えることを特徴とする表面検査方式。
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