JPH1135088A - 記録媒体収納ケース - Google Patents

記録媒体収納ケース

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JPH1135088A
JPH1135088A JP20375297A JP20375297A JPH1135088A JP H1135088 A JPH1135088 A JP H1135088A JP 20375297 A JP20375297 A JP 20375297A JP 20375297 A JP20375297 A JP 20375297A JP H1135088 A JPH1135088 A JP H1135088A
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JP
Japan
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extension
recording medium
medium storage
storage case
surface portion
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JP20375297A
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Takanori Mori
隆典 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規格に応じたサイズでも、回転スペース分が
デッドスペースとならず、有効に活用でき、記録媒体を
安定に維持することができ、必要な場合にはコンパクト
なサイズに変えることもできる記録媒体収納ケースの提
供。 【解決手段】 一対の側壁、表面部、裏面部および底部
により囲まれた記録媒体収納室と蓋片とから成る記録媒
体収納ケースにおいて、蓋片、表面部、裏面部、側壁、
底部のいずれかに連接させた延出部を折り曲げて収納部
を形成したことを特徴とする記録媒体収納ケース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体収納ケー
スに関する。さらに詳しくは、CD(コンパクトディス
ク)やLCD(レーザーディスク)、MCD(マイクロ
コンパクトディスク)、FD(フロッピーディスク)、
光ディスク等の記録媒体(以下「ディスク」ともいう)
を収納するためのディスク収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク収納ケースとしては、主に一側
をヒンジとした開閉自在の蓋を上面に有する薄型の剛性
プラスチックケースが用いられており、このケースの寸
法は国際的に統一されていて、幅(W)×奥行(D)×
高さ(H)がそれぞれ 140×125 ×10mmとなっている。
このように、CD等の円盤型ディスクを入れるにもかか
わらず幅(W)と奥行(D)の寸法が同じになっていな
いのは、蓋開閉時のヒンジの回転スペースが必要なため
で、幅(W)寸法を奥行(D)寸法よりも15mmほど大き
くしている。このプラスチックケースは成形手段による
製造のため、金型費等の製造コストが非常に高く、ま
た、土中に埋めても分解されず処理が困難なため、公害
問題も生ずる。本発明者は、上記プラスチックケースの
欠点を解消するために、ケース側面の相対する部分に蛇
腹状壁を形成して、この蛇腹状壁の対向する谷部でディ
スクを挟持するようにした収納ケースを実開平7-22993
号として、さらに、上記規格に合う寸法としたディスク
収納ケースを特開平7-137780号、特開平8-235806号とし
て提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラスチックケ
ースにおいては、ディスク販売時の情報である価格や商
品バーコード等を印刷した紙製の帯やカバーを取り外し
可能な状態でディスク収納ケースの側面に添付するとい
う手間が発生している。すなわち、プラスチックケース
には上記の情報等を直接印刷できないため、またこのよ
うな情報は購入後の消費者には大して意味がないことも
あって、商品イメージ上の問題から取り外し可能な状態
で紙製の帯やカバーを添付することになっている。従来
の規格に合わせた紙製のケースにおいても、イメージ上
の問題から紙製の帯やカバーを取り外し可能な状態で添
付することに変わりはなかった。本発明は、延出部をこ
の帯やカバーの代わりに用いることも可能でその手間を
省くとともに、帯やカバーを自動で取り付けるラインの
一部を省略できることから、多大なコスト低減が可能と
なる。しかも従来の規格に合わせたディスク収納ケース
では、ディスクの収納スペースは回転スペース分だけ長
くなり、収納されたディスクがケース内で遊んでしまっ
てディスク等に傷がつくおそれがある。そのため、上記
規格の紙製ケースでは、ケース底部の近傍またはケース
上部の近傍からこの回転スペースに相当する位置にスト
ッパを形成して、蛇腹状の側壁に収納したディスクの一
端をこのストッパに当接させ弾力的に保持させている
が、ケース底部近傍にストッパを設けるとケース底部と
ストッパの間の空間はデッドスペースとなり、従来サイ
ズのブックレットではケース底まで落ちて取り出しにく
くなり、また、ケース上部近傍にストッパを設けるとデ
ィスクの出し入れの時ストッパを解除しなければなら
ず、取り扱いが面倒である。本発明のディスク収納ケー
スにおいては、プラスチックケースと異なりヒンジ部の
回転スペースは不要なことから、その分ケースをコンパ
クトにしてディスクを収納できる特徴を備えている。た
だ、プラスチックケースの規格が現在主力であり、販売
時の商品の陳列等にはこの規格に合わせることが望まし
く、本発明の収納ケースもこの規格のものが好ましい。
本発明の目的は、上記規格に合った寸法でありながらも
ストッパを不要とし、そのディスク収納室内にディスク
を安定して保持すると共に、ヒンジの回転スペース分を
デッドスペース化せず、これを有効に活用できる構造と
したディスク収納ケースを提供することにある。本発明
の他の目的は、このディスク収納ケースにおいて、必要
に応じて、ケースサイズをコンパクトにすることもでき
るディスク収納ケースを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
記載の記録媒体収納ケースは、一対の側壁、表面部、裏
面部および底部により囲まれた記録媒体収納室と蓋片と
から成る記録媒体収納ケースにおいて、蓋片、表面部、
裏面部、側壁、底部のいずれかに連接させた延出部を折
り曲げて収納部を形成したことを特徴とするものであ
る。本発明において、上記の収納部は、記録媒体収納ケ
ースの適当な部位に形成すればよく、例えば、記録媒体
収納室の下方または上方もしくは左右いずれかの側方に
形成する。また、この収納部は、蓋片、表面部、裏面
部、側壁、底部のいずれかに連接させて延出部を形成
し、その延出部を折り曲げて形成する。さらに、収納部
の形状は、どのような形にしてもよく、例えば、断面コ
の字状にするとか、断面を円形にするとか、必要に応じ
ていろんな形状に折り曲げてよい。これを図に基づいて
説明すると、各図に例示する記録媒体収納ケースにおい
て、図1〜図5、及び図9〜図11は、蓋片に連接させ
て延出部を形成し、その延出部を断面コの字状に折り曲
げて記録媒体収納室の下方に収納部を形成する一例を示
す。図9〜図11は、その中でも、延出部の先端を裏面
部の背面一ぱいまで延設させる例である。また、図6〜
図7は、表面部に連接して延出部を形成し、その延出部
を折り曲げて収納部を形成するが、図6の場合は記録媒
体収納室の左側方に、図7の場合は同じく右側方に、収
納部を形成する一例を示すものである。さらに、図8
は、底部に連接して延出部を形成し、その延出部を折り
曲げて記録媒体収納室の上方に収納部を形成する一例を
示す。本発明は、これらの例示に限るものではなく、蓋
片、表面部、裏面部、側壁、底部のいずれかに連接させ
て延出部を形成し、その延出部を折り曲げて形成した収
納部であれば、その位置や形状を限定するものではな
い。
【0005】本発明においては、上記のように収納部を
形成することによって、この収納部に、プレブックレッ
ト、プレミアム、葉書、アンケート用紙、その他の資料
等を適宜収納できるので、従来の紙製の帯やカバーの取
り付けが不要となりコストを抑えることができる上、こ
の部分がデッドスペースとならず、有効に活用できる。
また、延出部そのものも、必要に応じて、各種の情報の
記載面として活用することができる。さらに、この収納
部は、記録媒体収納室から独立した構造に形成してある
ので、これを切り離してもあるいはこれを折り曲げて
も、記録媒体の収納には影響がない。それ故、必要に応
じてこの収納部を切り離したり折り曲げたりしてコンパ
クトな形状にすることができる。
【0006】本発明に係る記録媒体収納ケースの材料・
材質は、折り曲げて収納部を形成することができ、また
必要に応じて収納部を切り離すことができるものであれ
ば、特に限定するものではない。一般的には、厚紙やプ
ラスチック板、あるいはこれに類する柔軟な素材等いろ
んな材料を使用できる。本発明の記録媒体収納ケース
は、これらの材料から成る台紙(台板を含む。以下同
じ。)を折り曲げて形成する。台紙には、あらかじめ表
面部、裏面部、底部、側壁、蓋片等を型どりしておくの
が好ましい。本発明の記録媒体収納ケースは、1枚の台
紙に各部を線引きし、型どりして切りぬき、折り曲げ、
組み立てて形成するのが通常であるが、状況によって
は、2枚以上の台紙を適宜組み合わせ、貼り合わせて形
成してもよい。型どりした台紙の展開図を、図3、図5
〜図8、図11に例示する。1枚の台紙からの型どりと
しては、図3に示すように、裏面部を中心としてその上
方に蓋片とその延出部を、下方に底部を介して表面部を
それぞれ連接し、その左右の側方に一対の側壁(図3で
は蛇腹状の側壁)をそれぞれ連接して型どりする場合、
図5に示すように、裏面部を中心としてその上方に蓋片
とその延出部を、下方に底部を、そして右側方に右側壁
を介して表面部を、左側方に左側壁を、それぞれ連接し
て型どりする場合、図6に示すように、裏面部を中心と
してその上方に蓋片を、下方に底部をそれぞれ連接させ
て描き、裏面部の左側方に一方の蛇腹状の側壁を、右側
方に他方の蛇腹状の側壁とそれに連接して表面部、さら
にその延出部を描き型どりする場合、図8に示すよう
に、裏面部の下方に底部とその延出部を連接し、裏面部
の上方に蓋片、右方に一方の側壁と表面部、左方に他方
の側壁をそれぞれ連接させて描き型どりする場合、その
他いろんな型どりが考えられ、いろんな展開図を描くこ
とができるが、本発明の記録媒体収納ケースを形成でき
るものであれば、どのように型どりしても差し支えな
い。
【0007】本発明に係る記録媒体収納ケースの断面を
図2と図10に例示する。図2は、蓋片に連接させた延
出部を折り曲げて、この延出部と底部の底面との間で収
納部を形成させた例であるが、図2の(イ)は、蓋片の
延出部の先端を裏面部の背面に被せた場合、(ロ)は、
蓋片の延出部を底部の底面と重ね合わせその先端を蓋片
の延出部の内面に当接させた場合、(ハ)は、蓋片の延
出部の先端を蓋片の内面と表面部の表面の間に挿入させ
た場合、そして(ニ)は、蓋片の延出部の先端を底部の
底面と蓋片の延出部の内面にそってさらに折り曲げて収
納部の内面の角に当接させた場合を、それぞれ示してい
る。収納部を(ロ)、(ハ)、(ニ)に図示のように形
成すると、延出部の先端が係止され、収納部の強度を安
定させることができる。しかしながら、収納部の形状や
延出部の先端の係止は、図2の例に限るものではなく、
適当な手段によって延出部を固定ないし係止する限り、
いろんな状態のものにすることができる。
【0008】図9〜図10は、蓋片に連接させた延出部
を折り曲げて、この延出部と底部の底面との間で収納部
を形成させると共に、この延出部を裏面部の背面一ぱい
にその上端まで延設した例である。このようにすると、
収納部の形状が安定して保持できる。また、延出部の先
端等に適宜の切り込みを設け、この切り込みと、裏面部
のこれと対応する位置に設けた切り込みとによって、延
出部を裏面部に係止させるようにすれば、収納部の安定
度をさらに強化することができる。さらに、このように
延出部を裏面部を覆うように形成すると、延出部と裏面
部または表面部とで形成する隙間に、適宜の資料を挿入
して保持させることができる上、蓋片やその延出部の表
面または裏面に、ディスクの内容に関する紹介や広告、
イラスト、その他適宜の情報を記載することができる。
さらに、このように形成した場合でも、記録媒体収納室
と収納部とは、それぞれ独立した構造に形成してあるの
で、収納部を切り離したり折り曲げたりしても記録媒体
の安定・保持には影響を生じない。それ故に、この場合
でも、必要に応じて、収納部を切り離すか折り曲げるか
して、記録媒体収納ケースをコンパクトなサイズのもの
にすることができるのはもちろんである。
【0009】本発明のうち、請求項2記載の記録媒体収
納ケースは、請求項1に記載の記録媒体収納ケースにお
いて、延出部に切り込みあるいは切り込み片を設けたも
のである。延出部の適宜の位置に切り込みあるいは切り
込み片を形成しておくと、必要に応じて、この切り込み
あるいは切り込み片を、これと対応する表面部、裏面
部、底部、側壁のいずれかと、例えばこれらに設けた切
り込みあるいは切り込み片に係止させる等適宜の方法
で、固定させることができ、この切り込みないし切り込
み片を収納部の補強材として活用することができる。例
えば、延出部の先端の近傍に切り込みあるいは切り込み
片を形成しておくと、図9または図11のように、延出
部の先端が裏面部の背面を覆うような場合、その切り込
みあるいは切り込み片を裏面部の背面の対応する位置に
設けた切り込みあるいは切り込み片に係止あるいは固定
させ、収納部の形状を安定なものにすることができる。
【0010】本発明のうち請求項3に記載の記録媒体収
納ケースは、請求項1または2に記載の記録媒体収納ケ
ースにおいて、延出部にミシン目あるいは断続した切り
込みを設けたものである。延出部にミシン目あるいは断
続した切り込みを形成しておくと、必要に応じ、そのミ
シン目あるいは断続した切り込みを入れた位置で収納部
を切り離したり折り曲げたりして、記録媒体収納ケース
をコンパクトなサイズのものにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を実施例によりさらに説明する。
【実施例1】図1に、本発明に係る記録媒体収納ケース
の一例の外観を示す。図2はその閉蓋時の中央断面図、
図3はその展開図である。この記録媒体収納ケース 101
は、一対の対向する蛇腹状の側壁 102・102 、底部 10
3、裏面部104 および表面部 105で囲まれた記録媒体収
納室を有し、記録媒体を挿入口106 から収納する。裏面
部104 には挿入口106 を覆う蓋片107 が連接されてあ
り、蓋片107 には折り曲げたとき表面部105 の下端を越
える延出部107aを連設し、この延出部107aを折り曲げ線
114 、同115 の位置で断面コの字状に折り曲げて収納部
108 を形成している。この収納ケース101 は、図3のよ
うに型どりした厚紙からなる台紙を折り曲げ線に沿って
折曲したもので、裏面部104 と、この裏面部104 の左右
側に連接する一対の蛇腹状の側壁 102・102 、裏面部10
4 の上方に連接した蓋片107 とその延出部107a (折り曲
げ線116 を境にして下方が蓋片107 、上方がその延出部
107aである) 、裏面部104 の下方に連接した底部103 、
この底部103 の下方に連接した表面部105 より成る。左
右の蛇腹状側壁 102・102 はそれぞれ複数の折り曲げ線
102a〜102d・102a〜102dを交互に屈曲することにより左
右一対の蛇腹状側壁が形成される。また、底部103 、表
面部105 は折り曲げ線109 、同110 を挟んで内側に折り
返し、この表面部105 を既に形成された蛇腹状側壁 102
・102 の上に重ねる。表面部105 の先端には係止片111a
・111aが設けられており、この係止片111a・111aを左右
の蛇腹状の側壁 102・102 に設けた切り込み111b・111b
に係止する。蓋片107 は折り曲げ線 112、同113 を挟ん
で内側に折り返し、表面部105 を覆って表面部105 下端
から延出部107aを延出させ、その延出部107aを折り曲げ
線 114、同115 でさらに内側に折り返し、図2の(イ)
に示すように、延出部107aの先端が裏面部 104の背面に
被さるようにして底部 103の底面との間に収納部 108を
形成する。蓋片 107には表面部 105の下端に対応する位
置116(蓋片107 とその延出部107aの境線) の中央部に切
り込み117a、同117bが設けてあり、境線 116で蓋片 107
の延出部107aを切り離した場合に切り込み117a、同117b
で係止片が形成され、表面部 105の下端近傍に形成した
切り込み118 に係止できるようにしてある。したがっ
て、この実施例では蓋片 107の延出部107aの切り離しに
より係止片が形成されるので蓋片107 の固定に便利であ
る。しかし、蓋片107 の固定はこれに限るものではな
く、例えば、蓋片 107が表面部 105を覆う任意の位置に
切り込みを設けて係止することもできる。また、収納部
を切り離さない場合は、 (図示しないが)蓋片107 また
はその延出部107aの適宜の位置 (例えば、延出部107aの
先端) に切り込みあるいは切り込み片を設けておくと、
蓋片107 またはその延出部107 を表面部105 または裏面
部104 に係止させることができる。なお、蛇腹状の側壁
102と表面部105 の固定は係止片を用いずに接着等適宜
の方法で固定してもよい。この実施例では、左右一対の
側壁102 を蛇腹状に形成したので、屈曲した蛇腹状壁の
谷部間で記録媒体を安定に挟持することができる。しか
し、側壁102 の形状は蛇腹状に限るものではない。この
実施例では、蓋片107 が表面部105 の下端に当接する位
置に境線116 を設け、延出部107aは、その境線116 を越
えて延設されているのであるが、この境線116 または折
り曲げ線114 、同115 にミシン目あるいは断続した切り
込みを設けておくと、必要に応じ、そのミシン目あるい
は断続した切り込みを入れた線で収納部108 を記録媒体
収納室から切り離したり折り曲げたりすることができ
る。
【0012】
【実施例2】図4は、本発明の他の実施例の記録媒体収
納ケースの外観を示し、図5はその展開図を示す。図4
〜図5において、裏面部104 の側方に連接した一対の側
壁 102・102 、裏面部 104の上方に連接した蓋片107 と
その延出部107a、裏面部104の下方に連接した底部103
、一方の側壁102 の側方に連接した表面部105 および
表面部105 の下方に連接した底部103 より成る。左右の
側壁 102・102 はそれぞれ折り曲げ線102a〜102c・102a
〜102cを交互に折曲することにより蛇腹状に形成され
る。表面部105 は折り曲げ線102cを内側に折り返すこと
により、他方の蛇腹状壁102 の上に重ね係止あるいは固
定する。また、裏面部104 および表面部105の下方に連
接した底部103 は折り曲げ線109 で内側に折り返し、両
者を重合して係止あるいは固定する。蓋片107 は折り曲
げ線 112、同113 を挟んで内側に折り返し、表面部105
を覆って表面部105 を越える境線116 から延出させて延
出部107aとなし、その延出部107aを折り曲げ線 114、同
115 を挟んで内側に折り返し、延出部107aの先端が裏面
部104 の背面に被さるようにして、底部103 の底面との
間に収納部108 を形成する。蓋片107 には境線116(蓋片
107 が表面部105 の下端に対応する位置)の中央部に切
り込み117a、同 117b が設けてあり、この境線116 で蓋
片107 の延出部107aを切り離した場合に係止片を形成
し、表面部105 の下端近傍に形成した切り込み118 に係
止できるようにしてあり、さらに、折り曲げ線115 で折
り返した延出部107aの前記底部103 の底面に当接する位
置に切り込み片119 を設けてあり、この切り込み片119
を収納部108 の内方または外方に折り曲げて底部103 の
底面および/または裏面部104 の背面に当接させ、収納
部の補強とすることもできる。なお、図示していない
が、蓋片107 または延出部107aの適宜の位置に係止片
を、裏面部104 の対応する位置に切り込みを、それぞれ
設けて両者を係止してもよい。このようにすると、この
規格の大きさで保管を必要とするときには便利である。
また、収納部108 の分離や折り曲げを容易にするために
境線116 や折り曲げ線114 、同115 に、ミシン目や断続
した切り込みを設けてもよい。
【0013】
【実施例3】図6は、本発明の記録媒体収納ケースの他
の実施例の展開図を示す。裏面部104 の上方には上端中
央に切り込み117a、同117bを有する蓋片107 を、裏面部
104の下方には底部103 をそれぞれ連接させてある。ま
た、裏面部104 の左側方に蛇腹状の側壁102 の一方を連
接させ、右側方に蛇腹状の側壁102 の他の一方とこれに
表面部105 を連設させてあり、さらに表面部105 には、
これを折り曲げて対向する裏面部104 を覆う部分よりも
さらに長く延びる延出部105aを連設してある。左右一対
の側壁 102・102 は、それぞれ折り曲げ線102a〜102d・
102a〜102dを交互に折曲することにより蛇腹状に形成さ
れる。なお、一対の側壁102 は、蛇腹状に形成すると、
記録媒体を蛇腹の谷部間に安定に挟持できて便利である
が、必ずしも蛇腹状のものに限ることはない。表面部10
5 は内側に折り曲げて側壁 102・102 の上に重ね適宜の
方法で係止あるいは固定し、裏面部104 、底部103 と共
に記録媒体収納室を形成する。この時、表面部105 に連
接する底部103 と裏面部104 に連接する底部103 とを、
それぞれ折り曲げ線109 で折曲して重合し固定する。表
面部105 を折り曲げて、左方の側壁102 からはみ出した
延出部105aは、折り曲げ線114 、同115 で内側に断面コ
の字状に折り曲げて延出部105aの先端を裏面部104 の背
面に被せ、側壁102 の外面との間に収納部を形成する。
蓋片107 は、折り曲げ線112 、同113 で内側に折り曲げ
て表面部105 の上に被せ、蓋とする。蓋片107 で蓋をし
たとき、中央の切り込み117a、同117bは、これに対応す
る表面部105 の下端近傍の切り込み118 と協同して蓋片
107 の係止部を形成する。かくして形成した収納部に
は、プレプックレット等任意のものを収納することがで
き、必要でない場合は、表面部105 とその延出部105aと
の境線116 の位置で適宜の方法により切り離したり、あ
るいは境線116 、折り曲げ線114 、同115 等の位置で適
宜に折り曲げたりして、記録媒体収納ケースをコンパク
ト化することができる。
【0014】
【実施例4】図7は、本発明の記録媒体収納ケースのさ
らに他の実施例の展開図を示す。この実施例では、裏面
部104 の下方に底部103 と表面部105 とをそれぞれ連接
させ、さらにその表面部105 の右方に境線116 を境とし
て延出部105aを連設してある。この展開図から、記録媒
体収納ケースを作成する方法は、他の実施例の場合と略
同様であるが、本実施例の場合は、延出部105aを折り曲
げ線114 、同115 で折り曲げて延出部105aの先端を裏面
部104 に被せることにより、蛇腹状に形成した側壁102
の右方に収納部が形成される。ただし、収納部の位置は
側壁の右方でも左方でも差し支えない。
【0015】
【実施例5】図8は、本発明の記録媒体収納ケースのさ
らに他の実施例の展開図である。この実施例は、記録媒
体収納室の上方に収納部を形成するものである。図8に
おいて、裏面部104 の上方に蓋片107 を、裏面部104 の
下方に底部103 を介してその延出部103aをそれぞれ連接
形成してあり、裏面部104 の左右両側には折り曲げて蛇
腹状となる側壁102 をそれぞれ連接し、その一方には挿
入口106 を有し下方に底部103 を連設してある表面部10
5 を連接してある。このように型どりした台紙を切りぬ
いて、本発明の記録媒体収納ケースとするには、まず表
面部105 を折り曲げて裏面部104 に被せ、既に形成して
ある一対の側壁 102・102 に係止あるいは固定させ、表
面部105 の下方の底部103 と裏面部104 の下方の底部10
3 も重合させて接着し、一対の側壁102 ・102 、底部10
3 、裏面部104 、表面部105 とで記録媒体収納室を形成
する。次いで蓋片107 を折り曲げ線109 、同110 の位置
で折り曲げて挿入口106 を覆って表面部105 の上に被
せ、蓋とする。このように閉蓋した状態において、底部
103 の延出部103aを折り曲げ線112 、同113 で折り曲げ
て蓋片107 に被せ、折り曲げ線114 、同115 で延出部10
3aを折り曲げ、延出部103aの先端を裏面部104 の背面に
被せ、蓋片107 の頂面との間で、記録媒体収納室の上方
に、収納部を形成する。表面部105 の上端の位置に対応
する延出部103aの境線116 にミシン目あるいは断続した
切り込みを入れておくと、この収納部を境線116 の位置
で容易に内側に折り曲げたり切り離したりすることがで
きる。収納部を切り離した場合には、延出部103aの境線
116 の中央に設けた切り込み117a、同117bによって係止
片が形成され、蓋片107 のこれと対応する位置に設けた
切り込み118 と協同して、延出部103aを蓋片107 に安定
して係止させることができる。
【0016】
【実施例6】図9は、本発明の記録媒体収納ケースのさ
らに他の実施例の外観を示す。なお、図10は、その閉
蓋時の中央断面図である。図9〜図10において、この
記録媒体収納ケース101 は、一対の蛇腹状の側壁 102・
102 、底部103 、裏面部104および表面部105 で囲まれ
た記録媒体収納室を有し、記録媒体を挿入口106 から収
納することができる。裏面部104 には、挿入口106 と表
面部105 を覆う蓋片107 が連接されてあり、蓋片107 に
は、前記底部103 と裏面部104 を囲繞するのに十分な長
さの延出部107aが連設されている。すなわち、蓋片107
は、これを折り曲げ線112 、同113 で内側に折り曲げて
表面部105 の全面を覆い、さらに表面部105 の下端を越
えた適宜の位置の折り曲げ線114 と、さらにそこから底
部103 の幅の分だけ延びた位置にある折り曲げ線115
で、延出部107aを内側に折り曲げて、底部103 の底面と
の間に収納部108 を形成する。なお、延出部107aは図1
0のように、裏面部104 の背面一ぱいを覆い裏面部104
の上端112 まで延びていて、延出部107aの先端に設けた
一対の切り込み117a、同117bと裏面部104 の対応する位
置に設けた切り込み118 とを係止させて、容易に延出部
107aを裏面部に固定させることができる。この実施例で
は、蓋片107 に連設した延出部107aを折り曲げて底部10
3 の底面とで収納部108 を形成すると共に、延出部107a
を裏面部104 の上端一ぱいまで延設してあるので、収納
部108 の強度がきわめて安定すると共に、延出部107aと
裏面部104 あるいは表面部105 で形成する隙間に、しお
り、葉書またはアンケート用紙等の適宜の資料を挿入
し、販売に供することができる。また、この実施例で
は、延出部107aを大きな面積のものに形成してあるの
で、延出部107aの表面または裏面を所要の説明、広告ま
たはイラスト等を記載するのに使用することができる。
さらに、本実施例においても、記録媒体収納室と収納部
108 とは、構造的に何の関係もない。したがって、収納
部108 を切り離したり折り曲げても記録媒体収納室内の
CDの保持には影響を与えない。それ故に、本実施例に
おいても、収納部108 は、必要に応じて切り離したり折
り曲げたりすることができる。この場合、図10のよう
に、114'、115'の位置にミシン目や折れ目等を入れてお
けば、切り離しや折り曲げは容易となる。しかし、ミシ
ン目や折れ目等は必ず入れておかなければならないもの
ではない。
【0017】
【実施例7】図11は、本発明の記録媒体収納ケースの
さらに他の実施例の展開図を示す。この実施例は、前記
の実施例6と同様に、蓋片107 に連設した延出部107aを
折り曲げ線114 、同115 で折り曲げて底部103 の底面と
で収納部を形成すると共に、延出部107aを裏面部104 の
背面の上端一ぱいまで延設させるようにしたものであ
る。ただし、この実施例の側壁 102・102 は、蛇腹状の
ものとはせず、折り曲げ線102a、同102bを内側に折り曲
げて記録媒体を収納・挟持するのに十分な幅を有する側
壁として立ち上げ、かつその端部を表面部105 に固着さ
せてある。また、この実施例では、蓋片107 の境線119
の右方に別の延出部107bを、また蓋片107 の延出部107a
の境線120 の右方にはさらに別の延出部107cを、それぞ
れ連設してある。延出部107b、同107cは、図11に示す
ように、正方形ないし矩形状または好みにより円板状に
する等、その形状寸法は限定されるものではない。閉蓋
時には、延出部107b、同107cは、境線119 、同120 で内
側に折り曲げて、蓋片107 、延出部107aの内方に折りた
たんで保持する。このように形成すると、開蓋した時に
延出部107b、同107cを拡げると、蓋片107 、延出部107a
と共に大きなスペースができるので、延出部107b、同10
7cの表面または裏面も、商品の説明、広告、イラスト、
その他所要の情報を記載するのに有効に使用することが
できる。なお、延出部107b、同107cは、両方を形成させ
なくても、どちらか一方だけでもその効果は大きい。さ
らに、延出部107aの先端に切り込み117a、同117bを設け
ておくと、閉蓋したときに、裏面部104 の下端近傍に設
けてある切り込み118 と延出部107aの切り込み117a、同
117bとが協同して延出部107aを安定な状態で係止させる
ことができる。本実施例においても、記録媒体収納室と
収納部108 とは構造的に何の関係もない。したがって、
収納部108 を切り離しても記録媒体収納室内のCDは安
定に保持し続けることができる。それ故に、本実施例に
おいても、収納部108 は、必要に応じて切り離しあるい
は折り曲げることができる。この場合、延出部107aの、
表面部105 の下端と裏面部104 の下端にそれぞれ対応す
る位置 121、同122 に適宜の折り曲げ線または断続した
切り込みあるいはミシン目や折れ筋等を設けておくと、
この 121、122 の位置で収納部を容易に切り離したり折
り曲げたりすることができ、記録媒体収納ケースをコン
パクトなサイズに変えることができる。しかし、121 、
122 のミシン目や切り込みあるいは折れ目・折れ筋等
は、入れておかなくても差し支えはない。さらに、折り
曲げ線121 に切り込み117c、同117dを設けておくと、収
納部を折り曲げ線 121、同122 の位置で切り離した場合
に切り込み117c、同117dを裏面部の切り込み118 に係止
させて、蓋片107 を固定させることができる。なお、側
壁 102・102 は、今までの実施例と同様、蛇腹状壁に形
成してよいことはもちろんである。
【0018】
【発明の効果】上記のとおり、本発明は、一対の側壁、
表面部、裏面部および底部により囲まれた記録媒体収納
室と蓋片とから成る記録媒体収納ケースにおいて、蓋
片、表面部、裏面部、側壁、底部のいずれかに連接させ
た延出部を折り曲げて収納部を形成するようにしたの
で、この収納部に、プレブックレット、プレミアム、葉
書、アンケート用紙、その他適宜の資料を収納すること
ができる。したがって、本発明のディスク収納ケースに
おいては、とかくデッドスペースになりがちであった部
分を有効に活用できると共に、従来の紙製の帯やカバー
を添付する必要がなくなるので、多大なコスト低減を図
ることができる。また、本発明の記録媒収納ケースにお
いては、現行の規格の大きさに合わせた場合でも、記録
媒体収納室そのものは収納するディスクの大きさに応じ
たコンパクトな寸法に形成できるので、ストッパ等を用
いることなく、記録媒体(ディスク)を安定して収納、
保持することができる。さらに、収納部は、必要に応じ
てこれを切り離したり折り曲げたりすることができるの
で、記録媒体収納ケース自体をコンパクトなものに変形
させることができる。また、必要に応じ、従来よりも多
量の情報を印刷・記載できる等のすぐれた特性を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体収納ケースの実施例の外観を
示す図
【図2】同上実施例の閉蓋時の中央断面図
【図3】同上実施例の展開図
【図4】本発明の記録媒体収納ケースの他の実施例の外
観を示す図
【図5】同上実施例の展開図
【図6】本発明の記録媒体収納ケースのさらに他の実施
例の展開図
【図7】本発明の記録媒体収納ケースのさらに他の実施
例の展開図
【図8】本発明の記録媒体収納ケースのさらに他の実施
例の展開図
【図9】本発明の記録媒体収納ケースのさらに他の実施
例の外観を示す図
【図10】同上実施例の閉蓋時の中央断面図
【図11】本発明の記録媒体収納ケースのさらに他の実
施例の展開図
【符号の説明】
101 記録媒体収納ケース 102 側壁 103 底部 103a 底部の延出部 104 裏面部 105 表面部 105a 表面部の延出部 106 挿入口 107 蓋片 107a 蓋片の延出部 107b 蓋片の別の延出部 107c 蓋片の別の延出部 108 収納部 109 折り曲げ線 110 折り曲げ線 111a 係止片 111b 切り込み 112〜115 折り曲げ線 116 境線 117a, 117b 切り込み 117c, 117d 切り込み 118 切り込み 119,120 境線 121, 122 折り曲げ線またはミシン目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の側壁、表面部、裏面部および底部
    により囲まれた記録媒体収納室と蓋片とから成る記録媒
    体収納ケースにおいて、蓋片、表面部、裏面部、側壁、
    底部のいずれかに連接させた延出部を折り曲げて収納部
    を形成したことを特徴とする記録媒体収納ケース。
  2. 【請求項2】 延出部に切り込みあるいは切り込み片を
    設けた請求項1に記載の記録媒体収納ケース。
  3. 【請求項3】 延出部にミシン目あるいは断続した切り
    込みを設けた請求項1または2に記載の記録媒体収納ケ
    ース。
JP20375297A 1997-07-14 1997-07-14 記録媒体収納ケース Pending JPH1135088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20375297A JPH1135088A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 記録媒体収納ケース

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JP20375297A JPH1135088A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 記録媒体収納ケース

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Publication Number Publication Date
JPH1135088A true JPH1135088A (ja) 1999-02-09

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ID=16479259

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JP20375297A Pending JPH1135088A (ja) 1997-07-14 1997-07-14 記録媒体収納ケース

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JP (1) JPH1135088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4744882A (en) * 1987-01-02 1988-05-17 Domtar Inc Polycondensates of sulfonated coal tar fractions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4744882A (en) * 1987-01-02 1988-05-17 Domtar Inc Polycondensates of sulfonated coal tar fractions

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