JPH11346916A - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
- Publication number
- JPH11346916A JPH11346916A JP10164895A JP16489598A JPH11346916A JP H11346916 A JPH11346916 A JP H11346916A JP 10164895 A JP10164895 A JP 10164895A JP 16489598 A JP16489598 A JP 16489598A JP H11346916 A JPH11346916 A JP H11346916A
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- JP
- Japan
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- rice
- water
- gelatinization
- cooking
- rice cooker
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- Pending
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
短縮することを目的とする。 【解決手段】 炊飯前に予め、米を浸水させる水をpH
>7の液性にすることにより米の澱粉を糊化し、加熱前
に予め、糊化させておくことにより、炊飯時間を短縮で
きる。
Description
るジャー炊飯器等の米を炊飯する調理器具に関するもの
である。
浸水し、その後、加熱することにより米の澱粉を糊化
し、米を米飯へと変化させる。この浸水過程において米
は糊化に必要な水を含水率30%程度まで吸水する。そ
の後加熱することにより、糊化が進み、その結果さらに
吸水が進み、最終米飯の状態になると含水率63%前後
にまで吸水する。通常、初期浸水から糊化完了までの一
連の炊飯には40分程度の時間を要する。
化に伴い、この時間が長いという要求が高まっている。
しかしながら、米から製造される上新粉や白玉粉、ある
いは馬鈴薯澱粉である片栗粉などの澱粉のように単独で
存在する粉の場合には、吸水から糊化するまでに100
℃で10秒程度であるが、米の炊飯の場合は、米の澱粉
は米胚乳細胞内に存在するため澱粉単体に比べて吸水も
また後の糊化も遅いため、前記のように40分程度の時
間を要する。
るものであり、米胚乳細胞内に存在する澱粉の吸水、糊
化を促進し、炊飯時間を短縮することを目的とする。
に本発明は、炊飯に使用する水の液性をpH>7とする
ものである。水の液性をpH>7にすることにより、浸
水工程において米の澱粉をアルカリ糊化させることがで
きるので、糊化に伴い吸水も増加するため、吸水速度を
増加させることができる。また、既に糊化も進んでいる
ため、その後の加熱による糊化段階においても、炊飯時
間が短縮できる。
に使用する水の液性をpH>7としたことにより、米の
澱粉アルカリ糊化することができ、吸水、糊化を促進
し、炊飯時間を短縮することができる。
の液性の水を使用した後、pH<7の液性の水で中和す
るようにしたことにより、過剰なアルカリ糊化による飯
粒表面の崩れを防ぎ、食味を確保することができる。
て説明する。
本体、12は米と水を収容し炊飯する炊飯鍋、13は前
記炊飯鍋を加熱する加熱コイル、14は電源装置、15
は前記炊飯鍋の鍋族温度を検知する温度センサ、16は
前記加熱コイル、前記温度センサを制御する制御回路、
17は蓋体、18は前記炊飯鍋に収容された水の液性を
pH>7にするために添加する試薬を収容する試薬庫で
ある。試薬は炭酸水素ナトリウムである。まず、炊飯鍋
12に米と水を入れ、次に、試薬庫18から炭酸水素ナ
トリウムを添加し、水の液性がpH11近傍になるよう
にする。この状態で一定時間米を浸水し、吸水させる。
その後、電源装置14をONし、加熱コイル13により
炊飯鍋12を加熱することにより、内部に収容されてい
る米と水を加熱し、糊化させ、炊飯を完了する。
ムを使ったが水酸化ナトリウムなど水に溶解するとアル
カリ性を呈するものであればいかなるものでもよい。本
実施例の炊飯方法において炊飯完成度合の尺度の一項目
である糊化度の変化を従来例と共に図2に示す。図2よ
り、炊飯完成の指標である糊化度93%以上に従来例で
は40分要するのに対し、本実施例では22分であり、
炊飯時間を短縮できる。
本体、32は米と水を収容し炊飯する炊飯鍋、33は前
記炊飯鍋を加熱する加熱コイル、34は電源装置、35
は前記炊飯鍋の鍋族温度を検知する温度センサ、36は
前記加熱コイル、前記温度センサを制御する制御回路、
37は蓋体、38は液性がpH>7およびpH<7の水
を前記炊飯鍋に供給する電気分解槽である。
1は電解槽、42は陰極側生成物と陽極側生成物を分別
しておく隔膜、43は電源、44a、44bは電極であ
る。電解槽41内に電解溶液を注入し、電気分解する。
陽極側にはpH<7の溶液が陰極側にはpH>7の溶液
が生成蓄積されることになる。電解溶液は本実施例では
水道水であるが、電気分解可能な溶液であればいかなる
電解溶液であっても構わない。まず、炊飯鍋32に米と
上記電気分解槽により生成したpH<7の溶液を入れ
る。この状態で一定時間米を浸水し、吸水させる。その
後、上記電気分解槽により生成したpH<7の溶液を注
入し、上記炊飯鍋35内の米および水の液性をpH=7
近傍に中和する。次に電源装置34をONし、加熱コイ
ル33により炊飯鍋32を加熱することにより、内部に
収容されている米と水を加熱し、糊化させ、炊飯を完了
する。
の尺度の一項目である糊化度の変化を従来例と共に図5
に示す。図5より、炊飯完成の指標である糊化度93%
以上に従来例では40分要するのに対し、本実施例では
22分であり、炊飯時間を短縮できる。また炊飯後の米
飯の食味評価結果結果を図6に示す。本実施例によれば
食味評価の一尺度である米飯粒表面の粘り、付着性が実
施例1よりも良好にすることができる。
によれば、米の炊飯において、予め米をpH>7の液性
の水で浸水し、浸水段階で米を糊化させるおくことによ
り、浸水後の加熱前に糊化が進んでいるために結果的に
米の糊化時間である炊飯時間を短縮することが可能とな
る。
ば、pH>7の液性の水に浸水させた後に、pH<7の
液性の水で中和し、その後加熱することにより、浸水後
の加熱前に糊化が進んでおり結果的に米の糊化時間であ
る炊飯時間を短縮することが可能となる、かつ、食味を
良好にすることができる。
食味評価結果を示す図
めに添加する試薬を収容する試薬庫 31 炊飯器本体 32 米と水を収容し炊飯する炊飯鍋 33 炊飯鍋を加熱する加熱コイル 34 電源装置 35 炊飯鍋の鍋族温度を検知する温度センサ 36 加熱コイル、温度センサを制御する制御回路 37 蓋体 38 電気分解槽 41 電解槽 42 隔膜 43 電源 44a、44b 電極
Claims (5)
- 【請求項1】 pH>7の液性の水を加えて炊飯してな
る炊飯器。 - 【請求項2】 pH>7の液性の水を炊飯中に中和して
なる請求項1記載の炊飯器。 - 【請求項3】 前炊き工程の後半に水を中和してなる請
求項2記載の炊飯器。 - 【請求項4】 pH>7の液性の水を電気分解して得て
なる請求項1記載の炊飯器。 - 【請求項5】 電気分解して得られたpH<7の液性の
水を加えることにより中和してなる請求項2記載の炊飯
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10164895A JPH11346916A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10164895A JPH11346916A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11346916A true JPH11346916A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15801916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10164895A Pending JPH11346916A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11346916A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015188361A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 加工米飯及びその製造方法 |
JP2016182102A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-20 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 加工米飯 |
CN110584462A (zh) * | 2019-10-30 | 2019-12-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种电饭煲的控制方法与电饭煲 |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP10164895A patent/JPH11346916A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015188361A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 加工米飯及びその製造方法 |
JP2016182102A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-20 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 加工米飯 |
CN110584462A (zh) * | 2019-10-30 | 2019-12-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种电饭煲的控制方法与电饭煲 |
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