JPH11348657A - ルームランプの取付構造 - Google Patents

ルームランプの取付構造

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JPH11348657A
JPH11348657A JP10157886A JP15788698A JPH11348657A JP H11348657 A JPH11348657 A JP H11348657A JP 10157886 A JP10157886 A JP 10157886A JP 15788698 A JP15788698 A JP 15788698A JP H11348657 A JPH11348657 A JP H11348657A
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ceiling
ceiling lining
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井内張りにルームランプを仮止め保持し、
天井内張りの車体への組付操作に合わせてルームランプ
の車体に対する装着位置の位置決めが可能で、保持剛性
も確保できるルームランプの取付構造を提供する。 【解決手段】 ルームランプ8は、各フック8f、8g
が天井内張り7の開口部7aに遊嵌された状態で係止保
持され、仮止め(サブアセンブリ)される。この状態で
ルームランプ8の各フック8f、8gをルームランプサ
ポートブラケット5の対応する各係止部5f、5gに係
合させて保持すると共に、ルームランプサポートブラケ
ット5の当接部(フランジ)5bと協働して天井内張り
7を挟持保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルームランプの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のルームランプの取付構造として
は、例えば、特開平6−65093号公報のように、外
周にフランジ状部を有し成形天井の下側からランプ取付
孔に挿入されるランプボデイの側部に、成形天井の裏面
側でブラケットの一端側の係止部を係合させて成形天井
を挟持し、他端側のクリップ部をルーフの内面側に取り
付けられたルーフボウの下側から当該ルーフボウの係合
孔に挿入させて係合支持するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ランプボデイのフランジ状部とランプボデイ
側部に係合されるブラケットの一側端である係止部とに
より成形天井を挟持する構造であるために、成形天井の
保持剛性が低いという問題がある。また、ランプボデイ
による成形天井の保持剛性が低いために取付時にこれら
両者間に横ずれが発生しやすく、成形天井の表皮に傷が
付きやすい。更に、ルーフボウにランプボデイを係止す
るためのブラケットを必要とし、部品点数が多くなる等
の問題もある。
【0004】このため、本発明は、天井内張りにルーム
ランプを仮止め保持し、天井内張りの車体への組付操作
に合わせてルームランプの車体に対する装着位置の位置
決めが可能で、保持剛性も確保できるようにしたルーム
ランプの取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1では、ルームランプは、各フック
が天井内張りに遊嵌された状態で当該天井内張りに係止
保持される。ルームランプは、天井内張りを車体に組み
付けると車体への装着位置が位置決めされる。この状態
でルームランプの各フックをルームランプサポートブラ
ケットに係合させる。ルームランプは、ルームランプサ
ポートブラケットに係合保持されると共に当該ルームラ
ンプサポートブラケットと協働して天井内張りを挟持
し、保持する。これによりルームランプサポートブラケ
ットに天井内張りとルームランプを簡単に取り付けるこ
とが可能となり、且つ保持剛性も確保できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。
【0007】図1は、本発明の実施形態としてルームラ
ンプの取付構造を適用した車両前部のルーフパネルへの
天井内張りの取付状態を示す断面図である。図1におい
て、ルーフパネル1は、前端のフランジ1aがルーフレ
ール2の前端のフランジ2aに溶着されており、ルーフ
レール2の後端のフランジ2bは、ループパネル1の裏
面に接着されている。ルーフパネル1のフランジ1aと
ルーフレール2のフランジ2aの溶着部にはウエザスト
リップ3を介してウインドシールドガラス4の上端が固
定されている。そして、ルーフレール2の後部の段差部
2cにルームランプサポートブラケット5の前端5cが
タッピングスクリュウ6により螺着固定されている。
【0008】ルームランプサポートブラケット5には、
成形天井内張り(以下「天井内張り」という)7を挟持
してルームランプ8が装着されている。周知のように成
形天井内張りは、表皮部材、パッド部材及び基材を積層
し、これを素材としてルーフ面に沿った形状に成形した
もので、サンバイザ、ルームミラー、アシストグリッ
プ、ルームランプ、ルーフコンソール等との共締めと、
端部での取付のみで保持し、接着剤を使用しない。
【0009】図2は、図1に示すルームランプサポート
ブラケット5とルームランプ8の組立斜視図を示す。ル
ームランプサポートブラケット5は、下方が開口するカ
ップ状をなし、収納部5aの開口端周縁には全周に亘り
天井内張り7への当接部としてのフランジ5bが設けら
れており、当該フランジ5bの前側部は、図1に示すよ
うに上方に略逆L形に折曲され、先端5cがルーフレー
ル2の段差部2cに螺着固定される。図2及び図3に示
すように収納部5aの前壁5d及び後壁5eには、係止
部5f、5f及び5g、5gが内方に略直角に切り起こ
し成形により形成されている。これらの係止部5f、5
gは、フランジ5bと段差hをなして設けられている。
このルームランプサポートブラケット5は、板金製とさ
れている。
【0010】図2及び図4に示すようにルームランプ8
は、本体部8aとレンズ8bから成り、本体部8aには
図示しないランプが収納されている。これらの本体部8
a及びレンズ8bは、樹脂部材により形成されている。
レンズ8bは、周縁部8cが全周に亘りフランジ状に張
り出し、端面8c’が本体部8a側に略直角に迫り上が
った形状をなしている。周縁部8cには、本体部8aの
前壁8d及び後壁8eから僅かに離隔してルームランプ
サポートブラケット5の前壁5d及び後壁5eに形成さ
れた係止部5f、5f及び5g、5gと係合可能なフッ
ク8f、8f及び8g、8gが突設されて一体に形成さ
れている。これらのフッ8f、8gは、樹脂部材で形成
されていることで脚部が湾曲可能とされている。また、
ルームランプ8は、フックを4箇所設けることで型構造
を簡素化することが出来る。
【0011】ルームランプ8は、本体部8a及び前後の
フック8f、8gがルームランプサポートブラケット5
の収納部5a内に収納され、且つフック8f、8gが対
応する係止部5f、5gと係合可能とされる。各フック
8f、8gは、周縁部8cの端面8c’から係止部8
f’、8g’までの高さ(距離)h’が天井内張り7の
厚みdよりも大きく、且つこの厚みdと係止部5f、5
gのフランジ5bからの高さhとの和(d+h)よりも
僅かに小さく(d<h’<d+h)、後述するように当
該天井内張り7を僅かに圧縮した状態でルームランプサ
ポートブラケット5の対応する係止部5f、5gと係合
可能とされている。
【0012】図4に示すように天井内張り7は、ルーム
ランプ8の取付孔7aが穿設されており、ルームランプ
8は、前後の各フック8f、8gを本体部8a側に僅か
に湾曲させた状態で本体部8a及び各フック8f、8g
が挿通可能とされている。これにより、ルームランプ8
は、天井内張り7に当該天井内張り7の厚み方向に隙間
を存して仮止め保持される。そして、ルームランプ8
は、天井内張り7の裏面に配線されているハーネス(図
示せず)に接続されてサブアセンブリされる。
【0013】天井内張り7は、前述したようにサンバイ
ザ、ルームミラー、アシストグリップ、ルーフコンソー
ル等によりルーフパネル1の内側に組み付けされ、図5
に示すようにルームランプ8は、ルームランプサポート
ブラケット5に対する位置決めがなされる。即ち、ルー
ムランプ8は、天井内張り7の車体への取り付け操作に
合わせて車体への装着位置が略自動的に位置決め設定さ
れる。
【0014】作業者は、この状態で天井内張り7の取付
孔7aの周縁部をルームランプサポートブラケット5の
フランジ5bに当接すると共に収納部5aにルームラン
プ8の本体部8a及び前後の各フック8f、8gを挿入
し、レンズ8bの周縁部8c近傍を押してフック8f、
8gを押し込む。このとき、ルームランプ8は、各フッ
ク8f、8gの先端が傾斜面とされていることで、各係
止部5f、5gの先端に略均等に当たりセンタリングさ
れる。また、ルームランプ8は、天井内張り7へのサブ
アセンブリを4個のフック8f、8f、8g、8gによ
り4箇所で行なわれているため、ルームランプサポート
ブラケット5への取付時におけるバランスがよい。ルー
ムランプ8が押し込まれるに伴いレンズ8bの周縁部8
cの端面8c’が天井内張り7の取付孔7aの周縁部を
僅かに圧縮する。
【0015】フック8f、8gは、傾斜面をなす先端が
係止部5f、5gの先端に当たると脚部が本体部8a側
に湾曲してこれら係止部5f、5gを乗り越え、次い
で、脚部が弾性により復帰し図6に示すように係止部8
f’、8g’が、係止部5f、5gと係合する。これに
より、ルームランプ8がルームランプサポートブラケッ
ト5に係合保持され、且つルームランプサポートブラケ
ット5との間に天井内張り7を僅かに圧縮した状態で挟
持する。
【0016】ルームランプ8は、周縁部8cの端面8
c’とルームランプサポートブラケット5のフランジ5
bとにより天井内張り7の取付孔7aの周縁部を全周に
亘り僅かに圧縮した状態で挟持することで、挟む力が発
生し支持剛性が高くなると共に、横ずれが防止され、天
井内張り7の表皮に傷が付くことが防止される。また、
ルームランプサポートブラケット5のフランジ5bと係
止部5f、5gとの間に段差hを設けることで、ルーム
ランプ8のフック8f、8gの脚部の長さを長くするこ
とができ、これにより脚部が撓みやすくなり、ルームラ
ンプサポートブラケット5への組付性が向上すると共
に、係止部8f’、8g’の係止部5f、5gへの引っ
掛かりを大きく取ることができ、装着後における脱落を
良好に防止することができる。
【0017】尚、上記実施例では、ルームランプサポー
トブラケット5の開口部に全周に亘りフランジ5bを設
けた場合について記述したが、必ずしも全周に亘り設け
る必要はなく、ルームランプ8のフック8f、8gと係
合する係止部5f、5gを設けた前壁5d、後壁5e側
に設けるだけでもよい。しかしながら、実施例のように
全周に亘りフランジ5bを設けることで、天井内張り7
の支持剛性をより向上させることができる。
【0018】図7は、ルームランプサポートブラケット
の他の実施例を示す。図7に示すようにルームランプサ
ポートブラケット9は、係止部9f、9gとフランジ9
bとの段差を無くして同一面に形成したものである。こ
のように係止部9f、9gとフランジ9bとの段差を無
くすことでルームランプサポートブラケット9の型構造
を簡素化することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ルームランプの各フッ
クを天井内張りに遊嵌させて係止保持した状態でルーム
ランプサポートブラケットに取り付け、ルームランプサ
ポートブラケットと協働して天井内張りを挟持保持する
ことにより、ルームランプサポートブラケットに天井内
張りとルームランプを簡単に取り付けることが可能とな
り、且つ保持剛性も確保できる。また、ルームランプ
は、天井内張りにフックを介して係止保持即ち、サブア
センブリされていることで、ルームランプサポートブラ
ケットへの取付時におけるバランスがよく、作業性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るルームランプの取付構造を適用し
た車両前部のルーフパネルへの天井内張りの取付状態を
示す断面図である。
【図2】図1に示すルームランプサポートブラケットと
ルームランプとの組立斜視図である。
【図3】図2に示すルームランプサポートブラケットの
矢線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】図2に示すルームランプの矢線IV−IVに沿う断
面図である。
【図5】図2に示すルームランプサポートブラケットに
天井内張りと共にルームランプを取り付ける説明図であ
る。
【図6】図5に示すルームランプサポートブラケットに
天井内張りと共にルームランプを取り付けた状態を示す
図である。
【図7】図2に示すルームランプサポートブラケットの
他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 5、9 ルームランプサポートブラケット 7 天井内張り 5b フランジ(当接部) 5f、5g 係止部 8 ルームランプ 8f、8g フック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられたルームランプサポート
    ブラケットに、ルームランプに設けた複数のフックを以
    て天井内張りに形成された開口部を介し係止させるよう
    にしたルームランプの取付構造であって、 前記複数のフックは、前記天井内張りの開口部に遊嵌状
    態となるように係止保持可能に形成されると共に、前記
    ルームランプサポートブラケットに前記複数のフックを
    係合させた状態においては前記ルームランプサポートブ
    ラケットに前記天井内張りを挟持可能に支持されること
    を特徴とするルームランプの取付構造。
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