JPH1135108A - 移載装置 - Google Patents

移載装置

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JPH1135108A
JPH1135108A JP9189691A JP18969197A JPH1135108A JP H1135108 A JPH1135108 A JP H1135108A JP 9189691 A JP9189691 A JP 9189691A JP 18969197 A JP18969197 A JP 18969197A JP H1135108 A JPH1135108 A JP H1135108A
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JP
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driving
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JP9189691A
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Inventor
Akira Mihara
明 三原
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移載動作に必要な制御機器の数を少なくし
て、その点検及び保守に要する手間を少なくする。 【解決手段】 ロアフォーク5には第1ミドルフォーク
6及び第1アッパフォーク11をそれぞれ移載方向に往
復移動可能に支持し、ロアフォーク5と第1アッパフォ
ーク11とは操作部材移動機構16にて連結する。第1
ミドルフォーク6には第2ミドルフォーク35を載置面
3に垂直方向に移動可能に支持し、該第2ミドルフォー
ク35には第2アッパフォーク42を移載方向に移動可
能に支持する。第2アッパフォーク42は第1アッパフ
ォーク11に対して移載方向に相対移動不能にかつ垂直
方向に移動可能に移載アーム47にて連結する。又、移
載方向に配設した一対のスプロケット24,27にはロ
ーラチェーン28を両方向に回動可能に支持し、該ロー
ラチェーン28には第2ミドルフォーク35を1点で連
結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッカクレーン
や搬送車に搭載して使用することができる搬送物の移載
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスタッカクレーンのキャリ
ッジに搭載されている移載装置には、延出可能なフォー
クで荷を支持して移載するフォーク支持型移載装置、一
対のアームを荷に引っかけて移載する引っ掛け型移載装
置、一対の挟持部材で荷を両側から挟持して移載する挟
持型移載装置等がある。
【0003】フォーク支持型移載装置の場合には、収容
棚に収容されている荷をキャリッジに移載する動作は以
下のように行われている。先ず、昇降モータを駆動制御
してキャリッジを収容棚に対してやや低い位置に配置す
る。この状態でフォーク駆動手段を駆動制御して、フォ
ークを荷の下方に配置する。次に、再び昇降モータを駆
動制御して、そのフォークにて荷を持ち上げた状態とす
る。最後に、再びフォーク駆動手段を駆動制御して、フ
ォークを原位置に復帰させる。この一連の動作により、
荷が収容棚からキャリッジに移載される。
【0004】又、特開平6−345214号公報にて開
示されたような引っ掛け型移載装置の場合には、収容棚
に収容されている荷をキャリッジに移載する動作は次の
ように行われている。まず、昇降モータを駆動制御し
て、キャリッジを収容棚との間で移載が可能な位置に配
置する。この状態で、出退駆動手段を駆動制御して、出
退移動部材を収容棚側に移動させた位置に配置する。次
に、アーム駆動手段を駆動制御して、両移載アームを立
てた状態から倒れた状態に回動させる。最後に、再び出
退駆動手段を駆動制御して、出退移動部材を原位置に復
帰させる。この一連の動作により、収容棚の荷がキャリ
ッジ上に移載される。
【0005】さらに、特開平9−124109号公報に
て開示されたような挟持型移載装置の場合には、収容棚
から荷をキャリッジに移載する動作は次のように行われ
ている。先ず、昇降モータを駆動制御してキャリッジを
収容棚に対してやや低い位置に配置する。この状態で出
退駆動手段を駆動制御して、一対の挟持アームを荷の両
側に配置する。次に、挟持駆動手段を駆動制御して挟持
アームで荷を挟持した後、昇降モータを駆動制御して挟
持した荷を収容棚から持ち上げた状態とする。最後に、
再び出退駆動手段を駆動制御して荷を挟持している挟持
アームを原位置に復帰させる。この一連の動作により荷
が収容棚からキャリッジに移載されるようになってい
る。
【0006】以上のように、各移載装置はそれぞれ1回
の移載動作を複数の駆動手段を制御して行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移載装置に
て実行される1回の移載動作が複数の駆動手段にて行わ
れる場合には、その内の1つの駆動手段が動作しなかっ
たときでも移載動作が正常に行われなくなる。又、各駆
動手段はフォークの位置等を検出する検出スイッチ等の
検出結果に基づいて制御されているため、その検出スイ
ッチが故障した場合には各駆動手段が正常に制御されな
くなる。従って、1回の移載動作に必要な駆動手段の数
が多いほど、あるいは、各駆動手段が検出スイッチ等の
検出結果に基づいて制御される内容が複雑であるほど、
移載動作を正常に実行するために駆動手段、検出スイッ
チ等の各制御機器の点検及び保守に要する手間が大きく
なる。
【0008】例えば、上記のフォーク支持型移載装置で
は、1回の動作を行うために、キャリッジの高さを上下
2つの位置で検出して昇降モータを制御するとともに、
フォークを延出した位置と原位置で検出してフォーク駆
動手段を制御している。
【0009】又、引っかけ型移載装置では、キャリッジ
を所定位置に配置した状態で、出退移動部材を延出した
位置と原位置で検出して出退駆動手段を制御するととも
に、移載アームを立てた状態と倒した状態で検出してア
ーム駆動手段を制御している。
【0010】又、挟持型移載装置では、キャリッジを上
下2つの位置で検出して昇降モータを制御し、挟持アー
ムを延出位置と原位置で検出して出退駆動手段を制御す
るとともに、挟持アームを挟持位置と原位置で検出して
挟持駆動手段を制御している。
【0011】従って、上記のいずれの移載装置において
も、移載動作を2つ以上の駆動手段を制御して行ってい
る。このため、移載動作を実行するために必要な制御機
器が多く、その点検及び保守にかかる手間が多い問題が
あった。
【0012】さらに、上記各移載装置においては、フォ
ーク、移載アーム、挟持アームが移載方向の同一直線上
で往復駆動されるため、万が一、検出スイッチが誤動作
した場合に備えて、フォーク等を機械的に停止させるス
トッパが必要となっていた。そのため、ストッパの分だ
け部品点数が増えるとともに組み付け工数が多くなって
いた。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、移載動作に必要な制
御機器の数を少なくしてその点検及び保守に要する手間
を少なくすることができ、しかも、ストッパを不要とす
ることができる移載装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、荷が載置される載置面上
に設けられた案内部材と、前記案内部材に対して、前記
載置面に荷が移載される移載方向に往復移動可能に支持
された第1駆動部材と、前記第1駆動部材に対して、前
記移載方向に往復移動可能に支持された第1操作部材
と、前記第1駆動部材の前記移載方向への移動に基づ
き、前記第1操作部材を該第1駆動部材に対して同方向
に移動させるように前記案内部材と前記第1操作部材と
を該第1駆動部材を介して連結する操作部材移動手段と
を備え、前記第1操作部材の前記移載方向への移動動作
により前記載置面上で荷を該移載方向に移動させる移載
装置において、駆動モータと、前記載置面に垂直でかつ
前記移載方向に平行な平面内において、両方向に回動可
能に支持されるとともに、該移載方向に延びる部分が上
下に相対向するように設けられた巻き掛け伝動部材と、
前記第1駆動部材に対して、前記載置面に垂直方向に往
復移動可能に支持されるとともに前記巻き掛け伝動部材
に1点で連結された第2駆動部材と、前記第2駆動部材
に対して、前記移載方向に往復移動可能に支持された第
2操作部材と、前記第2操作部材を前記第1操作部材に
対して、前記移載方向に相対移動不能に、かつ、前記第
2駆動部材とともに載置面に垂直方向に移動可能に連結
する連結手段と、前記第2操作部材に取着され、該第2
操作部材の垂直方向の移動に基づき、前記移載方向に荷
を押圧可能な位置と、荷と係止不能な退避位置とに切り
換え配置されるとともに、該第2操作部材の前記移載方
向への移動に基づき荷を該移載方向に移動させる移載手
段とを備えた。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記連結手段及び移載手段は、基端同
士が互いに回動可能に連結された第1アーム及び第2ア
ームとからなり、該両アームが移載方向に垂直な平面内
で互いに回動可能な状態で、前記第1アームが前記第1
操作部材に対して前記移載方向に垂直な平面内で回動可
能に先端が連結されるとともに、前記第2アームが前記
第2操作部材に対して前記移載方向に垂直な平面内で回
動可能に先端が連結された。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の移載装置を前記載置面において移載方向
の両側に設け、両方の前記移載手段にて荷を協同して前
記移載方向に移動させるようにした。
【0017】請求項4に記載の発明は、荷が移載される
移載方向の両側に設けられた一対の案内部材と、前記各
案内部材に対して、前記載置面に荷が移載される移載方
向に往復移動可能に支持された一対の第1駆動部材と、
前記各第1駆動部材に対して、前記移載方向に往復移動
可能に支持された一対の第1操作部材と、前記各第1駆
動部材の前記移載方向への移動に基づき、前記各第1操
作部材を該第1駆動部材に対して同方向に移動させるよ
うに前記各案内部材と前記各第1操作部材とを該第1駆
動部材を介して連結する一対の操作部材移動手段とを備
え、前記一対の第1操作部材の前記移載方向への移動動
作により荷を支持した状態で該移載方向に移動させる移
載装置において、駆動モータと、前記載置面に垂直でか
つ前記移載方向に平行な平面内において、両方向に回動
可能に支持されるとともに、該移載方向に延びる部分が
上下に相対向するように設けられた一対の巻き掛け伝動
部材と、前記各第1駆動部材に対して、前記載置面に垂
直方向に往復移動可能に支持されるとともに前記各巻き
掛け伝動部材に1点で連結された一対の第2駆動部材
と、前記各第2駆動部材に対して、前記移載方向に往復
移動可能に支持された一対の第2操作部材と、前記各第
2操作部材を前記各第1操作部材に対して、前記移載方
向に相対移動不能に、かつ、前記各第2駆動部材ととも
に載置面に垂直方向に移動可能に連結する一対の連結手
段と、前記両第2操作部材間に取着され、該第2操作部
材が低い方の高さ位置に配置されたときには荷を支持し
ない高さ位置に配置され、該第2操作部材が高い方の高
さ位置に配置されたときには荷を支持する高さ位置に配
置されるとともに、該第2操作部材の前記移載方向の移
動に基づき荷を支持した状態で該移載方向に移動可能な
支持手段とを備えた。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載の発明において、前記駆動モータは1つで
あり、該駆動モータにて両方の巻き掛け伝動部材が回転
駆動される。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、駆動モータが
回転駆動されると巻き掛け伝動部材が回転駆動され、該
巻き掛け伝動部材に1点で連結されている第2駆動部材
が巻き掛け部材に沿って移動する。巻き掛け伝動部材と
第2駆動部材との連結点が該巻き掛け伝動部材の移載方
向に延びる部分に沿って移載方向に移動すると、第2駆
動部材が第1駆動部材とともに案内部材に沿って移載方
向に移動する。すると、第1駆動部材の移動に伴って案
内部材に操作部材移動手段にて連結されている第1操作
部材が移載方向に移動し、第2操作部材が連結手段を介
して第1操作部材とともに同方向に移動する。
【0019】又、前記連結点が該巻き掛け伝動部材の移
載方向に延びる上側部分から下側部分に移動すると、第
2駆動部材を介して第2操作部材が第1駆動部材に対し
て載置面から高い方の高さ位置から低い方の高さ位置へ
移動配置される。反対に、前記連結点が該巻き掛け伝動
部材の移載方向に延びる下側部分から上側部分に移動す
ると、第2駆動部材を介して第2操作部材が第1駆動部
材に対して載置面から低い方の高さ位置から高い方の高
さ位置へ移動配置される。
【0020】従って、第2操作部材が高い方の高さ位置
あるいは低い方の高さ位置のいずれかの位置に配置され
た状態で移載方向に駆動されると、該第2操作部材に取
着された移載手段が荷と係止しない退避位置のままで移
載方向に移動する。又、第2操作部材が高い方の高さ位
置あるいは低い方高さ位置のいずれかの位置に配置され
た状態で移載方向に駆動されると、該第2操作部材に取
着された移載手段が荷を移載方向に押圧可能な位置のま
まで移載方向に移動する。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、第2操作部材が載置面に
対して高い方の高さ位置から低い方の高さ位置に移動配
置されると、第1アームと第2アームとの開き角度が小
さくなって両アームの基端部が載置面の中央部側によっ
た位置に移動配置される。反対に、第2操作部材が低い
方の高さ位置から高い方の高さ位置に移動配置される
と、第1アームと第2アームとの開き角度が大きくなっ
て両アームの基端部が載置面の中央部側から離れた退避
位置に移動配置される。従って、第2操作部材が高い方
の高さ位置を移動するときには両アームの基端部が荷と
係止せず、第2操作部材が低い方の高さ位置を移動する
ときには両アームの基端部にて荷が移載方向に押圧され
る。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、載置面にお
いて移載方向の両側に設けられた一対の移載手段にて荷
が協同して移載方向に押圧される。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、巻き掛け
伝動部材が回転駆動されると、一対の第2操作部材が移
載方向の所定の移動範囲内を往復駆動されるとともに、
その移動範囲の各端部において低い方の高さ位置から高
い方の高さ位置に、あるいは、高い方の高さ位置から低
い方の高さ位置に移動配置される。一対の第2操作部材
が低い方の高さ位置に配置された状態で移載方向に駆動
されると、該両第2操作部材間に取着された支持手段が
荷を支持しない位置で移載方向に移動する。両第2操作
部材が低い方の高さ位置から高い方の高さ位置に移動配
置されるとき、支持手段が荷を支持しない位置から支持
する位置に移動配置される。そして、両第2操作部材が
高い方の高さ位置に配置された状態で移載方向に駆動さ
れると、支持手段が荷を支持する位置で移載方向に移動
する。
【0024】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
又は請求項4に記載の発明の作用に加えて、一対の巻き
掛け伝動部材が1つの駆動モータにて回転駆動される。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明をスタッカクレーン
に設けられた引っ掛け型の移載装置に具体化した第1の
実施の形態を図1〜図8に従って説明する。
【0026】図2は、スタッカクレーン1をその走行方
向に対して横方向から見た側面図である。スタッカクレ
ーン1は、該スタッカクレーン1を走行レールRに従っ
て移動させるための走行用モータ1aと、キャリッジ2
をマスト1bに沿って昇降させるための昇降用モータ1
cとを備えている。キャリッジ2は、搬送する荷Wを載
置する載置面3を備えている。該載置面3に荷Wを移載
する移載方向は、紙面に対して垂直方向である。該載置
面3上には、移載装置4が設けられている。移載装置4
は同一の構成からなる左右一対の移載機構4A,4Bか
らなり、両移載機構4A,4Bは互いに相対向するよう
に設けられている。このため、以下においては、左側の
移載機構4Aのみについて詳述する。
【0027】図1は一方の移載機構4Aの正面図であ
り、図3は同じく一部を断面化した平面図である。キャ
リッジ2の載置面3上には、案内部材としてのロアフォ
ーク5が固着されている。ロアフォーク5には第1駆動
部材としての第1ミドルフォーク6が該ロアフォーク5
に対して移載方向に往復移動可能に支持されている。詳
述すると、ロアフォーク5は移載方向に延びる案内溝7
と同方向に配列された複数個のフォロア8を備え、第1
ミドルフォーク6は移載方向に延びる案内溝9と同方向
に配列された複数個のフォロア10を備えている。そし
て、案内溝7には各フォロア10が係合され、案内溝9
には各フォロア8が係合されている。
【0028】第1ミドルフォーク6には第1操作部材と
しての第1アッパフォーク11が該第1ミドルフォーク
6に対して移載方向に往復移動可能に支持されている。
詳述すると、第1ミドルフォーク6は移載方向に延びる
案内溝12と同方向に配列された複数個のフォロア13
を備え、第1アッパフォーク11は移載方向に延びる案
内溝14と同方向に配列された複数個のフォロア15を
備えている。そして、案内溝12には各フォロア15が
係合され、案内溝14には各フォロア13が係合されて
いる。
【0029】ロアフォーク5と第1アッパフォーク11
とは、第1ミドルフォーク6の移載方向の移動に基づ
き、第1アッパフォーク11をロアフォーク5に対して
移載方向に移動させる操作部材移動手段としての公知の
操作部材移動機構16にて連結されている。詳述する
と、該操作部材移動機構16は、ロアフォーク5及び第
1アッパフォーク11の各後端部にそれぞれ取着される
とともに第1ミドルフォーク6の前端部に回動可能に支
持されたスプロケット17に掛けられたチェーン18
と、同様に、ロアフォーク5及び第1アッパフォーク1
1の各前端部にそれぞれ取着されるとともに第1ミドル
フォーク6の後端部に回動可能に支持された図示しない
スプロケットに掛けられたチェーンとからなっている。
そして、操作部材移動機構16は、ロアフォーク5に対
して第1ミドルフォーク6が移載方向の前方に移動する
ときには第1ミドルフォーク6の移動量の2倍の移動量
で第1アッパフォーク11を前方に移動させる。又、操
作部材移動機構16は、ロアフォーク5に対して第1ミ
ドルフォーク6が移載方向の後方に移動するときには第
1ミドルフォーク6の移動量の2倍の移動量で第1アッ
パフォーク11を後方に移動させるようになっている。
【0030】キャリッジ2の左側部の内側には、駆動部
19が設けられている。駆動部19はカバー20内に左
側部に沿って移載方向に延びる基部21を備えている。
基部21の後端には、出力軸22を載置面3に平行にか
つ移載方向に垂直に配置した駆動モータ23が設けられ
ている。該駆動モータ23は、出力軸22を両方向に駆
動可能になっている。出力軸22には、該出力軸22に
垂直な平面内で回動可能に第1スプロケット24が固着
された状態で支持されている。
【0031】図4は図1におけるA−A線断面図であ
り、図5は図1におけるB−B線断面図である。図5に
示すように、基部21の前端には軸受25が設けられ、
該軸受25にて支持軸26が回動可能に支持されてい
る。該支持軸26は、出力軸22が配置された載置面3
と平行な平面内で該出力軸22に平行に設けられてい
る。該支持軸26には、図4に示すように、第2スプロ
ケット27が第1スプロケット24と同一平面内で回動
可能に固着された状態で支持されている。
【0032】第1スプロケット24と第2スプロケット
27には、環状に形成された巻き掛け伝動部材としての
ローラチェーン28が両方向に回動可能に支持されてい
る。そして、ローラチェーン28は、両スプロケットの
各上端間、及び、両スプロケットの下端間において、移
載方向に延びる部分が平行となる状態で設けられてい
る。
【0033】基部21には、図1及び図4に示すよう
に、ローラチェーン28の移載方向に延びる上側部分を
支持するための上側支持部29が設けられている。一
方、載置面3上には、ローラチェーン28の移載方向に
延びる下側部分を支持する下側支持部30が設けられて
いる。
【0034】又、図5に示すように、基部21には、駆
動モータ23及び軸受25の外周に、環状に形成された
案内溝31が設けられている。該案内溝31は、ローラ
チェーン28に相対向するように形成されている。
【0035】図1及び図3に示すように、ローラチェー
ン28の1つのピン32は、その両側のリンクプレート
33よりも延出するように形成されている。図1及び図
3においてピン32の左端には案内溝31に係合された
フォロア34が固着されている。該フォロア34は、図
5に示すように、案内溝31内に沿って両方向に移動可
能に同案内溝31に収容されている。
【0036】一方、図1に示すように、第1ミドルフォ
ーク6には、第2駆動部材としての第2ミドルフォーク
35が載置面3に対して垂直方向に往復移動可能に支持
されている。詳述すると、図1及び図3に示すように、
第1ミドルフォーク6は、その外側面において移載方向
の中央に、載置面3に対して垂直方向に延びる一対の案
内溝36を有する案内部37と同方向に配列された複数
個のフォロア38を備えている。一方、第2ミドルフォ
ーク35は、その外側面において移載方向の中央に、載
置面3に対して垂直方向に延びる案内溝39を有する支
持部40と同方向に一対で配列された複数個のフォロア
41を備えている。そして、各案内溝36にそれぞれ各
フォロア41が係合され、案内溝39に各フォロア38
が係合されている。
【0037】第2ミドルフォーク35には、第2操作部
材としての第2アッパフォーク42が該第2ミドルフォ
ーク35に対して移載方向に往復移動可能に支持されて
いる。詳述すると、第2ミドルフォーク35は移載方向
に延びる案内溝43と同方向に配列された複数個のフォ
ロア44を備え、第2アッパフォーク42は移載方向に
延びる案内溝45と同方向に配列された複数個のフォロ
ア46を備えている。そして、案内溝43に各フォロア
46が係合され、案内溝45に各フォロア44が係合さ
れている。
【0038】図1及び図3に示すように、第2ミドルフ
ォーク35の支持部40には、ローラチェーン28のピ
ン32の右端が固着されている。従って、ローラチェー
ン28の1点が第2ミドルフォーク35に連結されてい
る。
【0039】第2アッパフォーク42は第1アッパフォ
ーク11に対して、両フォーク11,42に連結された
移載アーム47にて移載方向に相対移動不能に、かつ、
第2ミドルフォーク35とともに載置面3に垂直方向に
移動可能に連結されている。詳述すると、移載アーム4
7は第1アーム48及び第2アーム49を備えている。
両アーム48,49は、その基端部同士が互いに回動可
能に連結され、その状態で第1アーム48が第1アッパ
フォーク11に対して移載方向に垂直な平面内で回動可
能にその先端が連結されている。一方、第2アーム49
が第2アッパフォーク42に対して移載方向に垂直な平
面内で回動可能にその先端が連結されている。この移載
アーム47は、第2アッパフォーク42の載置面に垂直
方向の移動に基づき、その基端部が移載方向に荷を押圧
可能な位置(以下、係止位置という)と、荷と係止不能
な位置(以下、退避位置という)とに切り換え配置され
るようになっている。
【0040】右側移載機構4Bも、上記左側移載機構4
Aと同一の構成となっている。そして、左側移載機構4
Aと右側移載機構4Bとは、それぞれのピン32が載置
面3に平行で移載方向に垂直な同一直線上で相対向する
ように調整されている。
【0041】図3は、左右の移載機構4A,4Bにおい
て、各ピン32がローラチェーン28の下側中央に配置
されたときの状態を示している。図3に示すように、ピ
ン32がローラチェーン28の下側中央に配置された状
態では、ロアフォーク5、第1及び第2ミドルフォーク
35、第1及び第2アッパフォーク42が載置面3の垂
直方向に重なった位置に配置されるようになっている。
このとき、上下方向に移動可能に案内部37に支持され
ている支持部40が載置面3に低い方の高さ位置に配置
され、第2アッパフォーク42も載置面3に低い方の高
さ位置(以下、低位置という)に配置される。このた
め、図1に実線で示すように、第1アッパフォーク11
と第2アッパフォーク42との距離が小さくなり、移載
アーム47の両アーム48,49間の開き角度が小さく
なる。そして、移載アーム47の基端部が載置面3の荷
Wを移載方向に押圧可能な係止位置に配置されるように
なっている。
【0042】一方、左右の移載機構4A,4Bにおい
て、各ピン32がローラチェーン28の上側中央に配置
された状態においても、ロアフォーク5、第1及び第2
ミドルフォーク35、第1及び第2アッパフォーク42
が載置面3の垂直方向に重なった位置に配置される。こ
のとき、支持部40が載置面3から高い方の高さ位置に
配置され、第2アッパフォーク42も載置面3から高い
方の高さ位置(以下、高位置という)に配置される。こ
のため、図1に二点鎖線で示すように、第1アッパフォ
ーク11と第2アッパフォーク42との距離が大きくな
り、両アーム48,49間の開き角度が大きくなる。そ
して、移載アーム47の基端部が載置面3の上の荷Wと
係止不能な退避位置に配置されるようになっている。
【0043】又、図6は、左右の移載機構4A,4Bに
おいて、各ピン32がキャリッジ2前側(図6における
下側)の各スプロケット24の上端に移動配置され、第
2アッパフォーク42が搬送コンベアC側に延出された
ときの状態を示している。図6に示すように、この場合
には、キャリッジ2の後側(図6における上側)の左右
両移載アーム47が載置面3の搬送コンベアC側の端辺
を超えて搬送コンベアC側に移動配置されるようになっ
ている。
【0044】図1に示すように、上側支持部29には、
ピン32がローラチェーン28の上側中央に配置された
とき該ピン32を検出する検出スイッチ50が設けられ
ている。又、下側支持部30には、ピン32がローラチ
ェーン28の下側中央に配置されたとき該ピン32を検
出する検出スイッチ51が設けられている。
【0045】各移載機構4A,4Bは、スタッカクレー
ン1の走行用モータ1a及び昇降用モータ1cの制御を
行う図示しない制御装置にて、両側の駆動モータ23が
同期した状態で各出力軸22が互いに反対向きに回動す
るように駆動制御される。
【0046】詳述すると、外部の搬送コンベアC等に載
置されている荷Wをキャリッジ2に移載するときには、
各ピン32がローラチェーン28の上側中央で検出され
る状態から両駆動モータ23を駆動して各ピン32をロ
ーラチェーン28の上側部分に沿ってキャリッジ2の前
側又は後側に移動させる。そして、各ピン32がローラ
チェーン28の上側部分から下側部分に移動配置され、
同チェーン28の下側部分に沿って移動する各ピン32
がその下側中央で検出されたときに両駆動モータ23を
停止させるようになっている。
【0047】一方、キャリッジ2に載置されている荷W
を外部の収容棚B等に移載するときには、各ピン32が
ローラチェーン28の下側中央で検出される状態から両
駆動モータ23を駆動して各ピン32をローラチェーン
28の下側部分に沿ってキャリッジ2の前側又は後側に
移動させる。そして、各ピン32がローラチェーン28
の下側から上側に移動配置され、同チェーン28の上側
部分に沿って移動する各ピン32が上側中央で検出され
たときに両駆動モータ23を停止させるようになってい
る。
【0048】次に、以上のように構成された移載装置4
の作用について説明する。この移載装置4にてキャリッ
ジ2が搬送コンベアCから荷Wを受け取り、スタッカク
レーン1がその荷Wを収容棚Bまで搬送した後にキャリ
ッジ2から同収容棚Bに移載する場合について説明す
る。
【0049】キャリッジ2の載置面3上に荷Wを載置し
ていない状態では、各移載機構4A,4Bではそれぞれ
ピン32がローラチェーン28の上側中央に配置されて
いる。このときには、ピン32に連結されている支持部
40は案内部37に沿って上方に移動した状態となって
おり、第2アッパフォーク42は第2ミドルフォーク3
5を介して高位置で支持されている。従って、第1アッ
パフォーク11と第2アッパフォーク42との距離が大
きくなっており、移載部材4A,4Bの各移載アーム4
7は両アーム48,49間の開き角度が大きくなってい
る。従って、各移載アーム47は、退避位置に配置され
ている。
【0050】この状態から、搬送コンベアC上の荷Wを
キャリッジ2の載置面3上に移載するために両駆動モー
タ23が駆動制御されると、ローラチェーン28が回動
しピン32が同チェーン28の上側部分に沿って搬送コ
ンベアC側に移動する。従って、ピン32に支持部40
を介して連結されている第1ミドルフォーク6及び第2
ミドルフォーク35が搬送コンベアC側に移動する。同
時に、移動連結機構16にてロアフォーク5に連結され
ている第1アッパフォーク11が両ミドルフォーク6,
35の2倍の移動量で搬送コンベアC側に移動する。
又、第1アッパフォーク11に対して移載アーム47に
て移載方向に相対移動不能に連結されている第2アッパ
フォーク42が該第1アッパフォーク11とともに搬送
コンベアC側に移動する。
【0051】このとき、左右の移載機構4A,4Bの各
移載アーム47が退避位置に配置されているため、図6
に実線で示すように、左右の移載機構4A,4Bの搬送
コンベアC側の両移載アーム47が搬送コンベアC上の
荷Wと係止することなく搬送コンベアC上の荷Wを超え
た位置に配置される。
【0052】各ピン32がローラチェーン28の上側部
分に沿って搬送コンベアC側に移動するときに、第1ミ
ドルフォーク6及び第2ミドルフォーク35と、第1ア
ッパフォーク11及び第2アッパフォーク42の重量の
一部が支持部40を介してピン32に加わる。しかし、
ローラチェーン28の上側部分が上側支持部29にて支
持されているとともに、ピン32の他端に固着されてい
るフォロア34がローラチェーン28に相対向して形成
されている案内溝31にて支持されているため、ローラ
チェーン28が捩じれたり垂れたりすることなく保持さ
れる。このため、第2アッパフォーク42は、高位置に
配置された状態のままで移載方向に移動する。
【0053】ローラチェーン28の回転駆動によりピン
32がローラチェーン28の上側部分に沿ってスプロケ
ット24の上端まで移動すると、ピン32はスプロケッ
ト24に従ってローラチェーン28の上側部分から下側
部分に移動する。このため、各ピン32に連結されてい
る支持部40が案内部37に沿って下降し、第2アッパ
フォーク42が高位置から低位置に移動配置される。そ
の結果、第1アッパフォーク11と第2アッパフォーク
42との距離が小さくなるため、各移載アーム47の両
アーム48,49間の開き角度が小さくなり、図6に二
点鎖線で示すように、各移載アーム47がそれぞれ退避
位置から係止位置に移動配置される。
【0054】さらに、両駆動モータ23が同じ制御状態
で駆動制御されるため、ローラチェーン28の下側部分
に移動したピン32が同チェーン28の下側部分に沿っ
てキャリッジ2側に移動する。そして、第1及び第2ミ
ドルフォーク6,35がキャリッジ2側に移動し、第1
及び第2アッパフォーク11,42がキャリッジ2側に
2倍の移動量で移動する。従って、移載方向に荷Wを可
能な係止位置に配置された状態の各移載アーム47の
内、キャリッジ2の後側の左右両移載アーム47がそれ
ぞれ荷Wの搬送コンベアC側の側面を押圧して該荷Wを
搬送コンベアC上からキャリッジ2の載置面3上に移動
させる。
【0055】ピン32がローラチェーン28の下側部分
を移動するとき、該ピン32には第1及び第2ミドルフ
ォーク6,35と、第1及び第2アッパフォーク11,
42の重量の一部が支持部40を介して加わるが、ロー
ラチェーン28の下側部分が下側支持部30にて支持さ
れているため、ローラチェーン28の捩じれや垂れが防
止される。従って、第2アッパフォーク42が低位置に
配置された状態のままで移載方向に移動する。
【0056】各ピン32がローラチェーン28の下側中
央まで移動し検出スイッチ51にて検出されると、両駆
動モータ23の運転が停止される。その結果、図7に示
すように、荷Wが搬送コンベアC上からキャリッジ2の
載置面3上に移載される。
【0057】荷Wが移載されたキャリッジ2は、制御装
置にて走行モータ1a及び昇降モータ1cが駆動制御さ
れて、その荷Wを移載する収容棚Bの載置面とキャリッ
ジ2の載置面3とが同一平面となる位置に配置される。
このとき、左右の移載機構4A,4Bの各移載アーム4
7は、それぞれ係止位置に配置されたままの状態であ
る。
【0058】この状態から、キャリッジ2の載置面3上
の荷Wを収容棚の載置面3上に移載するため両駆動モー
タ23が駆動制御されると、ローラチェーン28が回動
しピン32が同チェーン28の下側部分に沿って収容棚
B側に移動する。従って、第1及び第2ミドルフォーク
6,35が収容棚B側に移動するとともに第1及び第2
アッパフォーク11,42が収容棚B側に2倍の移動量
で移動する。従って、図8に示すように、キャリッジ2
の後側の左右の両移載アーム47にて載置面3上の荷W
が移載方向に移動され、収容棚B上に移載される。
【0059】各ピン32がローラチェーン28の下側部
分に沿ってスプロケット24の下端まで移動すると、各
ピン32はスプロケット24に従ってローラチェーン2
8の下側部分から上側部分に移動する。このため、各ピ
ン32に連結されている支持部40が案内部37に沿っ
て上昇し、第2アッパフォーク42が低位置から高位置
に移動配置される。その結果、第1アッパフォーク6と
第2アッパフォーク42との距離が大きくなるため、各
移載アーム47の両アーム48,49間の開き角度が大
きくなり、図8に二点鎖線で示すように、各移載アーム
47が係止位置から退避位置に移動配置される。
【0060】さらに、両駆動モータ23が同じ制御状態
で駆動制御され、ローラチェーン28の上側部分に移動
した各ピン32が同チェーン28の上側に沿ってキャリ
ッジ2側に移動する。そして、第1及び第2ミドルフォ
ーク6,35がキャリッジ2側に移動し、第1及び第2
アッパフォーク11,42が同キャリッジ2側に2倍の
移動量で移動する。従って、移載方向に荷Wに当接しな
い退避位置に配置された各移載アーム47は、荷Wを収
容棚Bに移載したままの状態でキャリッジ2側に移動す
る。
【0061】各ピン32がローラチェーン28の上側中
央まできて検出スイッチ50にて検出されると、両駆動
モータ23の運転が停止される。その結果、各移載アー
ム47がそれぞれ退避位置に配置された状態で移載動作
が完了する。
【0062】尚、ある収容棚に収容されている荷Wをキ
ャリッジ2で別の収容棚に移動させる場合や、収容棚に
収容されている荷Wを搬送コンベア等に移動させる場合
も同じ制御内容である。
【0063】以上詳述したように、本実施の形態の移載
装置によれば、以下の効果を得ることができる。 (a) 巻き掛け伝動部材(ローラチェーン28)が回
転駆動すると同巻き掛け伝動部材の1点に連結された第
2駆動部材(第2ミドルフォーク32)が巻き掛け伝動
部材に沿って移載方向に移動し、第2操作部材(第2ア
ッパフォーク42)に取着された移載手段(移載アーム
47)が移載方向に往復移動する。それとともに、第2
操作部材の往復移動範囲の各端部で、移載手段(移載ア
ーム47)が移載方向に荷Wを押圧可能な係止位置から
係止不能な退避位置に、あるいは、退避位置から係止位
置に切り換わる。
【0064】従って、左右両側の移載機構(4A,4
B)の各巻き掛け伝動部材を所定時間だけ同じ制御状態
で回転駆動させるだけで移載動作が行われる。その結
果、移載動作に必要な制御機器が少なくなり、その点検
及び保守にかかる手間が少なくてすむ。
【0065】(b) 第1操作部材と第2操作部材とに
それぞれ連結された移載アーム47が、第2操作部材が
高位置と低位置とで切り換えられることにより、荷Wを
係止する位置と係止しない位置とで切り換わるようにし
た。従って、簡単な構成で荷を押して移載することがで
きる。 (c) 移載手段が環状の巻き掛け伝達部材により該巻
き掛け伝達部材に沿って移載方向の所定往復範囲で往復
移動されるため、移載手段がその往復範囲の各端部を超
えて行き過ぎることがない。そのため、移載手段の万が
一の行き過ぎを機械的に防止するためのストッパが不要
であるため、その分だけ部品点数及び組み付け工数を少
なくすることができる。
【0066】(d) 巻き掛け伝動部材をローラチェー
ン28とし、同ロータチェーンの1つのピン32に第2
駆動部材を連結したので、移載動作をスムーズに行わせ
ることができる。
【0067】(e) 第2駆動部材が一端に連結された
ピン32の他端にはフォロア34を固着し、該ピン32
の移動に伴い該フォロア34が巻き掛け伝動部材に沿っ
て設けた案内溝31に案内されるようにした。従って、
第1駆動部材に対して垂直方向に移動可能に支持された
第1及び第2駆動部材、第1及び第2操作部材の重量に
よる巻き掛け伝動部材の捩じれや撓みが防止される。そ
の結果、移載装置をスムーズに動作させ、巻き掛け伝動
部材等の寿命が短くなることを防止することができる。
【0068】(f) 第1支持軸を駆動モータ23の出
力軸22としたので、少ない部品点数で構成することが
でき、又、移載装置全体を小型化することができる。 (g) 巻き掛け伝動部材の上側部分を上側支持部29
にて支持し、同下側部分を下側支持部30にて支持し
た。従って、巻き掛け伝動部材に第2駆動部材を介して
第2駆動部材、第2操作部材等の重量が加わっても巻き
掛け伝動部材が撓まないため、第2操作部材を高位置あ
るいは低位置に保持した状態のままで移載方向に移動さ
せることができる。
【0069】(第2の実施の形態)次に、本発明をスタ
ッカクレーンに搭載された引っ掛け型の移載装置に具体
化した第2の実施の形態を図9及び図10に従って説明
する。尚、本実施の形態は、前記第1実施の形態におけ
る駆動部19以外の構成が同第1の実施の形態と異なっ
ている。従って、駆動部19以外の構成を詳述し、駆動
部19についてはその符号を同じとして説明を省略す
る。本実施の形態の移載装置は、第1の実施の形態と同
様に、同じ構成からなる左右一対の移載機構からなって
いる。両移載機構は、キャリッジ2上において移載方向
の両側に設けられている。
【0070】図9は右側の移載機構59の正面図であ
る。キャリッジ2の載置面3上には、移載方向に延びる
ように形成された案内部材60が移動不能な状態で設け
られている。案内部材60には、前記移載方向に延びる
ように形成された駆動部材61が移載方向に移動可能に
支持されている。該駆動部材61には、前記移載方向に
延びるように形成された操作部材62が移載方向に往復
移動可能に支持されている。該操作部材62には、前記
移載方向に延びるように形成されるとともに移載方向に
垂直な断面が上に凸な曲面に形成された押圧板63が、
その基端側を回動中心として移載方向に平行な回転中心
軸線回りに回動可能に支持されている。
【0071】図10は、キャリッジ2上に設けた案内部
材60、駆動部材61、操作部材62及び押圧板63を
示す斜視図である。押圧板63の先端側において、移載
方向に離間した位置には一対の係止部64が形成されて
いる。各係止部64は、押圧板63の回動に基づいて、
載置面3上の荷Wを移載方向に押圧可能な係止位置と、
荷Wと係止不能な退避位置とに切り換え配置されるよう
になっている。さらに、押圧板63は、付勢手段として
の図示しないバネ付きヒンジにて上方に回動した状態、
すなわち、係止部64が退避位置に配置された状態に付
勢されるようになっている。
【0072】一方、駆動部材61には、移載方向に延び
るように形成された移動部材65が複数のクランク66
を介して該駆動部材61に対して載置面3に垂直でかつ
移載方向に平行な平面内で平行運動を行うように連結さ
れている。詳述すると、駆動部材61には載置面に平行
な平面内で移載方向に垂直に延びる複数の連結軸67が
移載方向に並ぶように設けられ、各連結軸67にはクラ
ンク66の一端が該クランク66と駆動部材61とが互
いに両方向に相対回動可能なように連結されている。各
クランク66の他端には連結軸67と平行な連結軸68
がそれぞれ設けられ、該連結軸68は移動部材65に対
して該クランク66と移動部材65とが互いに両方向に
相対回動可能な状態で連結されている。すなわち、駆動
部材61、移動部材65及び各クランク66にて平行運
動機構が構成されている。
【0073】移動部材65には、該移動部材65の平行
運動の垂直方向の移動に基づき、前記押圧板63を各係
止部64が荷Wを係止する位置と係止しない位置とに移
動させるための操作部69が複数設けられている。詳述
すると、該操作部69は、移動部材65から上方に延び
るように形成された支持部材70と、該支持部材70の
上端に移載方向に垂直な平面内で回動可能に設けられた
ローラ71とからなっている。この各ローラ71は移動
部材65の平行運動における垂直方向の移動に基づき垂
直方向の所定範囲内を移動する。このとき、各ローラ7
1は、バネ付きヒンジにて上方に回動するように付勢さ
れている押圧板63に常時当接する状態で所定範囲内を
移動するようになっている。そして、ローラ71が載置
面3から高い方の高さ位置(以下、高位置という)に配
置されたときには押圧板63が退避位置に配置され、ロ
ーラ71が載置面3に低い方の高さ位置(以下、低位置
という)に配置されたときには押圧板63が係止位置に
配置されるようになっている。
【0074】移動部材65には、駆動部19のローラチ
ェーン28が1つのピン32で連結されている。次に、
以上のように構成された移載装置の作用について説明す
る。
【0075】この移載装置にて収容棚Bに収容されてい
る荷Wをキャリッジ2に移載し、スタッカクレーン1で
搬送した後に別の収容棚Bに移載する場合について説明
する。
【0076】荷Wを収容棚Bから移載するときには、図
9に示すように、ピン32がローラチェーン28の上側
中央に配置された状態から同チェーン28が回転駆動さ
れピン32が同チェーン28の上側部分に沿って前方に
駆動される。このため、移動部材65が同チェーン28
の下側部分に沿って前方に移動し、各連結軸67,6
8、クランク66を介して駆動部材61が前方に駆動さ
れる。そして、移動連結機構16にて操作部材62及び
押圧板63が前方に2倍の移動量で駆動される。このと
き、移動部材65は、各ローラ71が押圧板63の上面
を移載方向に摺動する状態で移動する。従って、押圧板
63は退避位置に配置されたままの状態で移載方向に移
動し、前方の係止部64が収容棚Bに載置されている荷
Wと係止しないで該荷Wを超えた位置に配置される。
【0077】ローラチェーン28の回転駆動によりピン
32が同チェーン28の上側部分から下側部分に移動す
ると、移動部材65が同チェーン28の下側部分に沿っ
て移載方向に移動する。従って、ローラ71が高位置か
ら低位置に移動配置され、押圧板63が下方に回動され
て退避位置から係止位置に移動位置される。ローラチェ
ーン28が同方向に回動されピン32がさらにキャリッ
ジ2側に移動すると、押圧板63が係止位置に配置され
たままの状態でキャリッジ2側に駆動される。このと
き、移動部材65は、各ローラ71が押圧板63の上面
を移載方向に摺動する状態で移動する。その結果、押圧
板63の前側の係止部64にて荷Wがキャリッジ2側に
移動される。
【0078】荷Wをキャリッジ2から収容棚Bに移載す
るときには、ピン32がローラチェーン28の下側中央
に配置されている状態から同チェーン28が回転駆動さ
れピン32が同チェーン28の下側部分に沿って前方に
駆動される。すると、移動部材65がローラチェーン2
8の下側部分に沿って前方に移動し、押圧板63は係止
位置に配置されたままの状態で前方に移動する。従っ
て、荷Wが後側の係止部64にて載置面3上から収容棚
B側に移動配置される。
【0079】ピン3がローラチェーン28の下側部分か
ら上側部分に移動すると、ローラ71が低位置から高位
置に移動配置され押圧板63が退避位置から係止位置に
移動配置される。そして、移動部材65が同チェーン2
8の上側に沿って移載方向に後方に移動すると、押圧板
63が退避位置に配置されたままの状態でキャリッジ2
側に移動する。従って、押圧板63は係止部64にて荷
Wを収容棚Bから移動させることなくキャリッジ2側に
復帰する。
【0080】以上詳述したように、本実施の形態の移載
装置によれば、第1の実施の形態の(a),(c)〜
(g)の効果に加えて以下の効果を得ることができる。 (a) 押圧板63の上面を各ローラ71が移載方向に
摺動する状態で駆動部材61と操作部材62とが相対移
動する。従って、操作部材62と共に移載方向に移動す
る第2の操作部材を移載方向に移動可能に移動部材65
に支持する必要がないため、第1の実施の形態よりも部
品点数を少なくすることができる。
【0081】尚、実施の形態は、以下のように変更して
もよい。 ○ 左右に設けた移載機構4A,4Bの各巻き掛け伝動
部材を1つの駆動モータにて駆動するようにしてもよ
い。例えば、各駆動部19において、巻き掛け伝動部材
を一対の支持軸にて回動可能に支持する。そして、それ
ぞれの駆動部19の一方の支持軸の端部には、スプロケ
ットを固着する。一方、キャリッジ2の下面に駆動モー
タを出力軸が移載方向に直交するように配設し、その出
力軸の両側からそれぞれ外方に延びるシャフトを延長す
る。該シャフトの各端部にスプロケットを固着し、該各
スプロケットと各支持軸に固着されたスプロケットとを
チェーンにて連結する。このような構成によれば、1個
の駆動モータだけを制御して移載装置に移載動作を行わ
せることができるため、制御する駆動手段が1つだけと
なるとともに連結部材の位置を検出するスイッチも一方
の駆動部だけに設ければよいため制御機器の数が一層少
なくなり点検及び保守に要する手間が一層少なくてす
む。
【0082】○ 第1の実施の形態で、第2操作部材が
高位置に配置されたときに退避位置に配置され、第2操
作部材が低位置に配置されたときに係止位置に配置され
る移載手段を設けてもよい。この場合、第1の実施の形
態の各効果を得ることができる。
【0083】○ 連結部材(ピン32)に固着したフォ
ロア34を案内溝31に案内させる代わりに、第2駆動
部材及び第2操作部材と重量が重量が釣り合うバランス
ウェイトを固着してもよい。この構成によっても、巻き
掛け伝動部材の捩じれを防止して第2操作部材を低位置
あるいは高位置に保持することができる。
【0084】○ 巻き掛け伝動部材をローラチェーン2
8の代わりにブロックチェーン、レノルドチェーン(サ
イレントチェーン)等のチェーン、その他、ロープ、V
ベルト、タイミングベルト等のベルト類としてもよい。
【0085】○ 第1及び第2の実施の形態で、移載機
構がキャリッジ2の左右の一方にのみ設けられた移載装
置としてもよい。この場合には、左右方向の一方からの
み延出される移載手段にて荷を移載方向に押して移動す
るようにする。このような構成によれば、部品点数及び
組み付け工数が約半分となる。
【0086】○ 同じ高さ位置で移載方向に設けられた
一対のスプロケットにて巻き掛け伝動部材(ローラチェ
ーン28)を支持する代わりに、例えば、上下で1組み
となるスプロケットを移載方向に一対で設け、この4個
のスプロケットにて支持するようにしてもよい。このよ
うな構成によれば、巻き掛け伝動部材において移載方向
に移動する上下の両部分をその間隔を大きくして設ける
ことができるため、第2操作部材の往復移動範囲の各端
部で移載手段を移載方向に垂直な平面内で大きく移動さ
せることができる。従って、体積が大きな荷を安定して
移載することができる。
【0087】○ 両スプロケット24,27の間に、1
個あるいは複数のスプロケットを設けた構成でもよい。
この構成によれば、巻き掛け伝動部材の上側が垂れない
ようにスプロケットにて支持することができる。
【0088】○ 図11に示すように、第1操作部材
(第1ミドルフォーク11)と第2操作部材(第2ミド
ルフォーク42)とをほぼ水平方向に並ぶように形成
し、各操作部材11,42には垂直方向に延びる支持片
80,81をそれぞれ固着する。この各支持片80,8
1の先端に対して、それぞれ移載方向に垂直な平面内で
回動可能に連結手段及び移載手段としての操作アーム8
2を取着する。この構成では、第2操作部材が上方位置
に配置されたときには、図11に実線で示すように、操
作アーム82が荷Wに対して移載方向に当接しない立ち
あがった状態に移動配置される。反対に、第2操作部材
が低位置に配置されたときには、図11に二点鎖線で示
すように、操作アーム82が荷Wに対して移載方向に当
接する倒れた状態に移動配置される。このような構成に
よっても、移載動作を行うための制御機器を少なくして
点検及び保守の手間を少なくすることができる。又、簡
単な構成で荷Wを移載方向に押して移載することができ
る。
【0089】○ 移載手段を、左右の移載機構の両第2
操作部材間を連結して設けられ、荷Wを支持可能に形成
された支持部材としてもよい。この支持部材にて荷Wを
収容棚Bからキャリッジ2に移載するには、第2操作部
材を低位置に配置した状態で第2操作部材を収容棚B側
に移動させて支持部材を収容棚で支持されている荷Wの
下方に配置する。この状態で駆動モータを駆動制御し、
支持部材を第2操作部材とともに上動させることにより
該支持部材にて荷Wをその下方から支持する。そして、
支持部材にて荷Wを支持した状態のまま第2操作部材を
キャリッジ2側に移動させることにより、荷Wをキャリ
ッジ2に移載する。従って、この場合には、キャリッジ
2において、荷Wが載置面3から上方に離れた位置に保
持された状態で搬送される。キャリッジ2から荷Wを収
容棚に移載するには、上記と逆の手順で支持部材が移動
するように第2操作部材を移動させる。従って、このよ
うな構成によれば、荷Wを支持して移載することができ
る。
【0090】尚、この場合において、第2操作部材を支
持手段と一体で形成し、該支持手段が第2駆動部材に対
して移載方向に往復移動可能に直接支持される構成とし
てもよい。
【0091】○ スタッカクレーン1の移載装置4に限
らず、無人搬送車等の搬送車の載置面3に設けられる移
載装置に実施してもよい。前記実施の形態から把握でき
る請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と
ともに記載する。
【0092】(1) 請求項1〜請求項5のいずれかに
記載の移載装置はスタッカクレーン用とする。このよう
な構成によれば、スタッカクレーンの移載装置の制御機
器を少なくして点検及び保守の手間を少なくすることが
できる。
【0093】(2) 荷が載置される載置面上に設けら
れた案内部材と、前記案内部材に、前記載置面に荷が移
載される移載方向に往復移動可能に支持された駆動部材
と、前記駆動部材に、前記移載方向に往復移動可能に支
持された操作部材と、前記駆動部材の前記移載方向への
移動に基づき、前記操作部材を該駆動部材に対して同方
向に移動させるように前記案内部材と前記操作部材とを
該駆動部材を介して連結する操作部材移動手段とを備
え、前記操作部材の移載方向の移動動作により前記載置
面上で荷を移載方向に移動させる移載装置において、駆
動モータと、前記載置面に垂直でかつ前記移載方向に平
行な平面内において両方向に回動可能に支持されるとと
もに、該移載方向に延びる部分が上下に相対向するよう
に設けられた巻き掛け伝動部材と、移載方向に延びるよ
うに形成され、その基端側が移載方向に平行な回動中心
となるように前記操作部材に対して連結され、その先端
側には荷を移載方向に押圧可能な係止部が形成され、該
係止部を荷を移載方向に押圧可能な位置と荷と係止しな
い退避位置とに切り換え可能な押圧板と、前記係止部が
退避位置に配置されるように押圧板を付勢する付勢手段
と、前記駆動部材に対し、前記載置面に対して垂直でか
つ移載方向に平行な平面内で平行運動可能に平行運動機
構にて連結されるとともに前記巻き掛け伝動部材に1点
で連結された移動部材と、前記移動部材に設けられ、該
押圧板に対して移載方向に相対移動可能に該押圧板に当
接されるとともに、該移動部材の垂直方向の移動に基づ
き前記付勢手段の付勢に抗して前記押圧板を回動させ前
記係止部を荷を移載方向に押圧可能な位置と退避位置と
で切り換え配置する操作部とを備えた移載装置。このよ
うな構成によっても、簡単な構成で荷を押して移載する
ことができる。
【0094】尚、この明細書において、発明の構成に係
る手段及び部材は、以下のように定義されるものとす
る。 (1) 巻き掛け伝動部材とは、同一平面内で回動可能
に配置された一対の回転車にて両方向に回動可能に支持
されるものであればよく、ブロックチェーン、レノルド
チェーン(サイレントチェーン)等のチェーン、その
他、ロープや、Vベルト、タイミングベルト等のベルト
類であってもよい。
【0095】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、移載動作に必要な制御機器の
数を少なくして、その点検及び保守に要する手間を少な
くすることができる。又、ストッパを不要とすることが
できる。
【0096】請求項2に記載の発明によれば、簡単な構
成で荷を押して移載することができる。請求項3に記載
の発明によれば、荷を左右両側から係止することができ
るため、荷の姿勢を変化させずに安定した状態で移載す
ることができる。
【0097】請求項4に記載の発明によれば、1つの駆
動モータだけで移載動作を行うことができるため、点検
及び保守の手間を一層少なくすることができる。請求項
5に記載の発明によれば、荷を支持して移載することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の移載装置を構成する移載
機構の正面図。
【図2】 移載装置が搭載されたスタッカクレーンを示
す側面図。
【図3】 一方の移載機構を示す平断面図。
【図4】 図1におけるA−A線断面図。
【図5】 図1におけるB−B線断面図。
【図6】 キャリッジを示す平面図。
【図7】 キャリッジを示す平面図。
【図8】 キャリッジを示す平面図。
【図9】 第2の実施の形態の移載装置を構成する移載
機構の正面図。
【図10】 移載機構を示す斜視図。
【図11】 別例の移載機構を示す正面図。
【符号の説明】
3…載置面、5…案内部材としてのロアフォーク、6…
第1駆動部材として第1ミドルフォーク、11…第1操
作部材としての第1アッパフォーク、16…操作部材移
動手段としての操作部材移動機構、23…駆動モータ、
28…巻き掛け伝動部材としてのローラチェーン、35
…第2駆動部材としての第2ミドルフォーク、42…第
2操作部材としての第2アッパフォーク、47…連結手
段及び移載手段としての移載アーム、48…第1アー
ム、49…第2アーム、60…案内部材、61…駆動部
材、62…操作部材、63…押圧板、64…係止部、6
5…平行運動機構を構成する移動部材、66…同じくク
ランク、67…同じく第1連結軸、68…同じく第2連
結軸、69…操作部、W…荷。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷が載置される載置面上に設けられた案
    内部材と、 前記案内部材に対して、前記載置面に荷が移載される移
    載方向に往復移動可能に支持された第1駆動部材と、 前記第1駆動部材に対して、前記移載方向に往復移動可
    能に支持された第1操作部材と、 前記第1駆動部材の前記移載方向への移動に基づき、前
    記第1操作部材を該第1駆動部材に対して同方向に移動
    させるように前記案内部材と前記第1操作部材とを該第
    1駆動部材を介して連結する操作部材移動手段とを備
    え、 前記第1操作部材の前記移載方向への移動動作により前
    記載置面上で荷を該移載方向に移動させる移載装置にお
    いて、 駆動モータと、 前記載置面に垂直でかつ前記移載方向に平行な平面内に
    おいて、両方向に回動可能に支持されるとともに、該移
    載方向に延びる部分が上下に相対向するように設けられ
    た巻き掛け伝動部材と、 前記第1駆動部材に対して、前記載置面に垂直方向に往
    復移動可能に支持されるとともに前記巻き掛け伝動部材
    に1点で連結された第2駆動部材と、 前記第2駆動部材に対して、前記移載方向に往復移動可
    能に支持された第2操作部材と、 前記第2操作部材を前記第1操作部材に対して、前記移
    載方向に相対移動不能に、かつ、前記第2駆動部材とと
    もに載置面に垂直方向に移動可能に連結する連結手段
    と、 前記第2操作部材に取着され、該第2操作部材の垂直方
    向の移動に基づき、前記移載方向に荷を押圧可能な位置
    と、荷と係止不能な退避位置とに切り換え配置されると
    ともに、該第2操作部材の前記移載方向への移動に基づ
    き荷を該移載方向に移動させる移載手段とを備えた移載
    装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段及び移載手段は、基端同士
    が互いに回動可能に連結された第1アーム及び第2アー
    ムとからなり、該両アームが移載方向に垂直な平面内で
    互いに回動可能な状態で、前記第1アームが前記第1操
    作部材に対して前記移載方向に垂直な平面内で回動可能
    に先端が連結されるとともに、前記第2アームが前記第
    2操作部材に対して前記移載方向に垂直な平面内で回動
    可能に先端が連結された請求項1に記載の移載装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の移載装置
    を前記載置面において移載方向の両側に設け、両方の前
    記移載手段にて荷を協同して前記移載方向に移動させる
    ようにした移載装置。
  4. 【請求項4】 荷が移載される移載方向の両側に設けら
    れた一対の案内部材と、 前記各案内部材に対して、前記載置面に荷が移載される
    移載方向に往復移動可能に支持された一対の第1駆動部
    材と、 前記各第1駆動部材に対して、前記移載方向に往復移動
    可能に支持された一対の第1操作部材と、 前記各第1駆動部材の前記移載方向への移動に基づき、
    前記各第1操作部材を該第1駆動部材に対して同方向に
    移動させるように前記各案内部材と前記各第1操作部材
    とを該第1駆動部材を介して連結する一対の操作部材移
    動手段とを備え、 前記一対の第1操作部材の前記移載方向への移動動作に
    より荷を支持した状態で該移載方向に移動させる移載装
    置において、 駆動モータと、 前記載置面に垂直でかつ前記移載方向に平行な平面内に
    おいて、両方向に回動可能に支持されるとともに、該移
    載方向に延びる部分が上下に相対向するように設けられ
    た一対の巻き掛け伝動部材と、 前記各第1駆動部材に対して、前記載置面に垂直方向に
    往復移動可能に支持されるとともに前記各巻き掛け伝動
    部材に1点で連結された一対の第2駆動部材と、 前記各第2駆動部材に対して、前記移載方向に往復移動
    可能に支持された一対の第2操作部材と、 前記各第2操作部材を前記各第1操作部材に対して、前
    記移載方向に相対移動不能に、かつ、前記各第2駆動部
    材とともに載置面に垂直方向に移動可能に連結する一対
    の連結手段と、 前記両第2操作部材間に取着され、該第2操作部材が低
    い方の高さ位置に配置されたときには荷を支持しない高
    さ位置に配置され、該第2操作部材が高い方の高さ位置
    に配置されたときには荷を支持する高さ位置に配置され
    るとともに、該第2操作部材の前記移載方向の移動に基
    づき荷を支持した状態で該移載方向に移動可能な支持手
    段とを備えた移載装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動モータは1つであり、該駆動モ
    ータにて両方の巻き掛け伝動部材が回転駆動される請求
    項3又は請求項4に記載の移載装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207616A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daifuku Co Ltd 物品移載装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011207616A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daifuku Co Ltd 物品移載装置

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