JPH11350113A - 加熱装置を有する同軸型真空アーク蒸着源を用いた蒸着装置 - Google Patents

加熱装置を有する同軸型真空アーク蒸着源を用いた蒸着装置

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JPH11350113A
JPH11350113A JP16447598A JP16447598A JPH11350113A JP H11350113 A JPH11350113 A JP H11350113A JP 16447598 A JP16447598 A JP 16447598A JP 16447598 A JP16447598 A JP 16447598A JP H11350113 A JPH11350113 A JP H11350113A
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vapor deposition
deposition material
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Yoshiaki Agawa
阿川  義昭
Yoshihiro Yamamoto
佳宏 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高純度の半導体材料の薄膜を形成する。 【解決手段】本発明の蒸着装置10は、蒸着材料43を
配置する取付台45が真空槽1外に導出され、その部分
が加熱装置20によって加熱されるように構成されてい
る。取付台45は金属で構成されており、熱伝導率が高
いので、蒸着材料43が昇温する。蒸着材料43が高純
度の半導体材料の場合、昇温すると抵抗値が小さくなる
ので、アーク放電を発生させ、蒸着材料43の微小粒子
49を真空槽1内に放出することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸着装置に関し、特
に、同軸型真空アーク蒸着源を有する蒸着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属や誘電体材料等の薄膜は、半導体装
置や液晶表示装置に不可欠なものとなっており、スパッ
タリング法、蒸着法、CVD法等の種々の薄膜形成方法
が開発されている。それらの形成方法のうち、膜厚制御
性に優れ、高品質の薄膜を形成できることから、近年で
は同軸型真空アーク蒸着源を用いた蒸着装置が注目され
ている。
【0003】図4を参照し、符号110は、従来技術の
同軸型真空アーク蒸着源103を有する蒸着装置であ
る。この蒸着装置110は、真空槽101を有してお
り、その真空槽101底面には、上記同軸型真空アーク
蒸着源103が配置され、天井側には、基板ホルダ10
5が配置されている。
【0004】同軸型真空アーク蒸着源103の模式的な
断面図を図3(a)に示す。この同軸型真空アーク蒸着源
103は、円筒形形状のアノード電極130を有してい
る。
【0005】アノード電極130内には、絶縁管141
と、トリガ電極142と、蒸着材料143と、取付台1
45とを有するカソード部140が配置されている。絶
縁管141は、円筒形形状の絶縁性材料で構成されてお
り、また、取付台145は円柱状の金属で構成され、絶
縁管141の内の奥側に挿入されている。蒸着材料14
3は、薄膜材料が円柱形形状に成形されて構成されてお
り、絶縁管141内の先端付近に挿入されている。ま
た、蒸着材料143の底面は取付台145と接触し、上
端部は絶縁管141の先端部分から突き出されている。
【0006】他方、トリガ電極142は、リング形状に
され、絶縁管141の先端の外周部分に装着されてい
る。従って、トリガ電極142は蒸着材料143の近傍
に、非接触の状態で配置されている。
【0007】真空槽101の外部には、トリガ電源14
6とアーク電源147とが配置されている。各電源14
6、147の負電位側の端子は、それぞれ取付台145
に共通に接続されている。他方、トリガ電源146の正
電位側の端子はトリガ電極142に接続されており、ア
ーク電源147の正電位側の端子はアノード電極130
に接続されている。
【0008】この蒸着装置110を用いて薄膜を形成す
る場合には、基板108を基板ホルダ105に保持さ
せ、真空槽101内部を真空排気しながら基板108を
加熱する。
【0009】基板108が所定温度まで昇温した後、ア
ーク電源147を起動し、アノード電極130に正電圧
を印加し、取付台145を介して蒸着材料143に負電
圧を印加する。
【0010】その状態でトリガ電源146を起動し、ト
リガ電極142に正のパルス電圧を印加すると、図3
(b)に示すように、トリガ電極142と蒸着材料143
の間の絶縁管141表面上でトリガ放電(沿面放電)が発
生し、トリガ電極142から蒸着材料143に向けてト
リガ電流i1が流れる。
【0011】そのトリガ電流i1が流れると蒸着材料1
43表面が部分的に蒸発し、蒸着材料143の蒸気が放
出され、アノード電極130内の圧力が上昇する。その
結果、アノード電極130と蒸着材料143との間の絶
縁耐圧が低下し、蒸着材料143の側面と、アノード電
極130との間でアーク放電が発生する。
【0012】アーク放電によって、アノード電極130
内周面から蒸着材料143側面に向けてアーク電流i2
が流れると、アーク電流i2は大電流であるため、蒸着
材料143側面が溶融し、トリガ放電のときよりも大量
の蒸気が放出される。
【0013】蒸着材料143と取付台145とは円柱形
形状に成形されているため、アーク電流i2は、カソー
ド部140内で直線的に流れる。アーク電流i2が流れ
ると、正電荷に対してアーク電流i2の向きとは反対方
向、即ち、正電荷に対し、蒸着材料143から遠ざける
方向の力Fを及ぼすような磁界が発生する。
【0014】蒸着材料143から成る蒸気中には、正に
帯電した微小粒子151が含まれているため、蒸着材料
143側面から様々な方向に飛び出した微小粒子151
は力Fの影響を受け、アノード電極130の開口部14
9から真空槽101内に向けて放出される。
【0015】蒸着材料143の延長線上には基板108
が位置しており、真空槽101内に放出された微小粒子
151は基板108方向に飛行し、その表面に到達する
と、基板108に薄膜が成長する。
【0016】ところで、アーク電流i2が流れると、微
小粒子151の他に、蒸着材料143から成る巨大粒子
152も同時に放出されるが、その巨大粒子152は、
無電荷であるか、電荷を有していても、電荷量に比べて
質量が大きいので、力Fによる曲げ量が少なく、その結
果、巨大粒子152はアノード電極130の内周面に付
着し、真空槽101内には放出されない。
【0017】アーク電流i2は大電流であるため、アー
ク電源147の消耗が大きく、アーク電源147の出力
電圧がアーク放電を維持できなくなる程度まで低下する
と、自動的にアーク放電は停止する。
【0018】従って、1回のトリガ放電によって放出さ
れる微小粒子151の量は、アーク電源147の電源能
力によって決まるので、1回のアーク放電によって得ら
れる膜厚を求めておき、所望回数トリガ放電を発生さ
せ、それによってアーク放電をその回数誘起させると、
所望膜厚の薄膜を形成することができる。
【0019】上記のような蒸着装置110は、トリガ放
電の回数によって膜厚を精密に制御することができ、し
かも、巨大粒子152が基板108に到達せず、良質の
薄膜を形成できることから、Ta、NiFe、Cu、C
o、FeMn等の、高性能磁気薄膜を製造する場合に盛
んに用いられている。
【0020】ところで、上記のような同軸型真空アーク
蒸着源103では、蒸着材料143とアノード電極13
0との間にアーク電流i2が流れることが前提である。
従って、蒸着材料143は電気良導体である必要があ
る。
【0021】しかしながら近年では、上記のような同軸
型真空アーク蒸着源103を用い、真性半導体に近い高
純度の半導体材料の薄膜を形成したいという要望がある
が、高純度の単結晶シリコンで蒸着材料を構成するとア
ーク放電によって割れてしまうという問題がある。
【0022】そこで高純度の多結晶シリコンで蒸着材料
を形成し、アーク放電を発生させようとしたところ、ア
ーク放電が発生しないことが明らかになった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、同軸型真空アーク蒸着源を用い、高純度の半導
体材料の薄膜を形成できる技術を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、不
純物を含まない高純度の半導体材料では、抵抗値が高
く、そのためアーク放電が発生しにくくなっていること
を見出した。従って、多結晶シリコンであっても、不純
物を添加すればアーク放電を発生させることができる
が、それでは真性半導体に近い高純度の薄膜を形成する
ことができなくなってしまう。
【0025】そこで半導体の抵抗値と温度との関係に着
目し、本発明を創作するに至ったものであり、請求項1
記載の発明は、蒸着材料と、アノード電極と、トリガ電
極とを有する同軸型真空アーク蒸着源が真空槽内に配置
され、前記蒸着材料をカソード電極とし、該蒸着材料と
前記トリガ電極との間にトリガ放電を発生させ、前記蒸
着材料と前記アノード電極との間にアーク放電を誘起さ
せ、前記アーク放電によって流れるアーク電流で前記蒸
着材料表面から微粒子を放出させ、前記アーク電流が形
成する磁界により、前記微粒子のうちの帯電した微粒子
の飛行方向を曲げ、前記真空槽内に配置された成膜対象
物表面に到達させ、薄膜を成長させる蒸着装置であっ
て、前記蒸着材料を昇温させる加熱装置が設けられたこ
とを特徴とする。
【0026】請求項2記載の発明は、前記同軸型真空ア
ーク蒸着源は取付台を有し、前記蒸着材料は前記取付台
に密着配置された請求項1記載の蒸着装置であって、前
記加熱装置は、前記取付台を介して前記蒸着材料を昇温
させるように構成されたことを特徴とする。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項2記載の蒸
着装置であって、前記取付台の一部は前記真空槽外に導
出され、前記加熱装置は前記真空槽外に配置されたこと
を特徴とする。
【0028】本発明は上記のように構成されており、真
空槽内に同軸型真空アーク蒸着源が配置されている。そ
の同軸型真空アーク蒸着源は、蒸着材料とアノード電極
とトリガ電極とを有しており、蒸着材料をカソード電極
とし、蒸着材料に負電圧、アノード電極に正電圧を印加
した状態で、蒸着材料とトリガ電極との間にトリガ放電
を発生させると蒸着材料とアノード電極の間にアーク放
電が誘起され、アーク電流が流れる。
【0029】同軸型真空アーク蒸着源中では、アーク電
流は直線的に流れるようになっており、アーク電流が形
成する磁界は正電荷に対し、アーク電流が流れる方向と
は逆向きの力を加える。その力の方向には、成膜対象物
が配置されており、蒸着材料側面から放出された正イオ
ンは、成膜対象物方向に向けて曲げられ、真空槽内に放
出され、成膜対象物に到達し、薄膜を成長させる。
【0030】従って、蒸着材料は、アーク電流を流せる
程度の電気導電性が必要である。本発明の蒸着装置で
は、蒸着材料を加熱し、昇温させる加熱装置が設けられ
ているので、昇温すると電気抵抗が小さくなる材料(例
えば真性半導体に近い高純度の半導体材料)を蒸着材料
として用いることが可能となる。この場合、蒸着材料か
らは微小粒子が放出されるため、蒸着材料を直接加熱す
ることは困難である。
【0031】一般に、同軸型真空アーク蒸着源は、蒸着
材料と中心軸線が一致した取付台を有しており、蒸着材
料は取付台に密着配置されている。従って、加熱装置は
取付台を加熱するように配置し、蒸着材料は取付台を介
して昇温されるように構成するとよい。
【0032】また、真空槽内に加熱装置を配置すると、
真空槽内の真空雰囲気を悪化させたり、清掃作業が面倒
になる等の問題があるため、真空槽外に加熱装置を配置
し、取付台の一部を真空槽外に導出し、その部分を加熱
するようにすると良い。
【0033】
【発明の実施の形態】図1を参照し、符号10は本発明
の蒸着装置であり、真空槽1を有している(真空槽1の
全体は図示しない)。真空槽1の底壁には、底板48
と、アノード電極30と、カソード部40とを有する同
軸型真空アーク蒸着源3が配置されている。
【0034】底板48は、絶縁物で構成されており、底
板48と真空槽1の底壁には、同径の孔が形成されてい
る。底板48は、それらの孔が連通するように、真空槽
1の底壁上に配置されている。
【0035】アノード電極30は、円筒形形状の金属材
料で構成され、下端を底板48上に固定され、上端の開
放部分を真空槽1の天井側に向けられている。カソード
部40は、絶縁管41と、トリガ電極42と、蒸着材料
43と、取付台45とを有しており、アノード電極30
内に配置されている。
【0036】絶縁管41は、その内径が、底板48及び
真空槽1の底壁に設けられた孔と略同径の円筒形形状の
絶縁性材料で構成されており、内部が底板48及び底壁
の孔と連通するように、底板48上に固定されている。
その状態では絶縁管41の開放部分は真空槽1の天井側
に向けられる。
【0037】また、取付台45は、絶縁管41内径と同
程度の外径の円柱状の金属で構成されており、絶縁管4
1内に挿入されている。取付台45の上端部45aは、
絶縁管41の内部に位置し、その先端部分に取付台45
と同径の円柱形形状の蒸着材料43が密着配置されてい
る。
【0038】他方、取付台45の下端部45bは、底板
48及び真空槽1底壁に形成された孔内に挿通され、真
空槽1と電気的に絶縁された状態で、また、真空槽1内
の気密性を維持した状態で、真空槽1外部に導出されて
いる。
【0039】真空槽1外には、抵抗発熱体22を有する
加熱装置20が配置されており、取付台45の下端部4
5bには、加熱装置20が取り付けられ、抵抗発熱体2
2が下端部45bの周囲に巻回されている。
【0040】真空槽1外部には、加熱用電源23が配置
されており、該加熱用電源23を起動し、上記の抵抗発
熱体22に通電すると、抵抗発熱体22が発熱し、取付
台45の下端部45bが加熱されるように構成されてい
る。
【0041】蒸着材料43は、不純物を含まない真性半
導体のシリコン多結晶で構成されており、その底部は、
取付台45先端部分と密着した状態にされている。取付
台45は熱導電性が高い金属で構成されているため、下
端部45bが加熱されると上端部45aに熱が伝達さ
れ、蒸着材料43が取付台45と同程度の温度まで昇温
する。蒸着材料43は真性半導体に近い高純度にされて
おり、温度が上昇すると抵抗値が低下する。
【0042】蒸着材料43下端部は絶縁管41内に位置
しているが、上端部分は、絶縁管41先端から突き出さ
れている。トリガ電極42は、内径が絶縁管41外形と
略同径のリング形状の金属で構成されており、絶縁管4
1の先端の外周部分に装着されている。従って、蒸着材
料43の側面は、トリガ電極42と互いに非接触の状態
で近接しており、また、蒸着材料43の側面は、アノー
ド電極30の内周面と向き合っている。
【0043】真空槽1の外部には、トリガ電源46とア
ーク電源47が配置されており、真空槽1内に基板8を
配置し、内部を高真空雰囲気にし、基板8を所定温度ま
で昇温させた後、抵抗発熱体22に通電して発熱させ、
蒸着材料43を所定温度まで昇温させておく。
【0044】そして、アーク電源47を起動し、蒸着材
料43をカソード電極とし、アノード電極30に正電
圧、取付台45を介して蒸着材料43に負電圧を印加し
ておく。その状態でトリガ電源46を起動し、トリガ電
極42に正のパルス電圧を印加し、トリガ放電を発生さ
せる。
【0045】このとき、蒸着材料43が十分昇温してお
り、アーク電流を流せる程度の電気導電性があると、ア
ーク電極30と蒸着材料43の間にアーク放電が誘起さ
れ、蒸着材料43を構成する高純度の多結晶シリコンか
ら、シリコンの微小粒子49が陽イオンとなって放出さ
れる。
【0046】この同軸型真空アーク蒸着源3では、蒸着
材料43と取付台45とアノード電極30の中心軸線は
一致しており、従って、蒸着材料43と取付台45内を
流れるアーク電流が、陽イオンに対し、電流の向きとは
逆向きの力を及ぼす磁界を形成すると、蒸着材料43側
面から放出された正帯電の微小粒子49の飛行方向を曲
げ、アノード電極30に到達させず、アノード電極30
の開口部分から真空槽1内に放出させる。
【0047】同軸型真空アーク蒸着源3と対向する位置
には基板8が配置されており、微小粒子49は基板8方
向に飛び、その表面に付着すると、不純物を含まない高
純度のシリコン薄膜が成長する。
【0048】アーク放電が維持されている間、真空槽1
内に、正に帯電したシリコンの微小粒子49が放出さ
れ、基板8表面上で薄膜が成長するが、アーク電流は大
電流であるため、アーク電源47が消耗し、出力電圧が
低下するとアーク放電は終了する。そして、アーク電源
47の回復を待ってトリガ放電を発生させ、再びアーク
放電を誘起させ、同様に、基板8表面に高純度シリコン
薄膜を成長させる。
【0049】このように、必要な回数だけ繰り返しトリ
ガ放電を発生させ、高純度シリコン薄膜が所望の膜厚に
形成された後、基板8を真空槽1外に搬出し、他の基板
を搬入すると、薄膜形成作業を続行することができる。
【0050】以上は、加熱装置20を真空槽1外に配置
した場合を説明したが、図2の加熱装置50のように、
アノード電極30内に配置し、取付台45の周囲に抵抗
発熱体52を巻き回すこともできる。この場合、絶縁管
41は、加熱装置50に固定すると良い。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、常温では同軸型真空ア
ーク蒸着源の蒸着材料に不向きな材料を使用することが
可能になる。特に、高純度の半導体材料の薄膜を形成す
るのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の蒸着装置
【図2】本発明の他の例の蒸着装置
【図3】(a)、(b):同軸型真空アーク蒸着源の動作原
理を説明するための図
【図4】従来技術の蒸着装置
【符号の説明】
10……蒸着装置 1……真空槽 3……同軸型真
空アーク蒸着源 30……アノード電極 43……蒸着材料 45
(45a、45b)……取付台 20、50……加熱装

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸着材料と、アノード電極と、トリガ電極
    とを有する同軸型真空アーク蒸着源が真空槽内に配置さ
    れ、 前記蒸着材料をカソード電極とし、該蒸着材料と前記ト
    リガ電極との間にトリガ放電を発生させ、前記蒸着材料
    と前記アノード電極との間にアーク放電を誘起させ、 前記アーク放電によって流れるアーク電流で前記蒸着材
    料表面から微粒子を放出させ、 前記アーク電流が形成する磁界により、前記微粒子のう
    ちの帯電した微粒子の飛行方向を曲げ、前記真空槽内に
    配置された成膜対象物表面に到達させ、薄膜を成長させ
    る蒸着装置であって、 前記蒸着材料を昇温させる加熱装置が設けられたことを
    特徴とする蒸着装置。
  2. 【請求項2】前記同軸型真空アーク蒸着源は取付台を有
    し、前記蒸着材料は前記取付台に密着配置された請求項
    1記載の蒸着装置であって、 前記加熱装置は、前記取付台を介して前記蒸着材料を昇
    温させるように構成されたことを特徴とする蒸着装置。
  3. 【請求項3】前記取付台の一部は前記真空槽外に導出さ
    れ、前記加熱装置は前記真空槽外に配置されたことを特
    徴とする請求項2記載の蒸着装置。
JP16447598A 1998-06-12 1998-06-12 加熱装置を有する同軸型真空アーク蒸着源を用いた蒸着装置 Pending JPH11350113A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050168A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Ulvac Japan Ltd ナノドットの作製方法、並びに浮遊ゲートトランジスタ及びその作製方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050168A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Ulvac Japan Ltd ナノドットの作製方法、並びに浮遊ゲートトランジスタ及びその作製方法

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