JPH11349098A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

飲料ディスペンサ

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JPH11349098A
JPH11349098A JP15289398A JP15289398A JPH11349098A JP H11349098 A JPH11349098 A JP H11349098A JP 15289398 A JP15289398 A JP 15289398A JP 15289398 A JP15289398 A JP 15289398A JP H11349098 A JPH11349098 A JP H11349098A
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JP
Japan
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beverage
beverage dispenser
cooling water
pipe
cooling pipe
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Application number
JP15289398A
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English (en)
Inventor
Kimitaka Maruyama
公孝 丸山
Eiichi Kurokawa
栄一 黒川
Sukehide Ito
祐英 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料ディスペンサにおいて、飲料導出経路の
内面への付着物の堆積を防止することにより、メンテナ
ンスが容易な飲料ディスペンサを提供する。 【解決手段】 本発明の飲料ディスペンサは、冷却水槽
2、飲料冷却管3及び抽出コック5などから構成され
る。冷却水槽2の中には冷却水12が貯えられる。飲料
冷却管3は冷却水槽2の中に浸漬され、外部の貯蔵容器
17から導出された飲料がその中を流れる。抽出コック
5は冷却水槽の周壁の外側に設けられ、飲料冷却管3の
開閉を行う。飲料は、飲料冷却管3内で冷却された後、
抽出コック5を介して外部へ供給される。本発明の飲料
ディスペンサにおいて、飲料冷却管3及び抽出コック5
の内部の飲料と接触する部分が、ガラスまたはホウロウ
により構成されている。好ましくは、これらの部分の表
面あらさ(Ra)を、0.3μm以下で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樽詰め生ビールあ
るいは清涼飲料水などの飲料を貯蔵容器から取り出して
冷却した後、グラス等の容器に分配する際に使用される
飲料ディスペンサに係り、特に、飲料の導出経路の内面
への堆積物の付着を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】樽詰め生ビール用の飲料ディスペンサで
は、生ビールの中に含まれている残留酵母が飲料の導出
配管あるいは抽出コックなどの飲料導出経路の内面に堆
積して、生ビールの味を変化させるという問題がある。
また、一般の清涼飲料水用の飲料ディスペンサでも、清
涼飲料水の成分が析出して飲料導出経路の内面に堆積
し、これにより、飲料の組成や抽出量の変動を招くとい
う問題がある。このため、従来、毎日1回、営業終了後
に飲料導出経路の内部を水などを用いて洗浄する作業が
行われている。
【0003】飲料ディスペンサの飲料導出経路の内部
を、毎日1回、洗浄することは、飲料ディスペンサのユ
ーザーにとって大きな負担となっている。また、不十分
な洗浄に起因する味の変化あるいは堆積物による閉塞な
どは、飲料製造業者やディスペンサメーカに対するクレ
ームとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
問題点に鑑み成されたもので、本発明の目的は、飲料デ
ィスペンサにおいて、飲料導出経路の内面への付着物の
堆積を防止することによって、メンテナンスが容易な飲
料ディスペンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料ディスペン
サは、冷媒が収容される冷媒槽と、冷媒槽の中に浸漬さ
れ、外部の貯蔵容器から導出された飲料がその中を流れ
る導出配管と、冷媒槽の周壁の外側に設けられ、この周
壁を貫通して前記導出配管の先端に接続され、前記導出
配管の開閉を行う開閉弁とを備え、前記貯蔵容器から導
出された飲料を前記導出配管内で冷却し、前記開閉弁を
介して外部へ供給する飲料ディスペンサにおいて、前記
導出配管の内面が、ガラスにより構成されていることを
特徴とする。
【0006】本発明の飲料ディスペンサによれば、前記
導出配管あるいはその少なくとも内面をガラスにより構
成することによって、飲料に含まれている酵母あるいは
その他の成分が、前記導出配管の内面に付着しにくくす
ることができる。その結果、前記導出配管の内部の洗浄
作業の頻度を、従来の場合と比べて大幅に減らすことが
できる。
【0007】好ましくは、前記導出配管の内面を、表面
あらさ(Ra:算術平均あらさ、JIS−B0601−
1994)0.3μm以下で形成する。更に好ましく
は、前記開閉弁の内部の飲料と接触する部分も、ガラス
またはホウロウにより構成し、これらの部分の表面を、
表面あらさ(Ra)0.3μm以下で形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく樽詰め生
ビール用の瞬間冷却式の飲料ディスペンサの構造の概要
を示す。図中、1は飲料ディスペンサ、17は生ビール
が貯えられた貯蔵容器、15は炭酸ガスボンベを表す。
【0009】飲料ディスペンサ1は、冷却水槽2(冷媒
槽)、飲料冷却管3(導出配管)及び抽出コック5(開
閉弁)などから構成される。冷却水槽2の周囲の壁は断
熱材4で構成され、冷却水槽2の中には冷却水12が貯
えられている。冷却水槽2の内部には内壁面に沿って蒸
発器10が配置され、蒸発器10は、冷却水槽2の下側
に配置された冷凍装置9に接続されている。冷却水12
は、蒸発器10によって冷却され、その一部が蒸発器1
0の周囲に凍結して氷13となる。
【0010】冷却水槽2の中央にはコイル状に形成され
た飲料冷却管3が配置され、冷却水12の中に浸漬され
ている。コイル状の飲料冷却管3の内側にはアジテータ
11が配置されている。アジテータ11は、冷却水12
を攪拌して飲料冷却管3の内部を流れる生ビールを効率
良く冷却するようになっている。
【0011】飲料冷却管3の下流側は、断熱材4を貫通
して抽出コック5に接続されている。飲料冷却管3の上
流側は、断熱材4を貫通して飲料ホース19の一端に接
続され、飲料ホース19の他端は、貯蔵容器17のディ
スペンスヘッド18に接続されている。ディスペンスヘ
ッド18には、更に、レギュレータ16を介して炭酸ガ
スボンベ15が接続され、貯蔵容器17の内部に炭酸ガ
スによる圧力が掛けられる。
【0012】上記の構成において、生ビールの抽出は下
記の様に行われる。飲料ディスペンサ1の抽出コック5
を開くと、炭酸ガスの圧力によって、貯蔵容器17内の
生ビールが、貯蔵容器17内に設けられているサイフォ
ンパイプ(図示せず)を通ってディスペンスヘッド18
から抽出され、飲料ホース19を通って、飲料冷却管3
の中へ導入される。生ビールは、飲料冷却管3の中を通
過する際、飲料冷却管3の外部の冷却水12との間接熱
交換によって冷却され、抽出コック5を介して、グラス
等の容器(図示せず)に分配される。
【0013】図2に、抽出コック5の拡大断面図を示
す。抽出コック5は、金属製の弁箱21及び弁座22、
金属製の弁体23、この弁体23のシート面に形成され
たゴム製のシート部24、弁箱21の先に形成されたプ
ラスチック製の抽出口25、及び弁体23を駆動する操
作杵26などから構成されている。
【0014】本発明の飲料ディスペンサでは、生ビール
が通過し接触する飲料導出経路の内、飲料冷却管3を硼
珪酸ガラスで製作し、その内面の表面あらさ(Ra;カ
ットオフ値=2.5mm、評価長さ=12.5mm)を
0.3μm以下に仕上げた。更に、抽出コック5の内、
シート部24を除く弁箱21、弁座22、弁体23及び
抽出口25の生ビールが通過し接触する面をホウロウで
被覆し、その表面を上記と同等の表面粗さに仕上げた。
【0015】飲料抽出経路の内面を上記の様に構成する
ことによって、酵母その他のビール構成物質、あるいは
それらの変性物や合性物の付着を効果的に防止すること
ができた。
【0016】(比較試験結果)本発明に基づく飲料ディ
スペンサにおいて使用される硼珪酸ガラス製の飲料冷却
管と、従来の飲料ディスペンサにおいて使用されている
SUS304製の飲料冷却管の比較を下記の条件で行っ
た。
【0017】上記の二種類の飲料冷却管を0℃の冷却水
中に浸漬し、これらの飲料冷却管の中に、それぞれ、生
ビールを一日の内、12時間運転(1分間運転/4分間
休止)、12時間休止の条件で流し、2箇月経過後に飲
料冷却管の内面への異物の付着状況を観察した。結果
を、下の表に示す。
【0018】 表.管の内面に付着した異物個数の測定結果 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 飲料冷却管の材料 付着異物個数/cm2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 硼珪酸ガラス管 0 SUS304管 110 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この様に、飲料冷却管に硼珪酸ガラスを使用することに
よって、飲料冷却管の内面への異物の付着が大幅に抑え
られることが確認された。
【0019】なお、飲料冷却管については、上記の例で
使用した、硼珪酸ガラスの他に、石英ガラス、ソーダ石
灰ガラスまたは鉛ガラスなどを使用することもできる。
また、破損防止のため、これらのガラス管の周囲を樹脂
などで被覆しても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明の飲料ディスペンサによれば、飲
料導出経路の内面への残留酵母あるいは飲料成分などの
付着が大幅に減少する。これにより、飲料導出経路の内
部の洗浄作業の頻度を減らすことができるので、飲料デ
ィスペンサのメンテナンスの手間が大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される、樽詰め生ビール用の飲料
ディスペンサの構成の概要を示す図。
【図2】飲料ディスペンサの抽出コック部分の拡大断面
図。
【符号の説明】
1・・・飲料ディスペンサ、2・・・冷却水槽(冷媒
槽)、3・・・飲料冷却管(導出配管)、4・・・断熱
材、5・・・抽出コック(開閉弁)、9・・・冷凍装
置、10・・・蒸発器、11・・・アジテータ、12・
・・冷却水(冷媒)、13・・・氷、15・・・炭酸ガ
スボンベ、16・・・レギュレータ、17・・・貯蔵容
器、18・・・ディスペンスヘッド、19・・・飲料ホ
ース、21・・・弁箱、22・・・弁座、23・・・弁
体、24・・・シート部、25・・・抽出口、26・・
・操作杵。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が収容される冷媒槽と、 冷媒槽の中に浸漬され、外部の貯蔵容器から導出された
    飲料がその中を流れる導出配管と、 冷媒槽の周壁の外側に設けられ、この周壁を貫通して前
    記導出配管の先端に接続され、前記導出配管の開閉を行
    う開閉弁とを備え、 前記貯蔵容器から導出された飲料を前記導出配管内で冷
    却し、前記開閉弁を介して外部へ供給する飲料ディスペ
    ンサにおいて、 前記導出配管の内面が、ガラスにより構成されているこ
    とを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 【請求項2】 前記導出配管の内面の表面あらさ(R
    a)が、0.3μm以下で形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
  3. 【請求項3】 前記開閉弁の内部の飲料と接触する部分
    が、ガラスにより構成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
  4. 【請求項4】 前記開閉弁の内部の飲料と接触する部分
    の表面が、表面あらさ(Ra)0.3μm以下で形成さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の飲料ディス
    ペンサ。
JP15289398A 1998-06-02 1998-06-02 飲料ディスペンサ Pending JPH11349098A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019059486A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 株式会社リード ビール注出コック
WO2019135301A1 (ja) * 2018-01-04 2019-07-11 アサヒビール株式会社 サーバーおよびダウンチューブ

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JP2019059486A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 株式会社リード ビール注出コック
WO2019135301A1 (ja) * 2018-01-04 2019-07-11 アサヒビール株式会社 サーバーおよびダウンチューブ
JP2019119492A (ja) * 2018-01-04 2019-07-22 アサヒビール株式会社 サーバーおよびダウンチューブ

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