JPH11350116A - 薄膜製造装置 - Google Patents

薄膜製造装置

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JPH11350116A
JPH11350116A JP10164596A JP16459698A JPH11350116A JP H11350116 A JPH11350116 A JP H11350116A JP 10164596 A JP10164596 A JP 10164596A JP 16459698 A JP16459698 A JP 16459698A JP H11350116 A JPH11350116 A JP H11350116A
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vapor deposition
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Masaru Tanaka
勝 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸着膜の品質が高く、蒸着速度が早く、生産
性の高い工業的量産に適した薄膜製造装置を提供する。 【解決手段】 多角柱形状の搬送チャンバー1の周囲の
各側面に、接続された複数のプロセスチャンバー2〜9
とからなり、任意のチャンバー2、3に、アーク放電を
用いたプラズマコーティング装置を組み込んでいる。ま
た、プラズマコーティング装置に、基板Cを自転させな
がら公転させる自公転手段を備えた基板支持装置10を
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜製造装置に関
する。さらに詳しくは、アーク放電を用いたイオンプレ
ーティング法プラズマコーティング法により、金属成膜
を工業的に量産するための製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置の分野において、搬送室
の周囲に放射状に複数の処理室を接続したマルチチャン
バー構造の製造装置は、特開平8−8318号公報(従
来例I)や特開平7−297254号公報(従来例II)
に記載されている。上記従来例Iの図4の構成では、4
室のプロセスチャンバーのうち、2室にCVD処理室を
設けている。また、上記従来例IIの明細書[0030]
欄には、任意のプロセスチャンバーにスパッタ等の任意
のプロセスを実行させる旨記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、成膜法には
大別してCVD(化学蒸着法)とPVD(物理蒸着法)
があり、いずれもプレーティング過程はつぎのとおりで
ある。 蒸着物質の合成 (a) 凝集相(液体または固体)から気相への相転移 (b) 化合物蒸着の場合は、成分ガス相互の反応 蒸発源と基板の間の蒸気の輸送 蒸気の凝集(蒸着)と膜の核生成および成長 しかるに、PVD法(物理蒸着法)はCVD法(化学蒸
着法)に比べて、この三段階(特にと)を独立に制
御でき、したがって膜の組織、性質、蒸着速度をかなり
自由に調節できることに特徴がある。しかし、CVD法
では〜の段階がほとんど基板上で起こるため、基板
温度を決めると膜特性が決まってしまい、調節の自由度
がない。よって、前記従来例Iは、膜の組織、性質等の
調節ができず、高品質な半導体製品の製造に適していな
い。また、スパッタリング法はPVD(物理蒸着法)の
一種ではあっても、その気相の原子の生成速度はスパッ
タ率とボンバードアルゴンの流束に依存することにな
り、その値は真空蒸着法、イオンプレーティング法に比
べてかなり小さく、一般的に、前2者の蒸着速度は、10
0 〜250,000 Å/minであるが、スパッタリング法のそれ
は25〜10,000Å/minでしかない。よって、従来例IIは
蒸着速度が遅いという問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、蒸着膜の品質
が良く、蒸着速度が早く、生産性が高くて工業的量産に
適した薄膜製造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の薄膜製造装置
は、多角柱形状の搬送チャンバーと、該搬送チャンバー
の周囲の各側面に、接続された複数のプロセスチャンバ
ーとからなり、前記複数のプロセスチャンバーの任意の
チャンバーに、アーク放電を用いたプラズマコーティン
グ成膜装置を組み込んだことを特徴とする。請求項2の
薄膜製造装置は、請求項1記載の発明において、前記プ
ラズマコーティング成膜装置に、基板を自転させながら
公転させる自公転手段を備えた基板支持装置を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、プロセスチャン
バーのうち任意のチャンバーにプラズマコーティング成
膜装置を組込んでいるので、膜の組織、性質、蒸着速度
を自由に調節して高品質の半導体製品を製造することが
できる。そして、プラズマコーティング成膜装置の前後
のプロセスチャンバーで、必要な前後の処理が行え、そ
れらのプロセスが搬送室の搬送手段によって連続的に実
行できるので、工業的量産に適し、生産性が高い。請求
項2の発明によれば、成膜装置での蒸着作業中、基板が
自転しながら公転するので、蒸着ムラがなく、高品質の
薄膜が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係る薄
膜製造装置の平面図、図2は図1の薄膜製造装置を構成
するプラズマコーティング成膜室の平面図、図3は同プ
ラズマコーティング成膜室の断面図、図4は基板支持手
段の断面図である。
【0008】図1において、1は搬送チャンバーであ
り、多角柱、例えば八角形に構成されている。この搬送
チャンバー1のなかには、ハンドリングアームを備えた
搬送手段が備えられている。前記搬送チャンバー1の周
囲の各側面には、複数のプロセスチャンバー2〜9が接
続されている。プロセスチャンバー2〜9のうち、任意
のチャンバーにはプラズマコーティング成膜装置が組込
まれ、他のチャンバーにはプラズマコーティングに必要
な任意のプロセス装置が組込まれている。それらの一例
としては、プラズマコーティング成膜装置のチャンバー
2、3、アニールチャンバー4、ロードチャンバー5、
ロード兼アンロードチャンバー6、クリーニングチャン
バー7、バリア膜生成チャンバープロセス8、9があ
る。もちろん、上記に限ることなく種々のプロセスチャ
ンバーを用いてよい。なお、各チャンバー2〜9と搬送
チャンバー1との間にはゲードバルブ2V〜9Vが設け
られる。
【0009】前記プラズマコーティングチャンバー2、
3の基本的構成を図2〜3に基づき説明する。10は成
膜室で、側壁と底壁と天板で囲まれた密閉可能な容器で
ある。側壁には、プラズマ源4と排気用パイプ5が取付
けられ、底壁上には陽極6が取付けられている。また、
成膜室3の前記搬送室1(図1参照)と接続される側の
側壁の上部には、基板を出し入れするための搬出入口7
が形成されている。
【0010】上記のごとき基本構成を有する成膜室10
内に基板支持装置Aが配置されている。この基板支持装
置Aの詳細は後述するが、基本構成部品として、反転軸
11と支持フレーム15やテーブル20等からなる基板
支持手段Bを有している。図3において、実線で示した
上向きの基板支持手段Bは、搬出入口7から挿入された
搬出入手段のハンドリングアームによって基板を把持、
挿入できる搬出入位置であり、想像線で示した基板支持
手段Bは、下向きの蒸着位置を示している。
【0011】つぎに、図4に基づき、基板支持装置Aの
詳細を説明する。11は中空の反転軸で、成膜室10内
の上部で水平に、回転自在に支持されている。12、1
2は反転軸11の両端を支持する軸受である。13は反
転軸11の一端に連結された反転駆動源であるモータで
ある。このモータ13を回転させると、反転軸11は自
在に反転させられる。
【0012】この反転軸11に基板支持手段Bが取付け
られており、つぎのように構成されている。反転軸11
の中央部に、箱状の取付ボックス14が形成されてお
り、この取付ボックス14に、支持フレーム15の中央
部が固定されている。この支持フレーム15は平面視で
円板状であり、成膜室3の内径より、少し小さい直径を
有している。
【0013】この支持フレーム15に対し、公転アーム
16が回転自在に取付けられている。すなわち、公転ア
ーム16の基部17は前記支持フレーム15の中央部に
軸受18によって回転自在に支持されており、この基部
17からアーム部19が前記反転軸11に沿って延びて
いる。
【0014】また、アーム部19の先端の筒状部にはテ
ーブル20が軸受21によって回転自在に取付けられて
いる。このテーブル20は平面視で円板状の部材であ
り、その直径は前記支持フレーム15の直径の1/2〜
2/3位である。そして、テーブル20の周縁にクラン
プ22が取付けられ、基板Cを着脱自在に取付け得るよ
うになっている。
【0015】つぎに、このテーブル20を公転させなが
ら自転させる公転機構と自転機構を説明する。まず、公
転機構を説明すると、これは自公転軸25を有してい
る。この自公転軸25は前記反転軸11の中空部内を同
心状に通されており、軸受26、26で回転自在に支持
されている。また、その一端には回転駆動源であるモー
タ27が連結されている。この自公転軸25の略中央
部、すなわち取付ボックス14内には第1傘歯車28が
取付けられている。一方、前記公転アーム16の基部1
7には第2傘歯車29が取付けられており、前記第1傘
歯車28と噛み合っている。したがって、前記モータ2
7によって自公転軸25を回転させると、その回転が第
1傘歯車28と第2傘歯車29によって公転アーム16
の回転に変換させられる。その結果、公転アーム16
は、その基部17を中心に回転することになる。
【0016】つぎに、自転機構を説明する。前記テーブ
ル20の下面には、外歯歯車31が設けられている。こ
の外歯歯車31のピッチ円直径は、テーブル20の直径
より少し小さい程度である。一方、前記支持フレーム1
5の上面には内歯歯車32が設けられている。この内歯
歯車32のピッチ円直径は支持テーブル15の直径より
少し小さい程度であり、テーブル20側の外歯歯車31
のピッチ円直径よりは大きい。そして、公転アーム16
が回転したとき、外歯歯車31が内歯歯車32に噛み合
って回転しながら、公転することになる。このため基板
Cを保持するテーブル20が公転しながら自転すること
になる。
【0017】図3において、実線で示した状態は、基板
Cを載せたテーブル20が搬出入口7に合った高さにあ
る搬出入位置であり、ハンドリングアームを搬出入口7
から挿入して、基板Cを出し入れすることができる。上
記の状態から反転軸11を180 ゜回転するとテーブル2
0と支持フレーム15は下を向いた想像線図示の蒸着位
置となる。この状態で、自公転軸25を回転させつづけ
ると、基板Cを保持したテーブル20は、公転しながら
自転するので、蒸着ムラが生じず、高品質の蒸着膜が形
成される。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、膜の組織、性
質、蒸着速度を自由に調節して高品質の半導体製品を製
造でき、かつ工業的量産に適し、生産性が高い薄膜製造
装置が得られる。請求項2の発明によれば、成膜室内で
の蒸着作業中、基板が自転しながら公転するので、蒸着
ムラがなく、高品質の薄膜が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る薄膜製造装置の平面
図である。
【図2】図1の薄膜製造装置を構成するプラズマコーテ
ィングチャンバーの平面図である。
【図3】同プラズマコーティングチャンバーの断面図で
ある。
【図4】基板支持装置Aの断面図である。
【符号の説明】
1 薄膜製造装置 2 プラズマコーティングチャンバー 3 プラズマコーティングチャンバー A 基板支持装置 B 基板支持手段 C 基板 11 反転軸 15 支持フレーム 20 テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多角柱形状の搬送チャンバーと、該搬送チ
    ャンバーの周囲の各側面に、接続された複数のプロセス
    チャンバーとからなり、前記複数のプロセスチャンバー
    の任意のチャンバーに、アーク放電を用いたプラズマコ
    ーティング成膜装置を組み込んだことを特徴とする薄膜
    製造装置。
  2. 【請求項2】前記プラズマコーティング成膜装置に、基
    板を自転させながら公転させる自公転手段を備えた基板
    支持装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の薄膜
    製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100669489B1 (ko) * 2004-06-11 2007-01-16 한국전기연구원 박막 테이프 제조장치
KR100741726B1 (ko) 2006-02-16 2007-08-10 한국기계연구원 습식화학공정을 이용한 초전도 선재 제조 장치 및 그 방법
JP2020111488A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 東京瓦斯株式会社 水素製造システムの配置構造

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