JPH0639618U - ブロー成形によるサイドモール - Google Patents

ブロー成形によるサイドモール

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JPH0639618U
JPH0639618U JP8170392U JP8170392U JPH0639618U JP H0639618 U JPH0639618 U JP H0639618U JP 8170392 U JP8170392 U JP 8170392U JP 8170392 U JP8170392 U JP 8170392U JP H0639618 U JPH0639618 U JP H0639618U
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JP
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blow
integral
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JP8170392U
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純三 鰐部
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Tokai Kogyo Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外径に対して高さの高い位置決め用のボスを有
するサイドモールをブロー成形によって支障なく成形す
ることである。 【構成】ブロー成形によりモール本体1に形成される一
体ボス部2の高さ(H')を必要高さ(H)よりも低くし
て、この一体ボス部2の先端面に別体の補助ボス体4を
両面テープ5によって接着して、必要高さ(H)を有す
るボス6を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブロー成形されたモール本体の裏面に位置決め用のボスが突設され ていて、両面テープを介して自動車ボディの側面に装着する構造のサイドモール に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、ブロー成形によるサイドモールのボス21の部分の断面図である。 このブロー成形によるサイドモールは、モール本体22の厚さ(T)が薄くて、 ボディに対する装着用のクリップをモール本体22にインサート成形できない場 合に使用される。このため、ブロー成形によるサイドモールにおいては、位置決 め用のボス21をモール本体22に一体成形し、自動車ボディに設けられた位置 決め孔に前記ボス21を嵌合させて、このボディの側面には、両面テープを用い て装着している。そして、この両面テープを使用する接着において、外径(D) に対してその高さ(H)を高くしないと、ボディの位置決め孔を探して、これに ボス21を嵌合させる途中において、モール本体22の裏面に接着してある両面 テープがボディに付いてしまって、ボディの所定位置にモール本体22を巧く接 着できない。よって、ボス21の高さ(H)は、その外径(D)に対して一定以 上高くする必要がある。
【0003】 ところが、ボス21は、ブロー成形によってモール本体22と一体に成形され るために、このボス21は、モール本体22におけるボス21の基端部の溶融樹 脂を引き伸ばす形となって成形されるために、他の部分に比較して薄肉となる。 よって、ボス21の高さ(H)をその外径(D)に対して一定以上高くすると、 ボス21の先端部は、図13に示されるように、極端に薄肉となってつぶれたり 、或いは、図14に示されるように、孔があいたりして、ボスの機能を果たさな くなる。従って、外径(D)に対して高さ(H)が一定以上高いボスをブロー成 形によって成形することは、困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、外径に対して高さの高い位置決め用のボスを有するサイドモールを ブロー成形によって支障なく成形することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案の採用した第1の手段は、ブロー成形により モール本体に一体成形される一体ボス部の高さを必要高さよりも低く成形して、 該一体ボス部の先端面に別体の補助ボス体を接着してボスを形成したことであり 、その第2の手段は、ブロー成形時において、モール本体の裏面のボス装着予定 部に浅い嵌合凹部を形成して、必要高さを有する別体のボス体を前記嵌合凹部に 嵌合接着してボスを形成したことである。
【0006】
【考案の作用】
第1の手段によれば、モール本体に一体成形される一体ボス部の高さを必要高 さよりも低くできるために、この一体ボス部は支障なくブロー成形され、この一 体ボス部の先端面に別体の補助ボス体を接着してボスが形成されるために、ボス の高さを自由に設定できる。また、第2の手段では、モール本体のブロー成形時 においては、ボスの部分は全く成形せずに、別体のボス体を嵌合接着するための 嵌合凹部のみを成形して、この嵌合凹部に別体のボス体を嵌合接着してボスを形 成するために、ボスの高さを自由に設定できる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本考案を更に詳細に説明する。本考案に係るサイドモー ルMは、図1に示されるように、自動車Cのボディの側面の最も突出した部分に 水平となって装着される。図2は、請求項1に記載の考案に係るサイドモールM の背面図であり、図3は、同じく平面図であり、図4は、サイドモールMのボス 6の部分の分解斜視図であり、図5は、同様の部分の横断面図であり、図6は、 同様の部分の縦断面図である。図2ないし図6において、モール本体1はブロー 成形されて内部が中空となっており、その横断面は、厚さの薄い割円状をしてい る。モール本体1の長手方向の両端部の裏面には、必要高さ(H)よりも低い高 さ(H')を有する断面円形の一体ボス部2が突設されている。この一体ボス部2 は、モール本体1のブロー成形時においてこれと一体に成形されて、その先端面 に円形の凹部3を設けることにより、一体ボス部2の先端面の周縁部2aの断面 が円弧状となるように、この周縁部に丸みを持たせて、エッジ状となるのを防止 している。一体ボス部2の高さ(H')は、ボスとしての必要高さ(H)よりも低 いために、この一体ボス部2の肉厚は、モール本体1のそれと比較して著しく薄 くなったり、先端部が破れたりせずに、支障なく成形される。補助ボス体4は、 短円柱体の先端部をテーパー状にした形状であって、その外径は、前記一体ボス 部2のそれよりも僅かに小さい。そして、モール本体1の長手方向の両端部に突 設された一体ボス部2の凹部3に両面テープ5を介して補助ボス体4が接着され 、一体ボス部2と補助ボス体4とによって、必要高さ(H)を有するボス6が形 成される。
【0008】 そして、このサイドモールMを自動車のボディの側面に装着するには、図5に 示されるように、モール本体1の裏面に両面テープ7を貼り付けておいて、ボデ ィを構成する板金8に形成された位置決め孔9に、モール本体1に突設されたボ ス6を挿入して、ボディに対するモール本体1の位置決めを行っておいて、この モール本体1をボディに押し付けると、両面テープ7を介してモール本体1がボ ディの板金8に接着されて、所定位置に装着される。ここで、モール本体1に突 設された一体ボス部2の先端面の周縁部2aは、丸みを有しているために、この 一体ボス部2に対する補助ボス体4の接着位置が多少ずれても、この一体ボス部 2は、ボディの位置決め孔9に支障なく挿入される利点がある。
【0009】 図7及び図8に、請求項1に記載の考案の別の実施例が示されている。図7に 示されるサイドモールは、モール本体1に突設された一体ボス部2の先端面に、 該一体ボス部2の外径よりも小さいな外径の嵌合突起体11が突設されている。 この嵌合突起体11は、ブロー成形時においてモール本体1及び一体ボス部2と 一緒に成形される。先端部がテーパー状に形成された短円柱状の補助ボス体4’ の基端面には、嵌合凹部12が形成されていて、補助ボス体4’の嵌合凹部12 に一体ボス部2の嵌合突起体11の先端部のみを嵌合させると共に、両者の間に 両面テープ5を介装させて、嵌合構造と両面テープ5との双方によって、一体ボ ス部2の先端面に補助ボス体4’が接着されて、必要高さ(H)を有するボス6 が形成されている。また、図8に示されるサイドモールは、モール本体1に突設 された一体ボス部2の先端面に嵌合突起体11’が突設され、補助ボス体4”の 基端面に設けられた嵌合凹部12’に前記嵌合突起体11’のほぼ全部を嵌合さ せると共に、両者の間に接着剤13が介装され、嵌合構造と接着剤13との併用 によって、一体ボス部2の先端面に補助ボス体4”を接着して、必要高さ(H) を有するボス6が構成されている。
【0010】 図9及び図10に、請求項2に記載の考案の実施例が示されている。モール本 体1のブロー成形時において、このモール本体1の裏面のボス装着予定部に円形 の浅い嵌合凹部14を形成して、別体のボス体15の基端部を前記嵌合凹部14 に嵌合すると共に、この嵌合凹部14の底面に両面テープ5を介してボス体15 を固着して、必要高さ(H)を有するボス6をモール本体1の裏面に設けている 。図11に示される別例は、モール本体1の嵌合凹部14の底面にボス体15を 接着剤13によって固着しているものである。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、ブロー成形によりモール本体に一体成形される一体ボス部の高さを 必要高さよりも低く成形して、該一体ボス部の先端面に別体の補助ボス体を接着 してボスを形成したり、或いはブロー成形時において、モール本体の裏面のボス 装着予定部に浅い嵌合凹部を形成して、必要高さを有する別体のボス体を前記嵌 合凹部に嵌合接着してボスを形成する構成であって、ボス全体をブロー成形して いないので、ボスの先端部が薄くなったり、破れたりすることなく、外径に比較 して高さの高いボスをモール本体に形成できると共に、このボスの高さを自由に 設定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサイドモールMを装着した自動車
Cの側面図である。
【図2】本考案に係るサイドモールMの背面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】請求項1に記載の考案に係るサイドモールMの
ボスの部分の分解斜視図である。
【図5】同じくボスの部分の横断面図である。
【図6】同じくボスの部分の縦断面図である。
【図7】請求項1に記載の考案の他の実施例のボスの部
分の縦断面図である。
【図8】請求項1に記載の考案の更に他の実施例のボス
の部分の断面図である。
【図9】請求項2に記載の考案に係るサイドモールMの
ボスの部分の分解斜視図である。
【図10】同じくボスの部分の縦断面図である。
【図11】請求項2に記載の考案の他の実施例のボスの
部分の縦断面図である。
【図12】ブロー成形によるサイドモールのボスの部分
の横断面図である。
【図13】ブロー成形によるサイドモールのボスの先端
部が薄肉となったことを示す縦断面図である。
【図14】ブロー成形によるサイドモールのボスの先端
部に孔があいたことを示す縦断面図である。
【符号の説明】
M:サイドモール 1:モール本体 2:一体ボス部 4,4',4" :補助ボス体 5:両面テープ 6:ボス 13:接着剤 14:嵌合凹部 15:ボス体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形されたモール本体の裏面に位
    置決め用のボスが一体に突設され、自動車のボディの側
    面の最も突出した部分に設けられた位置決め孔に前記ボ
    スを嵌合させて、自動車のボディの上記部分に両面テー
    プを介してモール本体を装着する構造のサイドモールに
    おいて、モール本体に一体成形される一体ボス部の高さ
    を必要高さよりも低く成形して、該一体ボス部の先端面
    に別体の補助ボス体を接着してボスを形成したことを特
    徴とするブロー成形によるサイドモール。
  2. 【請求項2】 ブロー成形されたモール本体の裏面に位
    置決め用のボスが突設され、自動車のボディの側面の最
    も突出した部分に設けられた位置決め孔に前記ボスを嵌
    合させて、自動車のボディの上記部分に両面テープを介
    してモール本体を装着する構造のサイドモールにおい
    て、モール本体の裏面のボス装着予定部に浅い嵌合凹部
    を形成して、必要高さを有する別体のボス体を前記嵌合
    凹部に嵌合接着してボスを形成したことを特徴とするブ
    ロー成形によるサイドモール。
JP1992081703U 1992-10-30 1992-10-30 ブロー成形によるモールディング Expired - Fee Related JP2596841Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019172187A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 しげる工業株式会社 部品接合方法、車両外装品およびルーフスポイラのサイド部とその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920630A (ja) * 1982-07-28 1984-02-02 Hashimoto Forming Co Ltd モ−ルデイングの製造方法
JPH04252751A (ja) * 1991-01-30 1992-09-08 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用外装成形品

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