JPH11349844A - ジアリ―ルジケトピロロ〔3,4―c〕ピロ―ル類を含むそりを生じない顔料組成物 - Google Patents
ジアリ―ルジケトピロロ〔3,4―c〕ピロ―ル類を含むそりを生じない顔料組成物Info
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Abstract
的および化学的性質を変えることなく、そりのない着色
射出成形する方法を提供すること。 【解決手段】 アミド基のようにたがいに隣接するか、
またはたがいに共役する−CO−基および−NH−基を
それぞれ少なくとも1個有する顔料と、式 【化33】 (式中、R1、R2、R3およびR4は、水素、ハロゲンな
ど、R5は、水素、C1〜C1 2アルキル、ベンジルまたは
フェネチル)で示される着色剤を含む組成物;ならびに
それを用いる、部分的に結晶性のプラスチックのバルク
染色法。
Description
プラスチック、特に射出成形によって加工されるそれら
の着色における添加剤としての、ある種のジアリールジ
ケトピロロ〔3,4−c〕ピロール誘導体の使用に関す
る。このような添加剤の使用によって、そりを避けるこ
とが可能である。
スチック加工産業において、射出成形によって起こるそ
りは、よく起こる、そして厳しい課題であり、部分的に
結晶性のプラスチックの場合に、有機顔料の存在で特に
見られる。このそりは、主として有機顔料粒子によって
誘発される核形成効果に起因すると、一般に推定されて
いる。
をゆっくり進行させること、顔料の構造もしくは顔料の
形態を変えること、顔料粒子をコーティングすること、
または添加剤の手段によって、すでに多くの試みがなさ
れているが、通常、ほどほどの成功しか得られていな
い。
面倒で、不経済であり、製造される物品の大きさと形状
に大きく影響される。そのうえ、着色法のどのような変
更も、パラメーターの面倒な適合を必要とする。
針状顔料(特に、フタロシアニンを包含する)の摩砕、
異なる結晶改質もしくはより粗い形状への転換によって
変えることができる。しかし、顔料の色彩的性質は、そ
の形態の変化によって、望ましくなく変わる。たとえ
ば、特開平4−372632号公報は、3〜15m2/gの
比表面積を有するジフェニルジケトピロロ〔3,4−
c〕ピロール類を提案しているが、これは非常に弱い着
色しか与えない。
顔料の代わりに使用できる、ポリアルキレンオキシ基で
置換された染料を記載している。しかし、そりの改良は
不充分であり、これらの染料は、不満足な堅牢性しか有
さない。ペンチルオキシ置換フタロシアニンへの同様な
応用が、特開昭53−121845号公報によって知ら
れている。
は、長鎖の酸でエステル化されたメチロール置換顔料を
用いて、ポリオレフィン物品を着色する方法を記載して
いる。しかし、顔料の性質は、特にその良好な性質が、
第一級または第二級アミドの存在によるが、この方法に
よってそれがメチロールによって置換されて消失する種
類の場合に、たとえば移行を受ける。更なる要因は、通
常の顔料との組合せで、これらの染料は、高濃度で添加
するか、そうでなければ、完全に、緊密に顔料と混合し
なければならないことである。そのうえ、この方法は、
特に高いそりの傾向をもつ顔料、たとえばジケトピロロ
〔3,4−c〕ピロール類を含むケースには、不満足な
結果しか得られない。
記載されているように、現在の最良の方法は、ポリマー
で被覆された顔料を提供することである。しかし、この
方法は、分散の過程で、核形成のセンターとして働く表
面を破損するので、常にある程度の凝集を形成する。
ることが知られ、例としては、特開昭57−15983
1号公報および国際特許98/41570号公報に記載
されているような、ガラス繊維またはポリアミドであ
る。しかし、このような補強剤のために、材料の性質
が、根本的に、そして大部分は望ましくなく変わる。強
化される物質によっては、適合性の問題を生じ、該物質
は、必要な程度の再利用ができなくなる。
性のプラスチックを、高いそりを助長する顔料、特にカ
ラーインデックスのPigment Red 254(1,4−ジケト
−2,5−ジヒドロ−3,6−ジ(p−クロロフェニ
ル)ピロロ〔3,4−c〕ピロール)やその類似物を用
いても、その機械的および化学的性質を変えることな
く、射出成形工程で着色できる方法を見出すことであ
る。
アルコキシまたはポリオキシアルキレン鎖に窒素含有基
が結合し、被覆系および印刷インクに顕著なレオロジー
的性質を示す、ジケトピロロ〔3,4−c〕ピロール化
合物を開示している。
たとえばポリオレフィンを包含する高分子量の有機材料
を着色するのに好適な、ジケトピロロ〔3,4−c〕ピ
ロール類を開示している。該開示に、窒素に一置換され
た2例の化合物の1例として、1,4−ジケト−2−n
−ブチル−5−ヒドロ−3,6−ジフェニルピロロ
〔3,4−c〕ピロールが包含され、ポリエステルの染
料として好適であるが、光堅牢性は、単に標準にすぎな
い。
よび米国特許第4,490,542号公報には、多くの
他の化合物の中に、アルコキシまたはアルキルチオ置換
ジケトピロロ〔3,4−c〕ピロールを開示している
が、具体的な実施例はない。この場合もまた、ポリオレ
フィンは、挙げられている多くのプラスチックの中にあ
る。
着色剤の組合せを用いることによる、予期しなかった効
果的な方法で解決された。寸法安定性は、現在知られて
いる着色法を用いるよりもはるかに良好であり、主要成
分の顔料特性は、実質的に保たれている。事実、非常に
多くの場合に、そりは完全に消滅している。
いに共役する、下記式:
よび(B)式(I):
いに独立して、水素、ハロゲン、R6、OR6またはSR
6であり;R5は、水素または直鎖状もしくは分岐状のC
1〜C1 2アルキル、ベンジルまたはフェネチルであり;
そしてR6は、非置換か、あるいは1個もしくは2個以
上のハロゲンまたはOC1 − 6アルキルで置換された非極
性基であるが、ただしR5が水素のとき、R1、R2、R3
またはR4は、R6、OR6またはSR6である)の着色剤
を含む組成物を提供する。
R2、R3およびR4の少なくとも2個は、R6、OR6ま
たはSR6であることが好ましい。式(I)の好ましい
着色剤は、R1およびR2がOR6またはSR6であり、R
3およびR4が水素のものであるか、R1およびR2が水素
であり、R3およびR4がOR6またはSR6のものであ
る。式(I)の特に好ましい着色剤は、R1およびR2が
SR6であり、R3およびR4が水素のものであるか、ま
たはR1およびR2が水素であり、R3およびR4がSR6
のものである。これらは、ジケトピロロ〔3,4−c〕
ピロール類と組み合わせたときに、R5が水素であって
も、特に好適である。
はベンジルであり、特に好ましいものは、直鎖状のC1
〜C1 2アルキルである。
くは多不飽和または芳香族の、置換もしくは非置換の炭
化水素基であり、好ましくは非置換またはハロゲンもし
くはOC1〜C6アルキルで置換された、直鎖状もしくは
分岐状のC1〜C3 0アルキルまたはC2〜C3 0アルケニル
である。特に好ましいR6は、非置換の直鎖状C1〜C3 0
アルキルである。
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−アミル、tert−
アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘ
キシル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘ
キサデシル、オクタデシル、テトラコシルまたはトリア
コンチルである。ハロゲンは、たとえばヨウ素、フッ
素、臭素、または好ましくは塩素である。
よびR4は、R5に対して合わせる(あるいはその逆)。
R5がC5 − 1 2アルキル、ベンジルまたはフェネチルのと
き、R1、R2、R3およびR4は、任意であることがで
き、たとえば、すべてが同時に水素であってもよい。R
5がC2 − 4アルキルのとき、R1、R2、R3、R4および
R5の炭素原子の合計が少なくとも6個あることが好ま
しい。R5がメチルのとき、R1、R2、R3およびR4に
炭素原子が少なくとも6個のアルキルまたはアルキレン
鎖があることが好ましい。R5が水素のとき、R1、
R2、R3およびR4に、2個の、炭素原子が少なくとも
6個のアルキルまたはアルキレン鎖があるか、1個の、
炭素原子が少なくとも12個のアルキルまたはアルキレ
ン鎖があることが好ましい。より大きい炭素原子数、ま
たはより長いアルキルまたはアルキレン鎖が、一般に有
利である。
に結合した置換基の好ましい最小の鎖長は、たとえば溶
解性および融点を結果としてもたらすであろう極性との
関係で推定される。予期しなかったことに、どのような
比率でも、極性基、または窒素原子もしくはカルボニル
基のような水素結合を形成する基が原子鎖にないこと
が、望ましい効果に到達するのに不可欠である。一方、
同様に不可欠な重要性で、予期しなかったことに、式
(I)に、少なくとも1個のアミドプロトンが存在しな
ければならない。
ン顔料、ジアゾ縮合顔料、イソインドリノン顔料もしく
は1,4−ジケト−2,5−ジヒドロ−3,6−ジアリ
ールピロロ〔3,4−c〕ピロール顔料、またはPigmen
t Yellow 139もしくはPigment Violet 37のように、そ
れぞれ少なくとも2個の下記式:
2,5−ジヒドロ−3,6−ジアリールピロロ〔3,4
−c〕ピロール顔料であり、特に式(II):
がいに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、カルバモイ
ル、C1〜C4アルキルまたはフェニルである)の顔料で
ある。
8が、水素、塩素またはC1〜C4アルキルであり、そし
てR9およびR1 0が、C1〜C4アルキル、シアノまたは
カルバモイルである、式(II)の顔料である。C1〜C4
アルキルの場合、メチルおよびtert−ブチルが、特に重
要である。
は、好ましくは0.001〜9重量%であり、特に好ま
しくは0.01〜1重量%、非常に特に好ましいのは
0.2重量%まで、特に0.1重量%までである。
ば16〜150m2/gの比表面積を有する。特に好ましく
は、顔料は、少なくとも18m2/g、たとえば被覆顔料に
ついては18〜50m2/g、透明顔料については50〜1
00m2/gの比表面積を有する。
よび/または式(I)の2種または3種以上の着色剤を
含んでいてもよく、ならびに/あるいは他の成分を含ん
でいてもよく、例としては、通例の添加剤、または無機
の白色、黒色および着色顔料および/もしくは有機着色
顔料のようなさらなる着色剤である。特に、本発明の組
成物は、式(Ia)および/または(Ib):
は、しばしば(Ia)のアルキル化反応において(I)
とともに形成され、そこで(I)、(Ia)および(I
b)は、混合物として存在し、(I)単独の代わりに、
有利で効果的な使用に同様に用いることができ、その場
合、全体の適切な量は、混合物中の(I)の水準を考慮
して、単純に(I)の所望量から計算される。
記式:
役する、下記式:
顔料1種または2種以上;(B)式(I)の着色剤1種
または2種以上;および(C)所望であれば、無機の白
色、黒色および着色顔料、別の有機着色顔料、ならびに
式(Ia)および(Ib):
R6は、式(I)と同じ前提で同じ意味である)の化合
物からなる群より選ばれる1種または2種以上の着色剤
から実質的になる着色剤組成物を提供する。
いに共役する、下記式:
ることができるか、または即時使用混合物もしくはマス
ターバッチとして存在する、それに組み込まれたそのよ
うな材料であることができる。本発明の着色剤組成物の
濃度は、本発明の着色剤組成物と有機材料との合計を基
準にして、好ましくは0.01〜70重量%であり、よ
り好ましくは0.08〜40重量%であり、そして特に
好ましくは0.1〜10重量%である。
クであるか、特にマスターバッチの場合、他の通例の埋
込み材料を含んでもよく、例としては、LLDPE(直
鎖状低比重ポリエチレン)のような非晶質プラスチッ
ク、ワックス、安定剤のような他の添加剤、またはそれ
らの混合物である。マスターバッチ中の本発明の着色剤
組成物の濃度は、マスターバッチの全量を基準にして、
好ましくは5〜70重量%である。
して、小さい結晶核または凝集(たとえば球晶または四
角晶(quadrites))を形成するものを意味し、核化剤
(たとえば有機顔料)の存在においてのみそのような形
成を行うものを包含する。
に、分子量(Mw)が104〜108、好ましくは105〜
107の高分子量であり、そして結晶化度(Xc)が10
〜99.9%、好ましくは40〜99%であり、特に好
ましくは80〜99%である熱可塑性の有機物質であ
る。好ましい部分的に結晶性のプラスチックは、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、スチレンおよび/またはジ
ビニルベンゼンのホモポリマー、あるいはブロックもし
くはランダムコポリマーまたはターポリマー、特にHD
PE、LDPE、ポリプロピレンおよびポリスチレンの
ようなポリα−オレフィン類であり;そしてまたPET
のようなポリエステル類、ナイロン6およびナイロン6
6のようなポリアミド類および熱可塑性アイオノマー類
である。
クは、ポリオレフィン類、特に高密度ポリエチレンおよ
びポリプロピレンである。
て、安定剤、光学的光沢剤、充填剤および/または潤滑
剤である、通常の量の添加剤を含んでいてもよい。
ラスチックと本発明の組成物から実質的になる組成物を
も提供する。
料と式(I)の化合物またはその混合物を、(着色剤を
あらかじめ仕上げ調製物に転換する必要なしに)ペレッ
トまたは粉末の形状のプラスチックと混合し、混合物を
繊維、フィルムまたはペレットに押し出すことによって
行われる。後者は、ついで、たとえば射出成形によって
形造られ、ほとんどそりなしに、または多くの場合にい
かなるそりも生じずに固化する粒子を形成させることが
できる。
替的に、式(I)の化合物は、ジケトピロロ〔3,4−
c〕ピロール顔料の部分反応のみを実施することによっ
て、その場所で製造することができる。化学量論的な量
の反応剤の存在下で、顔料の表面において単に部分的に
進行する反応の例は、窒素に結合したR5基によるアル
キル化、および1個またはそれ以上のR1〜R4がハロゲ
ンである式(I)の化合物の、アルコキシラートまたは
特にアルキルチオラートによる求核反応である。
る溶媒中のその溶解性によって溶液相から単離され、ま
たは顔料と式(I)の化合物の物理的な混合物、たとえ
ば固体混合物または凝集体として調製される。式(I)
の化合物の溶解性が低い溶媒を選ぶことによって、顔料
のコアと、式(I)の化合物の被覆からなる粒子を得る
ことも可能である。
の過程で変えられ、または破壊されることもあるとはい
え、もちろん本発明によって、通例の物理的混合物の代
わりに、同様に優れた結果をもって用いることができ
る。
性のプラスチックのバルク染色法であって、(A)下記
式:
いに共役する、下記式:
顔料;および(B)式(I):
いに独立して、水素、ハロゲン、R6、OR6またはSR
6であり;R5は、水素または直鎖状もしくは分岐状のC
1〜C1 2アルキル、ベンジルまたはフェネチルであり;
そしてR6は、非置換か、あるいは1個またはそれ以上
のハロゲンもしくはOC1 − 6アルキルで置換された非極
性基であるが、ただしR5が水素のとき、R1、R2、R3
またはR4は、R6、OR6またはSR6であるの着色剤を
用いることを含む方法を提供する。
クを製造する方法であって、(D)部分的に結晶性のプ
ラスチック; (A)下記式:
いに共役する、下記式:
顔料;および(B)式(I):
いに独立して、水素、ハロゲン、R6、OR6またはSR
6であり;R5は、水素または直鎖状もしくは分岐状のC
1〜C1 2アルキル、ベンジルまたはフェネチルであり;
そしてR6は、非置換か、あるいは1個またはそれ以上
のハロゲンもしくはOC1 − 6アルキルで置換された非極
性基であるが、ただしR5が水素のとき、R1、R2、R3
またはR4は、R6、OR6またはSR6であるの着色剤を
射出成形することを含む方法を提供する。
の方法で添加剤を用いることも、もちろん可能である。
された形で射出成形機に加えることができるか、または
個々の成分として同時に加えてもよい。成分を緊密に混
合する必要は実際にないので、所望であれば、予備混合
を、通常で単純な手段で実施することが有利である。2
種または3種以上の成分を予備混合し、ついでその予備
混合物に、他の個々の成分または同様の予備混合された
成分を、計量して合わせることも可能である。特に、マ
スターバッチを用いて、この場合、たとえば無色のプラ
スチックペレット、顔料を加えたプラスチックペレッ
ト、および式(I)の化合物で着色したペレットを一緒
に、または所望であれば添加剤の添加とともに、射出成
形機に同時に計量して加えてもよい。当業者は、本発明
のこの特に驚くべき利点から、生産性にかなりの利益が
可能なことを、ただちに理解するであろう。
高分子量有機材料のバルク着色にも用いられ、その例
は、他のプラスチック、コーティング材料および印刷イ
ンクである。
る。他は、公知の化合物ときわめて類似に製造できる。
る。それゆえ本発明は、さらに式(III):
たがいに独立して、水素、ハロゲン、R1 6、OR1 6また
はSR1 6であり;R1 5は、直鎖状もしくは分岐状のC1
〜C1 2アルキル、ベンジルまたはフェネチルであり;R
1 6は、非置換か、あるいはハロゲンまたはOC1 − 6アル
キルで置換された非極性基であり、R1 1、R1 2、R1 3お
よびR1 4の少なくとも1個は、R1 6、OR1 6またはSR
1 6である)の化合物を提供する。式(III)の化合物
は、着色剤として用いることができる。
ことなしに説明する(他に特定しないかぎり、百分率は
つねに重量による)。
iba Speciality Chemicals Inc.;19±1m2/g)1.
4g、下の表に特定された量の式(I)の化合物、およ
びStamilan(登録商標)9089U(HDPE/DSM)7
00gを、タンブル混合機で10分間、乾式混合した。
混合物を、単スクリュー押出し機によって、200℃で
押し出した。結果として得られたペレットを、射出成形
機によって240℃で加工して、寸法174×49×
2.5mmのパネルを得た。射出に続いて、パネルを水浴
中、90℃で30分間熱処理し、室温(〜23℃)で少
なくとも15時間貯蔵した。最後に、パネルを精密に測
定した。
Stamilan 9089Uで得られたものと同様であった。得られ
たパネルは、Irgazin DPP Red BO単独から得られたパネ
ルとは反対に、ほとんど完全にそりがなかった。
0.03gまたは0.04gを用いたほかは例1と同様
にして、同様に優れた結果を得た。
0.03gまたは0.04gを用いたほかは例2と同様
にして、同様に優れた結果を得た。
6−(p−tert−ブチルフェニル)ピロロ〔3,4−
c〕ピロールを、1,4−ジケト−2,5−ジヒドロ−
3,6−(p−クロロフェニル)ピロロ〔3,4−c〕
ピロールの代わりに用いたほかは、例1〜3と同様にし
て、同様に優れた結果を得た。
ドロ−3,6−(p−クロロフェニル)ピロロ〔3,4
−c〕ピロールの代わりに用いたほかは、例5、6と同
様にして、同様に優れた結果を得た。
用いたほかは、例13、14と同様にして、同様に優れ
た結果を得た。
にしたがって式(I)の化合物0.55gとともに、水
100mlおよびイソプロパノール25mlに、4時間かけ
て分散させた。生成物をろ過によって単離し、水で洗浄
し、80℃/3,000Paで乾燥し、そして最後に、例
1にしたがってポリエチレンと射出成形した。得られた
パネルは、そりがないものに近かった。
に用いたほかは、例17と同様にして、同様に優れた結
果を得た。
ドロ−3,6−(p−クロロフェニル)ピロロ〔3,4
−c〕ピロールの代わりに用いたほかは、例1〜3と同
様にして、同様に優れた結果を得た。
ドロ−3,6−(p−クロロフェニル)ピロロ〔3,4
−c〕ピロールの代わりに用いたほかは、例1〜3と同
様にして、同様に優れた結果を得た。
−ジ(4′−クロロフェニル)ピロロ〔3,4−c〕ピ
ロール1molを、あるいは1,4−ジケト−2−メチル
−5−ヒドロ−3,6−ジ(4′−クロロフェニル)ピ
ロロ〔3,4−c〕ピロール1モルを、ジメチルアセト
アミド1リットル中のn−ドデシルチオールカリウム2
モルと、130℃で5時間反応させた。下記の化学式の
化合物が得られた。
い、式(I)の化合物0.55gの代わりに0.89g
を用いたほかは例17と同様にして、同様に優れた結果
を得た。
Claims (10)
- 【請求項1】 部分的に結晶性のプラスチックのバルク
染色法であって、(A)下記式: 【化1】 のようにたがいに隣接するか、またはたがいに共役す
る、下記式: 【化2】 の基の少なくとも1個を含有する顔料;および(B)式
(I): 【化3】 (式中、 R1、R2、R3およびR4は、たがいに独立して、水素、
ハロゲン、R6、OR6またはSR6であり;R5は、水素
あるいは直鎖状もしくは分岐状のC1〜C1 2アルキル、
ベンジルまたはフェネチルであり;そしてR6は、非置
換か、あるいは1個もしくは2個以上のハロゲンまたは
OC1 − 6アルキルで置換された非極性基であるが、ただ
しR5が水素のとき、R1、R2、R3またはR4は、R6、
OR6またはSR6である)の着色剤を用いることを特徴
とする方法。 - 【請求項2】 (A)下記式: 【化4】 のようにたがいに隣接するか、またはたがいに共役す
る、下記式: 【化5】 の基の少なくとも1個を含有する顔料;および(B)式
(I): 【化6】 (式中、 R1、R2、R3およびR4は、たがいに独立して、水素、
ハロゲン、R6、OR6またはSR6であり;R5は、水素
あるいは直鎖状もしくは分岐状のC1〜C1 2アルキル、
ベンジルまたはフェネチルであり;そしてR6は、非置
換か、あるいは1個もしくは2個以上のハロゲンまたは
OC1 − 6アルキルで置換された非極性基であるが、ただ
しR5が水素のとき、R1、R2、R3またはR4は、R6、
OR6またはSR6である)の着色剤を含む組成物。 - 【請求項3】 (A)下記式: 【化7】 のようにたがいに隣接するか、またはたがいに共役す
る、下記式: 【化8】 の基の少なくとも1個を含有する顔料1種または2種以
上; (B)式(I)の着色剤1種または2種以上;および (C)所望であれば、無機の、白色、黒色および着色顔
料、別の有機着色顔料、ならびに式(Ia)および(I
b): 【化9】 (式中、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項2の式
(I)と同じ意味を有する)からなる群より選ばれる1
種または2種以上の着色剤から実質的になる着色剤組成
物である、請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 有機材料をさらに含み、顔料および他の
着色剤の合計量が、顔料、他の着色剤および有機材料の
全量を基準にして、0.01〜70重量%であり、顔料
の重量当たり、式(I)の着色剤の量が、0.001〜
9重量%、好ましくは0.01〜1重量%、特に好まし
くは0.2重量%までである、請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】 顔料の重量当たり、式(I)の着色剤の
量が、0.001〜9重量%、好ましくは0.01〜1
重量%、特に好ましくは0.2重量%までである、請求
項1記載の方法。 - 【請求項6】 部分的に結晶性のプラスチックまたは有
機材料が、エチレン、プロピレン、ブチレン、スチレン
および/またはジビニルベンゼンのホモポリマー、ある
いはブロックもしくはランダムコポリマーまたはターポ
リマー;ポリエステル;ポリアミドあるいは熱可塑性ア
イオノマーである、請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 顔料が、式(II): 【化10】 (式中、 R7、R8、R9およびR1 0は、たがいに独立して、水
素、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、C1〜C4アルキ
ルまたはフェニルである)の顔料である、請求項6記載
の方法。 - 【請求項8】 部分的に結晶性のプラスチックまたは有
機材料が、エチレン、プロピレン、ブチレン、スチレン
および/またはジビニルベンゼンのホモポリマー、ある
いはブロックもしくはランダムコポリマーまたはターポ
リマー;ポリエステル;ポリアミドあるいは熱可塑性ア
イオノマーである、請求項4記載の組成物。 - 【請求項9】 顔料が、式(II): 【化11】 (式中、 R7、R8、R9およびR1 0は、たがいに独立して、水
素、ハロゲン、シアノ、カルバモイル、C1〜C4アルキ
ルまたはフェニルである)の顔料である、請求項8記載
の組成物。 - 【請求項10】 式(III): 【化12】 (式中、 R1 1、R1 2、R1 3およびR1 4は、たがいに独立して、水
素、ハロゲン、R1 6、OR1 6またはSR1 6であり;R1 5
は、直鎖状もしくは分岐状のC1〜C1 2アルキル、ベン
ジルまたはフェネチルであり;R1 6は、非置換か、ある
いはハロゲンまたはOC1 − 6アルキルで置換された非極
性基であり、R1 1、R1 2、R1 3およびR1 4の少なくとも
1個が、R1 6、OR1 6またはSR1 6である)の化合物。
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