JPH11347683A - 長軸、長軸製造方法及び長軸製造装置 - Google Patents

長軸、長軸製造方法及び長軸製造装置

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JPH11347683A
JPH11347683A JP10161018A JP16101898A JPH11347683A JP H11347683 A JPH11347683 A JP H11347683A JP 10161018 A JP10161018 A JP 10161018A JP 16101898 A JP16101898 A JP 16101898A JP H11347683 A JPH11347683 A JP H11347683A
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trimming
section
upsetting
work
cross
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JP10161018A
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English (en)
Inventor
Ichiro Hattori
一郎 服部
Kazutaka Ukai
和孝 鵜飼
Takayuki Maruyama
孝之 丸山
Michio Aoki
道生 青木
Yoshihide Sakaguchi
喜英 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向両端の異形部の角部のアールが小さ
く、中央部分に一定の機械的強度を有する長軸と、この
長軸を少ない時間及び手間で製造できる長軸製造方法及
び長軸製造方法を得る。 【解決手段】 ワークを、据込ダイ12の収容部14に
セットし、据込ロッド22によってワークを一端側から
軸方向に圧縮して、ワークの一端に広断面円柱部26を
形成する。次に、先付ダイ28にセットし、先付パンチ
34を押し当てて先付部36を形成する。次に、トリミ
ングダイ38にセットし、トリミングパンチ40を押し
当てて六角柱部92を形成する。次に、据込ダイ52に
セットし、押圧ロッド68を押し当てて広断面円柱部7
0を形成する。次に、トリミングパンチ72にセット
し、トリミングパンチ72をトリミングダイ82に向か
って移動させて六角柱部94を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長軸と、長軸製造
方法及び長軸製造装置に関し、さらに詳しくは、金属製
の棒体の両端に異形状部分が形成され、例えば、リトラ
クタ内のトーションバー等として使用される長軸と、こ
の長軸を製造する長軸製造方法及び長軸製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図18及び図19に示すように、車両の
シートベルト装置を構成するリトラクタ100には、ト
ーションバー90(図17参照)を有するタイプのもの
がある。
【0003】このトーションバー90は塑性変形可能な
金属で略円柱状に形成されると共に、両端に六角柱状の
六角柱部92、94が形成されている。
【0004】トーションバー90の一端の六角柱部92
は、プリテンション用シャフト部102に形成された六
角形状の挿入孔104に挿入されている。このプリテン
ション用シャフト部102は、ウエビング110を巻き
取るスプール112に固着されており、スプール112
とプリテンション用シャフト部102とが一体で回転す
る。これに対し、他端の挿入部94は、ロック用シャフ
ト部106に形成された六角形状の挿入孔108に挿入
されている。
【0005】車両急減速時に、プリテンショナーによっ
てプリテンション用シャフト部102が回転され、トー
ションバー90を介してスプール112がウエビング巻
取方向に回転された後、ウエビング110が引き出され
ようとすると、トーションバー90の一端側では、挿入
孔104に挿入された六角柱部92がスプール112か
らウエビング引出方向の回転トルクを受けるが、トーシ
ョンバー90の他端側では、六角柱部94の回転がロッ
ク用シャフト部106によってロックされる。このた
め、六角柱部92、94の間のトーション部96が捩じ
られて塑性変形し、ウエビング引き出し力を制限するフ
ォースリミッタの働きをする。
【0006】従って、トーションバー90を十分に捩じ
って塑性変形させるには、両端の六角柱部92、94が
挿入孔104、108に確実に保持されて回転ズレしな
いようにする必要があり、六角柱の角部分のアールが小
さくなるように形成することが望まれる。
【0007】また、トーション部96が捩じられる過程
で捩じり応力が一定となるように、トーション部96の
機械的性質が一定であることが望ましい。
【0008】このため、トーションバー90の製造方法
として、あらかじめ六角柱部92、94と同じ六角形の
底面を有する六角柱を引抜き加工等により成形し、この
六角柱の中央部分を切削してトーション部96を形成
し、全体として所望の形状とする方法がある。この製造
方法では、六角柱部92、94の角部分のアールを小さ
くすることができ、トーション部96の機械的強度も一
定となるが、切削部分が多いため製造に時間と手間がか
かる。
【0009】トーションバー90の別の製造方法とし
て、トーション部96と同径の丸棒の両端に、据込加工
によって六角柱部92、94よりも広い断面の円柱部を
形成し、円柱部の周囲を切削する方法がある。しかし、
この方法でも、切削加工に時間と手間がかかる。
【0010】トーションバー90を製造するさらに別の
方法として、トーション部96と同径の丸棒の両端に、
据込加工によって六角柱部92、94を形成する方法も
ある。しかし、この方法では、据込加工において金型の
角部まで金属を延伸させることが困難なため、六角柱部
92、94の角部分のアールが大きくなる。また、金型
の角部まで金属を延伸させるべく、軸方向の圧縮力を大
きくして据込加工を行うと、トーション部96の機械的
強度が変化するおそれがある。
【0011】上記した問題点は、リトラクタ100に使
用されるトーションバー90に限られず、両端に角部の
アールが小さい異形部を有し、中央部分には一定の機械
的強度が求められる長軸を製造する際に生じる問題点で
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、軸方向両端の異形部の角部のアールが小さく、
中央部分に一定の機械的強度を有する長軸と、この長軸
を少ない時間及び手間で製造できる長軸製造方法及び長
軸製造方法を得ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、金属製の棒体の軸方向一端に、据込み加工により軸
方向と直交する方向の断面を広げて第1広断面部を形成
する第1据込工程と、トリミング加工により前記第1広
断面部を軸方向に剪断して第1異形部を形成する第1ト
リミング工程と、前記棒体の軸方向他端に、据込み加工
により軸方向と直交する方向の断面を広げて第2広断面
部を形成する第2据込工程と、トリミング加工により前
記第2広断面部を軸方向に剪断して第2異形部を形成す
る第2トリミング工程と、を有することを特徴とする。
【0014】なお、据込み加工とは、一般に、圧縮によ
り材料(本発明の場合は棒体)の軸方向の長さを減少さ
せ、軸に直交する方向の断面を増大させるように塑性変
形させる鍛造加工をいう。従って、加工後の材料の体積
は加工前とほぼ同じに維持される。
【0015】第1据込工程で据込み加工により形成され
た第1広断面部を、第1トリミング工程でトリミング加
工して、棒体の一端に第1異形部を形成し、同様に、第
2据込工程で据込み加工により形成された第2広断面部
を、第2トリミング工程でトリミング加工して、棒体の
他端に第2異形部を形成する。このように、第1トリミ
ング工程及び第2トリミング工程によるトリミング加工
(剪断)で、棒体の両端に異形部を形成するので、この
異形部が角部を有する場合、角部のアールを小さくする
ことができる。
【0016】ここで、異形部とは、軸心からの距離が異
なる部分を一部に有する形状のことを言う。従って、多
角形、楕円、偏心円等はすべて異形部に該当する。さら
に、外周の一部が径方向外側に突出されて突起が形成さ
れた円柱や、外周の一部が径方向内側に切りかけられて
凹部が形成された円柱等も、異形部に該当する。
【0017】また、第1トリミング工程及び第2トリミ
ング工程で棒体に第1異形部及び第2異形部を形成する
ので、第1据込工程及び第2据込工程で据込み加工する
ときは、金型の全体にまで金属を延伸させる必要がなく
なる。このため、据込み加工時に棒体に加える軸方向の
圧縮力を小さくすることができる。この結果、棒体の中
央部分(第1異形部及び第2異形部が形成されていない
部分)の機械的強度に与える影響が少なくなり、この中
央部分は一定の機械的強度を維持する。
【0018】この長軸製造方法を構成するいずれの工程
においても、棒体を切削加工しないので、少ない時間及
び手間で、第1異形部及び第2異形部が形成された長軸
を製造することができる。
【0019】なお、各工程の順序としては、第1据込工
程ののち第1トリミング工程を行い、次に第2据込工程
及び第2トリミング工程を行ってもよいが、第1据込工
程ののち第2据込工程を行い、次に第1トリミング工程
及び第2トリミング工程を行ってもよい。
【0020】請求項2に記載の発明では、据込加工によ
り一端に軸方向と直交する方向の断面が広げられた第1
広断面部を、トリミング加工により軸方向に剪断して形
成された第1異形部と、据込加工により他端に軸方向と
直交する方向の断面が広げられた第2広断面部を、トリ
ミング加工により軸方向に剪断して形成された第2異形
部と、を有することを特徴とする。
【0021】すなわち、トリミング加工による剪断で、
棒体の両端に異形部を形成するので、この異形部が角部
を有する場合、アールの小さな角部となる。
【0022】また、据込み加工で金型の全体にまで金属
を延伸させなくてもよいので、棒体の中央部分(第1異
形部及び第2異形部が形成されていない部分)の機械的
強度に与える影響が少なくなり、この中央部分は一定の
機械的強度を維持する。
【0023】長軸は、棒体を切削加工することなく製造
されるので、少ない時間及び手間で製造することができ
る。
【0024】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記第1異形部及び前記第2異形部
の形状が、第1異形部又は第2異形部の一方の軸方向投
影領域が他方の軸方向投影領域に包含される形状とされ
ていることを特徴とする。
【0025】このため、製造された長軸を金型等から抜
き取る際、軸方向投影領域の小さい方の異形部から、軸
方向投影領域の大きい異形部に向かう方向に相対的に長
軸を抜き取れば、金型が長軸に引っ掛かったり擦れたり
することがなく、スムーズに抜き取ることができる。
【0026】請求項4に記載の発明では、金属製の棒体
の軸方向一端に、据込み加工により軸方向と直交する方
向の断面を広げて第1広断面部を形成可能な第1据込部
材と、トリミング加工により前記第1広断面部を軸方向
に剪断して第1異形部を形成可能な第1トリミング部材
と、前記棒体の軸方向他端に、据込み加工により軸方向
と直交する方向の断面を広げて第2広断面部を形成可能
な第2据込部材と、トリミング加工により前記第2広断
面部を軸方向に剪断して第2異形部を形成可能な第2ト
リミング部材と、を有することを特徴とする。
【0027】第1トリミング部材及び第2トリミング部
材によってトリミング加工(剪断)するので、アールの
小さい角部を有する異形部が両端に形成された長軸を製
造することができる。
【0028】また、据込み加工時に棒体に加える軸方向
の圧縮力を小さくすることができる。この結果、棒体の
中央部分(第1異形部及び第2異形部が形成されていな
い部分)の機械的強度に与える影響が少なくなり、一定
の機械的強度が維持された中央部分を有する長軸を製造
することができる。
【0029】また、棒体を切削加工することなく、少な
い時間及び手間で、第1異形部及び第2異形部が形成さ
れた長軸を製造することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の一実施の形態
に係る長軸製造装置を使用した長軸製造方法によって、
自動車のリトラクタ100(図18及び図19参照)に
使用されるトーションバー90(図2(F)及び図17
参照)を製造する工程が示されている。
【0031】図2(A)及び図3にも示すように、この
長軸製造方法では、塑性変形可能な金属で形成された、
略円柱形状のワーク10Aを材料として使用する。図2
(F)に示すように、このワーク10Aの一端に六角柱
部92が、他端に六角柱部94が形成され、六角柱状部
92、94が形成されてない中央部分は略円柱形状が維
持されてトーション部96となり、全体としてトーショ
ンバー90に形成される。ワーク10Aの径は、トーシ
ョン部96の径と等しくされている。また、ワーク10
Aの長さは、トーションバー90の長さよりも長くされ
ている。
【0032】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法
では、まず、第1据込工程として、図3に示すように、
ワーク10Aを、据込ダイ12の収容部14にセットす
る。このとき、ワーク10Aの一端が据込ダイ12から
所定長だけ突出するように、据込ダイ12の形状が決め
られている。この状態で、ワーク10Aの他端は、収容
部14の下端に形成された段部16及びノックアウトピ
ン18に当たっており、ワーク10Aの図3下方への移
動が阻止されている。
【0033】次に、図1(A)及び図4にも示すよう
に、ワーク10A(図2(A)及び図3参照)の一端側
(据込ダイ12から突出した側)から据込パンチ20を
接触させると共に、据込ロッド22によってワーク10
Aを一端側から軸方向に圧縮する。据込パンチ20に
は、トーションバー90の一端の六角柱部92の最大径
L1(六角柱部92の底面の六角形の対向する頂点間の
長さ、図2(D)参照)よりも大きな直径D1を有する
円柱状の円柱凹部24が形成されている。この円柱凹部
24に収容されたワーク10Aの一端側が据込ロッド2
2によって圧縮されることにより、この一端側の突出長
(据込ダイ12から突出している部分の長さ)が減少す
ると共に、円柱凹部24内に押し広げられる。この結
果、図2(B)にも示すように、ワーク10Aの一端
に、径方向の断面が増大して直径D1となった広断面円
柱部26が形成される。以上により、第1据込工程が終
了する。以下、一端に広断面円柱部26が形成されたワ
ークを符号10Bで示す。
【0034】次に、このワーク10Bを、図5に示すよ
うに、先付ダイ28にセットする。先付ダイ28には、
ワーク10Bを収容する略円柱状の収容部30が形成さ
れている。この収容部30の奥側(図5下側)には、軸
方向に所定の長さで直径が漸減する縮径部32が形成さ
れている。収容部30にワーク10Bを挿入すると、ワ
ーク10Bの他端(広断面円柱部26が形成されていな
い方の端部)が縮径部32に当たって、ワーク10Bの
挿入が制限される。このとき、広断面円柱部26及び、
トーション部96の一端側が部分的に先付ダイ28から
突出するように、先付ダイ28の形状が決められてい
る。
【0035】そして、図1(B)及び図6に示すよう
に、ワーク10Bの一端側から先付パンチ34を押し当
てる。ワーク10Bは前方押し出しされ、ワーク10B
の他端が縮径部32に沿って収容部30内を進入するの
で、ワーク10Bには、図2(C)にも示すように、縮
径部32の形状に対応した先付部36が形成される。以
下、一端に広断面円柱部26が形成され、他端に先付部
36が形成されたワークを符号10Cで示す。
【0036】このワーク10Cを、他端側からノックア
ウトロッド37で押して、先付ダイ28から取出す。
【0037】次に、第1トリミング工程として、図1
(C)及び図7に示すように、ワーク10Cをトリミン
グダイ38にセットすると、ワーク10Cの広断面円柱
部26がトリミングダイ38から突出する。このワーク
10Cの一端(広断面円柱部26の上面)側を押圧ロッ
ド42で、ワーク10Cの他端(先付部36の下面)側
をノックアウトロッド44でそれぞれ押圧してワーク1
0Cを固定し、トリミングダイ38から突出した広断面
円柱部26に、トリミングパンチ40を押し当てる。
【0038】トリミングパンチ40の先端の剪断歯部4
1は、トーションバー90の六角柱部92(図2(F)
及び図17参照)に対応した形状とされている。広断面
円柱部26の周囲(六角柱部92よりも径方向外側に膨
出している部分)が余肉として、トリミングパンチ40
によって剪断され、ワーク10Cの一端に六角柱部92
が形成される。以上により、第1トリミング工程が終了
する。以下、一端に六角柱部92が形成され、他端に先
付部36が形成されたワークを符号10Dで示す。
【0039】なお、トリミングパンチ40の、トリミン
グダイ38との対向面はテーパー面46とされており、
トリミングパンチ40とトリミングダイ38との間に、
径方向外側に向かって次第に広がるかす逃げ空間48が
構成されている。トリミングパンチ40によって削り取
られたトリミングかすは、このかす逃げ空間48に逃が
される。
【0040】次いで、図8に示すように、トリミングパ
ンチ40をトリミングダイ38から離す。ノックアウト
ロッド44によって、ワーク10Dを軸方向他端側から
一端側に向かって押し、ワーク10Dをトリミングダイ
38から抜き出す。このとき、トリミングかすは、ワー
ク10Dから完全に分離される。
【0041】次に、第2据込工程として、図9に示すよ
うに、ワーク10Dを他端、すなわち、先付部36が形
成された端部から、据込ダイ52にセットする。
【0042】この据込ダイ52は、シュリンクリング5
4と、ダイ本体56とで構成されている。さらに、ダイ
本体56は、中心から径方向に沿って分割された複数の
分割ダイで構成され、全体として略逆円錐状に形成され
ている。シュリンクリング54には、図9上方に向かっ
て次第に拡径された略漏斗状のダイ本体収容部58が形
成されており、略逆円錐状のダイ本体56がダイ本体収
容部58に収容された状態で、ダイ本体56の外面がダ
イ本体収容部58の内面に面接触している。そして、図
13に示すように、ダイ本体56が下方からロッド60
によって押されると、ダイ本体56の外面がダイ本体収
容部58の内面に面接触した状態を維持したまま摺動
し、ダイ本体56を構成する複数の分割ダイが互いに広
がりながら、上方へ移動するようになっている。
【0043】また、シュリンクリング54の中央には、
トーションバー90の他端の六角柱部94の最大径L2
(図2(F)参照)よりも大きな直径D2を有する円柱
状の円柱凹部62が形成されている。
【0044】ワーク10Dをダイ本体56にセットした
状態で、六角柱部92はダイ本体56から突出してい
る。この突出した六角柱部92に、パンチ66が接触す
ると共に、制限ロッド64がワーク10Dの一端に接触
して、ワーク10Dの図9上方への移動を制限してい
る。
【0045】そして、この状態で、押圧ロッド68が、
ワーク10Dを他端側から一端側に向かって(すなわち
上方に向かって)押す。このとき、制限ロッド64がワ
ーク10Dの上方への移動を制限しているので、ワーク
10Dは上方(押圧ロッド68による押圧方向)に移動
しない。このため、図10に示すように、先付部36は
軸方向の長さが短くなると共に、円柱凹部62内に押し
広げらて延伸していく。
【0046】このとき、ワーク10Dの他端側に先付部
36が形成されていることで、円柱凹部62内にワーク
10Dが広がる際に、先付部36と円柱凹部62との間
に隙間ができ、先付部36が広がりやすくなっている。
そして、図1(D)及び図11に示すように、先付部3
6が円柱凹部62内に広がって、ワーク10Dの他端
に、広断面円柱部70が形成される。以上により、第2
据込工程が完了する。以下、一端に六角柱部92が形成
され、他端に広断面円柱部70が形成されたワークを、
符号10Eで示す。
【0047】次いで、図12に示すように、パンチ66
及び制限ロッド64を上方に移動させてワーク10Eか
ら離し、さらに、図13に示すように、押圧ロッド68
及びロッド60を上方に移動させて、ワーク10E及び
ダイ本体56を押し上げる。ダイ本体56はダイ本体収
容部58の内面に沿って互いに広がり、分割ダイに分割
されて上方へ移動するので、ダイ本体56の上面が六角
柱部92に当たることなはく、上方への移動が妨げられ
ない。
【0048】次に、第2トリミング工程として、図14
に示すように、ワーク10Eを一端側(六角柱部92が
形成された側)から、トリミングパンチ72にセットす
ると共に、他端側をノックアウトロッド74に接触させ
る。トリミングパンチ72の収容部76には、六角柱部
92に対応した六角柱収容部78と、広断面円柱部70
を六角柱部94に剪断可能な剪断歯部80とが形成され
ている。広断面円柱部70は、剪断歯部80よりも大径
なのでトリミングパンチ72の下方に突出している。ま
た、ノックアウトロッド74の先端部分は、六角柱部9
4に対応して六角柱状に形成されている。
【0049】そして、図1(E)及び図15に示すよう
に、トリミングパンチ72をトリミングダイ82に向か
って移動させる。広断面円柱部70の周囲(六角柱部9
4よりも径方向外側に膨出している部分)が余肉とし
て、トリミングパンチ72の剪断歯部80によって剪断
される(このとき、六角柱部92は六角柱収容部78に
収容される)。これにより、ワーク10Eの他端に六角
柱部94が形成され、図2(F)及び図17に示すトー
ションバー90が得られる。これにより、第2トリミン
グ工程が終了する。
【0050】トリミングパンチ72によって削り取られ
たトリミングかす84は、トリミングパンチ72とトリ
ミングダイ82との間に、径方向外側に向かって次第に
幅拡となるように構成されたかす逃げ空間86に逃がさ
れる。
【0051】次に、図16に示すように、トリミングパ
ンチ72を上方に移動させてトリミングダイ82から離
し、トーションバー90をトリミングパンチ72から取
り出す。
【0052】ここで、トーションバー90の一端の六角
柱部92の径L1(図2(D)参照)よりも他端の六角
柱部94の径L2(図2(F)参照)の方が大径となる
ように、トーションバー90の形状が決められている。
すなわち、六角柱部92の軸方向投影領域が、六角柱部
94の軸方向投影領域に全て含まれる形状となってい
る。そして、これに対応して、六角柱収容部78よりも
六角柱部94の方が大径となっている。これにより、ト
リミングパンチ72を上方に移動させて切削歯部80が
六角柱部92を通過するときに、切削歯部80が六角柱
部92に引っ掛かったり擦れたりしないで、トーション
バー90を取り出すことができる。
【0053】より具体的には、δ=L2−L1が、0.
1mm≦δを満たすように設定されていれば、トーショ
ンバー90をトリミングパンチ72からスムーズに抜き
出すことができる。さらに、δ≦0.3mmを満たすよ
うに設定しておけば、六角柱部92と六角柱部94とを
区別することなく、リトラクタ100に装着することが
できる。従って、δの範囲としては、0.1mm≦δ≦
0.3mmを満たすように設定されていればよい。もち
ろん、六角柱部92の径L1と六角柱部94の径L2と
が等しくても、トリミングパンチ72からトーションバ
ー90を取り出すことは可能である。
【0054】また、第2トリミング工程においてワーク
10Eをトリミングパンチ72にセットして六角柱部9
4を形成するようにしたので、ワーク10Eの一端と他
端とを反転させることなく、他端に六角柱部94を形成
することができる。さらに、形成されたトーションバー
90の搬送方向(トーションバー90を抜き出す方向)
が、第1据込工程、第1トリミング工程及び第2据込工
程と同方向となる。従って、一連のトーションバー90
の製造工程において、ワーク10A、10B、10C、
10D、10Eを同一方向に連続して搬送しながらトー
ションバー90を製造することができ、生産性を向上さ
せることが可能となる。もちろん、第2トリミング工程
においてワーク10Eの一端と他端とを反転させ、第1
トリミング工程と同様にワーク10Eをトリミングダイ
にセットして六角柱部94を形成してもよい。
【0055】上記したように、本実施の形態に係るトー
ションバー90の製造方法では、第1トリミング工程で
トリミング加工により六角柱部92を形成するので、第
1据込工程では、この六角柱部92よりも広い断面を有
する広断面円柱部26を形成すれば十分であり、据込加
工で六角柱部92を形成しなくてもよい。このため、第
1据込工程でのワーク10B(図1(A)及び図4参
照)の軸方向圧縮力を大きくする必要がない。同様に、
第2トリミング工程においても、トリミング加工により
六角柱部94を形成するので、第2据込工程において
は、この六角柱部94よりも広い断面を有する広断面円
柱部70を形成すれば十分であり、据込加工で六角柱部
94を形成しなくてもよい。このため、第2据込工程で
のワーク10B(図1(A)及び図4参照)の軸方向圧
縮力を大きくする必要がない。この結果、トーションバ
ー90のトーション部96の機械的強度が変化しない。
【0056】また、いずれの工程においてもワーク10
A、10B、10C、10D、10Eを切削加工する必
要がないので、トーションバー90の製造に時間及び手
間がかからない。
【0057】なお、上記説明においては、本発明の一実
施の形態に係る長軸製造方法により、自動車のリトラク
タ100(図18及び図19参照)に使用されるトーシ
ョンバー90(図2(F)及び図17参照)を製造する
場合を例として説明したが、この長軸製造方法によって
製造することができる長軸としては、トーションバー9
0に限られず、軸方向両端に異形部を有する種々の長軸
の製造に適用することができる。
【0058】長軸の両端に形成される異形部としても、
上記したトーションバー90の六角柱部92、94に限
られず、あらゆる多角柱状(正多角柱に限られない)、
楕円、偏心円等が異形部に含まれ、これらの異形部を本
実施の形態に係る長軸製造装置を使用した長軸製造方法
によって製造できる。
【0059】特に、角数の少ない多角柱部(例えば正三
角柱)を形成する場合には、従来のようにこの多角柱部
を据込加工によって形成すると、金型の先端部分(多角
柱の角部)に金属を延伸させることが困難であり、延伸
させるためには軸方向の圧縮力を大きくしなければなら
ないが、本実施の形態に係る長軸製造方法では、軸方向
の圧縮力を大きくすることなく、角部のアールの小さい
多角柱部を形成することができる。このため、製造され
た長軸の中央部分(異形部が形成されていない部分)
に、一定の機械的強度が維持される。
【0060】第1異形部及び第2異形部の形状を、第1
異形部又は第2異形部のうちの一方の軸方向投影領域が
他方の軸方向投影領域に包含される形状となるように形
成しておけば、製造された長軸(トーションバー90)
を金型(トリミングパンチ72)から抜き出すとき、軸
方向投影領域の小さい方から大きい方へ向かって長軸を
金型に対して相対的に移動させることにより、長軸が金
型に引っ掛かったり擦れたりすることなく、スムーズに
抜き出すことができる。
【0061】また、本発明の長軸製造方法は、上記した
長軸製造装置を使用するもののみならず、要するに、金
属製の棒体の軸方向一端に、据込み加工により軸方向と
直交する方向の断面を広げて第1広断面部を形成する第
1据込工程と、トリミング加工によりこの第1広断面部
を軸方向に剪断して第1異形部を形成する第1トリミン
グ工程と、棒体の軸方向他端に、据込み加工により軸方
向と直交する方向の断面を広げて第2広断面部を形成す
る第2据込工程と、トリミング加工によりこの第2広断
面部を軸方向に剪断して第2異形部を形成する第2トリ
ミング工程と、を有する全ての長軸製造方法が含まれ
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、金属製の棒
体の軸方向一端に、据込み加工により軸方向と直交する
方向の断面を広げて第1広断面部を形成する第1据込工
程と、トリミング加工により前記第1広断面部を軸方向
に剪断して第1異形部を形成する第1トリミング工程
と、前記棒体の軸方向他端に、据込み加工により軸方向
と直交する方向の断面を広げて第2広断面部を形成する
第2据込工程と、トリミング加工により前記第2広断面
部を軸方向に剪断して第2異形部を形成する第2トリミ
ング工程と、を有するので、異形部の角部のアールを小
さくすることができ、棒体の中央部分が一定の機械的強
度を維持し、しかも、少ない時間及び手間で、両端に異
形部が形成された長軸を製造することができる。
【0063】請求項2に記載の発明では、据込加工によ
り一端に軸方向と直交する方向の断面が広げられた第1
広断面部をトリミング加工により軸方向に剪断して形成
された第1異形部と、据込加工により他端に軸方向と直
交する方向の断面が広げられた第2広断面部をトリミン
グ加工により軸方向に剪断して形成された第2異形部
と、を有するので、異形部の角部のアールが小さく、中
央部分は一定の機械的強度を維持し、少ない時間及び手
間で製造することができる。
【0064】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記第1異形部及び前記第2異形部
の形状が、第1異形部又は第2異形部の一方の軸方向投
影領域が他方の軸方向投影領域に包含される形状とされ
ているので、長軸を金型からスムーズに抜き取ることが
できる。
【0065】請求項4に記載の発明では、金属製の棒体
の軸方向一端に、据込み加工により軸方向と直交する方
向の断面を広げて第1広断面部を形成可能な第1据込部
材と、トリミング加工により前記第1広断面部を軸方向
に剪断して第1異形部を形成可能な第1トリミング部材
と、前記棒体の軸方向他端に、据込み加工により軸方向
と直交する方向の断面を広げて第2広断面部を形成可能
な第2据込部材と、トリミング加工により前記第2広断
面部を軸方向に剪断して第2異形部を形成可能な第2ト
リミング部材と、を有するので、 第1トリミング部材
及び第2トリミング部材によって剪断加工するので、ア
ールの小さい角部を有する異形部が両端に形成され、か
つ、一定の機械的強度が維持された中央部分を有する長
軸を少ない時間及び手間で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る長軸製造装置を使
用した長軸製造方法によってリトラクタのトーションバ
ーを製造する一連の工程を示す工程図であり、(A)は
第1据込工程、(B)は先付工程、(C)は第1トリミ
ング工程、(D)は第2据込工程、(E)は第2トリミ
ング工程をそれぞれ示す。
【図2】(A)は一実施の形態に係る長軸製造方法に使
用されるワークを示す正面図及び平面図であり、(B)
は第1据込工程により一端に広断面円柱部が形成された
ワークを示す正面図及び平面図であり、(C)は先付工
程により他端に先付部が形成されたワークを示す正面図
及び平面図であり、(D)は第1トリミング工程により
一端に六角柱部が形成されたワークを示す正面図及び平
面図であり、(E)は第2据込工程により他端に広断面
円柱部が形成されたワークを示す正面図、平面図及び底
面図であり、(F)は第2トリミング工程により他端に
六角柱部が形成されたトーションバーを示す正面図、平
面図及び底面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の第
1据込工程により、据込ダイにワークをセットした状態
を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の第
1据込工程により、ワークの一端に広断面円柱部を形成
した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の先
付工程により、ワークを先付ダイにセットした状態を示
す断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の先
付工程により、ワークの他端に先付部を形成した状態を
示す断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の第
1トリミング工程により、ワークの一端に六角柱部を形
成した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の第
1トリミング工程が終了しワークをトリミングダイから
取り出した状態を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の第
2据込工程により、ワークを据込ダイにセットした状態
を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2据込工程により、ワークの他端に広断面円柱部を形
成する状態を示す断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2据込工程により、ワークの他端に広断面円柱部を形
成した状態を示す断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2据込工程が終了し、ワークを据込ダイから取り出す
状態を示す断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2据込工程が終了し、ワークを据込ダイから取り出し
た状態を示す断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2トリミング工程により、ワークをトリミングパンチ
にセットした状態を示す断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2トリミング工程により、ワークの他端に六角柱部を
形成した状態を示す断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法の
第2トリミング工程が終了し、トーションバーをトリミ
ングダイから取り出した状態を示す断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法に
よって製造されるトーションバーを示す斜視図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法に
よって製造されるトーションバーが使用されるリトラク
タを示す斜視図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係る長軸製造方法に
よって製造されるトーションバーが使用されるリトラク
タを示す図18のXX−XX線断面図である。
【符号の説明】
10A ワーク(棒体) 12 据込ダイ(第1据込部材) 20 据込パンチ(第1据込部材) 22 据込ロッド(第1据込部材) 38 トリミングダイ(第1トリミング部材) 40 トリミングパンチ(第1トリミング部材) 52 据込ダイ(第2据込部材) 66 パンチ(第2据込部材) 68 押圧ロッド(第2据込部材) 72 トリミングパンチ(第2トリミング部材) 82 トリミングダイ(第2トリミング部材) 90 トーションバー(長軸) 92 六角柱部(第1異形部) 94 六角柱部(第2異形部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B60R 22/34 B60R 22/34 (72)発明者 青木 道生 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 坂口 喜英 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の棒体の軸方向一端に、据込み加
    工により軸方向と直交する方向の断面を広げて第1広断
    面部を形成する第1据込工程と、 トリミング加工により前記第1広断面部を軸方向に剪断
    して第1異形部を形成する第1トリミング工程と、 前記棒体の軸方向他端に、据込み加工により軸方向と直
    交する方向の断面を広げて第2広断面部を形成する第2
    据込工程と、 トリミング加工により前記第2広断面部を軸方向に剪断
    して第2異形部を形成する第2トリミング工程と、 を有することを特徴とする長軸製造方法。
  2. 【請求項2】 据込加工により一端に軸方向と直交する
    方向の断面が広げられた第1広断面部を、トリミング加
    工により軸方向に剪断して形成された第1異形部と、 据込加工により他端に軸方向と直交する方向の断面が広
    げられた第2広断面部を、トリミング加工により軸方向
    に剪断して形成された第2異形部と、 を有することを特徴とする長軸。
  3. 【請求項3】 前記第1異形部及び前記第2異形部の形
    状が、第1異形部又は第2異形部の一方の軸方向投影領
    域が他方の軸方向投影領域に包含される形状とされてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の長軸。
  4. 【請求項4】 金属製の棒体の軸方向一端に、据込み加
    工により軸方向と直交する方向の断面を広げて第1広断
    面部を形成可能な第1据込部材と、 トリミング加工により前記第1広断面部を軸方向に剪断
    して第1異形部を形成可能な第1トリミング部材と、 前記棒体の軸方向他端に、据込み加工により軸方向と直
    交する方向の断面を広げて第2広断面部を形成可能な第
    2据込部材と、 トリミング加工により前記第2広断面部を軸方向に剪断
    して第2異形部を形成可能な第2トリミング部材と、 を有することを特徴とする長軸製造装置。
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