JPH11347467A - マスキング材 - Google Patents

マスキング材

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Publication number
JPH11347467A
JPH11347467A JP10165046A JP16504698A JPH11347467A JP H11347467 A JPH11347467 A JP H11347467A JP 10165046 A JP10165046 A JP 10165046A JP 16504698 A JP16504698 A JP 16504698A JP H11347467 A JPH11347467 A JP H11347467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
masking material
sheet
main body
infusible
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP10165046A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ogawa
正則 小川
Kuninori Ito
邦矩 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagoya Oil Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nagoya Oil Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nagoya Oil Chemical Co Ltd filed Critical Nagoya Oil Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、加熱した場合であっても被
マスキング部の表面を汚すことのないマスキング材を提
供することである。 【解決手段】 被マスキング部4を被覆保護するマスキ
ング材1であって、該被マスキング部4に適合する形状
を有するプラスチックシート成形物からなるマスキング
材本体2と、該マスキング材本体2に裏打ちされている
不融性シート3とからなることを特徴とするマスキング
材1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
おける被マスキング部を被覆保護するマスキング材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車等の一部を異色塗装する
場合、被マスキング部を被覆保護するマスキング材が使
用される。このマスキング材は、従来、熱可塑性樹脂シ
ートを該被マスキング部に適合するような形状に成形す
ることによって製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように熱可塑性樹脂シートの成形物からなるマスキング
材を被マスキング部に取付け、塗装を施した後加熱する
と、該マスキング材が熱によって溶融し、該被マスキン
グ部の表面に付着して該表面を汚してしまうという問題
があった。
【0004】従って、本発明の課題は、加熱した場合で
あっても被マスキング部の表面を汚すことのないマスキ
ング材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、被マスキング部(4)を被覆保護するマ
スキング材(1)であって、該被マスキング部(4)に
適合する形状を有するプラスチックシート成形物からな
るマスキング材本体(2)と、該マスキング材本体
(2)に裏打ちされている不融性シート(3)とからな
ることを特徴とするマスキング材(1)を提供するもの
である。該不融性シート(3)は、紙、不織布、繊維編
織物、金属箔又はこれらの2種以上の積層シートである
のが好ましい。
【0006】上記マスキング材(1)を被マスキング部
(4)に取付け、塗装等の表面処理を施した後加熱して
も、プラスチックシート成形物からなるマスキング材本
体(2)に裏打ちされている不融性シート(3)は熱に
よって溶融しないため、該マスキング材本体(2)が溶
融した場合でも、その溶融したマスキング材本体(2)
が被マスキング部(4)の表面に付着することが該不融
性シート(3)によって防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。本発明の一実施形態によるマスキング材
1を図1に示す。該マスキング材1は、プラスチックシ
ート成形物からなるマスキング材本体2と、該マスキン
グ材本体2に裏打ちされている不融性シート3とからな
る。該マスキング材本体2は、被マスキング部に適合す
る形状を有し、本実施形態においては、断面コの字状の
本体部11と、該本体部11の両縁から延設されるフランジ
12と、該本体部11に形成された補強リブ13とからなる形
状を有し、該本体部11の内側は被マスキング部への嵌合
部14となっている。
【0008】上記プラスチックシートは、例えばポリス
チレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、熱可塑性ポリ
エステル等の熱可塑性プラスチックのシートまたはポリ
アミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リフェニレンエーテル,ポリフェニレンオキシド、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスル
フィド、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケト
ン、結晶性ポリエステル、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリアミノビスマレイミド、
メチルペンテンコポリマー、セルロースアセテート等の
エンジニアリングプラスチックのシート、あるいは上記
エンジニアリングプラスチックと他の熱可塑性プラスチ
ック、合成ゴム、合成樹脂等とのポリマーアロイのシー
ト、あるいは上記プラスチックの二種以上の混合物のシ
ート、あるいは上記プラスチックシートの二種以上の積
層物からなる。
【0009】上記プラスチックシートには、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミ
ナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、ク
レー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、ケイ酸カルシ
ウム、ベンナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラッ
ク、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライ
アッシュ、セメント、ジルコニア粉等の無機充填剤、木
綿、竹、麻、羊毛等の天然繊維、ポリアミド繊維、ポリ
エステル繊維、アクリル繊維、ビスコース繊維、アセテ
ート繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維等の有
機合成繊維、アスベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、
セラミック繊維、金属繊維、ウィスカー等の無機繊維、
リンター、リネン、サイザル、木粉、ヤシ粉、クルミ
粉、でん粉、小麦粉等の有機充填材等の補強材を添加し
て形状保持性、寸法安定性、圧縮及び引張強度等を向上
させてもよいし、更に難燃剤、防炎剤、防虫剤、防腐
剤、ワックス類、滑剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤、結晶化促進剤、化学発泡剤、カ
プセル型発泡剤等の発泡剤、染料、顔料等の着色剤、D
OP、DBP等の可塑剤等の一種又は二種以上が混合さ
れてもよい。
【0010】本発明における不融性シート3とは、熱に
よって溶融しないか、または表面処理後の加熱温度より
も高い融点を有するシートをいう。かかる不融性シート
3としては、紙、不織布、繊維編織物、金属箔又はこれ
らの2種以上の積層シートを使用するのが好ましい。紙
の種類としては、特に限定されることはない。不織布又
は繊維編織物を使用する場合、該不織布又は繊維編織物
を構成する繊維としては、例えばアクリル繊維、ウレタ
ン繊維、アセテート繊維等の合成繊維、パルプ、木綿、
羊毛、ヤシ繊維、麻繊維、竹繊維等の天然繊維、ガラス
繊維、炭素繊維、セラミック繊維、石綿等の無機繊維、
又はこれらの繊維を使用した繊維製品のスクラップを解
繊して得られた再生繊維等の一種又は二種以上の繊維を
使用することができるが、特に合成繊維を使用する場合
には、表面処理後の加熱温度よりも高い融点を有するも
のでなくてはならない。金属箔としては、コスト等の面
からアルミ箔を使用するのが好ましい。
【0011】上記マスキング材1は、(a) プラスチック
シートと不融性シート3とをあらかじめ貼着した後、成
形することにより製造してもよいし、(b) 成形時にプラ
スチックシートと不融性シート3とを積層、貼着するこ
とにより製造してもよいし、(c) プラスチックシートの
みを成形した後、該成形プラスチックシートの裏面に不
融性シート3を貼着することにより製造してもよい。
【0012】上記(a) 及び(c) の方法におけるプラスチ
ックシートと不融性シート3との貼着には、例えば接着
剤による接着や、加熱融着等が適用される。該加熱融着
としては、例えば電熱加熱、遠赤外線加熱、高周波加
熱、電磁波加熱、超音波加熱等がある。一方、上記(b)
の方法の場合、成形を熱成形で行うか、あらかじめプラ
スチックシートを加熱軟化させてから不融性シート3と
重ねて成形すれば、接着剤を使用したり、別途加熱融着
処理を施す必要はない。なお、成形方法としては、真空
成形、プレス成形等があるが、不融性シート3とともに
成形する場合には、プレス成形によって行うのが好まし
い。
【0013】上記マスキング材1に所定の形状を保持さ
せるには、プラスチックシート及び/又は不融性シート
3がある程度の剛性を有する必要がある。プラスチック
シートに剛性を付与するには、該プラスチックシートの
厚みを2μm以上とするのが好ましく、特に3μm〜3
mmとするのが好ましい。一方、不融性シート3に剛性
を付与する場合には、該不融性シート3の種類に応じて
厚みや材料を適宜選択すればよい。
【0014】上記マスキング材1は、図2に示すように
窓枠等の枠状の部材(被マスキング部)4に嵌合部14を
介して嵌着される。その後、該部材4以外の部分に対し
て、既に該部材4に塗装された色と異なる色を塗装する
等の処理を施し、加熱する。このときの加熱温度が上記
プラスチックシートの融点以上の温度であり、マスキン
グ材本体2が溶融したとしても、該マスキング材本体2
には不融性シート3が裏打ちされているため、その溶融
したマスキング材本体2が該部材4の表面に付着するこ
とが該不融性シート3によって防止される。加熱後、該
部材4からマスキング材1を取り外す。
【0015】以上、図面を参照して本発明を説明した
が、本発明は図面に示した態様に限定されることはな
く、本発明の範囲を逸脱しない限り種々の変更を施すこ
とができる。例えば、マスキング材はいかなる形状を有
していてもよいし、不融性シートは多層構造であっても
よい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、塗装を施した後加熱し
た場合であっても、該マスキング材の溶融物によって被
マスキング部の表面が汚れることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるマスキング材の斜視
図である。
【図2】図1におけるマスキング材を被マスキング部に
取付固定した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…マスキング材 2…マスキング材本体 3…不融性シート 4…部材(被マスキング部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被マスキング部を被覆保護するマスキン
    グ材であって、該被マスキング部に適合する形状を有す
    るプラスチックシート成形物からなるマスキング材本体
    と、該マスキング材本体に裏打ちされている不融性シー
    トとからなることを特徴とするマスキング材。
  2. 【請求項2】 該不融性シートが、紙、不織布、繊維編
    織物、金属箔又はこれらの2種以上の積層シートである
    請求項1記載のマスキング材。
JP10165046A 1998-06-12 1998-06-12 マスキング材 Pending JPH11347467A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106311537A (zh) * 2016-08-26 2017-01-11 河南森源电气股份有限公司 一种静电喷塑防护方法及实施该方法的挡具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106311537A (zh) * 2016-08-26 2017-01-11 河南森源电气股份有限公司 一种静电喷塑防护方法及实施该方法的挡具
CN106311537B (zh) * 2016-08-26 2018-09-21 河南森源电气股份有限公司 一种静电喷塑防护方法及实施该方法的挡具

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