JP2596841Y2 - ブロー成形によるモールディング - Google Patents

ブロー成形によるモールディング

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JP2596841Y2
JP2596841Y2 JP1992081703U JP8170392U JP2596841Y2 JP 2596841 Y2 JP2596841 Y2 JP 2596841Y2 JP 1992081703 U JP1992081703 U JP 1992081703U JP 8170392 U JP8170392 U JP 8170392U JP 2596841 Y2 JP2596841 Y2 JP 2596841Y2
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純三 鰐部
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Daihatsu Motor Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブロー成形されたモー
ルディング本体の裏面に位置決め用のボスが突設されて
いて、例えば両面テープを介して自動車ボディに装着さ
れるモールディングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、ブロー成形によるサイドモール
のボス21の部分の断面図である。このブロー成形によ
るサイドモールは、モール本体22の厚さ(T)が薄く
て、ボディに対する装着用のクリップをモール本体22
にインサート成形できない場合に使用される。このた
め、ブロー成形によるサイドモールにおいては、位置決
め用のボス21をモール本体22に一体成形し、自動車
ボディに設けられた位置決め孔に前記ボス21を嵌合さ
せて、このボディの側面には、両面テープを用いて装着
している。そして、この両面テープを使用する接着にお
いて、外径(D)に対してその高さ(H)を高くしない
と、ボディの位置決め孔を探して、これにボス21を嵌
合させる途中において、モール本体22の裏面に接着し
てある両面テープがボディに付いてしまって、ボディの
所定位置にモール本体22を巧く接着できない。よっ
て、ボス21の高さ(H)は、その外径(D)に対して
一定以上高くする必要がある。
【0003】ところが、ボス21は、ブロー成形によっ
てモール本体22と一体に成形されるために、このボス
21は、モール本体22におけるボス21の基端部の溶
融樹脂を引き伸ばす形となって成形されるために、他の
部分に比較して薄肉となる。よって、ボス21の高さ
(H)をその外径(D)に対して一定以上高くすると、
ボス21の先端部は、図10に示されるように、極端に
薄肉となってつぶれたり、或いは、図11に示されるよ
うに、孔があいたりして、ボスの機能を果たさなくな
る。従って、外径(D)に対して高さ(H)が一定以上
高いボスをブロー成形によって成形することは、困難で
あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、モールディ
ング本体に対するボスの成形位置の精度を保持して、外
径に対して高さが高い位置決め用のボスを有するモール
ディングをブロー成形によって支障なく成形することを
課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案の採用した手段は、ブロー成形されたモールデ
ィング本体の裏面に位置決め用のボスが一体に突設さ
れ、自動車のボディに設けられた位置決め孔に前記ボス
を嵌合させて、自動車のボディの上記部分に固着手段を
介してモールディング本体を装着する構造のモールディ
ングにおいて、モールディング本体に一体成形される一
体ボス部と、該一体ボス部の先端面に装着される補助ボ
ス体とで前記ボスを構成したことである。
【0006】
【考案の作用】本考案によれば、モールディング本体に
一体成形される一体ボス部の高さを必要高さよりも低く
できるために、この一体ボス部は支障なくブロー成形さ
れ、この一体ボス部の先端面に別体の補助ボス体を装着
して、必要高さのボスが形成されるために、ボスの高さ
を自由に設定できる。また、一体ボス部と補助ボス体と
を、該一体ボス部の先端面に設けられた係合部によって
係合させた場合には、自動車ボディに対する装着時にお
いて、一体ボス部と補助ボス体との各中心が合致し易く
なると同時に、自動車ボディの位置決め孔にボスを挿入
する際において、一体ボス部と補助ボス体との接合部
が、前記位置決め孔の周縁部に引っ掛かることなく、ス
ムーズに挿入可能となる。
【0007】
【実施例】以下、自動車のボディ側面に装着されるサイ
ドモールを例に挙げて、本考案を更に詳細に説明する。
本考案に係るサイドモールMは、図1に示されるよう
に、自動車Cのボディの側面の最も突出した部分に水平
となって装着される。図2は、本考案に係るサイドモー
ルMの背面図であり、図3は、同じく平面図であり、図
4は、サイドモールMのボス6の部分の分解斜視図であ
り、図5は、同様の部分の横断面図であり、図6は、同
様の部分の縦断面図である。図2ないし図6において、
モール本体1はブロー成形されて内部が中空となってお
り、その横断面は、厚さの薄い割円状をしている。モー
ル本体1の長手方向の両端部の裏面には、必要高さ
(H)よりも低い高さ(H’)を有する断面円形の一体
ボス部2が突設されている。この一体ボス部2は、モー
ル本体1のブロー成形時においてこれと一体に成形され
て、その先端面に円形の凹部3を設けることにより、一
体ボス部2の先端面の周縁部2aの断面が円弧状となる
ように、この周縁部に丸みを持たせて、エッジ状となる
のを防止している。一体ボス部2の高さ(H’)は、ボ
スとしての必要高さ(H)よりも低いために、この一体
ボス部2の肉厚は、モール本体1のそれと比較して著し
く薄くなったり、先端部が破れたりせずに、支障なく成
形される。補助ボス体4は、短円柱体の先端部をテーパ
ー状にした形状であって、その外径は、前記一体ボス部
2のそれよりも僅かに小さい。そして、モール本体1の
長手方向の両端部に突設された一体ボス部2の凹部3に
両面テープ5を介して補助ボス体4が接着され、一体ボ
ス部2と補助ボス体4とによって、必要高さ(H)を有
するボス6が形成される。一体ボス部2と補助ボス体4
を接着している両面テープ5は、円形の前記凹部3に入
り込んでいるために、両者の接着時において、一体ボス
部2と補助ボス体4との各中心を合致させ易くなって、
ボス6を後述の位置決め孔9に挿入する際において、一
体ボス部2と補助ボス体4との接合部分が前記位置決め
孔9の周縁部に引っ掛かるようなことがなくなって、そ
の挿入をスムーズに行える。
【0008】そして、このサイドモールMを自動車のボ
ディの側面に装着するには、図5に示されるように、モ
ール本体1の裏面に両面テープ7を貼り付けておいて、
ボディを構成する板金8に形成された位置決め孔9に、
モール本体1に突設されたボス6を挿入して、ボディに
対するモール本体1の位置決めを行っておいて、このモ
ール本体1をボディに押し付けると、両面テープ7を介
してモール本体1がボディの板金8に接着されて、所定
位置に装着される。ここで、モール本体1に突設された
一体ボス部2の先端面の周縁部2aは、丸みを有してい
るために、この一体ボス部2に対する補助ボス体4の接
着位置が多少ずれても、この一体ボス部2は、ボディの
位置決め孔9に支障なく挿入される利点がある。また、
一体ボス部2は、ブロー成形時において、モール本体1
に一体成形されるために、モール本体1に対する一体ボ
ス部2の成形位置の精度が高まる。その結果、自動車の
ボディ側面にサイドモールMを装着した場合には、その
装着位置の精度が高まる。
【0009】図7及び図8に、本考案の別の実施例が示
されている。図7に示されるサイドモールは、モール本
体1に突設された一体ボス部2の先端面に、該一体ボス
部2の外径よりも小さいな外径の嵌合突起体11が突設
されている。この嵌合突起体11は、ブロー成形時にお
いてモール本体1及び一体ボス部2と一緒に成形され
る。先端部がテーパー状に形成された短円柱状の補助ボ
ス体4’の基端面には、嵌合凹部12が形成されてい
て、補助ボス体4’の嵌合凹部12に一体ボス部2の嵌
合突起体11の先端部のみを嵌合させると共に、両者の
間に両面テープ5を介装させて、嵌合構造と両面テープ
5との双方によって、一体ボス部2の先端面に補助ボス
体4’が接着されて、必要高さ(H)を有するボス6が
形成されている。また、図8に示されるサイドモール
は、モール本体1に突設された一体ボス部2の先端面に
嵌合突起体11’が突設され、補助ボス体4”の基端面
に設けられた嵌合凹部12’に前記嵌合突起体11’の
ほぼ全部を嵌合させると共に、両者の間に接着剤13が
介装され、嵌合構造と接着剤13との併用によって、一
体ボス部2の先端面に補助ボス体4”を接着して、必要
高さ(H)を有するボス6が構成されている。いずれの
実施例においても、一体ボス部2の先端面に突設された
嵌合突起体11,11’と、補助ボス体4’,4”の基
端部に設けられた嵌合凹部12,12’とが互いに嵌合
する構造であるために、接着時においては、一体ボス部
2と、補助ボス体4’,4”の各中心が合致した状態
で、両者を接着できて、自動車ボディへの装着時におい
て、一体ボス部2と、補助ボス体4’,4”との接合部
分が位置決め孔9の周縁部に引っ掛からなくなって、該
位置決め孔9にボス6をスムーズに挿入できる。
【0010】
【考案の効果】本考案は、ブロー成形によるモールディ
ングにおいて、モールディング本体に一体成形される一
体ボス部と、該一体ボス部の先端面に装着される別体の
補助ボス体とによってボスを形成した構成であって、一
体ボス部の高さを必要高さよりも低くできるために、こ
の一体ボス部は支障なくブロー成形され、この一体ボス
部の先端面に別体の補助ボス体を装着して、必要高さの
ボスが形成されるために、ボスの高さを自由に設定でき
る。このように、モールディング本体に一体成形される
一体ボス部の成形位置の精度が高まるために、自動車ボ
ディに対するモー ルディングの装着位置の精度が高ま
る。この結果、一体ボス部を有することにより、自動車
ボディに対する装着位置の精度が高く、しかも補助ボス
体によってボスの必要高さが確保されることにより、作
業性も良好なモールディングをブロー成形によって成形
可能となる
【0011】また、一体ボス部と補助ボス体とを、該一
体ボス部の先端面に設けられた係合部によって係合させ
た場合には、一体ボス部に対する補助ボス体の装着時
は、両者の各中心が大きくずれない利点を有し、一体ボ
ス部に補助ボス体を装着した後においては、自動車ボデ
ィの位置決め孔にボスを挿入する際において、一体ボス
部と補助ボス体との接合部分が、前記位置決め孔の周縁
部に引っ掛かることなく、前記位置決め孔にボスをスム
ーズに挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサイドモールMを装着した自動車
Cの側面図である。
【図2】本考案に係るサイドモールMの背面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】本考案に係るサイドモールMのボス6の部分の
分解斜視図である。
【図5】同じくボス6の部分の横断面図である。
【図6】同じくボス6の部分の縦断面図である。
【図7】本考案の他の実施例のボス6の部分の縦断面図
である。
【図8】本考案の更に他の実施例のボス6の部分の断面
図である。
【図9】ブロー成形によるサイドモールのボスの部分の
横断面図である。
【図10】ブロー成形によるサイドモールのボスの先端
部が薄肉となったことを示す縦断面図である。
【図11】ブロー成形によるサイドモールのボスの先端
部に孔があいたことを示す縦断面図である。
【符号の説明】
M:サイドモール(モールディング) 1:モール本体(モールディング本体) 2:一体ボス部 3:一体ボス部の凹部(係合部) 4,4’,4”:補助ボス体 5:両面テープ(装着手段) 6:ボス 11,11’:一体ボス部の嵌合突起体(係合部) 13:接着剤(装着手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/04 B29C 49/42

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形されたモールディング本体の
    裏面に位置決め用のボスが一体に突設され、自動車のボ
    ディに設けられた位置決め孔に前記ボスを嵌合させて、
    自動車のボディの上記部分に固着手段を介してモールデ
    ィング本体を装着する構造のモールディングにおいて、 前記ボスは、モールディング本体に一体成形される一体
    ボス部と、該一体ボス部の先端面に装着される別体の補
    助ボス体とで構成されることを特徴とするブロー成形に
    よるモールディング。
  2. 【請求項2】 前記一体ボス部の先端面に設けられた係
    合部に、別体の補助ボス体が係合されていることを特徴
    とする請求項1に記載のブロー成形によるモールディン
    グ。
  3. 【請求項3】 一体ボス部の先端面の係合部は、当該先
    端面に形成された凹部であることを特徴とする請求項2
    に記載のブロー成形によるモールディング。
  4. 【請求項4】 一体ボス部の先端面の係合部は、当該先
    端面に突設された嵌合突起体で構成されていることを特
    徴とする請求項2に記載のブロー成形によるモールディ
    ング。
  5. 【請求項5】 一体ボス部の先端面に対する補助ボス体
    の装着手段は、両面接着テープであることを特徴とする
    請求項1に記載のブロー成形によるモールディング。
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