JPH1134600A - 壁紙の剥離方法及び装置 - Google Patents

壁紙の剥離方法及び装置

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JPH1134600A
JPH1134600A JP21015297A JP21015297A JPH1134600A JP H1134600 A JPH1134600 A JP H1134600A JP 21015297 A JP21015297 A JP 21015297A JP 21015297 A JP21015297 A JP 21015297A JP H1134600 A JPH1134600 A JP H1134600A
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JP
Japan
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pressurized steam
peeled
steam
pressurized
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JP21015297A
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Kanji Miyaki
完志 宮木
Toshiki Shinkawa
俊樹 新川
Kenichi Maekawa
賢一 前川
Hitomi Kato
仁美 加藤
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Yayoi Chemical Industry Co Ltd
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Yayoi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時の被剥離面からの液垂れによる床面の
汚損あるいは張り替え後の壁紙面のフクレを回避して、
剥離作業後連続して新規な壁紙を再貼付、施工可能な壁
紙剥離方法及びそのための装置を提供する。 【解決手段】 被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水
蒸気を噴霧し被剥離層と下地との間が軟化したときに、
被剥離層を剥離、除去する方法及び被剥離層表面を被覆
する被覆手段、該被覆手段と被剥離層表面との間に存在
する加圧水蒸気噴霧孔または該被覆手段の内部に存在す
る噴出孔頭及び該噴出孔頭の近辺に設けられた邪魔板よ
り成る加圧水蒸気拡散構造並びに加圧水蒸気供給手段と
を備えた壁紙剥離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁紙の張り替え時
において表面の化粧層(ビニール層)を剥離した際に下
地に残る裏紙及び接着剤層の除去を容易且つ完全に実施
する壁紙剥離方法及びその際に使用する壁紙剥離装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁紙の貼り替え時において、表面
の壁紙を剥離し下地に残る裏紙及び接着剤層を除去する
際には、これらの被剥離層の表面に水または温水を塗布
し、被剥離層の膨潤、軟化を待った後、ヘラなどを使用
して被剥離層を下地の表面から剥離、除去する方法が採
用されてきた。この方法では、被剥離層の軟化に相当の
時間を要するばかりでなく、余剰の水または温水が床面
まで垂れ、床面を汚損する畏れがあるなどの難点があっ
た。また、剥離後の下地を乾燥するためにも相当の時間
を要し、直ちに新規な壁紙を貼る作業に着手することは
出来なかった。
【0003】なお、表面の化粧層(ビニール層)を剥離
に際して、完全な剥離作業は相当に困難であるため、完
全な剥離をおこなうことなく、新規の壁紙を貼る場合も
あった。 この場合、石膏ボードで下地を作り、その上
に裏打ち紙を貼り新規な壁紙を貼るが、この際には裏打
ち紙の接着が充分に行われないことがある。 さらに石
膏ボード以外の下地材料を使用してシーラー処理および
/またはプライマー処理を施した上に施工する場合もあ
るが、同下地材料の吸水能力が小さいため、同下地に吸
収しきれない水分によって裏打ち紙が伸長する結果、再
施工後の壁紙表面にフクレが発生する問題があった。
古い下地を完全に除去し、石膏ボ−ド下地を作成し、あ
るいは新規の石膏ボ−ドを重ねて貼る場合には、フクレ
発生の問題は一応解決できるが、そのためには相当大規
模な追加工事を必要とする難点があった。 また、下地
に残る古い裏紙の除去を効果的に行うために、被剥離層
の表面に界面活性剤溶液を塗布する場合が多いが、界面
活性剤溶液を使用した場合には、除去後の下地面に界面
活性剤が残留し、該界面活性剤が裏打ち紙側よりも石膏
ボ−ド側により高濃度に移行、浸透する結果、石膏ボ−
ドの表面を脆弱化しあるいは接着状態に変化を来す場合
もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上記の問
題点に鑑み、被剥離層の軟化のために水または界面活性
剤溶液を塗布することなく、また、剥離後速やかに新規
な壁紙の貼り替え作業を連続して着手可能な壁紙の剥離
方法及びその方法を実施するために便利な剥離装置を取
得、提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る壁紙剥離方法では、被
剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水蒸気を噴霧し被剥
離層と下地との間の結合が軟化した後に該被剥離層を除
去することを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係る壁紙剥
離装置では、被剥離層表面を被覆する手段、該被覆手段
と被剥離層表面との中間位置に存在し、末端が加圧水蒸
気供給手段と連通する被剥離層表面のほぼ全面に一斉に
加圧水蒸気を噴霧可能な加圧水蒸気噴霧手段及び該加圧
水蒸気噴霧手段に加圧水蒸気を供給可能な加圧水蒸気供
給手段よりなることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項3に記載の発明に係る壁紙剥
離装置では、周辺部分が被剥離層表面と密着可能で且つ
被剥離層表面との間に距離を維持するに足る周辺部分を
有するパネル状の被剥離層表面被覆手段、被剥離層表面
と前記被覆手段の中間の位置にあって被剥離層表面に対
向する位置に被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水蒸
気を噴霧可能な複数の加圧水蒸気噴出孔を設け、末端が
加圧水蒸気供給手段と連通する加圧水蒸気噴霧手段及び
耐圧容器内の圧力を調整可能な手段、耐圧容器内に加圧
水蒸気を発生する手段、耐圧容器を加熱する手段並びに
発生した加圧水蒸気を前記加圧水蒸気噴霧手段に供給可
能な供給路を設けた加圧水蒸気供給手段よりなることを
特徴とするものである。
【0008】更に、請求項4に記載の発明に係る壁紙剥
離装置では、周辺部分が被剥離層表面と密着可能で且つ
被剥離層面との間に距離を維持するに足る周辺部分を有
するパネル状の被剥離層表面被覆手段、前記被覆手段を
構成する少なくとも一面の周辺部分の側壁内面に固定さ
れた噴気孔頭および該噴気孔頭に近接する位置に設けら
れ噴出する加圧水蒸気流を衝突させて前記被剥離層表面
被覆手段の内部に水蒸気を拡散充満させることにより被
剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水蒸気を分布噴霧可
能な加圧水蒸気噴霧手段及び加圧水蒸気供給手段と連通
する加圧水蒸気噴霧手段及び該加圧水蒸気噴霧手段の吐
出圧を調整可能な手段、耐圧容器内に加圧水蒸気を発生
する手段、耐圧容器を加熱する手段並びに発生した加圧
水蒸気を前記加圧水蒸気噴霧手段に供給可能な供給路を
設けた加圧水蒸気供給手段よりなることを特徴とするも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(請求項1に記載の発明に係る壁紙剥離方法に関する実
施の形態)被剥離層表面に対向し、好ましくは被剥離層
表面に対し垂直方向から、被剥離層表面の各部分に均一
に分布する様に一斉に加圧水蒸気を噴霧する。使用する
加圧水蒸気は常圧以上、温度は水の沸点前後の温度を維
持する加圧水蒸気である。加圧水蒸気の圧力は1.1気
圧以上、温度は60℃以上105℃程度であればよい
が、取扱の容易さを勘案して1.1〜2.0気圧、80
〜100℃程度の加圧水蒸気が適当である。該加圧水蒸
気は連通する供給路を介して、加圧水蒸気供給手段より
供給される。
【0010】加圧水蒸気の噴霧操作中及び/又は水蒸気
の噴霧後一定時間、被剥離層と下地との間に存在する糊
材などの結合が軟化する迄、加圧水蒸気を高濃度に維持
して接触を保つ。この際に使用する加圧水蒸気の噴霧量
は、水蒸気の凝集による水滴が被剥離層表面を流下して
下の床面を汚損しない範囲で、可及的多量である方が一
層効果的である。加圧水蒸気と被剥離層表面との接触が
充分に行われた結果、被剥離層と下地との間に存在する
糊材などの結合が所期の程度に膨潤、軟化したことを確
認した後に、ヘラなどを使用して被剥離層と下地との間
を分離し、下地から被剥離層を剥離、除去する。この剥
離、除去作業は格別の労力を要することなく、従来行わ
れてきた壁紙の剥離作業に比較して、極めて容易に格段
に高い作業能率を維持して実施することが出来る。
【0011】(請求項2乃至請求項4に記載の発明に係
る壁紙剥離装置に関する実施の形態)本発明の壁紙剥離
装置では、被剥離層表面を被覆する手段、該剥離層表面
のほぼ全面に一斉に加圧水蒸気を噴霧する手段あるいは
被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水蒸気を拡散分布
させる手段及び加圧水蒸気供給手段よりなる。
【0012】被剥離層表面を被覆する手段は被剥離層表
面のほぼ全面に一斉に噴霧された加圧水蒸気を被剥離層
表面に接触させ、接触状態を一定時間保持する機能を有
する。 このため、その周辺部位は被剥離層表面と密着
する構造となっている。一般に、被剥離層面は長方形を
なすことが多いので、それに対応して被剥離層表面を被
覆する手段も長方形あるいは正方形の構造をなすことが
多い。但し、被剥離層表面を被覆する手段は、この形に
限定されるものではない。
【0013】被剥離層表面を被覆する手段の特に好まし
い構造としては、周辺部分が被剥離層表面と密着可能で
且つ被剥離層表面との間に距離を維持するに足る周辺部
分を有するパネル状の構造である。 周辺部分の被剥離
層表面と接触する面は、被剥離層表面のほぼ全面に一斉
に噴霧した加圧水蒸気を、あるいは拡散分布した加圧水
蒸気を、効率的に該被覆手段の内部に維持、保留する目
的から、被剥離層表面と密着可能な様に仕上げられる。
また、被剥離層表面に接触させた該被覆手段は、一度接
触させた後には被剥離層表面に容易に接触支持可能な様
に、該被覆手段の外側の部位に取っ手などの把持部を設
置し、あるいは特に作業者の手などにより外部から支持
せずとも、被剥離層表面から脱落することが無い様にし
ておくことが好ましい。 なお、被剥離層表面を被覆す
る手段は内部(被剥離層表面に接する側)が加圧水蒸気
に暴露されることを勘案して、耐熱耐圧の材料を使用し
て製作される。
【0014】加圧水蒸気を被剥離層表面に対向して被剥
離層表面のほぼ全面に一斉に噴霧する手段の特に好まし
い構造としては、被剥離層面に対向する位置、好ましく
は被剥離層表面に対し垂直の位置に開孔する複数個の加
圧水蒸気噴出孔を備え、その末端が加圧水蒸気供給手段
と連通する構造である。具体的な構造としては、(イ)
前記被覆手段の内部に平面状に屈曲して固定された多数
の噴出孔を備えた管であって、その末端部が加圧水蒸気
供給手段と連通する構造、(ロ)基幹部より分岐した複
数の各枝部に設けられた多数の噴出孔を備えた管であっ
て、その末端部が加圧水蒸気供給手段と連通する構造、
(ハ)前記被覆手段の構造に略内接する中空の箱状の構
造であって被剥離層表面に対向する面に複数の噴出孔を
備え、その箱状構造の一端が加圧水蒸気供給手段と連通
する構造などが例示される。
【0015】また、加圧水蒸気を被剥離層表面のほぼ全
面に一斉に拡散分布させる装置としては、(ニ)前記被
覆手段を構成する少なくとも一方の側壁面上、被覆手段
内部に固定され、その頂部に単一または比較的少数の噴
出孔を有する噴出孔頭及び該噴出孔頭に近接し噴出する
水蒸気流が衝突して分散する位置に設置された邪魔板及
び噴出孔頭の末端部が加圧水蒸気供給手段と連通する構
造などが例示される。
【0016】この(ニ)の構造にあっては、噴出孔頭の
頂部から噴出する水蒸気流は邪魔板に衝突する結果、直
進することなく多方向に拡散分布し、瞬時に前記被覆手
段内に均一に充満し、被剥離層表面のほぼ全面に一斉に
水蒸気を接触、付与する作用がある。
【0017】なお、前記(ニ)の構造では噴出孔がノズ
ル状の単一または比較的少数の孔であるため、装置の使
用時に被覆手段の内部に吐出する水蒸気の圧力を容易に
一定範囲に維持、制御可能であると云う利点がある。ま
た、噴出孔頭及び邪魔板は簡単な構造であるので、本装
置を容易に製作することが可能であり、故障の発生も少
ないと云う利点もある。
【0018】図1は、被剥離層表面側から見た(イ)の
構造、すなわち、前記被覆手段(1)の内部に平面状に
屈曲して固定され、多数の噴出孔(3)を備えた管
(2)であって、その末端部は加圧水蒸気供給手段と連
通する部分(4)より成る構造を示す概念図である。
【0019】図2は、被剥離層表面側から見た(ロ)の
構造、すなわち、前記被覆手段(1)の内部に固定され
基幹部管より分岐した複数の各枝管部に設けられた多数
の噴出孔(3)を備えた管(2)であって、その末端部
は加圧水蒸気供給手段と連通する部分(4)より成る構
造を示す概念図である。
【0020】図3は、被剥離層表面側から見た(ハ)の
構造、すなわち、前記被覆手段(1)に固定され、それ
に略内接する中空の箱状の構造(2)であって、被剥離
層表面に対向する面に複数の噴出孔(3)を備え、その
箱状構造の一端は加圧水蒸気供給手段と連通する部分
(4)より成る構造を示す概念図である。
【0021】図4の(a)は、被剥離層表面側から見た
(ニ)の構造、すなわち、前記被覆手段(1)の一方の
側壁面を貫通し同側壁面に固定され、その頂部に噴気孔
(3)を有する噴気孔頭(5)及び同噴気孔頭の近接し
噴出する水蒸気流が衝突する位置に設置固定された邪魔
板(6)、噴気孔頭頂部に連続する他端が加圧水蒸気供
給手段と連通する部分(4)より成る構造を示す概念図
である。
【0022】また、図4の(b)は、前記(ニ)の構造
を長手方向側面から見た概念的断面図であって、特に噴
気孔頭(5)と邪魔板(6)との位置関係を示す。 更
に(ニ)の構造では、前記被覆手段(1)の外部背面部
(被剥離層表面に接する側に対する反対側)には、被覆
手段(1)内部に噴出、充満させた水蒸気を、一定時
間、可及的に被覆手段(1)の外部に逸出させない様
に、被覆手段(1)部分を被剥離層表面部位への密着、
保持を容易するために設けた把持部(7)を付してあ
る。なお、把持部(7)あるいは同把持部と同等の機能
を有する部材を、(ニ)の構造以外の構造、たとえば
(イ)乃至(ハ)の構造に設置してもよい。(但し、図
1乃至図3には、同把持部の図示を省略してある。)
【0023】図1乃至図3における小形の丸印または図
4における噴出孔頭(5)上に存在する小長方形は、そ
れぞれ、被剥離層表面に加圧水蒸気を噴出する噴出孔
(3)を示し、噴出孔(3)は任意の形態を採用し得る
ことを示す。また、各図とも加圧水蒸気供給手段と連通
する部分(4)に付す矢印は、その部位より加圧水蒸気
が供給されることを示す。更に加圧水蒸気供給手段と連
通する部分(4)が被覆手段(1)構造の側面部を貫通
する外側の位置には、加圧水蒸気供給手段からの水蒸気
の供給を開始または停止し、あるいは供給量の制御を行
うためにコックまたはバルブ(図示を省略)を設けても
よい。
【0024】加圧水蒸気供給手段は、加熱により加圧水
蒸気を発生させ前記の加圧水蒸気噴霧手段に必要な加圧
水蒸気を供給するための手段である。
【0025】具体的には、該供給手段は内蔵する水を加
熱して加圧水蒸気を発生させ得る耐熱耐圧容器、該容器
内の圧力を測定し供給する水蒸気噴霧手段の噴出口にお
ける水蒸気の吐出圧を調整可能な制御装置及び発生した
加圧水蒸気を前記の加圧水蒸気噴霧手段に連通して水蒸
気を同噴霧手段に供給するための供給口よりなる。な
お、加熱する方法、手段は任意であるが、例えば、前記
耐熱耐圧容器の内部に設けられた電熱式加熱器、前記耐
熱耐圧容器の外部から加熱する灯油燃焼式加熱器などが
挙げられる。 また、該供給手段は、多くの場合、かな
りの重量になることを勘案して、適宜、キャスターなど
の移動手段を付設しておくことが望ましい。
【0026】本発明の壁紙剥離装置の稼働時には、温度
及び圧力が一定範囲に設定された加圧水蒸気は加圧水蒸
気供給手段より加圧水蒸気噴霧手段に供給され、同噴霧
手段の噴出孔より被剥離層表面に対向してそのほぼ全面
に一斉に噴霧される。また、噴霧された加圧水蒸気は、
被剥離層表面に接して支持されている被覆手段の内側で
被剥離層表面と接し、被剥離層面と下地との間に存在す
る糊材などを膨潤、軟化して被剥離層面の剥離を容易な
らしめる。被剥離層面と下地との間が軟化したことを確
認した後は、被剥離層表面を被覆していた被覆手段を撤
去後、任意の方法により、例えばヘラを使用し手により
剥離層面を下地から剥離、除去すればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、水、界面活性剤溶液などを被
剥離層表面に塗布することなく、被剥離層面を下地から
容易に剥離、除去することが出来るので、下地に過剰の
水分あるいは界面活性剤溶液を残すことなく剥離作業を
実施し、直ちにあるいは短時間の経過後に、新規な壁紙
を貼り付ける作業を連続して実施し得ると云う効果があ
る。また、加えて従来、壁紙の張替施工時に、屡々、発
生した被剥離層表面に塗布した水が床面まで流下し、床
面を汚損する危惧あるいは再施工後の壁紙面にフクレが
発生する危惧を完全に回避することが可能となると云う
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の壁紙剥離装置中、被剥離層表面
被覆部分及び加圧水蒸気噴霧部分の例示構造(イ)を示
す概念図である。
【図2】図2は本発明の壁紙剥離装置中、被剥離層表面
被覆部分及び加圧水蒸気噴霧部分の他の例示構造(ロ)
を示す概念図である。
【図3】図3は本発明の壁紙剥離装置中、被剥離層表面
被覆部分及び加圧水蒸気噴霧部分の他の例示構造(ハ)
を示す概念図である。
【図4】図4は本発明の壁紙剥離装置中、被剥離層表面
被覆部分及び加圧水蒸気噴霧部分の他の例示構造(ニ)
を示す概念図である。(a)は被剥離層に接する面の方
向から見た(ニ)の構造を、また、(b)は長手方向側
面からみた(ニ)の構造の断面を示す。
【符号の説明】
1:被剥離層表面被覆部分 2:加圧水蒸気噴霧部分 3:加圧水蒸気噴霧(噴出)孔 4:加圧水蒸気供給口 5:噴気孔頭 6:邪魔板 7:把持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 仁美 富山県西礪波郡福岡町本領70番地 ヤヨイ 化学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水
    蒸気を噴霧し被剥離層と下地との間の結合が軟化した後
    に該被剥離層を除去することを特徴とする壁紙剥離方
    法。
  2. 【請求項2】 被剥離層表面を被覆する手段、該被覆手
    段と被剥離層表面との中間位置に存在し、加圧水蒸気供
    給手段と連通する被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧
    水蒸気を噴霧可能な加圧水蒸気噴霧手段及び該加圧水蒸
    気噴霧手段に加圧水蒸気を供給可能な加圧水蒸気供給手
    段よりなることを特徴とする壁紙剥離装置。
  3. 【請求項3】 周辺部分が被剥離層表面と密着可能で且
    つ被剥離層面との間に距離を維持するに足る周辺部分を
    有するパネル状の被剥離層表面被覆手段、被剥離層表面
    と前記被覆手段の中間の位置に存在し被剥離層表面に対
    向する位置にあって被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加
    圧水蒸気を噴霧可能な複数の加圧水蒸気噴出孔を設け、
    末端が加圧水蒸気供給手段と連通する加圧水蒸気噴霧手
    段及び該加圧水蒸気噴霧手段の吐出圧を調整可能な手
    段、耐圧容器内に加圧水蒸気を発生する手段、耐圧容器
    を加熱する手段並びに発生した加圧水蒸気を前記加圧水
    蒸気噴霧手段に供給可能な供給路を設けた加圧水蒸気供
    給手段よりなることを特徴とする壁紙剥離装置。
  4. 【請求項4】 周辺部分が被剥離層表面と密着可能で且
    つ被剥離層面との間に距離を維持するに足る周辺部分を
    有するパネル状の被剥離層表面被覆手段、前記被覆手段
    を構成する少なくとも一面の周辺部分の側壁内面に固定
    された噴気孔頭および該噴気孔頭に近接する位置に設け
    られ噴出する加圧水蒸気流を衝突させて前記被剥離層表
    面被覆手段の内部に水蒸気を拡散充満させることにより
    被剥離層表面のほぼ全面に一斉に加圧水蒸気を分布噴霧
    可能な加圧水蒸気噴霧手段及び加圧水蒸気供給手段と連
    通する加圧水蒸気噴霧手段及び該加圧水蒸気噴霧手段の
    吐出圧を調整可能な手段、耐圧容器内に加圧水蒸気を発
    生する手段、耐圧容器を加熱する手段並びに発生した加
    圧水蒸気を前記加圧水蒸気噴霧手段に供給可能な供給路
    を設けた加圧水蒸気供給手段よりなることを特徴とする
    壁紙剥離装置。
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