JPH11347891A - 成形機スケジューリング装置 - Google Patents

成形機スケジューリング装置

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JPH11347891A
JPH11347891A JP16069998A JP16069998A JPH11347891A JP H11347891 A JPH11347891 A JP H11347891A JP 16069998 A JP16069998 A JP 16069998A JP 16069998 A JP16069998 A JP 16069998A JP H11347891 A JPH11347891 A JP H11347891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding machine
process plan
molding
scheduled
setup
Prior art date
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Pending
Application number
JP16069998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Kaneda
康寿 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計画量以上の製品を生産することがなくな
り、不必要な在庫を持つことをなくすことができるよう
にする。 【解決手段】 実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の
成形機7の段取予定時間帯が重なることが判明した場合
に、工程計画立案部3が自動的に工程計画4の再立案を
行い、成形機コントロール部6が修正された工程計画4
に基づき、段取予定時間帯が重なった一方の成形機7の
成形速度を遅くすることにより、段取予定時間帯が重な
らないよう成形機7の成形速度を自動的に調整するよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、成形機スケジュ
ーリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数台の成形機を用いて多数の製品を成
形する場合、各成形機ごとに、生産する製品を切替える
ために、金型などを交換する段取り替え(あるいは段取
作業)が行われる。
【0003】そこで、各成形機における段取開始時刻と
段取時間を工程計画から得て、段取り予定時間帯をチェ
ックしているが、段取予定時間帯の重なりが予想される
時には、段取作業に必要な人員を確保するために、段取
予定時間帯が遅い方の成形機の段取り開始時刻を、それ
に先立つ成形機の段取作業完了時点まで順次遅延させて
段取予定時間帯の重なりを回避する必要があった。
【0004】そのため、従来は、遅い方の成形機の成形
動作を、段取作業が遅延している間、当所計画時間を越
えてそのままの成形速度で続行させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の手段では、遅い方の成形機の成形動作を、段
取作業が遅延している間、当所計画時間を越えてそのま
まの成形速度で続行させていたので、計画量以上の製品
を生産することとなり、不必要な在庫を持つという問題
があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、計画量以上の製品を生産することがなくなり、
不必要な在庫を持つことをなくすことのできる成形機ス
ケジューリング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、受注情報を受取り
格納するオーダ受信部と、オーダ受信部からの受注情報
に基づき納期制約、設備制約、段取制約、工程進渉など
の各種の制約条件を考慮しながら複数台の成形機の段取
り予定時間帯が重ならないように工程計画を立案する工
程計画立案部と、工程計画立案部からの工程計画のデー
タに基づき複数台の成形機へ制御指令を送って工程計画
通りに各成形機をコントロールする成形機コントロール
部とを備えた成形機スケジューリング装置において、実
際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成形機の段取予定
時間帯が重なることが判明した場合に、工程計画立案部
が自動的に工程計画の再立案を行い、成形機コントロー
ル部が修正された工程計画に基づき、段取予定時間帯が
重なった一方の成形機の成形速度を遅くすることによ
り、段取予定時間帯が重ならないよう成形機の成形速度
を自動的に調整するようにしたことを特徴としている。
【0008】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成
形機の段取予定時間帯が重なることが判明した場合に、
工程計画立案部が自動的に工程計画の再立案を行い、成
形機コントロール部が修正された工程計画に基づき、段
取予定時間帯が重なった一方の成形機の成形速度を遅く
することにより、段取予定時間帯が重ならないよう成形
機の成形速度を自動的に調整するようにしているので、
計画量以上の製品を生産することがなくなり、不必要な
在庫を持つことをなくすことができる。
【0009】上記課題を解決するために、請求項2に記
載された発明では、受注情報を受取り格納するオーダ受
信部と、オーダ受信部からの受注情報に基づき納期制
約、設備制約、段取制約、工程進渉などの各種の制約条
件を考慮しながら複数台の成形機の段取り予定時間帯が
重ならないように工程計画を立案する工程計画立案部
と、工程計画立案部からの工程計画のデータに基づき複
数台の成形機へ制御指令を送って工程計画通りに各成形
機をコントロールする成形機コントロール部とを備えた
成形機スケジューリング装置において、実際に作業進渉
遅れが発生し、複数台の成形機の段取予定時間帯が重な
ることが判明した場合に、工程計画立案部が自動的に工
程計画の再立案を行い、成形機コントロール部が修正さ
れた工程計画に基づき、段取予定時間帯が重なった一方
の成形機の成形速度を速くすることにより、段取予定時
間帯が重ならないよう成形機の成形速度を自動的に調整
するようにしたことを特徴としている。
【0010】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成
形機の段取予定時間帯が重なることが判明した場合に、
工程計画立案部が自動的に工程計画の再立案を行い、成
形機コントロール部が修正された工程計画に基づき、段
取予定時間帯が重なった一方の成形機の成形速度を速く
することにより、段取予定時間帯が重ならないよう成形
機の成形速度を自動的に調整するようにしているので、
計画量以上の製品を生産することがなくなり、不必要な
在庫を持つことをなくすことができる。
【0011】上記課題を解決するために、請求項3に記
載された発明では、受注情報を受取り格納するオーダ受
信部と、オーダ受信部からの受注情報に基づき納期制
約、設備制約、段取制約、工程進渉などの各種の制約条
件を考慮しながら複数台の成形機の段取り予定時間帯が
重ならないように工程計画を立案する工程計画立案部
と、工程計画立案部からの工程計画のデータに基づき複
数台の成形機へ制御指令を送って工程計画通りに各成形
機をコントロールする成形機コントロール部とを備えた
成形機スケジューリング装置において、実際に作業進渉
遅れが発生し、複数台の成形機の段取予定時間帯が重な
ることが判明した場合に、工程計画立案部が納期を考慮
して最小限必要な数量またはそれ以上に生産量が変更さ
れるよう自動的に工程計画の再立案を行い、成形機コン
トロール部が修正された工程計画に基づき、段取予定時
間帯が重なった一方の成形機の生産量を変更させること
により、段取予定時間帯が重ならないよう自動的に調整
するようにしたことを特徴としている。
【0012】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成
形機の段取予定時間帯が重なることが判明した場合に、
工程計画立案部が納期を考慮して最小限必要な数量また
はそれ以上に生産量が変更されるよう自動的に工程計画
の再立案を行い、成形機コントロール部が修正された工
程計画に基づき、段取予定時間帯が重なった一方の成形
機の生産量を変更させることにより、段取予定時間帯が
重ならないよう自動的に調整するようにしているので、
計画量以上の製品を生産することがなくなり、不必要な
在庫を持つことをなくすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0014】図1〜図5は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0015】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のものでは、図1に示すように、外部からの受注情報
1を受取り格納するオーダ受信部2と、オーダ受信部2
からの受注情報1に基づき各種の制約条件を考慮しなが
ら複数台の成形機7(なお、成形機7を個別に示す場合
には成形機1,2,…mという)の段取り予定時間帯が
重ならないように工程計画4を立案(スケジューリン
グ)する工程計画立案部3と、工程計画立案部3からの
工程計画4を表示する表示部5と、工程計画立案部3か
らの工程計画4のデータに基づき複数台の成形機7へ制
御指令8を送って工程計画4通りに各成形機7をコント
ロールする成形機コントロール部6とを備えている。
【0016】ここで、工程計画立案部3における制約条
件は、 1.納期制約(納期までに生産できるように工程を割り
付けること) 2.生産設備制約(製品によって生産できる設備とでき
ない設備があるので、それを区別して工程を割り付ける
こと) 3.段取り重なり制約(各成形機(1,2,…m)の段
取り替えの作業時間帯が重ならないように工程を割り付
けること。なお、段取り替えとは、各成形機(1,2,
…m)で生産する製品を切替えるために、金型などを交
換する準備作業のこと) 4.段取り回数制約(段取り替えの回数ができるだけ少
なくなるように同一製品をまとめて割り付けること) があり、このうち、1と2は必須の制約条件であるが、
3,4は1,2を満たす範囲内での制約条件となる。
【0017】また、成形機コントロール部6は、各成形
機(1,2,…m)をコントロールする機能を持つと共
に、各成形機(1,2,…m)の成形速度を調整する機
能を有している。
【0018】更に、成形機7は、成形機コントロール部
6からの制御指令8に基づいて製品を生産する機能を有
している。
【0019】そして、本実施の形態では、実際に作業進
渉遅れが発生し、複数台の成形機(1,2,…m)の段
取予定時間帯が重なることが判明した場合に、工程計画
立案部3が自動的に工程計画4の再立案を行い、成形機
コントロール部6が修正された工程計画4に基づき、段
取予定時間帯が重なった一方の成形機(1,2,…m)
の成形速度を遅くすることにより、段取予定時間帯が重
ならないよう成形機(1,2,…m)の成形速度を自動
的に調整するようにしたところにその特徴がある。
【0020】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0021】図1に示すように、まず、オーダ受信部2
が、外部からの受注情報1を受取って工程計画立案部3
へ受注情報1を伝える。
【0022】そして、工程計画立案部3が、オーダ受信
部2からの受注情報1に基づき上記各種の制約条件を考
慮しながら複数台の成形機7の段取り予定時間帯が重な
らないように工程計画4を立案する。
【0023】表示部5が、工程計画立案部3からの工程
計画4を表示するとともに、成形機コントロール部6
が、工程計画立案部3からの工程計画4のデータに基づ
き複数台の成形機7(以下、個別に示す場合には成形機
1,2,…mという)へ制御指令8を送って工程計画4
通りに各成形機7をコントロールする。
【0024】そして、本実施の形態では、実際に作業進
渉遅れが発生し、複数台の成形機(1,2,…m)の段
取予定時間帯が重なることが判明した場合に、工程計画
立案部3が自動的に工程計画4の再立案を行い、成形機
コントロール部6が修正された工程計画4に基づき、段
取予定時間帯が重なった一方の成形機(1,2,…m)
の成形速度を遅くすることにより、段取予定時間帯が重
ならないよう成形機(1,2,…m)の成形速度を自動
的に調整する。
【0025】具体的には、工程計画立案部3が、図2に
示すような工程計画4を作成したとする。なお、図2の
工程計画4は、生産前の状態であり、各成形機(1,
2,…m)ごとに成形予定時間帯と段取予定時間帯
(a,b,…j)とが決められ、段取予定時間帯が重な
らないように予め計画が立てられている。
【0026】そして、図2の工程計画4に基づき、実際
に生産が開始され、生産時刻1,2が経過した時に、図
3に示す状態になったとする。
【0027】即ち、図3では、成形機1は予定通りに成
形作業が終了し、段取り作業bも終了し、次の成形作業
に取りかかろうとしている。
【0028】成形機2は予定通りに成形作業が終了し、
段取り作業aが終了し、次の成形作業中である。
【0029】成形機3は予定通りに成形作業が終了し、
これから段取り作業cに入ろうとしている。
【0030】成形機4は成形作業中であるが、設備トラ
ブルや製品トラブルなどの要因により進渉遅れが発生し
ている。そのため、予定通りの生産量を生産するには、
成形機4の生産終了予定時刻を遅らせなければならな
い。
【0031】そこで、生産時刻2の終了時点で、工程計
画立案部3が自動的に成形機4の生産終了予定時刻を遅
らせる再立案を行い、得られた工程計画4を表示部5と
成形機コントロール部6へ送る。
【0032】ところが、成形機4の生産終了予定時刻を
遅らせるように工程計画4を修正すると、生産時刻4で
成形機2の段取作業eと成形機4の段取作業dとの段取
予定時間帯が重なってしまうことになる。
【0033】そこで、工程計画立案部3は、段取予定時
間帯が重なった一方の成形機2の成形速度が遅くなるよ
うに速度調整させることにより、図4に示すように、成
形機2の段取作業eと成形機4の段取作業dとの段取予
定時間帯が重ならなくなるよう自動的に工程計画4を再
修正する。こうして得られた工程計画4は表示部5と成
形機コントロール部6へ送られる。
【0034】なお、成形機2の段取作業eを時間軸後方
へずらせた(遅らせた)ために、今度は、生産時刻4で
成形機2の段取作業eと成形機3の段取作業fとの段取
予定時間帯が重なってしまうことになるが、生産時刻2
では修正しない。
【0035】そして、生産時刻3の終了時点で、修正し
た工程計画4の通りに成形作業が進んでいるとすると、
成形機2の段取作業eと成形機3の段取作業fとの段取
予定時間帯が重なることが判明しているため、工程計画
立案部3は、段取予定時間帯が重なった一方の成形機3
の成形速度が遅くなるように速度調整させることによ
り、図5に示すように、成形機3の段取作業fと成形機
2の段取作業eとの段取予定時間帯が重ならなくなるよ
う自動的に工程計画4を修正する。こうして得られた工
程計画4は表示部5と成形機コントロール部6へ送られ
る。
【0036】なお、成形機3の段取作業fを時間軸後方
へずらせたために、今度は、生産時刻5で成形機3の段
取作業fと成形機1の段取作業gとの段取予定時間帯が
重なってしまうことになるが、生産時刻3では修正せず
に、次の生産時刻(この場合には、生産時刻4)に他の
成形機(1,2,…m)の作業進渉状況を考慮しなが
ら、再計画を行うようにする。
【0037】以後、同様にして、生産時刻が終了するご
とに工程計画4を修正して行くようにする。
【0038】なお、本実施の形態のように成形速度を遅
らせて段取り作業時間帯をずらすのは、成形機(1,
2,…m)の初期の設定成形速度が能力一杯であり、成
形速度をより速めて生産することができない場合に、有
効である。この際、成形作業を遅らせる成形機(1,
2,…m)は、進渉遅れの発生していないものを選択す
るのが良い。但し、複数台の成形機(1,2,…m)が
同時に進渉遅れを発生させている場合には、進渉遅れの
最も小さいものを選択するようにする。
【0039】このように、実際に作業進渉遅れが発生
し、複数台の成形機(1,2,…m)の段取予定時間帯
が重なることが判明した場合に、工程計画立案部3が自
動的に工程計画4の再立案を行い、成形機コントロール
部6が修正された工程計画4に基づき、段取予定時間帯
が重なった一方の成形機(1,2,…m)の成形速度を
遅くすることにより、段取予定時間帯が重ならないよう
成形機(1,2,…m)の成形速度を自動的に調整する
ようにしているので、計画量以上の製品を生産すること
がなくなり、不必要な在庫を持つことをなくすことがで
きる。
【0040】
【発明の実施の形態2】図6及び図7は、この発明の実
施の形態2を示すものである。
【0041】まず、構成を説明すると、この実施の形態
2のものでは、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の
成形機(1,2,…m)の段取予定時間帯が重なること
が判明した場合に、工程計画立案部3が自動的に工程計
画4の再立案を行い、成形機コントロール部6が修正さ
れた工程計画4に基づき、段取予定時間帯が重なった一
方の成形機(1,2,…m)の成形速度を早くすること
により、段取予定時間帯が重ならないよう成形機(1,
2,…m)の成形速度を自動的に調整するようにしたと
ころにその特徴がある。
【0042】次に、この実施の形態2の作用について説
明する。
【0043】上記実施の形態1と同様に、工程計画立案
部3が、図2に示すような工程計画4を作成し、図2の
工程計画4に基づき、実際に生産が開始され、生産時刻
1,2が経過した時に、図3に示すように、成形機4
に、設備トラブルや製品トラブルなどの要因により進渉
遅れが発生し、生産時刻2の終了時点で、工程計画立案
部3が自動的に成形機4の生産終了予定時刻を遅らせる
再立案を行った場合に、生産時刻4で成形機2の段取作
業eと成形機4の段取作業dとの段取予定時間帯が重な
ってしまうことになると、本実施の形態では、以下のよ
うにして工程計画4の再修正が行われる。
【0044】即ち、工程計画立案部3は、段取予定時間
帯が重なった一方の成形機2の成形速度が速くなるよう
に速度調整させることにより、図6に示すように、成形
機2の段取作業eと成形機4の段取作業dとの段取予定
時間帯が重ならなくなるよう自動的に工程計画4を再修
正する。こうして得られた工程計画4は表示部5と成形
機コントロール部6へ送られる。
【0045】なお、成形機2の段取作業eを時間軸前方
へずらせた(速くした)ために、今度は、生産時刻でn
で成形機2の段取作業jと成形機4の段取作業iとの段
取予定時間帯が重なってしまうことになるが、生産時刻
2では修正せずに、生産時刻nまでの間に他の成形機
(1,2,…m)の作業進渉状況を考慮しながら、再計
画を行うようにする。
【0046】なお、本実施の形態のように成形速度を速
くして段取り作業時間帯をずらすのは、成形機(1,
2,…m)の初期の設定成形速度に能力の余裕があり、
成形速度をより速めて生産することが可能な場合に、有
効である。この際、成形作業を速くする成形機(1,
2,…m)は、進渉遅れの発生していないものを選択す
るのが良い。但し、複数台の成形機(1,2,…m)が
同時に進渉遅れを発生させている場合には、進渉遅れの
最も小さいものを選択するようにする。
【0047】このように、実際に作業進渉遅れが発生
し、複数台の成形機(1,2,…m)の段取予定時間帯
が重なることが判明した場合に、工程計画立案部3が自
動的に工程計画4の再立案を行い、成形機コントロール
部6が修正された工程計画4に基づき、段取予定時間帯
が重なった一方の成形機(1,2,…m)の成形速度を
速くすることにより、段取予定時間帯が重ならないよう
成形機(1,2,…m)の成形速度を自動的に調整する
ようにしているので、計画量以上の製品を生産すること
がなくなり、不必要な在庫を持つことをなくすことがで
きる。
【0048】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0049】
【発明の実施の形態3】図8〜図11は、この発明の実
施の形態3を示すものである。
【0050】まず、構成を説明すると、この実施の形態
3のものでは、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の
成形機(1,2,…m)の段取予定時間帯が重なること
が判明した場合に、工程計画立案部3が納期を考慮して
最小限必要な数量またはそれ以上に生産量が変更される
よう自動的に工程計画4の再立案を行い、成形機コント
ロール部6が修正された工程計画4に基づき、段取予定
時間帯が重なった一方の成形機(1,2,…m)の生産
量を変更させることにより、段取予定時間帯が重ならな
いよう自動的に調整するようにしたところにその特徴が
ある。
【0051】次に、この実施の形態3の作用について説
明する。
【0052】工程計画立案部3が、図8に示すような工
程計画4を作成し、図8の工程計画4に基づき、実際に
生産が開始され、生産時刻1,2が経過した時に、図9
に示すように、成形機4に、設備トラブルや製品トラブ
ルなどの要因により進渉遅れが発生している場合に、本
実施の形態では、以下のようにして工程計画4の再修正
が行われる。
【0053】なお、本実施の形態では、説明の便宜のた
め、製品の生産の単位を「本」としている。しかし、
「個」「枚」「平方メートル」「キログラム」などの別
の単位を用いる製品の場合でも同様である。
【0054】即ち、生産時刻2が経過した時に、成形機
4に進渉遅れが発生し、予定では20本成形終了してい
るはずであるところ、15本しか生産しておらず5本の
進渉遅れが発生しているとする。そのため、予定通りに
残り10本を生産すると、生産時刻4で成形機4の段取
作業dと成形機2の段取作業eとの段取予定時間帯が重
なってしまうことになる。
【0055】そこで、生産時刻2の終了時点で、工程計
画立案部3が納期を考慮して最小限必要な数量に生産量
を変更し、成形機4の生産量を減少させる再立案を自動
的に行い、得られた工程計画4を表示部5と成形機コン
トロール部6へ送る。
【0056】ここで、生産時刻1〜3における成形機4
の生産量は、同一品種、品番などを考慮して段取り替え
の回数をできるだけ少なくする方針から25本を生産す
るように計画されていたため、必ずしもその時点で25
本の全てが必要であるとは限らない。そこで、実際の納
期だけに注目して最小限必要な数量を算出すると、例え
ば20本となるので、生産数量を20本に修正し、残り
10本生産する予定であったところを5本に変更する。
このようにすることにより、生産時刻4で成形機4の段
取作業dと成形機2の段取作業eとの段取予定時間帯が
重なってしまうことが防止され、段取予定時間帯を変更
することなく当所の工程計画4通りの時間帯で生産を行
うことができる。
【0057】上記をより具体的に説明する。図11に
は、工程計画4の立案に際し、同一製品をまとめるフロ
ーチャートが示されている。
【0058】図11によれば、製品Aは、納期1/1ま
でに10個、納期1/2までに5個、納期1/3までに
8個が必要であるが、バラバラに生産すると段取り回数
が三回と多くなるため、この10+5+8=23個をま
とめて一度で生産するように計画される。但し、この2
3個を生産する納期については、最も速い1/1とし、
1/1までに製品Aを23個生産するように置き換えら
れる。そして、製品A以外についても上記と同様な作業
を行い、上記まとめ作業の終了後にスケジューリング作
業を行い、工程計画4が立案される。
【0059】従って、製品Aを生産している成形機の生
産に進渉遅れが発生して、納期1/1までに製品Aを2
3個生産できなくなった場合、納期1/1に必要な製品
Aの数量は本来10個なので、製品Aの生産数量を最小
限10個まで変更するよう、工程計画4を再立案するこ
とが可能となる。なお、このとき製品Aの残りの生産数
量13個は納期1/2となるので、あらためて納期1/
2の工程計画4に加えられる。
【0060】このように、実際に作業進渉遅れが発生
し、複数台の成形機(1,2,…m)の段取予定時間帯
が重なることが判明した場合に、工程計画立案部3が納
期を考慮して最小限必要な数量またはそれ以上に生産量
が変更されるよう自動的に工程計画4の再立案を行い、
成形機コントロール部6が修正された工程計画4に基づ
き、段取予定時間帯が重なった一方の成形機(1,2,
…m)の生産量を変更させることにより、段取予定時間
帯が重ならないよう自動的に調整するようにしているの
で、計画量以上の製品を生産することがなくなり、不必
要な在庫を持つことをなくすことができる。
【0061】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成
形機の段取予定時間帯が重なることが判明した場合に、
工程計画立案部が自動的に工程計画の再立案を行い、成
形機コントロール部が修正された工程計画に基づき、段
取予定時間帯が重なった一方の成形機の成形速度を遅く
することにより、段取予定時間帯が重ならないよう成形
機の成形速度を自動的に調整するようにしているので、
計画量以上の製品を生産することがなくなり、不必要な
在庫を持つことをなくすことができる。
【0063】以上説明してきたように、請求項2の発明
によれば、実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成形
機の段取予定時間帯が重なることが判明した場合に、工
程計画立案部が自動的に工程計画の再立案を行い、成形
機コントロール部が修正された工程計画に基づき、段取
予定時間帯が重なった一方の成形機の成形速度を速くす
ることにより、段取予定時間帯が重ならないよう成形機
の成形速度を自動的に調整するようにしているので、計
画量以上の製品を生産することがなくなり、不必要な在
庫を持つことをなくすことができる。
【0064】更に、請求項3の発明によれば、実際に作
業進渉遅れが発生し、複数台の成形機の段取予定時間帯
が重なることが判明した場合に、工程計画立案部が納期
を考慮して最小限必要な数量またはそれ以上に生産量が
変更されるよう自動的に工程計画の再立案を行い、成形
機コントロール部が修正された工程計画に基づき、段取
予定時間帯が重なった一方の成形機の生産量を変更させ
ることにより、段取予定時間帯が重ならないよう自動的
に調整するようにしているので、計画量以上の製品を生
産することがなくなり、不必要な在庫を持つことをなく
すことができる、という実用上有益な効果を発揮し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のシステム構成図であ
る。
【図2】実施の形態1の工程計画図である。
【図3】実施の形態1の第一の工程進渉図である。
【図4】実施の形態1の第二の工程進渉図である。
【図5】実施の形態1の第三の工程進渉図である。
【図6】実施の形態2の第二の工程進渉図である。
【図7】実施の形態2の第三の工程進渉図である。
【図8】実施の形態3の工程計画図である。
【図9】実施の形態3の工程進渉図である。
【図10】実施の形態3の変更後の工程計画図である。
【図11】工程計画4の立案に際し、同一製品をまとめ
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 受注情報 2 オーダ受信部 3 工程計画立案部 4 工程計画 6 成形機コントロール部 7 成形機 8 制御指令

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受注情報を受取り格納するオーダ受信部
    と、オーダ受信部からの受注情報に基づき納期制約、設
    備制約、段取制約、工程進渉などの各種の制約条件を考
    慮しながら複数台の成形機の段取り予定時間帯が重なら
    ないように工程計画を立案する工程計画立案部と、工程
    計画立案部からの工程計画のデータに基づき複数台の成
    形機へ制御指令を送って工程計画通りに各成形機をコン
    トロールする成形機コントロール部とを備えた成形機ス
    ケジューリング装置において、 実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成形機の段取予
    定時間帯が重なることが判明した場合に、工程計画立案
    部が自動的に工程計画の再立案を行い、成形機コントロ
    ール部が修正された工程計画に基づき、段取予定時間帯
    が重なった一方の成形機の成形速度を遅くすることによ
    り、段取予定時間帯が重ならないよう成形機の成形速度
    を自動的に調整するようにしたことを特徴とする成形機
    スケジューリング装置。
  2. 【請求項2】 受注情報を受取り格納するオーダ受信部
    と、オーダ受信部からの受注情報に基づき納期制約、設
    備制約、段取制約、工程進渉などの各種の制約条件を考
    慮しながら複数台の成形機の段取り予定時間帯が重なら
    ないように工程計画を立案する工程計画立案部と、工程
    計画立案部からの工程計画のデータに基づき複数台の成
    形機へ制御指令を送って工程計画通りに各成形機をコン
    トロールする成形機コントロール部とを備えた成形機ス
    ケジューリング装置において、 実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成形機の段取予
    定時間帯が重なることが判明した場合に、工程計画立案
    部が自動的に工程計画の再立案を行い、成形機コントロ
    ール部が修正された工程計画に基づき、段取予定時間帯
    が重なった一方の成形機の成形速度を速くすることによ
    り、段取予定時間帯が重ならないよう成形機の成形速度
    を自動的に調整するようにしたことを特徴とする成形機
    スケジューリング装置。
  3. 【請求項3】 受注情報を受取り格納するオーダ受信部
    と、オーダ受信部からの受注情報に基づき納期制約、設
    備制約、段取制約、工程進渉などの各種の制約条件を考
    慮しながら複数台の成形機の段取り予定時間帯が重なら
    ないように工程計画を立案する工程計画立案部と、工程
    計画立案部からの工程計画のデータに基づき複数台の成
    形機へ制御指令を送って工程計画通りに各成形機をコン
    トロールする成形機コントロール部とを備えた成形機ス
    ケジューリング装置において、 実際に作業進渉遅れが発生し、複数台の成形機の段取予
    定時間帯が重なることが判明した場合に、工程計画立案
    部が納期を考慮して最小限必要な数量またはそれ以上に
    生産量が変更されるよう自動的に工程計画の再立案を行
    い、成形機コントロール部が修正された工程計画に基づ
    き、段取予定時間帯が重なった一方の成形機の生産量を
    変更させることにより、段取予定時間帯が重ならないよ
    う自動的に調整するようにしたことを特徴とする成形機
    スケジューリング装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7536233B1 (en) * 2006-01-30 2009-05-19 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for adjusting processing speeds based on work-in-process levels
JP2012128532A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp 生産枚数情報生成方法および生産枚数情報生成装置
JP2014142765A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Kobe Steel Ltd 生産計画作成装置、生産計画作成方法および生産計画作成プログラム
JP2020082701A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 住友重機械工業株式会社 射出成形機システム

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