JPH11341484A - 内視鏡映像処理装置 - Google Patents

内視鏡映像処理装置

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JPH11341484A
JPH11341484A JP10149761A JP14976198A JPH11341484A JP H11341484 A JPH11341484 A JP H11341484A JP 10149761 A JP10149761 A JP 10149761A JP 14976198 A JP14976198 A JP 14976198A JP H11341484 A JPH11341484 A JP H11341484A
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Tadakuni Nomura
忠国 野村
Atsushi Amano
敦之 天野
Fumiyuki Onoda
文幸 小野田
Seiki Toriyama
誠記 鳥山
Tetsuya Ono
哲哉 小野
Hiroyuki Ushifusa
浩行 牛房
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像出力端に接続される複数の映像機器に対
して内視鏡画像と文字情報との重畳表示内容を異なるよ
うにできる内視鏡映像処理装置を提供する。 【解決手段】 内視鏡3のCCD8の出力は映像信号処
理回路12により内視鏡画像に対応する内視鏡映像信号
となり、スーパインポーズ回路15A,15B,15C
を経てそれぞれ映像信号17a,17B,17Cなり、
映像出力端4A,4B,4Cから観察モニタ5A等の複
数の映像機器に出力される。データ入力部29からの患
者データは表示選択入力部30からの表示選択の入力に
応じて、キャラクタ発生用ROM24A,24B,24
C及びエンコーダ26A,26B,26Cを経てそれぞ
れスーパインポーズ回路15A,15B,15Cに入力
され、従って映像出力端4A,4B,4Cからそれぞれ
出力される映像信号17A,17B,17Cは内視鏡画
像に患者データ全てを重畳したもの、一部の患者データ
を削除したもの等接続される映像機器に応じて変更可能
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示機器若し
くは映像記録機器に出力される内視鏡画像において、患
者データなどの情報表示の有無を選択できるようにした
内視鏡映像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分
野での内視鏡検査等に広く用いられるようになった。こ
の内視鏡には撮像素子を備えた電子内視鏡があり、この
電子内視鏡の場合には内視鏡映像処理装置に接続し、撮
像素子で撮像した信号に対し、映像信号を生成する処理
を行い、モニタ装置に映像信号を出力し、この映像信号
に対応する内視鏡画像を表示する。
【0003】図4は従来の内視鏡映像処理装置81の構
成を示す。図4において、内視鏡先端に配置された図示
しないCCDからの信号は映像信号処理回路82によ
り、内視鏡映像信号83が得られ、バッファ回路84を
経てスーパインポーズ回路85に入力される。
【0004】また、この内視鏡映像処理装置81内には
CPU86が設けられ、このCPU86が行う制御動作
のプログラムなどの情報が格納されたROM87、作業
エリアなどに使用されるRAM88、キャラクタ発生用
ROM89等とバス90で接続されている。
【0005】上記キャラクタ発生用ROM89から読み
出されたキャラクタはエンコーダ91を介して文字信号
Letter92となり、スーパインポーズ回路85に
入力されるようになっている。
【0006】また、このCPU86には図示しないカー
ドリーダや、キーボード、タッチパネル等より患者のデ
ータなどがデータ入力部93(パラレルIO/シリアル
IO等からの入力部)よりバス90を介して入力され
る。
【0007】また、表示選択入力部94より名前などの
情報の表示、非表示情報が入力され、その指示によっ
て、CPU86はキャラクタ発生用ROM89を制御
し、スーパーインポーズ回路85にどのようなデータを
重畳するかを決定する。
【0008】スーパーインポーズ回路85は、文字信号
Letter92の信号の有り無しにより文字用基準電
圧発生回路95の文字用基準電圧を用い、内視鏡映像信
号83に文字信号Letter92を重畳し、その映像
信号をバッファ回路96を介して映像出力端97A,9
7B,97Cに分配し、外部の装置に出力する。このよ
うに、従来技術においては、映像出力端97A,97
B,97Cから出力される映像信号が全てが同じとなっ
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、例え
ば、映像出力端97A,97B,97Cにそれぞれ観察
モニタ、写真撮影装置、ビデオプリンタを接続し、ユー
ザが写真を学会などで使用するために、患者に関するデ
ータをすべて消去したとすると、本来ならば、患者デー
タを消去したいのは、写真撮影装置のみであるのに対
し、観察モニタ、ビデオプリンタも同様に患者データが
消された映像を得ることになってしまっていた。
【0010】より具体的に説明すると、例えば学会など
に発表したい写真は、患者のプライバシ保護のため名前
などは削除して写真撮影するといった必要性のため、患
者データを削除した状態の映像信号を各映像装置に出力
する。その映像信号は全ての映像装置に共通であり、例
えば、観察画像においても、患者のデータが削除されて
しまった映像が表示され、実検査中に必要な情報が消え
た状況になってしまっている。
【0011】このため、上記の具体例では写真撮影装置
のみには内視鏡画像のみが表示されて、患者データは表
示されないのが望ましく、この場合に観察モニタなどで
は内視鏡画像と共に患者データも表示されることが望ま
しい。
【0012】この他に従来技術として、特公平3−78
633号公報に表示制御装置が開示されている。この従
来技術では、複数の表示装置に共通に使用されるリフレ
ッシュメモリに格納された表示データをキャラクタジェ
ネレータで画面表示に対応した表示データに変換して出
力する表示制御装置において、表示禁止ビット設定メモ
リを設け、このメモリに表示禁止ビットが設定されてい
るものに対応する表示データでは表示を禁止するように
して、複数の表示装置に表示される表示内容を異なるも
ので表示できるようにしている。
【0013】しかし、この従来技術では、文字の表示を
ある表示装置では全部表示し、他の表示装置ではその一
部のみを表示することを目的としたものであり、内視鏡
画像と文字情報との場合での選択的な表示にそのまま利
用できない。
【0014】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、映像出力端に接続される複数の映
像機器に対して内視鏡画像と文字情報との重畳表示内容
を異なるようにできる内視鏡映像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】撮像手段を備えた内視鏡
による検査に用いられる内視鏡映像処理装置において、
撮像手段の出力信号から該撮像手段で撮像した内視鏡画
像に対応する内視鏡映像信号を生成する映像信号処理手
段と、患者データ等の情報を入力する情報入力手段と、
前記内視鏡映像信号に重畳する情報を選択する選択手段
と、前記選択手段により選択された情報を前記内視鏡映
像信号にそれぞれ重畳して第1及び第2の映像信号を生
成する重畳手段と、前記第1及び第2の映像信号をそれ
ぞれ出力する第1及び第2の映像出力端と、を設けるこ
とにより、第1及び第2の映像出力端に接続される映像
機器に応じて選択手段で重畳する患者データ等の情報を
選択することにより第1及び第2の映像出力端から出力
される第1及び第2の映像信号に含まれる情報内容を変
更でき、従って接続された複数の映像機器に応じてその
映像機器に求められる映像表示に適した内視鏡画像と文
字情報の重畳表示内容にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の内視鏡映像処理装置を備えた内視鏡装置の構成を示
す。図1に示す内視鏡装置1では内視鏡映像処理装置2
はその入力端に内視鏡3が接続され、その複数の映像出
力端、例えば3つの映像出力端4A,4B,4Cには映
像装置として、例えば内視鏡画像を表示するための観察
モニタ5A,内視鏡画像を写真撮影するための写真撮影
装置5B,内視鏡画像のハードコピーを得るためのビデ
オプリンタ5Cがそれぞれ接続される。
【0017】内視鏡3は体腔内に挿入される細長の挿入
部6を有し、挿入部6の先端には対物レンズ7及びその
結像位置に配置した撮像素子、具体的には例えば電荷結
合素子(CCDと略記)8が設けてある。そして、図示
しない光源装置から供給された照明光をライトガイド9
で伝送してその先端面から出射し、体腔内の患部等の被
写体を照明する。
【0018】照明された被写体は対物レンズ7によりC
CD8に結像され、光電変換される。そして、内視鏡映
像処理装置2内のCCDドライバ11からの駆動信号の
印加により、読み出され、内視鏡映像処理装置2内の映
像信号処理回路12に入力され、映像信号生成の信号処
理が行われ、内視鏡画像に対応した内視鏡映像信号(例
えば複合映像信号)13が生成され、この内視鏡映像信
号13はバッファ回路14を介して3つのスーパインポ
ーズ回路15A,15B,15Cに入力される。
【0019】スーパインポーズ回路15A,15B,1
5Cを経た信号はそれぞれバッファ回路16A,16
B,16Cを経て映像信号17A,17B,17Cとな
り、映像出力端4A,4B,4Cからそれぞれ出力され
る。
【0020】また、この内視鏡映像処理装置2内にはC
PU21が設けられ、このCPU21が行う制御動作の
プログラムなどの情報が格納されたROM22、作業エ
リアなどに使用されるRAM23、キャラクタ発生用R
OM24A,24B,24Cとバス25で接続されてい
る。
【0021】また、キャラクタ発生用ROM24A,2
4B,24Cの出力端にはそれぞれエンコーダ26A,
26B,26Cが接続され、各キャラクタ発生用ROM
24A,24B,24Cから読み出されたキャラクタ情
報がエンコードされて文字信号Letter27A,2
7B,27Cとなり、それぞれスーパインポーズ回路1
5A,15B,15Cに入力される 。
【0022】また、スーパインポーズ回路15A,15
B,15Cには文字用基準電圧発生回路28からの文字
用基準電圧が印加され、文字信号Letter27A,
27B,27Cの有無によりこの文字用基準電圧が使用
される。
【0023】また、このCPU21には図示しないカー
ドリーダや、キーボード、タッチパネル等より患者デー
タなどがデータ入力部29(パラレルIO/シリアルI
O等の入力部)よりバス25を介して入力される。
【0024】また、表示選択入力部30からの表示選択
指示の情報が入力され、その指示によって、CPU21
はデータ入力部29によるデータをキャラクタ発生回路
24I(I=A,B,C)及びこのキャラクタ発生回路
24Iに接続されたエンコーダ26Iを介してスーパイ
ンポーズ回路15Iに出力する。
【0025】このように構成された第1の実施の形態の
作用を以下に説明する。例えば、図1に示すように映像
出力端4A、4B、4Cにそれぞれ観察モニタ5A、写
真撮影装置5B、ビデオプリンタ5Cを接続し、ユーザ
が観察モニタ5Aには全ての患者等のデータを表示した
い場合は、データ入力部29から入力された全ての患者
情報の表示を選択するように表示選択入力部30から表
示選択の入力を行う。
【0026】するとCPU21は観察モニタ5Aが接続
された映像出力端4Aに映像信号17Aを(バッファ回
路16Aを介して)出力するスーパインポーズ回路15
Aにエンコーダ26Aを介して接続されたキャラクタ発
生用ROM24Aからのキャラクタデータを上記表示選
択の指示に応じて制御し、エンコーダ26Aによって符
号化して表示したい部分のタイミングで文字信号Let
ter27Aを発生させ、スーパインポーズ回路15A
を制御し、文字用基準電圧よりの文字が内視鏡映像信号
13に重畳されて映像信号17Aとなり、映像出力端4
Aから観察モニタ5Aに出力される。
【0027】また、写真撮影装置5Bには患者の名前だ
けを削除して写真撮影したい場合には、データ入力部2
9から入力された患者データにおける名前部分を除く患
者情報の表示を選択するように表示選択入力部30から
表示選択の入力を行う。
【0028】すると、これに対応した処理をCPU21
は行い、患者の名前部分が無い文字信号Letter2
7Bを発生して、スーパインポーズ回路15Bを介し
て、内視鏡映像信号13に重畳されて映像信号17Bと
なり、映像出力端4Bから写真撮影装置5Bに出力され
る。
【0029】映像出力端4Cに接続されたビデオプリン
タ5C対しても表示選択入力部30での表示選択に対応
した映像信号17Cが同様に出力できる。
【0030】このような作用をするので、映像出力端4
A,4B,4Cにそれぞれ接続された映像機器に対し、
各映像機器個別的にユーザが望むように患者情報を全て
表示させたり、患者情報の名前部分のみを削除した患者
情報の表示等一部の患者情報のみを内視鏡画像に重畳し
て表示させたり、患者情報を全く表示させないで内視鏡
画像のみを表示させること等ができる。
【0031】具体的には例えば観察モニタ5A、ビデオ
プリンタ5Cには、すべての患者情報を表示し、かつ、
写真撮影装置5Bには、患者の名前を削除した映像を得
ることもできる。つまり、複数の映像出力端にそれぞれ
接続される映像機器に望まれる映像表示に応じた映像信
号をそれぞれ出力できる。
【0032】(第2の実施の形態)次に図2を参照して
本発明の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形
態では複数の映像出力端4A,4B,4Cからそれぞれ
出力される映像信号17A,17B,17Cは、内視鏡
映像信号13に患者情報の重畳を個別に選択できるよう
にしたものであるのに対し、本実施の形態では複数の映
像出力端をグループ分けして、グループ毎に患者情報の
重畳を選択できるようにしたものである。図2に示す内
視鏡装置1′は、図1の内視鏡装置1において、内視鏡
映像処理装置2と一部が異なる構成の内視鏡映像処理装
置2′を備えている。
【0033】この内視鏡映像処理装置2′は図2におい
て、バス25には2つのキャラクタ発生用ROM24
A,24Bが接続され、各キャラクタ発生用ROM24
A,24Bの出力端にはそれぞれエンコーダ26A,2
6Bが接続され、各キャラクタ発生用ROM24A,2
4Bから読み出されたキャラクタ情報がエンコードされ
て文字信号Letter27A,27Bとなり、それぞ
れスーパインポーズ回路15A,15Bに入力される。
【0034】また、スーパインポーズ回路15A,15
Bには文字用基準電圧発生回路28からの文字用基準電
圧が印加され、文字信号Letter27A,27Bの
有無によりこの文字用基準電圧が使用される。
【0035】また、スーパインポーズ回路15A,15
Bにはそれぞれバッファ16A,16Bを介して映像信
号17A,17Bとなり、映像信号17A,17Bはグ
ループ化された複数の映像出力端、図2の具体例では映
像信号17Aは単一の映像出力端4Aから出力され、映
像信号17Bは2つの映像出力端4B,4Cから出力さ
れるようになっている。
【0036】また、図2の具体例では映像出力端4Aに
は観察モニタ5Aが接続され、映像出力端4B,4Cに
はそれぞれ写真撮影装置5Bとビデオプリンタ5Cが接
続されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様
の構成である。
【0037】次に本実施の形態の作用を説明する。例え
ば、第1グルーブの映像出力端4Aには観察モニタ5
A、第2グルーブの映像出力端4B、4Cには、写真撮
影装置5B、ビデオプリンタ5Cといった接続にしてお
けば、第1グループの観察系と第2グループの記憶系と
で異なった映像表示内容にできる。
【0038】第1の実施の形態では映像出力端個々に異
なる映像信号が得られるのに対し、本実施の形態ではグ
ループ毎に異なる映像信号が得られるという差異がある
のみであり、その他は同様の作用となる。
【0039】なお、図2では第1グループに属する映像
出力端は1つで、第2グループに属する映像出力端は2
つの場合で示したが、勿論これに限定されるものでな
い。なお、図2の構成において、プログラム的にスーパ
インポーズ回路15A,15Bを、同じように制御し
て、グループ化することも可能である。
【0040】(第3の実施の形態)次に図3を参照して
本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態は
第1の実施の形態において、映像出力端の前に映像スイ
ッチを設けて各映像出力端から出力される映像信号を選
択できるようにしたものである。
【0041】図3にその一部を示す第3の実施の形態の
内視鏡映像処理装置2″は図1において、バッファ回路
16A,16B,16Cの出力端に図3に示すように接
点a,b,cを設けた例えば4つの映像スイッチ51
A,51B,51C,51Dを設けている。
【0042】また、バス25に接続され、CPU21に
より制御されるエンコーダ52の出力で映像スイッチ5
1A,51B,51C,51Dにおける共通接点と導通
する接点を選択制御できるようにしている。
【0043】また、映像スイッチ51A,51B,51
C,51Dの共通接点に接続された映像出力端4A,4
B,4C,4Dには例えば観察モニタ5A,写真撮影装
置5B、ビデオプリンタ5C、デジタルファイリング装
置5Dが接続されるようになっている。
【0044】その他の構成は図1と同様である。
【0045】次に図1及び図3を参照して本実施の形態
の作用を説明する。仮に図3に示すように、それぞれの
映像スイッチ回路51A、51B、51C、51Dにそ
れぞれ接続された映像出力端4A、4B、4C、4D
に、観察モニタ5A、写真撮影装置5B、ビデオプリン
タ5C、デジタルファイリング装置5Dが接続されてい
るとする。
【0046】また、表示選択入力部30での入力操作に
より3つの文字信号Letter27A、27B、27
Cをまず決定する。第1の実施の形態では、表示選択入
力部30での表示選択の入力操作により3つの文字信号
Letter27A、27B、27Cを(映像出力端に
接続される映像機器に応じて個別的に自由に)設定した
が、本実施の形態ではできるだけ異なるように設定した
方が選択の幅を広くできる。
【0047】ここでは、例えば映像信号17Aは患者情
報を表示した映像信号、映像信号17Bは患者情報にお
ける患者の名前のみを削除したもの、映像信号17Cは
患者情報を全く含まない内視鏡画像の映像信号成分のみ
のものとなるように3つの文字信号Letter27
A、27B、27Cが決定されたとする。
【0048】そして、表示選択入力部30から、表示選
択の指示入力を行うと、CPU21はその指示に応じて
エンコーダ52を制御し、それぞれの映像スイッチ回路
51A、51B、51C、51Dを制御し、それぞれの
映像機器に入力される映像信号を制御する。
【0049】図3の具体例では、観察モニタ5A、デジ
タルファイリング装置5Dには、すべての情報を表示し
た映像信号を、写真撮影装置5Bには、患者の名前を削
除した映像信号を、ビデオプリンタ5Cには、すべての
情報を削除した映像信号(この場合には内視鏡映像信
号)を入力することとなる。
【0050】本実施の形態は第1の実施の形態と類似し
た効果を有する。第1の実施の形態と比較して、時間的
に表示内容を変更する等の操作が簡単にできる。また、
同じ映像出力端に接続したまま、その表示内容を接続を
変えることなく、簡単に行うことができる。なお、上述
した各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成され
る実施の形態等も本発明に属する。
【0051】[付記] 1.撮像手段を備えた内視鏡を用いた検査に用いられる
内視鏡映像処理装置において、少なくとも2つの映像出
力端子と、撮像手段の出力信号から該撮像手段で撮像し
た内視鏡画像に対応する内視鏡映像信号を生成する映像
信号処理手段と、患者データ等の情報を入力する情報入
力手段と、前記映像出力端子に対し個別若しくはグルー
プ毎に患者データ等の情報の表示の有無を選択する表示
選択手段と、前記患者データ等の情報を前記内視鏡映像
信号に前記選択手段に従って選択的に重畳する重畳手段
とを設け、それぞれの映像信号を前記映像出力端に出力
することを特徴とする内視鏡映像処理装置。
【0052】2.患者データ等の情報として、名前、検
査日、性別、年齢、生年月日、コメント等のデータの任
意の組み合わせで表示、非表示の選択を可能とすること
を特徴とする付記1に記載の内視鏡映像処理装置。(付
記2の目的)内視鏡映像処理装置に接続された映像機器
に表示すべき情報を詳細に設定することにより各映像機
器に所望とする映像信号を供給することを目的とする。
(付記2の作用)情報の有り無しを接続されている映像
機器毎に詳細に設定できる。
【0053】3.撮像手段を備えた内視鏡による検査に
用いられる内視鏡映像処理装置において、撮像手段の出
力信号から該撮像手段で撮像した内視鏡画像に対応する
内視鏡映像信号を生成する映像信号処理手段と、患者デ
ータ等の情報を入力する情報入力手段と、前記内視鏡映
像信号に重畳する情報を選択する選択手段と、前記選択
手段により選択された少なくとも2種類の情報を前記内
視鏡映像信号にそれぞれ重畳して第1及び第2の映像信
号を生成する重畳手段と、前記第1及び第2の映像信号
をそれぞれ出力する第1及び第2の映像出力端と、を具
備したことを特徴とする内視鏡映像処理装置。
【0054】4.前記第1及び第2の映像出力端は第1
及び第2のグループにそれぞれグループ分けされ、各グ
ループに属する第1或いは第2の映像出力端はそれぞれ
同じ第1或いは第2の映像信号を出力する付記3に記載
の内視鏡映像処理装置。 5.さらに前記第1及び第2の映像信号から選択した映
像信号を前記第1及び第2の映像出力端に導く第2の選
択手段を有する付記3に記載の内視鏡映像処理装置。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像手段を備えた内視鏡による検査に用いられる内視鏡映
像処理装置において、撮像手段の出力信号から該撮像手
段で撮像した内視鏡画像に対応する内視鏡映像信号を生
成する映像信号処理手段と、患者データ等の情報を入力
する情報入力手段と、前記内視鏡映像信号に重畳する情
報を選択する選択手段と、前記選択手段により選択され
た情報を前記内視鏡映像信号にそれぞれ重畳して第1及
び第2の映像信号を生成する重畳手段と、前記第1及び
第2の映像信号をそれぞれ出力する第1及び第2の映像
出力端と、を設けているので、第1及び第2の映像出力
端に接続される映像機器に応じて選択手段で重畳する患
者データ等の情報を選択することにより第1及び第2の
映像出力端から出力される第1及び第2の映像信号に含
まれる情報内容を変更でき、従って接続された複数の映
像機器に応じてその映像機器に求められる映像表示に適
した内視鏡画像と文字情報の重畳表示内容にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡映像処理装
置を備えた内視鏡装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の内視鏡映像処理装
置を備えた内視鏡装置の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の内視鏡映像処理装
置における主要部の構成を示すブロック図。
【図4】従来例の内視鏡映像処理装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡映像処理装置 3…内視鏡 4A,4B,4C…映像出力端 5A…観察モニタ 5B…写真撮影装置 5C…ビデオプリンタ 6…挿入部 8…CCD 12…映像信号処理回路 13…内視鏡映像信号 14…バッファ回路 15A,15B,15C…スーパインポーズ回路 17A,17B,17C…映像信号 21…CPU 24A,24B,24C…キャラクタ発生用ROM 26A,26B,26C…エンコーダ 28…文字用基準電圧発生回路 29…データ入力部 30…表示選択入力部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】図3の具体例では、観察モニタ5A、デジ
タルファイリング装置5Dには、すべての情報を表示し
た映像信号を、写真撮影装置5Bには、患者の名前を削
除した映像信号を、ビデオプリンタ5Cには、すべての
情報を削除した映像信号(この場合には内視鏡映像信号
のみ)を入力することとなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
フロントページの続き (72)発明者 鳥山 誠記 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小野 哲哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 牛房 浩行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段を備えた内視鏡による検査に用
    いられる内視鏡映像処理装置において、 撮像手段の出力信号から該撮像手段で撮像した内視鏡画
    像に対応する内視鏡映像信号を生成する映像信号処理手
    段と、 患者データ等の情報を入力する情報入力手段と、 前記内視鏡映像信号に重畳する情報を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択された情報を前記内視鏡映像信
    号にそれぞれ重畳して第1及び第2の映像信号を生成す
    る重畳手段と、 前記第1及び第2の映像信号をそれぞれ出力する第1及
    び第2の映像出力端と、 を具備したことを特徴とする内視鏡映像処理装置。
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