JPH11349018A - 飲料用容器 - Google Patents

飲料用容器

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JPH11349018A
JPH11349018A JP10153130A JP15313098A JPH11349018A JP H11349018 A JPH11349018 A JP H11349018A JP 10153130 A JP10153130 A JP 10153130A JP 15313098 A JP15313098 A JP 15313098A JP H11349018 A JPH11349018 A JP H11349018A
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    • A47J41/0083—Accessories
    • A47J41/0088—Inserts; Devices attached to the stopper

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れ、飲み口部材にゴミ等が付着し
ない飲料用容器を提供する。 【解決手段】 保温機能を有する容器本体２の上部に装
着した飲み口部材３と、飲み口部材３に装着した被覆部
材４との間を止水構造とした。飲み口部材３は、容器本
体２の上部開口を覆う塞ぎ板３１に飲み口３４と空気口
３５とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温機能を有する
容器本体の上部に飲み口部材を装着した飲料用容器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、特開平７−２５１８５４号公報
に示される飲料用容器は、内容器と外容器との間に断熱
部を有する容器本体と、該容器本体の上部に着脱可能に
装着される飲み口部材とで構成され、該飲み口部材は、
容器本体の上部開口を覆う塞ぎ板と、該塞ぎ板を囲う周
壁とを有している。そして、周壁に口をつけて塞ぎ板に
形成された飲み口から容器内の飲料を飲むようにしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の構造
では、塞ぎ板に形成される飲み口と空気口が常時開口し
ているため、携帯時は常に容器を立てた状態にして持ち
運ばなければ容器内の飲料がこぼれ、携帯がしづらい。
また、飲み口部材がむきだしの状態であるからゴミ等が
付着しやすい。さらに、常時開口している飲み口と空気
口から空気等が自由に出入りすることと、飲み口部材が
断熱機能を有していないことより、飲料の保温維持が困
難である。
【０００４】本発明は、携帯性に優れ、飲み口部材にゴ
ミ等が付着せず、しかも、保温性能を向上させた飲料用
容器を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、内容器と外容
器との間に断熱部を有する容器本体と、該容器本体の上
部に着脱可能に装着される飲み口部材とで構成される飲
料用容器において、前記飲み口部材は、容器本体の上部
開口を覆う塞ぎ板に飲み口を有し、前記飲み口部材に被
覆部材を着脱可能に装着するとともに、飲み口部材と被
覆部材との間を止水構造としたことを特徴としている。
また、前記塞ぎ板が傾斜していること、及び前記被覆部
材が断熱機能を有していることが望ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づいてさらに詳細に説明する。図１及び図２は本発
明の第１実施形態例を示すもので、飲料用容器１は、断
熱構造の容器本体２と、該容器本体２の上部に着脱可能
に装着される飲み口部材３と、該飲み口部材３に着脱可
能に装着される被覆部材４とで構成されている。
【０００７】前記容器本体２は、金属製の内容器２１及
び金属製の外容器２２の上端同士を一体に接合したもの
で、両容器２１，２２間に真空断熱構造の断熱部２３を
有している。また、上端開口の内周に前記飲み口部材３
を螺着するネジ部２４を、その下方に段部２５をそれぞ
れ形成し、外容器２２の底部に底部材２６を取り付けて
いる。
【０００８】前記飲み口部材３は、容器本体２の上部開
口を覆う塞ぎ板３１と、該塞ぎ板３１を囲う周壁３２
と、該周壁３２の中間部よりやや上部に設けられて、容
器本体２の口縁から外容器２２の上部外周を覆うカバー
部材３３とを有している。前記塞ぎ板３１は、周壁３２
の軸線に対して傾斜して設けられ、低い側に飲み口３４
を、高い側に空気口３５を形成している。前記周壁３２
は、下部外周に前記ネジ部２４に螺合するネジ部３６を
形成し、上部内周に前記被覆部材４を螺着するネジ部３
７を、その下方に段部３８をそれぞれ形成し、下端外周
に前記段部２５に密着するパッキン３９を装着してい
る。
【０００９】前記被覆部材４は、上蓋部材４１と、前記
飲み口部材３の周壁３２内に挿入される栓体４２と、上
蓋部材４１と栓体４２の間に形成される隙部に内挿され
る発泡ウレタン製等の断熱材４３とを有している。前記
栓体４２は、上部外周に前記ネジ部３７に螺合するネジ
部４４を形成し、その下方に前記段部３８に密着するパ
ッキン４５を装着している。また、上蓋部材４１の外周
部４６は、前記飲み口部材３の周壁３２の上部外周を覆
っている。
【００１０】このように構成することにより、飲料を入
れた容器本体２に飲み口部材３を螺着し、さらに飲み口
部材３に被覆部材４を螺着することによって、飲み口部
材３のパッキン３９が容器本体２の段部２５に密着する
ととともに、被覆部材４のパッキン４５が飲み口部材３
の段部３８に密着するから、容器本体２と飲み口部材３
及び飲み口部材３と被覆部材４との間の止水構造によっ
て、飲料用容器１が倒れたり逆さになったりしても、飲
料が飲み口３４や空気口３５等の塞ぎ板３１の貫通孔か
らこぼれることがなく、携帯に便利である。また、塞ぎ
板３１の上面に飲料がでてきても、飲料用容器１を立て
れば、傾斜した塞ぎ板３１の低い位置にある飲み口３４
から容器本体２内に落下し、塞ぎ板３１の上面に残るこ
とはない。さらに、飲料時以外は飲み口部材３を被覆部
材４で覆うことができるので、被覆部材４によって口を
つける飲み口部材３にゴミ等が付着せず衛生的である。
しかも、被覆部材４が断熱機能を有しているから、容器
本体２内の飲料の温度を維持でき保温性能が高い。特に
被覆部材４の栓体４２の下面を塞ぎ板３１の上面近くに
配することにより、容器本体２の上部開口よりも下方ま
で断熱材４３を配することができるから、一層保温性が
優れたものとすることができる。
【００１１】図３は本発明の第２実施形態例を示すもの
である。本実施形態例において、前記第１実施形態例と
同一又は同様の要素には同一の符号を付して、その詳細
な説明を省略する。
【００１２】この形態例の飲料用容器１は、容器本体２
の外容器２２と一体感を有するように、被覆部材４の上
蓋部材４１の外周部４６を、第１実施形態例のそれより
も下方へ長く延出して外容器２２の胴部と連続するよう
に形成している。
【００１３】すなわち、容器本体２の外容器２２は、胴
部を中間部から上方へ向けて漸次小径にして、肩部に前
記外周部４６が外嵌する小径段部２７を、さらにその上
部をより小径の筒部２８とした形状を呈しており、筒部
２８外周に前記飲み口部材３を螺着するネジ部２４を形
成している。
【００１４】前記飲み口部材３は、カバー部材３３の内
周に前記ネジ部２４に螺合するネジ部３６を、カバー部
材３３上部の周壁３２外周に前記被覆部材４を螺着する
ネジ部３７をそれぞれ形成している。前記被覆部材４
は、上蓋部材４１の外周部４６の内面上部に前記ネジ部
３７に螺合するネジ部４４を形成している。前記上蓋部
材４１の外周部４６は、その外形を前記外容器２２の外
形に連続するように上方へ向けて漸次小径に形成してい
る。
【００１５】このように構成することにより、前記第１
実施形態例と同様の効果に加えて、外容器２２の胴部外
形と被覆部材４の外周部４６外形とが連続して、上方へ
向けて漸次小径となる凹凸のない流線形に形成できるか
ら意匠的に優れた形状とすることができる。
【００１６】図４は本発明の第３実施形態例を示すもの
である。本実施形態例において、前記第１及び第２実施
形態例と同一又は同様の要素には同一の符号を付して、
その詳細な説明を省略する。この形態例の飲料用容器１
は、飲み口部材３及び被覆部材４を覆うコップ５を備え
た構成である。
【００１７】前記容器本体２の外容器２２は、小径段部
２７の外周にコップ５を螺着するネジ部２９を形成して
いる。前記被覆部材４の上蓋部材４１の外周部４６は、
第１実施形態例と同様に飲み口部材３の周壁３２の上部
外周を覆っており、外周部４６の内面に前記ネジ部３７
に螺合するネジ部４４を形成している。
【００１８】前記コップ５は、胴部外形を前記外容器２
２の外形に連続するように上方へ向けて漸次小径に形成
するとともに、胴部内周に前記ネジ部２７に螺合するネ
ジ部５１を形成している。
【００１９】このように構成することにより、前記第１
実施形態例と同様の効果に加えて、飲料を飲み口３４か
らコップ５に注いで飲むことができる。また、コップ５
で飲み口部材３及び被覆部材４を隠蔽することができ、
さらに、外容器２２の胴部外形とコップ５の胴部外形と
が連続して、上方へ向けて漸次小径となる凹凸のない流
線形に形成できるから意匠的に優れた形状とすることが
できる。
【００２０】なお、上記各実施形態例では、金属製の容
器本体２で説明したが、これに限定されるものではな
く、合成樹脂、ガラス等の材質による容器本体でもよ
い。また、容器本体２の断熱部に真空断熱構造を、被覆
部材４の断熱材に発泡ウレタン等を用いたが、断熱手段
はこれらに限定されるものではなく、パーライト等の無
機化合物を充填したり、キセノン、クリプトン、アルゴ
ン等の低熱伝導率ガスを充填した断熱手段でもよい。さ
らに、傾斜して設けられた塞ぎ板３１の低い側に空気口
を、高い側に飲み口を形成してもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料用容
器は、保温機能を有する容器本体の上部に装着した飲み
口部材に、被覆部材を止水構造を介して装着したので、
止水性に優れ、飲料用容器がいかなる方向に向いても、
容器本体の上部開口を覆う飲み口部材の塞ぎ板に形成し
た飲み口等の貫通孔から飲料がこぼれることがなく、携
帯に便利である。また、飲料時以外は飲み口部材を被覆
部材で覆うことができるので、被覆部材によって口をつ
ける飲み口部材にゴミ等が付着せず衛生的である。さら
に、塞ぎ板の上面に飲料が漏れても、飲料用容器を立て
れば、傾斜した塞ぎ板の低い位置にある開口から容器本
体内に落下し、塞ぎ板の上面に残ることはない。しか
も、被覆部材が断熱機能を有しているから、容器内の飲
料の温度を維持でき保温性能が高い。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１実施形態例を示す飲料用容器の
一部断面図である。
【図２】 飲み口部材の平面図である。
【図３】 本発明の第２実施形態例を示す飲料用容器の
一部断面図である。
【図４】 本発明の第３実施形態例を示す飲料用容器の
要部の一部断面図である。
【符号の説明】
１…飲料用容器、２…容器本体、２１…内容器、２２…
外容器、２３…断熱部、３…飲み口部材、３１…塞ぎ
板、３４…飲み口、３５…空気口、４…被覆部材、４３
…断熱材、４５…パッキン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内容器と外容器との間に断熱部を有する
    容器本体と、該容器本体の上部に着脱可能に装着される
    飲み口部材とで構成される飲料用容器において、前記飲
    み口部材は、容器本体の上部開口を覆う塞ぎ板に飲み口
    を有し、前記飲み口部材に被覆部材を着脱可能に装着す
    るとともに、飲み口部材と被覆部材との間を止水構造と
    したことを特徴とする飲料用容器。
  2. 【請求項２】 前記塞ぎ板が傾斜していることを特徴と
    する請求項１記載の飲料用容器。
  3. 【請求項３】 前記被覆部材が断熱機能を有しているこ
    とを特徴とする請求項１又は２記載の飲料用容器。
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