JP3333071B2 - 内視鏡用ビデオプロセッサおよび内視鏡用画像処理方法 - Google Patents

内視鏡用ビデオプロセッサおよび内視鏡用画像処理方法

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JP3333071B2
JP3333071B2 JP21762395A JP21762395A JP3333071B2 JP 3333071 B2 JP3333071 B2 JP 3333071B2 JP 21762395 A JP21762395 A JP 21762395A JP 21762395 A JP21762395 A JP 21762395A JP 3333071 B2 JP3333071 B2 JP 3333071B2
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睦巳 大島
康之 金子
俊明 錦織
晶 大澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡画像をモニ
タの表示画面に表示する内視鏡用ビデオプロセッサに関
する。
【0002】
【従来技術】従来の内視鏡装置は、図3(a)に示すよう
に内視鏡で得られた内視鏡画像29aと、患者に関する
患者データ29cを1つのモニタの表示画面に表示して
いる。また、従来の内視鏡装置では、図4(a)に示すよ
うに内視鏡画像29aに関するコメントをその内視鏡画
像の表示されている外の領域に入力することができるよ
うになっているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば図4
(a)に示すように、コメントが内視鏡画像の表示の外に
表示されていると、内視鏡画像の特定部位にコメントを
付けたい時、特定部位に指示枠を表示しないとコメント
に対する特定部位が分かりにくい等の問題点がある。
【0004】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、コメントに対応する内視鏡画像の特定部位が分
かり易い内視鏡用ビデオプロセッサを提供することを目
的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】 本発明による第1の内
視鏡用ビデオプロセッサは、内視鏡画像を含む映像信号
をモニタの表示画面に表示する内視鏡用ビデオプロセッ
サにおいて、操作することにより座標データの入力が可
能な座標入力手段と、前記座標入力手段からの座標デー
タの入力を検知することにより、前記モニタの表示画面
に表示される内視鏡画像の中の少なくとも患部の特定部
位を囲むための指示枠とこの指示枠に関連する前記内
視鏡画像の中の位置に前記特定部位に関連する文字デー
タの入力位置を示す指標とを、前記内視鏡画像と共に
させる画像プロセス部と、前記特定部位に関連する文
字データの入力が可能な文字データ入力手段と、前記文
字データの入力位置を示す指標の位置に基いて前記文字
データ入力手段から入力された文字データを表示させる
制御部と、を具備したことを特徴とする。本発明による
第2の内視鏡用ビデオプロセッサは、前記制御部は、更
に、前記座標入力手段から入力される座標データに基い
て、前記画像プロセス部によって表示される前記指示枠
と前記文字データを移動させることを特徴とする。本発
明による内視鏡用画像処理方法は、内視鏡画像を含む映
像信号をモニタの表示画面に表示する内視鏡用画像処理
方法において、操作することにより座標データの入力を
行う座標入力工程と、前記座標入力工程で発生した座標
データの入力を検知し、この座標データの検知に基いて
前記モニタの表示画面に表示される内視鏡画像の中の
なくとも患部の特定部位を囲むための指示枠とこの指
示枠に関連する前記内視鏡画像の中の位置に前記特定部
位に関連する文字データの入力位置を示す指標とを、前
記内視鏡画像と共に表示させる画像プロセス工程と、前
記特定部位に関連する文字データの入力を行う文字デー
タ入力工程と、前記文字データの入力位置を示す指標の
位置に基いて前記文字データ入力工程で入力された文字
データを表示させる制御工程と、を有することを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。図1ないし図5は本発明
の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を
備えた全体構成を示し、図2は親スコープ側の装置の構
成を示し、図3はモニタへの表示例を示し、図4及び図
5は親側スコープのみ使用した場合におけるモニタへの
表示例を示す。
【0007】図1に示すように第1の実施の形態を備え
た電子内視鏡装置1は、親スコープとしての電子スコー
プ2aと、この電子スコープ2aのチャンネル内に挿通
される子スコープとしてのファイバスコープ2b及びこ
のファイバスコープ2bに装着されたTVカメラ3と、
これらスコープ2a,2bにそれぞれ照明光を供給する
第1の光源4a及び第2の光源4bと、親スコープ用及
び子スコープ用ビデオプロセッサ5a及び5bと、親ス
コープ用ビデオプロセッサ5aと接続されたモニタ6と
から構成される。
【0008】図2は親スコープ側の電子内視鏡装置部分
の具体的構成を示す。この図2において、電子スコープ
2aは細長の挿入部8aを有し、この挿入部8aの後端
には操作部9aが設けられ、この操作部9aの側部から
ユニバーサルケーブル11aが延出され、このケーブル
11aの先端に取付けたコネクタ12aを光源4aに接
続することができる。このコネクタ12aの側部から信
号ケーブル13aが延出され、この信号ケーブル13a
の先端に取付けたコネクタ14aを親スコープ用ビデオ
プロセッサ5aに接続することができる。
【0009】上記挿入部8a内等には、ライトガイド1
5aが挿通され、コネクタ12aを光源4aに接続する
ことにより、ランプ16aの照明光がレンズ17aによ
り平行光束にされ、モータ18aで回転駆動される回転
フィルタ19aを経て、R,G,Bの面順次光にされ、
さらにレンズ21aにより集光されてライトガイド15
aに供給される。このライトガイド15aにより伝送さ
れ、先端部側の端面から前方に出射され、生体22内の
患部等を照明する。照明された患部等の被写体は、先端
部に取付けた対物レンズ23aにより、その焦点面に配
設したCCD24aに結像され、このCCD24aによ
り光電変換される。
【0010】このCCD24aは、ビデオプロセッサ5
a内の画像プロセス部25より、信号読出し用のドライ
ブ信号を受け、光電変換した電気信号を画像プロセス部
25に出力する。この画像プロセス部25では、送られ
てきた電気信号を映像信号に変換し、画像メモリ26に
一時書込んだり、スルーで出力する。この画像メモリ2
6の出力は、混合器27を経てモニタ6に出力される。
【0011】この混合器27は外部入力端子28から入
力される子スコープ用ビデオプロセッサ5bからの映像
信号と画像メモリ26から出力される映像信号とを混合
してモニタ6に出力し、図3(b)又は図3(c)に示すよう
に2つの内視鏡画像29a,29bを同時に表示する。
【0012】ここで内視鏡画像29aは電子スコープ2
aによるもので、他方の内視鏡画像29bは子スコープ
の画像である。従って、電子スコープ2aのみの場合に
は、図3(a)に示すように1つの画像29aのみが表示
される。この画像29aの左側(図3(c)では上側)に
は患者データ29cが表示される。通常は、図3(b)の
ように表示されるが、切換手段(図示せず)を設けるこ
とにより、術者の必要に応じて図3(c)のように親スコ
ープ画像29aと子スコープ画像29bとを切換えて拡
大観察できるようにしてある。
【0013】上記患者データ29cは、キーボード31
によって行うことができ、このキーボード31によって
入力されたデータはキーボードI/F32を介して、こ
のビデオプロセッサ5aの設定とか処理を司るCPU3
3に送られ、画像プロセス部25にて患者データが映像
信号に重畳される。画像メモリ部26は、画像プロセス
部25からの映像信号をCPU33からの制御信号に応
じて、そのまま通過させるか、一時保持して静止画とし
て繰返し出力するようになっており、この画像メモリ部
26の出力は混合器27を経てモニタ6に出力される。
【0014】更に、上記キーボード31には文字データ
とは別に特殊コードを送るファンクションキー34と、
回動するボールにより座標データを送るトラックボール
35が設けられている。この特殊コードや座標データも
キーボードI/F32を介してCPU33に送られてい
る。
【0015】CPU33では座標データが保持している
データから更新された時、すなわち使用者によってトラ
ックボール35が動かされると、図4(a)の内視鏡画像
29aに図4(b)に示したような指示枠36とカーソル
37を表示するように画像プロセス部25を制御する。
指示枠36はトラックボール35に連動して移動するの
で、使用者は図4(c)に示したように病変部38を囲む
位置に指示枠36を移動する。移動後、例えば図4(d)
に示したようなコメントをキーボード31から入力でき
る。又、前記指示枠36は図5(a)〜(c)に示したよう
に病変部38の大きさに応じて、ファンクションキー3
4により大きさが変更できる。尚、指示枠36は、ファ
ンクションキー34の操作により、拡大、縮小できる。
【0016】図4又は図5に示すような方法により、使
用者は記録した画像にて病変部38をわかりやすくする
等の理由で内視鏡画像の特定部位を枠で囲ってコメント
を付けたい時、従来のように*印等のキャラクタを1文
字ずつ入力していって枠を作成し、コメントを入力した
い位置までカーソルを移動し、コメントを入力しなくて
もトラックボールのような座標入力手段に応じて適切な
大きさの枠が作成できるので、使用者はコメントを迅速
に作成できるし、検査時間が短縮できるので患者が苦痛
を受ける時間も短縮できる。
【0017】更に記録した画像には病変部がわかりやす
くコメントされているので、患者の状態を把握しやすい
という使用者にとっても、患者にとっても大きな利点が
ある。
【0018】ところで、上記電子スコープ2aのチャン
ネル39内には、子スコープとしてのファイバスコープ
2bの挿入部8bを通すことができ、このファイバスコ
ープ2bの操作部9bから延出されたライトガイドケー
ブル11bはその先端にコネクタ12bが設けてあり、
光源4bに着脱自在で接続できる。この光源4bの構成
は他方の光源4aと同一構成である。
【0019】又、ファイバスコープ2bの接眼部に装着
されたTVカメラ3内には、CCDが内蔵され、ファイ
バスコープ2bによる光学像を光電変換する。このTV
カメラ3から延出されたケーブル13bは子スコープ用
ビデオプロセッサ5bに接続される。この子スコープ用
ビデオプロセッサ5bにて、映像信号にされ、ケーブル
40を介して親スコープ用ビデオプロセッサ5aの外部
入力端28に入力され、混合器27で混合され、モニタ
6には図3(b)又は図3(c)のように表示されるように
なっている。
【0020】この第1の実施の形態によれば、両スコー
プ2a,2bによる内視鏡画像を同一モニタ6上に同時
に表示できるので、狭い設置場所でも使用できる等の利
点がある。 又、同一モニタ上に表示できるので、対比
等もし易いという利点もある。次に第1の実施の形態の
変形例の主要部を図6に示す。
【0021】この変形例では、親スコープ側の電子内視
鏡装置の構成が図2に示すものと異なる。この変形例で
は、第1の実施の形態においては図示しなかった光源や
ビデオプロセッサの設定値(光量、色調、AGC、エン
ハンス量等)を入力していた操作パネルの代わりに図6
に示したような集中操作パネル41を持っている。
【0022】集中操作パネル41は液晶等の表示素子4
2とタッチパネルスイッチ43を組み合わせて構成され
ており、機器制御コンピュータ44と接続されている。
機器制御コンピュータ44では前記表示素子42に、光
源4aやビデオプロセッサ5aの操作画面や図7に示し
たようなキーボード操作画面41Aを表示する。
【0023】更に、タッチパネルスイッチ43によって
入力された各機器の設定値を光源4aの場合は通信I/
F45を介してCPU46に送り、ビデオプロセッサ5
aの場合には通信I/F47を介してCPU33に送る
ことにより、各機器の設定値を使用者の任意の値にでき
る。図7において指示枠操作部48のスイッチを触れる
と第1の実施の形態と同様に指示枠36が表示されるの
で、キーボード操作部49からコメントすれば良い。す
なわち、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0024】又、指示枠の個数は図8(a)に示した第1
の指示枠50、第2の指示枠51というように複数個あ
っても良い。更に図8(b)に示したように指示枠の大き
さを左上点52と右下点53により任意の大きさに可変
しても良い。これらによってさらに使い易くなることは
明らかである。本実施の形態特有の効果としては、キー
ボード操作部がソフトウェアによるスイッチなのでスイ
ッチのデザインが使用者の使い勝ってに合わせて簡単に
変更できることにある。
【0025】図9は本発明の第2の実施の形態を備えた
電子内視鏡装置61を示す。この電子内視鏡61は、親
スコープ62aと子スコープ62b及びこの子スコープ
62bの接眼部に装着されたTVカメラヘッド63と、
親スコープ62a及び子スコープ62bにそれぞれ照明
光を供給する光源64a,64bと、信号処理を行うビ
デオプロセッサ65と、映像信号を表示するモニタ66
とから構成される。
【0026】上記親スコープ62a及び子スコープ内に
それぞれ挿通されたライトガイド67a及び67bに
は、それぞれ光源64a,64bから照明光が供給され
る。例えば光源64aでは、ランプ68aの白色光がレ
ンズ69aで集光されて、ライトガイド67aの入射端
に照明光を供給する。(光源64b側ではaの代りにb
を付けてその説明を省略する。)親スコープ62のチャ
ンネル70内には子スコープ62bを挿通できる。
【0027】上記親スコープ62aの先端部には、対物
レンズ71aの焦点面にCCD72aが配設され、この
CCD72aで光電変換された画像信号はビデオプロセ
ッサ65内の入力切換回路73に入力される。又、子ス
コープ62bに装着されたTVカメラヘッド63内のC
CD72bからの画像信号は、ビデオプロセッサ65の
外部入力端子74から入力切換回路73に入力される。
入力切換回路73の出力は、画像プロセス部75に入力
され、映像信号に変換され、サブスクリーン合成回路7
6により2つの画像が合成され、モニタ66には同一画
面内に2つの画像が(例えば図3(b)または図3(c)のよ
うに)同時に表示されるようになっている。
【0028】この第2の実施の形態によれば、ビデオプ
ロセッサ65が1台で済み、親スコープ62aを用いた
電子内視鏡装置の小型化を実現できる。図10は写真撮
影する手段を有する内視鏡ビデオシステム81を示す。
【0029】図10において、内視鏡ビデオシステム8
1は、CCD82を内蔵したビデオスコープ83と照明
手段である光源装置89とCCD82に信号読みだし用
のドライブ信号を印加できると共に、読みだした信号に
対する映像信号処理を行って、例えばRGB信号(コン
ポーネント信号)に変換し、モニタ84及びモニタ画像
撮影装置85に映像信号を出力できる。前記モニタ画像
撮影装置85にはカメラアダプタ86を介してスチルカ
メラ87を装着してある。
【0030】モニタ画像撮影装置85による写真は、ビ
デオプロセッサ88に設けられている色調調整手段を用
いたりすることにより、使用者の好みに応じた任意の色
調の写真を得ることができる。
【0031】図11は、図10に示したシステム81の
内、ビデオプロセッサ88とモニタ画像撮影装置85の
構成とその接続を示した図である。図11において、ビ
デオプロセッサ88にはCCD82に駆動クロックを印
加し、CCD82から送出される電気信号を映像信号に
変換するビデオプロセス回路91がある。
【0032】患者のデータ(氏名、性別等)等の入力は
キーボード92によって行われ、キーボード92の操作
による入力データはこのインターフェースであるキーボ
ード制御回路93を介して、ビデオプロセッサ88の設
定や処理を司るCPU94に入力され、前記ビデオプロ
セス回路91にて映像信号に重畳される。
【0033】ユーザーがビデオプロセッサ88の設定値
(色調、輪郭強調量等)を変更したいときは操作パネル
95を操作することによって、設定値は操作パネル95
のインターフェースであるパネル制御回路96を介しC
PU94に導かれ、設定値の変更に応じてビデオプロセ
ス回路91を駆動させることにより、所望とする内視鏡
画像が得られるようにする。
【0034】ビデオメモリ部97は入力される映像信号
をCPU94からの制御信号に応じてそのまま通過させ
るか、一時保持して静止画として繰り返し出力するよう
になっており、ビデオメモリ部97の出力の映像信号は
テレビモニタ84とモニタ画像撮影装置85に送出され
る。また、ビデオスコープ83に設けられたレリーズS
W98が操作されたことをCPU94が検出すると、撮
影データ送信回路99を介してレリーズ信号をモニタ画
像撮影装置85内の撮影データ受信回路100に送信す
る。
【0035】一方、モニタ画像撮影装置85に於て、映
像信号はビデオプロセッサ88から映像回路101にて
色調等が調整されCRT102に入力されている。更に
測光レンズ103によりCRT102の輝度が常時フォ
トダイオード105に導かれていて、フォトダイオード
105は受光した輝度に応じた出力(以降、輝度情報と
称する)を測光制御部106を介してCPU107に入
力している。CPU107では前記ビデオプロセッサ8
8からのレリーズ信号を撮影データ受信回路100を介
して受信すると前記輝度情報に応じたタイミングにてシ
ャッタ制御回路108を動作させる。シャッタ制御部1
08これを受けてシャッタ109を動作させる。
【0036】シャッタ109が開くと、撮影レンズ11
0を介してCRT102の内視鏡像がフィルム111に
結像され、写真撮影される。このシステム81では、ユ
ーザが操作パネル95によって選択したビデオプロセッ
サ88の設定値(色調、輪郭強調等)に応じてCPU9
4はビデオプロセス回路91を動作させることにより所
望する内視鏡画像が得られる。それと同時に前記ビデオ
プロセッサ88の設定値(以降、ビデオプロセッサデー
タと称する)は撮影データ送信装置99からモニタ画像
撮影装置85に送信される。
【0037】モニタ画像撮影装置85側では、ユーザが
操作パネル112によって選択した露光補正量等のモニ
タ画像撮影装置85の設定値(以降、モニタ画像撮影装
置データと称する)はパネル制御回路113を介してC
PU107に入力する。CPU107ではシャッタ制御
回路108や映像回路101等を制御すると共に、撮影
データ受信回路100を介してCPU107に入力され
た前記ビデオプロセッサデータとモニタ画像撮影装置デ
ータの両方を撮影データ表示部115に入力する。
【0038】撮影データ表示部115は図12に示すよ
うにCRT102の表示面の例えば下側にLEDとか液
晶などの表示素子で構成され、モニタ撮影装置データと
しては、RGB、NTSC等の入力信号、AUTO、M
ANUAL等の露出制御方式、+1〜+3等の露出補正
値を表示し、ビデオプロセッサデータとしては、R+
1、B−1等の色調設定値を表示する。そして、CRT
102の表示内容と撮影データ表示部115の表示内容
とをスチルカメラ87の撮影レンズ110を介してフィ
ルム111に写し込めるようにしてある。
【0039】尚、CRT102のモニタ輝度をフォトダ
イオード105で検知し、モニタ輝度が暗い場合にはブ
ザー116等により告知することで、真黒な写真を撮っ
てしまうようなミスを防ぐことができる。図11の構成
では、CRT102の表示面の下側にモニタ撮影装置デ
ータを表示したが、図13に示す構成にして、CRT1
02の表示面に表示するようにしても良い。
【0040】つまり、図13に示すようにモニタ画像撮
影装置85の設定値を撮影データ送信回路121によっ
てビデオプロセッサ88に送信し、ビデオプロセッサ8
8側ではこれを撮影データ受信回路122を介してCP
U94に入力する。CPU94ではモニタ画像撮影装置
データとビデオプロセッサデータの両方をビデオプロセ
ス回路91に入力し、ビデオプロセス回路91にて映像
信号に重畳される。この映像信号はビデオメモリ部97
を介してモニタ画像撮影装置85とテレビモニタ84に
出力される。
【0041】従って、このシステムでは、図11又は図
12に示す撮影データ表示部115は設けられてなく、
図14に示すようにCRT102の表示面の一部でその
機能を兼ねる領域が設けられている。例えば、CRT1
02の表示面内で下隅近くの部分に、入力信号等のモニ
タ撮影装置データと、ビデオプロセッサデータとが表示
されるようになる。レリーズ操作に対しては、図11に
示すものと同様に、ビデオプロセッサ88からモニタ画
像撮影装置85側にレリーズ信号が伝送され、CPU1
07を介してシャッタ109が動作する。
【0042】このシステムでは、前のシステムと異な
り、撮影条件のデータはCRT102の管面上からはみ
出さないのでフィルム111上の大きさをぎりぎりまで
大きくできる。更に、データの表示部というハードウェ
アを設けなくてもデータを内視鏡画像に重畳させるとい
うソフトウェアで対応が可能となっているため構造が簡
単になり、前述のシステムと同様の効果を得ている。
【0043】また、上述のシステムに加えて、図10の
光源装置89の設定値(光量、絞り値等)を撮影データ
の条件に加えればより効果が高まるのは当然である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、内視
鏡画像の病変部等の特定部位を枠で囲ってコメントを付
けたい時、特定部位を指示枠で囲うように表示する手段
を設けているので、コメントに対応する特定部位を分か
り易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた全体構成を
示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態における親スコープ側の装置
の構成図。
【図3】第1の実施の形態におけるモニタでの表示例を
示す説明図。
【図4】図2の装置におけるモニタへの表示例を示す説
明図。
【図5】図2の装置におけるモニタへの表示例を示す説
明図。
【図6】第1の実施の形態の変形例における主要部を示
す構成図。
【図7】図6の装置におけるキーボード操作画面を示す
説明図。
【図8】モニタに複数の指示枠が表示されることを示す
説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態を備えた構成図。
【図10】モニタ撮影装置を備えた内視鏡システムの構
成図。
【図11】図10のシステムにおけるビデオプロセッサ
とモニタ撮影装置の構成図。
【図12】CRT及び撮影データ表示部の表示内容を示
す説明図。
【図13】図10に示す内視鏡システムの変形例におけ
る主要部を示す構成図。
【図14】CRTでの表示内容を示す説明図。
【符号の説明】
1……………電子内視鏡シテム 2a…………電子スコープ 2b…………ファイバスコープ 3……………TVカメラ 4a,4b…光源 5a,5b…ビデオプロセッサ 6……………モニタ 25…………画像プロセス部 29a………内視鏡画像 31…………キーボード 33…………CPU 35…………トラックボール 36…………指示枠 38…………病変部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 唐沢 勇 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 浜野 雅彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高見澤 一史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大島 睦巳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 金子 康之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 錦織 俊明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大澤 晶 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 合議体 審判長 谷川 洋 審判官 小松 正 審判官 橋本 恵一 (56)参考文献 特開 昭62−78986(JP,A) 特開 平1−136625(JP,A) 特開 平1−223927(JP,A) 特開 平2−246941(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡画像を含む映像信号をモニタの表
    示画面に表示する内視鏡用ビデオプロセッサにおいて、 操作することにより座標データの入力が可能な座標入力
    手段と、 前記座標入力手段からの座標データの入力を検知するこ
    とにより、前記モニタの表示画面に表示される内視鏡画
    像の中の少なくとも患部の特定部位を囲むための指示枠
    この指示枠に関連する前記内視鏡画像の中の位置に
    前記特定部位に関連する文字データの入力位置を示す指
    標とを、前記内視鏡画像と共に表示させる画像プロセス
    部と、 前記特定部位に関連する文字データの入力が可能な文字
    データ入力手段と、 前記文字データの入力位置を示す指標の位置に基いて前
    記文字データ入力手段から入力された文字データを表示
    させる制御部と、 を具備したことを特徴とする内視鏡用ビデオプロセッ
    サ。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、更に、前記座標入力手段
    から入力される座標データに基いて、前記画像プロセス
    部によって表示される前記指示枠と前記文字データを移
    動させることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用ビデ
    オプロセッサ。
  3. 【請求項3】 内視鏡画像を含む映像信号をモニタの表
    示画面に表示する内視鏡用画像処理方法において、 操作することにより座標データの入力を行う座標入力工
    程と、 前記座標入力工程で発生した座標データの入力を検知
    し、この座標データの検知に基いて前記モニタの表示画
    面に表示される内視鏡画像の中の少なくとも患部の特定
    部位を囲むための指示枠とこの指示枠に関連する前記
    内視鏡画像の中の位置に前記特定部位に関連する文字デ
    ータの入力位置を示す指標とを、前記内視鏡画像と共に
    表示させる画像プロセス工程と、 前記特定部位に関連する文字データの入力を行う文字デ
    ータ入力工程と、 前記文字データの入力位置を示す指標の位置に基いて前
    記文字データ入力工程で入力された文字データを表示
    せる制御工程と、 を有することを特徴とする内視鏡用画像処理方法。
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